JPH06138324A - 棒状照明体 - Google Patents

棒状照明体

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Publication number
JPH06138324A
JPH06138324A JP4161207A JP16120792A JPH06138324A JP H06138324 A JPH06138324 A JP H06138324A JP 4161207 A JP4161207 A JP 4161207A JP 16120792 A JP16120792 A JP 16120792A JP H06138324 A JPH06138324 A JP H06138324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illuminating
illuminance
light
illuminating body
scattering
Prior art date
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Pending
Application number
JP4161207A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Kikko
重雄 橘高
Kiyosumi Fujii
清澄 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP4161207A priority Critical patent/JPH06138324A/ja
Publication of JPH06138324A publication Critical patent/JPH06138324A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリ、コピー機等に使用される走査
装置等において、線状の部分を照明する場合に有用な、
高い照度が得られる光ガイドタイプの照明素子を提供す
る。 【構成】 照明体3は角柱状の透明ガラスあるいは透明
樹脂からなり、照明対象物5に対向して配置される一側
面を粗面化して散乱面3aとしてある。上記散乱面3a
を除く照明体の三側面と対向させた反射面6Aを有する
断面チャンネル状の反射板6を配置してある。反射板6
の反射面6Aを白色の乱反射面にすると対象物の照度を
最も大きくすることができる。反射板6の表面6Aは乱
反射の無い滑らかな鏡面とすると、乱反射面の場合より
も対象物の照度がかえって低下することがあるので好ま
しくない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、コピー
機等に使用される走査装置等において、線状の部分を照
明する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、コピー機等では、原稿を
読み取るために走査装置が用いられている。走査装置に
は縮小型、密着型、完全密着型といった種類があるが、
密着型走査装置の一例を図1に示す。密着型走査装置1
は、照明系1b、結像光学系1c、センサー1dの各部
分をハウジング内に取り付けて構成され、ハウジング上
部のカバーガラス1a表面に原稿面2を密着させ、照明
系1bで原稿面2を照明し、この照明領域の原稿画像が
光学系1cによりセンサー1d上に結像し、検出され
る。
【0003】走査装置の照明系1bは、原稿面2の照度
をセンサー1dによる読み取りが可能な明るさ以上にし
なければならない。照明すべき範囲は走査方向(以下、
縦方向と呼ぶ)には極めて狭く、走査方向と直角をなす
方向(以下、横方向と呼ぶ)には広い、線状である。横
方向に原稿面照度のむらがあると読み取りエラーの原因
となるため、照度は一様であることが望ましい。
【0004】現在照明系1bとしては、LEDを横方向
に並べたLEDアレイが用いられている。LEDチップ
の間隔が開くと周期的な照度のむらが大きくなるため、
LEDチップの数は幅216mm(A4版)に対して3
0個程度必要となる。LEDアレイは充分な光量を確保
することができるが、LEDチップを多数配置するので
コストと電力消費が大きくなるという問題点がある。ま
た、照度のむらを避けるためにはLEDチップと原稿面
の間隔をある程度大きく取る必要があるので、走査装置
全体を小型化するための障害となる。
【0005】LEDアレイに代わる方法として、滑らか
な表面を有する角柱あるいは円柱といった棒状の透明体
を照明体となす方法がある。図2は照明体3として透明
な四角柱を用いた一例である。照明体3の端にはLED
等の光源4が配置され、光源4から出射した光は、照明
体3の表面で全反射を繰り返しつつ照明体3中を伝播す
る。ここで照明体3の一面を光散乱面3aとしておけ
ば、照明体3中を伝播しつつある光を少量ずつ、照明体
