JPH06142556A - 散水用ノズル - Google Patents
散水用ノズルInfo
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- JPH06142556A JPH06142556A JP2570892A JP2570892A JPH06142556A JP H06142556 A JPH06142556 A JP H06142556A JP 2570892 A JP2570892 A JP 2570892A JP 2570892 A JP2570892 A JP 2570892A JP H06142556 A JPH06142556 A JP H06142556A
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- sprinkler
- plate
- spout
- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望とする散水を効率的に選択できるように
する。 【構成】 ノズル本体1の異なる周上に噴出孔5,6を
設け、本体1の前方に、散水板10を水密を保持して回
転可能に取付ける。散水板10は、ノズル本体1の噴出
孔5,6に対応する適数個の散水口を備えたものとし、
散水板10を所定角度回転することで散水口22を別の
ものに切り換える構成とする。そして散水板10には、
それを所定角度回転したとき、噴出孔5,6に交互に対
応し、かつ各々の散水口に通ずる散水口入口を設け、そ
のうち一の噴出孔5に対応する散水口入口23,23を
相互に連通させる。
する。 【構成】 ノズル本体1の異なる周上に噴出孔5,6を
設け、本体1の前方に、散水板10を水密を保持して回
転可能に取付ける。散水板10は、ノズル本体1の噴出
孔5,6に対応する適数個の散水口を備えたものとし、
散水板10を所定角度回転することで散水口22を別の
ものに切り換える構成とする。そして散水板10には、
それを所定角度回転したとき、噴出孔5,6に交互に対
応し、かつ各々の散水口に通ずる散水口入口を設け、そ
のうち一の噴出孔5に対応する散水口入口23,23を
相互に連通させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、散水用ノズルに関し、
詳しくは、庭(ガーデン)や園芸用の散水のためにホー
スの先端に取り付けて使用されるノズル(以下、単にノ
ズルともいう)に関する。
詳しくは、庭(ガーデン)や園芸用の散水のためにホー
スの先端に取り付けて使用されるノズル(以下、単にノ
ズルともいう)に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のノズルは、従来より種々のもの
が開発され、実用化もされている。例えば、シャワー状
に流出させるように多数の小孔を備えたもの、水を偏平
な形として流出させるために細長矩形の穴を備えたも
の、或いは円錐状に拡散して流出させるために先端がテ
ーパー状に形成されてなるもの、さらには、実開昭61
−111557号公報記載の技術のように、種々の噴出
孔(散水口)が1個の散水板に組み合わされたものも知
られている。この公報記載の技術は、ノズル本体の噴出
孔の前方に、散水板を回転可能に取付け、その噴出孔と
対応する同一周上に形状の異なる散水口を複数設けたも
ので、その散水板を所定角度回転することで散水口を切
り換える構成とし、散水の目的(用途)に応じて選択的
に使用できるようにしたものである。
が開発され、実用化もされている。例えば、シャワー状
に流出させるように多数の小孔を備えたもの、水を偏平
な形として流出させるために細長矩形の穴を備えたも
の、或いは円錐状に拡散して流出させるために先端がテ
ーパー状に形成されてなるもの、さらには、実開昭61
−111557号公報記載の技術のように、種々の噴出
孔(散水口)が1個の散水板に組み合わされたものも知
られている。この公報記載の技術は、ノズル本体の噴出
孔の前方に、散水板を回転可能に取付け、その噴出孔と
対応する同一周上に形状の異なる散水口を複数設けたも
ので、その散水板を所定角度回転することで散水口を切
り換える構成とし、散水の目的(用途)に応じて選択的
に使用できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の技術に
おいては、散水板を所定角度づつ順次回転することで形
状の異なる散水口に切り換えることができるものの、使
用頻度の高い主たる散水口と、比較的使用頻度の低い付
随的な散水口とが一周上にあるために、所望とする散水
口に設定するのに回転角度が大きく、したがって、その
