JPH06135849A - 心臓組織・細胞の損傷・破壊に対する予防・治療剤 - Google Patents

心臓組織・細胞の損傷・破壊に対する予防・治療剤

Info

Publication number
JPH06135849A
JPH06135849A JP4322190A JP32219092A JPH06135849A JP H06135849 A JPH06135849 A JP H06135849A JP 4322190 A JP4322190 A JP 4322190A JP 32219092 A JP32219092 A JP 32219092A JP H06135849 A JPH06135849 A JP H06135849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ester
fts
group
heart
administration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4322190A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Awaya
昭 粟屋
Akira Kobayashi
昶 小林
Tsutomu Kamiyama
勉 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP4322190A priority Critical patent/JPH06135849A/ja
Publication of JPH06135849A publication Critical patent/JPH06135849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】アミノ酸:pGlu−Ala−Lys−Ser
−Gln−Gly−Gly−Ser−Asnを有するノ
ナペプチド又は、そのC末端のアスパラギンのカルボキ
シル基におけるエステル、アミド又はそれら各化合物の
薬学的に許容し得る塩又はそれら各化合物と金属との結
合物を有効成分として含有する。 【効果】上記化合物は心臓組織・細胞の損傷・破壊およ
び心臓機能の低下に対する予防・治療剤として有効であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間用又は動物用の新
規な医薬に関するものであり、さらに詳しく言えば、外
来異物・薬物による心臓組織・細胞の損傷・破壊および
それらによる傷害に対し、予防、治療するのに有用な藥
剤に関する。
【0002】
【背景技術】心臓は動物生体の中枢器官の1つであり、
外来異物による心臓組織・細胞の損傷・破壊および心臓
機能の低下は重大・危急である。各種心臓病薬、血圧調
節薬、向精神薬、抗菌・抗ウイルス剤・抗生物質、抗癌
剤等の化学療法剤ほかによる薬物療法、また、先天的・
遺伝的な心臓損傷あるいは細菌・ウイルスの感染、放射
線照射等による心臓組織・細胞の損傷・破壊や心臓の機
能低下から心臓を防護し、それらによる傷害を治療する
ための薬剤の開発が望まれてきている。しかしながら、
そのような薬剤はこれまでに提供されていない。。ま
た、各種の要因による、あるいは要因不明の種々の心筋
炎、心筋症、心内・外膜炎等について、これらを予防・
治療する薬剤として、特異的に有効なものはなく、新た
な人間用または動物用の医薬の開発が期待されている。
【0003】薬物投与により惹起される心臓組織・細胞
の損傷・破壊および心臓機能の低下等の副作用を防護し
得る予防・治療剤の開発は、薬物療法においてヒトある
いは動物に使用し得る薬剤の投与量を増量することを可
能とし、各種の心臓病、高血圧、低血圧、各種の感染
症、癌、免疫疾患、代謝病ほか各種疾患の薬物療法また
心臓移植などにおける治療効果を更に高めることを可能
にするので、極めて重要なことである。
【0004】
【発明の開示】本発明者らは、生体に本来存在する生体
防御能を増強するような薬剤を開発することを目的とし
て、安全性の高い天然由来の各種ペプチド類につき、心
臓組織・細胞の損傷・破壊および心臓機能の低下等を防
護するための予防・治療剤として有用な物質を鋭意探索
した結果、血清胸腺因子(Facteur thymi
que serique、以下FTSと略記する)とし
て知られるノナペプチドおよびその誘導体又はそれらの
塩類又はそれら各化合物と金属との結合物がキニジン等
各種抗不整脈剤等心臓病薬、降圧剤、昇圧剤、抗凝固
剤、甲状腺ホルモン、インスリン、ビタミンD、エタノ
ール、イミプラミン等向精神薬、抗生物質、アドリアマ
イシン、5−FU、サイクロホスファミド等抗癌剤など
を投与されたマウス、ラット、ハムスター、スナネズ
ミ、モルモット、ウサギ、イヌ、サル、バブーンに惹起
される心臓組織・細胞の損傷・破壊および心臓機能の低
下を防護し、これらの傷害を予防・治療すること、さら
にはこれらを原因とする動物の死亡を阻止することを見
