JPH0614114A - ディジタル交換機 - Google Patents
ディジタル交換機Info
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- JPH0614114A JPH0614114A JP16719092A JP16719092A JPH0614114A JP H0614114 A JPH0614114 A JP H0614114A JP 16719092 A JP16719092 A JP 16719092A JP 16719092 A JP16719092 A JP 16719092A JP H0614114 A JPH0614114 A JP H0614114A
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- party
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 音声認識された発呼者からのメッセージを文
字コードに変換させ被呼者各個人のパスワードを基に暗
号を施し機密性を維持する。 【構成】 局線トランクと各ブロックを制御するＣＰ
Ｕ、被呼者側の電話機等が接続される加入者回路を持つ
交換機において、被呼者が不在の時、発呼者からの前記
被呼者に対する名前とメッセージを音声認識装置１５が
音声認識し文字コードに変換し、暗号化装置１６は認識
した名前に対応するパスワードにより前記文字コードを
暗号化してメッセージ入出力装置１７に保管し、被呼者
がメッセージを確認するために電話機Ａ２３からパスワ
ードを正しく入力するとパスワード照合装置１９は解読
許可信号を発し、解読装置１８はこれを受けて文字情報
を出力するように構成する。
字コードに変換させ被呼者各個人のパスワードを基に暗
号を施し機密性を維持する。 【構成】 局線トランクと各ブロックを制御するＣＰ
Ｕ、被呼者側の電話機等が接続される加入者回路を持つ
交換機において、被呼者が不在の時、発呼者からの前記
被呼者に対する名前とメッセージを音声認識装置１５が
音声認識し文字コードに変換し、暗号化装置１６は認識
した名前に対応するパスワードにより前記文字コードを
暗号化してメッセージ入出力装置１７に保管し、被呼者
がメッセージを確認するために電話機Ａ２３からパスワ
ードを正しく入力するとパスワード照合装置１９は解読
許可信号を発し、解読装置１８はこれを受けて文字情報
を出力するように構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル交換機に関
し、さらに詳しくは、発呼者と被呼者の間のメッセージ
の伝達手段に関する。
し、さらに詳しくは、発呼者と被呼者の間のメッセージ
の伝達手段に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来例のディジタル交換機のブロ
ック図を、図３にそのメッセージ入出力装置におけるメ
モリ配置例を示し、以下図面にもとづいて説明する。図
２において、１は局線トランク、２は中央処理装置（以
下ＣＰＵと略称）、３はＴスイッチ、４は音声認識装
置、５はメッセージ入出力装置、６は加入者回路Ａ、７
〜８は端末インターフェース、９は被呼者側の電話機
Ａ、１０，１１は被呼者側としての端末装置のコンピュ
ータＡ，Ｂである。上記のような構成要素よりなる交換
機について以下その各構成要素相互の関連と動作を説明
する。
ック図を、図３にそのメッセージ入出力装置におけるメ
モリ配置例を示し、以下図面にもとづいて説明する。図
２において、１は局線トランク、２は中央処理装置（以
下ＣＰＵと略称）、３はＴスイッチ、４は音声認識装
置、５はメッセージ入出力装置、６は加入者回路Ａ、７
〜８は端末インターフェース、９は被呼者側の電話機
Ａ、１０，１１は被呼者側としての端末装置のコンピュ
ータＡ，Ｂである。上記のような構成要素よりなる交換
機について以下その各構成要素相互の関連と動作を説明
する。