分、使用勝手が悪いといった問題があった。
おいては、散水板を所定角度づつ順次回転することで形
状の異なる散水口に切り換えることができるものの、使
用頻度の高い主たる散水口と、比較的使用頻度の低い付
随的な散水口とが一周上にあるために、所望とする散水
口に設定するのに回転角度が大きく、したがって、その
分、使用勝手が悪いといった問題があった。
【0004】また、散水板のノズル本体に対する取付け
については、散水板の中央に設けられた孔にねじ部材
(ビス)を通して螺着する技術(取付け手段)が開示さ
れているが、こうした手段では、散水板を回転させて使
用する性質上、長期間の使用においては、どうしてもね
じが緩みがちとなり、故障しやすいといった指摘があっ
た。本発明は従来のノズルの持つこうした問題点を解消
することを目的とする。
については、散水板の中央に設けられた孔にねじ部材
(ビス)を通して螺着する技術(取付け手段)が開示さ
れているが、こうした手段では、散水板を回転させて使
用する性質上、長期間の使用においては、どうしてもね
じが緩みがちとなり、故障しやすいといった指摘があっ
た。本発明は従来のノズルの持つこうした問題点を解消
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の散水用ノズルは、ノズル本体の噴出孔の
前方に、散水板を水密を保持して回転可能に取付けると
ともに、その散水板は、ノズル本体の噴出孔に対応する
適数個の散水口を備え、その散水板を所定角度回転する
ことでその散水口を切り換える構成としてなるものであ
って、ノズル本体の噴出孔を異なる周上に少なくとも2
つ設け、そして、散水板には、それを所定角度回転した
とき、前記各々の噴出孔に交互に対応し、かつ前記散水
口に通ずる散水口入口を備え、しかも前記噴出孔のうち
の一に対応する散水口入口を相互に連通させたものであ
る。
めに、本発明の散水用ノズルは、ノズル本体の噴出孔の
前方に、散水板を水密を保持して回転可能に取付けると
ともに、その散水板は、ノズル本体の噴出孔に対応する
適数個の散水口を備え、その散水板を所定角度回転する
ことでその散水口を切り換える構成としてなるものであ
って、ノズル本体の噴出孔を異なる周上に少なくとも2
つ設け、そして、散水板には、それを所定角度回転した
とき、前記各々の噴出孔に交互に対応し、かつ前記散水
口に通ずる散水口入口を備え、しかも前記噴出孔のうち
の一に対応する散水口入口を相互に連通させたものであ
る。
【0006】また、この場合において、ノズル本体に対
する散水板の取付けは、ノズル本体の外周に突出部位を
設け、また、散水板の周縁に係合する係合部位を備え、
かつ内径が前記突出部位の外径より小さく設定されて取
付け時において前記突出部位に弾性的に係合する鉤部を
備えた取付けリングに対して散水板を内装し、その下
で、その取付けリングをノズル本体の方に圧入し、前記
突出部位に対して前記鉤部を係合させる構成とするのが
好ましい。
する散水板の取付けは、ノズル本体の外周に突出部位を
設け、また、散水板の周縁に係合する係合部位を備え、
かつ内径が前記突出部位の外径より小さく設定されて取
付け時において前記突出部位に弾性的に係合する鉤部を
備えた取付けリングに対して散水板を内装し、その下
で、その取付けリングをノズル本体の方に圧入し、前記
突出部位に対して前記鉤部を係合させる構成とするのが
好ましい。
【0007】
【作用】上記の構成により、本発明のノズルにおいて
は、例えばノズル本体の噴出孔が2個の場合には、散水
板を所定角度回転させると、ノズル本体の所定の噴出孔
に対し、所定の散水口に通ずる散水口入口が対応する。
これにより、所定の散水口からの散水を得ることができ
る。そして、さらに、散水板を所定角度回転させると、
別の噴出孔に対し、別の散水口に通ずる散水口入口が対
応する。これにより、別の散水口からの散水を得ること
ができる。そして、再度散水板を所定角度回転させる
と、上記の所定の散水口からの散水を得ることができ
る。つまり、散水板を所定角度回転する度に、各散水口
に通ずる散水口入口が各々の噴出孔に交互に対応し、し
かも噴出孔のうちの一に対応する散水口入口が相互に連
通されているから、散水板の1回転において、交互に、
しかも連通されている散水口入口の数の分、所定の散水
が得られる。
は、例えばノズル本体の噴出孔が2個の場合には、散水
板を所定角度回転させると、ノズル本体の所定の噴出孔
に対し、所定の散水口に通ずる散水口入口が対応する。
これにより、所定の散水口からの散水を得ることができ
る。そして、さらに、散水板を所定角度回転させると、
別の噴出孔に対し、別の散水口に通ずる散水口入口が対