出した。
【0005】また細菌、ウイルスの感染、放射線照射等
によるマウス、ラット、ハムスター、スナネズミ、モル
モット、ネコ、イヌ、ニワトリ、七面鳥等の心臓組織・
細胞の損傷・破壊および心機能の低下あるいは先天的
に、自然に発症するこのような症状を防護し、傷害を予
防・治療することさらにはこれらを原因とする動物の死
亡を阻止することを見出した。本発明はかかる知見に基
づいてなされたものであり、各種薬剤の生体投与、細菌
・ウイルスの感染、放射線照射等により惹起される心臓
の傷害を防護するための予防・治療剤を提供するもので
ある。 更に本発明は、心臓の虚血時また虚血後の再灌
流時におこる組織・細胞の損傷・破壊および心臓機能の
低下あるいは先天的、自然発生的心臓障害の悪化を防護
する予防・治療剤を提供するものである。更に本発明
は、心臓移植手術の際の心臓保存中に生じる組織・細胞
の傷害、心臓の機能低下を防護する方法を提供するもの
である。
【0006】本発明者らは先にFTSとして知られるノ
ナペプチドが多発性硬化症、ギラン・バレー症候群、炎
症性神経炎、多発性神経炎などや他の免疫性脱髄疾患な
どの免疫不全を伴う各種疾患の治療剤として、また老化
防止、細胞賦活、老人病予防・治療のための薬剤として
好適であることを見出し、このような治療剤を提供した
(特開昭58−52225、特開平1−31632
8)。ここに、FTSとして知られるノナペプチドが、
薬剤投与、放射線照射、細菌・ウイルス感染、虚血、心
臓移植等による心臓障害たとえば、種々の心筋炎、心筋
症、心内・外膜炎、狭心症、心不全、心筋梗塞、川崎病
等々の疾患を防護するための予防、治療効果を有すると
いう事実はまた心臓移植手術の際、心停止液にノナペプ
チドを添加することにより心臓の傷害を低減できるとい
う事実は、従来技術からは全く予期し得ないことであ
り、本発明者らによって初めて見出されたことである。
【0007】本発明は、下記のアミノ酸配列 pGlu−Ala−Lys−Ser−Gln−Gly−
Gly−Ser−Asn を有するノナペプチド又は、そのC末端のアスパラギン
のカルボキシル基におけるエステル、アミド又はそれら
各化合物の薬学的に許容し得る塩又はそれら各化合物と
金属との結合物を有効成分として含有することを特徴と
する心臓組織・細胞の損傷・破壊および心臓機能の低下
に対する予防・治療剤を提供するものである。
【0008】本発明において使用される前記のノナペプ
チドは公知物質であって、通常ペプチド合成に慣用され
ている液相又は固相におけるペプチド合成法により、困
難なく製造することができる(製造方法については、、
詳細には、特開昭54−16425号公報、USP4,
301,065に記載されている)。あるいはまた、こ
のノナペプチドは、遺伝子工学的、細胞工学的手法によ
っても調製することができる。
【0009】本発明において使用される前記のノナペプ
チドのC末端のアスバラギンのカルボキシル基における
エステルは、薬学的に許容し得るカルボン酸のエステル
類であり、その例としては、メチルエステル、エチルエ
ステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、n
−ブチルエステル、イソブチルエステル、tert−ブ
チルエステル、n−ペンチルエステル、イソペンチルエ
ステル、ネオペンチルエステル、tert−ペンチルエ
ステル、n−ヘキシルエステル、sec−ヘキシルエス
テル、ヘプチルエステル、オクチルエステル、sec−
オクチルエステル、tert−オクチルエステル、ノニ
ルエステル、デシルエステル、ウンデシルエステル、ド
デシルエステル、トリデシルエステル、テトラデシルエ
ステル、ヘキサデシルエステル、オクタデシルエステ
ル、ノナデシルエステル、エイコシルエステル、シクロ
ペンチルエステル、シクロヘキシルエステル、シクロヘ
プチルエステル、シクロオクチルエステル、アリルエス
テル、イソプロペニルエステル、ベンジルエステル、o
−、m−、又はp−クロルベンジルエステル、o−、m
−、又はp−フルオルベンジルエステル、o−、m−、
又はp−ブロムベンジルエステル、o−、m−、又はp
−ヨードベンジルエステル、o−、m−、又はp−メチ
ルベンジルエステル、o−、m−、又はp−エチルベン
ジルエステル、o−、m−、又はp−イソプロピルベン
ジルエステル、シンナミルエステル、アミノエチルエス
テル、o−、m−、又はp−アミノベンジルエステル、
o−、m−、又はp−ニトロベンジルエステル、o−、
m−、又はp−メトキシベンジルエステル、o−、m
−、又はp−エトキシベンジルエステル、o−、m−、
又はp−アミノフエネチルエステル、α−フルフリルエ
ステル、α−チエニルメチルエステル、α−ピリジルメ
チルエステル、α−ピリジルエチルエステル、ピペリジ
ノメチルエステル、α−ピペリジルメチルエステル、モ
ルホリノエチルエステル、α−モルホリニルメチルエス
テルなどがあげられる。
【0010】また、本発明において使用される前記のノ
