JPH06137226A - 燃料遮断装置 - Google Patents

燃料遮断装置

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Publication number
JPH06137226A
JPH06137226A JP31411092A JP31411092A JPH06137226A JP H06137226 A JPH06137226 A JP H06137226A JP 31411092 A JP31411092 A JP 31411092A JP 31411092 A JP31411092 A JP 31411092A JP H06137226 A JPH06137226 A JP H06137226A
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JP
Japan
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fuel
pressure
tank
internal pressure
valve
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Application number
JP31411092A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nano
義博 梛野
Joji Kasugai
条治 春日井
Toshihiko Asatani
俊彦 浅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料タンク内圧を一定の圧力に正確に調整す
る。 【構成】 車両停車時等のように燃料が下部空間26内
に流入していない状態において燃料タンク内圧が上昇す
ると、内部室42内の圧力も燃料タンク同様上昇する。
そして、燃料タンク内圧が正圧弁機構30の開弁圧であ
る平衡内圧まで上昇すると、内部室42内の圧力もこの
平衡内圧まで上昇し、ダイヤフラム33はスプリング3
1の付勢力および大気圧に抗して押し上げられて撓み、
正圧弁機構30は開弁する。よって、下部空間26内に
流入した燃料蒸気は、正圧弁機構30,通気ポート18
を経てキャニスタ側に流れ、燃料タンク内圧は低下す
る。その後、燃料タンク内圧が低下し平衡内圧に一致す
ると、ダイヤフラム33を挟んてタンク内圧と大気圧お
よびスプリング31の付勢力で定まる圧力とが均衡し、
ダイヤフラム33が元の形状に復帰して正圧弁機構30
は閉弁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクと外部機器
との間において燃料蒸気の通気を行なうとともに、外部
機器への燃料液の流出を遮断する燃料遮断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両等の燃料タンクにおいて
は、環境保全や安全確保を図るうえで、燃料液自体は勿
論その蒸気をも大気中にできるだけ放出しないことが望
ましい。このためには、タンク外部への燃料液の流出を
防止することと、燃料タンク内圧を所定の圧力に維持す
ることが不可欠である。なお、以下の説明において、燃
料液を単に燃料と表記し、燃料蒸気と区別することとす
る。
【0003】タンク外部への燃料の流出回避は、例えば
特開平2−274622号に提案された燃料遮断装置に
見られるように、この燃料遮断装置内にフロートバルブ
を設け、その浮沈によりなされている。つまり、燃料液
面の変動に応じてフロートバルブが浮上することで、こ
の燃料遮断装置から外部に通じた通路を閉鎖するよう構
成されている。
【0004】一方、燃料液面の変動が少なく燃料流出が
起きない間においては、燃料タンク内圧の所定圧力への
維持、即ち燃料タンク内圧の調整は、次のようにして行
なわれている。つまり、燃料タンク内圧が燃料蒸気の発
生により上昇すればこの燃料蒸気を外部機器に通気し、
燃料タンク内圧が低下すれば外部から燃料蒸気を燃料タ
ンクに通気する。そして、このような燃料蒸気の双方向
の通気を介して燃料タンク内圧の調整がなされている。
上記燃料遮断装置では、このような燃料蒸気の双方向の
通気を、リリーフバルブとチェックバルブを併用した双
方向弁にて、切換制御している。この場合、この燃料遮
断装置は、燃料蒸気の吸着・放出ができるキャニスタに
接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の燃料遮断装