応する。これにより、別の散水口からの散水を得ること
ができる。そして、再度散水板を所定角度回転させる
と、上記の所定の散水口からの散水を得ることができ
る。つまり、散水板を所定角度回転する度に、各散水口
に通ずる散水口入口が各々の噴出孔に交互に対応し、し
かも噴出孔のうちの一に対応する散水口入口が相互に連
通されているから、散水板の1回転において、交互に、
しかも連通されている散水口入口の数の分、所定の散水
が得られる。
【0008】また、上記の手段によるノズル本体に対す
る散水板の取付けによれば、取付けリングに散水板を内
装してノズル本体の方に圧入することでその取付がされ
る。したがって、従来におけるような、散水板の中央に
ねじ部材を螺着する手段によらないから、その製造過程
における組立てが簡易迅速にできる上、散水板の回転に
起因する緩みが防止される。したがって、長期間にわた
って安定した性能が保持される。
る散水板の取付けによれば、取付けリングに散水板を内
装してノズル本体の方に圧入することでその取付がされ
る。したがって、従来におけるような、散水板の中央に
ねじ部材を螺着する手段によらないから、その製造過程
における組立てが簡易迅速にできる上、散水板の回転に
起因する緩みが防止される。したがって、長期間にわた
って安定した性能が保持される。
【0009】
【実施例】本発明に係る散水用ノズルを具体化した一実
施例について、図1ないし図9を参照して詳細に説明す
る。図中1は、本例の散水用ノズル本体(以下本体とも
いう)であって、詳しくは図示しないが端部(図1右
側)に対し、管路1aの開閉手段と共にホースが接続さ
れる接続部位を備えた管体Kの接続部2を備えて、略漏
斗状に形成され、その他端部(図1左側)の内側には、
図1において管路1aを上下二つに分割する分岐管部
3,4を備えている。そして、各分岐管部3,4に対
し、本例では、2つの噴出孔5,6を180度の間隔
で、かつ異なる周上に備え側面視、略十字形に形成され
てなる噴出孔部材7が、水密を保持して嵌着され、本体
1に一体化されている(図3参照)。
施例について、図1ないし図9を参照して詳細に説明す
る。図中1は、本例の散水用ノズル本体(以下本体とも
いう)であって、詳しくは図示しないが端部(図1右
側)に対し、管路1aの開閉手段と共にホースが接続さ
れる接続部位を備えた管体Kの接続部2を備えて、略漏
斗状に形成され、その他端部(図1左側)の内側には、
図1において管路1aを上下二つに分割する分岐管部
3,4を備えている。そして、各分岐管部3,4に対
し、本例では、2つの噴出孔5,6を180度の間隔
で、かつ異なる周上に備え側面視、略十字形に形成され
てなる噴出孔部材7が、水密を保持して嵌着され、本体
1に一体化されている(図3参照)。
【0010】また、噴出孔部材7の2つの噴出孔5,6
の周縁には、それぞれOリング8,9が装着され、次記
する散水板10を本体1側(噴出孔部材7側)に押圧し
たとき、各噴出孔5,6周縁からの水洩れ防止が図られ
ている。なお、本例では、内周側の噴出孔5と同一の周
上で、その噴出孔5と90度間隔であって、同様のOリ
ング11,11が装着されており、各噴出孔5,6の周
縁からの洩れを防止している。なお、本例では、図3中
Cに示すように、本体1の周縁の内周であって、その一
側に断面視円弧状に形成された凸部12を備えており、
この周縁の内側に後述する散水板10を装着したときの
位置決め(回転角決め)となるように設定されている。
また、この周縁の内側は、凸部12の部位を除き等角度
間隔で矩形状に切欠かれている。さらに、本例では、本
体1の周縁外周に、凸部12部位を除いて突出部位13
が環状に形成されており、この突出部位13に対し、後
述するように、取付リング14を介して散水板10を取
付けている。
の周縁には、それぞれOリング8,9が装着され、次記
する散水板10を本体1側(噴出孔部材7側)に押圧し
たとき、各噴出孔5,6周縁からの水洩れ防止が図られ
ている。なお、本例では、内周側の噴出孔5と同一の周
上で、その噴出孔5と90度間隔であって、同様のOリ
ング11,11が装着されており、各噴出孔5,6の周
縁からの洩れを防止している。なお、本例では、図3中
Cに示すように、本体1の周縁の内周であって、その一
側に断面視円弧状に形成された凸部12を備えており、
この周縁の内側に後述する散水板10を装着したときの
位置決め(回転角決め)となるように設定されている。
また、この周縁の内側は、凸部12の部位を除き等角度
間隔で矩形状に切欠かれている。さらに、本例では、本
体1の周縁外周に、凸部12部位を除いて突出部位13
が環状に形成されており、この突出部位13に対し、後
述するように、取付リング14を介して散水板10を取
