JPH06139342A - 画像読み取り装置及び複写装置 - Google Patents

画像読み取り装置及び複写装置

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JPH06139342A
JPH06139342A JP4286348A JP28634892A JPH06139342A JP H06139342 A JPH06139342 A JP H06139342A JP 4286348 A JP4286348 A JP 4286348A JP 28634892 A JP28634892 A JP 28634892A JP H06139342 A JPH06139342 A JP H06139342A
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Tsutomu Utagawa
勉 歌川
Shinobu Arimoto
忍 有本
和夫 ▲吉▼永
Kazuo Yoshinaga
Takehiko Nakai
中井  武彦
Tetsuya Nagase
哲也 永瀬
Toshio Hayashi
俊男 林
Nobuatsu Sasanuma
信篤 笹沼
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高精度に特定画像を判別するための構成を提
供する。 【構成】 通常読み取りのために対象画像を照明する第
1の照明手段(206)、前記対象画像が特定画像であ
るかを判別すべく前記第1の照明手段とは異なる特性で
前記対象画像を照明する第2の照明手段(205)、前
記第1の照明手段、第2の照明手段の光量を夫々調整す
る手段(4301、4302、417)とを有すること
を特徴とする画像読み取り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読み取り装置及び複
写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から特定の画像に例えば紫外線を照
明すると可視像を励起する蛍光インクに特定のマークを
印刷しておき、原稿が特定画像であるかを判別するため
紫外線を照射させ励起された光の有無によって特定画像
を判別する技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の技術を画像読取
装置に適用するに際しては通常の原稿読み取りを行うと
ともに前記特定画像の判別をいかに高精度に行うかが大
きな課題となる。
【0004】本発明はかかる問題を解決することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願の第1の発明は上
述の目的を達成するため通常読み取りのために対象画像
を照明する第1の照明手段、前記対象画像が特定画像で
あるかを判別すべく前記第1の照射手段とは異なる特性
で前記対象画像を照明する第2の照明手段、前記第1の
照明手段、第2の照明手段の光量を夫々調整する手段と
を有することを特徴とする。
【0006】
【実施例】
(第1の実施例)以下、好ましい実施例に基づき、本発
明を説明する。
【0007】以下の実施例では本発明の適応例としてカ
ラー複写装置が示されるが、これに限る物ではなく他の
種々の装置、例えばモノクロ複写装置や識別装置に適応
出来ることは勿論である。
【0008】図2に本発明の第1の実施例の装置の外観
図を示す。
【0009】図2において201はイメージスキャナ部
であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分
である。また、202はプリンタ部であり、イメージス
キャナ201に読み取られた原稿画像に対応した画像を
記録用紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
【0010】イメージスキャナ部201において、51
01は、一般的な蛍光インクを効率よく励起する短波長
領域の光(紫外光)を発光する蛍光ランプである。図番
は前後するが図10は、蛍光ランプ5101の発光分光
特性と、蛍光ランプ5101により照射された蛍光イン
クの反射分光特性を示したものである。本実施例の前記
蛍光インクは、可視光源であるハロゲンランプ205が
発光する光成分には励起されない特性を持っている。ま
た、図11に示すように、前記蛍光インクは特定の波長
(ここでは350nm:紫外光)の光に一番効率よく励
起される。200は鏡面厚板であり、原稿台ガラス(以
下プラテン)203上の原稿204は、ハロゲンランプ
205または蛍光ランプ5101の光で照射され、原稿
からの反射光は反射ミラー206、207に導かれ、レ
ンズ209により3ラインセンサ(以下センサ)210
上に像を結び、フルカラー情報レッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)成分として信号処理部211に送
られる。なお、205、206は速度vで、207は1
/2vラインセンサの電気的走査方向(以下、主走査方
向)に対して垂直方向(以下、副走査方向)に機械的に
動くことにより、原稿全面を走査する。
【0011】5102は標準白色板であり、ハロゲンラ
ンプ205使用時のセンサ210の読み取りデータの補
正データに用いる。5103は蛍光基準板で、図10に
示す反射分光特性を示す蛍光インク(原稿に印刷された
検出用の蛍光インク)とほぼ同等な特性を示す蛍光イン
クが一様に塗布されており、蛍光ランプ5101使用時
のセンサ210の出力データの補正に用いる。
