JPH061365A - 開封を明らかにする閉鎖体 - Google Patents

開封を明らかにする閉鎖体

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JPH061365A
JPH061365A JP5023856A JP2385693A JPH061365A JP H061365 A JPH061365 A JP H061365A JP 5023856 A JP5023856 A JP 5023856A JP 2385693 A JP2385693 A JP 2385693A JP H061365 A JPH061365 A JP H061365A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボタン閉鎖体用の、開封を明らかにする不可
逆的システムを提供する。 【構成】 変色システムは暗色に着色した基材コート3
5上に表示コート36を有する。表示コートは、好まし
くは、橙色に着色した蛍光染料のような明色の透明な着
色剤で着色されている。表示コートは、好ましくは、蒸
発、熱、紫外線等で硬化させて固体層を形成できる液体
材料である。基材層及び表示層がぴったりと接触してい
る場合には第1色が観察される。この基材及び表示層に
用いられた相対的な色に応じて、この第1色は二つの層
の色の組み合わせであってもよいし主として基材層の色
であってもよい。しかしながら、層が分離し、外層が内
層から間隔を隔てられた場合には、主として表示コート
の色である第2色が観察される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概して、容器に取り付
けたときに撓むように形成された少なくとも一つの領域
を備えた端パネルを持つ閉鎖体における新たな有用な改
善に関し、更に詳細には、端パネルの可撓性領域が密封
状態から非密封状態まで撓んだ時に作動される開封を表
示する不可逆的システムが端パネルの可撓性領域に設け
られた閉鎖体に関する。
【0002】
【従来の技術】食品及び飲料の産業のために作られた種
々の閉鎖体のうち、密封されたパッケージを表示する所
与の撓んだ位置をとり、パッケージの密封が破られた場
合には別の位置をとる可撓性部分を含む「ボタン」閉鎖
体即ち「ポップトップ」閉鎖体がある。これらの「ボタ
ン」閉鎖体即ち「ポップトップ」閉鎖体は、乳児用食品
のような、真空密封される食品に一般的に使用される。
これは、食品が包装された真空状態が破られた場合に購
入者に警告するためである。
【0003】開封を表示するボタンを持つ閉鎖体は、真
空が加えられる用途で広範に使用されているけれども、
ごく最近になって、閉鎖体を容器に適正に取り付けた場
合、「ダウン」位置から上方に突出した「アップ」位置
まで移動するように機械的に作動されるボタンを備えた
閉鎖体が開発された。この「アップ」位置では、閉鎖体
は、ボタンを「ダウン」位置に押圧するエネルギが閉鎖
体の端パネルに貯えられるという特徴を有する。これら
の閉鎖体を関連した容器から取り外すと、ボタンは、端
パネルに貯えられたエネルギの解放により「ダウン」に
形成された位置に移動する。
【0004】開封を表示するボタンを備えた端パネルを
有する閉鎖体は、食品産業で、特に真空包装した製品に
ついて広範に使用されている。これは、これらの閉鎖体
が、容器についての幾つかの非常に重要な状態を知らし
める有効な迅速検出手段であるからである。代表的な真
空が加えられる用途では、容器が適正に密封され且つ容
器内が真空である場合、ボタンは「ダウン」位置にあ
り、容器を開封し閉鎖体を再び取り付けた場合、又は他
の方法で容器内の真空が失われた場合、ボタンはその
「アップ」位置にある。更に、真空包装の用途では、閉
鎖体が最初に開封され真空が失われたとき、スー音が聞
こえる。
【0005】消費者は、このようなボタン閉鎖体の広範
な商業的な使用を通じて、ボタンの撓み可能な区分がア
ップ状態にある場合には元来の密封が破られており、容
器を廃棄しなければならないということがわかってき
た。更に、ボタン閉鎖体が真空包装容器と関連して使用
されている場合、消費者は、空気のスー音又は「ポン」
という音を聞いて容器が以前に開封されたかどうかを決
めるのに敏感になった。
【0006】真空包装した製品の場合、頂部の跳ね返り
及び真空の喪失に関連した音が、包装即ちパッケージの
一体性が破られた場合に購入者に警告する表示手段であ
る。しかしながら、これらの表示は、どのような人につ
いても有効であるというものではなく、故意に無効にす
ることができる。例えば、真空包装した製品用のボタン
閉鎖体は、パッケージを開封した後でもその「未開封」
状態に戻すことができる。これは、開封した容器を加熱
し、容器が熱いうちに閉鎖体にキャップを再度付けるだ
けで行われる。この方法は真空密封を再度つくりだし、
ボタンを再設定する。
【0007】ボタンの跳ね返り又はポンと跳ねるのを実
施する、開封を明らかにする別の手段がボタンキャップ
と関連して使用されている。例えば、ボタンキャップ及
び他のねじ込み式閉鎖体が収縮包装と関連して使用され
ている。更に、ボタンキャップのベースにバンドを設
け、このバンドを弱くされた線を介してキャップの残り
の部分に接合してもよい。このバンドは、キャップを捩
じって取り外すときに回転したりねじ山を上ったりしな
いようにされており、そのため、閉鎖体を解放すると、
バンドはキャップの残りの部分から外れる。
【0008】包装産業は、密封した弱くされた線の一体
性が損なわれたかどうかを決定する視覚的手段を提供す
る必要性に気づいた。例えば米国特許第3,736,899 号
(マンスク)は、圧力変化表示装置に関する。この特許
には、反射表面及びディスク状要素を備えた可撓性パネ
ルを持つボタン型キャップが開示されており、ディスク
状要素は、パネルが内方に撓んだ場合、可撓性パネルの
全体又は大部分を覆い、パネルが外方に撓んだ場合、パ
ネルの周囲の周りに隙間を形成する。隙間は高度に視認
性のある即ち対照をなす色を現し、この色は、パネル自
体の色又はディスク状部材の下側の色のいずれかによっ
て可撓性パネル上に見える。米国特許第3,736,899 号の
圧力変化システムは、明らかに、真空をパッケージ内に
再びつくりだすことによって再び付けることができ、従
って、この場合は、不可逆的でない。
【0009】米国特許第4,429,803 号(バターフィール
ド)は、ゴム製の密封閉鎖体を持つ種類の多くの投与量
の医療用ガラス壜用の開封を明らかにする手段に関す
る。この特許の開封を明らかにする手段は、無害な染料
の入ったブリスタ状の嚢である。米国特許第4,429,803
号によれば、ブリスタ状の嚢は、壜の密封が破られたと
きに染料を放出しこれによって壜の中身に着色する。
【0010】米国特許第4,511,052 号(クライン等)
は、容器用の開封を明らかにする手段に関する。この特
許によれば、表示体を含む壊れ易い外被を閉鎖体を持つ
容器のバンド及びネックに取付ける。閉鎖体を開封する
と壊れ易い外被が壊れて表示体を露呈する。表示体は、
感酸素性物質又は感湿性物質のような大気に露呈される
と色の変化を受ける化学物質であるのがよい。
【0011】米国特許第4,526,752 号(パールマン等)
には、感酸素性ロイコ染料を組み込んだ開封を明らかに
するパッケージが開示されている。この特許によれば、
感酸素性ロイコ染料はパッケージ内に無空気環境で密封
されている。このパッケージは、パッケージの一体性を
示すため感酸素性ロイコ染料が見えるようにする透明キ
ャップを有するのがよい。パッケージの開封等によりパ
ッケージに酸素が入ると染料が変色を受ける。
【0012】米国特許第4,813,712 号(スコープ)は、
ボタンキャップがその凸状になった形体又は凹状になっ
た形体のいずれの形体をとっているかの視覚的表示を与
えることに関する。この特許によれば、ボタンの表面が
凹状になっているときに一つの視覚的形体を表示し、こ
の表面が凸状になっているときに別の視覚的形体を表示
できる模様をボタンの表面に付けることによって、ボタ
ンの状態を決定することができる。これらの異なる視覚
