JPH0614256B2 - 天気予報表示方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、天気予報の表示方法に関する。

〔従来の技術〕

駅や街角に設置してある電光表示板などによる天気予報
の表示方法として、従来、予想天気が一目ですぐにわか
るように、「晴れ」は太陽、「曇り」は雲、「雨」は雨
傘のように絵にして表示するものがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

かかる表示方法では、とくに予想天気が「雨」の場合、
降水確率が同時に表示されないため、天気予報の表示方
法として十分なものとはいえない。降水確率の表示を行
うものもあるが、「雨傘」のマークとは別に表示するも
のであるため、駅構内や道路など歩行しながら、あるい
は自動車を運転しながら表示板を見るとき、一目で見る
ことができず、情報の提供方法として親切なものではな
かった。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、走行しな
がら、或いは自動車を運転しながらでも予想天気が目に
入りやすく、しかもこの予想天気一目でわかり、これに
加えて降水確率も同時に一目でわかる天気予報表示方法
を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前記目的の達成するため、給油所内にサイン
ポールを立設し、この給油所の事務所内にはデータ入出
力装置を設けておき、サインポールの頂部付近に宣伝用
表示板を設け、その下方にこれと近接又は離間させて天
気予報表示器を設け、該天気予報表示器はデジタル表示
器として絵による予想天気表示部と降水確立表示部とを
並設してなり、この天気予報表示器と前記事務所内のデ
ータ入出力装置とを信号線で結線し、事務所内でテレ
ビ、ラジオその他の情報源から得られた予想天気に関す
る情報に基づいて、データ入出力装置から天気予報表示
器へデータを入力し、該天気予報表示器に絵による予想
天気と降水確率とを表示することを要旨とするものであ
る。

〔作用〕

本発明によれば、翌日又はその日の午後の予想天気を事
務所内にあるテレビ、ラジオその他の情報源から得て、
事務所内のデータ入出力装置から天気予報表示器にデー
タを入力すれば、絵による予想天気表示部を並べて降水
確率表示部を設けてあるので、予想天気が雨の場合に、
降水確率も同時に一目で知ることが、予想天気の情報と
して十分なものが得られる。

とくに、道路を走行中の運転者は、高所にあって目立つ
給油所のサインポールに設けた宣伝用表示板を見れば、
その下方の天気予報表示器に表示されている天気予報の
表示が目に入って、予想天気に関する情報が得られ、雨
や雪になる可能性が高い場合には交通渋滞や山岳部での
通行止めを予想して道路を変更するなどの対策をたてる
ことができ、またチェーンや曇止め剤を用意して安全運
転対策を講ずることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を給油所で実施した場合について
説明する。

図は本発明の天気予報表示方法が実施される給油所サイ
ンポールを設置した給油所の一例を示す外観斜視図で、
まず、給油所の全体構成から説明すると、図中１，１’
はアイランド２上に立設した地上固定式の給油機、３は
事務所、４は事務所３内に設置した給油所用販売データ
入出力装置（以下ＰＯＳと記す）を示し、給油所敷地の
周囲は防火塀５で囲ってある。

かかる構成の給油所を防火塀５に接して給油所出入口に
ポール６を立設し、ポール６の頂部に当該給油所が扱う
ガソリンの販売元である石油会社の社名やその社標を表
した石油会社名表示板７を設け、その下方にこれと近接
又は離間させて天気予報表示器８を取り付けた。

この天気予報表示器８はデジタル表示器として文字や数
字を表示できるもので、一例として第２図に示すよう
に、半日後又は翌日の予想天気表示部８ａと、降水確率
表示部８ｂと予想降水量表示部８ｃとからなり、予想天
気表示部８ａは「晴」「曇」「雨」「雪」の別を、一目
ですぐにわかるように絵にして描いたもので例えば、
「晴」は太陽、「曇」は雲、「雨」は雨傘、「雪」は雪
だるまの絵で表すようにし、降水確率表示部８ｂは数字
を％で示し、予想降水量表示部８ｃは数字をmmで表すよ
うにしている。

そして、かかる天気予報表示器８を事務所３内のＰＯＳ
４と入力用の信号線９で結線する。

このようにして翌日又はその日の午後の予想天気をテレ
ビ、ラジオ、電話その他の情報源から得て、ＰＯＳ４か
ら天気予報表示器８に入力すれば、予想天気表示部８ａ
には例えば雨の場合は「雨傘の絵」が、降水確率表示部
８ｂには「８０％」、予想降水量表示部８ｃには「１５
mm」のように表示される。

道路を走行中の自動車の運転者や給油所に立ち寄ってい
る運転者は、この天気予報表示器８に表示されている予
想天気表示を見て、今後、雨や雪になる可能性が高い場
合には交通渋滞や山岳部での通行止めを予想して道路を
変更するなどの対策をたてることでき、またチェーンや
曇止め剤を用意して安全運転対策を講ずることができ
る。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の天気予報表示方法は、予想天
気と降水確率とを同時に表示するから、特に予想天気が
雨や雪の場合に十分な情報を提供できる。そして、給油
所のサインポールに予報天気表示器があるので運転者の
目に入りやすく、予想天気情報は運転者に対して運転と
密接に関係しているので安全運転にも役立ち、また、給
油所側にとって曇止め剤やタイヤチェーン等の増販が行
え、販売促進を図ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の天気予報表示方法の１実施を示すの外
観斜視図、第２図は天気予報表示器の要部の正面図であ
る。 １，１’……給油機、２……アイランド ３……事務所 ４……給油所用販売データ入出力装置（ＰＯＳ） ５……防火塀、６……ポール ７……石油会社名表示板 ８……天気予報表示器 ８ａ……予想天気表示部 ８ｂ……降水確率表示部 ８ｃ……予想降水量表示部 ９……入力用信号線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】給油所内にサインポールを立設し、この給
   油所の事務所内にはデータ入出力装置を設けておき、サ
   インポールの頂部付近に宣伝用表示板を設け、その下方
   にこれと近接又は離間させて天気予報表示器を設け、該
   天気予報表示器はデジタル表示器として絵による予想天
   気表示部と降水確率表示部とを並設してなり、この天気
   予報表示器と前記事務所内のデータ入出力装置とを信号
   線で結線し、事務所内でテレビ、ラジオその他の情報源
   から得られた予想天気に関する情報に基づいて、データ
   入出力装置から天気予報表示器へデータを入力し、該天
   気予報表示器に絵による予想天気と降水確率とを表示す
   ることを特徴とする天気予報表示方法。