【０００３】まず、初めに被呼者側の発呼者に対するメ
ッセージ入力時の動作について述べる。各被呼者側の名
前を認識するため被呼者の名前を音声認識装置４に登録
し、またＣＰＵ２からの制御情報により被呼者側のオフ
フックしている電話機Ａ９が接続されている加入者回路
Ａ６が、Ｔスイッチ３によりメッセージ入出力装置５と
の通話路を形成し、被呼者は電話機Ａ９を通じて図３に
示す、あらかじめ割り当てられたメモリの＃１〜＃ｎ＋
１の格納領域に被呼者共通メッセージ格納領域または、
各被呼者のメッセージ格納領域に各自のメッセージを音
声にて登録する。
ッセージ入力時の動作について述べる。各被呼者側の名
前を認識するため被呼者の名前を音声認識装置４に登録
し、またＣＰＵ２からの制御情報により被呼者側のオフ
フックしている電話機Ａ９が接続されている加入者回路
Ａ６が、Ｔスイッチ３によりメッセージ入出力装置５と
の通話路を形成し、被呼者は電話機Ａ９を通じて図３に
示す、あらかじめ割り当てられたメモリの＃１〜＃ｎ＋
１の格納領域に被呼者共通メッセージ格納領域または、
各被呼者のメッセージ格納領域に各自のメッセージを音
声にて登録する。
【０００４】つぎに、発呼者へのメッセージ送出動作に
ついて述べる。発呼者から局線トランク１に着信がある
とＣＰＵ２に着信情報を送出する。さらに、ＣＰＵ２は
加入者回路Ａ６に電話機Ａ９の呼出を指示し電話機Ａ９
のベルを鳴らす。被呼者が電話機Ａ９をオフフックした
場合、ＣＰＵ２は局線トランク１を捕捉するように指示
を与え局線トランク１と加入者回路Ａ６の通話路をＴス
イッチ３で接続し、発呼者と被呼者との音声の通話路が
形成される。しかし被呼者が不在で、ある一定時間経過
しても被呼者側の電話機Ａ９がオフフックされない場合
は、ＣＰＵ２は局線トランク１とメッセージ入出力装置
５の音声系通話路をＴスイッチ３にて接続する。さらに
ＣＰＵ２からメッセージ入出力装置５へ起動信号が送出
される。そこで、メッセージ入出力装置５において発呼
者に向けメッセージ入出力装置５のメモリにあらかじめ
格納されている図３のアドレス＃１に格納されている被
呼者のメッセージを送出する。メッセージ入出力装置５
では、被呼者側が図３に示すように、発呼者に対してあ
らかじめメモリに割り当てられた共通メッセージ格納領
域＃１から被呼者側の状況、さらに発呼者が所望する被
呼者の名前を催促するメッセージを送出する。
ついて述べる。発呼者から局線トランク１に着信がある
とＣＰＵ２に着信情報を送出する。さらに、ＣＰＵ２は
加入者回路Ａ６に電話機Ａ９の呼出を指示し電話機Ａ９
のベルを鳴らす。被呼者が電話機Ａ９をオフフックした
場合、ＣＰＵ２は局線トランク１を捕捉するように指示
を与え局線トランク１と加入者回路Ａ６の通話路をＴス
イッチ３で接続し、発呼者と被呼者との音声の通話路が
形成される。しかし被呼者が不在で、ある一定時間経過
しても被呼者側の電話機Ａ９がオフフックされない場合
は、ＣＰＵ２は局線トランク１とメッセージ入出力装置
５の音声系通話路をＴスイッチ３にて接続する。さらに
ＣＰＵ２からメッセージ入出力装置５へ起動信号が送出
される。そこで、メッセージ入出力装置５において発呼
者に向けメッセージ入出力装置５のメモリにあらかじめ
格納されている図３のアドレス＃１に格納されている被
呼者のメッセージを送出する。メッセージ入出力装置５
では、被呼者側が図３に示すように、発呼者に対してあ
らかじめメモリに割り当てられた共通メッセージ格納領
域＃１から被呼者側の状況、さらに発呼者が所望する被
呼者の名前を催促するメッセージを送出する。
【０００５】つぎに発呼者からの被呼者へのメッセージ
入力について述べる。ＣＰＵ２は、Ｔスイッチ３により
局線トランク１と音声認識装置４の間の通話路を接続
し、発呼者からの音声に対し入力待ち状態とさせる。そ
こで発呼者からの、発呼者が所望する被呼者の名前を音
声認識装置４にて受信し、被呼者のうち、誰に対する発
呼なのか被呼者の名前を認識する。さらに、認識情報を
