JPH0613728U - 加熱庫の扉開閉装置 - Google Patents
加熱庫の扉開閉装置Info
- Publication number
- JPH0613728U JPH0613728U JP5769792U JP5769792U JPH0613728U JP H0613728 U JPH0613728 U JP H0613728U JP 5769792 U JP5769792 U JP 5769792U JP 5769792 U JP5769792 U JP 5769792U JP H0613728 U JPH0613728 U JP H0613728U
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- Japan
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- grill
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- Pending
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 グリル皿収納時にグリル扉と把手との間に指
先をはさむなどの危険を防止する。 【構成】 グリル扉2と連杆4の枢支部に連杆4の先端
枢軸4a(連杆の支点P)が変動する長孔7等の遊び6
を設けて、グリル皿3の後退ストロークの後半におい
て、該遊び6だけグリル皿3の後退動作よりグリル扉2
の閉止動作が先行する構成とする。
先をはさむなどの危険を防止する。 【構成】 グリル扉2と連杆4の枢支部に連杆4の先端
枢軸4a(連杆の支点P)が変動する長孔7等の遊び6
を設けて、グリル皿3の後退ストロークの後半におい
て、該遊び6だけグリル皿3の後退動作よりグリル扉2
の閉止動作が先行する構成とする。
Description
【0001】
この考案は、ガステーブルに組込まれたグリル、ガスオーブン等の加熱庫の扉 開閉装置に関する。
【0002】
ガステーブルに組込まれたグリル、ガスオーブン等において、その加熱庫への 被調理物の受皿の出し入れにともない加熱庫の扉が上下方向へ片開き状に回動し て自動的に開閉される構成とした加熱庫の扉開閉装置における従来の技術は、た とえば、図4に示されているように、扉2′と受皿3′の関係が受皿3′の進退 と扉2′の回動とが同期的に動作する構造となっている。
【0003】
上記従来の技術にあっては、受皿3′の一定の進退ストロークにおいて、受皿 3′と扉2′が同期的に動作するため、特に、受皿収納時において、直線的に後 退する受皿3′の把手9′と片開き状に回動して閉止する扉2′との接合部A′ に指先16′が誤ってくわえ込まれ、実際の使用にあたり指先16′を接合部A ′にはさみ込む危険があった。
【0004】 この考案は、従来の技術の有する斯かる問題点に鑑み、受皿収納時の後半にお いて、扉の閉止動作が受皿の後退動作に先行し、扉と把手がかみ合うのをなくし て使用上安全とした加熱庫の扉開閉装置の提供を目的としている。
【0005】
上記目的を達成するために、この考案による加熱庫の扉開閉装置は、たとえば 、実施例に対応する図1〜3に示されているように、加熱庫1の扉2を被調理物 の受皿3と連杆4及び発条5を介して扉2が全閉から全開及び全開から全閉とな る受皿3の進退ストロークaだけ連動可能に設け、該進退ストロークaにおける 受皿3の進退運動を扉2の回転運動に変えて伝達することにより加熱庫1への受 皿3の出し入れにともない扉2が上下方向へ片開き状に開閉される加熱庫の扉開 閉装置において、扉2と連杆4の枢支部に受皿収納時の後半において、扉2と受 皿3が各別にずれ動く遊び、6を設け、該遊び6により受皿3の後退動作より扉 2の閉止動作が先行する構成としたことを主要な特徴としている。
【0006】 また、扉2と受皿3が各別にずれ動く遊び6として、扉2と連杆4の枢支部に 連杆4の支点Pが変位する長孔7を設けたことをも特徴としている。
【0007】
この考案の加熱庫の扉開閉装置は、上記のように構成したから、受皿収納時の 後退ストロークの後半に至ると、扉2を支えていた連杆4の支点Pが長孔7等の 遊び6だけ変動可能となるため、扉2は該遊び6だけ受皿3の後退動作より先に ずれ動いてその閉止動作が先行する。
