JPH06138021A - セメントコーティング付着強度測定方法および測定装置 - Google Patents

セメントコーティング付着強度測定方法および測定装置

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JPH06138021A
JPH06138021A JP29170192A JP29170192A JPH06138021A JP H06138021 A JPH06138021 A JP H06138021A JP 29170192 A JP29170192 A JP 29170192A JP 29170192 A JP29170192 A JP 29170192A JP H06138021 A JPH06138021 A JP H06138021A
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cement
brick
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JP29170192A
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Hiroshi Sugiyama
浩 杉山
Junichiro Monno
門野純一郎
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再現性があり、定量的であり、実炉での使用
実績に整合性があり、かつ簡便にセメントコーティング
付着強度を測定する。 【構成】 レンガ上面にセメント粉末を均等な厚さに散
布し、焼成した後冷却し、溶融収縮してレンガ上面に島
状に分離付着したセメントをかき落とし、かき落とし時
に要した力を測定することによりセメントコーティング
付着強度を測定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセメントロータリーキル
ン用耐火物の評価、特にセメントコーティングの付着強
度を測定するための方法および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】セメントロータリーキルンの内張レンガ
(以下、単にレンガと言う)の表面にセメントの一部が
付着することによりレンガの耐用性が向上することが知
られており、この付着物は一般にセメントコーティング
と呼ばれている。セメントコーティングの付着性に優れ
たレンガとしてマグネシアクロムレンガが一般的に使用
されているが、6価クロムの有害性のためクロムを含ま
ないレンガ(クロムフリーレンガ)の要望が強くなって
きた。クロムフリーレンガの代表的な例として、ドロマ
イトレンガおよびスピネルレンガ(MgO・Al
2 3 )が挙げられる。このうち、ドロマイトレンガは
耐スポーリング性が劣るため、使用できるキルンが限ら
れているので、クロムフリーレンガとしてスピネルレン
ガが推奨されることが多い。しかし、スピネルレンガは
セメントコーティングの付着性が劣るため、耐用性が低
いとされている。このためセメントコーティングの付着
性を改善することがスピネルレンガ開発の1つの指針と
なっている。
【0003】ところで、セメントコーティングの付着性
は、最終的には実炉での実績で評価されるが、これが予
め実験室で簡単に評価できればレンガの開発にとって非
常に有効な手段となる。このため、従来から様々な評価
方法と装置が工夫されてきたが、大多数のコンセンサス
が得られるような方式は未だ存在しない。各種の従来の
方式の中で、比較的多く用いられてきているものとし
て、GR法と回転ドラム法がある。
【0004】GR法の手順は、図7(a)に示すよう
に、セメント粉末(K2 SO4 を添加することもある)
をボタン状に成型し、これを何個かレンガ上に載せ、電
気炉で焼成して付着させる。次いでこれを炉外に取り出
し、図7(b)に示すように、レンガを立てて所定の時
間内に落下するボタンの割合等を見ることにより行う。
このとき、熱間で観察できるように素早くレンガを立て
て行うようにする。
【0005】一方、回転ドラム法はドラムの内側にレン
ガを6〜12枚リング状に内張りし、セメント(K2
4 を10wt%添加することが多い)を粉末状のまま
入れ、ドラムを回転させながらバーナーで加熱する。所
