JPH0613842A - 帯域分割及び合成フィルタ処理装置 - Google Patents

帯域分割及び合成フィルタ処理装置

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JPH0613842A
JPH0613842A JP16718792A JP16718792A JPH0613842A JP H0613842 A JPH0613842 A JP H0613842A JP 16718792 A JP16718792 A JP 16718792A JP 16718792 A JP16718792 A JP 16718792A JP H0613842 A JPH0613842 A JP H0613842A
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JP
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band
signal
buffer memory
output
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JP16718792A
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English (en)
Inventor
Akira Usami
陽 宇佐見
Kiyotaka Nagai
清隆 永井
Koji Nakajima
康志 中嶋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 共通の入出力バッファメモリで信号の入出力
を行うことにより、メモリサイズを削減した帯域分割及
び合成フィルタ処理装置を実現する。 【構成】 入出力バッファメモリ1を設け、広帯域信号
を入力しサブバンド信号を出力する。タイミング制御手
段3を設け、入力タイミング信号と出力タイミング信号
と書き込みタイミング信号と読み出しタイミング信号を
出力する。M個の広帯域信号をM個のサブバンド信号に
分割する帯域分割フィルタ2を設け、広帯域信号が入出
力バッファメモリ1に入力された後で帯域分割フィルタ
2に読み込み、帯域分割フィルタ2からサブバンド信号
が入出力バッファメモリ1に書き込まれた後でサブバン
ド信号を出力することにより、M個の記憶容量で入出力
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広帯域信号をサブバンド
信号に分割する帯域分割フィルタ処理装置と、サブバン
ド信号を合成し広帯域信号を再生する帯域合成フィルタ
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、帯域分割及び合成フィルタ処理装
置は、オーディオ信号や画像信号のサブバンド符号化に
よる高能率符号化を実現する信号分析及び合成手段とし
て注目されている。
【0003】以下に従来の帯域分割及び合成フィルタ処
理装置について説明する。帯域分割フィルタは広帯域信
号を複数のサブバンド信号に分割し、帯域合成フィルタ
はサブバンド信号を元の広帯域信号に合成する。従来の
帯域分割及び合成フィルタとしては、例えばジェー・エ
ッチ・ロスワイラー(J.H.Rothweiler)により1983年
にボストンで開催されたアイ・シー・エー・エス・エス
・ピーの論文集(PROC. ICASSP 83, BOSTON)の1280
頁から1283頁に発表された「ポリフェーズ・クオド
ラチャー・フィルタ 新しいサブバンド符号化技術」(P
olyphase Quadrature Filters-A New Subband Coding T
echnique)で用いられているような帯域分割及び合成フ
ィルタである。
【0004】図7は従来の帯域分割フィルタ処理装置の
ブロック図を示すものである。図7において、71はM
個(但し、Mは正整数)の記憶容量を持つ入力バッファ
メモリ、72は広帯域信号を帯域分割数Mの複数のサブ
バンド信号に分割する帯域分割フィルタ、73はM個の
記憶容量を持つ出力バッファメモリである。
【0005】以上のように構成された帯域分割フィルタ
処理装置について、その動作について説明する。まず、
入力バッファメモリ71はM個の広帯域信号74を0,
1,・・・,M−1の順に入力する。帯域分割フィルタ
72は入力バッファメモリ71に入力されたM個の広帯
域信号を1フレームとして読み出し、帯域分割フィルタ
演算を行い、M個のサブバンド信号に分割し、出力バッ