【0012】信号処理部211では読み取られた信号を
電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエ
ロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に分解し、プリ
ンタ部202に送る。また、イメージスキャナ部201
における一回の原稿走査(スキャン)につきM,C,
Y,Bkの内、一つの成分がプリンタ202に送られ、
計4回の原稿走査により一回のプリントアウトが完成す
る。
【0013】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,Bkの画像信号は、レーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は画像信号に応
じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光はポ
リゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー21
6を介し、感光ドラム217上を走査する。
【0014】218は回転現像器であり、マゼンタ現像
器219、シアン現像器220、イエロー現像器22
1、ブラック現像器222、より構成され、4つの現像
器が交互に感光ドラムに接し、感光ドラム217上に形
成されたM,C,Y,Bkの静電潜像を対応するトナー
で現像する。
【0015】223は転写ドラムで、用紙カセット22
4または225より給紙された用紙をこの転写ドラム2
23に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナ
ー像を用紙に転写する。
【0016】このようにしてM,C,Y,Bkの4色が
順次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通か
して排紙される。
【0017】図13に本実施例に用いたセンサ210の
構成を示す。
【0018】ここで、210−1,210−2,210
−3は順にR,G,B波長成分を読み取るための受光素
子列である。
【0019】この3本の異なる光学特性をもつ受光素子
列は、R,G,Bの各センサが原稿の同一ラインを読み
取るべく互いに平行に配置されるように、同一のシリコ
ンチップ上にモノリシックに構成されている。
【0020】図12に受光素子の拡大図を示す。各セン
サは主走査方向に一画素当たり10μmの長さをもつ。
各センサはA3原稿の短手方向(297mm)を400
dpiの解像度で読み取ることが出来るように、主走査
方向に5000画素ある。また、R,G,Bの各センサ
のライン間距離は80μmであり、400lpiの副走
査解像度に対して各8ラインずつ離れている。
【0021】各ラインセンサはR,G,Bの所定の分光
特性を得るためにセンサ表面に所定の透過率の光学的な
フィルタが形成されている。
【0022】図6を用いて、センサ210のR,G,B
のラインセンサの分光特性を説明する。各ラインセンサ
R,G,Bは前述の通り所定の分光特性を得るためにセ
ンサ表面に光学的なフィルタが形成されている。
【0023】図6の(A)は従来から用いられている
R,G,Bのフィルタの特性である。この図からもわか
るように、従来のR,G,Bのフィルタは700nm以
上の赤外光に対して感度を有しているため、レンズ20
9に図6の(B)の赤外カットフィルタを設けている。
【0024】次に図1は、イメージスキャナ部201で
の画像信号の流れを示すブロック図である。CCD21
0より出力される画像信号は、アナログ信号処理部40
01に入力され、アナログ信号処理部4001内で8b
itのデジタル画像信号に変換された後にシェーディン
グ補正部4002に入力される。
【0025】4008はデコーダであり、主走査アドレ
スカウンタ419からの主走査アドレスをデコードし
て、シフトパルスやリセツトパルス等のライン単位のC
CD駆動信号を生成する。
【0026】図7はアナログ信号処理部4001のブロ
ック図である。ここでは、R,G,Bの処理回路が全て
同一であるため、1色分の回路を示す。CCD210か
ら出力された画像信号は、サンプル&ホールド部(S/
H部)4101でアナログ信号の波形を安定させるため
にサンプル&ホールドされる。CPU417は電圧コン
トロール回路4103を介して、画像信号がA/D変換
器4105のダイナミックレンジをフルに活用できるよ
うに、可変増幅機4103及びクランプ回路4102を
制御する。A/D変換器4105はアナログ画像信号を
8bitのデジタル画像信号に変換する。
【0027】8bitのデジタル画像信号は、シェーデ
ィング補正部4002において、公知のシェーディング
補正手段によってシェーディング補正が施される。
【0028】蛍光ランプ5101使用時、センサ210
からの読み取り信号に対して、CPUは標準蛍光板51
03からの一ライン分の読み取り蛍光信号をラインメモ
リ4003に蓄え、このラインメモリに記録された各画
素の読み取りデータを255レベルにするための乗算係
数を画素毎に求め、これを一ライン分の係数メモリ40
06に蓄える。そして、実際の原稿読み取り時にセンサ
210のライン読み取りによる各画素の出力に同期して
その画素に対応する乗算係数を係数メモリから読みだし
て、乗算器4007でセンサ210からの各画素信号に
かけることによりシェーディング補正を行う。
【0029】ハロゲンランプ205使用時のシェーディ
ング補正も蛍光ランプ5101使用時の場合と同様に、
標準白色板5102からの一ライン分の読み取り信号を