的形体は二つの異なる色を有するのがよい。これについ
て、米国特許第4,813,712 号には型押し模様を持つボタ
ンキャップが開示されており、この型押し模様は、凹状
のような所与の配向にあるとき一つの色を表示し凸状へ
と配向が変化すると別の色を表示する。別の実施例で
は、凹状形体と凸状形体との間で表面が変化するとき互
いに対してずれる重畳層で模様を形成する。これらの層
又はこれらの層の基材のいずれかが格子模様を有し、こ
の格子模様は閉鎖体に凹状形体及び凸状形体で異なる外
観を与える。米国特許第4,813,712 号でわかるように、
色が型押し模様と正確に位置合わせされて所望の視覚的
効果をつくりだすように模様を重ねるには高度の正確さ
が要求される。更に、この特許の表面表示システムは可
逆的である。
【0013】米国特許第4,877,143 号(トラビサノ)
は、ボタンが色又は「開封」といったインプリントされ
た単語のような表示をその上に持つ、ボタンキャップの
ような閉鎖体に関する。表示は、フレネルレンズにより
形成される光拡散面を持つ透明層で覆われている。ボタ
ンが密封位置にあるとき、表示は透明な光拡散面から遠
ざけられ、そのため表示が不明瞭になっており、透明層
を通して見ることができない。容器を開封し、ボタンが
跳ね返ると表示が透明層と接触し、表示が透明層を通し
て視認可能になる。上掲の米国特許第4,813,712 号(ス
コープ)と同様に、米国特許第4,877,143 号の開封を明
らかにするシステムは非可逆的システムでなく可逆的シ
ステムである。
【0014】開封を明らかにするボタン閉鎖体、及びこ
れに関連した応答する努力に対する必要性が認識されて
いるのにも関わらず、改善された開封を明らかにするボ
タン閉鎖体に対する必要が存在する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ボタン閉鎖
体のような、撓み可能な端パネル領域を持つ閉鎖体と関
連して使用するための開封を表示する不可逆的システム
を提供する。本発明の開封を表示する不可逆的システム
は、ボタンキャップのボタンが跳ね返った場合のように
端パネル領域が撓んだときに、色の不可逆的変化を受け
るシステムを有する。変色システムは、第1色の表示コ
ーティング及び第2色の背景コーティングのような異な
る色に着色された重畳体でできている。好ましくは、表
示コーティングは、明色の着色剤を含む半透明コーティ
ングであり、ベースコーティングは暗色の着色剤を含む
か或いは暗色の着色剤を覆っている。表示コーティング
及びベースコーティングは、直接的に、又は接着剤コー
ティングのようなコーティングを介在させることによっ
て間接的に、互いにぴったりと接触した状態で閉鎖体の
表面上に置かれている。二つのコーティングが互いにぴ
ったりと接触している場合には、表示コーティングの個
々の色と異なる第1色が知覚される。
【0016】これについて、本発明のいかなる原理にも
限定されることなく、表示コーティング及び背景コーテ
ィングが互いにぴったりと接触している場合に知覚され
る色は、大部分は、表示コーティング及びベースコーテ
ィングの両方を通過し、これらのコーティングを通して
反射される光で得られる。一般的な物理的原理によれ
ば、知覚される色は、表示コート及び背景コート又はベ
ースコートの色の複合であり、この光は各層を通過する
光の吸収の関数であり、この光は、着色剤の色、着色剤
の濃度、及びコートの厚さに左右される。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の開封を明らかにするシステムを備えた、閉鎖体の端パ
ネルの可撓性部分は、容器の開封時に撓み、この撓み作
用は、表示コートをベースコートから分離させることに
よって色の変化を生じさせる。表示コートがベースコー
トから分離すると、反射境界即ち反射界面が形成され、
この反射界面は、光の大部分を通さずに表示コートの下
面で反射する。従って、知覚された色は主に、表示コー
トの色であって、表示コート及びベースコートの複合色
ではない。
【0018】本発明によれば、システムの色は表示コー
ティングとボタンコーティングとの間の接着又はその喪
失により決定される。実際には、例えば食品について使
用した場合、密封容器が食品包装業者から出たとき、表
示コーティング及びベースコーティングは互いにぴった
りと接触している。実際上の理由のため、表示コートと
ベースコートとの間の接着は、製品の輸送中及び貯蔵中
に起こることのある、不時の、故意でない接触に、意図
せざるコーティングの分離を伴わずに、耐えるのに十分
でなければならない。他方、表示コーティングとボタン
コーティングとの間の接着は、ボタン閉鎖体の跳ね返り
作用が、表示コーティングとベースコーティングとの間
の接着を十分に失わせることによって開封を明らかにす
るシステムを作動させることができるように十分に弱く
なければならない。
【0019】本発明によれば、表示コーティング及びベ
ースコーティング用の適当な化学組成物、及び表示コー
ティングの物理的寸法及び硬化機構により所望の接着を
得ることができる。例えば、閉鎖体は、暗色のインクで
描かれた背景及びエポキシエステルを基材としたコーテ
ィングをそのボタン領域上に有するのがよい。このよう
なベース表面コーティングは熱で硬化させることがで
き、閉鎖体に対する良好な接着性を有する。変形例で
は、接着剤を適当に裏側に付けた又は他の方法で接着可
能な、閉鎖体に対して良好な接着性を持つ好ましくは1
ミル又はそれ以下の厚さのポリプロピレンフィルムのよ
うな他の材料でできていてもよい。ベースコーティング
上には表示コーティングを付けることができる。
【0020】本発明の不可逆的特徴によれば、コーティ
ングは表示コーティングとベースコーティングとの間の
最初のぴったりとした接触が損なわれると再び形成でき
ないように選択されなければならない。表示コーティン
グは、ボタンを下に引くことによってベースコーティン
グに再び付着させることができ、熱マッサージ又は任意
の他の方法は本発明の開封を明らかにする特徴を損なっ
てしまう。従って、好ましくは、本発明の表示コーティ
ングは不可逆的に固化又は硬化させることのできる樹脂
でできている。化学反応、熱、又は放射線等で不可逆的
に硬化させることのできる熱硬化性樹脂のような樹脂が
好ましい。ひとたびこの種類の表示コートを完全に硬化
させ、この表示コートとベースコートとの間のぴったり
とした付着を壊すと、こうしたぴったりとした接触は再
びつくりだされない。表示コートは、好ましくは、紫外
線硬化性樹脂、光イニシエータ、蛍光染料のような着色
剤、流動化剤、充填剤、又は他の適当な添加剤を含む。
表示コートは、好ましくは、粘稠液体混合物として調製
され、閉鎖体のボタン領域上のベースコーティング上に
拡げられる。好ましくは、表示コーティングの厚さは5
ミル乃至20ミルである。次いで、紫外線オーブンを通
過させて粘稠液体混合物を固体の表示コートに転換する
こと等によって、表示コーティングを硬化させることが
できる。表示コーティングに使用できる材料の例には、
アクリレート化エポキシ、アクリレート化ウレタン、T
MPTA又はTMPTMAのようなアクリレート化モノ
マー、及び陽イオンで硬化したエポキシのような、紫外
線硬化性アクリレートである。
【0021】本発明によれば、開封を明らかにするシス
テムを作動させるとき、表示コーティングがベースコー
ティングから分離する。従って、開封を明らかにするシ
ステムは、好ましくは、表示コートを閉鎖体に密封し、
作動させた剥層した表示コートが閉鎖体から容器内に脱
落しないようにする可撓性透明コーティングも有する。
オーバーコート材料は、ボタンの跳ね返り作用を妨げ
ず、又は表示コートの接着−解放特性即ちシステムの外
観に干渉しないように選択される。オーバーコート層に
適した材料の例には、透明で架橋結合密度が低いアクリ
レート化ウレタン、二部エポキシ及びウレタンシステ
ム、及び紫外線硬化性陽イオンシステムが含まれる。更
に、接着剤又はヒートシール等で閉鎖体に接着できるポ
リプロピレンフィルム及びポリエステルフィルムのよう
な透明なテープがオーバーコート層として良好に作用す
る。
【0022】本発明の好ましい実施例によれば、表示コ
