JPH0613784Y2 - ワークの支持装置 - Google Patents

ワークの支持装置

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JPH0613784Y2
JPH0613784Y2 JP6141788U JP6141788U JPH0613784Y2 JP H0613784 Y2 JPH0613784 Y2 JP H0613784Y2 JP 6141788 U JP6141788 U JP 6141788U JP 6141788 U JP6141788 U JP 6141788U JP H0613784 Y2 JPH0613784 Y2 JP H0613784Y2
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JP
Japan
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rod
support
work
cylinder
supporting
Prior art date
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JP6141788U
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宗央 後藤
靖夫 吉田
三郎 染川
茂 近藤
寛治 富永
幸穂 杉浦
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は位置の多少の変動に関わりなく荷重の大なるワ
ークを安定的に支持することのできる装置、より詳しく
はパレットに関する。
(従来技術) エンジンブロックにトランスミッションを組付けた状態
で搬送するにはこれらを安定的に載置するためのパレッ
トが使用される。
このため、この種の用途に供されるパレット上にはエン
ジンブロックのほかにトランスミッションを支持する支
持部材が設けられるが、トランスミッションは機種によ
って組付け高さが異なるため、これまでのパレットでは
機種が変更になる都度支持部材を交換する必要があっ
た。
実開昭61−144927号公報に開示された装置は、
シリンダ装置の動きをスプリングを介して可動部材に伝
え、その傾斜部によりクランプロッドを上下に動かして
ワークをクランプするようにしたもので、この種の装置
を用いれば、ワークの高さの多少の変動に係わりなくワ
ークを支持することができるが、反面、この装置ではシ
リンダに供給する流体の圧力だけでワークを支えるよう
にしているため、トランスミッションのような荷重の大
きなワークの場合には、搬送過程で生じたわずかな圧力
変化によってもトランスミッションの支持位置に変動が
生じ、これがもとでエンジンブロックが傾むいて部品の
組付けに影響を及ぼしたり、場合によってはエンジンブ
ロックの脱落といった危険な事態をも招きかねない問題
が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、多少の位置変動にかかわらずワー
クを正規の位置に確実に支持することのできる新たな装
置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案はかかる課題を達成するための支持装
置として、パレット上の基台に対して平行に摺動し得る
ように配設されたカム部材と、上端にワークの下面を支
える支持部を有しかつカム部材と当接して基台に対し垂
直方向に移動し得るように配設されたワーク支持部材
と、カム部材と結合したシリンダロッドを摺動自在に挿
通保持しかつ該ロッドをワーク支持位置において拘止す
るロックシリンダと、シリンダロッドの一端に作用して
該ロッドにワークを支持するに足る押圧力を付与する制
御可能な駆動モータとによって構成したものである。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明する。
図において符号1はパレット本体で、このパレット本体
1のほぼ中央に立設した軸2には、エンジンブロックを
支持する支持基台3が旋回自在に支持されている。この
支持基台3の裏面には、図示は省略されているが例えば
90°の間隔をおいて軸2から等距離の位置に4個の係
止孔が設けられ、パレット本体1内に枢支されて上下方
向に揺動するレバーの係止突起と係合することにより9
0°ずつの旋回係止が可能なように構成されている。
また、この支持基台3にはその上面4ヶ所にエンジンブ
ロックEを支持する支持部材6‥‥が旋回自在に取付け
られ、さらにこれらの支持部材6‥‥の頂部には、受座
7と位置決めピン8が設けられていて、支持部材6を旋
回することにより、これらのうちのいずれか一方がエン
ジンブロックEを支持位置内に位置してブロックEの底
部に設けた位置決め凹部もしくは被支持面と係合しもし
くは当接して、機種を異にする2種のエンジンブロック
Eを位置決め支持し得るように構成されている。
一方、支持基台3のトランスミッション支持位置には、
第3図に示した軸受10が立設され、この軸受10に
は、上面に円弧状のミッション支持座13を備えた支持
ロッド14が摺動可能に挿入され、さらに支持ロッド1
4の両側に突設した横軸15を軸受10の両側に穿設し
た縦の長孔11から突出させて、その端部に取付けたコ
ロ17、17を後述するカムプレート19により駆動さ
れるようそのカム孔20内に位置させている。
ところで21は、上記した軸受12を挟むようにして支
持基台3の上に固定された基体で、この基体21を構成
する左右2枚のガイド枠を22、22にはカムプレート
19が横方向に摺動自在に取付けられ、このカムプレー
ト19を前後に摺動させることにより、そこに設けた先
下がりの斜めのカム孔20を介して上記した支持ロッド
14を上下に昇降動させるように構成されている。
24は結合部材25を介してカムプレート19の一端に
結合したシリンダロッドで、このロッド24は支持基台
3上に固定した後述するロックシリンダ26内を貫通し
た上、シリンダ26との間に介装したコイルスプリング
33による付勢力を受けた状態で支持基台3の後端に突
出している。
これに対し、符号3はパレット本体1の上面に固定した
ボイスコイル型のサーボ制御用モータで、このモータ3
5はシリンダロッド24を押圧するよう支持基台3の後
端に固定されていて、図示しない制御回路により、供給
