JPH06139877A - スイッチ - Google Patents
スイッチInfo
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- JPH06139877A JPH06139877A JP29143592A JP29143592A JPH06139877A JP H06139877 A JPH06139877 A JP H06139877A JP 29143592 A JP29143592 A JP 29143592A JP 29143592 A JP29143592 A JP 29143592A JP H06139877 A JPH06139877 A JP H06139877A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- slider
- movable
- movable piece
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tumbler Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接点開閉速度が大きく、かつ、接点開閉音の
小さいスイッチを構造簡単かつ安価なものとして提供す
る。 【構成】 揺動可能な操作ノブ2に係合されて直線往復
動するスライダ9を本体ケース1に装備するとともに、
遊端に可動接点7aを備えた板バネ製の可動片7をスラ
イダ移動方向に沿って片持ち状に本体ケース1に装備
し、この片持ち状可動片7の長手方向中間部位に設けた
凸曲部7cに前記スライダ9を側方から当接作用させ
て、前記可動接点7aに対向する固定接点を備えた固定
端子Bに接近する方向に可動片7を押圧弾性変形させる
ように構成する。
小さいスイッチを構造簡単かつ安価なものとして提供す
る。 【構成】 揺動可能な操作ノブ2に係合されて直線往復
動するスライダ9を本体ケース1に装備するとともに、
遊端に可動接点7aを備えた板バネ製の可動片7をスラ
イダ移動方向に沿って片持ち状に本体ケース1に装備
し、この片持ち状可動片7の長手方向中間部位に設けた
凸曲部7cに前記スライダ9を側方から当接作用させ
て、前記可動接点7aに対向する固定接点を備えた固定
端子Bに接近する方向に可動片7を押圧弾性変形させる
ように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車のウインドーレ
ギュレータスイッチ、サンルーフスイッチ、等の主とし
て車載用の各種スイッチとして使用されるスイッチに関
する。
ギュレータスイッチ、サンルーフスイッチ、等の主とし
て車載用の各種スイッチとして使用されるスイッチに関
する。
【0002】
【従来の技術】上記した車載用スイッチとしては、揺動
する操作ノブによって押し込みスライド変位されるプラ
ンジャを板バネ製の可動片の略直交する方向から作用さ
せて可動片を弾性変形させるように構成したリーフスプ
リング式スイッチ、揺動する操作ノブに備えた係合部材
によってシーソー揺動可能に支持した可動片を押圧して
揺動させるように構成したシーソー式スイッチ、あるい
は、揺動する操作ノブによって押し込みスライド変位さ
れるプランジャを板バネ製の可動片の略直交する方向か
ら作用させるとともに、この可動片にスナップアクショ
ン用のバネ片を係合作用させて構成したスナップ式スイ
ッチ等が知られている。
する操作ノブによって押し込みスライド変位されるプラ
ンジャを板バネ製の可動片の略直交する方向から作用さ
せて可動片を弾性変形させるように構成したリーフスプ
リング式スイッチ、揺動する操作ノブに備えた係合部材
によってシーソー揺動可能に支持した可動片を押圧して
揺動させるように構成したシーソー式スイッチ、あるい
は、揺動する操作ノブによって押し込みスライド変位さ
れるプランジャを板バネ製の可動片の略直交する方向か
ら作用させるとともに、この可動片にスナップアクショ
ン用のバネ片を係合作用させて構成したスナップ式スイ
ッチ等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記リーフスプリング
式スイッチは、板バネ製の可動片の作動速度がプランジ
ャの押し込み速度と略同じであるために、接点開閉の際
に生じる接点当り音による開閉音は小さいが、スイッチ
本来の性能を左右する接点開閉速度が低く、アークの発