基に、ＣＰＵ２がメッセージ入出力装置５において前記
被呼者に割り当てられたメモリの中から、目的の被呼者
の領域を検索し、たとえば被呼者１用格納領域におい
て、被呼者１の発呼者に対するメッセージを格納するた
めの領域からメッセージを発呼者側に出力する。さら
に、前記メッセージに引き続き、発呼者からの前記被呼
者に対するメッセージの有無を促し、前記被呼者に対し
て発呼者からのメッセージがある場合、ＣＰＵ２は音声
認識装置４に対して認識された音声を文字コードに変換
するように指示し、図３で示される前記被呼者の領域の
中の発呼者から被呼者へのメッセージ格納領域へ前記メ
ッセージを文字コードとして格納する。
入力について述べる。ＣＰＵ２は、Ｔスイッチ３により
局線トランク１と音声認識装置４の間の通話路を接続
し、発呼者からの音声に対し入力待ち状態とさせる。そ
こで発呼者からの、発呼者が所望する被呼者の名前を音
声認識装置４にて受信し、被呼者のうち、誰に対する発
呼なのか被呼者の名前を認識する。さらに、認識情報を
基に、ＣＰＵ２がメッセージ入出力装置５において前記
被呼者に割り当てられたメモリの中から、目的の被呼者
の領域を検索し、たとえば被呼者１用格納領域におい
て、被呼者１の発呼者に対するメッセージを格納するた
めの領域からメッセージを発呼者側に出力する。さら
に、前記メッセージに引き続き、発呼者からの前記被呼
者に対するメッセージの有無を促し、前記被呼者に対し
て発呼者からのメッセージがある場合、ＣＰＵ２は音声
認識装置４に対して認識された音声を文字コードに変換
するように指示し、図３で示される前記被呼者の領域の
中の発呼者から被呼者へのメッセージ格納領域へ前記メ
ッセージを文字コードとして格納する。
【０００６】最後に、被呼者が発呼者からのメッセージ
を参照する場合について述べる。被呼者が帰宅した（ま
たは席に戻った）ときに発呼者からのメッセージを参照
するには、電話機Ａ９では、前記被呼者に割り当てられ
た被呼者へのメッセージ領域からコード化されたデータ
を加入者回路Ａ６を通じてデータ転送され電話機Ａ９の
ＬＣＤに表示される。コンピュータＡ１０に関しても同
様に端末インターフェースＡ７を通じてデータを転送
し、メッセージをＣＲＴ上に表示し、またコンピュータ
Ｂ１１でも端末インターフェースＢ８を通じてデータ送
出を行いメッセージをＣＲＴ上に表示することにより確
認する。
を参照する場合について述べる。被呼者が帰宅した（ま
たは席に戻った）ときに発呼者からのメッセージを参照
するには、電話機Ａ９では、前記被呼者に割り当てられ
た被呼者へのメッセージ領域からコード化されたデータ
を加入者回路Ａ６を通じてデータ転送され電話機Ａ９の
ＬＣＤに表示される。コンピュータＡ１０に関しても同
様に端末インターフェースＡ７を通じてデータを転送
し、メッセージをＣＲＴ上に表示し、またコンピュータ
Ｂ１１でも端末インターフェースＢ８を通じてデータ送
出を行いメッセージをＣＲＴ上に表示することにより確
認する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記従来
の方法では音声認識装置により文字コードに変換するこ
とにより、データ量が圧縮され、メモリ管理上有効であ
るものの、外来の第三者が各種端末から本来の被呼者へ
のメッセージを容易に参照することができるため、機密
性の保持が十分でないという問題点を有していた。
の方法では音声認識装置により文字コードに変換するこ
とにより、データ量が圧縮され、メモリ管理上有効であ
るものの、外来の第三者が各種端末から本来の被呼者へ
のメッセージを容易に参照することができるため、機密
性の保持が十分でないという問題点を有していた。
【０００８】本発明は、上記従来の問題点を解決するデ
ィジタル交換機の提供を目的とする。
ィジタル交換機の提供を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル交換
機は上記目的を達成するために、装置全体の制御を行う
