JPH06140829A - マイクロストリップアンテナ - Google Patents

マイクロストリップアンテナ

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Publication number
JPH06140829A
JPH06140829A JP28718292A JP28718292A JPH06140829A JP H06140829 A JPH06140829 A JP H06140829A JP 28718292 A JP28718292 A JP 28718292A JP 28718292 A JP28718292 A JP 28718292A JP H06140829 A JPH06140829 A JP H06140829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
microstrip antenna
radiating element
road
metal plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP28718292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Kimura
英章 木村
Keizo Cho
敬三 長
Toshikazu Hori
俊和 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP28718292A priority Critical patent/JPH06140829A/ja
Publication of JPH06140829A publication Critical patent/JPH06140829A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 マイクロセルを用いた移動通信に用いるマイ
クロストリップアンテナに関し、基地局を道路の歩道な
どに設置した場合に道路沿いだけでなく基地局と対向す
る歩道上にも信号波充分に放射することのできるアンテ
ナを実現する。 【構成】 放射素子1と、該放射素子1と一定の間隔を
保って、平行に配置された円形もしくは楕円形もしくは
多角形、あるいは、これらを組合せた形状の導電性地板
2から構成されるマイクロストリップアンテナであって
前記放射素子の中心と前記地板の中心とをずらして配置
することにより構成する。また、二つのマイクロストリ
ップアンテナを、地板同士が背中合せになるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動通信システムの基地
局のアンテナに関し、特に、マイクロセルを用いた移動
通信システムを、市街地に開設する場合に好適な、アン
テナ装置に係る。
【0002】
【従来の技術】マイクロセルを用いた移動通信を、市街
地で開設する場合、基地局装置をビルの壁面や電話ボッ
クスの上などに配置し、道路方向に沿ったゾーンを構成
するのが一般的である。このときアンテナは、ダイポー
ルアンテナのような棒状のアンテナを用いた無指向性の
ものや道路に沿う方向に指向性を向けたマイクロストリ
ップアンテナを用いている。マイクロストリップアンテ
ナは道路方向に指向性を有し、ビル壁面への放射が少な
いため、ゾーン内に効果的に電波を照射できるという特
徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
マイクロストリップアンテナを用いたシステムの場合に
は、基地局を道路の歩道上の公衆電話ボックス等に設け
たとき、該歩道に対面する歩道側も同時にビームの放射
が少なくなるため、これらの地点でレペルの低下がおこ
り、通信品質が悪くなるという問題点があった。本発明
は簡略な構成で道路方向に電波を放射しつつ、基地局の
横の対面歩道上の受信レベルをも上げることのできるア
ンテナ装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
問題点は、前記特許請求の範囲に記載した手段により解
決することができる。
【0005】すなわち、請求項1の発明は、放射素子
と、該放射素子と一定の間隔を保って、平行に配置され
た円形もしくは楕円形もしくは多角形、あるいは、これ
らを組合せた形状の導電性地板から構成されるマイクロ
ストリップアンテナであって前記放射素子の中心と前記
地板の中心とをずらして配置したマイクロストリップア
ンテナである。
【0006】また、請求項2の発明は2組の請求項1記
載のアンテナを、その放射素子が背中合せになるように
配設したマイクロストリップアンテナである。
【0007】
【作用】図1は本発明の第1の実施例を示す図である。
以下同図を参照して本発明の作用を説明する。
【0008】本発明における作用を説明する。この例は
TM101 モードの方形マイクロストリップアンテナにお
いて、放射素子を地板に対して中心から平行な水平方向
にずらして配置した例である。マイクロストリップアン
テナは、その片面に接地板を貼付けた誘電体板の反対側
の面に放射素子を設けた構造を有するが、本明細書で
は、上記接地板を貼付した誘電体板を地板と呼んでい
る。
【0009】同図において、1は放射素子、2は地板、
3は給電点を示している。放射素子が中心からずれたこ
とによるアンテナの放射特性への影響は、放射素子のエ
ッジに流れる電流と地板との位置関係を用いて説明する
ことができる。TM101 モードの方形マイクロストリッ
プアンテナでは、放射素子上の電流は図1のY軸方向に
流れるため、本発明の放射特性は図2に示すような無限
直線4と半無限金属板5のモデルで考えることができ
る。
【0010】マイクロストリップアンテナの放射素子が
地板に対して中央にある場合を無限直線のモデルで考え
る。地板の端と放射素子の距離が0.25波長で、誘電
体の誘電率が3.6であるとすると、無限直線によるモ
デルでは、図2に示すように直線が金属板の端から0.
5波長程度離れた場所(D=0.5λ)に存在している
場合に対応する。0.5波長という長さは放射素子の端
から地板の端の電気的距離に対応している。この場合の