置では、燃料タンク内圧が上昇したときに燃料蒸気を燃
料タンクから通気するに当たり、キャニスタに接続され
るアウトレット側圧力(キャニスタ側圧力)と燃料タン
ク内圧との均衡に基づいて燃料蒸気をキャニスタに通気
する。ところで、キャニスタは、エンジンルーム内に設
置されていることからその温度は高くなりがちなので、
活性炭に吸着した燃料蒸気の放出が起きやすい。このた
め、キャニスタ側圧力は、高めの圧力であるとともに、
その温度により燃料蒸気の放出の度合いも異なることか
ら圧力変動が見られる。
【0006】従って、キャニスタ側圧力と燃料タンク内
圧との均衡に基づいて燃料蒸気をキャニスタに通気して
燃料タンク内圧を調整した場合、調整される燃料タンク
内圧は高めの圧力で、変動することになる。その一方
で、大気圧は標高や気圧の状態によって変化する。よっ
て、燃料タンク内圧が高めの圧力で調整されていたりそ
の調整圧力が変動したりすると、大気圧に対して所定の
圧力差の範囲内の圧力(所望調整圧力)に燃料タンク内
圧を調整・維持することができない。
【0007】この場合、調整済みの燃料タンク内圧が大
気圧より低い圧力である時には、燃料蒸気のタンク外部
への放出がないことから支障はないが、上記所望調整圧
力よりも高い圧力であると、次のような問題がある。つ
まり、所望調整圧力よりも高い圧力で燃料タンク内圧が
調整されていると、燃料キャップを取り外したりした場
合などでは、大気中に多量の燃料蒸気が放出されその量
を規制することができない。また、所望調整圧力よりも
高い圧力で燃料タンク内圧が調整されていることを予想
し、強度確保のための燃料タンク構造を設計したりシー
ル性を必要以上に高めなければならない。また、キャニ
スタからは小径の配管によりその圧力が伝えられるとと
もに、キャニスタがエンジンルーム内に位置し燃料遮断
装置が燃料タンクに位置し両者が離れていることから、
キャニスタ側圧力と燃料タンク内圧との均衡に基づいて
駆動するバルブにハンティングが起きやすく、燃料タン
ク内圧の調整精度が低い。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、燃料タンク内圧を一定の圧力に正確に調整するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の採用した手段は、燃料タンクと外部機器と
の間において燃料蒸気の通気を行なうとともに、該外部
機器への燃料液の流出を遮断する燃料遮断装置であっ
て、前記燃料タンク内に配置され、該燃料タンク内の燃
料蒸気が流入自在であるとともに燃料液面の変動によっ
て燃料液が流入可能なタンク内室と、該タンク内室内に
収納され、前記タンク内室に流入する燃料液により浮沈
するフロートバルブと、前記タンク内室と連通するとと
もに前記外部機器に接続され、前記タンク内室と外部機
器との間における燃料蒸気通路を有するタンク外室と、
該タンク外室と前記タンク内室との間に介在し、前記タ
ンク内室のフロートバルブが浮上したとき、該浮上した
フロートバルブと協同して前記タンク外室の通路を閉鎖
し燃料液の流出を遮断する燃料遮断弁と、前記タンク外
室に内蔵され、前記タンク外室の通路が前記燃料遮断弁
により閉鎖されていない期間に亘って、前記通路におけ
る燃料蒸気の通気方向を燃料タンク内圧に応じて切り換
える双方向切換弁とを備え、該双方向切換弁は、前記燃
料タンク内圧に基づいて前記タンク内室から外部機器へ
前記燃料蒸気を通気するダイヤフラム弁を備えることを
その要旨とする。
【0010】
【作用】上記構成を有する燃料遮断装置は、燃料タンク
内に配置されたタンク内室に燃料液(燃料)が流入する
とフロートバルブが浮上するので、燃料遮断弁がこの浮
上したフロートバルブと協同してタンク外室の燃料蒸気
通路を閉鎖し、この燃料蒸気通路を通した外部機器への
燃料の流出を遮断する。その一方で、燃料遮断弁により
この燃料蒸気通路が閉鎖されていない期間に亘っては、
燃料蒸気通路における燃料蒸気の通気方向を、タンク外
室に内蔵した双方向切換弁により燃料タンク内圧に応じ
て切り換える。そして、この燃料蒸気の通気を通して燃
料タンク内圧の調整を行なう。この際、タンク内室から
タンク外室の燃料蒸気通路を通過して外部機器へ燃料蒸
気を通気するに当たっては、双方向切換弁のダイヤフラ
ム弁により、当該通気を燃料タンク内圧に基づいて行な
う。このため、燃料蒸気通路を通した外部機器への燃料
流出がないときには、燃料タンク内圧をダイヤフラム弁