生を招き発熱しやすく、耐久性に問題があった。
式スイッチは、板バネ製の可動片の作動速度がプランジ
ャの押し込み速度と略同じであるために、接点開閉の際
に生じる接点当り音による開閉音は小さいが、スイッチ
本来の性能を左右する接点開閉速度が低く、アークの発
生を招き発熱しやすく、耐久性に問題があった。
【0004】また、上記シーソー式スイッチは、操作ノ
ブに備えた係合部材と可動片とのカム作用により可動片
を揺動変位させる構成上、可動片の作動速度を上げるこ
とができ、接点開閉速度は上記リーフスプリング式に比
べて改良されるのであるが、可動片自体が剛性の高い部
材で構成されるためにスイッチ開閉音が高くなる不具合
があった。
ブに備えた係合部材と可動片とのカム作用により可動片
を揺動変位させる構成上、可動片の作動速度を上げるこ
とができ、接点開閉速度は上記リーフスプリング式に比
べて改良されるのであるが、可動片自体が剛性の高い部
材で構成されるためにスイッチ開閉音が高くなる不具合
があった。
【0005】また、上記スナップ式スイッチは、柔軟な
板バネ製の可動片がスナップアクションして接点開閉を
行うので、接点開閉速度およびスイッチ開閉音の点で優
れた性能を発揮するのであるが、機構的に複雑で、部品
点数も多くなるためにコスト高になる欠点があった。
板バネ製の可動片がスナップアクションして接点開閉を
行うので、接点開閉速度およびスイッチ開閉音の点で優
れた性能を発揮するのであるが、機構的に複雑で、部品
点数も多くなるためにコスト高になる欠点があった。
【0006】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、スナップ式のような複雑な構成を採
ることなく接点開閉速度およびスイッチ開閉音の点で優
れた性能を発揮することのできるスイッチを提供するこ
とを目的とする。
れたものであって、スナップ式のような複雑な構成を採
ることなく接点開閉速度およびスイッチ開閉音の点で優
れた性能を発揮することのできるスイッチを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスイッチは、操作ノブの揺動操作によって
可動片を変位させて、可動片の遊端に備えた可動接点を
本体ケースに固設した固定接点に対して接触離反移動さ
せるように構成したスイッチにおいて、前記操作ノブに
係合されて直線往復動するスライダを本体ケースに装備
し、前記可動片を遊端に可動接点を備えた片持ち状の板
バネ片に構成するとともに、この片持ち状可動片の長手
方向中間部位に設けた凸曲部に前記スライダを側方から
当接作用させて、前記可動接点に対向する固定接点を備
えた固定端子に接近する方向に可動片を押圧変形させる
ように構成した。
に、本発明のスイッチは、操作ノブの揺動操作によって
可動片を変位させて、可動片の遊端に備えた可動接点を
本体ケースに固設した固定接点に対して接触離反移動さ
せるように構成したスイッチにおいて、前記操作ノブに
係合されて直線往復動するスライダを本体ケースに装備
し、前記可動片を遊端に可動接点を備えた片持ち状の板
バネ片に構成するとともに、この片持ち状可動片の長手
方向中間部位に設けた凸曲部に前記スライダを側方から
当接作用させて、前記可動接点に対向する固定接点を備
えた固定端子に接近する方向に可動片を押圧変形させる
ように構成した。
【0008】
【作用】上記構成によると、スライダを直線変位させて
可動片の凸曲部に側方から当接作用させると、スライダ
の少しのスライド変位に対して凸曲部がカム作用によっ
て大きく後退変位させられることとなり、可動片は素早
く固定接点に接近する方向に押圧変形されて、接点の切
り換えが行われる。
可動片の凸曲部に側方から当接作用させると、スライダ
の少しのスライド変位に対して凸曲部がカム作用によっ
て大きく後退変位させられることとなり、可動片は素早
く固定接点に接近する方向に押圧変形されて、接点の切
り換えが行われる。
【0009】この際、可動片は柔軟な板バネ片で構成さ
れているので、素早く可動接点が固定接点に接触して
も、可動片自体の弾性により接触衝撃が緩和されて、接
点開閉音は小さいものとなる。
れているので、素早く可動接点が固定接点に接触して
も、可動片自体の弾性により接触衝撃が緩和されて、接
点開閉音は小さいものとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を乗用車のウインドーレギュレ