【0008】 その後、さらに、受皿3を押動すると、受皿3と扉2は連動し、扉2が先に全 閉位置に達し、次いで、受皿3だけが後退して所定の収納位置に達すると、扉2 と把手9とでグリル庫1の前面開口を全閉状態とする。
【0009】 なお、受皿引出し時の前進ストロークにおいては、前記受皿収納時とはほぼ逆 の動作により扉2を全開とする。
【0010】
以下この考案による加熱庫の扉開閉装置の実施例について図面を参照して説明 する。
【0011】 実施例はガステーブルに組込まれたグリルに適用したものであって、図1〜図 3において、1はグリルの加熱庫、すなわち、グリル庫、2は加熱庫の扉、すな わち、グリル扉で、グリル庫1の前面開口に支軸8で回動が自由に行えるよう枢 設され、支軸8を支点として上下方向へ片開き状に開閉することにより、後述す るグリル皿3の把手9とでグリル庫1の前面開口が確実に開閉できるようになっ ている。
【0012】 3は被調理物の受皿、すなわち、グリル皿で、グリル庫1の底壁に設けられた ガイドレール10に沿って直線的にスライドし、グリル庫1内への収納及びグリ ル庫1からの引出しがグリル庫1の前面開口から容易に行えるようになっている 。
【0013】 前記グリル皿3の前面には把手9が取付け金具11を介して一体に取付けられ 、該把手9の上面には前記グリル扉2の下面2aと僅少の隙間を存して接合する 接合面9aが形成されている。
【0014】 4は連杆で、前記グリル皿3とグリル扉2を後述の発条5とで連動させるため のもので、その先端枢軸4aをグリル扉2のアーム12に穿った長孔7にスライ ド可能に挿通し、基端部4bはグリル庫1の側壁13に穿ったスライド孔14に 挿通してグリル皿3の背面部3aに当接関連させている。
【0015】 前記スライド孔14は連杆4の進退ガイドと、連杆4の前後への動きを一定の 進退ストロークaに規制するためのもので、この進退ストロークaにおけるグリ ル皿3の進退運動を連杆4及び発条5を介してグリル扉2の回転運動に変えて伝 達するものである。
【0016】 5はグリル扉2を全閉から全開とするとき、グリル扉2の上方への押上げ回動 と、グリル扉2の全開位置で保持とを行うための発条で、引張り発条を用い、連 杆4の基端部4bとグリル庫1の側壁13に備えた引掛杆15とにその両端を引 掛け、その引張り力でグリル扉2は開放方向に、グリル皿3は引出し方向に常時 付勢している。
【0017】 実施例は連杆4の先端枢軸4aをグリル扉2のアーム12に穿った長孔7にス ライド可能に挿通し、該長孔7の範囲において連杆4の支点P、すなわち、先端 枢軸4aが変動してグリル扉2とグリル皿3が各別にずれ動く遊び6を形成して いるが、この遊び6は実施例の構成に限らないこと勿論である。
【0018】 前記実施例において、その作用を次に説明する。
【0019】 グリル皿3がその進退ストロークaにおける前進ストロークだけ引出されたと きは、グリル扉2は略水平状の全開位置にあり、連杆4の先端枢軸4a(以下連 杆の支点Pという)は長孔7の下端に位置し、かつ、連杆4の軸線と長孔7の長 手方向の中心線との角度θが、θ>90°の関係にあって、連杆4でグリル扉2 を支え、連杆4にF方向の力がかかるので、グリル扉2は発条5の引張り力で全 開位置に保持される(図1の実線の状態参照)。
【0020】 そこで、グリル皿収納時に、把手9を指先16で持ってグリル皿3を押込み、 グリル皿3がグリル皿3の進退ストロークaにおける後退ストロークの途中(略 中間位置)まで押込まれると、連杆4を介してグリル扉2が閉止方向(図示反時 計方向)へ回動されることと相まって連杆4の軸線と長孔7の長手方向の中心線 との角度θが、θ<90°の関係となるため、連杆4によるF方向の支持力は解 かれ、連杆4の支点Pは長孔7の上方に向けて移動可能となる。
【0021】 したがって、グリル扉2は連杆4による支えを失って連杆4の支点Pが長孔7 の上端に移動係合される長孔7の範囲だけ閉止方向(図示反時計方向)へ自重で ずれ動いて回動し、グリル皿3の後退動作よりその分だけグリル扉2の閉止動作 が先行し、グリル扉2の下面2aと把手9の接合面9aとがかみ合うことはない 。(図2の実線の状態から鎖線の状態参照)。
【0022】 その後、さらに、グリル皿3を押動すると、グリル皿3の後退動作とグリル扉 2の閉止動作はそのままの状態を保って連杆4を介して連動し、グリル扉2が前 記先行分だけ先に全閉位置に達し、次いで、グリル皿3だけが長孔7の範囲bだ け(連杆4の支点Pが長孔7の上端から下端に至るまで)後退して、グリル皿3 が所定の収納位置に達することにより、グリル扉2とグリル皿3の把手9とでグ リル庫1の前面開口を全閉状態とする(図3の状態参照)。
