JPH06135734A - 振動乾燥装置 - Google Patents

振動乾燥装置

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Publication number
JPH06135734A
JPH06135734A JP31405492A JP31405492A JPH06135734A JP H06135734 A JPH06135734 A JP H06135734A JP 31405492 A JP31405492 A JP 31405492A JP 31405492 A JP31405492 A JP 31405492A JP H06135734 A JPH06135734 A JP H06135734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
punching type
hot air
glass chopped
punching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31405492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Inoue
博義 井上
Minoru Kobayashi
小林  実
Tatsuyuki Omori
龍幸 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP31405492A priority Critical patent/JPH06135734A/ja
Publication of JPH06135734A publication Critical patent/JPH06135734A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスチョップドストランドを乾燥させる場
合、パンチング式整流板に集束剤の樹脂成分が固着し難
く、また例え固着したとしても、容易に取り除くことが
可能な振動乾燥装置を提供することを目的とする。 【構成】 パンチング式整流板11は、厚み2mmのス
テンレス板に穿孔機によって、直径1.5mmの小孔1
1aが多数形成されてなり、その表面には、厚み0.1
5mmのポリテトラフルオロエチレンの被覆層15が形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動乾燥装置に関し、
より具体的には、湿潤状態にあるガラスチョップドスト
ランドを乾燥させるのに好適な振動乾燥装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ガラスチョップドストランドは、表面に
集束剤が塗布されたガラスフィラメントの多数本を集束
することによって作製したガラスストランド、又はガラ
スストランドの多数本を集束することによって作製した
ロービングを、所定長に切断したものであり、熱可塑性
樹脂製品の補強材として主に使用されている。
【0003】ところで切断された直後のガラスチョップ
ドストランドには、未だ集束剤が付着して湿潤状態にあ
るが、ガラスチョップドストランドの結束性を高めるた
めには、できるだけ早く乾燥させる必要がある。
【0004】従来より湿潤状態にあるガラスチョップド
ストランドを乾燥させる装置の一種として、振動発生機
によって振動可能なパンチング式整流板と、パンチング
式整流板の下方に位置する熱風供給室と、パンチング式
整流板の上方に位置し、熱風供給室から熱風を取り込む
乾燥室を備え、パンチング式整流板の上に供給された湿
潤状態にあるガラスチョップドストランドに振動作用を
与えながら乾燥させる振動乾燥装置が存在する。
【0005】このような振動乾燥装置のパンチング式整
流板は、穿孔機によって多数の小孔が形成された金属板
から作製され、その下方に位置する熱風供給室から小孔
を通して乾燥室に熱風が取り込まれた後、乾燥室の上部
に設けられた排気ダクトから熱風が排気されるようにな
っており、一般に乾燥室内部の雰囲気温度は、100〜
200℃に保持されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の振
動乾燥装置を用いて湿潤状態にあるガラスチョップドス
トランドを乾燥すると、ガラスチョップドストランド表
面に塗布された集束剤の樹脂成分が、乾燥中に少しづつ
パンチング式整流板の表面に固着する。
【0007】すなわち集束剤は、樹脂エマルジョン、カ
ップリング剤、潤滑剤、帯電防止剤等から構成される
が、これらの物質が付着したガラスチョップドストラン
ドを加熱すると、その樹脂成分が固化してガム状の物質
となり、周りの部材に固着する現象が起きる。
【0008】従ってガラスチョップドストランドをパン
チング式整流板の上で乾燥すると、パンチング式整流板
の表面全体が樹脂成分で覆われたり、パンチング式整流
板に形成された多数の小孔が樹脂成分によって塞がれて
しまい、その結果、乾燥室の雰囲気温度が低下し、長期
間に亙る安定した乾燥操業や安定した品質が得られなく
なる。
