JPH0613707B2 - コ−クス炉移動機械における対炉位置検出装置 - Google Patents

コ−クス炉移動機械における対炉位置検出装置

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JPH0613707B2
JPH0613707B2 JP58117013A JP11701383A JPH0613707B2 JP H0613707 B2 JPH0613707 B2 JP H0613707B2 JP 58117013 A JP58117013 A JP 58117013A JP 11701383 A JP11701383 A JP 11701383A JP H0613707 B2 JPH0613707 B2 JP H0613707B2
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JP
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coke oven
moving machine
reading sensor
distance
stop
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JP58117013A
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健二 藤田
孝広 桧垣
瑞穂 喜久田
順 長谷川
勝博 松浦
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、コークス炉における押出機等の移動機械を
所定位置に高い精度で自動的に停止させるためのもので
あつて、移動機械の自動停止および停止位置誤差の検出
を行うコークス炉移動機械の対炉位置検出装置に関する
ものである。
従来、コークス炉の操業においては、通常100門前後の
窯が配列されたコークス炉団の炉列に沿つて、押出機、
石炭装入車、コークスガイド車、消火車等のコークス炉
移動機械が走行するようになつており、これらの移動機
械をそれぞれ各炉窯の炉口所定の作業位置に停止させ
て、コークスの押出作業等を行うようになつている。
このようなコークス炉の移動機械の操作は、従来専ら運
転員の手操縦に委れられていたが、各移動機械をそれぞ
れ緊密な連繋のもとに走行および停止させなければなら
ず、その操作は極めて煩雑であり、かつ高い精度が要求
されるために操作の自動化が要請されていた。
ここで上記移動機械のうち例えばコークス押出機につい
ては、押出ラムが炉内にスムーズに挿入される必要があ
るが、押出ラムの幅がコークス炉炭化室の内壁幅とほぼ
等しく形成されているために、停止位置の精度を高くと
る必要があり、もし許容誤差範囲を越えて停止された場
合には、押出ラムが炉枠等に衝突して損傷を生じたり、
重大な事故の原因となるものである。
そこで、押出機等のコークス炉移動機械における操作の
自動化においては、移動機械の対炉位置の正確な検出が
不可欠である。
従来のこのような移動機械の対炉位置検出装置として
は、特開昭52-63903号公報に記載のものがあげられる。
この従来の検出装置はコークス炉側に白黒等のコントラ
ストを有するターゲツトを設け、このターゲツトを投光
器で照射し、ターゲツトからの反射光が複数の光電変換
素子に入射されることによつて、コークス炉と移動機械
との相対位置を検出するようになつているものである。
しかし上記従来の検出装置は、ターゲツトが石炭の粉塵
等により曇つたりするとターゲツトのコントラストの判
別が困難になつて検出誤差を生じ、これを防ぐためには
かなり短い間隔でメンテナンス(ターゲツト掃除)を行
う必要があつた。さらに上記検出装置は、検出時に移動
機械が完全に停止していることが必要であり、従つて検
出タイミングが移動機械の作業タイムサイクルの中で非
常に制限を受けることとなり、作業タイムサイクルを延
ばす原因となつていた。また検出精度を高めるために
は、検出部の取付けに高い精度が要求され、取付けおよ
びメンテナンスに高度な熟練技術を必要とするものであ
る。
この発明は上記従来の検出装置における問題点を解決す
るために為されたものであつて、容易に対炉位置情報を
得ることのできるコークス炉移動機械における対炉位置
検出装置を提供することを目的とするものである。
以下この発明を図面に示す実施例に基づいて説明を行
う。
第1図はこの発明の炉対位置検出装置の構成を示す概略
図であつて、コークス炉団1コークス炉の炉口2両側部
位置に配設されたバックステイ3の前面部に、第2およ
び3図で示すような透孔4を有する鉄片からなる番地板
5が水平状態で固定されている。
さらにレール6上を炉団1に沿つて移動するコークス押
出機等を搭載したコークス炉移動機械7の機台の前面部
には、番地板5と同じ高さ位置に、上下方向に対向され
た投光部8および受光部9を有する読取センサ10が固
定されている。そして移動機械7の移動に伴つて読取セ
ンサ10の投光部8と受光部9との間を番地板5が通過
し、番地板5の透孔4によつて投光部8と受光部9間の
光の遮断、透過が行われるようになつている。そして読
取センサ10は受光部9が透孔4を通過した投光部8か
らの光を受光したときのみ、停止指令信号aを移動機械
7を図示しない停止制動装置に、またこれと同時にカウ
ント指令信号b(第3図)を機台に取り付けられた演算
装置11に入力するようになつている。
また機台の下部にはパルスジエネレータおよびタツチロ
ーラからなる走行距離検出装置12が取り付けられてお
り、タツチローラによるカウント数を出力パルスc(第
3図)として演算装置11に入力させるようになつてい
る。パルスジエネレータは1パルス/1mmの出力を行
う。
演算装置11は、読取センサ10からのカウント指令信
号bの入力によつて走行距離検出装置12からの出力パ
ルスcをカウントを開始して、移動機械7の完全停止ま
での停止制動距離Xを算出するものである。
次に上記対炉位置検出装置による対炉位置の検出手順を
説明する。
コークス炉移動機械7が走行中に、図示しないコークス