【0023】 次に、受皿引出し時は、先ず、グリル皿3だけが長孔7の範囲bだけ前進した ところで連杆4の支点Pが長孔7の上端に係合し、以後、グリル皿3とグリル扉 2は連杆4を介して連動し、グリル扉2が全開位置に達すると、連杆4の軸線と 長孔7の長手方向の中心線との角度θが、θ>90°の関係となるため、連杆4 の支点Pは長孔7の下端に至り、グリル扉2を前述の理により全開位置に保持す る(図3〜図1の状態参照)。
【0024】
この考案による加熱庫の扉開閉装置によれば、受皿収納時の後退ストロークの 後半において扉の閉止動作が受皿の後退動作に先行し、受皿の把手と扉がかみ合 うことがないから、扉と把手との接合部に指先が誤ってくわえ込まれる危険はな く使用上安全である。
【0025】 また、扉と連杆の枢支部に長孔等の遊びを設けるだけであるから、構造的に簡 単で、しかも、作動も軽快、かつ、確実であるために使い勝手も頗るよいもので ある。
【図1】この考案による加熱庫の扉開閉装置の一実施例
を示した扉全開時の一部切断側面図である。
を示した扉全開時の一部切断側面図である。
【図2】扉半閉時の要部だけの一部切断側面図である。
【図3】扉全閉時の同側面図である。
【図4】従来例の半閉時の同側面図である。
1 加熱庫(グリル庫) 2 扉(グリル扉) 3 受皿(グリル皿) 4 連杆 a 進退ストローク 5 発条 6 遊び 7 長孔
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱庫(1)の扉(2)を被調理物の受
皿(3)と連杆(4)及び発条(5)を介して扉(2)
が全閉から全開及び全開から全閉となる受皿(3)の進
退ストローク(a)だけ連動可能に設け、該進退ストロ
ーク(a)における受皿(3)の進退運動を扉(2)の
回転運動に変えて伝達することにより加熱庫(1)への
受皿(3)の出し入れにともない扉(2)が上下方向へ
片開き状に開閉される加熱庫の扉開閉装置において、扉
(2)と連杆(4)の枢支部に受皿収納時の後半におい
て、扉(2)と受皿(3)が各別にずれ動く遊び(6)
を設け、該遊び(6)により受皿(3)の後退動作より
扉(2)の閉止動作が先行する構成としたことを特徴と
する加熱庫の扉開閉装置。 - 【請求項2】 扉(2)と受皿(3)が各別にずれ動く
遊び(6)として、扉(2)と連杆(4)の枢支部に連
杆(4)の支点Pが変位する長孔(7)を設けた請求項
1記載の加熱庫の扉開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5769792U JPH0613728U (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 加熱庫の扉開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5769792U JPH0613728U (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 加熱庫の扉開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613728U true JPH0613728U (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=13063137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5769792U Pending JPH0613728U (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 加熱庫の扉開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613728U (ja) |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP5769792U patent/JPH0613728U/ja active Pending
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