ファメモリ73に書き込む。出力バッファメモリ73は
帯域分割フィルタ72により書き込まれたサブバンド信
号75を0,1,・・・,M−1の順に出力する。以
下、上記フレーム単位の処理を繰り返し行うことによ
り、入力された広帯域信号をM個のサブバンド信号に分
割し出力する。
【0006】図8は従来の帯域合成フィルタ処理装置の
ブロック図を示すものである。図8において、81はM
個(但し、Mは正整数)の記憶容量を持つ入力バッファ
メモリ、82は帯域分割数Mの複数のサブバンド信号を
広帯域信号に合成する帯域分割フィルタ、83はM個の
記憶容量を持つ出力バッファメモリである。
【0007】以上のように構成された帯域合成フィルタ
処理装置について、その動作について説明する。まず、
入力バッファメモリ81はM個のサブバンド信号84を
0,1,・・・,M−1の順に入力する。帯域合成フィ
ルタ82は入力バッファメモリ81に入力されたM個の
サブバンド信号を1フレームとして読み出し、帯域合成
フィルタ演算を行い、M個の広帯域信号に合成し、出力
バッファメモリ83に書き込む。出力バッファメモリ8
3は帯域合成フィルタ82により書き込まれた広帯域信
号85を0,1,・・・,M−1の順に出力する。以
下、上記フレーム単位の処理を繰り返し行うことによ
り、入力されたM個のサブバンド信号を広帯域信号に合
成し出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、帯域分割フィルタ処理装置では入力広帯域
信号を記憶保持するM個の入力バッファメモリと、出力
サブバンド信号を記憶し出力するM個の出力バッファメ
モリが必要となり、メモリサイズが大きくなるという問
題点を有していた。
【0009】また、帯域合成フィルタ処理装置では入力
サブバンド信号を記憶保持するM個の入力バッファメモ
リと、出力広帯域信号を記憶し出力するM個の出力バッ
ファメモリが必要となり、メモリサイズが大きくなると
いう問題点を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、メモリサイズを削減した帯域分割及び合成フィルタ
処理装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の帯域分割フィルタ処理装置は、広帯域信号
を入力し、サブバンド信号を出力するM個の記憶容量を
持つ入出力バッファメモリと、入出力バッファメモリか
らM個の広帯域信号を読み出し、帯域分割フィルタ演算
を行い、入出力バッファメモリにM個のサブバンド信号
を書き込む帯域分割フィルタと、広帯域信号が入出力バ
ッファメモリに入力された後で、帯域分割フィルタに読
み込み、帯域分割フィルタからサブバンド信号が入出力
バッファメモリに書き込まれた後で、サブバンド信号を
出力するように入出力バッファメモリの入力及び出力タ
イミングと読み出し及び書き込みタイミングを制御する
タイミング制御手段とを有している。
【0012】本発明の帯域合成フィルタ処理装置は、サ
ブバンド信号を入力し、広帯域信号を出力するM個の記
憶容量を持つ入出力バッファメモリと、入出力バッファ
メモリからM個のサブバンド信号を読み出し、帯域合成
フィルタ演算を行い、入出力バッファメモリにM個の広
帯域信号を書き込む帯域合成フィルタと、サブバンド信
号が入出力バッファメモリに入力された後で、帯域合成
フィルタに読み込み、帯域合成フィルタから広帯域信号
が入出力バッファメモリに書き込まれた後で、広帯域信
号を出力するように入出力バッファメモリの入力及び出
力タイミングと読み出し及び書き込みタイミングを制御
するタイミング制御手段とを有している。
【0013】
【作用】本発明の帯域分割フィルタ処理装置は上記した
構成により、タイミング制御手段が広帯域信号を入出力
バッファメモリに入力するための入力タイミング信号
と、入出力バッファメモリから広帯域信号を帯域分割フ
ィルタに読み込むための読み出しタイミング信号と、帯
域分割フィルタからサブバンド信号を入出力バッファメ
モリに書き込むための書き込みタイミング信号と、入出
力バッファメモリからサブバンド信号を出力するための
出力タイミング信号とを出力する。入力タイミング信号
と読み出しタイミング信号とから広帯域信号が入出力バ
ッファメモリに入力された後で帯域分割フィルタに読み
込み、帯域分割フィルタにより帯域分割フィルタ演算を
行い、書き込みタイミング信号と出力タイミング信号と
からサブバンド信号が入出力バッファメモリに書き込ま
れた後でサブバンド信号を出力することにより、M個の
