JPH0613593B2 - 改良されたプレポリマー組成物を主成分とするポリウレタンエラストマーの製造方法 - Google Patents

改良されたプレポリマー組成物を主成分とするポリウレタンエラストマーの製造方法

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JPH0613593B2
JPH0613593B2 JP60061001A JP6100185A JPH0613593B2 JP H0613593 B2 JPH0613593 B2 JP H0613593B2 JP 60061001 A JP60061001 A JP 60061001A JP 6100185 A JP6100185 A JP 6100185A JP H0613593 B2 JPH0613593 B2 JP H0613593B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は注型タイプのポリウレタン・エラストマー用の
改良されたプレポリマーの組成物の製造法にかかわり、
又、該プレポリマーを硬化剤と反応させることにより、
作業性を改善すると共にヒステリシス損をいちぢるしく
低減、改良せしめたポリウレタン・エラストマーの製造
方法にかかわる。
(従来の技術) 優れた機械的特性、耐摩耗性、耐油性などの特徴を持つ
ことにより、ロール、ベルト、ソリッドタイヤ等に広く
使用されているいわゆる注型ポリウレタン・エラストマ
ーにはMOCA(3,3′−ジクロロ−4,4′−ジア
ミノジフェニルメタン)を硬化剤に用いるTDI(トリ
レンジイソシアネート)プレポリマータイプ〔ポリテト
ラメチレンエーテルグリコール(以下、PTMEGと略
記する)、ポリエステルジオール、ポリオキシプロピレ
ングリコール(以下、PPGと略記する)等をポリオー
ルとして使用〕、が最も広く用いられている。
しかしこのタイプの注型ポリウレタン・エラストマーは
TDIとPTMEGとから当量比2.0で合成したプレポ
リマー(NCO 6.3重量%)をMOCAと反応硬化す
る場合、ポットライフが約10minと短く、注型作業がや
りにくいと指摘されていた。また得られたポリウレタン
・エラストマーはヒステリシス損が大きいため、これを
低減し、弾性特性を改良するよう要求されていた。
(発明が解決しようとする問題点) ポットライフの延長による作業性の改善とポリウレタン
・エラストマーのヒステリシス損の改良を目標とした。
これにより、作業しやすく、かつ取扱いが容易になると
共に、ヒステリシス損の改良によって高速・高荷重運転
に堪えるロールなどの需要に応ずることができた。
(問題を解決するための手段) ポットライフの延長およびヒステリシス損の減少のた
め、発明者らはプレポリマーの組成検討を行なった。
プレポリマーには最適条件で反応を行ったとしても未反
応で残存するTDIが1重量%を超えて含有するのが一
般であるため、これを可及的に低い値とするため、減圧
下に蒸留除去する方法を検討した。ヒステリシス損の改
善については異性体比の異なる各種TDIを用いてプレ
ポリマーを合成し、エラストマーの物性に与える影響を
検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は次の通りである。
2,6−異性体を1重量%を超えて含有する2,4−及び2,6
−トリレンジイソシアネートの混合物、とポリオールと
を、NCO基とOH基の当量比2.5以上5.0以下で反応さ
せたのち、減圧蒸留法にて、遊離のトリレンジイソシア
ネートを留去し、その含有量を1重量%以下として得ら
れることを特徴とする、2,6−トリレンジイソシアネー
トのイソシアネート基がプレポリマー末端イソシアネー
ト残基として含まれるプレポリマー組成物、 を主成分とし、硬化剤を他の成分となし、可塑剤、添加
剤および触媒の存在下、または非存在下に反応硬化せし
めることを特徴とするポリウレタンエラストマーの製造
方法。
遊離TDIを可及的に低い値に抑制することは、MOC