ラインメモリに書き込み、その値を255にするための
乗算係数を係数メモリに蓄え、乗算器によって係数メモ
リからの画素毎の乗算係数と読み取り信号とがかけられ
る。
【0030】図12に示すように、センサ210の受光
部210−1,210−2,210−3は一定の距離を
隔てて配置されているため、図1のディレイ素子40
1、402において、副走査方向の空間的ずれが補正さ
れる。具体的にはB信号に対して副走査方向で先の原稿
を読むR,Gの各信号を副走査方向に遅延させB信号に
合わせる。403、404、405はlog変換器で、
ルックアップテーブルROMにより構成され、輝度信号
が濃度信号に変換される。406は公知のマスキング及
びUCR回路であり、詳しい説明は省略するが、入力さ
れた3原色信号により、出力のためのY,M,C,Bk
の信号が各読み取り動作のたびに順次所定のビット長例
えば8bitで出力される。
【0031】図3は本実施例のイメージスキャナ部にお
ける各部の動作タイミング図である。
【0032】VSYNC信号は、副走査方向の画像有効
区間信号であり、”1”の区間において、画像読みとり
(スキャン)を行う順次(C),(M),(Y),(B
k)の出力信号を形成する。VEは主走査方向の画像有
効区間信号であり、”1”の区間において主走査開始位
置のタイミングをとる。CLK信号は画素同期信号であ
り、0→1の立ち上がりタイミングで画像データを転送
する。
【0033】417はCPUであり各モードにおいて装
置の制御を行う。4009はウインドコンパータであ
り、CPU417の指示する特定レベル信号が入力され
たかどうかの判定を行う。ブロック処理回路409で
は、16×16のブロック処理を行い、ウインドコンパ
レータ4009の出力を16×16のブロックごとに処
理する。418はCPU417に付加されたRAM/R
OMである。
【0034】図4は図1図示のウインドコンパレータ4
009のブロック図でR,G,B各8bitの画像信号
により各画素が蛍光画素か否かを判定する。601、6
02、603、604、605、606にはCPU41
7により検出したい蛍光インクの特性に合わせて所望の
値が書き込まれる。
【0035】607、608、609、610、61
1、612は、コンパレータであり、入力A、Bに対し
A>Bが成立したときのみ出力が1となる。
【0036】613はANDゲートであり、全てのコン
パレータの出力が1になったときのみ1を出力し、それ
以外では0を出力する。いま、レジスタ601、60
2、603、604、605、606、にそれぞれR
H ,RL ,GH ,GL ,BH ,BL なる値が書き込まれ
ているとき、入力信号R,G,Bに対し RL <R<RH かつ GL <G<GH かつ BL <B<BH が全て成立しているときのみウインドコンパレータ40
8の出力は”1”になり、それ以外では”0”となる。
【0037】本実施例で使用する蛍光マークは図10に
示す反射分光特性を有しているため、ウインドコンパレ
ータ4009の閾値を調整し、R,G,B信号が、 10H<R<30H かつ 60H<G<A0H かつ 08H<B<28H を満たすときに、図10に示す蛍光特性を有する蛍光イ
ンクが印刷されていると判断すれば良い。
【0038】図5は図1に示した16×16ブロック処
理回路409の内部詳細を示す図である。
【0039】701,702,703,…,714,7
15は15コの直列に配置されたDフリップフロック
(以下DFF)であり、入力信号を画素クロックCLK
信号で順次遅延させるものであり、VE=”0”すなわ
ち、非画像区間で”0”にクリアされる。
【0040】738は5bitのアップダウンカウン
タ、737はEX−ORゲート、740はANDゲート
であり、動作は次の表に基づく。
【0041】
【表1】
【0042】すなわちカウンタ738の出力は、VSY
NCまたはVEが”0”の区間で0にクリアされ、Xt
=Xt-15の時には保持され、Xt =1かつXt-15=0の
時にはカウントアップされ、Xt =0かつXt-15=1の
時にはカウントダウンされる。このカウンタ出力を16
クロック周期のCLK16でラッチ739を用いてラッ
チすることで、CLK16の1周期に入力された16個
の入力データXt の総和(=1の数)を出力する。
【0043】さらにその出力は、1ライン単位のFIF
Oメモリ721,722,723,…,734,735
により16ライン分のデータが同時に加算器741に入
力され、その総和が出力される。結果として、16×1
6のウインドーの中の1の数の総和SUMが0〜256
で出力される。
【0044】742はデジタルコンパレータであり、加
算器741の出力SUMと、CPU417により予め定
められた比較値TWとを比較し、その結果が”0”また
は”1”で出力される。
【0045】そこで適当な数を予めTWにセットしてお
くことで16×16のブロック単位でのノイズ除去を行
うことが出来(ここでは、TW=128とする)る。
【0046】図1に戻って20101はカウンタであ
り、16×16ブロック処理回路409でノイズ除去さ
れた原稿の蛍光画素ブロック数をCLKによってカウン
トする。本実施例では8BITのカウンタを用い、最大
255画素の蛍光画素のカウントを行う。
【0047】20202は4入力のANDゲートであ
り、主走査区間信号VE、副走査区間信号VSYNCが
発生しているときにウインドコンパレータ4009から
出力される2値化された蛍光信号をカウンタ20101
のイネーブル信号として与える。カウンタ20101は
CPUからのCLR信号で”0”にクリアされるが、こ