で定まる所定の圧力、例えば大気圧に近似した圧力に対
して正確に調整することができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る燃料遮断装置の好適な実
施例について、図面に基づき説明する。実施例の燃料遮
断装置10は、その断面図である図1に示すように、略
円筒状のケース12内に、その構成部材および各構成部
材で構成される後述の各種弁機構を総て収納して備え
る。
【0012】ケース12は、その下端を開口した筐体と
して耐油性の樹脂(例えば、ポリアセタールやナイロン
等)から一体成形され、その中央にフランジ部13を備
える。そして、図示しない燃料タンクの上端壁とこのフ
ランジ部13との間にパッキン14を介在させて、受け
板16により燃料タンクに固定される。このように燃料
タンクに固定されると、フランジ部13より下部は燃料
タンク内に位置し、フランジ部13の上部は燃料タンク
から露出することになる。
【0013】また、ケース12は、フランジ部13上部
の円筒部側壁には図示しないキャニスタと接続される通
気ポート18を、この円筒部上端壁には大気解放するた
めの貫通孔20を備える。更に、フランジ部13の下部
側壁には燃料タンク内の燃料およびその蒸気(ベーパ)
が流入する複数のベーパ孔22を備える。
【0014】そして、ケース12の内壁中央部には、ケ
ース12内部を上部空間24と下部空間26に区画する
上記樹脂製の仕切板28が、超音波溶着されている。ま
た、下端の開口には、これを閉塞する上記樹脂製の蓋体
29が固定されている。なお、仕切板28の組み付けの
様子については後述する。
【0015】次に、このケース12に収納して組み付け
られる構成部材および各構成部材で構成される各種弁機
構について説明する。
【0016】まず、ケース12の上部空間24に収納さ
れる弁機構(正圧弁機構30,負圧弁機構50,安全弁
機構60)について説明する。ここで、正圧弁機構30
は、後述するフロート71が浮上していないときに燃料
タンク内圧が上昇した場合、タンク内の燃料蒸気をキャ
ニスタに排出してタンク内圧を調整するためのものであ
る。負圧弁機構50は、燃料タンク内圧が低下したと
き、タンク内にキャニスタから燃料蒸気を導入してタン
ク内圧を調整するためのものである。つまり、この正圧
弁機構30と負圧弁機構50とで、キャニスタと燃料タ
ンクとの間の双方向弁を構成し、両弁機構によりタンク
内圧が調整される。
【0017】一方、安全弁機構60は、燃料タンクの液
面の変動に追従した後述するようなフロート71の浮上
を介して燃料(液体)の不用意なキャニスタへの流入を
回避している場合、タンク内の燃料蒸気をキャニスタに
排出してタンク内圧の不用意な上昇を回避しタンク内圧
を調整するためのものである。
【0018】正圧弁機構30は、ケース12の貫通孔2
0周囲に形成された凹部21にその下方から組み付けら
れたスプリング31と、上記樹脂製のばね受け座32を
介してこのスプリング31により下方に付勢されるゴム
製のダイヤフラム33とを備え、ダイヤフラム弁として
構成されている。
【0019】このダイヤフラム33をその周縁部におい
てケース12の上部空間24に挟持・固定する上記樹脂
製の流路形成部材34は、透孔35を有する平板部36
と、該平板部36の外周部に設けた外筒部37とを備え
て形成される。また、平板部36の中央には、ダイヤフ
ラム33中央の肉厚の弁体部38が着座する環状のダイ
ヤフラム弁座39を備え、通気ポート18の形成する管
路と連通しダイヤフラム弁座39先端に到るキャニスタ
側流路40を備える。そして、この流路形成部材34
は、ケース12内にダイヤフラム33を挟持するよう組
み付け固定されることで、貫通孔20を介して大気解放
された外気室41と、燃料タンク内に位置するケース1
2の下部空間26に透孔35を介して連通する内部室4
2とをダイヤフラム33を挟んで区画・形成する。
【0020】従って、正圧弁機構30は、ダイヤフラム
33を挟んだ内部室42の圧力(燃料タンク内圧),外
気室41の大気圧およびスプリング31の付勢力で定ま
る圧力の均衡を通して開閉することになる。この場合、
内部室42内の圧力(燃料タンク内圧)が大気圧にスプ
リング31の付勢力で定まる圧力を加算した圧力(以
下、平衡内圧という)に達すると、正圧弁機構30は開
弁することになる。つまり、この平衡内圧は正圧弁機構
30の開弁圧に外ならず、スプリング31の付勢力で定
まる圧力だけ大気圧より僅かに高い一定圧力である。
【0021】負圧弁機構50は、ケース12の上部空間