記憶容量を持つ入出力バッファメモリで入出力を行うこ
とができる。
【0014】また、本発明の帯域合成フィルタ処理装置
は上記した構成により、タイミング制御手段がサブバン
ド信号を入出力バッファメモリに入力するための入力タ
イミング信号と、入出力バッファメモリからサブバンド
信号を帯域合成フィルタに読み込むための読み出しタイ
ミング信号と、帯域合成フィルタから広帯域信号を入出
力バッファメモリに書き込むための書き込みタイミング
信号と、入出力バッファメモリから広帯域信号を出力す
るための出力タイミング信号とを出力する。入力タイミ
ング信号と読み出しタイミング信号とからサブバンド信
号が入出力バッファメモリに入力された後で帯域合成フ
ィルタに読み込み、帯域合成フィルタにより帯域合成フ
ィルタ演算を行い、書き込みタイミング信号と出力タイ
ミング信号とから広帯域信号が入出力バッファメモリに
書き込まれた後で広帯域信号を出力することにより、M
個の記憶容量を持つ入出力バッファメモリで入出力を行
うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施例における帯域
分割フィルタ処理装置のブロック図である。図1におい
て、1はM個(但し、Mは正整数)の記憶容量を持つ入
出力バッファメモリ、2は入出力バッファメモリ1に入
力されたM個の広帯域信号を1フレームとして読み込
み、帯域分割フィルタ演算を行い、M個のサブバンド信
号に分割し、入出力バッファメモリ1に書き込む帯域分
割フィルタ、3は広帯域信号を入出力バッファメモリ1
に入力するための入力タイミング信号と、入出力バッフ
ァメモリ1から広帯域信号を帯域分割フィルタ2に読み
込むための読み出しタイミング信号と、帯域分割フィル
タ2からサブバンド信号を入出力バッファメモリ1に書
き込むための書き込みタイミング信号と、入出力バッフ
ァメモリ1からサブバンド信号を出力するための出力タ
イミング信号とを出力するタイミング制御手段である。
【0017】以上のように構成された第1の実施例にお
ける帯域分割フィルタ処理装置について、以下その動作
について図1を用いて説明する。尚、本実施例において
はMが6の場合を例にとって説明する。
【0018】図1において、タイミング制御手段3はフ
レーム同期信号4とワード同期信号5が入力されると、
入力タイミング信号7と、出力タイミング信号11と、
読み出しタイミング信号8と、書き込みタイミング信号
10とを出力する。入出力バッファメモリ1は入力タイ
ミング信号7に従って広帯域信号6を入力する。帯域分
割フィルタ2は読み出しタイミング信号8に従って入出
力バッファメモリ1に入力された広帯域信号を読み込
み、読み込んだ広帯域信号に対して帯域分割フィルタ演
算を行いサブバンド信号を算出し、書き込みタイミング
信号10に従ってサブバンド信号を入出力バッファメモ
リ1に書き込む。入出力バッファメモリ1は出力タイミ
ング信号11に従ってサブバンド信号12を出力する。
【0019】次に、図2を用いて各信号のタイミングに
ついて説明する。図2において、5は広帯域信号6のサ
ンプル単位のワード及びサブバンド信号12のサブバン
ド単位のワードを示すワード同期信号である。
【0020】4はM個のサブバンド信号12を1フレー
ムとし、サブバンド信号12の最後のワード同期信号5
の1周期の期間Hレベルとなるフレームの単位を示すフ
レーム同期信号である。
【0021】7はワード同期信号5の立ち上がりと同時
に立ち上がる信号であって、入出力バッファメモリ1に
広帯域信号6を入力するための入力タイミング信号であ
る。ここで、フレーム同期信号4がHレベルからLレベ
ルになった直後の入力タイミング信号7の立ち上がりを
入力タイミングI0とする。また、I0は広帯域信号6
を入出力バッファメモリ1の第0番目に入力するための
入力タイミングである。
【0022】11はワード同期信号5の立ち下がりと同
時に立ち上がる信号であって、入出力バッファメモリ1
からサブバンド信号12を出力するための出力タイミン
グ信号である。ここで、フレーム同期信号4がHレベル
からLレベルになった直後の出力タイミング信号11の
立ち上がりを出力タイミングO0とする。また、O0は
入出力バッファメモリ1の第0番目のサブバンド信号を
出力するための出力タイミング信号である。
【0023】8は入出力バッファメモリ1から広帯域信
号を帯域分割フィルタ2に読み込むための読み出しタイ
ミング信号であって、入力タイミング信号7の入力タイ
ミングIiの後に読み出しタイミング信号8の読み出し
タイミングRiがくるように制御される。ここで、iは