Aとの反応における硬化時間の延長に寄与する。
又、プレポリマーの末端イソシアネート基が2,6−異性
体の残基であるということは、この異性体残基を組成部
分とするエラストマーの構造がヒステリシス損の低減に
寄与するものと考えられる。
本発明における2.6−異性体を1重量%を超えて含有す
る2.4−及び2.6−TDI混合物とは2.6異性体1重量%を超
えて含有するすべてのTDIを示す。ポリオールはヒドロ
キシル基を2個以上有する化合物であって、例えば水、
エチレングリコール、プロピレン・グリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパンにプロピレンオキサイド
またはプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドを付
加重合してえたポリエーテル・ポリオール類;エチレン
グリコール、プロピレン グリコール、ブチレングリコ
ール、ヘキシレングリコールなどのアルキレングリコー
ル類;ポリテトラメチレンエーテルグリコール類、ポリ
カプロラクトンポリオール類およびポリエチレンアジペ
ートの如きポリエステルポリオール類の単独または混合
物を示す。これらポリオールの好ましい平均分子量の範
囲は200〜6,000である。
硬化剤には、芳香族ポリアミン類として前掲のMOCA
のほか、アニリンとクロルアニリンの任意の混合物とホ
ルムアルデヒドからえられるポリマー型ポリアミン、1
−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1
−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベンゼンが含
まれる。
可塑剤にはフタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、
フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジイソデシル(DID
P)、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル(DOA)、リン
酸トリクレジル(TCP)などの一般のもの、カップラー
にはシリコーン系カップラーとして例えばγ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシランが含まれる。
その他消泡剤、無機および有機充填剤を用いることがで
きる。触媒には有機金属触媒として、ジブチル錫ジラウ
レート、オクチル酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバ
ルト、ニッケルアセト・アセトネートなどが含まれる。
アミン触媒としてはN,N,N,′N′−テトラメチル−1,3−
ブタンジアミン、1,4−ジアザビシクロ−(2,2,2)−オ
クタン、ベンタメチル−ジエチレン・トリアミン、N,N
−ジメチルシクロヘキシルアミンが用いられる。また有
機カルボン酸として、アジピン酸、2−エチルヘキサン
酸およびオレイン酸が用いられる。
TDIとポリオールを反応してプレポリマーを製造する
に当っては、NCO/OHの当量比を2.5以上、5.0以下の範囲
で温度70〜100℃、約5時間で反応させる。プレポリマ
ーのNCOは220重量%である。
NCO/OHの当量比が5.0を超えた値では、目的とする組成
のプレポリマー以外に遊離で残存するTDIの含有量が
多いため、後段における減圧蒸留に多くの時間を要し、
プレポリマーの粘度変化の可能性があり好ましくない。
また当量比が2.5未満では減圧蒸留法にて、遊離のトリ
レンジイソシアネートを留去した後のプレポリマーの粘
度が高くなり可塑剤を添加したとしても取扱いおよび物
性の望ましいエラストマーを得るのはむずかしい。
減圧蒸留は温度80〜140℃、Hg圧2mm以下で行な
い、製造に当っては薄膜蒸留法により出来うる限りプレ
ポリマーの熱履歴を短時間にコントロールするのが望ま