ＣＰＵと、音声交換を行うためのＴスイッチと、前記Ｃ
ＰＵの指令により局とのインターフェースを行う局線ト
ランクと、被呼者側の電話機と通信を行う加入者回路
と、コンピュータ等の端末装置と通信を行うための端末
インターフェースとで構成されるディジタル交換機にお
いて、被呼者が不在の時、発呼者から前記被呼者に対す
る音声メッセージを認識して文字コード化する音声認識
装置と、前記文字コード化されたデータにあらかじめ登
録された個人のパスワードを基に暗号化を施す暗号化装
置と、暗号化された文字コードを保管し、さらに発呼者
に対し前記被呼者よりのメッセージを出力するため、あ
らかじめ被呼者がメッセージを保管しておくメッセージ
入出力装置と、前記メッセージ入出力装置のメモリから
被呼者へのメッセージを取り出す際、被呼者の入力した
パスワードのチェックを行い、パスワードが適合したと
きにメッセージ解読を許可する信号を発するためのパス
ワード照合装置と、前記暗号化装置により暗号化された
文字コードを前記照合装置からの解読許可信号を得て解
読するための解読装置とを有する構成となっている。
機は上記目的を達成するために、装置全体の制御を行う
ＣＰＵと、音声交換を行うためのＴスイッチと、前記Ｃ
ＰＵの指令により局とのインターフェースを行う局線ト
ランクと、被呼者側の電話機と通信を行う加入者回路
と、コンピュータ等の端末装置と通信を行うための端末
インターフェースとで構成されるディジタル交換機にお
いて、被呼者が不在の時、発呼者から前記被呼者に対す
る音声メッセージを認識して文字コード化する音声認識
装置と、前記文字コード化されたデータにあらかじめ登
録された個人のパスワードを基に暗号化を施す暗号化装
置と、暗号化された文字コードを保管し、さらに発呼者
に対し前記被呼者よりのメッセージを出力するため、あ
らかじめ被呼者がメッセージを保管しておくメッセージ
入出力装置と、前記メッセージ入出力装置のメモリから
被呼者へのメッセージを取り出す際、被呼者の入力した
パスワードのチェックを行い、パスワードが適合したと
きにメッセージ解読を許可する信号を発するためのパス
ワード照合装置と、前記暗号化装置により暗号化された
文字コードを前記照合装置からの解読許可信号を得て解
読するための解読装置とを有する構成となっている。
【００１０】
【作用】本発明は上記構成において、被呼者が不在のと
き、発呼者からのメッセージを音声認識装置が文字コー
ド化し、この文字コードを、あらかじめ登録されている
被呼者のパスワードを基に暗号化装置で暗号化してメッ
セージ入出力装置に保管し、電話機（または端末装置）
からの被呼者のパスワード入力によりパスワードが合致
すればパスワード照合装置よりの解読許可信号により解
読装置が解読し、電話機（または端末装置）に表示する
よう作用することとなる。
き、発呼者からのメッセージを音声認識装置が文字コー
ド化し、この文字コードを、あらかじめ登録されている
被呼者のパスワードを基に暗号化装置で暗号化してメッ
セージ入出力装置に保管し、電話機（または端末装置）
からの被呼者のパスワード入力によりパスワードが合致
すればパスワード照合装置よりの解読許可信号により解
読装置が解読し、電話機（または端末装置）に表示する
よう作用することとなる。
【００１１】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の一実施例の
ディジタル交換機について説明する。図１に本発明の一
実施例におけるディジタル交換機の要部ブロック図を示
す。メッセージ入出力装置におけるメモリ配置例につい
ては図３の従来例のものを兼用する。
ディジタル交換機について説明する。図１に本発明の一
実施例におけるディジタル交換機の要部ブロック図を示
す。メッセージ入出力装置におけるメモリ配置例につい
ては図３の従来例のものを兼用する。
【００１２】図１において、１２は局線トランク、１３
はＣＰＵ、１４はＴスイッチ、１５は音声認識装置、１
６は暗号化装置、１７はメッセージ入出力装置、１８は