ートは二段階の手順で硬化される。第一段階の硬化方法
は、表示コート混合物を粘稠液体から可撓性固体に形態
を変える。この可撓性固体は、輸送中、容器への閉鎖体
の取付け中、及びパッケージ真空を形成したときのボタ
ンの裏返り中に、その物理的寸法及びベースコーティン
グへのその接着を保持できる。この実施例では、ベース
コート、表示コート、及びオーバーコートを製造者の設
備で閉鎖体のボタン領域に付けることができる。次い
で、開封を明らかにするシステムを所定位置に備えた閉
鎖体を食品包装業者のような容器用の商品の供給者に送
ることができる。その後、閉鎖体は比較的通常の取付け
工程を受ける。パッケージを密封し、輸送のための梱包
の準備ができると、表示コートに最終の完全硬化を加え
る。最終硬化段階は、開封を明らかにするシステムを完
全に作動させる。その後パッケージを開封すると、ボタ
ンが跳ね返って表示コートの接着を失わせてベースコー
トから分離し、これは不可逆的変色を生ぜしめる。紫外
線硬化性アクリレートシステムが本願の表示コートを配
合するのに特に適している。これは、紫外線硬化性アク
リレートシステムが種々の程度の部分的硬化に役立ち、
次いで完全に硬化させることができるためである。
【0023】表示コートの液体混合物が完全に湿潤して
おり且つベースコートの表面上に存在する表面の凸凹又
は孔、キャビティ、等のディスパリティ(不均一な部
分)に流入するということが、本発明の任意の特定の理
論に限定されることなく仮定されている。硬化時には、
表示コート及びベースコートは、恐らくは、少なくとも
部分的には、表示コートの微小な領域がベースコートの
表面の凹凸内に押し込まれることにより起こる機械的係
合又は相互係止の結果、接着を形成すると考えられてい
る。表示コートを完全に硬化させ、次いでこれをベース
コートから分離すると、表示コートはボタンコートの表
面を再び湿潤させることができず、二つのコーティング
間に元々存在したぴったりとした接触を再びつくりだす
ことができない。変形例では、又は上述の理論と組み合
わせて、表示コートを液体の形態でベースコートにつけ
た場合、表示コートはベースコートを湿潤させ、硬化時
には表示コートはベースコートに接着するのに十分にベ
ースコートに結合し、この際、ボタン閉鎖体は真空が引
かれた凹状のボタンに付随した圧縮型の力を受けるがベ
ースコートと表示コートとの間の結合は真空の解放及び
ボタンの跳ね返りに付随した張力型の力に耐えるには不
十分である、ということが仮定される。
【0024】本発明の変形例では、半透明の結合/剥離
層がベースコートと表示コートとの間に介在される。こ
の実施例では、結合/剥離層は、閉鎖容器の一体性が損
なわれる前、表示コートをボタン閉鎖体上のベースコー
トに結合する手段として作用する。容器を開封すると可
撓性端パネルが作動され、表示コートを単独で又は結合
/剥離層と一緒にベース層から不可逆的に分離するのに
十分なエネルギを与える。この実施例では、表示コート
を熱硬化性樹脂として付けることができるか或いは表示
コートを半透明なプラスチックディスクのような着色済
みの半透明な予備成形した材料でつくるのがよい。好ま
しくは、結合/剥離層は光崩壊性接着剤である。光崩壊
性接着剤は、表示コートをベースコートに製造者の設備
で十分に結合するのに使用することができる。次いで、
閉鎖体を容器に付けることができ、パッケージング中に
真空を引くことによって可撓性端パネルを設定すること
ができる。次いで、結合/剥離光崩壊性接着剤を崩壊さ
せ且つ弱くするため、閉鎖体に適量の紫外線を加えるこ
とができる。パッケージを開封すると、真空密封パッケ
ージが作動し、これは、弱くされた接着剤を壊すのに十
分なエネルギを加え、これによって、表示コートがベー
スコートから不可逆的に分離できるようにし、変色が起
こる。
【0025】従って、本発明の全体的な目的は、改良さ
れた開封を明らかにする閉鎖体を提供することである。
【0026】本発明の別の目的は、改良された開封を明
らかにするボタン閉鎖体を提供することである。
【0027】本発明の更に別の目的は、変色システムの
形態の、改良された開封を明らかにするシステムを提供
することである。
【0028】本発明の他の目的は、閉鎖体用の開封を明
らかにする不可逆的変色システムを提供することであ
り、この閉鎖体は可撓性部分を有し、この可撓性部分
は、密封されたパッケージを表示する所与の位置をと
り、パッケージの密封が損なわれた場合には別の位置を
とり、密封位置では可撓性部分は第1色を有し、密封が
損なわれた位置では可撓性部分は第2色を有する。
【0029】本発明のこれらの目的及び他の目的は、本
発明の以下の説明を添付図面を参照して読むことによっ
て更に十分に理解されよう。
【0030】
【実施例】次に、添付図面を詳細に参照する。先ず最初
に図1及び図2を参照すると、これらの図には、ボタン
を備えた代表的な金属製の閉鎖体が示してある。この閉
鎖体は全体に参照番号10が附してあり、下方に開口し
たチャンネル16を構成する上方及び外方に傾斜した周
囲部分14を備えた端パネル12を有する。端パネル1
2は全体に円筒形のスカート18で終端し、このスカー
トは内方に曲がった巻き込み部20で終端する。
【0031】閉鎖体10を雄ねじを備えた首仕上げ部を
持つ種類の容器(図示せず)に取り付けることができる
ようにするため、スカート18及びチャンネル16は適
当な封止用コンパウンド22で裏打ちされている。閉鎖
体10を容器の首仕上げ部に押付けると閉鎖体10と容
器との間の密封が端パネル12の下にある封止用コンパ
ウンド22の部分との間に形成され、この際、封止用コ
ンパウンド22のスカート18を裏打ちする部分によっ
て容器のねじ山間に相互係止が形成される。
【0032】閉鎖体10は、中央に配置された全体に参
照番号24を附したボタンを端パネル12に設けること
によってつくられる。ボタン24は中央ポスト部分26
を有し、この中央ポスト部分26は上方に傾斜した環状
部分28によって包囲され、環状部分28は全体に平ら
な環状部分30によって包囲されている。好ましくは、
ボタン24は、その最初の成形後、米国特許第5,016,76
9 号に記載された方法で機械的に二次成形することによ
って、残留圧縮応力の状態に合わせて機械的に二次成形
される。この特許を参考のため本願に組み込む。
【0033】次に、特に図6を参照すると、閉鎖体10
を容器に取付け、こうした容器内に真空を引くと、ボタ
ン24が下方に引かれるということがわかる。本発明の
好ましい実施例によれば、閉鎖体10の形成時にボタン
24を機械的に二次成形することによって、ボタン24
は特定の記憶された応力を有し、この応力は、ボタンが
図1乃至図5及び図7に示す垂直方向に凸状になった
「アップ」位置に維持されることを容易にする。図6に
示すようにボタン24を容器内に下方に引き込むとき、
これらの圧縮応力が増大し、ボタン24が図6の凹状に
なった「ダウン」位置からその元の凸状になった「アッ
プ」位置に上方に跳ね戻ろうとする大きな傾向がある。
かくして、閉鎖体10を容器から取外し、端パネル12
の下側に加わった真空を解放したとき、ボタン24はそ
の元の位置まで上方に跳ね返り、スナップ外れし、即ち
ポンと外れる。この跳ね返り作用が本発明の開封を明ら
かにする変色システムを作動させる。
【0034】本発明は、詳細には、ボタン強化変色シス
テムに関し、このシステムには図3に示すように全体に
参照番号32が附してあり、このシステムは、ボタン2
4に取付けられる。ボタン変色システム32は、詳細に
は、閉鎖体10が容器から取り外されたことを閉鎖体1
0が容器上に密閉された位置で再び配置された場合でも
特定的に表し、及びかくして閉鎖体10用の開封を明ら
かにする手段を形成するようにつくられている。
【0035】変色システム32は、ボタン24とともに
移動するようにボタン24に付けられたベースコート即
ちベース層34を有する。ベースコート34は、ボタン
24の表面に付着し、ボタン24から分離することなく
ボタン24とともに動くように配合されている。熱硬化
性エポキシエステルを基材としたコーティングが、金属
製の閉鎖体10と関連して使用するとき、このような性