のクリア信号でフリップフロップ(F/F)20103
はセットされ、ゲート20102からの出力を有効にす
る。
【0048】蛍光信号がカウンタ20101の最大カウ
ント数255を越えて入力された場合には、カウンタ2
0101の出力が255になった時点でRC信号が発生
しF/F20103はリセットされ、カウンタのイネー
ブル入力が強制的に”0”になり、カウンタの出力を2
55に保持する。
【0049】CPU417はカウンタ20101のカウ
ント結果をCNT信号として読み取り、カウント結果が
所定値以上(例えば128画素以上)の場合にコピー禁
止原稿がコピーされつつあることを検出する。
【0050】次に、図8のフローチャートを用いて、ハ
ロゲンランプ205、蛍光ランプ5101の光量調整方
法及び図7に示す可変増幅器4103、クランプ回路4
102の制御方法を説明する。蛍光ランプによる蛍光イ
ンクの反射光は、微小であるため、本実施例においては
ハロゲンランプ使用時と蛍光ランプ使用時とで可変増幅
機の増幅率を必要に応じて変更させる。
【0051】図9はハロゲンランプ205及び蛍光ラン
プ5101の光量制御部のブロック図で、4301はハ
ロゲンランプの光量制御部、4302は蛍光ランプの光
量制御部である。アナログ信号処理部4001では、A
/D変換器4105のダイナミックレンジをフルに活用
できるように、標準白色板5102を読み取ったときの
画像データに基づき、可変増幅器4103の増幅率を調
整し、センサ210に光が当たらない状態での画像デー
タに基づき、クランプ回路4102の制御電圧を電圧コ
ントロール回路4103によって調整している。
【0052】図示しない操作部より例えば手動で入力さ
れた調整モードをスタートさせると、反射ミラー206
を標準白色板5102の下に移動させ可変増幅器410
3にハロゲンランプ用の規定のゲインを設定する(ステ
ップ1)。CCD210に光が当たらない状態での画像
データをラインメモリ(シェーディンクRAM)400
3に取り込み、取り込んだ画像データをCPU417に
より演算し、1ライン分の画像データの平均値が08H
に一番近づくように電圧コントロール回路4103を制
御し、クランプ回路4102の基準電圧を調整し(ステ
ップ2、3)、調整後の制御値をCPU417に付随す
るRAM418に記憶する(ステップ4)。
【0053】次に、ハロゲンランプ205を点灯し、標
準白色板5102を読み取ったときの画像データをライ
ンメモリ4003に取り込み、G信号のピーク値がD0
H〜F0Hの間の値となるように、光量制御部4301
をCPU417より制御し(ステップ5、6ハロゲンラ
ンプ調整)、調整後の制御値をCPU417に付随する
RAM418に記憶させる(ステップ7)。次にハロゲ
ンランプ205をステップ5、6により調整した光量で
点灯させ、標準白色板5102を読み取ったときの画像
データをR,G,B各色に対応したラインメモリ400
3に取り込み、画像データのピーク値がR,G,B各色
毎にE0H〜F8Hの間の値となるように、電圧コント
ロール回路4103を制御し、可変増幅器4103の増
幅率をR,G,B各色毎に調整し(ステップ8、9)、
ハロゲンランプ205使用時のゲインデータ(以下、H
−ゲインデータ)として、CPU417に付随するRA
M418に記憶させ、ハロゲンランプ205を消灯する
(ステップ10)。
【0054】次に、蛍光ランプ5101の光量を調整す
るために、図1の反射ミラー206を蛍光基準板510
3の下に移動させ可変増幅器4103に蛍光ランプ用の
規定のゲインを設定する(ステップ11)。CCD21
0に光が当たらない状態での画像データをラインメモリ
4003に取り込み、取り込んだ画像データをCPU4
17により演算し、1ライン分の画像データの平均値が
08Hに一番近づくように用の電圧コントロール回路4
103を制御し、クランプ回路4102の基準電圧を調
整し(ステップ12、13)、調整後の制御値をCPU
417に付随するRAM418に記憶する(ステップ1
4)。
【0055】次に、蛍光ランプ5101を点灯し、蛍光
基準板5103を読み取ったときの画像データをライン
メモリ4003に取り込み、G信号のピーク値がD0H
〜F0Hの間の値となるように、光量制御部4302を
CPU417より制御し(ステップ15、16蛍光ラン
プ調整)、調整後の制御値をCPU417に付随するR
AM418に記憶させる(ステップ17)。次に蛍光ラ
ンプ5101をステップ17により調整した光量で点灯
させ、蛍光基準板5103を読み取ったときの画像デー
タをシェーディングRAM4003に取り込み、画像デ
ータのピーク値がR,G,B各色毎にE0H〜F8Hの
間の値となるように、電圧コントロール回路4103を
制御し、可変増幅器4103の増幅率をR,G,B各色
毎に調整し(ステップ18、19)、蛍光ランプ510
1使用時のゲインデータ(以下、UV−ゲインデータ)
として、CPU417に付随するRAM418に記憶さ
せ、蛍光ランプ5101を消灯する(ステップ20)。
【0056】以上の調整モードで求められた制御データ
は、ハロゲンランプ205および、蛍光ランプ5101
点灯時に、各制御部内の不図示のメモリーに記憶されそ
れぞれ設定される。
【0057】本実施例では、コピー禁止原稿中の蛍光イ
ンクの存在を検出する。
【0058】コピー禁止原稿としては、例えば紙の繊維
に蛍光特性をもたせた物を混入させる物もある。
【0059】本実施例では、この様な繊維の一例として
図10に示す反射分光特性を有する繊維等の細線情報か
ら蛍光マークを検出することにより、コピー禁止原稿を
検出する。本実施例では、原稿中に含まれる蛍光情報の