付けている。
【0011】一方、散水板10は、略円盤状に形成さ
れ、本例では次に詳述するように、本体1の噴出孔5,
6に押圧状態にして当接され、散水口入口が開口された
散水口入口部材15と散水口出口部材16とから成り、
一体的に接合形成されている。すなわち、散水口入口部
材15の端面15aは平坦に形成され、また、前記した
外周側に位置する噴出孔6とほぼ同一周上で、等角度
(90度)間隔おきに、その噴出孔6と略同じ内径の散
水口入口17a〜17dを備えており、その他端部が、
それぞれ形状の異なる散水口18a〜18dに直線的に
通じて開口されている。因みに本例におけるこの散水口
は、円錐状に拡散して流出させるために先端がテーパー
状態に形成されてなるもの18a、シャワー状に流出さ
せるために多数の小孔を備えたもの18b、細線状の散
水を得るための小孔を備えたもの18c、さらに水を偏
平な形として流出させるために細長矩形の穴を備えたも
の18dの4つに設定されている(図7参照)。なお、
外周の切り欠き様の凹部19は、取付リングによる後述
する取付時における位置決め、及び取付リング14とと
もに回転させるために、その取付リング14の内周に設
けられた突起20の嵌合部である。また、散水口入口部
材15の外周に等角度間隔で設けられた凹部21,21
は、本体1の凸部12が所定回転角度ごと半径方向のば
ね作用により嵌まるよう設定されている。
れ、本例では次に詳述するように、本体1の噴出孔5,
6に押圧状態にして当接され、散水口入口が開口された
散水口入口部材15と散水口出口部材16とから成り、
一体的に接合形成されている。すなわち、散水口入口部
材15の端面15aは平坦に形成され、また、前記した
外周側に位置する噴出孔6とほぼ同一周上で、等角度
(90度)間隔おきに、その噴出孔6と略同じ内径の散
水口入口17a〜17dを備えており、その他端部が、
それぞれ形状の異なる散水口18a〜18dに直線的に
通じて開口されている。因みに本例におけるこの散水口
は、円錐状に拡散して流出させるために先端がテーパー
状態に形成されてなるもの18a、シャワー状に流出さ
せるために多数の小孔を備えたもの18b、細線状の散
水を得るための小孔を備えたもの18c、さらに水を偏
平な形として流出させるために細長矩形の穴を備えたも
の18dの4つに設定されている(図7参照)。なお、
外周の切り欠き様の凹部19は、取付リングによる後述
する取付時における位置決め、及び取付リング14とと
もに回転させるために、その取付リング14の内周に設
けられた突起20の嵌合部である。また、散水口入口部
材15の外周に等角度間隔で設けられた凹部21,21
は、本体1の凸部12が所定回転角度ごと半径方向のば
ね作用により嵌まるよう設定されている。
【0012】また、本例では散水板10の内周側には、
前記散水口入口17a〜17dの周方向における間で、
かつ内周側の噴出孔5と同一周上に、等角度間隔で、次
に説明する央部の散水口22,22に連通する散水口入
口23,23を4か所備えている。すなわち、その散水
口入口23,23は、断面視において十字形の空間2
4,24により相互に連通されており(図8参照)、各
散水口入口23が噴出孔5に対応し、水が圧送される
と、その十字形の空間24から、散水口出口部材16の
交点(中心)部位の凹部25に当たって半径方向に四散
し、その各々の端部に形成された円形の空間部位(凹
部)26,26に入り、そして、散水口(小孔)22,
22から散水されるように構成されている。ただし、本
例では、水を四散させて前記の空間部位に至らせる流路
を、つまり中央の凹部25から各空間部位26,26に
向けて略放射状の配置の流路を、各空間部位26の円の
ほぼ接線に沿う方向からその空間部位内に水が圧送され
る配置としている。つまり本例では、散水口22の流入
口側(図1右側)に、その散水口22の内径より拡径さ
れた内径を有する円形状の空間部位26が形成され、こ
の空間部位26内で、圧送された水が遠心力により旋回
(回転)流となり、その作用を受けつつ散水口22,2
2から流出させる技術が例示されている(図8,図9参
照)。これにより、中央部の散水口22,22から流出
する水は、旋回作用を受けつつ拡散しながら噴霧状の微
細な水滴となって大気中に噴出される。
前記散水口入口17a〜17dの周方向における間で、
かつ内周側の噴出孔5と同一周上に、等角度間隔で、次
に説明する央部の散水口22,22に連通する散水口入
口23,23を4か所備えている。すなわち、その散水
口入口23,23は、断面視において十字形の空間2
4,24により相互に連通されており(図8参照)、各
散水口入口23が噴出孔5に対応し、水が圧送される