24に組み付けられた流路形成部材34のキャニスタ側
流路40に形成されたチェック弁座51と、このチェッ
ク弁座に着座するようスプリング52に付勢された鋼球
のボール53とを備え、次のようにしてチェック弁とし
て構成される。つまり、チェック弁座51下方には、チ
ェック弁収納空間を形成する周壁54が設けられてお
り、このチェック弁収納空間内にボール53,スプリン
グ52をこの順で組み付け、周壁54の端面に、スプリ
ング52を押さえると共に透孔55を有する上記樹脂製
のばね押さえ部材56を嵌合・固定する。
【0022】従って、負圧弁機構50は、ボール53を
挟んだキャニスタ側流路40の圧力,燃料タンク内圧お
よびスプリング52の付勢力で定まる圧力の均衡を通し
て開閉することになる。この場合、燃料タンク内圧がキ
ャニスタ側流路40の圧力に対して負圧となりその圧力
差が所定値となったときに開弁するよう、スプリング5
2の付勢力、即ちそのバネ荷重等が設計されている。
【0023】安全弁機構60は、ケース12の上部空間
24において、流路形成部材34の下方に上下動自在に
設けられる上記樹脂製の安全弁体62と、スプリング6
1により下方に付勢されたこの安全弁体62に環状に形
成されたリップ63が着座するゴム製のシール体64と
を備え、次のようにして構成される。
【0024】安全弁体62は、その中央に下部空間26
に向けて突出した燃料遮断体65を備え、この燃料遮断
体65を貫通する貫通孔66を介して、内部室42,透
孔35と下部空間26とを連通する。この貫通孔66の
下端には、フロート71の先端が進入し密着できるよう
テーパとされたフロートシール面67が形成されてい
る。シール体64は、仕切板28の中央に装着されてお
り、仕切板28がケース12内部における上部空間24
と下部空間26との境界の段部に嵌め込まれ超音波溶着
されることで、この仕切板28と流路形成部材34とで
挟持される。また、このシール体64は、その中央に安
全弁体62の燃料遮断体65との間に所定のクリアラン
スを残して形成された貫通孔68を備える。なお、この
安全弁体62の燃料遮断体65の働きについては後述す
る。
【0025】従って、安全弁体62には、この安全弁体
62を押し下げてリップ63とシール体64とをシール
する閉弁方向に、スプリング61の付勢力が常時加わ
る。また、安全弁体62を押し上げる開弁方向には、燃
料タンク内圧が加わる。よって、安全弁機構60は、安
全弁体62を挟んだ圧力の均衡を通して開閉することに
なる。なお、このスプリング61は、貫通孔66が閉鎖
され燃料タンク内圧が大気圧より所定値以上上昇したと
きに安全弁機構60が開弁するよう、その付勢力、即ち
そのバネ荷重が設計されている。また、安全弁機構60
の開弁圧は、正圧弁機構30の開弁圧(平衡内圧)より
高く設定されている。
【0026】ここで、上記した正圧弁機構30,負圧弁
機構50および安全弁機構60をケース12の上部空間
24内に組み付ける作業について、その分解図である図
2を用いて説明する。
【0027】まず、図2に示すように、ケース12の開
口が上を向くよう所定の治具にセットし、上記各部材を
上から組み付けられるように準備する。その後、ケース
12の開口を通じて、上部空間24側の貫通孔20周囲
の凹部21にスプリング31を入れ、ばね受け座32を
予め中央に装着したダイヤフラム33を上部空間24内
にその取付段部25まで挿入し位置決めする。
【0028】次いで、流路形成部材34を上部空間24
に嵌入して、ダイヤフラム33の周縁部を流路形成部材
34の押さえ部43で取付段部25との間で挟持する。
この際、既述したチェック弁収納空間内へのボール5
3,スプリング52の組み付けおよび周壁54の端面へ
のばね押さえ部材56の嵌合・固定を経て、この流路形
成部材34には予め負圧弁機構50が予め組み付けされ
ている。なお、流路形成部材34の嵌入後に上記ボール
53等の組み付けなどを行ない、負圧弁機構50を完成
させてもよい。
【0029】次に、流路形成部材34の平板部36裏面
(図においては上面)に安全弁機構60のスプリング6
1を乗せ、更に安全弁体62を燃料遮断体65を上にし
て組み付ける。その後、シール体64の凹部69に仕切
板28の貫通孔44を気密に嵌め込んで予めシール体6
4を一体化した仕切板28を、上部空間24内に入れ込
む。この際、この仕切板28と流路形成部材34のシー
ル体受け部45とでシール体64の周縁部を挟持するよ
う、仕切板28は、その周縁部が上部空間24と下部空