質を与えるということがわかっている。
【0036】本発明の変色の特徴によれば、ベースコー
ト34は、着色剤、好ましくは黒色、青色、又は暗緑色
の着色剤のような暗色の着色剤を含むか或いは、半透明
であり且つボタン24上の着色した背景コート35上に
載っているかのいずれかである。背景コート35の色
は、好ましくは、フリントインク社が供給する商業的に
入手可能なLA−10022MKインクのような、硬化
性樹脂を媒体とする黒色インクのような、暗色である。
背景コート35は、閉鎖体10の形成中に、適当な平版
印刷等で閉鎖体10をつくるのに用いられるシート金属
上に付け且つ配置することによって、或いは閉鎖体10
及びボタン24の形成の後にボタン24に付けるのがよ
い。同様に、ベースコート34は、閉鎖体10の形成前
又は閉鎖体10及びボタン24の形成の後のいずれかで
ボタン24に付けることができる。
【0037】変色システム32は、更に、ベースコート
34に載った表示コート即ち表示層36を有する。表示
コート36は半透明であり、固有の色彩を持っているか
或いは着色剤を含むように配合されている。表示コート
36の色は、ベースコート34の有効色(即ち、着色し
たベースコート又は着色した背景コート35上の半透明
なベースコートのいずれかによる、ベースコート34を
通して観察される色)とは異なっており、好ましくは、
表示コート36の色は明色である。表示コート36用の
着色剤には、商業的に入手できるパイラクロムオイル黄
色染料、パイラクロム桃色染料、パイラム白色染料、キ
ーフラワー青色染料、ダイグロマリゴールド橙色染料、
及びモベイ黄色染料のような透明な蛍光染料、商業的に
入手できるマクロレックス黄色染料、マクロレックス赤
色染料、及びマクロレックス橙色染料のような透明な非
蛍光染料、商業的に入手できる緑色生産インク染料、赤
色生産インク染料、青色生産インク染料、橙色生産イン
ク染料、黄色生産インク染料のような半透明な非蛍光染
料が含まれる。表示コート36の色及びベースコート3
4の有効色は、図8に示すように、表示コート36とベ
ースコート34とがぴったりと接触しているときに変色
システム32が第1色を有し、表示コートがベースコー
ト34から分離したときに変色システム32が図9に示
すように第2色を有するように選択される。好ましく
は、これらの色は、黒色のようなベースコート34の有
効色及び橙色/黄色のような表示コート36について、
ベースコート34及び表示コート36がぴったりと接触
している場合には変色システム32が緑色を帯びて見え
(大丈夫、安全、即ち未開封である)、表示コート36
がベースコート34から分離している場合には変色シス
テム32が橙色又は黄色を帯びて見える(注意、安全で
ない、即ち開封済みである)ように選択される。
【0038】本発明の図3の実施例に示すように、表示
コート36は、ボタンがその上方に凸状になった形体に
あるとき、ボタン24に付けることができる。ボタン2
4がそのアップ位置にあるときにベースコート34に表
示コート36を付けることによって、閉鎖体の製造者の
設備で変色システム32を閉鎖体10に付けることがで
きる。本発明の原理によれば、表示コート36は、ボタ
ン24が図6に示すように真空が引かれたその下方に凹
状になった位置にあるときベースコート34に付着し、
ボタン24が図7に示すようなその元の「アップ」位置
に跳ね戻るときにベースコート34から分離するコーテ
ィングを提供するように適切に配合されており且つ閉鎖
体10に付けられている。剥離剤、潤滑剤、等の添加剤
の使用をベースコートの配合又は表示コートの配合のい
ずれかに組み込んで表示コート36のベースコート34
からの分離を容易にするのがよい。こうした剥離剤は、
ボタン又はベースコートの表面に筋付けを施すこと、表
示コートに多数の孔を設けること、又は固形物を一つ又
はそれ以上のコーティングに組み込んで層の分離を促す
のを助ける応力中心をつくりだすことといった、化学添
加剤以外の種々の形体をとることができるということは
理解されよう。しかしながら、強化剥離配合物を組み込
んだ変色システムを持つ閉鎖体は、変色を不時に被りが
ちであるということは理解されよう。更に、ベースコー
ト34及び表示コート36が効果的に分離して変色を起
こす限り、配合物にはベースコート34と表示コート3
6との間の接着を強化する他の成分を含んでもよいとい
うことは理解されよう。例えば、エポキシエステルワニ
スベースコート34は、表示コート36への接着を強化
するため、フェノール樹脂成分を含むのがよい。強化接
着剤及び強化剥離手段を関連して使用するのがよいとい
うことは理解されよう。例えば、ベースコート34から
の表示コート36の剥離を容易にする応力中心をつくり
だす手段を、これらのコート間の接着を強化するように
設計されたベースコート34又は表示コート36のいず
れかについての配合物と関連して使用できる。ボタンの
跳ね返りの際に表示コート36に応力亀裂を生ぜしめる
ことがベースコート34からの表示コート36の剥層を
容易にするものと考えられている。
【0039】表示コート36の配合に使用した場合に多
段硬化を行うことのできる、アクリル化エポキシ樹脂、
アクリル化ウレタン樹脂、及び陽イオンで硬化したエポ
キシ樹脂のような樹脂を使用することによって、閉鎖体
の製造者の工場で製造でき、その後パッケージング工場
で完全に「保護される」、閉鎖体10用の開封を明らか
にするシステムを提供する。図3乃至図6に最もよく示
すように、表示コート36は、ベースコート34上に拡
げられる液体混合物として調製できる。好ましくは、表
示コートは、5ミル乃至20ミルの厚さまで拡げられ
る。図4に概略に示すように、表示コート36は、適当
な紫外線源38で紫外線に露呈すること等によって部分
的に硬化される。好ましくは、表示コート36の部分硬
化は、比較的付着性がないが可撓性の固体を提供するの
に十分に行われる。しかしながら、所望であれば、付着
性が幾分あり且つ未だ湿潤した状態のような、それより
も前の状態まで、表示コート36を予備硬化してもよい
ということは理解されよう。
【0040】図5に示すように、表示コート36を部分
的に硬化させた後、表示コート36を閉鎖体10にシー
ルし、変色システム32を輸送中及び貯蔵中に保護し、
表示コート36がベースコート34から剥層したときに
表示コート36が閉鎖体10から脱落しないようにする
ため、可撓性透明コート40を表示コート36上に付け
る。輸送用オーバーコート40は、ボタン24の跳ね返
り作用に抵抗せず、即ちボタン24の跳ね返りの際のベ
ースコート34からの表示コート36の分離に干渉せ
ず、即ち変色システム32の外観に干渉しないように配
合されている。透明なオーバーコート40の配合に使用
できる材料の例には、透明で架橋結合密度の低いアクリ
ル化ウレタン、二成分エポキシ及びウレタン、及び紫外
線硬化性陽イオンシステムが含まれる。オーバーコート
40に使用できる追加の材料には、フィルムを閉鎖体1
0に接着又はヒートシールすること等によって閉鎖体1
0に接着できる透明なポリプロピレン又はポリエステル
フィルムのような透明テープが含まれる。
【0041】好ましくは、オーバーコート40が表示コ
ート36のベースコート34からの分離に干渉しないよ
うに、表示コート36とオーバーコート40との間の界
面張力又は結合を減少させる材料が表示コート36とオ
ーバーコート40との間に存在する。こうした材料に
は、石鹸又は石鹸溶液のような界面活性剤又は他の界面
活性剤、蝋又は他のアミド及びステアレート等の潤滑剤
が含まれ、これらはオーバーコート40を付ける前に表
示コート36に付けるのがよい。紫外線硬化性表示コー
ト36及び紫外線硬化性オーバーコート40のような、
変色システム32に用いられる硬化性組成物は、硬化の
性質及び程度を制御するため、種々の硬化剤を含み且つ
種々の量の硬化剤を含むのがよいということは理解され
よう。例えば、紫外線硬化性表示コート36の組成物
は、表示コート36の多段硬化を容易にするため、種々
の波長の紫外線で活性化できる種々の光イニシエータを
含むのがよい。更に、紫外線硬化性オーバーコート40
を紫外線硬化性表示コート36と関連して使用する場合