解読装置、１９はパスワード照合装置、２０は加入者回
路Ａ、２１，２２は端末インターフェースＡ，Ｂ、２３
は電話機Ａ、２４，２５は端末装置としてのコンピュー
タＡ，Ｂである。
はＣＰＵ、１４はＴスイッチ、１５は音声認識装置、１
６は暗号化装置、１７はメッセージ入出力装置、１８は
解読装置、１９はパスワード照合装置、２０は加入者回
路Ａ、２１，２２は端末インターフェースＡ，Ｂ、２３
は電話機Ａ、２４，２５は端末装置としてのコンピュー
タＡ，Ｂである。
【００１３】以上のような構成要素よりなるディジタル
交換機について以下その構成要素相互の関連と動作につ
いて説明する。
交換機について以下その構成要素相互の関連と動作につ
いて説明する。
【００１４】まず、被呼者から発呼者へのメッセージ登
録に関して述べる。被呼者の名前を認識するため音声認
識部１５においてあらかじめ被呼者の名前を登録し、ま
た、ＣＰＵ１３からの制御により、被呼者側のオフフッ
クしている電話機Ａ２３が接続されている加入者回路Ａ
２０が、Ｔスイッチ１４によりメッセージ入出力装置１
７と通話路を形成し、被呼者は図３に示す、あらかじめ
各個人に割り当てられたメモリ＃１〜＃ｎ＋１の格納領
域に被呼者共通メッセージ格納領域、または被呼者の、
発呼者へのメッセージ格納領域に各自のメッセージを音
声により登録する。
録に関して述べる。被呼者の名前を認識するため音声認
識部１５においてあらかじめ被呼者の名前を登録し、ま
た、ＣＰＵ１３からの制御により、被呼者側のオフフッ
クしている電話機Ａ２３が接続されている加入者回路Ａ
２０が、Ｔスイッチ１４によりメッセージ入出力装置１
７と通話路を形成し、被呼者は図３に示す、あらかじめ
各個人に割り当てられたメモリ＃１〜＃ｎ＋１の格納領
域に被呼者共通メッセージ格納領域、または被呼者の、
発呼者へのメッセージ格納領域に各自のメッセージを音
声により登録する。
【００１５】つぎに、発呼者へのメッセージ送出動作に
ついて述べる。発呼者から局線トランク１２に着信があ
った場合、ＣＰＵ１３に着信情報が送出され加入者回路
Ａ２０を介し電話機Ａ２３の呼出を行い、この電話機の
ベルを鳴らす。被呼者が電話機Ａ２３をオフフックした
場合、ＣＰＵ１３は局線トランク１２を捕捉するよう指
示を与え、局線トランク１２と加入者回路Ａ２０をＴス
イッチ１４で接続し、発呼者と被呼者の音声の通話路が
形成される。しかし、ある一定時間経過しても被呼者が
不在でオフフックされない場合、ＣＰＵ１３は局線トラ
ンク１２とメッセージ入出力装置１７の音声系通話路を
Ｔスイッチ１４にて接続する。さらに、メッセージ入出
力装置１７へＣＰＵ１３から起動信号が送られる。そこ
で、発呼者に向けメッセージ入出力装置１７のメモリに
あらかじめ格納されている図３のアドレス＃１に示され
る共通メッセージ格納領域に格納されたメッセージを送
出する。メッセージ入出力装置１７では、あらかじめ被
呼者側が図３に表すようにメモリに割り当てられた共通
メッセージ格納領域から発呼者に対して被呼者側の状況
を送出し、また発呼者が所望する被呼者の名前を催促す
るようなメッセージを送出する。
ついて述べる。発呼者から局線トランク１２に着信があ
った場合、ＣＰＵ１３に着信情報が送出され加入者回路
Ａ２０を介し電話機Ａ２３の呼出を行い、この電話機の
ベルを鳴らす。被呼者が電話機Ａ２３をオフフックした
場合、ＣＰＵ１３は局線トランク１２を捕捉するよう指
示を与え、局線トランク１２と加入者回路Ａ２０をＴス
イッチ１４で接続し、発呼者と被呼者の音声の通話路が
形成される。しかし、ある一定時間経過しても被呼者が
不在でオフフックされない場合、ＣＰＵ１３は局線トラ
ンク１２とメッセージ入出力装置１７の音声系通話路を
Ｔスイッチ１４にて接続する。さらに、メッセージ入出
力装置１７へＣＰＵ１３から起動信号が送られる。そこ
で、発呼者に向けメッセージ入出力装置１７のメモリに
あらかじめ格納されている図３のアドレス＃１に示され