ナペプチドのC末端のアスパラギンのカルボキシル基に
おけるアミドは、薬学的に許容し得るカルボン酸のアミ
ド類であり、その例としては、アミド、メチルアミド、
エチルアミド、プロピルアミド、イソプロピルアミド、
n−ブチルアミド、イソブチルアミド、tert−ブチ
ルアミド、n−ペンチルアミド、イソペンチルアミド、
ネオペンチルアミド、tert−ベンチルアミド、n−
ヘキシルアミド、sec−ヘキシルアミド、ヘプチルア
ミド、オクチルアミド、sec−オクチルアミド、te
rt−オクチルアミド、ノニルアミド、デシルアミド、
ウンデシルアミド、ドデシルアミド、トリデシルアミ
ド、テトラデシルアミド、ヘキサデシルアミド、オクタ
デシルアミド、ノナデシルアミド、エイコシルアミド、
シクロペンチルアミド、シクロヘキシルアミド、シクロ
ヘプチルアミド、シクロオクチルアミド、アリルアミ
ド、イソプロペニルアミド、ベンジルアミド、o−、m
−、又はp−クロルベンジルアミド、o−、m−、又は
p−フルオルベンジルアミド、o−、m−、又はp−ブ
ロムベンジルアミド、o−、m−、又はp−ヨードベン
ジルアミド、o−、m−、又はp−メチルベンジルアミ
ド、o−、m−、又はp−エチルベンジルアミド、o
−、m−、又はp−イソプロピルベンジルアミド、シン
ナミルアミド、アミノエチルアミド、o−、m−、又は
p−アミノベンジルアミド、o−、m−、又はp−ニト
ロベンジルアミド、o−、m−、又はp−メトキシベン
ジルアミド、o−、m−、又はp−エトキシベンジルア
ミド、o−、m−、又はp−アミノフエネチルアミド、
α−フルフリルアミド、α−チエニルメチルアミド、α
−ピリジルメチルアミド、α−ピリジルエチルアミド、
ピペリジノメチルアミド、α−ピペリジルメチルアミ
ド、モルホリノエチルアミド、α−モルホリニルメチル
アミド、メトキシカルボニル−(α−メルカプトメチ
ル)メチルアミド、エトキシカルボニル−(α−メルカ
プトメチル)メチルアミドなどがあげられる。
【0011】また、前述の薬学的に許容し得る塩として
は、前記のノナペプチドのアミノ基における酸付加塩お
よびカルボキシル基における塩基塩があげられる。酸付
加塩としては、有機酸又は無機酸との各塩があげられ、
それらの例としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン
酸、トリフルオロ酢酸、酒石酸、フマル酸、りんご酸、
マレイン酸、しゅう酸、ナフトエ酸などのカルボン酸と
の塩、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナ
フタレンスルホン酸などのスルホン酸との塩、塩酸、硫
酸、硝酸、リン酸などの無機酸との塩、があげられる。
【0012】上記の塩基塩としては、無機塩基との塩す
なわち、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩、あるいは有機塩基との塩すなわち、アミンと
の塩があげられ、それらの例としては、リチウム塩、ナ
トリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム
塩、トリエチルアミン塩、エタノールアミン塩、トリス
塩、ジシクロヘキシルアミン塩などがあげられる。
【0013】前記の各化合物と金属との結合物における
金属としては亜鉛、鉄、マグネシウム、コバルト、ニッ
ケル、クロム、金、ゲルマニウム、ガリウム、カリウ
ム、カルシウム、アルミニウム、銅、マンガン、セレン
などの1価、2価、3価、4価の金属が例示される。
【0014】本発明に係わる心臓組織・細胞の損傷・破
壊、心臓機能の低下等の障害の予防・治療剤は、その剤
型に応じて通常慣用の製剤手段を用いて調製される。す
なわち、上記のノナペプチドならびにそのエステル又は
アミド誘導体もしくはそれらの塩類又はそれら各化合物
と金属との結合物から選ばれた有効成分物質を、適宜、
薬学的に許容し得る担体、賦形剤、希釈剤などを用い
て、適当な剤形に調製する。剤形は外用、経口投与、非
経口投与等々の投与経路に適した種々の剤形とすること
ができる。
【0015】本発明に係わる心臓組織・細胞の損傷・破
壊、心臓機能の低下等の障害の予防・治療剤の効果は下
記の如き試験により確認されている。
【0016】すなわち、マウス、ラット、ハムスター、
スナネズミ、モルモット、イヌ、サル、バブーン等哺乳
動物を用い、これらの動物に対し、ジギタリス等の強心
剤、ベラパミル等の心不全用剤、各種の抗不整脈用剤、
降圧剤、昇圧剤、クロルプロマジンや三環系抗うつ剤等
の向精神薬、イソプロテレノールのような鎮暈剤、エピ
ネフリンやノルエピネフリンのような副腎ホルモン剤、
抗菌剤、抗ウイルス剤などの抗生物質、アドリアマイシ
ン、ダウノマイシンおよびこれら同族類の抗癌剤さらに
その他の抗癌剤の所定量を経口あるいは非経口で投与
し、一定期間経時的に血液検査、尿検査などを行い、心
臓逸脱酵素のクレアチンホスフォキナーゼ(CPK)、