0≦i≦5であり、以下同様とする。
【0024】10は帯域分割フィルタ2からサブバンド
信号を入出力バッファメモリ1に書き込むための書き込
みタイミング信号であって、書き込みタイミング信号1
0の書き込みタイミングWiの後に出力タイミング信号
11の出力タイミングOiがくるように制御される。
【0025】9は入出力バッファメモリ1のデータの例
としてメモリアドレスの第3番目のデータを示すもので
あって、書き込みタイミング信号10の書き込みタイミ
ングW3で帯域分割フィルタ2により算出されたサブバ
ンド信号が書き込まれ、出力タイミング信号11の出力
タイミングO3でサブバンド信号12が出力される。次
に、入力タイミング信号7の入力タイミングI3で広帯
域信号6が入力され、読み出しタイミング信号8の読み
出しタイミングR3で帯域分割フィルタ2に広帯域信号
が読み込まれる。
【0026】次に、図3を用いて入出力タイミング及び
読み出し、書き込みタイミングと入出力バッファメモリ
1のメモリアドレスとの関係について説明する。
【0027】図3において、まず書き込みタイミングW
0で帯域分割フィルタ2からサブバンド信号を入出力バ
ッファメモリ1のアドレス0に書き込む。次に出力タイ
ミングO0で入出力バッファメモリ1のアドレス0に書
き込まれたサブバンド信号を出力する。次に書き込みタ
イミングW1で帯域分割フィルタ2からサブバンド信号
を入出力バッファメモリ1のアドレス1に書き込む。次
に入力タイミングI0で入出力バッファメモリ1のアド
レス0に広帯域信号6を入力する。すなわち、出力タイ
ミングO0でサブバンド信号12を出力したメモリアド
レスと同一のメモリアドレスに広帯域信号6を入力す
る。次に書き込みタイミングW2で帯域分割フィルタ2
からサブバンド信号を入出力バッファメモリ1のアドレ
ス2に書き込む。以下順に、図3の左から順に書き込み
タイミング信号Wiでサブバンド信号が帯域分割フィル
タ2から入出力バッファメモリ1に書き込まれ、出力タ
イミングOiで入出力バッファメモリ1からサブバンド
信号12を出力し、入力タイミングIiで入出力バッフ
ァメモリ1に広帯域信号6を入力し、読み出しタイミン
グRiで広帯域信号が入出力バッファメモリ1から帯域
分割フィルタ2に読み込まれる動作が行われることによ
り、1フレーム周期の期間で6個のサブバンド信号が帯
域分割フィルタ2から入出力バッファメモリ1に書き込
まれた後に6個の広帯域信号が入出力バッファメモリ1
から帯域分割フィルタ2に読み込まれる。帯域分割フィ
ルタ2は1フレーム周期の期間で6個の広帯域信号から
6個のサブバンド信号を算出する帯域分割フィルタ演算
を行う。以下、上記フレーム単位の処理を繰り返し行う
ことにより、入力された広帯域信号6をM個のサブバン
ド信号12に分割し出力する。
【0028】以上のように本発明の第1の実施例によれ
ば、ワード同期信号5に同期して広帯域信号6を入力
し、サブバンド信号12を出力するM個の記憶容量を持
つ入出力バッファメモリ1と、入出力バッファメモリ1
から広帯域信号を読み込み、帯域分割フィルタ演算を行
い、サブバンド信号を入出力バッファメモリ1に書き込
む帯域分割フィルタ2と、広帯域信号6を入出力バッフ
ァメモリ1に入力するための入力タイミング信号7と、
広帯域信号6が入出力バッファメモリ1に入力された後
に広帯域信号を帯域分割フィルタ2に読み込むための読
み出しタイミング信号8と、帯域分割フィルタ2からサ
ブバンド信号を入出力バッファメモリ1に書き込むため
の書き込みタイミング信号10と、帯域分割フィルタ2
によりサブバンド信号が入出力バッファメモリ1に書き
込まれた後にサブバンド信号12を出力するための出力
タイミング信号11とを出力し、入出力バッファメモリ
1の入出力タイミングと帯域分割フィルタ2の読み出
し、書き込みタイミングを制御するタイミング制御手段
3とを設けることにより、入出力バッファメモリ1の記
憶容量をM個とすることができ、少ない記憶容量で帯域
分割フィルタ処理装置が実現できる。
【0029】さらに、サブバンド信号12を出力した直
後に、サブバンド信号12を出力したメモリアドレスと
同一のメモリアドレスに広帯域信号6を入力することに
より読み出し書き込み及び帯域分割フィルタ処理に使用
する時間マージンを大きくすることができる。
【0030】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図4は本発明の第2の実施
例における帯域合成フィルタ処理装置のブロック図であ
る。図4において、41はM個(但し、Mは正整数)の