ータスイッチに適用した実施例を図に基づいて説明す
る。
ータスイッチに適用した実施例を図に基づいて説明す
る。
【0011】このスイッチは、本体ケース1、操作ノブ
2、スイッチング機構3、およびコネクタケース4とか
ら構成されている。
2、スイッチング機構3、およびコネクタケース4とか
ら構成されている。
【0012】前記操作ノブ2は、本体ケース1中央の操
作穴1aの内部に設けたボス部1bに、水平支点Pを中
心に一定範囲内で揺動可能に嵌合枢支されており、この
操作ノブ2の中央ボス2aに上下スライド可能かつ圧縮
バネ5を介して下方付勢されたプランジャ6が装備さ
れ、このプランジャ6の先細り下端部が、前記ボス部1
bの内部に形成したV形凹部1cに付勢係合されること
で、操作ノブ2が図1に示す中立姿勢に保持されるよう
になっている。
作穴1aの内部に設けたボス部1bに、水平支点Pを中
心に一定範囲内で揺動可能に嵌合枢支されており、この
操作ノブ2の中央ボス2aに上下スライド可能かつ圧縮
バネ5を介して下方付勢されたプランジャ6が装備さ
れ、このプランジャ6の先細り下端部が、前記ボス部1
bの内部に形成したV形凹部1cに付勢係合されること
で、操作ノブ2が図1に示す中立姿勢に保持されるよう
になっている。
【0013】スイッチング機構3は、前記ボス部1bの
下部に連設されたスイッチングケース部1dに内装され
ており、5個の固定端子B,D,SD,U,SU、2組
の可動片7,8、および、これら可動片7,8を操作す
るためのスライダ9とから構成されており、これらは総
て前記コネクタケース4に装備されている。
下部に連設されたスイッチングケース部1dに内装され
ており、5個の固定端子B,D,SD,U,SU、2組
の可動片7,8、および、これら可動片7,8を操作す
るためのスライダ9とから構成されており、これらは総
て前記コネクタケース4に装備されている。
【0014】コネクタケース4は、スイッチングケース
部1dに下方より嵌入されて爪4aを介して連結固定さ
れており、各固定端子B,D,SD,U,SUをインサ
ート装備するとともに、これらから屈曲連設したリード
端子部を下方に突出支持し、かつ、前記スライダ9を左
右に直線移動可能に案内支持している。
部1dに下方より嵌入されて爪4aを介して連結固定さ
れており、各固定端子B,D,SD,U,SUをインサ
ート装備するとともに、これらから屈曲連設したリード
端子部を下方に突出支持し、かつ、前記スライダ9を左
右に直線移動可能に案内支持している。
【0015】前記可動片7,8は、図4に示すように、
左右対称にプレス成形した一対の板バネ材を、その中央
部位において固定端子D,Uにカシメ連結して左右に片
持ち状に延出したものであり、各可動片7,8の遊端部
に可動接点7a,7bおよび8a,8bがそれぞれ装着
され、図4に示すように、可動接点7aが固定端子Bに
備えた固定接点bdに、可動接点7bが固定端子SDに
備えた固定接点sdに、可動接点8aが固定端子Bに備
えた固定接点buに、また、可動接点8bが固定端子S
Uに備えた固定接点suに、それぞれ対向配置されてい
る。
左右対称にプレス成形した一対の板バネ材を、その中央
部位において固定端子D,Uにカシメ連結して左右に片
持ち状に延出したものであり、各可動片7,8の遊端部
に可動接点7a,7bおよび8a,8bがそれぞれ装着
され、図4に示すように、可動接点7aが固定端子Bに
備えた固定接点bdに、可動接点7bが固定端子SDに
備えた固定接点sdに、可動接点8aが固定端子Bに備
えた固定接点buに、また、可動接点8bが固定端子S
Uに備えた固定接点suに、それぞれ対向配置されてい
る。
【0016】なお、この例では、図7に示すように、固
定端子D,Uがウインドー昇降用の電動モータ10の両
極に接続されるとともに、固定端子Bがバッテリーの+
極に接続され、また、固定端子SDおよびSUがアース
に落とされるようにモータ駆動回路が構成され、可動片
7がウインドー下降起動用に、また、可動片8がウイン
ドー上昇起動用として機能するようになっている。
定端子D,Uがウインドー昇降用の電動モータ10の両
極に接続されるとともに、固定端子Bがバッテリーの+
極に接続され、また、固定端子SDおよびSUがアース
に落とされるようにモータ駆動回路が構成され、可動片
7がウインドー下降起動用に、また、可動片8がウイン