には、表示コート36及びオーバーコート40の各々が
互いに別々に硬化できるように、及びオーバーコート4
0の硬化が表示コート36の硬化に干渉する不時の硬化
等でないようにするため、表示コート36及びオーバー
コート40に種々の光イニシエータを使用するのが望ま
しい。勿論、必要であれば、必要とされる光イニシエー
タを活性化するのに種々の紫外線源及び/又は種々の紫
外線ランプを使用するのがよい。
【0042】図6は、閉鎖体10を容器に取付け、ボタ
ン24を容器内の真空でその凹状になった位置まで下方
に引いた後の、変色システム32を備えた閉鎖体10を
示す。図6に概略に示すように、部分的に硬化させた表
示コート36を、適当な紫外線源42による高線量の紫
外線に露呈すること等によって非常に剛性の架橋結合済
みのポリマーに完全に硬化させることができる。
【0043】図6及び図8に示すように、完全に硬化し
た表示コート36はベースコート34とぴったりと接触
し、そのため、変色システム32は、表示コート36を
通して見たとき第1色を有する。上述のように、ボタン
24が図6のダウン位置にあるとき、ボタンにはエネル
ギが貯えられており即ちボタンは応力状態にあり、閉鎖
体10を容器から外して真空を取り除くと、ボタン24
は図7に示すようにその本来の位置まで上方に撓む。図
7及び図9に示すように、ボタン24が上方に撓むと、
表示コート36がベースコート34から分離し、変色シ
ステム32は、表示コート36を通して見たとき、第2
色を有する。ベースコート34からの表示コート36の
分離により、表示コート36を通して変色システム32
を見たとき、知覚された色彩が表示コートの色であるよ
うにするのに十分な反射界面44がつくりだされるとい
うことは理解されよう。表示コート36とベースコート
34とが0.3μm乃至0.8μm分離すると、変色シ
ステム32に効果的な変色を加えるのに十分な反射層4
4が形成されると考えられている。本発明によれば、変
色システム32の作動後、閉鎖体10を容器に再び取付
け、容器内に真空を再度引いた場合、ボタン24は下方
に歪められるけれども、表示コート36は、界面障壁4
4を無くし、変色システム32の第1色を再度つくるの
に必要なぴったりとした接触をつくりだすのに十分なだ
け再び湿潤してベースコート34にくっつくことはな
い。
【0044】例1乃至例5は、表示コート36について
の例示の配合を示し、これらの配合物は、二段階硬化を
起こしやすい。現在、これらの配合及びオーバーコート
層は、製造者の工場で閉鎖体10のボタン領域24に付
けることができると考えられている。閉鎖体10のボタ
ン領域24には、黒色の背景35のような暗色の背景3
5、及びボタン領域24に付けられたエポキシエステル
ワニスを基材としたコート34が既に設けられている。
表示コート36をベースコート34上に付けた後、変色
システム32が、その亀裂又は接着の喪失を伴うことな
く、容器への閉鎖体10の取付け及び容器内の真空によ
るボタン24の下方への引っ張りに耐えることができる
ようにするのに十分なだけ、表示コート36を部分的に
硬化させる。次いで、透明なオーバーコート40を予備
硬化させた表示コート36上に付けることができる。閉
鎖体10を容器に付け、ボタン24を下に引いた後、表
示コート36を完全に硬化させることによって変色シス
テム32を完全に作用させる。
【0045】例1 ラドキュア社が供給するエベルクリル3700のような
紫外線硬化性ジアクリレートビスフェノールAエポキシ
の10重量部を約500Cまで加熱する。チバガイギー社
が供給するイルガキュア184のような光イニシエータ
(0.4重量部)、沈殿防止剤及び不透明化剤として作
用する熱分解法シリカ(0.5重量部)、及びダイグロ
社が供給するマリゴールド橙色染料のような橙色蛍光染
料(0.005重量部)を加える。全ての成分の均質な
混合物を得るのに十分、組成物を混合する。混合の速度
及び効率を高めるのにコウエルミキサを使用するのがよ
い。50mg乃至100mgの材料を直径が約5.08cm
(2インチ)のシールされていない閉鎖体のアップ状態
のボタンの中央に付ける。閉鎖体のボタン部分には、黒
色の背景が既に付けられており、ベースコートが閉鎖体
のボタン部分に付けられている。ついで、材料を直径約
1.91cm(四分の三インチ)のディスク形状のような
適当な形状及び大きさに拡げる。この材料は、所望の結
果を得るのに多くの方法で拡げることができる。一つの
拡げ方法は、回転するチャックにキャップを配置し、端
部の平らなスパチュラを使用して材料をキャップ上に付
け且つ拡げる。他の方法は、キャップが固定されたモー
タ回転式チャック、スタイラスアームの一端に取付けら
れたドクターブレード、及び賦形バーを有する装置を使
用することである。キャップはチャックに固定されるの
がよく、拡げられるべき材料はボタン領域の中央に付け
られるのがよい。装置のモータを始動し、ドクターブレ
ードを材料と接触させる。スタイラスアームのスタイラ
ス端が、キャップに亘るドクターブレードの移動を決定
する賦形バー上をトレースする。材料をキャップのボタ
ン領域に付けた後、材料に少量の線量の紫外線を当てる
ことによって、材料を部分的に硬化させて粘着性がない
が可撓性の固体にし、オーバーコート層を付けるのがよ
い。キャップを容器に付け、ボタンを下方に引いた後、
表示コートを高線量の紫外線に当てて非常に剛性の架橋
結合したポリマーに完全に硬化させるのがよい。紫外線
で硬化させた表示コートが黒色の背景を持つベースコー
トとぴったりと接触している場合には、変色システム
は、表示コートを通して見たとき、暗緑色に見える。ボ
タンが上方に跳ね返り、開封を明らかにするコートシス
テムを作動させたとき、変色システムは、表示コートを
通して見たとき、ベースコートからの表示コートの分離
により橙色に見える。
【0046】例2 エベルクリル3700(7.0重量部)を約500Cまで
加熱する。次いで、酸化亜鉛のような不透明化材(2.
0重量部)及びマリゴールド橙色蛍光染料(0.3重量
部)及びモベイ黄色蛍光染料(0.3重量部)のような
着色剤を加える。全ての成分の均質な混合物を提供する
のに十分な剪断作用で配合物を混合する。この混合は、
染料及び増量剤を表示配合物に正確な量で効果的に分散
させるために行われる。次いで、エベルクリル3700
(100重量部)を約500Cまで加熱し、その後、上述
の予混合物(0.1重量部)、熱分解法シリカ(0.5
重量部)、及び0.1重量部の長波長光イニシエータ
(バスフ社が供給するルセリンTPOのような)を加え
ることによって、主表示コートを配合することができ
る。得られた材料を黒色の背景及びベースコートを持つ
ボタン閉鎖体に付け、上文中で例1に述べた方法に従っ
て硬化させるのがよい。紫外線で硬化させた表示コート
が黒色の背景を持つベースコートとぴったりと接触して
いる場合には、変色システムは、表示コートを通して見
たとき、暗緑色に見える。変色システムが作用すると、
変色システムは、表示コートを通して見たとき、ベース
コートからの表示コートの分離により橙色/黄色に見え
る。
【0047】例3 ダウ社が供給するタクティクス785のような、フェニ
ルを基材としたエポキシノボラックの100重量部を溶
融状態まで加熱する。次いで、3M社が供給するFX−
512のような陽イオン光イニシエータの一部を加え、
成分を混合する。材料を冷却し、その後顆粒状に粉砕す
る。この材料の50mg乃至100mgをシールされていな
いキャップのアップ状態のボタンの中央に付ける。ボタ
ンは黒色の背景ベースコートを所定位置に有する。次い
で、キャップをホットプレート上で又は赤外線ランプで
材料が溶融状態になるまで加熱する。次いで、溶融した
材料を直径約1.91cm(四分の三インチ)まで攪拌棒
又はスパチュラで拡げる。冷却すると材料は固化する。
材料は、未硬化の状態で固体であるため、上述の例1及
び例2の予硬化工程を加える必要がない。熱可塑性フェ
ノールホルムアルデヒド型の樹脂は、代表的には、アミ
ン及び無水物のような架橋剤及び熱で硬化されるが、こ
の配合物は、本願については、紫外線エネルギに当てる
ことによって硬化させることができる。この材料は、紫