画素数をカウントし、カウント値が所定値以上のときに
原稿がコピー禁止原稿であると判断する。
【0060】以下、実際の動作を図14のフローチャー
トを用いて説明する。
【0061】オペレータがプラテン203に原稿を設置
し、図示しない操作部よりコピー動作をスタートさせる
と、CPU417は図示しないモータを制御し、反射ミ
ラー206を蛍光基準板5103の下に移動させる(ス
テップ1)。次に、アナログ信号制御部4001の電圧
コントロール回路4104を介して可変増幅器4103
に前記UV−ゲインデータを設定する(ステップ2)。
次に、蛍光ランプ5101を蛍光ランプ調整で設定され
た制御値で点灯し、蛍光基準板5103を照射し、シェ
ーディング補正部4002において、ラインメモリ40
03に蛍光ランプ5101使用時のシェーディングデー
タを書き込み、公知のシェーディング補正を行う(ステ
ップ3)。ステップ4でCPU417はカウンタ201
01とF/F20103をクリアする。次に、蛍光ラン
プ5101を点灯させた状態で原稿の読み取り動作を行
い(ステップ5プリスキャン)、ウインドコンパレータ
4009で原稿204上の蛍光画素を検出し、16×1
6ブロック処理でノイズ除去された蛍光信号をカウンタ
20101でカウントし(ステップ6)、蛍光画素ブロ
ック数が所定値(ここでは128)以上か否かの判定が
行われる(ステップ7)。
【0062】ステップ7において、蛍光画素ブロック数
が所定値以上の場合は、原稿204はコピー禁止原稿と
判断し、コピー動作を終了させる。
【0063】ステップ7において、蛍光画素ブロック数
が128未満のつまり、原稿204がコピー禁止原稿で
はないと判断された場合には、反射ミラー206を白色
基準板5102の下に移動し(ステップ8)、可変増幅
器4103に前記H−ゲインデータを設定する(ステッ
プ9)。次に、ハロゲンランプ205をハロゲンランプ
調整で設定された制御値で点灯し、白色基準板5102
を照射し、シェーディング補正部において、ラインメモ
リ4003にハロゲンランプ205使用時のシェーディ
ングデータを書き込みなおし、公知であるシェーディン
グ補正を行う(ステップ10)。次に、通常の読み取り
動作をM,C,Y,K毎に計4回行い(ステップ1
1)、プリンタ部202において画像形成動作を行い
(ステップ12)、コピー動作を終了する。
【0064】以上、全ての制御はCPU417に行われ
ている。また、ハロゲンランプ5101の発光光に、蛍
光インクを励起させる波長成分が含まれている場合に
は、ハロゲンランプ5101と原稿204の間に、蛍光
インクを励起させる波長成分をカットするフィルターを
配置しても良い。
【0065】(第2の実施例)かかる第2の実施例で
は、蛍光マークを検出し、原稿204がコピー禁止原稿
と判断されたときには、通常読み取り時に蛍光ランプ5
101を点灯し、複写画像上に含まれる紫外光のような
可視光以外の蛍光マークの蛍光情報を可視情報に変換し
て、原稿からの可視の記録情報と合わせて記録するもの
である。これにより、コピー禁止原稿の正常なコピー動
作は阻止される。
【0066】本実施例で有効なコピー禁止原稿の蛍光情
報としては、図15に示すような規則的なパターンが原
稿全面に記録されている物や、原稿全面が蛍光情報で塗
りつぶされている物が良い。また、通常この蛍光情報と
しては可視光では透明な特性を示す物であれば、不正コ
ピー用途以外の正常な用途では実用上問題とならない。
【0067】前述の第1の実施例においてはCPU41
7はカウンタ20101のカウント結果をCNT信号と
して読み取り、カウント結果が所定値以上(例えば12
8画素ブロック以上)の場合にコピー禁止原稿がコピー
されつつあることを検出したが、本実施例ではかかる検
出が行われた場合少なくとも蛍光ランプ5101を点灯
することにより、紫外の蛍光情報を可視化し、通常のコ
ピー動作を阻止する。
【0068】第2の実施例では、ハロゲンランプ205
使用時と蛍光ランプ5101使用時とで、可変増幅器4
103の増幅率やシェーディングデータが変えられない
が、コピー禁止原稿の正常なコピーを禁止することが目
的を達成するためには問題とはならない。
【0069】以下、実際の動作を図16のフローチャー
トを用いて説明する。
【0070】オペレータがプラテン203に原稿を設置
し、図示しない操作部よりコピー動作をスタートさせる
と、CPU417は図示しないモータを制御し、反射ミ
ラー206を蛍光基準板5103の下に移動させる(ス
テップ1)。次に、アナログ信号制御部4001の電圧
コントロール回路4104を介して可変増幅器4103
に前記UV−ゲインデータを設定する(ステップ2)。
次に、蛍光ランプ5101を蛍光ランプ調整で設定され
た制御値で点灯し、蛍光基準板5103を照射し、シェ
ーディング補正部4002において、ラインメモリ40
03に蛍光ランプ5101使用時のシェーディングデー
タを書き込み、公知のシェーディング補正を行う(ステ
ップ3)。ステップ4でCPU417はカウンタ201
01とF/F20103をクリアする。次に、原稿の読
み取り動作を行い(ステップ5プリスキャン)、ウイン
ドコンパレータ4009で原稿204上の蛍光画素を検
出し、16×16ブロック処理でノイズ除去された蛍光
信号をカウンタ20101でカウントし(ステップ
6)、蛍光画素ブロック数が所定値(ここでは128)
以上か否かの判定が行われる(ステップ7)。
【0071】ステップ7において、蛍光画素ブロック数
が128未満のつまり、原稿204がコピー禁止原稿で
はないと判断された場合には、反射ミラー206を白色
基準板5102の下に移動し(ステップ8)、可変増幅