る共通メッセージ格納領域に格納されたメッセージを送
出する。メッセージ入出力装置１７では、あらかじめ被
呼者側が図３に表すようにメモリに割り当てられた共通
メッセージ格納領域から発呼者に対して被呼者側の状況
を送出し、また発呼者が所望する被呼者の名前を催促す
るようなメッセージを送出する。
【００１６】つぎに発呼者からの被呼者へのメッセージ
入力について述べる。ＣＰＵ１３は、Ｔスイッチ１４に
より局線トランク１２と音声認識装置１５の通話路を接
続し発呼者からの音声に対し入力待ち状態とさせる。そ
こで、発呼者が発生する、発呼者が所望する被呼者の名
前を音声認識装置１５にて受信し、被呼者のうち、誰に
対する発呼なのか被呼者の名前を認識する。さらに、認
識情報を基に、ＣＰＵ１３がメッセージ入出力装置１７
において前記被呼者に割り当てられたメモリの中から、
目的の被呼者の領域を検索し、たとえば被呼者１用格納
領域の被呼者１の発呼者に対するメッセージを格納する
ための領域に格納されているメッセージを発呼者側に出
力する。また、前記メッセージに引き続き、発呼者から
の前記被呼者に対するメッセージの有無を催促する。も
し、前記被呼者に対して発呼者からのメッセージがある
場合、ＣＰＵ１３は音声認識装置１５に対して認識され
た音声を文字コードに変換するように指示し、さらに先
に認識された被呼者の名前からあらかじめ登録された被
呼者の個々のパスワードを利用して文字コード化された
コードを暗号化装置１６にて暗号化する。そして、図３
で示される前記被呼者の領域の中の発呼者から被呼者へ
のメッセージ格納領域へ前記メッセージを暗号化された
文字コードにて格納する。
入力について述べる。ＣＰＵ１３は、Ｔスイッチ１４に
より局線トランク１２と音声認識装置１５の通話路を接
続し発呼者からの音声に対し入力待ち状態とさせる。そ
こで、発呼者が発生する、発呼者が所望する被呼者の名
前を音声認識装置１５にて受信し、被呼者のうち、誰に
対する発呼なのか被呼者の名前を認識する。さらに、認
識情報を基に、ＣＰＵ１３がメッセージ入出力装置１７
において前記被呼者に割り当てられたメモリの中から、
目的の被呼者の領域を検索し、たとえば被呼者１用格納
領域の被呼者１の発呼者に対するメッセージを格納する
ための領域に格納されているメッセージを発呼者側に出
力する。また、前記メッセージに引き続き、発呼者から
の前記被呼者に対するメッセージの有無を催促する。も
し、前記被呼者に対して発呼者からのメッセージがある
場合、ＣＰＵ１３は音声認識装置１５に対して認識され
た音声を文字コードに変換するように指示し、さらに先
に認識された被呼者の名前からあらかじめ登録された被
呼者の個々のパスワードを利用して文字コード化された
コードを暗号化装置１６にて暗号化する。そして、図３
で示される前記被呼者の領域の中の発呼者から被呼者へ
のメッセージ格納領域へ前記メッセージを暗号化された
文字コードにて格納する。
【００１７】最後に、被呼者が発呼者からのメッセージ
を参照する場合について述べる。被呼者が帰宅（または
席に戻った）時にメッセージ入出力装置１７における被
呼者へのメッセージ格納領域からメッセージを取り出す
には、まず、各端末から各個々にあらかじめ与えられた
パスワード等の入力を行う。音声認識装置１５を介して
音声で入力することも可能である。パスワード照合装置
１９では、入力された前記パスワードを基にパスワード
の照合を行い、あらかじめ登録された被呼者のパスワー
ドでない場合、ＣＰＵ１３に、メッセージ入出力装置１
７からのメッセージ出力動作、並びに、解読装置１８に
おける解読動作をさせず、加入者回路Ａ２０、端末イン
ターフェース回路Ａ２１，Ｂ２２を介し電話機Ａ２３の
ＬＣＤ、コンピュータＡ２４のＣＲＴ、コンピュータＢ
２５のＣＲＴ等の出力機器にエラーメッセージを送出し
再度パスワードの入力を促す。一方、パスワード照合装
置１９において被呼者のパスワードが確認された場合、
ＣＰＵ１３にその旨の解読許可信号を送出し、ＣＰＵ１