外線で硬化すると、色が赤色に変わる。従って、例3の
配合を組み込んだ本発明の変色システムを有する閉鎖体
を容器に付け、真空を引いた後、表示コートを紫外線に
当てることによって硬化させることができる。紫外線で
硬化させた表示コートが黒色の背景を持つベースコート
とぴったりと接触している場合には、変色システムは、
表示コートを通して見たとき、暗緑色に見える。ボタン
が上方に跳ね返り、開封を明らかにするコーティングシ
ステムが作用するとき、変色システムは、表示コートを
通して見たとき、ベースコートからの表示コートの分離
により赤色に見える。
【0048】例4 光イニシエータ及び着色剤の予混合物をEM産業が供給
するダロカー4265(1.96重量部)光イニシエー
タ、モベイ社が供給する黄色蛍光染料であるモベイ黄色
10GN(1.3重量部)、及びパイラム社が供給する
桃色蛍光染料であるパイラクロム桃色(0.043重量
部)で調製する。主表示コートは、紫外線硬化性六官能
価ウレタンアクリレートであるエベクリル220(14
1重量部)を113.4g(4オンス)のガラスジャー
に加えることによって調製される。次いで、脂肪族フル
オロエステル界面活性剤、3M社が供給するFC430
のような、未硬化のシステムの良好な湿潤特性をキャッ
プに与えるのに使用される界面活性剤(0.214重量
部)、不透明性を与えるのに使用される二酸化チタニウ
ムのような白色顔料(0.214重量部)、上述の予混
合物(1.430重量部)、及びカボット社が供給する
カブオーシル(Cab-O-Sil) のような約2.4重量部の熱
分解法シリカを加える。この混合物をスパチュラでゆっ
くりと攪拌してシリカを閉じ込める。2.4重量部の熱
分解法シリカの追加の量を加え、混合物をコウエルブレ
ードで勢いよく攪拌するか或いは3ロールミル等による
ような他の方法で適当に混合する。得られた材料を黒色
の背景ベースコートを持つボタン閉鎖体に上文中で例1
に記載した方法に従って付けることができる。次いで、
表示コートを紫外線に当てることによって予硬化させる
ことができる。例えば、表示コートを硬化させるのに、
二つの30.48cm(12インチ)(200w/2.5
4cm)媒体圧力水銀蒸気ランプを収容したサンキュアフ
ォトキュア2785ラブ紫外線硬化ユニットを使用する
のがよい。表示コートは、約320nm乃至390nmの波
長範囲で(サンキュアユニットに全力で1×4572cm
/分(1×150ft/分))計測して約0.029J/cm
2 に当てることによって予硬化させることができる。オ
ーバーコート層を予硬化済みの表示コート上に付けるこ
とができる。例えば、ヘンケル社が供給するフォトマー
6060のような脂肪族ウレタンジアクリレートを使用
してアクレート化ウレタンオーバーコートを調製するこ
とができる。アクリレート化ウレタンを113.4g
(4オンス)のガラスジャー内に置き、ホットプレート
上で約7分間に亘って約2000Cで加熱し、そのとき、
アクレート化ウレタンは、ガラス製の攪拌棒で攪拌する
のに十分流体になっている。約10重量部のイソボルニ
ルアクリレート及び約2.5重量部のN−ビニルピロリ
ドンを順次加えて粘性を低くし、伸び率を改善し、硬度
を改善し、配合物の硬化速度を増大するのがよい。約1
重量部のイルガキュア184のような光イニシエータを
加え、成分をよく混合する。界面活性剤のような追加の
添加剤を加えてオーバーコート層に対する湿潤性及びス
クラッフ抵抗(scruff resistance) のような他の性質を
与えるのがよい。例えば、約0.2重量部の界面活性剤
を上述のオーバーコートの配合に加えて湿潤性及びスク
ラッフ抵抗をオーバーコートに与える。オーバーコート
は、表示コートを閉鎖体に付けるのに使用された方法と
同様の方法又は所望の結果を得るための多くの他の方法
で付けること等によって閉鎖体に付けることができる。
次いで、オーバーコートを、約320nm乃至390nmの
波長範囲で(サンキュアユニットの低出力で1×304
8cm/分(1×100ft/分))計測して約0.026
J/cm2 に当てることによって予硬化させることができ
る。閉鎖体を容器に付け、ボタンを下に引いた後、約3
20nm乃至390nmの波長範囲で(サンキュアユニット
の全力で5×1524cm/分(1×50ft/分))計測
して約0.518J/cm2 に更に当てることによって、表
示コートを非常に剛性の架橋結合したポリマーに完全に
硬化させることができる。紫外線で硬化させた表示コー
トが黒色の背景を持つベースコートとぴったりと接触し
ている場合には、変色システムは、表示コートを通して
見たとき、緑色に見える。変色システムの作動時には、
変色システムは、表示コートを通して見たとき、ベース
コートからの表示コートの分離により橙色に見える。
【0049】例5 芳香族ジアクリレートウレタン、ポリマーシステムス社
が供給するPES198の25重量部を500Cまで加熱
する。ヘンケル3016のようなビスフェノールAエポ
キシジアクリレートの25重量部を加熱した芳香族ジア
クリレートウレタンに加え、ヘンケル6022のような
架橋密度の増大するのに使用される六官能価芳香族ウレ
タンアクリレートの50重量部を加える。EM産業が供
給するダロカー1173のような光イニシエータの2重
量部及び不透明性を与えるのに使用される炭酸カルシウ
ムの2.5重量部を加える。更に、所望量の着色剤、好
ましくは着色した蛍光染料を加えるのがよい。配合物を
ボタン閉鎖体の暗色の背景を持つベースコートに付け、
上文中で例4に記載した手順に従って硬化させるのがよ
い。紫外線表示コートが黒色の背景を持つベースコート
とぴったりと接触している場合には、変色システムは、
表示コートを通して見たとき、第1色を有する。変色シ
ステムの作動時には、変色システムは、表示コートを通
して見たとき、ベースコートからの表示コートの分離に
より、第1色と異なる第2色を有する。
【0050】以上の例1乃至例5に記載した配合物は、
二段硬化システムの文脈で説明されているが、容器に取
付けられ且つ容器内の真空で下方に引かれたボタン閉鎖
体10上のベースコート34に付けること等によって、
こうした配合物を単一段階で硬化できるシステムで使用
することもできるということは理解されよう。こうした
単段階取付けでは、表示コート36には、化学硬化手
段、熱硬化手段、又は紫外線硬化手段のような、表示コ
ート36の樹脂を所望量だけ硬化させるのに十分な硬化
手段が加えられる。例6及び例7は、表示コート36の
別の例示の配合を示し、これらの配合は単段硬化を受け
易い。現在、これらの配合物は、閉鎖体10を容器に付
け、容器を密封し、ボタン24をそのダウン位置まで引
いた後、閉鎖体10のボタン領域24にパッケージング
工場で付けることができるものと考えられている。ボタ
ン24は暗色の背景及びエポキシエステルワニスベース
コートのようなベースコート34を所定位置に有する。
【0051】例6 ダウケミカル社が供給するDER332のようなビスフ
ェノールAのジグリシジンエーテルの62.5重量部及
びロームポーレンク社が供給するエピレッツ58005
のようなカルボキシル基を末端基とするブタジエンニト
リルゴム及びビスフェノールA型エポキシの40/60
の付加物の62.5重量部をこれらが均等に混合するま
で互いに混合する。粘性を低下させ且つ混合を補助する
ためこれらの材料を500Cまで僅かに加熱するのがよ
い。少量のバッチの混合を容易にするため、ガラス製の
攪拌棒を使用してもよい。次いで、ヘンケル社が供給す
るキャプキュア3−800のような選択されたアミンと
組み合わせてエポキシ樹脂を迅速に硬化させる。メルカ
プタン基を末端基とする液状ポリマーの2.5重量部
を、混合物に加え、よく混ぜる。次いで、ヘンケル社が
供給するキャプキュアEH30のような触媒及び硬化剤
として使用できる第三アミンの1.0重量部を加え、よ
く混ぜる。少量を混合した直後、約100mgの配合物を
密封されたキャップ(キャップの直径は、約5.08cm
(2インチ)である)のダウン状態のボタンの中央に存
在する黒色の背景エポキシエステルベースコート上に付
着させる。容器を回転させ、この際、材料を直径約1.