定時間の加熱後、自然冷却させ、セメントの付着状況を
肉眼で観察することによって行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方式
で用いられる装置類は、GR法の場合、簡単な常用の電
気炉と試験用のレンガを取り出すための鋏(トング)の
みであり、回転ドラム法の場合、小型ドラム状の回転炉
程度であってほとんど装置らしき物はないと言っても過
言ではない。セメントコーティングの付着性評価方法に
用いられる装置には、再現性を有する、定量的であ
る、レンガ材質による差異が検出でき、実炉での整合
性を有する、簡便である、の要件を満足することが必
要であるが、今までのところ、これら〜の要件を充
分に満足しているものは知られていない。
【0007】本発明は上記課題を解決するためもので、
再現性を有し、定量的であり、実炉での使用実績に整合
性を有し、かつ簡便であるセメントコーティング付着強
度測定方法および測定装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のセメントコーテ
ィング付着強度測定方法は、レンガ上面にセメント粉末
を均等な厚さに散布する段階、前記レンガを炉内で焼成
する段階、焼成後冷却する段階、溶融収縮してレンガ上
面に島状に分離付着したセメントをかき落とす段階、か
き落とし時に要した力を測定する段階からなることを特
徴とする。また、本発明の測定方法は、焼成温度が14
00℃以上であることを特徴とする。また、本発明の測
定方法は、レンガ上面に格子状の枠を載せ、格子の枠で
規定される各空間にセメント粉末を充填して焼成するこ
と、枠はSiC質からなること、セメントに加湿し、焼
成前に枠を取り外すようにしたことを特徴とする。
【0009】また、本発明のセメントコーティング付着
強度測定装置は、基台に立設された支柱の側部に設けら
れ、レンガ表面に島状にセメント付着物が形成された試
料を取付ける試料取付機構と、複数のプーリーを通して
張り渡されるとともに、一端にバランスウェイトが、他
端に荷重受皿がそれぞれ接続され、支柱に平行にかつ試
料取付機構に対向する位置に島状付着物をかき落とすた
めの引っ掻き部材が取付けられたワイヤと、荷重受皿に
荷重部材を供給する荷重供給装置と、荷重受皿により引
っ掻き部材が下方へ荷重を受け、試料の島状付着物が掻
き落とされることにより、荷重受皿が落下したとき荷重
受皿への荷重部材の供給を遮断するストッパーとを備
え、ストッパ動作時の荷重受皿の重量によりセメントコ
ーティングの付着強度を測定することを特徴とする。ま
た、本発明のセメントコーティング付着強度測定装置
は、水平台上に設けられ、レンガ表面に島状にセメント
付着物が形成された試料を取付ける試料取付機構と、一
端にバランスウェイトが、他端に荷重受皿がそれぞれプ
ーリーで支持されたワイヤを介して接続され、試料取付
機構に対向する位置に島状付着物をかき落とすための引
っ掻き部材が取付けられてガイドローラに支持された水
平方向に移動可能な引っ掻きロッドと、荷重受皿に荷重
部材を供給する荷重供給装置と、荷重受皿により引っ掻
きロッドが一方向へ荷重を受け、試料の島状付着物が掻
き落とされることにより、荷重受皿が落下したとき荷重
部材の供給を遮断するストッパーとを備え、ストッパー
動作時の荷重受皿の重量によりセメントコーティング付
着強度を測定することを特徴とする。また本発明の測定
装置は、試料取付け機構が、試料を2次元的に移動させ
る移動機構を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明はセメント用レンガの上面に適量のセメ
ントを均等な厚さに散布し、所定温度で焼成すると、セ
メントが溶融収縮し、冷却するとレンガ表面にいわゆる
島状に分離してセメントが付着することの知見に基づい
たものであり、島状付着物を掻き落とし、その時の荷重
を測定することによりセメントの付着強度を測定するよ
うにしたものである。本発明によれば、同一条件で一時
に多数の島状付着物が形成されるので、これらを掻き落
とすることにより再現性良く、かつ定量的に測定できる
とともに、使用実績との整合性が図られ、かつ簡便に付
着強度を測定することが可能となる。
【0011】
【実施例】図1は本発明において使用するセメントの島
状付着物を説明する図、図2は島状付着物を形成する他