3の長さと直角をなす方向に取り出すことができる。
【0006】上記のような棒状の照明体3はLEDアレ
イと比較すると、LEDチップの数を少なくすることが
できるという利点がある。また照明体3が横方向に連続
的に発光するため、照明すべき対象物(たとえば原稿
面)と照明体の間隔を近づけて対象物の照度を大きくし
ても照度のむらが生じにくい、といった長所がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の棒状照
明体3は光源4を片端もしくは両端にしか置くことがで
きない。従って光の絶対量が少ないために、対象物の照
度が不足するという問題点がある。また、照明体3の散
乱面3aの輝度は光源4に近いほど大きくなりがちであ
るため、両端に光源4を設置すると照明体中央部の輝度
が落込み、対象物の照度が長さ方向に不均一となる。
【0008】図3に、照明体3として透明な四角柱を用
い、四角柱の一側面を散乱面3aとした場合を示す。散
乱面3aで散乱した光は散乱面3aの両側に放出される
ため、照明対象物5と逆向きに向かう光はこのままでは
利用されない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、光源からの
光が入射する端面及び対象物と向かい合う面を除いた透
明体表面に近接させて、光の乱反射面を設置することに
より対象物の照度を大きくするようにした。本発明の望
ましい実施例では、上記乱反射面の面積あるいは反射率
を透明体の長さ方向に変化させることにより、散乱面の
長さ方向の輝度分布を変化させる。これにより、上記の
照度アップに加えて対象物の照度を均一化することがで
きる。
【0010】
【作用】照明体の端部から入射し、散乱面で対象物に向
かわずに他の方向に向かった後照明体から出た光は、乱
反射面での反射により照明体の散乱面に戻され、このよ
うにして対象物の照明に有効に利用される。
【0011】
【実施例】以下本発明を図面に示した実施例に基づき詳
細に説明する。図4は本発明の一実施例の断面図であ
り、従来のものと共通する部分については、図2、図3
と同一の参照番号を使用している。照明体3は角柱状の
透明ガラスあるいは透明樹脂からなり、照明対象物5に
対向して配置される一側面を粗面化して散乱面3aとし
てある。なお光源の配置は図2と同様であってよい。そ
して、上記散乱面3aを除く照明体の三側面と対向させ
た反射面6Aを有する断面チャンネル状の反射板6を配
置してある。
【0012】本発明者らの研究によると、反射板6の反
射面6Aを白色の乱反射面にすると対象物の照度を最も
大きくすることができる。反射面6Aの具体的な材質と
しては、白色の紙、白色の樹脂塗装面、白色のプラスチ
ック等が適しており、反射率が高いほど良い。しかし、
反射板6の表面6Aを乱反射の無い滑らかな鏡面とする
と、乱反射面の場合よりも対象物の照度がかえって低下
することがあるので好ましくない。
【0013】乱反射面6Aは、照明対象物5と向かい合
う面、及び光源から光を取り入れる端面を除いたすべて
の面に設置する事により対象物の照度を最大にすること
ができるが、特に効果の大きいのは対象物5と反対側に
位置する面であるので、この面のみに乱反射面を設置し
ても相当の効果が得られる。
【0014】また、乱反射面6Aは対象物の照度分布の
調整に役立てる事ができる。すなわち、乱反射面の反射
率や面積を部分的に小さくすれば、照明体のその部分の
輝度を小さくすることができる。たとえば、上述した照
明体中央部の輝度の落込みを補正するためには、以下に
記す方法等により照明体両端の輝度を落として対象物の
照度を均一化することができる。
【0015】乱反射面6Aの面積を両端へ近くなるほ
ど小さくする(図5(a))。
【0016】乱反射面6Aの反射率を、両端に近くな
るほど小さくする(図5(b))。
【0017】乱反射面6A上に、黒点・網目等のパタ
ーンをつくり、と同様な効果をもたせる(図5
(c))。 上記の方法は、対象物5と反対側に位置する面に対して
行なうと特に効果的である。
【0018】本発明で照明体3として用いる透明体の材
質としては、着色の少ない光学ガラス、あるいはアクリ
ル等のプラスチックが適している。また、光源は透明体
の両側に設置した方が、片側のみに設置するよりも対象
物照度の大きさと長さ方向の均一性の点で有利である。
【0019】次に、具体的数値例について示す。 (実施例1)透明体3として、断面形状4mm×4m
m、長さ230mmの四角柱を使用した。透明体3の材
質は屈折率 nd=1.5491、アッベ数 νd=50.
1の光学ガラスである。透明体3の一側面は、日本工業
規格(JIS)の砥粒粒度#1000で砂摺りして散乱
面3aとし、他の三側面および両端面はポリッシュ仕上
げとした。散乱面3a以外の三側面については、白色の
紙を設置して図4における反射板6とした。
【0020】透明体3の両端には高輝度LED(スタン
レー電気社製HPY5066X)を各1個設置して光源