間26との境界段部27に密着するまで押し込まれ、こ
の段部に嵌め込まれる。そして、図示しない超音波溶着
機のホーンにより、仕切板28は境界段部27に気密に
超音波溶着される。こうして、ケース12の上部空間2
4内に、正圧弁機構30,負圧弁機構50および安全弁
機構60が収納して組み付けられる。なお、ケース12
を横向きとしたり上部空間24側を上にしたりして、上
記作業を行なってもよいことは勿論である。
【0030】このように仕切板28が超音波溶着された
状態では、ダイヤフラム33およびシール体64の周縁
部がそれぞれ圧縮して挟持され当該挟持部が気密状態と
なるよう、この周縁部厚みや流路形成部材34の押さえ
部43とシール体受け部45との間の寸法等が設計され
ている。この場合、上記気密状態を確実にするために、
ダイヤフラム33およびシール体64の周縁部の圧縮率
は約20%とされている。
【0031】次に、ケース12の下部空間26に収納さ
れる燃料遮断弁機構70について、図1に戻って説明す
る。この燃料遮断弁機構70は、車両の急旋回等により
燃料タンクの液面が変動した際にあっても、燃料の不用
意なキャニスタへの流入を回避するためのものである。
【0032】この燃料遮断弁機構70は、下部空間26
内において燃料タンクの液面の変動に応じて浮沈する上
記樹脂製のフロート71と、このフロート71を上向き
に付勢するスプリング72とを備え、既述した安全弁体
62の燃料遮断体65と協同して作用するフロート弁と
して構成されている。なお、このスプリング72は、フ
ロート71の見かけ比重を低下させるために使用され
る。そして、下部空間26への燃料流入がないときに
は、スプリング72は、フロート71がその自重により
蓋体29に接するまで圧縮されるよう、そのバネ荷重が
設計されている。
【0033】フロート71は、その先端にはバルブ部7
3を備え、内部にはスプリング72を収納するスプリン
グ収納室74とエアー溜まり室75とが形成されてい
る。また、その外周面には、フロート71が下部空間2
6に組み込まれた場合、ケース12の内周面と所定のク
リアランスを持つよう形成された案内片76を等間隔に
備える。
【0034】ケース12下端の開口を閉塞する蓋体29
は、ケース12下端の周壁に開口された係止孔77に係
合しこの蓋体29を固定する係合片78と、ケース12
の下部空間26内への燃料の流入・排出に関与する燃料
通過孔79と、スプリング72を位置決めする凸部80
とを備える。
【0035】従って、下部空間26内に燃料が流入して
フロート71が浮上すると、フロート71のバルブ部7
3が燃料遮断体65の貫通孔66下端に形成されたフロ
ートシール面67に進入しこれと密着することで、上記
貫通孔66を閉鎖する。よって、この燃料遮断弁機構7
0は、上記一連の動作により燃料のキャニスタへの流入
を回避する。なお、フロート71は、案内片76により
下部空間26内を案内されることから、フロートシール
面67へのバルブ部73の進入は、精度よくなされる。
【0036】燃料遮断弁機構70の組み付けに当たって
は、仕切板28のケース12への超音波溶着後に、ケー
ス12の開口を通じて、フロート71を下部空間26内
に挿入し、次いでスプリング72をスプリング収納室7
4に入れた後、蓋体29をケース12の開口にかぶせて
押し込む。こうすることで、係合片78がケース12の
係止孔77に係合して、ケース12の下部空間26内へ
の燃料遮断弁機構70の組み付けが完了する。なお、こ
の燃料遮断弁機構70の組み付けは、ケース12の開口
を上向きにして所定の治具にセットした状態のまま、正
圧弁機構30等の組み付けに引き続いて行なわれる。
【0037】次に、上記構成を備える燃料遮断装置10
の動作について、図面を用いて説明する。まず、車両停
車時や定速走行時などのように燃料タンク内の燃料液面
の変動が少なく、燃料がケース12の下部空間26内に
流入していない場合の燃料遮断装置10の動作について
説明する。
【0038】車両停車時等であって燃料タンク内圧が正
圧弁機構30の開弁圧である平衡内圧に達していない場
合には、図1に示すように、燃料遮断装置10の正圧弁
機構30,負圧弁機構50および安全弁機構60は、作
動せず総て閉弁状態にある。また、燃料がケース12の
下部空間26内に流入していないことに起因して、燃料
遮断装置10の燃料遮断弁機構70は、燃料遮断体65
の貫通孔66を解放した状態にある。
【0039】各弁機構が上記した状態にあるとき、燃料
タンク内の燃料が蒸発しタンク内圧が上昇すると、ケー