器4103に前記H−ゲインデータを設定する(ステッ
プ9)。次に、ハロゲンランプ205をハロゲンランプ
調整で設定された制御値で点灯し、白色基準板5102
を照射し、シェーディング補正部において、ラインメモ
リ4003にハロゲンランプ205使用時のシェーディ
ングデータを書き込みなおし、公知であるシェーディン
グ補正を行う(ステップ10)。次に、ハロゲンランプ
205だけを点灯させる通常の読み取り動作をM,C,
Y,K毎に計4回行い(ステップ11)、プリンタ部2
02において画像形成動作を行い(ステップ12)、コ
ピー動作を終了する。
【0072】ステップ7において、蛍光画素ブロック数
が所定値以上、つまり原稿204はコピー禁止原稿と判
断された場合には、反射ミラー206を白色基準板51
02の下に移動し(ステップ13)、可変増幅器410
3に前記H−ゲインデータを設定する(ステップ1
4)。次に、ハロゲンランプ205をハロゲンランプ調
整で設定された制御値で点灯し、白色基準板5102を
照射し、シェーディング補正部において、ラインメモリ
4003にハロゲンランプ205使用時のシェーディン
グデータを書き込みなおし、公知であるシェーディング
補正を行う(ステップ15)。次に、ハロゲンランプ2
05と蛍光ランプ5101を両方点灯させる読み取り動
作をM,C,Y,K毎に計4回行い(ステップ16)、
プリンタ部202において紫外の蛍光マークを可視化し
た、異常画像の画像形成動作を行い、(ステップ1
7)、コピー動作を終了する。
【0073】又第2の実施例においては蛍光ランプのみ
を点灯させてコピーを行うようにしてもよい。
【0074】(第3の実施例)また、コピー禁止原稿以
外でも、例えば蛍光ペン等の蛍光インクが原稿画像上に
存在することを判定した場合には、通常読み取り時に蛍
光ランプとハロゲンランプの両方を点灯することにより
蛍光インクを励起し、蛍光インクを可視画像として強調
して出力することも可能となる。
【0075】(第4の実施例)本実施例は、図303
(Bottom View)に示すようにコピーを禁止
されていない原稿30101の下に紙幣のようなコピー
禁止原稿30302がプラテン203上にセットされた
場合に、コピー禁止原稿部分だけ黒くしてコピーするも
のである。
【0076】図304において、図1と同じ構成のもの
は図1と同様の番号を付す。禁止エリア検出回路304
01は原稿画像のコピー禁止エリアを検出するもので主
走査カウンタ419と副走査カウンタ420が接続され
ている。420は副走査アドレスカウンタであり、VS
YNC信号の”0”の区間でリセットされHSNCY信
号のタイミングでカウントアップされ、13ビットの副
走査アドレス(Yアドレス)Y12〜Y0を発生する。
【0077】プリスキャン時に、原稿の蛍光信号の最初
の座標と、最後の座標を検出し、K画像形成時に、最初
の座標と最後の座標の間は、FFHの画像データがプリ
ンタ202に出力されるように、CPU417により、
レジスタ408を制御し、コピー禁止原稿エリアは、黒
画像を出力する。
【0078】図305(Bottom View)に図
303の複写画像を示す。
【0079】(第5の実施例)また、蛍光インクの励起
反射光は微小であるため、可変増幅機の像幅率を変える
ことだけでは対応しきれないことがある。その場合に
は、CCDの蓄積時間をハロゲンランプ使用時と蛍光ラ
ンプ使用時とで変化することにより対応することも可能
である。
【0080】次に図20乃至図22を用いて、センサ2
10の蓄積時間を延長する方法を説明する。図22
(a)は、主走査同期信号HSYNCで、(b)はセン
サ210のシフトパルスTGで、シフトパルスTGの間
隔がセンサ210の蓄積時間となる。30601はCP
U417により制御され、シフトパルスTGの間引きを
行うための4bitのカウンタである。ここでは、シフ
トパルスTGの間隔を3倍に延長する方法について説明
する。CPU417はレジスタ30602にシフトパル
スTGを間引きたい値(ここでは2)をセットする。カ
ウンタ30601のリップルキャリーRC(図22
(c))はHSYNK信号の間隔の3回に1度分”H”
となる。ANDゲート30603では、リップルキャリ
ーRCとシフトパルスTGの論理積をとり、シフトパル
スTGを間引きTGO(図22(d))を出力する。T
GOはTGにたいして3倍の間隔であるため、センサ2
10の蓄積時間が3倍により、センサ210の出力信号
レベルが3倍となる。これにより、蛍光インクの微小な
励起反射光も読み取ることができるようになる。
【0081】(第6の実施例)またセンサ210の蓄積
時間を延長させたときには、副走査方向の解像度を落と
すことも考えられる。図21と図24を用いて副走査方
向の解像度を落とす方法を説明する。かかる場合には図
24に示される様にFIFOメモリ30701を400
9と401等との間に挿入する。
【0082】図22(e)は画像有効区間信号VEで、
FIFOメモリ30701のライトとリードの制御を行
う信号である。WCLKとRCLKはそれぞれFIFO
メモリ30701のライトクロックとリードクロックで
ある。ANDゲート30604は画像有効区間信号VE
とリップルキャリーRCの論理積をとり、画像有効区間
信号VEを間引き(図22(f))、FIFOメモリ3
0701にライトイネーブル信号として入力する。FI
FOメモリ30701では、ライトイネーブル信号が”
H”の期間、ライトクロックWCLKに同期して入力さ
れた画像データDin(図22(g))を入力し、画像
有効区間信号VEが”H”の期間、リードクロックRC