しい。この目的の装置としてスミスの薄膜蒸留機が適し
ている。えられたプレポリマーは遊離TDIの含量1重
量%以下である。
末端TDI残基の分析は色材第45巻、第88頁(197
2)記載のNMR法により行なった。
注型・硬化は常法により行なった。減圧・脱泡したプレ
ポリマーと硬化剤を活性水素基/イソシアネート基の当
量比を0.8〜1.0にえらび、必要あれば、可塑剤、充填剤
および触媒を加え、室温乃至140℃で混合・注型およ
び硬化する。
(実施例) 次に実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明
する。
実施例1 内容1のガラス製反応器に2.6TDIと2.4TDIの混合物
(重量割合2.6体2.5重量%、2.4体97.5重量%)246g
(2.83当量)及び分子量1000のPTMEG(ポリテトラメチ
レンエーテルグリコール)497g(0.994当量)を装入し
た。
窒素気流下に、70℃で5時間加熱反応させ、NCO基
含有量10.0重量%、粘度3500cps/25℃のプレポリマー
AXを得た。プレポリマーAX、404gを10×10-3(mmH
g)の減圧下、100℃にて3時間攪拌しつつ、TDI
モノマーを除去した。留出TDIは39.5gとなった。得られ
たプレポリマーAのNCO基含有量は5.61重量%、粘度
は7500cps/25℃、遊離TDIモノマー含有量は0.2重量%で
あった。
NMR法により2,6−異性体残基はプレポリマーの末端に存
在することが判明した。
次にプレポリマーA150g(0.20当量)を80℃に加温し、
硬化剤のMOCAを25.5g(0.19当量)を120℃にて溶融
し、両者を攪拌混合し、100℃にて予熱されたモール
ドに注入し、100℃24時間後にシート状及びボタン状
の硬化物を得た。
JIS K−6301に基く物性試験結果を表1にまとめて
示した。
比較例1 内容1のガラス製反応器に2.6TDIと2.4TDIの混合物
(重量割合2.6体0.8重量%、2.4体99.2重量%)174g
(2当量)及び分子量1000のPTMEG500g(1当量)を装
入した。
窒素気流下にて70℃で5時間加熱反応させ、NCO基含
有量6.30重量%、粘度7500cps/25℃のプレポリマーAR
を得た。
遊離TDI含有量は2.0重量%であった。
プレポリマーARはNMRにより、2,6異性体残基はプレポリ
マーの末端に殆ど存在しないことが判明した。
次に実施例1と同じ方法にて、プレポリマー150g(0.22
当量)と硬化剤MOCA28.1g(0.21当量)から硬化物を得
た。
物性は表1にまとめて示した。
実施例2 内容1のガラス製反応器に2.6TDIと2.4TDIの混合物
(重量割合2.6体2.5重量%、2.4体97.5重量%)246g
(2.83当量)及び分子量1000のPPG(ポリプロピレング
リコール)497g(0.994当量)を装入した。
窒素気流下にて90℃で5時間加熱反応させ、NCO基含
有量10.1重量%、粘度6300cps/25℃のプレポリマーBX
を得た。
プレポリマーBX、404gを10×10-3(mmHg)の減圧
下、100℃にて3時間攪拌しつつ、TDIモノマーを除
去した。留出TDIは38.9gとなった。得られたプレポリマ
ーBのNCO基含有量は5.93重量%、粘度は25000cps/25
℃、遊離TDIモノマー含有量は0.3重量%であった。
NMR法により2,6−異性体残基はプレポリマーの末端に存
在することが判明した。
次にプレポリマーB150g(0.21当量)を80℃に加温し、
硬化剤のMOCA26.8g(0.20当量)を120℃にて溶融
し、両者を攪拌混合し、100℃にて予熱されたモール
ドに注入し、100℃、24時間後にシート状及びボタン
状の硬化物を得た。
JIS K-6301に基く、物性試験結果を表1にまとめて示し
た。
比較例2 内容1のガラス製反応器に2.6TDIと2.4TDIの混合物
(重量割合2.6体0.8重量%、2.4体99.2重量%)174g