ドー上昇起動用として機能するようになっている。
【0017】また、各可動片7,8における片持ち状左
半部分および右半部分の長手方向中間部位に山形の凸曲
部7c,7dおよび8c,8dが形成されるとともに、
各凸曲部7c〜8dの外寄り箇所に段差状の係合部kが
形成されている。
半部分および右半部分の長手方向中間部位に山形の凸曲
部7c,7dおよび8c,8dが形成されるとともに、
各凸曲部7c〜8dの外寄り箇所に段差状の係合部kが
形成されている。
【0018】前記スライダ9は、図4および図5に示す
ように、その上面に、前記操作ノブ2から連設の係合片
2bに係入する突起9aを備えるとともに、四隅にスラ
イドガイド9bを突設し、かつ、下面に前記2組の可動
片7,8を押圧操作する一対のカム11,12を備えて
いる。また、前記各カム11,12の両脇には、前記可
動片7,8を係入案内するガイドリブ9cが設けられる
とともに、このガイドリブ9cの延出端部内面に、可動
片7,8の前記係合部kに係合可能な側面視三角形の係
合片13が内向きに突設されている。
ように、その上面に、前記操作ノブ2から連設の係合片
2bに係入する突起9aを備えるとともに、四隅にスラ
イドガイド9bを突設し、かつ、下面に前記2組の可動
片7,8を押圧操作する一対のカム11,12を備えて
いる。また、前記各カム11,12の両脇には、前記可
動片7,8を係入案内するガイドリブ9cが設けられる
とともに、このガイドリブ9cの延出端部内面に、可動
片7,8の前記係合部kに係合可能な側面視三角形の係
合片13が内向きに突設されている。
【0019】本発明のスイッチは以上のように構成され
たものであり、以下にそのスイッチング作動を説明す
る。
たものであり、以下にそのスイッチング作動を説明す
る。
【0020】(1) 中立状態 操作ノブ2に外力を加えない常態では、図1に示すよう
に、プランジャ6の先細り下端部がV形凹部1cの底部
に付勢係合されることで、操作ノブ2が中立姿勢に保持
され、この状態では図8に示すように、スライダ9のカ
ム11によって可動片7左半部分の凸曲部7dが下方に
押圧変位されて可動接点7bが固定接点sdに接続され
るとともに、カム11の作用を受けない右半部分の可動
接点7aは固定接点bdから離反している。また、図示
しないが、左右逆特性に形成された他方のカム12に対
応する可動片8においては、可動片8右半部分の凸曲部
8dがカム12によって下方に押圧変位されて可動接点
8bが固定接点suに接続されるとともに、カム12の
作用を受けない左半部分の可動接点8aは固定接点bu
から離反している。従って、回路上では、図7に示すよ
うに、電動モータ10の両極が共にアースされる。
に、プランジャ6の先細り下端部がV形凹部1cの底部
に付勢係合されることで、操作ノブ2が中立姿勢に保持
され、この状態では図8に示すように、スライダ9のカ
ム11によって可動片7左半部分の凸曲部7dが下方に
押圧変位されて可動接点7bが固定接点sdに接続され
るとともに、カム11の作用を受けない右半部分の可動
接点7aは固定接点bdから離反している。また、図示
しないが、左右逆特性に形成された他方のカム12に対
応する可動片8においては、可動片8右半部分の凸曲部
8dがカム12によって下方に押圧変位されて可動接点
8bが固定接点suに接続されるとともに、カム12の
作用を受けない左半部分の可動接点8aは固定接点bu
から離反している。従って、回路上では、図7に示すよ
うに、電動モータ10の両極が共にアースされる。
【0021】(2) ウインドー下降操作 図3に示すように、操作ノブ2を押し下げ揺動操作する
と、スライダ9が右方にスライドし、図9に示すよう
に、カム11の右方移動によって可動片7における右側
の凸曲部7cにカム11の右端が側方より当接作用し、
凸曲部7cとカム11との当接カム作用によって可動片
7の右半部分が急速に下方に押圧変位される。また、左
側の凸曲部7dがカム11の押圧作用を解除されること
で、可動片7の左半部分が上方に弾性復帰変位する。こ
れによって、可動接点7aが固定接点bdに接続される
とともに、可動接点7bが固定接点sdから離反する。
なお、スライダ9の右方スライドに対して他方のカム1
2と可動片8の押圧関係は変化がなく、図7の回路にお
いては、可動片7のみが切換えられて、電動モータ10
がウインドー下降側に回転する方向に通電される。