LKに同期して画像データ(図22(h))を出力す
る。図22(g),(h)に示すように、FIFOメモ
リ30701では入力画像データ(g)の3ラインに2
ライン分の画像データを間引き、間引かれなかった画像
データを3ライン分出力する。FIFOメモリ3070
1は、図311に示すようにウインドコンパレータ40
09の直前に入れれば良い。
【0083】(第7の実施例)さらに、センサ210の
蓄積時間を変化させるのと同時に、副走査方向の読み取
り速度を変化させ、副走査方向の解像度を変化させない
ことも可能である。この場合は、遅延素子の遅延量を副
走査速度に合わせて調整すれば良い。
【0084】例えば、蓄積時間を2倍に延長し、副走査
方向の走査速度を1/2に落とし、R,G両信号の遅延
時間を2倍とすることにより、副走査方向の解像度を落
とさずにセンサ210の出力信号レベルを2倍にする。
【0085】(第8の実施例)また、原稿上に蛍光特性
が異なる複数の蛍光インクが存在する場合には、ウイン
ドコンパレータ4009の閾値を調整することにより、
所望の蛍光インクの存在を検出することも可能となる。
【0086】図23中30901は蛍光ランプの発光分
光特性を示している。30902、30903、309
04は30901の分光特性を示す蛍光ランプで励起さ
れたそれぞれ異なる反射分光特性を示す蛍光インクの特
性曲線である。例えば、原稿上に30902の蛍光特性
を示す蛍光インクが印刷されているか否かを判定する場
合には、ウインドコンパレータ4009の閾値を調整
し、R,G,B信号が 08H<R<30H かつ 12H<G<30H かつ 60H<B<A0H を満たすときに、30902の蛍光特性を示す蛍光イン
クが原稿に印刷されていると判断すれば良い。
【0087】また原稿上に、30903の蛍光特性を示
す蛍光インクが印刷されているか否かを判定する場合に
は、ウインドコンパレータ4009の閾値を調整し、
R,G,B信号が、 10H<R<30H かつ 60H<G<A0H かつ 08H<B<28H を満たすときに、30903の蛍光特性を示す蛍光イン
クが印刷されていると判断すれば良い。
【0088】また原稿上に、30904の蛍光特性を示
す蛍光インクが印刷されているか否かを判断する場合に
は、ウインドコンパレータ4009の閾値を調整し、
R,G,B信号が、 60H<R<A0H かつ 10H<G<30H かつ 08H<B<28H を満たすときに、30904の蛍光特性を示す蛍光イン
クが印刷されていると判断すれば良い。
【0089】このように、ウインドコンパレータ400
9の閾値を調整することにより蛍光インクの反射光の色
味により、原稿がコピー禁止原稿か否かを判定すること
も可能である。又閾値を変えたウインドコンパレータを
複数組設けることによって複数種の禁止原稿を判別出来
る。
【0090】以上、コピー禁止原稿の判定について説明
してきたが、検出する原稿はコピー禁止原稿に限るもの
だけではない。
【0091】(その他の実施例)以上、原稿画像がコピ
ー禁止原稿と判定したときの処理として、コピー動作を
停止する、コピー禁止原稿領域を黒塗りで出力する、コ
ピー禁止原稿の判定用に入れられた蛍光マークを可視化
して出力する等について説明したが、出力画像全体、1
部分または複数部分を白、黒、特定色で塗りつぶす、特
定パターンで出力する、警告音を鳴らす、特定パターン
を付加する、モデム等で警察等に連絡する、原稿画像を
取り外せなくする、装置全体の機能を停止する等、正常
なコピー動作を停止する方法なら何れでもかまわない。
【0092】また、可視光源としてハロゲンランプを例
に取ったが、可視波長領域の光を発光できる光源ならば
これに限るものではない。
【0093】また、本実施例では標準白色板と蛍光基準
板を別々の物を用意しているが、可視光に対しては白色
の特性を示す紫外蛍光材料を用いて、可視と紫外蛍光の
両方のセンサ出力を同一の基準板で補正しても良い。
【0094】また、この同一の基準板としては可視光で
白色の基準板に可視ではほぼ透明の特性を示す紫外蛍光
材料を重ねて塗った物を用いても良い。
【0095】また、蛍光ランプと可視光ランプのドライ
バーを共通にして、交互に制御することも可能である。
【0096】また、蛍光ランプとして紫外光を発光する
ランプを例に取ったが、他の波長でもかまわない、例え
ば可視領域で励起される蛍光インクを検出するために蛍
光ランプは可視光源でもかまわない。図25、図26に
可視光で励起される蛍光インクの特性を示す。図25中
横軸は、蛍光インクへの入射光波長であり、この蛍光イ
ンクは420nm(可視光)の入射光波長に対して一番
効率よく励起されることを示している。
【0097】また、図26は31301の発光特性を有
する蛍光ランプで、図312に示された蛍光特性を有す
る蛍光インクを照射したときの反射分光特性を示す。
【0098】また、図312、図313に示された蛍光
特性を示す蛍光インクを検出することは、ウインドコン
パレータ4009の閾値を調整することにより実現でき
る。
【0099】以上説明したように本実施例によれば、蛍
光インクを用いた原稿から蛍光インクを検出することに
より、コピー禁止原稿の検出が可能となる。
【0100】また、蛍光による情報の読み取りの為に、
蛍光特性を示す蛍光基準板を設け、その読み取り信号に
より、読み取りセンサ出力を補正することで、蛍光情報
の正確な読み取りが可能となる。
【0101】また、複数の光源に対して、光源毎に読み
取り信号の補正を行うことにより、より正確に蛍光情報
の読み取りが出来る。
【0102】また、可視光照明手段と可視外照明手段の
光量調整を独立に行うことにより、より正確に蛍光情報