ラクテートデヒドロゲナーゼ(乳酸脱水素酵素、LD
H)、α−ヒドロキシブチリックデヒドロゲナーゼ(α
−ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ、HBD)、またミ
オシン軽鎖、キヌレニン、組織トロンボプラスチン、カ
ルシウムなどを測定し、その際、上記のノナペプチドの
所定量をこれら薬剤の投与に先立って、あるいは投与直
後から、連日あるいは隔日に、所定の期間、腹腔内注
射、皮下注、筋注、静注、経口などの各種の投与ルート
で投与し、対照群とノナペプチド投与群との間の血液、
尿検査値、体重測定値さらには生存率などを比較・観察
した。
【0017】またX線やγ線などの放射線を照射したマ
ウス等、また脳・心筋ウイルス(encephalom
ycarditis virus)、エンテロウイルス
(enterovirus)、コクサッキーウイルス
(Coxsackie virus)、パルボウイルス
(parvo virus)などを感染させたマウス、
ラット、イヌ等、また心筋症を自然発症するマウス、ゴ
ールデン・シリアンハムスター、七面鳥等、さらに心臓
を傷害する各種ウイルスの感染したネコ、イヌ、ニワト
リなど、さらにまた自己免疫性の心筋炎、心筋症を惹起
させたマウス、ラット、モルモットなどを実験動物とし
て用意し、上記と同様の試験を行った。
【0018】これらの試験結果によると、対照群マウ
ス、ラット、ハムスターに関しては、薬剤の投与量の増
加に応じて、あるいは心筋炎、心筋症の発症に従い、心
臓組織損傷・破壊の程度が増し、心臓逸脱酵素の量の増
大あるいは減少が一定の期間認められ、更には死亡に至
るものが現れるのに対して、ノナペプチド投与群におい
ては、心臓逸脱酵素の量の増大あるいは減少が抑制され
るか、あるいは、正常化すること、さらに死亡を阻止す
ることが認められた。
【0019】一方、心臓機能を電気生理学的に検討する
ことによっても、また各動物の心臓採取による組織の生
化学的検査(Ca量、組織トロンボプラスチン、アクト
ミオシン−ATPアーゼ活性などの測定)を行うことに
よっても、ノナペプチド投与群において各パラメーター
は、対照群に比べて、正常コントロール動物に近いか正
常化した値をとることが示された。さらに心臓を虚血に
したラット、イヌにおいて、再灌流し、その時の心機能
の回復の状況およびCPK,LDH、HBD、ミオシン
軽鎖、キヌレニン、組織トロンボプラスチン、Caなど
を測定すると、前記のノナペプチド投与群には大動脈血
流の増量、心臓逸脱酵素の正常化が認められた。また、
心臓標本の組織化学的病理学的検査においても、ノナペ
プチド投与群には、正常化が認められた。
【0020】本発明に係わる薬剤における有効成分物
質、ノナペプチドの毒性を検討するため、マウスに対
し、有効成分物質100mg/kgを連日14日間皮下
投与したが外見的異常は何ら認められなかった。また、
ラットに対し、上記有効成分物質30mg/kg連日2
1日間、皮下投与したが、外見的にも血清生化学的にも
異常は認められず、また、病理解剖を行った結果でも、
何ら異常は認められなかった。このように、本発明に係
わる薬剤は、きわめて毒性の少ない安全な薬剤であり、
長期間投与することが可能である。
【0021】本発明に係わる薬剤を投与することができ
る対象動物としては、例えばヒトをはじめとし、ウシ、
ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウサギ、イヌ、ネコなどの
家畜、ライオン、ゾウ、キリン、クマ、ゴリラ、サル、
チンパンジーなどの動物園等で飼育されている哺乳類動
物、マウス、ラット、ハムスター、スナネズミ、モルモ
ットほか種々の実験動物、ニワトリ、七面鳥などの家禽
類、ペット用の鳥類、爬虫類、両棲類、魚類などがあげ
られる。
【0022】その投与量はこれら動物の体重1kgあた
り通常、0.1μg〜500mg/日で、これらは、例
えば、1日1回〜6回に分割投与してもよく、また投与
対象動物の年齢、病状などにより適宜投与量を増減する
ことができる。その投与経路は特に限定されないが、静
脈内、筋肉内、皮内、皮下いずれの経路によっても注射
投与することができる。また、軟膏剤を調製することに
より、眼部、口腔内、鼻腔内、皮膚などに塗布すること
ができ、坐薬やゼリー剤、点眼剤、点鼻剤、鼻口腔吸収
剤、エアロゾル剤、噴霧剤、経口剤などとして投与する
こともできる。
【0023】前記の有効成分物質の生体内での急速な分
解あるいは不活性化を阻止するために、前記の有効成分
物質を適当な製剤成分、たとえば、アルコール性物質、
レシチンなどの油性、脂肪性の生理的に無害な固体また
は液体の材料あるいはそれらの懸濁物、リポソームなど
を用いて製剤とし長時間活性が持続する製剤とすること
もできる。
【0024】本発明に係わる薬剤は、他の薬剤、たとえ
ば免疫賦活剤等 biological rspons
e modifierや各種の心臓病薬、血圧調節薬、