とした。LEDのピーク波長は570nmであり、発光
時の電流はそれぞれ20mAとした。対象物の照度を測
定するために、透明体の散乱面3aから4mm離れた位
置に光強度計のセンサーを置き、光強度を測定した。光
強度計センサーの受光部は直径1mmとした。暗室中で
LEDを発光させ、光強度計のセンサーを照明体3の長
さ方向に移動させて光強度を連続的に測定した。また、
実施例1の条件から反射板6を除いた状態で光強度の測
定を行ない、これを比較例1とした。上記測定の結果を
図6に示す。乱反射面6Aを設置した効果によって、乱
反射面なしの場合(比較例1)と比較して約3倍の光強
度が得られた。
【0021】(実施例2)実施例1と同じ照明体を同じ
配置で用いたが、センサーの反対側に位置する反射板6
(白い紙)に、図5(c)に示した黒点パターンをつけ
て散乱面3aでの輝度を均一化した。その他の条件は実
施例1と同じである。光強度の実測値を図7に示す。実
施例1の場合と比較すると、照明体の中央部の光強度は
ほとんど変化しないが両端の光強度は大きく低下するた
め、照明体の長さ方向にわたってより均一な光強度分布
が得られた。光強度の最大値は最小値の2倍以内におさ
まっている。
【0022】
【発明の効果】本発明の照明体を用いれば、少数の光源
によって線状の範囲を均一に明るく照明することができ
る。従って、走査装置等のコスト切下げに大きく貢献す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ等に用いられる密着型走査装置の
一例を示す断面図
【図2】従来の棒状照明体の一例を示す側面図および断
面図
【図3】棒状照明体の散乱面から放出される光線を説明
する図
【図4】本発明の一実施例を示す断面図
【図5】(a)、(b)、(c)はそれぞれ本発明で使
用する乱反射面の形状例を示す平面図
【図6】本発明の実施例1と比較例品の光強度分布の測
定結果を表わす図
【図7】本発明の実施例2の光強度分布の測定結果を表
わす図
【符号の説明】
1 ・・・密着型走査装置 1a ・・・カバーガラス 1b ・・・LEDアレイ照明系 1c ・・・レンズアレイ結像光学系 1d ・・・センサー 2 ・・・原稿面 3 ・・・棒状透明体(照明体) 3a ・・・散乱面 4 ・・・光源(LED) 5 ・・・照明対象物 6 ・・・反射板 6A ・・・乱反射面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の透明体表面の一部を光散乱面、残
    りの部分を平滑面とし、かつ透明体の片側もしくは両側
    端面に光源を配置することにより上記散乱面を発光面と
    なす照明体において、前記透明体表面の一部に近接させ
    て乱反射表面を設置することを特徴とする棒状照明体。
  2. 【請求項2】 前記乱反射表面の面積または反射率を透
    明体の長さ方向に変化させることにより、発光面の輝度
    の分布を変化させた請求項1に記載の棒状照明体。
JP4161207A 1992-06-19 1992-06-19 棒状照明体 Pending JPH06138324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4161207A JPH06138324A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 棒状照明体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4161207A JPH06138324A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 棒状照明体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06138324A true JPH06138324A (ja) 1994-05-20

Family

ID=15730639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4161207A Pending JPH06138324A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 棒状照明体

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JP (1) JPH06138324A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023085285A1 (ja) * 2021-11-12 2023-05-19 株式会社ジャパンディスプレイ 検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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