記憶容量を持つ入出力バッファメモリ、42は入出力バ
ッファメモリ41に入力されたM個のサブバンド信号を
1フレームとして読み込み、帯域合成フィルタ演算を行
い、M個の広帯域信号に合成し、入出力バッファメモリ
41に書き込む帯域合成フィルタ、43はサブバンド信
号を入出力バッファメモリ41に入力するための入力タ
イミング信号と、入出力バッファメモリ41からサブバ
ンド信号を帯域合成フィルタ42に読み込むための読み
出しタイミング信号と、帯域合成フィルタ42から広帯
域信号を入出力バッファメモリ41に書き込むための書
き込みタイミング信号と、入出力バッファメモリ41か
ら広帯域信号を出力するための出力タイミング信号とを
出力するタイミング制御手段である。
【0031】以上のように構成された第2の実施例にお
ける帯域合成フィルタ処理装置について、以下その動作
について図4を用いて説明する。尚、本実施例において
はMが6の場合を例にとって説明する。
【0032】図4において、タイミング制御手段43は
フレーム同期信号44とワード同期信号45が入力され
ると、入力タイミング信号47と、出力タイミング信号
51と、読み出しタイミング信号48と、書き込みタイ
ミング信号50とを出力する。入出力バッファメモリ4
1は入力タイミング信号47に従ってサブバンド信号4
6を入力する。帯域合成フィルタ42は読み出しタイミ
ング信号48に従って入出力バッファメモリ41に入力
されたサブバンド信号を読み込み、読み込んだサブバン
ド信号に対して帯域合成フィルタ演算を行い広帯域信号
を算出し、書き込みタイミング信号50に従って広帯域
信号を入出力バッファメモリ41に書き込む。入出力バ
ッファメモリ41は出力タイミング信号51に従って広
帯域信号52を出力する。
【0033】次に、図5を用いて各信号のタイミングに
ついて説明する。図5において、45はサブバンド信号
46のサブバンド単位のワード及び広帯域信号52のサ
ンプル単位のワードを示すワード同期信号である。
【0034】44はM個のサブバンド信号52を1フレ
ームとし、サブバンド信号52の最後のワード同期信号
45の1周期の期間Hレベルとなるフレームの単位を示
すフレーム同期信号である。
【0035】47はワード同期信号45の立ち上がりと
同時に立ち上がる信号であって、入出力バッファメモリ
41にサブバンド信号46を入力するための入力タイミ
ング信号である。ここで、フレーム同期信号44がHレ
ベルからLレベルになった直後の入力タイミング信号4
7の立ち上がりを入力タイミングI0とする。また、I
0はサブバンド信号46を入出力バッファメモリ41の
第0番目に入力するための入力タイミングである。
【0036】51はワード同期信号45の立ち下がりと
同時に立ち上がる信号であって、入出力バッファメモリ
41から広帯域信号52を出力するための出力タイミン
グ信号である。ここで、フレーム同期信号44がHレベ
ルからLレベルになった直後の出力タイミング信号51
の立ち上がりを出力タイミングO0とする。また、O0
は入出力バッファメモリ1の第0番目の広帯域信号を出
力するための出力タイミング信号である。
【0037】48は入出力バッファメモリ1からサブバ
ンド信号を帯域合成フィルタ42に読み込むための読み
出しタイミング信号であって、入力タイミング信号47
の入力タイミングIiの後に読み出しタイミング信号4
8の読み出しタイミングRiがくるように制御される。
ここで、iは0≦i≦5であり、以下同様とする。
【0038】50は帯域合成フィルタ42から広帯域信
号を入出力バッファメモリ41に書き込むための書き込
みタイミング信号であって、書き込みタイミング信号5
0の書き込みタイミングWiの後に出力タイミング信号
51の出力タイミングOiがくるように制御される。
【0039】49は入出力バッファメモリ41のデータ
の例としてメモリアドレスの第3番目のデータを示すも
のであって、書き込みタイミング信号50の書き込みタ
イミングW3で帯域合成フィルタ42により算出された
広帯域信号が書き込まれ、出力タイミング信号51の出
力タイミングO3で広帯域信号52が出力される。次に
入力タイミング信号47の入力タイミングI3でサブバ
ンド信号46が入力され、読み出しタイミング信号48
の読み出しタイミングR3で帯域合成フィルタにサブバ
ンド信号が読み込まれる。
【0040】次に、図6を用いて入出力タイミング及び
読み出し、書き込みタイミングと入出力バッファメモリ
41のメモリアドレスとの関係について説明する。
【0041】図6において、まず書き込みタイミングW