炉移動機械の絶対番地検出装置によつて、コークス炉移
動機械7がコークス押出しを行うべき所望のコークス炉
2前に差し掛かつたことが検知されると、このコークス
炉炉口2に対応してバツクステイ3に取り付けられた番
地板5を読取センサ10が通過した際、読取センサ10
の受光部9が番地板5の透孔4の通過した投光部8から
の光を受光すると、読取センサ10は移動機械7の停止
制動装置に停止指令信号a(第3図(i))を出力して、
移動機械7の停止制動を開始(第3図(iii))する。読
取センサ10は停止指令信号aの出力と同時にカウント指
令信号b(第3図(i))を演算装置11に出力し、この
演算装置11内で走行距離検出装置12のパルスジエネ
レータからの出力パルスc(第3図(ii)のカウントを開
始する。
そして演算装置11は移動機械7の制動開始から完全停
止までの出力パルスcの数(第3図(iv)をカウントし、
移動機械7の制動距離Xを検出するものである。この実
施例においては、パルスジエネレータの出力パルスcは
1〔パルス〕/1〔mm〕であり、演算装置11によるカ
ウント数が6であるから、停止制動距離Xは X=6〔パルス〕×1〔mm〕=6〔mm〕である。
ここで第4図に示すように、番地板の透孔4とコークス
炉炉口2の炉芯iとの距離Aはあらかじめ設定されてお
り、従つて移動機械7の停止制動距離Xを検出すること
により、炉芯iと移動機械7の停止位置との間隔Y(炉
芯からのずれ)を検出することができるものである。
この検出された間隔Yに基づいて、適宜公知の停止位置
微調整調節装置(例えばメカニカルストッパ等)によ
り、移動機械の停止位置の微調節を行い、正確な炉芯合
せが行われるものである。
以上のようにこの発明は、透孔を有する番地板と投光部
および受光部を有する読取センサによつて、コークス炉
移動機械の停止制動を開始させるとともに、演算装置に
よつて走行距離検出装置からの出力パルスをカウントす
ることによつて、コークス炉移動機械の停止制動開始か
ら完全停止までの制動距離を算出して停止位置とコーク
ス炉炉口の炉芯との間隔を検出するようにしたことによ
り、従来の光学式検出方法のような粉塵等の影響による
検出誤差が生じる虞れがなく、また停止制動中の走行距
離を測定するので、コークス炉移動機械が完全停止した
際に生ずる該移動機械とコークス炉口の炉芯との位置ず
れの間隔を簡単な構造で迅速かつ正確に把握できて、そ
の芯合わせのための微調整を精度よく実施することがで
き、また小型の投光部、受光部を採用することによっ
て、番地板及び読取センサを小型にすることができて、
それらを取付ける場所が制約されず、さらに高温、高粉
塵の悪環境下に設置されるのは、透孔を有する番地板で
あって充分にこれに耐えることができるという効果があ
る。検出タイミングが作業タイムサイクルの中で制限を
受けることが少ないという優れた効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す概略図、第2図は同
実施例の番地板および読取センサを示す側面図、第3図
は検出タイミングを説明するための説明図、第4図はコ
ークス炉移動機械の停止位置を説明するための説明図で
ある。 1……炉 団 2……コークス炉炉口 4……透 孔 5……番地板 7……コークス炉移動機械 8……投光器 9……受光器 10……読取センサ 11……演算装置 a……停止指令信号 b……カウント指令信号 c……出力パルス
フロントページの続き (72)発明者 喜久田 瑞穂 千葉県千葉市長沼原町731番地1 住友重 機械工業株式会社千葉製造所内 (72)発明者 長谷川 順 千葉県千葉市長沼原町731番地1 住友重 機械工業株式会社千葉製造所内 (72)発明者 松浦 勝博 千葉県千葉市長沼原町731番地1 住友重 機械工業株式会社千葉製造所内 (56)参考文献 特開 昭54−131601(JP,A) 特開 昭52−63903(JP,A) 実開 昭57−202110(JP,U) 実開 昭57−202112(JP,U) 特公 昭52−31241(JP,B1) 特公 昭53−17601(JP,B1) 特公 昭49−26281(JP,B2) 特開 昭59−109582(JP,A) 実開 昭52−202111(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス炉炉団に沿って移動するコークス
    炉移動機械に、投光部と受光部とを具えた読取センサ
    と、コークス炉移動機械の走行距離に対応する出力パル
    スを出力するようになっている走行距離検出装置と、読
    取センサからの信号および走行距離検出装置からの出力
    パルスを処理する演算装置とが取り付けられており、前
    記炉団の各コークス炉の炉口前所定位置に、コークス炉
    移動機械の走行に伴って前記読取センサの投光部と受光
    部との間を通過するように、透孔を有する番地板が固設
    されており、前記読取センサが、受孔部が投光部からの
    光を前記番地板の透孔を介して受光したときのみコーク
    ス炉移動機械の停止指令信号を出力し、これと同時にカ
    ウント指令信号を前記演算装置に出力するようになって
    おり、この演算装置には前記走行距離検出装置からの出
    力パルスが入力されるようになっており、前記演算装置
    で読取センサから入力されるカウント指令信号によって
    走行距離検出装置からの出力パルスのカウントを開始し
    てコークス炉移動機械の停止制動開始から完全停止まで
    の間の走行距離を算出し、この走行距離と、番地板の透
    孔とコークス炉口の炉芯との間のあらかじめ設定された
    距離との間隔を検出するようになっていることを特徴と
    するコークス炉移動機械における対炉位置検出装置。
JP58117013A 1983-06-30 1983-06-30 コ−クス炉移動機械における対炉位置検出装置 Expired - Lifetime JPH0613707B2 (ja)

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