ス12の下部空間26内の圧力も同様に上昇する。ま
た、内部室42は安全弁体62の貫通孔66,流路形成
部材34の透孔35を介して下部空間26と連通してい
ることから、内部室42内の圧力も燃料タンク同様上昇
する。そして、燃料タンク内圧が平衡内圧まで上昇する
と、内部室42内の圧力もこの平衡内圧まで上昇する。
このため、燃料タンク内圧がこの平衡内圧を越えると、
図3に示すように、ダイヤフラム33はスプリング31
の付勢力および大気圧に抗して押し上げられて撓み、正
圧弁機構30は開弁する。
【0040】よって、ケース12のベーパ孔22,蓋体
29の燃料通過孔79を経て下部空間26内に流入した
燃料蒸気は、図3中に矢印で示すように、貫通孔66→
透孔35→内部室42→キャニスタ側流路40の順に通
過し、通気ポート18を経てキャニスタ側に流れる。こ
の結果、燃料タンク内圧は低下するとともに、キャニス
タに流れた燃料蒸気はキャニスタにて吸着される。
【0041】その後、燃料タンク内圧が上記した燃料蒸
気の流出により低下し平衡内圧に一致すると、ダイヤフ
ラム33を挟んだ圧力が均衡し、ダイヤフラム33が元
の形状に復帰する。よって、図1に示すように、ダイヤ
フラム33の弁体部38は流路形成部材34のダイヤフ
ラム弁座39に着座して正圧弁機構30は閉弁する。こ
のため、上記したキャニスタへの燃料蒸気の流出は停止
する。
【0042】一方、燃料タンク内圧が平衡内圧より低下
すると、燃料タンク内圧はキャニスタ側流路40の圧力
(キャニスタ側圧力)に対して負圧となり、その圧力差
は所定値となる。このため、図4に示すように、ボール
53はスプリング52を押し下げてチェック弁座51か
ら離れ、負圧弁機構50は開弁する。なお、燃料タンク
内圧の低下は、例えば外気温等の低下により燃料タンク
内の燃料蒸気が減少したり燃料消費が進んだりすること
などで起きる。
【0043】よって、負圧弁機構50が開弁すれば、キ
ャニスタから放出される燃料蒸気は、図4中に矢印で示
すように、通気ポート18→負圧弁機構50→貫通孔6
6の順に通過して下部空間26内に到り、ベーパ孔2
2,燃料通過孔79を経て燃料タンク内に流れる。この
結果、燃料タンク内圧は上昇する。そして、燃料タンク
内圧がキャニスタ側圧力に近づき、その圧力差が所定値
以内となるまで燃料タンク内圧が上昇すると、ボール5
3を挟んだ圧力が均衡して、ボール53がスプリング5
2によりチェック弁座51に押し上げれる。よって、図
1に示すように、ボール53はチェック弁座51に着座
して負圧弁機構50は閉弁するので、上記した燃料蒸気
の流入は停止する。
【0044】従って、燃料タンク内圧が平衡内圧を境に
上下に変動しても、正圧弁機構30および負圧弁機構5
0の上記した開閉により、燃料タンク内圧は平衡内圧に
調整される。特に、燃料タンク内圧が平衡内圧より上昇
したときには、正圧弁機構30により大気圧との均衡を
図ることによりタンク内圧を調整する。
【0045】次に、急旋回時や凹凸の激しい路面或いは
急斜面の走行時などのように燃料タンク内の燃料液面が
大きく変動し、燃料がケース12の下部空間26内に流
入する場合の燃料遮断装置10の動作について説明す
る。
【0046】車両が急旋回したりすると、図5に示すよ
うに、燃料タンクの液面が変動し燃料が燃料通過孔79
から下部空間26内に流入する。従って、図示するよう
にフロート71は浮力により浮上し、その先端のバルブ
部73は燃料遮断体65の貫通孔66内に進入してフロ
ートシール面67に密着する。よって、燃料遮断体65
の貫通孔66は閉鎖されるので、この燃料遮断弁機構7
0により、燃料のキャニスタへの不用意な流入は回避さ
れる。
【0047】その一方で、上記したように燃料遮断弁機
構70のフロート71により貫通孔66が閉鎖された状
態では、この貫通孔66を経由した既述の燃料蒸気の流
出が起きない。よって、貫通孔66の閉鎖状態におい
て、燃料タンク内圧の上昇を引き起こす事態に到ると、
例えば外気温の上昇等により燃料が多量に蒸発すると、
燃料タンク内圧は急速にしかも平衡内圧を越えて上昇す
る。
【0048】このようにして上昇した燃料タンク内圧
は、安全弁体62の燃料遮断体65端面は勿論、この燃
料遮断体65とシール体64の貫通孔68との間にクリ
アランスがあることから、安全弁体62の基部下面にも
作用する。よって、上記上昇した燃料タンク内圧が安全
弁機構60の開弁圧まで上昇すると、図5に示すよう
に、安全弁体62はスプリング61の付勢力に抗して押
し上げられる。このため、安全弁体62のリップ63は