３は解読装置１８にメッセージ入出力装置１７から前記
被呼者の発呼者からのメッセージを取り出して解読させ
る。そして、たとえば、電話機Ａ２３では、加入者回路
Ａ２０を通じデータが転送され、発呼者からのメッセー
ジが電話機Ａ２３のＬＣＤに表示される。コンピュータ
Ａ２４の場合に関しても同様に端末インターフェースＡ
２１を通じて転送された発呼者からのメッセージがＣＲ
Ｔ上に表示される。また、コンピュータＢ２５でも端末
インターフェースＢ２２を通じてＣＲＴ上にメッセージ
が送出されることにより、被呼者は前記メッセージ内容
を確認することができる。
を参照する場合について述べる。被呼者が帰宅（または
席に戻った）時にメッセージ入出力装置１７における被
呼者へのメッセージ格納領域からメッセージを取り出す
には、まず、各端末から各個々にあらかじめ与えられた
パスワード等の入力を行う。音声認識装置１５を介して
音声で入力することも可能である。パスワード照合装置
１９では、入力された前記パスワードを基にパスワード
の照合を行い、あらかじめ登録された被呼者のパスワー
ドでない場合、ＣＰＵ１３に、メッセージ入出力装置１
７からのメッセージ出力動作、並びに、解読装置１８に
おける解読動作をさせず、加入者回路Ａ２０、端末イン
ターフェース回路Ａ２１，Ｂ２２を介し電話機Ａ２３の
ＬＣＤ、コンピュータＡ２４のＣＲＴ、コンピュータＢ
２５のＣＲＴ等の出力機器にエラーメッセージを送出し
再度パスワードの入力を促す。一方、パスワード照合装
置１９において被呼者のパスワードが確認された場合、
ＣＰＵ１３にその旨の解読許可信号を送出し、ＣＰＵ１
３は解読装置１８にメッセージ入出力装置１７から前記
被呼者の発呼者からのメッセージを取り出して解読させ
る。そして、たとえば、電話機Ａ２３では、加入者回路
Ａ２０を通じデータが転送され、発呼者からのメッセー
ジが電話機Ａ２３のＬＣＤに表示される。コンピュータ
Ａ２４の場合に関しても同様に端末インターフェースＡ
２１を通じて転送された発呼者からのメッセージがＣＲ
Ｔ上に表示される。また、コンピュータＢ２５でも端末
インターフェースＢ２２を通じてＣＲＴ上にメッセージ
が送出されることにより、被呼者は前記メッセージ内容
を確認することができる。
【００１８】なお、上記において、１台の電話機または
端末機に複数の被呼者がある場合として複数のパスワー
ドを設定して、名前を音声認識してパスワードを特定し
たが、１台の電話機または端末機に１つのパスワードで
あれば、この認識は不要である。
端末機に複数の被呼者がある場合として複数のパスワー
ドを設定して、名前を音声認識してパスワードを特定し
たが、１台の電話機または端末機に１つのパスワードで
あれば、この認識は不要である。
【００１９】
【発明の効果】上記のように本発明のディジタル交換機
は、音声認識装置とメッセージ入出力装置を持つ交換機
に暗号化装置、解読装置、パスワード照合装置を有する
ことにより発呼者から被呼者に対するメッセージを音声
認識装置により文字コード化、さらに、暗号装置により
暗号化することにより、パスワードを持った被呼者だけ
がメッセージを参照することができ、機密性が向上す
る。
は、音声認識装置とメッセージ入出力装置を持つ交換機
に暗号化装置、解読装置、パスワード照合装置を有する
ことにより発呼者から被呼者に対するメッセージを音声
認識装置により文字コード化、さらに、暗号装置により
暗号化することにより、パスワードを持った被呼者だけ
がメッセージを参照することができ、機密性が向上す
る。
【図１】本発明の一実施例のディジタル交換機の要部ブ
ロック図
ロック図
【図２】従来例のディジタル交換機の要部ブロック図
【図３】本発明および従来例共通のメッセージ入出力装
置におけるメモリ配置例を示す説明図
置におけるメモリ配置例を示す説明図