(2当量)及び分子量1,000のPPG 500g(1当量)を装
入した。
窒素気流下にて90℃で5時間加熱反応させ、NCO基含
有量6.10重量%、粘度19,000cps/25℃のプレポリマーBR
を得た。
遊離TDI含有量は1.1重量%であった。
プレポリマーBRはNMRにより2,6異性体残基はプレポリマ
ーの末端に殆ど存在しないことが判明した。
次に実施例1と同じ方法にてプレポリマー150g(0.22当
量)と硬化剤MOCA28.1g(0.21当量)から硬化物を得
た。
物性は表1にまとめて示した。
実施例3 内容1のガラス製反応器に、2.6TDIと2.4TDIの混合物
(重量割合2.6体2.5重量%、2.4体97.5重量%)246g
(2.83当量)及び分子量1,000のエチレン・ブチレ
ンアジペート497g(0.994当量)を装入した。
窒素気流下にて70℃で5時間加熱反応させ、NCO基含
有量10.0重量%、粘度1,000cps/70℃のプレポリマーCX
を得た。
プレポリマーCX、404gを10×10-3(mmHg)の減圧
下、100℃にて3時間攪拌しつつ、TDIモノマーを除去し
た。留出TDIは39.0gとなった。得られたプレポリマーC
のNCO基含有量は6.01重量%、粘度は3,000cps/70℃、遊
離、TDIモノマー含有量は0.4重量%であった。
NMR法により2,6異性体残基はプレポリマーの末端に存在
することが判明した。
次にプレポリマーC150g(0.21当量)を80℃に加温し、
硬化剤のMOCA26.8g(0.20当量)を120℃にて溶融
し、両者を攪拌混合し、100℃に予熱されたモールド
に注入し、100℃24時間後にシート状及びボタン状
の硬化物を得た。
JIS K-6301に基く物性試験結果を表1にまとめて示し
た。
比較例3 内容1のガラス製反応器に2.6TDIと2.4TDIの混合物
(重量割合2.6体0.8重量%、2.4体99.2重量%)174g
(2当量)及び分子量1,000のエチレン・ブチレンアジ
ペート500g(1当量)を装入した。窒素気流下に、70
℃で5時間加熱反応させ、NCO基含有量6.05重量%、粘
度2,000cps/70℃のプレポリマーCRを得た。遊離TDI含有
量は1.5重量%であった。プレポリマーCRはNMRにより2,
6異性体残基はプレポリマーの末端に殆ど存在しないこ
とが判明した。
次に実施例1と同じ方法で、プレポリマー150g(0.22当
量)と硬化剤MOCA28.1g(0.21当量)から硬化物を得
た。
物性は表1にまとめて示した。
実施例4 内容1Lのガラス製反応器に2,6TDIと2,4TDIの混合物
(重量割合2,6体20重量%、2,4体80重量%)348g(4当
量)及び分子量1,000のPTMEG(ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコール)500gを装入した。
窒素気流下に、70℃で、5時間加熱反応させ、NCO
基含有量14.6重量%、粘度1,350cps/25℃のプレポリマ
ーDXを得た。
プレポリマーDX、404gを10×10-3(mmHg)の減圧
下、100℃にて3時間攪拌しつつ、TDIモノマーを除
去した。留出TDIは81.8gとなった。得られたプレポ
リマーDのNCO基含有量は6.24重量%、粘度は6,550c
ps/25℃、遊離TDIモノマー含有量は0.31重量%であ
った。
NMR法により2.6異性体残基はプレポリマーの末端に
存在することが判明した。
次にプレポリマーD150g(0.22当量)を80℃に加温し、
硬化剤MOCAを28.1g(0.21当量)を120℃にて溶融
し、両者を攪拌混合し、100℃にて予熱されたモールド
に注入し、100℃24時間後にシート状及びボタン状の
硬化物を得た。
JIS K-6301に基づく物性試験結果を表2にまとめて示し
た。
実施例5 内容1Lのガラス製反応器に、2,6TDIと2,4TDIの混合物
(重量割合2,6体35重量%、2,4体65重量%)392g(4.