シール体64から離間し、安全弁機構60は釣合位置ま
で開弁する。
【0049】また、この安全弁機構60の開弁および透
孔35を介して内部室42と燃料タンク内とが連通する
ので、この内部室42内の圧力は上記上昇した燃料タン
ク内圧と等しくなる。よって、図5に示すように、正圧
弁機構30のダイヤフラム33は押し上げられて撓み、
正圧弁機構30は開弁する。なお、安全弁機構60の開
弁圧が正圧弁機構30の開弁圧より高く設定されている
ことから、ダイヤフラム33は強制的にその上限まで押
し上げられて、正圧弁機構30は開弁する。
【0050】従って、ケース12のベーパ孔22を経て
下部空間26内に流入した燃料蒸気は、図5中に矢印で
示すように、シール体64の貫通孔68→リップ63と
シール体64との間の間隙→透孔35→内部室42→キ
ャニスタ側流路40の順に通過し、通気ポート18を経
てキャニスタ側に流れる。この結果、燃料タンク内圧は
低下して調整されるとともに、キャニスタに流れた燃料
蒸気はキャニスタにて吸着される。
【0051】その後、燃料タンク内圧が上記した燃料蒸
気の流出により低下し安全弁機構60の開弁圧に一致す
ると、安全弁体62を挟んだ圧力が均衡し、安全弁体6
2がスプリング61に押されて下降する。よって、安全
弁体62のリップ63はシール体64に着座して安全弁
機構60は閉弁するので、上記した燃料蒸気の流出は停
止する。そして、再び燃料タンク内圧が上昇すれば上記
した安全弁機構60の開閉によりタンク内圧が調整され
る。このため、燃料のキャニスタへの不用意な流入を回
避するために貫通孔66が閉鎖された状態であっても、
燃料タンク内圧は安全弁機構60の開弁圧に調整され
る。
【0052】なお、この状態であっても燃料タンク内圧
は平衡内圧より高い安全弁機構60の開弁圧に調整され
ているが、燃料の下部空間26から燃料タンクへの流出
に伴いフロート71が下降することにより、正圧弁機構
30により既述したように燃料タンク内圧は平衡内圧に
調整されることになる。
【0053】以上説明したように、本実施例の燃料遮断
装置10によれば、停車時,定速走行時等のようにキャ
ニスタへの燃料流出がないときには、燃料タンク内圧を
平衡内圧、即ち大気圧より一定圧力(スプリング31の
付勢力に基づく圧力)だけ高い圧力に調整することがで
きる。しかも、燃料タンク内圧がこの平衡内圧より上昇
した場合にタンク内圧を調整するに際して、圧力変動の
起きるキャニスタ内圧との均衡ではなく、大気圧との均
衡を図る。このため、大気圧より一定圧力だけ高い平衡
内圧への燃料タンク内圧の調整精度を向上させることが
できる。この結果、燃料キャップを取り外したりした場
合であっても、大気中に放出される燃料蒸気量を正確に
規制することができる。
【0054】また、燃料タンク内圧を調整するために大
気圧との均衡を図るうえで、大気解放し小径の配管を必
要としないので、タンク内圧調整時におけるダイヤフラ
ム33のハンティングを回避することができる。加え
て、ハンティングが起きないことから、弁の開閉の信頼
性の向上やバルブ寿命の長期化を図ることができるとと
もに、異音の発生を回避することができる。
【0055】更に、本実施例の燃料遮断装置10の組み
付けに当たって、ケース12の開口を通して一方向から
総ての構成部材の組み付けを行なうことができる。この
ため、本実施例の燃料遮断装置10によれば、その組み
付け作業の簡略化と組み付け作業性の向上とを図ること
ができる。しかも、燃料遮断装置10の組み付けに先立
ち、正圧弁機構30におけるばね受け座32とダイヤフ
ラム33との一体化や流路形成部材34への負圧弁機構
50の構成部材のいわゆるサブ組み付け、シール体64
と仕切板28との一体化を行なうことができるので、組
み付け作業の簡略化や組み付け作業性の向上をより一層
推進することができる。
【0056】また、仕切板28の超音波溶着により、必
要な総てのシール箇所のシールが完了するとともに、シ
ール箇所のケース12外部への露出がない。このため、
本実施例の燃料遮断装置10によれば、シール性に優れ
た燃料遮断装置10とすることができ気密信頼性を向上
させることができる。
【0057】なお、従来の燃料遮断装置と同様の効果を
奏することができるのは勿論である。即ち、本実施例の
燃料遮断装置10によれば、急旋回時や凹凸の激しい路
面或いは急斜面の走行時などのように燃料タンク内の燃
料液面が大きく変動しても、キャニスタへの不用意な燃
料流出を回避することができる。また、キャニスタへの