化学療法剤などとともに投与することができ、また、こ
れらを製剤中に添加し、合剤として臨床効果を高めるこ
ともできる。
【0025】以下に実施例および実験例を記載し、本発
明をより詳細に説明するが、本発明はこれら各例によっ
て限定されるものではない。以下の各実施例、実験例に
おいて、前記のノナペプチドをFTSと略記する。
【0026】
【実施例】
実施例1 注射用バイアル製剤 FTS・CHCOOH・2HO(三井製薬工業社
製)1mgを蒸留水に溶解し、除菌ロ過し、バイアル内
に充てんし、凍結乾燥した。
【0027】実施例2 注射用アンプル製剤 FTS・CHCOOH・2HO(三井製薬工業社
製)5mgを生理食塩水に溶解し、除菌ロ過し、アンプ
ル内に充てんした。
【0028】実施例3 皮下注射用注射剤 FTS・CHCOOH・2HO(三井製薬工業社
製)を単位投与量あたり2mgを2%カルボキシメチル
セルロースPBS(リン酸緩衝生理食塩水)溶液中に懸
濁し、大豆ホスフアチドからなるLipomal(Hu
htamakiOy/Leiras Pharmace
uticals社製)あるいは静脈用水中油型乳濁液で
あるIntralipid(Cutter Labor
atories社製)と混合した。Lipomalを用
いる場合は、FTS溶液PBS溶液とLipomalは
等量ずつ混ぜ合わせた。Intralipidを用いる
場合は、FTS溶解PBS溶液2.5ml、Tween
80(Sigma Chemicals社製)0.1
ml及びIntralipid4.6mlを混ぜ合わせ
た。
【0029】実施例4 リポソーム製剤 リポソーム製剤には、電荷の異なる3種類があり、それ
らが、更に構造上から、4種類に分類される。電荷は中
性、陽性、陰性の3種であり、構造的には多重層リポソ
ーム(MLV、multilamellar vesi
cle)、小さな一枚膜リポソーム(SUV、smal
l unilamellar vesicle)、およ
び大きな一枚膜リポソーム(LUV、large un
ilamellar vesicle)、更にLUVに
近似の構造を有しながら数枚膜のもの(REV、rev
erse−phase evaporation ve
sicle)の4種類が知られている。
【0030】 FTS封入中性電荷リポソーム ホスフアチジルコリン類、スフインゴミエリン等のリン
脂質、およびコレステロールのクロロホルム溶液をモル
比2:1、4:1、あるいは1:1となるように混合
し、一旦溶媒を減圧留去したものに、脂質量に対し1/
100〜1/1000当量のFTSのPBS(リン酸緩
衝生理食塩水)溶液を添加し、Vortex mixe
rにて十分混和すると、MLVが得られた。
【0031】更に、リン脂質の相転移温度(Tc)以上
で超音波処理することによりSUVが得られた。
【0032】得られたSUVに塩化カルシウム水溶液を
加え、37℃で1時間インキュベートして融合させた
後、EDTAを添加し、37℃で30分間インキュベー
トしてCa++を除くと、LUVが得られた。
【0033】REVの調製は次のとおりにして行った。
脂質のクロロホルム溶液から溶媒を減圧留去した後、ジ
エチルエーテルを適当量加えて充分に溶解したものに、
FTSのPBS溶液を加え、超音波処理し、均一な単相
の溶液とし、得られた溶液を室温にて減圧濃縮した後、
PBS溶液を加えVortexmixerにて充分に混
和することにより、REVが得られた。
【0034】 FTS封入陽性電荷リポソーム 脂質の構成成分が異なるだけで、調製方法は上記の中性
電荷リポソームの場合と同様である。
【0035】ホスフアチジルコリン類、スフインゴミエ
リン等のリン脂質、コレステロール、およびステアリル
アミン等の陽性電荷の高級脂肪族アミンをモル比で7:
2:1又は4:1:1で混合して、脂質成分とし、同様
の方法でFTSを封入した。
【0036】 FTS封入陰性電荷リポソーム ホスフアチジルコリン類、スフインゴミエリン等のリン
脂質、コレステロールおよびジセチルホスフエート、ス
ルフアチド等の陰性電荷の高級脂肪族エステル等をモル
比で7:2:1又は4:1:1で混合して、脂質成分と
し、上記と同様の方法でFTSを封入した。
【0037】実施例5 軟膏剤 FTS・CHCOOH・2HO(三井製薬工業社
製)2mgを精製水に溶解した。次に白色ワセリン25
g、ステアリルアルコール20g、HCO−604gお
よびモノステアリン酸グリセリン1gをとり、混和して
予め調製したプロピレングリコール12g、パラオキシ
安息香酸メチル0.1g、パラオキシ安息香酸プロピル
0.1gの水溶液(FTS含有)を加えて充分に混和
し、乳液とした後、冷却して固化するまで混和操作を続
けて軟膏剤を調製した。
【0038】実施例6 坐剤 FTS・CHCOOH・2HO(三井製薬工業社
製)10mgを予め加温したハードファットに分散し、
全量を2gとした。
【0039】実施例7 経鼻用カプセル剤 FTS0.05mgを無菌条件下で29.95mgのミ