放射特性を図3に破線で示す。このような場合、金属板
に平行な方向(180度方向)の放射レベルは金属板に
垂直な方向(90度方向)に対して15dB程度低い値
となる。次に図1に示すようにマイクロストリップアン
テナにおいて放射素子の端を地板の端から0.05波長
程度(D=0.005λ)までずらした場合について考
える。
【0011】この場合、無限直線モデルでは直線を金属
板から0.05波長に置いた場合に相当し、金属板に平
行な方向(180度方向)の放射レベルは図3の実線で
示すように金属板に垂直な方向(90度方向)に対して
−3dB程度まで大きくなる。これは金属板の端からの
放射電界の漏れだしが多くなるためである。
【0012】よって、マイクロストリップアンテナを鉛
直方向に置いた場合、放射素子を地板に対して平行に水
平方向にずらすことによって、マイクロストリップアン
テナの天頂方向および地板に平行な方向の片側だけに指
向特性を有するアンテナを構成することが可能となる。
【0013】図4に無限直線のモデルにおいて、金属板
の端からの距離と最大放射レベルに対する金属板に垂直
な方向(90度方向)のレベルの関係、および金属板の
端からの距離と最大放射方向の角度の関係を示す。直線
と金属板の端の距離が0.1波長より短くなると、最大
放射方向が金属板に垂直な方向(90度方向)から金属
板の端の方向にずれていくため、最大放射方向が金属板
に垂直な方向に保つためには、マイクロストリップアン
テナの放射素子の端から金属板の放射素子の端の距離が
0.1波長とすることが必要であることが分かる。
【0014】
【実施例】図5に、図1のアンテナを実際の環境に適用
した例を示す。この例はT字形の道路10において、一
方向だけにゾーンを構成した例である。本発明のアンテ
ナ12を建物11の壁面などに設置することによって、
道路方向にレベルが高く対面歩道方向の放射レベルが低
下しないパターンとすることができる。
【0015】図6に本発明の第2の実施例を示す。この
例は2つのマイクロストリップアンテナを地板2同士が
背中合わせになるように構成し、放射素子1を同じ側に
片寄らせ両アンテナの給電点3への給電は2分器14を
用いて同軸ケーブル13、コネクタ15を経由して同相
給電を行った例である。この場合の放射指向性は図7の
ようになる。
【0016】このアンテナを図8に示すように、電話ボ
ックス17の屋根の上にアンテナ12の主ビーム方向を
道路10に沿う方向に配置し、放射素子を道路幅対面方
向にずらして配置すると、建物11に挟まれた両側の歩
道16を含む道路10の方向及び対面の歩道16方向に
指向性を有するアンテナを形成することができる。
【0017】また、図9に示すように基板の両背面をく
っつけた一体化構造も可能であり、その他に図10に示
すように基板同士を傾けて配置する構成も考えられる。
これらは、その制作も容易であり、また、小形化するこ
とができる。これらの図における数字符号は総て図1の
場合と同様である。
【0018】図9または図10で示した実施例の場合の
放射素子は、互の地板に対して全く対称的に配置してい
るがこれらは偏波方向に対して垂直の方向にずらすこと
も可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、マイク
ロセルを用いた移動通信を市街地に適用するため、基地
局装置をビルの壁面や電話ボックスの上などに設ける場
合のアンテナとして好適である。
【0020】すなわち、簡潔な構成で道路沿いに最大放
射方向を有し、かつ基地局の対面歩道方向にも放射する
特性のアンテナを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】無限直線のモデルを用いた本発明の作用を説明
する図である。
【図3】アンテナの放射特性を示す図である。
【図4】金属板の端からの距離と放射特性の関係を示す
図である。
【図5】実際の環境に図1に示すアンテナを適用した例
を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図7】第2の実施例のアンテナの放射特性を示す図で
ある。
【図8】第2の実施例のアンテナの設置例を示す図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 放射素子 2 地板 3 給電点 4 無限直線 5 半無限金属板 10 道路 11 建物 12 アンテナ 13 同軸ケーブル 14 2分器 15 コネクタ 16 歩道

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射素子と、該放射素子と一定の間隔を
    保って、平行に配置された円形もしくは楕円形もしくは
    多角形あるいは、これらを組合せた形状の導電性地板か
    ら構成されるマイクロストリップアンテナであって前記
    放射素子の中心と前記地板の中心とをずらして配置した
    ことを特徴とするマイクロストリップアンテナ。
  2. 【請求項2】 2組の請求項1記載のアンテナを、その
    放射素子が背中合せになるように配設したことを特徴と
    するマイクロストリップアンテナ。
JP28718292A 1992-10-26 1992-10-26 マイクロストリップアンテナ Pending JPH06140829A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0683542A2 (en) * 1994-05-20 1995-11-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Omnidirectional slot antenna
KR100294189B1 (ko) * 1997-10-17 2001-07-12 윤종용 무선전화기 내장형 마이크로스트립 패치안테나
JP2001320233A (ja) * 2000-05-11 2001-11-16 Dx Antenna Co Ltd アンテナ装置

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