と、その十字形の空間24から、散水口出口部材16の
交点(中心)部位の凹部25に当たって半径方向に四散
し、その各々の端部に形成された円形の空間部位(凹
部)26,26に入り、そして、散水口(小孔)22,
22から散水されるように構成されている。ただし、本
例では、水を四散させて前記の空間部位に至らせる流路
を、つまり中央の凹部25から各空間部位26,26に
向けて略放射状の配置の流路を、各空間部位26の円の
ほぼ接線に沿う方向からその空間部位内に水が圧送され
る配置としている。つまり本例では、散水口22の流入
口側(図1右側)に、その散水口22の内径より拡径さ
れた内径を有する円形状の空間部位26が形成され、こ
の空間部位26内で、圧送された水が遠心力により旋回
(回転)流となり、その作用を受けつつ散水口22,2
2から流出させる技術が例示されている(図8,図9参
照)。これにより、中央部の散水口22,22から流出
する水は、旋回作用を受けつつ拡散しながら噴霧状の微
細な水滴となって大気中に噴出される。
【0013】一方、散水板10は、取付リング14によ
り次のようにして本体1に取付けられている。すなわ
ち、取付リング14は、本例では、内径が散水板10の
外径より若干大きい略円筒状に形成され、その一端面
(図1左)内周縁が、散水板10を内挿したときにその
散水板10の端面外周縁に係合する小径の係合部位27
とされ、他端面内周縁には、断面鉤状をなす鉤部28が
本例では2つに分割され、周設されている。そして、内
側の突起20に散水板10の外周の凹部19を嵌め、そ
の状態のもと、取付リング14を本体1側に強く押し込
むと、鉤部28が本体1の突出部位13に当たり図6に
示すようにして弾性及び楔作用により外方に広がるよう
にしてその突出部位13を越え、係合するよう構成され
ている。ただし、この係合状態において本体1に対し散
水板10が押圧されるように設定されている。
り次のようにして本体1に取付けられている。すなわ
ち、取付リング14は、本例では、内径が散水板10の
外径より若干大きい略円筒状に形成され、その一端面
(図1左)内周縁が、散水板10を内挿したときにその
散水板10の端面外周縁に係合する小径の係合部位27
とされ、他端面内周縁には、断面鉤状をなす鉤部28が
本例では2つに分割され、周設されている。そして、内
側の突起20に散水板10の外周の凹部19を嵌め、そ
の状態のもと、取付リング14を本体1側に強く押し込
むと、鉤部28が本体1の突出部位13に当たり図6に
示すようにして弾性及び楔作用により外方に広がるよう
にしてその突出部位13を越え、係合するよう構成され
ている。ただし、この係合状態において本体1に対し散
水板10が押圧されるように設定されている。
【0014】さて次に、上記のように構成された本例の
ノズルの作用ないし効果について説明する。本例におい
ては、取付リング14を所定角度(設定値として45
度)回転させると、散水板10もその角度一緒に回転す
るが、例えば図1の状態において、水が圧送されると、
図1中矢印で示すように、水は管路1aから噴出孔5、
散水口入口23を通り、破線矢印で示すように、中央の
4つの散水口(小孔)22,22から噴出する。この場
合本例では、水が圧送され、空間部位24を通って円形
の空間部位26,26に入ると、水はその中で旋回(回
転)流となり、その作用を受けつつ4つの散水口22,
22から流出する(図8,図9参照)。本例において
は、散水口から流出する水は、旋回作用を受けつつ拡散
しながら噴霧状の微細な水滴となって大気中に噴出され
るから、従来のノズルに比べ、著しく広範囲に、しかも
むらなく、すなわち均等に散水することができるので、
ガーデン用のノズルとして極めて好適である。
ノズルの作用ないし効果について説明する。本例におい
ては、取付リング14を所定角度(設定値として45
度)回転させると、散水板10もその角度一緒に回転す
るが、例えば図1の状態において、水が圧送されると、
図1中矢印で示すように、水は管路1aから噴出孔5、
散水口入口23を通り、破線矢印で示すように、中央の
4つの散水口(小孔)22,22から噴出する。この場
合本例では、水が圧送され、空間部位24を通って円形
の空間部位26,26に入ると、水はその中で旋回(回
転)流となり、その作用を受けつつ4つの散水口22,
22から流出する(図8,図9参照)。本例において
は、散水口から流出する水は、旋回作用を受けつつ拡散
しながら噴霧状の微細な水滴となって大気中に噴出され
るから、従来のノズルに比べ、著しく広範囲に、しかも
むらなく、すなわち均等に散水することができるので、
ガーデン用のノズルとして極めて好適である。
【0015】そして、取付リング14をさらに45度回