の方法を説明する図である。図中、1はレンガ、2はセ
メント粉末、3は島状付着物、5は枠である。
【0012】レンガ1は、例えば55m/m×55m/
m、厚さ15mmの板状に切り出したもので、これにポ
ルトランドセメントを、図1(a)に示すように粉末状
のまま厚さ5mm程載せ、予め設定した温度(1400
℃以上)に昇温しておいた炉に挿入し、その温度を30
分以内に設定温度に到達(急熱)させ、一定時間(1〜
30分間)保持した後炉外に取り出し、自然冷却させる
と、図1(b)に示すように、レンガの表面に島状に分
離した多数の島状付着物3が10〜30個形成される。
なお、焼成温度は1400℃以下ではセメントの焼結が
不十分なために付着物が島状に分離しにくくなり、この
ため焼成温度は1400℃以上が好ましい。
【0013】こうして形成された島状付着物3をかき落
とし、バネ秤の使用あるいはかき落とし時の荷重を測定
することにより付着強度の測定を行うことができる。こ
の方法による測定では、島状付着物が同一条件で多数形
成されるので、再現性が良く、また多数回の付着強度測
定ができるので、その平均値をとる等により定量的測定
が可能である。通常、付着物のかき落とし試験では、強
度がバラツクことが多く、特にレンガのような非常に不
均一な面に付着させた場合はなおさらバラツキが多い。
このため、測定回数を増やすことが必要になってくる。
しかしながら、従来の方式では測定回数を増やすことが
簡単にできないため、測定値が大きくバラツキ、そのた
めに再現性が悪く、レンガ材質間の差異を充分な有意さ
で検出することが困難であった。しかし本発明では、試
料の付着物が1度の焼成で10〜30個に分離して生じ
るために、その1個、1個に付着強度を測定していくこ
とによって測定回数を増やすことができ、このため短時
間で多くのデータが集まり再現性が向上する。
【0014】また、図2に示すように、レンガ1の上に
格子状の枠5を載せ、この枠内にセメント2を充填する
ことにより島状付着物の大きさおよび形状をほぼ一定に
することができ、同一の条件での測定が可能である。な
お、図2の例においては電気炉で焼成した時にセメント
が枠5に付着する場合があるので、付着しにくい、例え
ばSiC質の枠を選定するか、あるいは焼成前にセメン
トに多少水分等を添加して枠をとり外すようにしても良
い。
【0015】次に図3により、本発明の測定装置の1実
施例を説明する。図3において、11は鋼製、あるいは
やや厚い木製の基台で、これに支柱12が垂直に立設さ
れており、支柱は中空の鋼管の場合は基台11に溶接
し、木製の場合は基台11に固く嵌め込んで立設されて
いる。試料取り付け機構13は試料21をその被測定面
が垂直になるように支柱に固定されている。なお、試料
取付機構13には試料21をボルト22で締め付けたス
テージ23が内装されており、ハンドル24a,24b
を回すことによってステージ23を上下左右に移動でき
るようになっている。
【0016】角管あるいは木製の腕部材14a,14b
はほぼ同じ長さのものが溶接あるいは嵌め込み式により
支柱12の上部および下部に同方向にかつ水平に突設さ
れている。アルミダイカストあるいは鋼製の小型のプー
リー15a〜15dは上部の腕部材14aにはその側
面、あるいは下側に若干間隔をおいてほぼ同じ高さにプ
ーリー15a,15bが、また下部の腕部材14bには
プーリー15c,15dがその側面に設けられている。
【0017】市販のより線ワイヤ16(または紐)は総
荷重25Kg程度の強さを有するものをプーリー15
a,15bの上側にかけてから垂直に下ろし、下側のプ
ーリー15c,15dのそれぞれ上側と下側にほぼコの
字状にかけてある。そして、プーリー15b,15dに
よってワイヤ16が支柱12の中心と平行になるように
する。バランスウェイト17は荷重受皿18とほぼ同じ
重量であって、ワイヤ16の上端部に連結されている。
荷重受皿18は市販のプラスチックあるいは鋼製の受皿
であって、基台11上に別にセットした鉛等の小粒27
を一定量ずつ落下して供給させることができるようにな
っており、市販の荷重供給装置25(JIS R255
3に使用されるミハエリス二重テコ式曲げ強さ試験機の
一部)を転用するのが便利である。なお、より正確な測
定を行うために特に一定の荷重速度を得ることが望まし
い。