電流が予め設定された値以上になった場合、換言すれ
ば、このモータ35の駆動力がコイルスプリング33の
付勢力とトランスミッションMの重量を上回るようにな
った場合に通電が断たれるように制御されている。また
ロックシリンダ26は、第4図に示したように内部で摺
動するブレーキピストン27と、ブレーキピストン27
の前後動に伴ってその前面に設けたテーパー面27aに
より拡開縮小しシリンダロッド24に巻回したブレーキ
シュー28を緩めたり緊締したりするコロ付きレバー2
9とによって構成されており、常時は第4図(a)に見
られるように、ブレーキピストン27の全面に加圧空気
を導入することによりコロ付きレバー29を拡開してシ
リンダロッド24をフリーにしておき、サーボ制御用モ
ータ35への通電が断たれた場合には、制御回路からの
信号によりソレノイド30を作動して2ポット2位置切
換弁31を切換え、ブレーキピストン27の背面から加
圧空気を導入してピストン27を左方へ移動し、レバー
29を縮小してブレーキシュー28によりシリンダロッ
ド24をロックするように構成されている。
このように構成された装置において、支持基台3上の4
つの支持部材6‥‥によりエンジンブロックEを支持し
たパレット本体1がトランスミッション組付けステーシ
ョンへと搬送され、ここで図示しない組立機によりトラ
ンスミッションMがエンジンブロックEに組付けられる
と、サーボ制御用モータ35は作動を開始し、その軸3
6をもってシリンダロッド24を図中右方へ押圧する。
これにより、ロックシリンダ26による拘止を受けてい
ないシリンダロッド24は、これと一体となったカムプ
レート19を右方へ移動させ、先下がりの斜めのカム孔
20内を転動するコロ17、17を介して支持ロッド1
4を押上げる。
そして支持ロッド14がトランスミッションMの下面に
当接し、引続き作動を続けるモータ35がコイルスプリ
ング33の張力に抗してトランスミッションMの重量に
応じた力で支持ロッド14を押上げ始めると、モータ3
5への供給電流が設定値に達したことを検知した図示し
ない制御回路がその出力信号をもってモータ35への通
電を断つと同時に、ソレノイド30へ通電してロックシ
リンダ26への加圧空気の流入方向を反転させ、ブレー
キピストン27によりコロ付きレバー29を縮小しブレ
ーキシュー28を緊締してシリンダロッド24及びカム
プレート19をその位置に停止させて、トランスミッシ
ョンMをその高さ位置に支持する。
そしてこの状態はパレット本体1が以降の組付けステー
ションへの搬送中継続して保持されるから、一連の組付
け作業を終えて最後にソレノイド30への通電を断て
ば、シリンダロッド24は再び開放されてコイルスプリ
ングの付勢力により図中左方へ移動し、これに伴って移
動したカムプレート19は、カム孔20に嵌合した支持
ロッド14を下降させて当初の状態に戻る。
なお、上述した実施例ではシリンダロッド24を押圧駆
動するユニットとしてサーボ制御用のボイスコイル型モ
ータ35を用いているが、これを油圧シリンダ等に置替
えることもできる。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、パレット上のシリン
ダロッドを駆動部材により駆動し、シリンダロッドと一
体をなすカム部材を介してワーク支持部材を上下動させ
るようにしたので、ワークの位置に変動があってもその
位置でワークを正確に支持することができる。しかも、
このシリンダロッドをロックシリンダによりワークの支
持位置で拘止するようにしたので、ワークを所要の位置
で確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す装置の側面図、第2図
は同上装置の平面図、第3図(a)(b)は支持ロッド
の昇降機構を示す側面図と上面図、第4図(a)(b)
はロックシリンダの動作状態を示した図である。 1……パレット本体、3……支持基台 6……支持部材、14……支持ロッド 19……カムプレート 24……シリンダロッド 26……ロックシリンダ 35……サーボ制御用モータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パレット上の基台に対して平行に摺動し得
    るよう配設されたカム部材と、上端にワークの下面を支
    える支持部を有しかつ上記カム部材と当接して上記基台
    に対し垂直方向に移動し得るよう配設されたワーク支持
    部材と、上記カム部材と結合したシリンダロッドを摺動
    自在に挿通保持し、かつ該ロッドをワーク支持位置にお
    いて拘止するロックシリンダと、上記シリンダロッドの
    一端に作用して該ロッドに上記ワークを支持するに足る
    押圧力を付与する制御可能な駆動モータとよりなるワー
    クの支持装置。
JP6141788U 1988-05-09 1988-05-09 ワークの支持装置 Expired - Lifetime JPH0613784Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6141788U JPH0613784Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 ワークの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6141788U JPH0613784Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 ワークの支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01164032U JPH01164032U (ja) 1989-11-15
JPH0613784Y2 true JPH0613784Y2 (ja) 1994-04-13

Family

ID=31287087

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6141788U Expired - Lifetime JPH0613784Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 ワークの支持装置

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