グリオル812中性油(ダイナマイトノーベル社製)に
溶解した。この溶液を常用の単位投与用投与器に充填
し、これを使用前に駆動カプセルに装着した。
【0040】実施例8 点鼻剤 蒸留水に対し、以下の処方にしたがいリン酸二水素ナト
リウム、リン酸水素二ナトリウム、塩化ナトリウム及び
EDTA−ジナトリウム塩を室温にて溶解し、この溶液
にFTSを溶解し、メンブランフィルターにより濾過し
た。
【0041】 FTS・CHCOOH・2HO 0.10 mg リン酸一水素ナトリウム・2HO 0.30mg リン酸二水素ナトリウム・12HO 10.10mg 塩化ベンザルコニウム 0.10mg エチレンジアミン四酢酸−ジナトリウム塩(EDTA) 0.50mg 塩化ナトリウム 4.50mg 蒸留水 987.60mg pH値 5.0±0.3
【0042】実施例9 経鼻用スプレー製剤 FTS・CHCOOH・2HO(三井製薬工業社
製)2mgをヒドロキシプロピルセルロース又はヒドロ
キシプロピルメチルセルロースに懸濁し、噴霧製剤機に
てスプレー用剤とした。
【0043】以下に、本発明の薬剤に関する薬理実験、
毒性実験の例を掲げる。
【実験例】
実験例1 アドリアマイシン投与マウスにおける効果 雄性・9週令のC3H/HeNマウス(日本SLC)を
3群に分け用意した。第1群のマウス5匹にはアドリア
マイシン(協和発酵)12mg/kg腹腔内投与2日前
から7日間連続、FTS・CHCOOH・2H
(以下各実験例の記載中、FTS物質と略記する)を生
理食塩水に溶かし、1日1回10μgずつ皮下投与し
た。第2群のマウス5匹には第1群のFTS物質のかわ
りに、生理食塩水を0.1mlずつ皮下投与した。第3
群の4匹のマウスには生理食塩水のみを7日間連続皮下
投与し、正常コントロール群とした。
【0044】アドリアマイシン投与後7日目にエーテル
麻酔下に、マウスの腋下大動静脈を切断し、採血し、常
法により血清生化学検査を行った。正常コントロール群
の血清CPK値は141±32mU/mlであり、LD
H値は2086±112mU/mlであった。アドリア
マイシン+生食投与群の植は、CPK;282±70、
LDH;1614±210であった。これに対しアドリ
アマイシン+FTS物質投与群の値は、CPK;99±
3、LDH;2065±234であった。FTS物質投
与群と生食投与群との間には、CPKについてはp<
0.01、LDHについてはp<0.05で有意差があ
り、FTS物質投与群は血清生化学値が正常化すること
が示され、心臓組織の破壊・損傷が、FTS物質投与に
より阻止されることが明らかにされた。
【0045】実験例2 エトポシド投与マウスにおける
効果 実験例1におけるアドリアマイシンのかわりに、エトポ
シド(日本化薬)を20mg/kgマウスに投与した。
他の条件は実験例1とすべて同じである。正常コントロ
ール群の血清CPK値は141±32mU/mlであ
り、LDH値は2086±112mU/mlであった。
エトポシド+生食投与群の値は、CPK;83±10、
LDH;1609±171であった。これに対しエトポ
シド+FTS物質投与群の値は、CPK;113±1
0、LDH;2714±171であった。FTS物質投
与群と生食投与群との間には、CPKについてはp<
0.01、LDHについてはp<0.01で有意差があ
り、FTS物質投与群は心臓損傷のパラメーターを改善
することが示された。
【0046】実験例3 放射線照射マウスにおける効果 実施例1におけるアドリアマイシンのかわりに、800
RのX線をマウスに照射した。他の条件は実験例1とす
べて同じである。正常コントロール群の血清CPK値は
141±32mU/mlであり、LDH値は2086±
112U/mlであった。X線+生食投与群の値は、C
PK;82±16、LDH;2452±258であっ
た。れに対しX線+FTS物質投与群の値はCPK;1
54±41、2425±241であった。FTS物質投
与群と生食投与群との間にはCPKにおいてp<0.0
1で有意差があり、FTS物質投与群は心臓損傷のパラ
メーターを正常化することが示された。
【0047】実験例4 アドリアマイシン投与マウスの
FTS物質投による死亡阻止、延命効果 雄性9週令のBALB/cマウス(日本クレア)を各群
20匹、6群に分け用意した。第1群のマウスにはアド
リアマイシン(協和発酵)12mg/kg腹腔内投与7
日前から7日間連続、FTS物質を生食に溶かし、1日
1回0.1μgずつ皮下投与した。第2群のマウスには
第1群に投与したFTS物質の用量を1.0μgにか
え、他の条件はすべて同じで処置した。以下第3群には
FTS物質を10μg、第4群には100μg、第5群
には1000μg投与した。第6群のマウスには生理食
塩水のみを7日間連続皮下投与し、正常コントロール群
とした。経日的に各群のマウスの生存数を調べた。結果
を表1に示す。FTS物質はアドリアマイシン投与によ
る急性的な死亡をよく阻止することが明らかにされた。
【0048】実験例5 アドリアマイシン投与マウスの