と、スライダ9が右方にスライドし、図9に示すよう
に、カム11の右方移動によって可動片7における右側
の凸曲部7cにカム11の右端が側方より当接作用し、
凸曲部7cとカム11との当接カム作用によって可動片
7の右半部分が急速に下方に押圧変位される。また、左
側の凸曲部7dがカム11の押圧作用を解除されること
で、可動片7の左半部分が上方に弾性復帰変位する。こ
れによって、可動接点7aが固定接点bdに接続される
とともに、可動接点7bが固定接点sdから離反する。
なお、スライダ9の右方スライドに対して他方のカム1
2と可動片8の押圧関係は変化がなく、図7の回路にお
いては、可動片7のみが切換えられて、電動モータ10
がウインドー下降側に回転する方向に通電される。
【0022】なお、この操作ノブ2の押し下げ揺動操作
に伴ってプランジャ6の先細り下端部がV形凹部1cの
底部から右方に外れ、プランジャ6は圧縮バネ5に抗し
て押込み後退され、操作ノブ2への操作を解除すると、
突出付勢されたプランジャ6がV形凹部1cの底部に移
行する力によって操作ノブ2が中立姿勢まで自動復帰揺
動される。
に伴ってプランジャ6の先細り下端部がV形凹部1cの
底部から右方に外れ、プランジャ6は圧縮バネ5に抗し
て押込み後退され、操作ノブ2への操作を解除すると、
突出付勢されたプランジャ6がV形凹部1cの底部に移
行する力によって操作ノブ2が中立姿勢まで自動復帰揺
動される。
【0023】(3) ウインドー上昇操作 前記中立状態から操作ノブ2を引き上げ操作すると、ス
ライダ9は左方にスライドされ、この場合は、他方の可
動片8のみが他方のカム12によって変位操作されて、
可動接点8aが固定接点buに接続されるとともに、可
動接点8bが固定接点suから離反され、図7の回路に
おいて、可動片8のみが切換えられて、電動モータ10
がウインドー上昇側に回転する方向に通電される。
ライダ9は左方にスライドされ、この場合は、他方の可
動片8のみが他方のカム12によって変位操作されて、
可動接点8aが固定接点buに接続されるとともに、可
動接点8bが固定接点suから離反され、図7の回路に
おいて、可動片8のみが切換えられて、電動モータ10
がウインドー上昇側に回転する方向に通電される。
【0024】なお、このウインドー上昇操作状態でもプ
ランジャ6は圧縮バネ5に抗して押込み後退され、操作
ノブ2から手を離すと、上記と同様にプランジャ6の突
出付勢機能により操作ノブ2は中立姿勢に自動復元す
る。
ランジャ6は圧縮バネ5に抗して押込み後退され、操作
ノブ2から手を離すと、上記と同様にプランジャ6の突
出付勢機能により操作ノブ2は中立姿勢に自動復元す
る。
【0025】(4) オン故障時の回復操作 例えば、図9に示すウインドー下降操作状態において、
可動接点7aが固定接点bdに融着してしまった場合、
操作ノブ2を中立を越えてウインドー上昇方向に強制操
作してスライダ9を左方に移動させると、図10に示す
ように、接点融着によって復帰上昇しなくなった可動片
7における右半部分の凸曲部7cの係合部kに係合片1
3が係合し、スライダ9を更に左方に強く移動させるこ
とで、係合片13の傾斜面が係合部kを持ち上げ操作
し、可動接点7aを固定接点bdから強制的に離反させ
ることができるのである。
可動接点7aが固定接点bdに融着してしまった場合、
操作ノブ2を中立を越えてウインドー上昇方向に強制操
作してスライダ9を左方に移動させると、図10に示す
ように、接点融着によって復帰上昇しなくなった可動片
7における右半部分の凸曲部7cの係合部kに係合片1
3が係合し、スライダ9を更に左方に強く移動させるこ
とで、係合片13の傾斜面が係合部kを持ち上げ操作
し、可動接点7aを固定接点bdから強制的に離反させ
ることができるのである。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、揺動する操作ノブによって直線移動されるスライダ
で、板バネ製の可動片に形成した凸曲部を側方から押圧
して、可動片を固定接点側に弾性変形させて接点切換え
を行うようにしたので、スライダと凸曲部とのカム作用
で、スライダ変位に対して大きく可動片を変形させるこ
とができ、その結果、接点開閉速度を高くしてアークの
発生および発熱を抑制して耐久性を向上することが可能
となった。
ば、揺動する操作ノブによって直線移動されるスライダ