0で帯域合成フィルタ42から広帯域信号を入出力バッ
ファメモリ41のアドレス0に書き込む。次に出力タイ
ミングO0で入出力バッファメモリ41のアドレス0に
書き込まれた広帯域信号を出力する。次に書き込みタイ
ミングW1で帯域合成フィルタ42から広帯域信号を入
出力バッファメモリ41のアドレス1に書き込む。次に
入力タイミングI0で入出力バッファメモリ41のアド
レス0にサブバンド信号46を入力する。すなわち、出
力タイミングO0で広帯域信号52を出力したメモリア
ドレスと同一のメモリアドレスにサブバンド信号46を
入力する。次に書き込みタイミングW2で帯域合成フィ
ルタ2から広帯域信号を入出力バッファメモリ41のア
ドレス2に書き込む。以下順に、図6の左から順に書き
込みタイミング信号Wiで広帯域信号が帯域合成フィル
タ42から入出力バッファメモリ41に書き込まれ、出
力タイミングOiで入出力バッファメモリ41から広帯
域信号52が出力し、入力タイミングIiで入出力バッ
ファメモリ41にサブバンド信号46が入力し、読み出
しタイミングRiでサブバンド信号が入出力バッファメ
モリ41から帯域合成フィルタ42に読み込まれる動作
が行われることにより、1フレーム周期の期間で6個の
広帯域信号が帯域合成フィルタ42から入出力バッファ
メモリ41に書き込まれた後に6個のサブバンド信号が
入出力バッファメモリ41から帯域合成フィルタ42に
読み込まれる。帯域合成フィルタ42は1フレーム周期
の期間で6個のサブバンド信号から6個の広帯域信号を
算出する帯域合成フィルタ演算を行う。以下、上記フレ
ーム単位の処理を繰り返し行うことにより、入力された
サブバンド信号46をM個の広帯域信号52に合成し出
力する。
【0042】以上のように本発明の第2の実施例によれ
ば、ワード同期信号45に同期してサブバンド信号46
を入力し、広帯域信号52を出力するM個の記憶容量を
持つ入出力バッファメモリ41と、入出力バッファメモ
リ41からサブバンド信号を読み込み、帯域合成フィル
タ演算を行い、広帯域信号を入出力バッファメモリ41
に書き込む帯域合成フィルタ42と、サブバンド信号4
6を入出力バッファメモリ41に入力するための入力タ
イミング信号47と、サブバンド信号46が入出力バッ
ファメモリ41に入力された後にサブバンド信号を帯域
合成フィルタ42に読み込むための読み出しタイミング
信号48と、帯域合成フィルタ42から広帯域信号を入
出力バッファメモリ41に書き込むための書き込みタイ
ミング信号50と、帯域合成フィルタ2により広帯域信
号が入出力バッファメモリ41に書き込まれた後に広帯
域信号52を出力するための出力タイミング信号51と
を出力し、入出力バッファメモリ41の入出力タイミン
グと帯域合成フィルタ42の読み出し、書き込みタイミ
ングを制御するタイミング制御手段43とを設けること
により、入出力バッファメモリ41の記憶容量をM個と
することができ、少ない記憶容量で帯域合成フィルタ処
理装置が実現できる。
【0043】さらに、広帯域信号52を出力した直後
に、広帯域信号52を出力したメモリアドレスと同一の
メモリアドレスにサブバンド信号46を入力することに
より、読み出し書き込み及び帯域合成フィルタ処理に使
用する時間マージンを大きくすることができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の帯域分割フィルタ
処理装置は、M個の記憶容量をもつ入出力バッファメモ
リで入出力を行うことができ、メモリサイズを削減する
ことで小型化を実現することができる。さらに、サブバ
ンド信号を出力した直後に、サブバンド信号を出力した
メモリアドレスと同一のメモリアドレスに広帯域信号を
入力することにより読み出し書き込み及び帯域分割フィ
ルタ処理に使用する時間マージンを大きくすることがで
きる。
【0045】また、本発明の帯域合成フィルタ処理装置
は、M個の記憶容量をもつ入出力バッファメモリで入出
力を行うことができ、メモリサイズを削減することで小
型化を実現することができる。さらに、広帯域信号を出
力した直後に、広帯域信号を出力したメモリアドレスと
同一のメモリアドレスにサブバンド信号を入力すること
により読み出し書き込み及び帯域合成フィルタ処理に使
用する時間マージンを大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における帯域分割フィル
タ処理装置の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例における帯域分割フィルタ処理