【0018】引っ掻き部材19はほぼL字型の鋼製の部
材であって、特にその先端は耐摩耗性を強化したものが
良く、引っ掻き部が水平になるようにワイヤ16に係止
されている。なお、ワイヤ16の中心部を切断し、その
端部を引っ掻き部材19に固く括り付けるようにしても
よい。なお、20はワイヤ係留部である。
【0019】次に測定手順について説明すると、図1に
説明したように、レンガ上に島状付着物を形成した試料
21を試料取付機構13の中のその測定面が引っ掻き部
材19の方を向くようにボルト締めして垂直に固定し、
準備が完了する。実際の測定時においては測定者が手で
引っ掻き部材19を持って試料表面の島状の付着物26
の上側に引っ掛けた後、荷重供給装置25のストッパー
28を上に上げて鉛の小粒27を荷重受皿18へ落とす
と同時にワイヤ係留部20のネジの弛め、付着面に平行
な方向から充分にゆっくりと荷重を加えていく。
【0020】付着物は剥離すると荷重受皿18が落下
し、その瞬間にストッパーが外れ、荷重供給装置25の
ストッパー28が作動して小粒27の供給が停止する。
この島状付着物が剥離した時点の小粒27の総荷重を別
の秤で求め、付着強度とする。次にハンドル24a,2
4bを回してステージ23を上下左右に移動させ、順次
同様に測定し、必要回数反復する。
【0021】この測定装置で同一のマグネシアスピネル
レンガ、いわゆるスピネルレンガ3個を測定したとこ
ろ、図5(a)、図5(b)、図5(c)に示すように
ほぼ同じ傾向の測定値が得られ、測定の再現性が認めら
れた。また、図5(d)に示すように、マグネシアクロ
ムレンガ、いわゆるマグクロレンガの付着強度を測定し
たところ、バラツキは大きいものの、平均値をとると明
らかにスピネルレンガのそれより大きいことが分かる。
このことは実炉での使用実績と一致している。
【0022】付着物の生成はセメントがレンガに入り込
んでいくことにより生ずるが、この付着の核生成、成長
過程をシミュレートすることを目的として付着物を全て
剥離させた後、再度同じ手順でレンガに載せて焼成し、
強度を測定した。その結果の平均値は、図6に示すよう
な結果となった。この結果によると、マグクロレンガ、
スピネルレンガともに焼成回数が増えるに従い付着強度
が増大し、付着の成長過程が実験室で再現されたことに
なる。またマグクロレンガは大幅に付着強度が大きくな
るのに対して、スピネルレンガの強度増大幅は小さいこ
とが分かる。
【0023】図4は付着強度測定装置の他の実施例を示
す図である。図4においては、試料取付機構をテーブル
40上に置き、試料面を水平にして引っ掻き部材を水平
方向に移動させて付着物を掻き落とす点が図3と異なる
のみで、他の構成は同じである。テーブル40上に載せ
た試料21に対向させて、引っ掻き部材42aを取り付
けたロッド42を対向配置し、ガイドローラ44で移動
可能にし、その両端に一方がバランスウェイト45を連
結したワイヤに、他方を荷重受皿18を連結シタワイヤ
43につなぎ、水平方向に移動させるようにしている。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、同一条件
で一度に多数の島状付着物が得られるので、再現性良く
かつ定量的な測定が可能であり、レンガ材質による差異
が検出できるとともに、実炉での使用実績との整合性が
得られ、かつ簡便に測定可能である。特に本発明は簡便
性において優れ、1回の焼成により多数の測定ポイント
が取れるために測定回数が多くとることができる。ま
た、実炉において付着初期の付着物の核生成、成長過程
がコーティング形成にとって重要であるため、本発明の
装置は実炉におけるコーティング形成のシミュレーショ
ンとして適切なものである。このため実炉におけるセメ
ントコーティング付着性の評価装置として極めて優れた
ものであり、また、付着物を掻き落とす部材を望みの位
置に正確に素早くもってこられるため、スピーディな測
定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明において使用するセメントの島状付着
物を説明する図である。
【図2】 島状付着物の生成する他の方法を説明する図
である。
【図3】 本発明の測定装置の1実施例を説明する図で
ある。
【図4】 本発明の測定装置の他の実施例を説明する図
である。
【図5】 本発明による測定結果を示す図である。