91cm(四分の三インチ)のディスク形状に拡げるのに
スパチュラの平らな端が使用される。次いで、表示コー
トを室温で24時間に亘って硬化させる。硬化すると、
表示コートは比較的透明であり、従って、ボタン領域は
表示コートを通して見たとき、黒色に着色されたベース
コートのため、黒色に見える。ボタンが上方に跳ね返
り、表示コートがベースコート及びコーティングに対す
るその接着を失ったとき、ボタン領域は、表示コートを
通して見たとき、乳白色に見える。
【0052】例7 珪酸ナトリウム、Na2SiO3 、の水溶液(バンコ41度ベ
リリウム溶液)の140重量部を予め混合した水溶性蛍
光染料溶液(フォーミュラブス社が供給する赤色及び黄
−緑色蛍光染料)の3重量部と混合する。濃縮染料を水
に加えて過飽和溶液をつくることによって染料溶液を調
製する。次いで、染料の予混合物を所定容積の珪酸ナト
リウムに色の必要とされる程度をつくりだすレベルで加
える。適正な色の強さは、好ましくは、表示コートが黒
色の背景を持つベースコートと接触している場合には明
らかな緑色をつくりだし、表示コートが黒色のベースコ
ートから剥層した場合には明らかな橙色又は黄色を提供
する強さである。50μ乃至100μ の珪酸ナトリウ
ム/染料溶液を注射器又は点滴器で黒色の背景を持つベ
ースコートが施された密封されたキャップのダウン状態
のボタンに付ける。溶液をガラス製の攪拌棒、スパチュ
ラ、又はドクターブレードで約1.91cm(四分の三イ
ンチ)の直径まで拡げる。次いで、キャップを約600C
まで加熱し水分を飛ばす。上述のように乾燥したとき、
変色システムは表示コートを通して見たとき、緑色に見
える。ボタンが跳ね返ったとき、ボタン表面と珪酸ナト
リウムの表示フィルムとの間に接着が失われ、これによ
って変色システムは、表示コートを通して見たとき、
(用いられる染料に応じて)黄色又は橙色に見えるよう
になる。
【0053】次に、本発明の変形例を示す図10、図1
1、及び図12を参照する。図10に示すように、本発
明のこの実施例では、全体に参照番号50を附したボタ
ン強化変色システムは、半透明の結合/剥離層56がベ
ースコート52と表示層54との間に介在させてある。
図3乃至図7に示す実施例と同様に、ベースコート52
は、着色剤を含んでいるか或いは半透明であり且つボタ
ン24上の着色した背景コート53に載っているかのい
ずれかであり、ベースコート52はボタン24の表面に
付着するように配合されており、ボタン24から分離す
ることなくボタン24とともに動く。表示層54は、透
明であり、固有の色彩を持っているか或いは着色剤を含
むように配合されている。本発明の原理によれば、表示
層54の色はベースコート52の有効色とは異なってい
る。
【0054】結合/剥離層56は、変色システム50を
備えた閉鎖体で密封された容器の一体性が損なわれる前
に、表示層54をベースコート52に有効なぴったりと
した接触関係で結合するため、表示層54とベースコー
ト52との間に介在されている。本発明の目的によれ
ば、結合/剥離層56は、表示層54とベースコート5
2とが有効なぴったりとした接触状態にある場合に、変
色システム50の知覚された色が、変色システム50を
構成する層の組み合わせた色の機能であるように、半透
明である。
【0055】表示層54は、図3乃至図7に示す本発明
の実施例の表示コート36について用いられた樹脂と同
様の樹脂でできているのがよく、又は表示層48は、色
付半透明プラスチックディスク又は着色済半透明プラス
チックフィルムのような予形成した着色済の半透明材料
でできているのがよいということは理解されよう。図1
0に描かれた本発明の実施例に示すように、表示層54
は、ボタン24がその上方に凸状になった形体にあると
き、結合/剥離層56上でボタン24に付けることがで
きる。ボタン24がそのアップ位置にあるときに表示層
54を付けることによって、変色システム50を閉鎖体
製造者の設備で閉鎖体に付けることができる。
【0056】本発明の原理によれば、結合/剥離層56
は、ボタン24が図11に示すような下方に凹状になっ
た真空が引かれた位置をとっているとき、表示層54と
ベースコート52とが有効なぴったりとした接触をし、
ボタン24が図12に示すようなその元の「アップ」位
置に跳ね返ったとき、表示層54がベースコート52か
ら不可逆的に分離するように、適切に配合され且つ閉鎖
体に付けられている。結合/剥離層56に適当な材料に
は、紫外線を当てること等によって崩壊させて接着性を
減少させ即ち弱めることのできる比較的高分子量のポリ
マーを含む光崩壊性接着剤が含まれる。崩壊の起こる前
には、ボタン24への変色システム50の取付け中及び
パッケージング中に真空を引く等によるボタン24の着
装中に表示コート54をベースコート52に十分に結合
するのに光崩壊性接着剤を使用することができる。紫外
線硬化性組成物を表示層54に使用し、光崩壊性接着剤
を結合/剥離層56に使用した場合には、光活性剤を表
示層54について(例えば、組成物の硬化を賦活する光
イニシエータ)、及び結合/剥離層56について(例え
ば、組成物の崩壊を賦活する光吸収剤)を使用するのが
望ましく、これらの光活性剤は、異なる波長又は機構で
活性化されるということは理解されよう。表示層54及
び結合/剥離層56について異なる光活性剤を使用する
ことは、表示層54に紫外線源を当てて表示層54を完
全に硬化するときに結合/剥離層56が早期崩壊を起こ
さないようにする上で特に望ましい。
【0057】図11は、閉鎖体10を容器に付け、容器
内の真空でボタン24をその凹状の位置まで下方に引い
た後の、変色システム50を備えた閉鎖体10を示す。
図11に概略に示すように、適当な紫外線源58による
紫外線に当てること等によって、光崩壊性結合/剥離層
56を崩壊させてその接着性を弱めることができる。例
えば、マサチューセッツ州レオミンスターのノバコー社
が供給する商業的に入手可能なエコライトPS−200
5のような光崩壊性ポリスチレン樹脂は、111000
Mn の開始分子量で特定の接着性を有し、12J/cm2 乃
至13J/cm2 の紫外線に当てた後、86000Mn の分
子量に崩壊し、その接着性がこれに付随して低下すると
いうことがわかっている。
【0058】図12に示すように、変色システム50を
有する閉鎖体10を容器から外し、端パネル12の下側
に加えられた真空を解放すると、ボタンはその元の位置
まで上方に跳ね返り、スナップ外れし、即ちポンと外れ
る。ボタン24のこの撓み作用は、弱くされた結合/剥
離層56の接着力を破壊するのに十分であり、これによ
って表示層54をベース層52から分離させる。図12
に示すように、結合/剥離層56の接着力がなくなった
ため、反射界面即ち反射障壁60が表示層54とベース
コート52との間につくりだされ、これにより変色シス
テム50が変色する。
【0059】図10乃至図12に示すように、及び図3
乃至図7に示す本発明の実施例におけるように、変色シ
ステム50は可撓性透明コート62を有するのがよく、
このコート62は、表示層54を閉鎖体10に対してシ
ールし、輸送中及び貯蔵中に変色システム50を保護
し、結合/剥離層が破損し表示コート54がベースコー
ト52から分離するときに表示層54が閉鎖体10から
落下しないようにするため、表示層54に付けられる。
【0060】本発明の幾つかの好ましくは実施例だけを
本明細書中に特定的に例示し且つ説明したが、添付の特
許請求の範囲に定義された本明細書の精神及び範囲から
逸脱することなく本明細書の変色システムに変更を加え
ることができるということは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の安全ボタンを有する、開封を明らかにす
る従来の閉鎖体の平面図である。
【図2】凸状になった「アップ」状態にあるボタンを備
えた閉鎖体の断面を示す図1の2−2線に沿った垂直横
断面図である。
【図3】表示コートの下に暗色に着色された基材コーテ
ィングを有する本発明の開封を明らかにするシステムの
細部を更に詳細に示す、図2の中央ボタン部分の拡大図
である。
【図4】表示コートがその部分硬化がなされるように処
理されている、図3と同様の拡大部分断面図である。
【図5】透明なカバー層の下の表示層の下に暗色に着色
された基材コーティングを有する、ボタン上に設けられ
た開封を明らかにするシステムの一実施例の別の細部を
示す、図3と同様の拡大部分断面図である。
【図6】閉鎖体を容器に付け、ボタンを容器内の真空で
変形させた後に本発明の開封を明らかにするシステムを
完全に硬化させる方法を示す概略断面図である。
【図7】閉鎖体を関連した容器から取外しボタンをその
「アップ」位置に撓ませて表示層を基材層から分離した
後のボタンの拡大部分断面図である。
【図8】特定の色を表示する、ボタンの平面図である。
【図9】ボタンの外観が別の色になった、図7の状態の
ボタンの平面図である。
【図10】透明なカバー層の下の表示層の下の結合/剥
離層の下の暗色の基材層を有する、ボタンに設けられた
開封を明らかにするシステムの一実施例の別の細部を示
す、図3と同様の拡大部分垂直断面図である。
【図11】図10に示す実施例の開封を明らかにするシ
ステムを、閉鎖体を容器に取付け且つボタンを容器内の
真空で変形させた後に着装する方法を示す概略断面図で
ある。
【図12】閉鎖体を関連した容器から取外しボタンをそ
の「アップ」位置に撓ませて結合/剥離層を壊し、表示
層を基材層から分離した後の図11のボタンの拡大概略
断面図である。
【符号の説明】