装置の入出力及び読み出し,書き込みの関係を示すタイ
ミング図
【図3】同第1の実施例における帯域分割フィルタ処理
装置の入出力及び読み出し,書き込みタイミングと入出
力バッファメモリのメモリアドレスの関係を示すタイミ
ング図
【図4】本発明の第2の実施例における帯域合成フィル
タ処理装置の構成を示すブロック図
【図5】同第2の実施例における帯域合成フィルタ処理
装置の入出力及び読み出し,書き込みの関係を示すタイ
ミング図
【図6】同第2の実施例における帯域合成フィルタ処理
装置の入出力及び読み出し,書き込みタイミングと入出
力バッファメモリのメモリアドレスの関係を示すタイミ
ング図
【図7】従来の帯域分割フィルタ処理装置の構成を示す
ブロック図
【図8】従来の帯域合成フィルタ処理装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
1,41 入出力バッファメモリ 2 帯域分割フィルタ 3,43 タイミング制御手段 42 帯域合成フィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたM個(但し、Mは正整数)の
    広帯域信号をM個のサブバンド信号に分割し、前記サブ
    バンド信号を出力する帯域分割フィルタ処理装置であっ
    て、 広帯域信号を入力し、サブバンド信号を出力するM個の
    記憶容量を持つ入出力バッファメモリと、 前記入出力バッファメモリからM個の広帯域信号を読み
    出し、帯域分割フィルタ演算を行い、前記入出力バッフ
    ァメモリにM個のサブバンド信号を書き込む帯域分割フ
    ィルタと、 前記広帯域信号が前記入出力バッファメモリに入力され
    た後で、前記帯域分割フィルタに読み込み、前記帯域分
    割フィルタから前記サブバンド信号が前記入出力バッフ
    ァメモリに書き込まれた後で、前記サブバンド信号を出
    力するように入出力バッファメモリの入力及び出力タイ
    ミングと読み出し及び書き込みタイミングを制御するタ
    イミング制御手段とを備えたことを特徴とする帯域分割
    フィルタ処理装置。
  2. 【請求項2】 サブバンド信号を出力した直後に、前記
    サブバンド信号を出力したメモリアドレスと同一のメモ
    リアドレスに広帯域信号を入力する入出力バッファメモ
    リを有することを特徴とする請求項1記載の帯域分割フ
    ィルタ処理装置。
  3. 【請求項3】 入力されたM個(但し、Mは正整数)の
    サブバンド信号をM個の広帯域信号に合成し、前記広帯
    域信号を出力する帯域合成フィルタ処理装置であって、 サブバンド信号を入力し、広帯域信号を出力するM個の
    記憶容量を持つ入出力バッファメモリと、 前記入出力バッファメモリからM個のサブバンド信号を
    読み出し、帯域合成フィルタ演算を行い、前記入出力バ
    ッファメモリにM個の広帯域信号を書き込む帯域合成フ
    ィルタと、 前記サブバンド信号が前記入出力バッファメモリに入力
    された後で、前記帯域合成フィルタに読み込み、前記帯
    域合成フィルタから前記広帯域信号が前記入出力バッフ
    ァメモリに書き込まれた後で、前記広帯域信号を出力す
    るように入出力バッファメモリの入力及び出力タイミン
    グと読み出し及び書き込みタイミングを制御するタイミ
    ング制御手段とを備えたことを特徴とする帯域合成フィ
    ルタ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の帯域分割フィルタ処理装
    置の出力するサブバンド信号を請求項3記載の帯域合成
    フィルタ処理装置の入力としたことを特徴とする帯域分
    割及び合成フィルタ処理装置。
  5. 【請求項5】 広帯域信号を出力した直後に、前記広帯
    域信号を出力したメモリアドレスと同一のメモリアドレ
    スにサブバンド信号を入力する入出力バッファメモリを
    有することを特徴とする請求項3記載の帯域合成フィル
    タ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の帯域分割フィルタ処理装
    置の出力するサブバンド信号を請求項5記載の帯域合成
    フィルタ処理装置の入力としたことを特徴とする帯域分
    割及び合成フィルタ処理装置。
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