FTS物質投与による死亡阻止、延命効果 実験例4と同様にして、BALB/cマウス各群20
匹、4群に分け用意し、第1群のマウスにはアドリアマ
イシン12mg/kg腹腔内投与7日前から7日間連
続、FTS物質を1日1回10μgずつ皮下投与した。
第2群のマウスにはアドリアマイシン投与3日前から3
日間連続、FTS物質を10μgずつ皮下投与した。第
3群にはアドリアマイシン投与1日前から1日、FTS
物質を10μg皮下投与した。第4群には生理食塩水の
みを7日間連続皮下投与し、正常コントロール群とし
た。経日的に各群のマウスの生存数を調べた。結果を表
2に示す。実験例4と同様、FTS物質の薬効が確認さ
れた。
【0049】実験例6 アドリアマイシン投与ラットに
おける効果 雄性9週令のSprague Dawleyラット(日
本SLC)を3群に分け、各群3匹ずつを用意した。第
1群のラットには、アドリアマイシン(協和発酵)2.
5mg/kgを週1回、6週間連続、静脈内投与した。
第2群には、初回のアドリアマイシン投与2日前から7
日間、更に2回目から6回目までのアドリアマイシン投
与の際、その2日前から3日間、FTS物質を生理食塩
水に溶解したものを背部皮下に投与した。第3群には生
理食塩水のみを背部皮下に投与し、正常コントロール群
とした。投与日時は、第2群と同様である。
【0050】アドリアマイシン投与後5週目にエーテル
麻酔下、下大静脈より採血し、常法により血清生化学検
査を行った。正常コントロール群の血清CPK値は11
40±246 mU/mlであり、LDH値は3347
±39lmU/mlであった。アドリアマイシン+生食
投与群の血清CPK値は1492±192mU/ml、
LDH値は5135±945mU/mlであった。これ
に対し、アドリアマイシン+FTS物質投与群の血清C
PK値は1163±63mU/ml、LDH値は371
3±372mU/mlであった。アドリアマイシン+生
食投与群に対するアドリアマイシン+FTS物質投与群
の有意差検定の結果、CPK値についてはp<0.0
5、LDH値についてはp<0.01の危険率で有意な
増加抑制が認められた。
【0051】また血清中Ca値は、正常コントロール群
では9.3±0.4mg/dl、アドリアマイシン+生
食投与群で10.7±0.3mg/dl、アドリアマイ
シン+FTS物質投与群で8.8±0.7mg/dlで
あった。アドリアマイシン+生食投与群に対するアドリ
アマイシン+FTS物質投与群の有意差検定の結果、p
<0.01の危険率で、有意な増加抑制が認められ、F
TS物質投与群は以上のように心臓損傷のパラメーター
を改善することが認められた。
【0052】実験例7 毒性試験 ddy系5週令雄性マウス1群5匹に、有効成分物質5
0mg/kg及び100mg/kgをそれぞれ連日14
日間、皮下投与したが、何ら毒性は見られなかった。
【0053】実験例8 毒性試験 5週令のウイスターラット1群10匹に、有効成分物質
30mg/kgを連日21日間、皮下投与したが、何ら
毒性は認められなかった。
【0054】以上述べたように、各種の薬物療法、放射
線照射、細菌、ウイルス感染などの外来異物に基づくあ
るいは先天的・遺伝的な心臓組織・細胞の損傷・破壊、
また心臓の機能低下などから心臓を防護し、傷害を治療
するための薬剤、より具体的には、各種の要因による、
あるいは要因不明の種々の心筋炎、心筋症、心内・外膜
炎等を予防・治療する薬剤はこれまでに実用化されてい
ないが、本発明に係わる薬剤は、直接的に、あるいは間
接的に種々の作用を通して生体防御系を活性化して、上
記のような心臓組織・細胞の損傷・破壊、心臓の機能低
下等に対し優れた予防・治療効果をもたらす点で画期的
なものである。また、本発明において使用するノナペブ
チド(FTS)は動物由来のペプチドであり天然物質で
あるので、類似のアミノ散配列を持つFTS類縁体(ア
ナローグ)と異なり、生体においても全く無害であり、
抗原性、アナフラキシーショックなどの問題も存在しな
い。従って、本発明に係わる薬剤は、安全かつ有用な人
間用、動物用の医薬として使用することができる。
【表1】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記のアミノ酸配列 pGlu−Ala−Lys−Ser−Gln−Gly−
    Gly−Ser−Asn を有するノナペプチド又は、そのC末端のアスパラギン
    のカルボキシル基におけるエステル、アミド又はそれら
    各化合物の薬学的に許容し得る塩又はそれら各化合物と
    金属との結合物を有効成分として含有することを特徴と
    する心臓組織・細胞の損傷・破壊および心臓機能の低下
    に対する予防・治療剤。