１２ 局線トランク １３ ＣＰＵ １４ Ｔスイッチ １５ 音声認識装置 １６ 暗号化装置 １７ メッセージ入出力装置 １８ 解読装置 １９ パスワード照合装置 ２０ 加入者回路Ａ ２１，２２ 端末インターフェースＡ，Ｂ ２３ 電話機Ａ ２４，２５ コンピュータＡ，Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】装置全体の制御を行うＣＰＵと、音声交換
を行うためのＴスイッチと、前記ＣＰＵの指令により局
とのインターフェースを行う局線トランクと、被呼者側
の電話機と通信を行う加入者回路と、コンピュータ等の
端末装置と通信を行うための端末インターフェースとで
構成されるディジタル交換機において、被呼者が不在の
時、発呼者から前記被呼者に対する音声メッセージを認
識して文字コード化する音声認識装置と、前記文字コー
ド化されたデータにあらかじめ登録された個人のパスワ
ードを基に暗号化を施す暗号化装置と、暗号化された文
字コードを保管し、さらに発呼者に対し前記被呼者より
のメッセージを出力するためにあらかじめ被呼者がメッ
セージを保管しておくメッセージ入出力装置と、前記メ
ッセージ入出力装置のメモリから被呼者へのメッセージ
を取り出す際、被呼者の入力したパスワードのチェック
を行い、パスワードが適合したときにメッセージ解読を
許可する信号を発するためのパスワード照合装置と、前
記暗号化装置により暗号化された文字コードを前記照合
装置からの解読許可信号を得て解読するための解読装置
とを有してなるディジタル交換機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16719092A JPH0614114A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ディジタル交換機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16719092A JPH0614114A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ディジタル交換機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0614114A true JPH0614114A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15845102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16719092A Pending JPH0614114A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ディジタル交換機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614114A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2524875A1 (en) | 2011-05-19 | 2012-11-21 | Ulma Manutencion, S. Coop. | System and process for separating a tray and at least one product placed thereon |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP16719092A patent/JPH0614114A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2524875A1 (en) | 2011-05-19 | 2012-11-21 | Ulma Manutencion, S. Coop. | System and process for separating a tray and at least one product placed thereon |
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