JPH0613586Y2 - パワ−出力素子の保護回路 - Google Patents

パワ−出力素子の保護回路

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JPH0613586Y2
JPH0613586Y2 JP4498285U JP4498285U JPH0613586Y2 JP H0613586 Y2 JPH0613586 Y2 JP H0613586Y2 JP 4498285 U JP4498285 U JP 4498285U JP 4498285 U JP4498285 U JP 4498285U JP H0613586 Y2 JPH0613586 Y2 JP H0613586Y2
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JP
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power
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勇治 西澤
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、PWMインバータ等に於いて相補的に用い
られるパワー出力素子に対する保護回路に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第2図は従来のインバータ回路を示す回路図である。図
に於いて1は主回路部、2は直流電源、3,4は直流電
源1の両極に接続された直流電源母線5,6間に相補的
に直列接続されたパワー出力素子としてのパワーMOS
FETであって、パワーMOSFET3はNチヤンネ
ル、パワーMOSFET4はPチヤンネルとなつてい
る。7は直流電源母線の配線インダクタンス、8はパワ
ーMOSFET3,4を駆動するゲート駆動回路であ
る。そして、このゲート駆動回路8は直列に接続された
電源9a,9bと、この電源9a,9bの両端間に相補
的に直列接続され、その接続中点から抵抗10を介して
パワーMOSFET3,4の各ゲートにゲート駆動信号
を供給するトランジスタ11,12と、外部入力信号を
絶縁してトランジスタ11,12のゲートに供給するホ
トカプラ13とによつて構成されている。14はパワー
MOSFET3,4の中点に接続された負荷、15はゲ
ート駆動回路8を構成するホトカプラ13の入力側にオ
ン・オフ信号を供給する制御回路である。そして、この
制御回路15は、PWM信号を発生するPWM信号発生
回路16と、異常判別信号AとPWM信号とを入力とす
るナンドゲート回路17および電源18を有している。
次に動作について説明する。まず、異常判別信号Aが
“H”レベルとなつて正常状態を示している場合には、
PWM信号発生回路16から出力されるPWM信号に応
じてナンドゲート回路17の出力信号が“H”,“L”
に変化する動作を繰り返すことから、これに応じてホト
カプラ13もオン・オフ動作を繰り返してその出力信号
をトランジスタ11,12のゲートに供給する。この場
合、トランジスタ11,12は相対構成となつているこ
とから、交互にオン・オフ動作を行ない、その出力信号
がゲート駆動信号としてパワーMOSFET3,4のゲ
ートに供給される。ここで、パワーMOSFET3,4
も相補構成となつていることから、相互にオン・オフ動
作を行なつて、負荷14をPWM制御によつて駆動す
る。
次に、異常判別信号Aが“L”となつて異常状態である
ことを示すと、ナンドゲート回路17の出力信号は
“H”状態を続けることから、ホトカプラ13もオフ状
態となる。この結果、トランジスタ11はオン状態を続
け、またトランジスタ12はオフ状態を続けることか
ら、ゲート駆動信号は“H”状態を続けてパワーMOS
FET3がオンでパワーMOSFET4がオフとなり続
ける。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のパワー出力素子を相補的に用いた回路は以上のよ
うに構成されていたので、例えばパワーMOSFET3
が導通破壊すると、パワーMOSFET4のオン時に短
絡状態が生ずることから、過大電流が流れて大事故を引
き起すとともに、パワーMOSFET4も破損してしま
う問題点があつた。また、ホトカプラはオフ時の信号伝
達がオン時に比較して極めて遅いことおよびゲート駆動
回路の遅れによつてホトカプラがオフしてからパワーM
OSFET4の入力電圧VGS2がV1〔V〕1に達するま
でに時間がかかることから、異常判別信号Aが“L”と
なつてもパワーMOSFETがオフするまでにかなりの
時間遅れが生じてしまう問題点があつた。更に、パワー
MOSFETに短絡電流が流れている時に、異常判別信
号Aが“L”になるとパワーMOSFET4のゲートと
ソース間に電源9aの出力V1〔V〕が大きな逆バイアス
として加わることから、このパワーMOSFET4が瞬
時にオフとなつて直流電源母線に流れていた過大電流I
DCが急激に減少する。しかし、直流電源母線には配線イ
ンダクタンス7を有することから、大きな誘起電圧 が生じてパワーMOSFETを破損する問題点があつ
た。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、相補接続されたパワーMOSFETに対する
ゲート駆動回路が1個であつても、異常時にパワーMO
SFETを2つともオフ制御することができるととも
に、伝送遅れが小さくかつ異常時にはパワーMOSFE