10 閉鎖体 12 端パネル 24 ボタン 32 ボタン変色システム 34 ベースコート 35 背景コート 36 表示コート 38 紫外線源 40 オーバーコート 42 紫外線源 44 界面 50 ボタン強化変色システム 52 ベースコート 53 背景コート 54 表示層 56 結合/剥離層 58 紫外線源 60 反射障壁 62 可撓性透明コート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハワード・ダーレル・イラー アメリカ合衆国イリノイ州60187,ホイー トン,ライオン・アベニュ− 503 (72)発明者 ブラッドレイ・シー・キス アメリカ合衆国イリノイ州60148,ロンバ ード,マグノリア・サークル 621 (72)発明者 ダニエル・ピー・バイアルカ アメリカ合衆国イリノイ州60441,ロック ポート,バッジャー・レーン 15549

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器が容器本体及び該容器本体に密封を
    なして取付けられた取外し自在の閉鎖体を有し、該閉鎖
    体は、密封状態表示領域が形成された可撓性端パネル部
    分を有し、前記密封状態表示領域は、前記端パネルに貯
    えられたエネルギを解放することにより密封表示位置か
    ら非密封表示位置まで撓み、前記密封状態表示領域は、
    効果的に暗色に着色された背景層、明色に着色された半
    透明の表示層、及び前記ベース層と前記表示層との間に
    介在された崩壊性結合/剥離層を有する、開封を明らか
    にする不可逆的変色システムを有し、これによって、前
    記可撓性端パネルが密封表示位置にある場合、前記崩壊
    性結合/剥離層が前記ベースコートと前記表示コートと
    を有効な互いにぴったりと接触した状態に維持し、その
    結果、前記変色システムは、前記表示層を通して見たと
    き、有効な第1色を持ち、前記可撓性端パネルがその非
    密封表示位置まで撓んだ場合、前記表示層が前記ベース
    層から分離し、前記変色システムは前記表示層を通して
    見たとき前記第1色と異なる第2色を持つ、閉鎖体。
  2. 【請求項2】 前記崩壊性結合/剥離層は光崩壊性であ
    る、請求項1に記載の閉鎖体。
  3. 【請求項3】 前記崩壊性結合/剥離層は光崩壊性ポリ
    マーである、請求項2に記載の閉鎖体。
  4. 【請求項4】 前記光崩壊性ポリマーは光崩壊性ポリス
    チレンである、請求項3に記載の閉鎖体。
  5. 【請求項5】 前記表示層は、半透明の着色プラスチッ
    ク製ディスクである、請求項1に記載の閉鎖体。
  6. 【請求項6】 前記変色システムは、前記ベース層から
    分離したときに前記表示層が前記閉鎖体から脱落しない
    ようにする透明なオーバーコートを更に有する、請求項
    1に記載の閉鎖体。
  7. 【請求項7】 前記変色システムは、前記表示層と前記
    オーバーコートとの間の結合を抑制する手段を前記表示
    層と前記オーバーコートとの間に更に有する、請求項6
    に記載の閉鎖体。
  8. 【請求項8】 前記手段は界面活性剤からなる、請求項
    7に記載の閉鎖体。
  9. 【請求項9】 前記可撓性端パネルがその非密封表示位
    置まで撓んだとき、前記表示層の前記ベース層からの分
    離を容易にする応力中心をつくりだすための手段を更に
    有する、請求項1に記載の閉鎖体。
  10. 【請求項10】 密封状態表示領域を持つ可撓性端パネ
    ルを有し、前記密封状態表示領域は前記端パネルに貯え
    られたエネルギの解放により密封表示位置から非密封表
    示位置まで跳ね返ることができる、閉鎖体で密封された
    容器の開封を明らかにするための方法において、(a)
    前記密封状態表示領域に暗色の背景を付ける工程と、
    (b)前記背景上に半透明のベースコートを付ける工程
    と、(c)半透明の明色に着色された液状の熱硬化性樹
    脂からなる表示コートを前記ベースコート上に付ける工
    程と、(d)前記熱硬化性樹脂を部分的に硬化させて、
    前記樹脂を、液体から付着性はないが可撓性の固体に転
    換する工程と、(e)透明なオーバーコートを前記部分
    的に硬化させた熱硬化性樹脂に付ける工程と、(f)前
    記閉鎖体を前記容器に付け、前記密封状態表示領域をエ
    ネルギが前記端パネルに貯えられた前記密封表示位置ま
    で跳ね返す工程と、(g)前記熱硬化性樹脂を完全に硬
    化させて前記樹脂を付着性はないが可撓性の固体から剛
    性の架橋結合したポリマーに転換する工程とを有し、こ
    れによって、前記背景、前記ベースコート、前記表示コ
    ート、及び前記オーバーコートが不可逆的変色システム
    を形成し、このシステムは、前記表示コートを通して見
    たとき、前記密封表示位置において第1色を有し、表示
    コートのベースコートからの分離により前記表示領域が
    前記非密封表示位置まで跳ね返った場合、前記表示コー
    トを通して見たとき、第2色を有する、方法。
  11. 【請求項11】 前記熱硬化性樹脂は、アクリレート化
    エポキシ、アクリレート化ウレタン、及び陽イオンで硬
    化したエポキシから成る群から選択される、請求項10
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ベースコートは表面の凹凸を有
    し、液状の前記表示コートは、前記表示コートの硬化時
    に前記ベースコートと前記表示コートとの間に機械的な
    相互係合が形成されるように前記液体樹脂が前記ベース
    コートの表面の凹凸に流入するように前記ベースコート
    に付けられる、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 界面活性剤を前記部分的に硬化させた
    熱硬化性樹脂上に付ける工程を、透明なオーバーコート
    を前記部分的に硬化させた熱硬化性樹脂上に付ける工程
    の前に更に有する、請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 端パネルを持つ閉鎖体において、前記
    端パネルは、包装状態を表示する撓み可能なボタンと、
    前記閉鎖体が容器に取付けられ且つ取り外されたことを
    永久的に表示するために前記ボタンに設けられた開封表
    示手段とを有し、前記開封表示手段は、前記ボタンの外
    側に結合された第1着色コーティング層と、前記第1着
    色コーティング層の外面に解除自在に結合された第2着
    色半透明層と、第2着色層の外側の透明オーバーコート
    層とを有し、前記層の前記色は、前記第1及び第2の着
    色層が互いにぴったりと接触している場合には一方の色
    を表し、前記第1及び第2の着色層が分離した場合には
    前記第2着色半透明層の色のみを表すように組み合わさ
    り、前記オーバーコート層は、前記第2着色層が前記第
    1着色層から分離した場合に前記第2着色層が前記閉鎖
    体から脱落しないようにする、閉鎖体。
  15. 【請求項15】 前記閉鎖体は容器に取付けられ、前記
    ボタンは適正に閉鎖された状態を表示するように撓まさ
    れ、前記第2着色層は、前記ボタンが撓まされるまで前
    記着色層が分離されていない状態に維持するのに十分に
    前記第1着色層に結合された熱硬化性樹脂を有する、請
    求項14に記載の閉鎖体。
  16. 【請求項16】 前記第2着色層は、珪酸ナトリウムか
    らなる、請求項14に記載の閉鎖体。
  17. 【請求項17】 前記第2着色層は、アクリレート化エ
    ポキシ、アクリレート化ウレタン、及び陽イオンで硬化
    したエポキシから成る群から選択される、請求項14に
    記載の閉鎖体。
  18. 【請求項18】 前記第1着色層は、暗色の背景上に付
    けられた半透明なベースコートを有し、前記半透明層に
    有効な暗色が備えられる、請求項14に記載の閉鎖体。
  19. 【請求項19】 前記ベースコートはエポキシエステル
    ワニスからなる、請求項18に記載の閉鎖体。
  20. 【請求項20】 前記第2着色層は蛍光着色剤で着色さ
    れている、請求項14に記載の閉鎖体。
  21. 【請求項21】 前記第1着色層と前記第2着色層との
    間に半透明な光崩壊性接着剤が介在されている、請求項
    14に記載の閉鎖体。
  22. 【請求項22】 前記第2着色層は予備成形した着色済
    みの半透明材料を有する、請求項21に記載の閉鎖体。
  23. 【請求項23】 前記第2着色層と前記オーバーコート
    層との間の結合を抑制する手段を前記第2着色層と前記
    オーバーコート層との間に更に有する、請求項14に記
    載の閉鎖体。
  24. 【請求項24】 前記手段が界面活性剤からなる、請求
    項23に記載の閉鎖体。
  25. 【請求項25】 前記第1着色層と前記第2着色層との
    分離を容易にする応力中心をつくりだすための手段を更
    に有する、請求項14に記載の閉鎖体。
  26. 【請求項26】 前記手段は、前記第1着色層内に含ま
    れた粒状物からなる、請求項25に記載の閉鎖体。
  27. 【請求項27】 前記手段は、前記第2着色層内に含ま
    れた粒状物からなる、請求項25に記載の閉鎖体。
  28. 【請求項28】 前記手段は、前記ボタン上に施された
    筋を有する、請求項25に記載の閉鎖体。
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