転させると、図2に示すように外側の散水口18aが噴
出孔6に対向する。したがって、水が圧送されると、図
2中矢印で示すように、水はその散水口18aから噴出
する。また、取付リング14を45度回転させると、図
1に示した場合と同じ散水が得られ、こうして中央の散
水口22,22と外側の散水口18a〜18dとから、
交互に散水され、本例では、取付リング14を360度
回転させるうちに、中央の散水口22,22から4回の
散水が得られ、また外側の散水口から、それぞれ異なる
4種類の散水が得られる。したがって、ガーデン用のノ
ズルとして極めて使い勝手が良い。また、散水板10の
取付けを、従来におけるような、その中央にねじ部材を
螺着する手段としていないため、散水板10の緩みがな
く、したがって、長期間にわたって安定した性能を保持
できる。
転させると、図2に示すように外側の散水口18aが噴
出孔6に対向する。したがって、水が圧送されると、図
2中矢印で示すように、水はその散水口18aから噴出
する。また、取付リング14を45度回転させると、図
1に示した場合と同じ散水が得られ、こうして中央の散
水口22,22と外側の散水口18a〜18dとから、
交互に散水され、本例では、取付リング14を360度
回転させるうちに、中央の散水口22,22から4回の
散水が得られ、また外側の散水口から、それぞれ異なる
4種類の散水が得られる。したがって、ガーデン用のノ
ズルとして極めて使い勝手が良い。また、散水板10の
取付けを、従来におけるような、その中央にねじ部材を
螺着する手段としていないため、散水板10の緩みがな
く、したがって、長期間にわたって安定した性能を保持
できる。
【0016】なお、噴出孔と散水口入口との位置関係
は、散水板を所定角度回転したとき、実質的に水を通す
ことができればよく、したがって、多少の芯ずれ配置と
なることは差し支えないし、当然のことながら、噴出孔
及び散水口入口の数は適宜に設定することができる。ま
た、本例のノズルは、散水用にのみ限定されるものでは
なく、その他の液体の噴射用にも適用し得る。
は、散水板を所定角度回転したとき、実質的に水を通す
ことができればよく、したがって、多少の芯ずれ配置と
なることは差し支えないし、当然のことながら、噴出孔
及び散水口入口の数は適宜に設定することができる。ま
た、本例のノズルは、散水用にのみ限定されるものでは
なく、その他の液体の噴射用にも適用し得る。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る散水用ノズルにおいては、
以上説明した構成から明らかなように、例えばノズル本
体の噴出孔が2個の場合には、散水板を所定角度回転す
ることにより、所定の散水口からの散水を得ることがで
き、さらに、散水板を所定角度回転させることにより、
別の散水口からの散水を得ることができ、そして、再度
散水板を所定角度回転させると、上記の所定の散水口か
らの散水を得ることができる。つまり、散水板を所定角
度回転する度に、各散水口に通ずる散水口入口が各々の
噴出孔に交互に対応し、しかも噴出孔のうちの一に対応
する散水口入口が相互に連通されているから、散水板の
1回転において、交互に、しかも連通されている散水口
入口の数の分、同一の散水が得られる。したがって、使
用頻度の高い散水口をその散水口入口において相互に連
通させておくことで、所望とする散水を効率的に選択す
ることができ、極めて便利である。
以上説明した構成から明らかなように、例えばノズル本
体の噴出孔が2個の場合には、散水板を所定角度回転す
ることにより、所定の散水口からの散水を得ることがで
き、さらに、散水板を所定角度回転させることにより、
別の散水口からの散水を得ることができ、そして、再度
散水板を所定角度回転させると、上記の所定の散水口か
らの散水を得ることができる。つまり、散水板を所定角
度回転する度に、各散水口に通ずる散水口入口が各々の
噴出孔に交互に対応し、しかも噴出孔のうちの一に対応
する散水口入口が相互に連通されているから、散水板の
1回転において、交互に、しかも連通されている散水口
入口の数の分、同一の散水が得られる。したがって、使
用頻度の高い散水口をその散水口入口において相互に連
通させておくことで、所望とする散水を効率的に選択す
ることができ、極めて便利である。
【0018】また、本発明におけるノズル本体に対する
散水板の取付け手段によれば、従来におけるような、散
水板の中央にねじ部材を螺着する手段によらないから、
その分、製造過程における組立てを簡易迅速にできる。
その上、散水板の回転に起因する緩みが防止されるか
ら、長期間にわたって安定した性能を保持するのに有効
である。