Tをゆつくりオフさせることが出来るパワー出力素子の
保護回路を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るパワー出力素子の保護回路は、各パワー
出力素子の入力回路に異常判別信号によつて駆動される
ホトカプラの出力側をそれぞれ接続してゲート駆動信号
を落すものである。
〔作用〕
この考案によるパワー出力素子の保護回路は、各パワー
出力素子の入力回路に接続される各ホトカプラが、異常
判別信号が異常状態を示す時にオンし、各パワー出力素
子の入力が零電位に近い電圧に落されることから、大き
な逆バイアス電圧が加わらずに、比較的ゆるやかにパワ
ー出力素子がオフされることになる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図はこの考案によるパワー出力素子の保護回路を示す回
路図であつて、第2図と同一部分は同一記号を用いてそ
の詳細説明を省略してある。図に於いて19,20は異
常判別信号Aを入力信号とするホトカプラであつて、そ
の出力側はそれぞれ抵抗21,22を介してパワーMO
SFET3,4のゲート・ソース間にそれぞれ接続され
ている。
この様に構成された回路に於いて、パワーMOSFET
3,4の経路に於いて短絡が生じて過大電流が流れてい
る時に、異常判別信号Aが“L”となつて異常状態を示
すと、電源18の出力が加えられているホトカプラ1
9,20が共にオンとなる。ここで、ホトカプラ19,
20はそれぞれ抵抗21,22を介してパワーMOSF
ET3,4のゲート・ソース間に接続されているため
に、オン状態になると出力端間が低インピーダンスとな
つてゲートをソース電位に落すことになる。この結果、
ゲート・ソース間電圧VGS1およびVGS2が零電圧近くに
低下するために、パワーMOSFET3,4は共にオフ
となる。そして、この場合に於けるパワーMOSFET
3,4のオフ動作は、従来の場合に比較してゆるやかな
変化することから、直流電源母線5,6を流れる過大電
流IDCの減少率も小さなものとなる。この結果、直流電
源母線の配線インダクタンス7によつて発生される誘導
起電力 も従来に比較して大幅に小さくなることから、この誘起
起電圧によるパワーMOSFET3,4の破損が防止さ
れることになる。また、ホトカプラのオン時に於ける伝
送遅れ時間が少ないこと、およびホトカプラの出力側が
パワーMOSFETに直接接続されてゲート駆動回路8
内の遅れが作用しないことから、異常判別信号Aが
“L”となつて異常状態を示してから、パワーMOSF
ET3,4のゲートにオフ制御が加えられるまでの遅れ
時間が極めて少ないものとなる。
なお、上記実施例に於いては、パワー出力素子としてパ
ワーMOSFETを用いた場合について説明したが、パ
ワートランジスタ等の他のパワー出力素子を用いても良
いことは言うまでもない。また、ホトカプラ19,20
の出力側に接続した抵抗21,22は、場合によつては
不用とするものである。
〔考案の効果〕
以上のようにこの発明によれば、パワー出力素子のゲー
トに異常判別信号によつてオンとなることにより、ゲー
ト電位を下げるゲート遮断用のホトカプラを接続したも
のであるために、過電流が流れている場合にオフさせて
も、比較的ゆるやかに過電流をオフさせることができ、
これに伴なつてオフ時に発生する誘起起電圧を小さくす
ることによりパワー出力素子の保護が行なえる。また、
オフ制御は、ホトカプラを介してパワー出力素子のゲー
トに直接作用することから、信号遅れが除去されて迅速
なオフ制御が行なえる等の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるパワー出力素子の保
護回路を示す回路図、第2図は従来のパワー出力素子の
保護回路を示す回路図である。 3,4はパワーMOSFET、8はゲート駆動回路、1
9,20はホトカプラ。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源母線間に相補的に直列接続された
    互いに異なる極性のパワー出力素子と、外部入力信号を
    絶縁して前記パワー出力素子のゲートに供給するゲート
    駆動回路と、出力側をそれぞれ前記パワー出力素子のゲ
    ート・ソース間に接続し入力側をそれぞれ直列に接続し
    てその一端を電源に接続し他端に異常判別信号を供給す
    るホトカプラとを備えたパワー出力素子の保護回路。
JP4498285U 1985-03-29 1985-03-29 パワ−出力素子の保護回路 Expired - Lifetime JPH0613586Y2 (ja)

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JP4498285U JPH0613586Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 パワ−出力素子の保護回路

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Publication Number Publication Date
JPS61162258U JPS61162258U (ja) 1986-10-07
JPH0613586Y2 true JPH0613586Y2 (ja) 1994-04-06

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