JP4322190A 1992-10-20 1992-10-20 心臓組織・細胞の損傷・破壊に対する予防・治療剤 Pending JPH06135849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4322190A JPH06135849A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 心臓組織・細胞の損傷・破壊に対する予防・治療剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4322190A JPH06135849A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 心臓組織・細胞の損傷・破壊に対する予防・治療剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06135849A true JPH06135849A (ja) 1994-05-17

Family

ID=18140952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4322190A Pending JPH06135849A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 心臓組織・細胞の損傷・破壊に対する予防・治療剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06135849A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004203855A (ja) * 2002-06-24 2004-07-22 Akira Awaya アレルギー性鼻炎・結膜炎あるいは皮膚アレルギーやアトピー性皮膚炎の予防・治療法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004203855A (ja) * 2002-06-24 2004-07-22 Akira Awaya アレルギー性鼻炎・結膜炎あるいは皮膚アレルギーやアトピー性皮膚炎の予防・治療法
JP4721626B2 (ja) * 2002-06-24 2011-07-13 昭 粟屋 アレルギー性鼻炎・結膜炎あるいは皮膚アレルギーやアトピー性皮膚炎の予防・治療法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0203649A2 (en) Pharmaceutic composition based on diphoshonates for the treatment of the arthrosis
US20230414550A1 (en) Combination of kynurenine and antigen presenting cells (apc) as therapeutics and methods for their use in immune modulation
ES2205930T3 (es) Uso de acidos bisfosfonatos.
JP2021185141A (ja) サルコイドーシスを処置するための1,3−プロパンジスルホン酸またはその薬学的に許容される塩の使用
JP3751986B2 (ja) 医薬組成物
JPH06135849A (ja) 心臓組織・細胞の損傷・破壊に対する予防・治療剤
JP3784847B2 (ja) 肝・胆管系疾患予防・治療剤
JPH06192120A (ja) 腎臓の組織・細胞の損傷・破壊の予防・治療剤
US5288706A (en) Medicament for prevention and remedy of diseases of the pancreas and others
JP2655343B2 (ja) 放射線障害防護剤
JP3717955B2 (ja) 医薬組成物
KR100514009B1 (ko) 1,2,4-벤조트리아진옥사이드제제
KR920002700B1 (ko) 방사선 장해 방호제(防護劑)
JP3737143B2 (ja) 呼吸器疾患予防・治療剤
JP3728515B2 (ja) 医薬組成物
JP2709839B2 (ja) 膵疾患等の予防・治療剤
JP3159441B2 (ja) 血球減少障害の予防・治療剤
JP2655357B2 (ja) 腎疾患予防・治療剤
KR930001304B1 (ko) 혈구 감소 장해의 예방·치료제
JP2008013452A (ja) 医薬組成物
KR920002164B1 (ko) 당뇨병의 치료제
NL2025730B1 (en) Compounds for treatment of sepsis
KR920002162B1 (ko) 레오 바이러스(Virus) 감염에 의한 당뇨병의 치료제
JPH01316328A (ja) 老化防止、細胞賦活、老人病予防・治療のための薬剤
US5352665A (en) Method of treating disease caused by the infection of virus