不用意な燃料流出を回避している間であっても、燃料タ
ンク内圧を安全弁機構60の開弁圧に安定して調整する
ことができる。
【0058】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの様な実施例になんら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
【0059】例えば、正圧弁機構30と負圧弁機構50
とをケース12内において鉛直方向に同軸としたが、偏
心して設けても差し支えない。また、負圧弁機構50
を、スプリング52,ボール53等からなるチェック弁
として構成したが、ゴムバルブとスプリングからなる構
成や傘バルブ等を用いた構成としてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の燃料遮断装
置によれば、停車時,定速走行時等のように燃料遮断装
置からキャニスタ等の外部機器への燃料流出がないとき
には、燃料タンク内圧をダイヤフラム弁で定まる所定の
圧力、例えば大気圧に近似した圧力に対して正確に調整
することができる。この結果、燃料キャップを取り外し
たりした場合であっても、本発明の燃料遮断装置によれ
ば、大気中に放出される燃料蒸気量を正確に規制するこ
とができる。
【0061】また、本発明の燃料遮断装置によれば、燃
料タンク内圧を調整を図るうえで、大気解放し小径の配
管を必要としないので、バルブのハンティングを回避す
ることができる。加えて、ハンティングが起きないこと
から、弁の開閉の信頼性の向上やバルブ寿命の長期化を
図ることができるとともに、異音の発生を回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の燃料遮断装置10の断面図。
【図2】燃料遮断装置10における正圧弁機構30,負
圧弁機構50,安全弁機構60の組み付けの様子を説明
するための分解図。
【図3】燃料遮断装置10における燃料タンク内圧の調
整の様子を説明するための説明図。
【図4】燃料遮断装置10における燃料タンク内圧の調
整の様子を説明するための説明図。
【図5】燃料遮断装置10からの燃料蒸気の流出を回避
する様子を説明するための説明図。
【符号の説明】
10…燃料遮断装置 12…ケース 18…通気ポート 20…貫通孔 22…ベーパ孔 24…上部空間 26…下部空間 28…仕切板 29…蓋体 30…正圧弁機構 31…スプリング 33…ダイヤフラム 34…流路形成部材 35…透孔 38…弁体部 39…ダイヤフラム弁座 40…キャニスタ側流路 41…外気室 42…内部室 50…負圧弁機構 52…スプリング 53…ボール 55…透孔 56…ばね押さえ部材 60…安全弁機構 61…スプリング 62…安全弁体 63…リップ 64…シール体 65…燃料遮断体 66…貫通孔 67…フロートシール面 68…貫通孔 70…燃料遮断弁機構 71…フロート 72…スプリング 73…バルブ部 79…燃料通過孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクと外部機器との間において燃
    料蒸気の通気を行なうとともに、該外部機器への燃料液
    の流出を遮断する燃料遮断装置であって、 前記燃料タンク内に配置され、該燃料タンク内の燃料蒸
    気が流入自在であるとともに燃料液面の変動によって燃
    料液が流入可能なタンク内室と、 該タンク内室内に収納され、前記タンク内室に流入する
    燃料液により浮沈するフロートバルブと、 前記タンク内室と連通するとともに前記外部機器に接続
    され、前記タンク内室と外部機器との間における燃料蒸
    気通路を有するタンク外室と、 該タンク外室と前記タンク内室との間に介在し、前記タ
    ンク内室のフロートバルブが浮上したとき、該浮上した
    フロートバルブと協同して前記タンク外室の通路を閉鎖
    し燃料液の流出を遮断する燃料遮断弁と、 前記タンク外室に内蔵され、前記タンク外室の通路が前
    記燃料遮断弁により閉鎖されていない期間に亘って、前
    記通路における燃料蒸気の通気方向を燃料タンク内圧に
    応じて切り換える双方向切換弁とを備え、 該双方向切換弁は、前記燃料タンク内圧に基づいて前記
    タンク内室から外部機器へ前記燃料蒸気を通気するダイ
    ヤフラム弁を備えることを特徴とする燃料遮断装置。
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