【図6】 焼成回数と付着強度を示す図である。
【図7】 従来の付着強度測定方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…レンガ、2…セメント粉末、3…島状付着物、11
…基台、12…支柱、13…試料取り付け機構、14
a,14b…腕部材、15a〜15d…プーリー、16
…ワイヤ、17…バランスウエイト、18…荷重受皿、
19…引っ掻き部材、21…試料、23…ステージ、2
4a,24b…ハンドル、25…荷重供給装置、28…
ストッパ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンガ上面にセメント粉末を均等な厚さ
    に散布する段階、前記レンガを炉内で焼成する段階、焼
    成後冷却する段階、溶融収縮してレンガ上面に島状に分
    離付着したセメントをかき落とす段階、かき落とし時に
    要した力を測定する段階からなるセメントコーティング
    付着強度測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、焼成温度
    は1400℃以上であることを特徴とするセメントコー
    ティング付着強度測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、レンガ上
    面に格子状の枠を載せ、格子の枠で規定される各空間に
    セメント粉末を充填して焼成することを特徴とするセメ
    ントコーティング付着強度測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、前記枠は
    SiC質からなることを特徴とするセメントコーティン
    グ付着強度測定方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の方法において、焼成前に
    枠を取り外すようにしたことを特徴とするセメントコー
    ティング付着強度測定方法。
  6. 【請求項6】 基台に立設された支柱の側部に設けら
    れ、レンガ表面に島状にセメント付着物が形成された試
    料を取付ける試料取付機構と、複数のプーリーを通して
    張り渡されるとともに、一端にバランスウェイトが、他
    端に荷重受皿がそれぞれ接続され、支柱に平行にかつ試
    料取付機構に対向する位置に島状付着物をかき落とすた
    めの引っ掻き部材が取付けられたワイヤと、荷重受皿に
    荷重部材を供給する荷重供給装置と、荷重受皿により引
    っ掻き部材が下方へ荷重を受け、試料の島状付着物が掻
    き落とされることにより、荷重受皿が落下したとき荷重
    受皿への荷重部材の供給を遮断するストッパーとを備
    え、ストッパ動作時の荷重受皿の重量によりセメントコ
    ーティングの付着強度を測定することを特徴とするセメ
    ントコーティング付着強度測定装置。
  7. 【請求項7】 水平台上に設けられ、レンガ表面に島状
    にセメント付着物が形成された試料を取付ける試料取付
    機構と、一端にバランスウェイトが、他端に荷重受皿が
    それぞれプーリーで支持されたワイヤを介して接続さ
    れ、試料取付機構に対向する位置に島状付着物をかき落
    とすための引っ掻き部材が取付けられてガイドローラに
    支持された水平方向に移動可能な引っ掻きロッドと、荷
    重受皿に荷重部材を供給する荷重供給装置と、荷重受皿
    により引っ掻きロッドが一方向へ荷重を受け、試料の島
    状付着物が掻き落とされることにより、荷重受皿が落下
    したとき荷重部材の供給を遮断するストッパーとを備
    え、ストッパー動作時の荷重受皿の重量によりセメント
    コーティング付着強度を測定することを特徴とするセメ
    ントコーティング付着強度測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の装置において、
    試料取付け機構は、試料を2次元的に移動させる移動機
    構を有することを特徴とするセメントコーティング付着
    強度測定装置。
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