で、板バネ製の可動片に形成した凸曲部を側方から押圧
して、可動片を固定接点側に弾性変形させて接点切換え
を行うようにしたので、スライダと凸曲部とのカム作用
で、スライダ変位に対して大きく可動片を変形させるこ
とができ、その結果、接点開閉速度を高くしてアークの
発生および発熱を抑制して耐久性を向上することが可能
となった。
【0027】しかも、可動片の作動速度が大きいもので
ありながら、可動片自体が柔軟な板バネで構成してある
ために、接点接触の衝撃が可動片の弾性によって吸収緩
和され、耳障りな接点開閉音も充分抑制できるようにな
った。
ありながら、可動片自体が柔軟な板バネで構成してある
ために、接点接触の衝撃が可動片の弾性によって吸収緩
和され、耳障りな接点開閉音も充分抑制できるようにな
った。
【0028】また、このように高い接点開閉速度、およ
び小さい接点開閉音のスイッチを構成するのに、スナッ
プアクション形式のもののように、複雑で組立難く、か
つ、多くの部品を必要とするものではないので、生産性
の向上およびコスト低減に有効である。
び小さい接点開閉音のスイッチを構成するのに、スナッ
プアクション形式のもののように、複雑で組立難く、か
つ、多くの部品を必要とするものではないので、生産性
の向上およびコスト低減に有効である。
【図1】本発明に係るスイッチの中立状態を示す縦断側
面図
面図
【図2】縦断正面図
【図3】接点切換え状態を示す縦断側面図
【図4】スイッチング機構の分解斜視図
【図5】スライダを下方から見た斜視図
【図6】固定接点群の平面図
【図7】モータ駆動用スイッチング回路図
【図8】中立状態のスイッチング機構を示す縦断側面図
【図9】接点切換え状態のスイッチング機構を示す縦断
側面図
側面図
【図10】接点融着時の回復作動を示すスイッチング機
構の縦断側面図
構の縦断側面図
1 本体ケース 2 操作ノブ 7 可動片 7a 可動接点 7c 凸曲部 9 スライダ B 固定端子
Claims (1)
- 【請求項1】 揺動可能な操作ノブに係合されて直線往
復動するスライダを本体ケースに装備するとともに、遊
端に可動接点を備えた板バネ製の可動片をスライダ移動
方向に沿って片持ち状に本体ケースに装備し、この片持
ち状可動片の長手方向中間部位に設けた凸曲部に前記ス
ライダを側方から当接作用させて、前記可動接点に対向
する固定接点を備えた固定端子に接近する方向に可動片
を押圧弾性変形させるように構成してあることを特徴と
するスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29143592A JPH06139877A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29143592A JPH06139877A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06139877A true JPH06139877A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17768838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29143592A Pending JPH06139877A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06139877A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012048952A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Rkc Instrument Inc | コネクタ |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP29143592A patent/JPH06139877A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012048952A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Rkc Instrument Inc | コネクタ |
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