の読み取りが出来る。
【0103】また、蛍光基準板の蛍光特性を、原稿に印
刷されている蛍光インクと同等な特性にすることによ
り、より正確に蛍光情報の読み取りが可能となる。
【0104】また、可視光では識別できない情報を可視
情報として記録することでコピー禁止原稿の正常なコピ
ー動作を阻止することが出来る。
【0105】また、通常読み取り時に蛍光ランプとハロ
ゲンランプを両方とも点灯することより、可視光では強
調し難い蛍光インクを可視画像として強調して出力する
ことができる。
【0106】また、蛍光インクの励起反射光は微小であ
るため、可変増幅機の増幅率を変えることだけでは対応
しきれない場合には、CCDの蓄積時間をハロゲンラン
プ使用時と蛍光ランプ使用時とで変化することにより対
応することができる。またその場合には、CCDの蓄積
時間を延長したことに対応して、副走査方向の解像度を
落とすことも可能となる。さらに、CCDの蓄積時間を
変化させるのと同時に、副走査方向の読み取り速度を変
化させることにより、副走査方向の解像度を変化させな
いことも可能となる。
【0107】また、蛍光情報を検出するためのウインド
コンパレータの閾値を調整することにより、蛍光インク
の反射光の色味で特定原稿を判定することも可能とな
る。
【0108】
【発明の効果】本発明に依れば簡単な構成で通常の原稿
の読み取りに加えて特定画像の判別を良好に行うことが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における信号処理部の構成図。
【図2】本発明を用いた、カラー複写装置の構成図。
【図3】タイミング図。
【図4】ウインドコンパレータのブロック図。
【図5】16×16ブロック処理部のブロック図。
【図6】本実施例における可視ラインセンサの分光感度
特性図。
【図7】本実施例におけるアナログ信号処理部。
【図8】本実施例における調光、回路ゲインの制御フロ
ー。
【図9】本実施例における原稿照明ランプの光量制御ブ
ロック。
【図10】本実施例における蛍光インクの反射分光特性
を示す図。
【図11】本実施例における蛍光インクの特性を示す
図。
【図12】本実施例におけるCCDセンサの構成図。
【図13】本実施例におけるCCDセンサの受光素子の
拡大図。
【図14】第1の実施例を説明するフロー。
【図15】第2の実施例におけるコピー禁止原稿の蛍光
情報の印刷状態の図。
【図16】第2の実施例を説明するフロー。
【図17】第3の実施例における信号処理部の構成図。
【図18】第3の実施例における原稿を示す図。
【図19】第3の実施例における出力画像を示す図。
【図20】センサのシフトパルスを間引く回路のブロッ
ク図。
【図21】センサのシフトパルスと画像データを間引く
回路のブロック図。
【図22】センサのシフトパルスと画像データを間引く
回路のタイミングチャート。
【図23】複数の蛍光インクの特性を示す図。
【図24】第4の実施例における信号処理部の構成図。
【図25】可視光で励起される蛍光インクの特性を示す
図。
【図26】可視光で励起される蛍光インクの反射分光特
性を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 武彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 永瀬 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 林 俊男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 笹沼 信篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常読み取りのために対象画像を照明す
    る第1の照明手段、 前記対象画像が特定画像であるかを判別すべく前記第1
    の照明手段とは異なる特性で前記対象画像を照明する第
    2の照明手段、 前記第1の照明手段、第2の照明手段の光量を夫々調整
    する手段とを有することを特徴とする画像読み取り装
    置。
  2. 【請求項2】 通常読み取りのために対象画像を照明す
    る第1の照明手段、 前記対象画像が特定画像であるかを判別すべく前記第1
    の照明手段とは異なる特性で前記対象画像を照明する第
    2の照明手段、 前記第1の照明手段、第2の照明手段によって照明され
    た対象画像からの光束を電気信号に変換する変換手段、 前記変換手段の変換特性を制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 通常読み取りのために対象画像を照明す
    る第1の照明手段、 前記対象画像が特定画像であるかを判別すべく前記第1
    の照明手段とは異なる特性で前記対象画像を照明する第
    2の照明手段、 前記第1の照明手段、第2の照明手段によって照明され
    た対象画像からの光束を電気信号に変換する変換手段、 前記変換手段により変換された電気信号を補正する補正
    手段とを有することを特徴とする画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の画像読み取り装置を有するこ
    とを特徴とする複写装置。
  5. 【請求項5】 請求項2の画像読み取り装置を有するこ
    とを特徴とする複写装置。
  6. 【請求項6】 請求項3の画像読み取り装置を有するこ
    とを特徴とする複写装置。
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