散水板の取付け手段によれば、従来におけるような、散
水板の中央にねじ部材を螺着する手段によらないから、
その分、製造過程における組立てを簡易迅速にできる。
その上、散水板の回転に起因する緩みが防止されるか
ら、長期間にわたって安定した性能を保持するのに有効
である。
【図1】本発明の散水用ノズルの一実施例の要部を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1において散水板を45度回転させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】図1におけるノズル本体の左側面図である。
【図4】図3におけるC部の側面視部分図である。
【図5】散水板の図1における右側面図である。
【図6】図1におけるA部拡大図である。
【図7】散水板の図1における左側面図である。
【図8】図1におけるB−B線矢視拡大断面図である。
【図9】図8におけるD−D線矢視断面図である。
1 散水用ノズル本体 5,6 噴出孔 10 散水板 13 ノズル本体の外周の突出部位 14 取付リング 17a,17b,17c,17d 散水口入口 18a,18b,18c,18d 散水口 22 散水口 23 散水口入口 27 係合部位 28 鉤部
Claims (2)
- 【請求項1】 ノズル本体の噴出孔の前方に、散水板を
水密を保持して回転可能に取付けるとともに、その散水
板は、ノズル本体の噴出孔に対応する適数個の散水口を
備え、その散水板を所定角度回転することでその散水口
を切り換える構成とした散水用ノズルであって、ノズル
本体の噴出孔を異なる周上に少なくとも2つ設け、そし
て、散水板には、それを所定角度回転したとき、前記各
々の噴出孔に交互に対応し、かつ前記散水口に通ずる散
水口入口を備え、しかも前記噴出孔のうちの一に対応す
る散水口入口を相互に連通させたことを特徴とする散水
用ノズル。 - 【請求項2】 ノズル本体に対する散水板の取付けを、
ノズル本体の外周に突出部位を設け、また、散水板の周
縁に係合する係合部位を備え、かつ内径が前記突出部位
の外径より小さく設定されて取付け時において前記突出
部位に弾性的に係合する鉤部を備えた取付けリングに対
して散水板を内装し、その下で、その取付けリングをノ
ズル本体の方に圧入し、前記突出部位に対して前記鉤部
を係合させる構成とした請求項1記載の散水用ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2570892A JPH06142556A (ja) | 1992-01-15 | 1992-01-15 | 散水用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2570892A JPH06142556A (ja) | 1992-01-15 | 1992-01-15 | 散水用ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06142556A true JPH06142556A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=12173291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2570892A Pending JPH06142556A (ja) | 1992-01-15 | 1992-01-15 | 散水用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06142556A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002119892A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-23 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 散水ノズル |
-
1992
- 1992-01-15 JP JP2570892A patent/JPH06142556A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002119892A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-23 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 散水ノズル |
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