5当量)及び分子量1,000のPTMEG(ポリテトラメ
チレンエーテルグリコール)500gを装入した。
窒素気流下に、70℃で、5時間加熱反応させ、NCO
基含有量16.2重量%、粘度1,100cps/25℃のプレポリマ
ーEXを得た。プレポリマーEX、404gを10×10
-3(mmHg)の減圧下、100℃にて3時間攪拌しつつ、T
DIモノマーを除去した。留出TDIは97.6gとなっ
た。
得られたプレポリマーEのNCO基含有量は、6.27重量
%、粘度は6,420cps/25℃、遊離TDIモノマー含有量
は0.35重量%であった。
NMR法により、2.6異性体残基はプレポリマーの末端
に存在することが判明した。
次にプレポリマーE150g(0.22当量)を80℃に加温し、
硬化剤MOCAを28.1g(0.21当量)を120℃にて溶融
し、両者を攪拌混合し、100℃にて予熱されたモールド
に注入し、100℃24時間後にシート状及びボタン状の硬
化物を得た。
JIS K-6301に基づく物性試験結果を表−2にまとめて示
した。
実施例6 内容1Lのガラス製反応器に、2,6TDIと2,4TDIの混合物
(重量割合2,6体50重量%、2,4体50重量%)435g(5当
量)及び分子量1,000のPTMEG(ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコール)500gを装入した。
窒素気流下に、70℃で、5時間加熱反応させ、NCO
基含有量17.7重量%、粘度870cps/25℃のプレポリマーF
Xを得た。
プレポリマーFX,404gを10×10-3(mmHg)の減圧
下、100℃にて3時間攪拌しつつ、TDIモノマーを除
去した。留出TDIは111.7gとなった。
得られたプレポリマーFのNCO基含有量は、6.31重量
%、粘度は6,700cps/25℃、遊離TDIモノマー含有量
は0.43重量%であった。
NMR法により、2.6異性体残基はプレポリマーの末端
に存在することが判明した。
次にプレポリマーF150g(0.23当量)を80℃に加温し、
硬化剤MOCAを29.4g(0.22当量)を120℃にて溶融
し、両者を攪拌混合し、100℃にて予熱されたモールド
に注入し、100℃24時間後にシート状及びボタン状の硬
化物を得た。
比較例4 内容1Lのガラス製反応器に、2,6TDIと2,4TDIの混合物
(重量割合2,6体35重量%、2,4体65重量%)174g(2当
量)、及び分子量1,000のPTMEG(ポリテトラメチ
レンエーテルグリコール)500gを装入した。
窒素気流下に、70℃で、5時間加熱反応させ、NCO
基含有量6.21重量%、粘度8,800cps/25℃のプレポリマ
ーDRを得た。遊離TDIモノマー含有量は3.5重量%で
あった。
NMR法により大部分の2.6異性体は両NCO基ともP
TMEGと反応しており、2.6異性体残基はプレポリマ
ーの末端に少量しか存在しないことが判明した。
次に、プレポリマーDR150g(0.22当量)を80℃に加温
し、硬化剤として、MOCAを28.1g(0.21当量)を120
℃にて溶融し、両者を攪拌混合し、100℃にて予熱され
たモールドに注入し、100℃24時間後にシート状及びボ
タン状の硬化物を得た。
JIS K-6301に基づく物性試験結果を表−2にまとめて示
した。
(発明の効果) 実施例は比較例に比して、いずれの場合においても、ポ
ットライフが延長しておりヒステリシス損が改良されて
いる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−26858(JP,A) 特開 昭58−52318(JP,A) 特開 昭56−57817(JP,A) 特開 昭55−52316(JP,A) 特開 昭55−36219(JP,A) 特開 昭54−43300(JP,A) 特開 昭51−54696(JP,A) 特開 昭50−67397(JP,A) 特公 昭46−2277(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2,6−異性体を1重量%を超えて含有する
    2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネートの混合物、と
    ポリオールとを、NCO基とOH基の当量比2.5以上5.0
    以下で反応させたのち、減圧蒸留法にて、遊離のトリレ
    ンジイソシアネートを留去し、その含有量を1重量%以
    下として得られることを特徴とする、2,6−トリレンジ
    イソシアネートのイソシアネート基がプレポリマー末端
    イソシアネート残基として含まれるプレポリマー組成
    物、 を主成分とし、硬化剤を他の成分となし、可塑剤、添加
    剤および触媒の存在下、または非存在下に反応硬化せし
    めることを特徴とするポリウレタンエラストマーの製造
    方法。
JP60061001A 1985-03-27 1985-03-27 改良されたプレポリマー組成物を主成分とするポリウレタンエラストマーの製造方法 Expired - Lifetime JPH0613593B2 (ja)

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