【0009】そのため、定期的にパンチング式整流板に
付着した樹脂成分を取り除く作業が必要となるが、樹脂
成分はパンチング式整流板に対して強固に固着している
ため、ハケやヘラを使用しても簡単に取り除くことがで
きず、またこの作業の間は稼働することができないため
生産コスト低減の妨げとなっていた。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、ガラスチョップドストランドを乾燥させる場合、
パンチング式整流板に集束剤の樹脂成分が固着し難く、
また例え固着したとしても、容易に取り除くことが可能
な振動乾燥装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の振動乾燥装置
は、振動発生機によって振動可能なパンチング式整流板
と、パンチング式整流板の下方に位置する熱風供給室
と、パンチング式整流板の上方に位置し、熱風供給室か
ら熱風を取り込む乾燥室を備え、パンチング式整流板の
上に供給された湿潤状態にあるガラスチョップドストラ
ンドに振動作用を与えながら乾燥させる振動乾燥装置に
おいて、少なくともパンチング式整流板の表面にポリテ
トラフルオロエチレンの被覆層が形成されてなることを
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明において使用するポリテトラフルオロエ
チレンは、離型材としての作用に優れており、これをパ
ンチング式整流板の表面に塗布すると、ガラスチョップ
ドストランドの集束剤の樹脂成分が固着し難くなり、ま
た例え固着しても容易に取り除くことが可能であり、取
り除き作業時間の短縮を図ることができる。
【0013】またポリテトラフルオロエチレンは、25
0℃以上の耐熱性を有しているため、乾燥工程において
劣化することがなく、しかも金属との接着性にも優れて
いるため、ハケやヘラを用いてパンチング式整流板から
樹脂成分を取り除く際に、一緒に剥がれることもない。
【0014】本発明においてパンチング式整流板の表面
にポリテトラフルオロエチレンを塗布する方法として
は、各種の方法が適用できるが、例えばポリテトラフル
オロエチレンの粉末を静電または専用の塗布機を用いて
整流板の所定箇所に塗布、加熱する方法が採られる。
【0015】尚、ガラスチョップドストランドに付着し
た集束剤の樹脂成分は、乾燥工程において揮発し、フー
ドや排気ダクトの内表面にも固着し易いため、本発明の
振動乾燥装置においては、パンチング式整流板の表面以
外にも、フードや排気ダクトの内表面にポリテトラフル
オロエチレンの被覆層を形成することが望ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の振動乾燥装置を実施例に基づ
いて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の振動乾燥装置10の概略
断面図、また図2は、図1のパンチング式整流板11の
部分拡大図を示すものである。
【0018】図中、振動乾燥装置10は、振動発生機1
2によって振動可能なパンチング式整流板11と、パン
チング式整流板11の下方に位置する熱風供給室13
と、パンチング式整流板11の上方に位置し、熱風供給
室13から熱風を取り込む乾燥室14を備えている。
【0019】パンチング式整流板11は、厚み2mmの
ステンレス板に穿孔機によって、直径1.5mmの小孔
11aが多数形成されてなり、その表面には、厚み0.
15mmのポリテトラフルオロエチレンの被覆層15が
形成されている。
【0020】パンチング式整流板11に連結する振動発
生機12は、公知のものが使用でき、例えば電磁石によ
ってスプリングに平行往復運動を起こし、振動を発生さ
せる電磁石振動発生装置や不平衝回転錘等による円運動
によって振動を発生させる機械的振動発生装置が使用可
能である。
【0021】熱風供給室13は、包囲体16に囲まれる
ことによって形成され、包囲体16の側壁の2ケ所には
熱風を受け入れるための開口部16aが形成されてお
り、各開口部16aから熱風供給室13に熱風が供給さ
れると、パンチング式整流板11に形成された多数の小
孔11aを通って乾燥室14に採り込まれる。また包囲
体16の底部は、振動吸収装置17を介して支柱18で
支持されている。
【0022】乾燥室14は、フード19に囲まれること
によって形成され、その内部は熱風によって常に100
〜200℃の雰囲気温度に保たれており、フード19の
上部に形成された排気ダクト20から熱風が排気される
ようになっている。フード19及び排気ダクト20の内
表面には、厚み0.15mmのポリテトラフルオロエチ
レンの被覆層(図示せず)が形成されている。
【0023】このような振動乾燥装置10を用い、以下
の条件で湿潤状態にあるガラスチョップドストランドG
を乾燥させた。
【0024】まず800本のガラスフィラメントの表面
にエポキシエマルジョンを主成分とする集束剤を塗布し
た後、集束してガラスストランドを作製し、さらにこれ
を切断機に供することによって、長さ3mmのガラスチ
ョップドストランドGを作製した。得られたガラスチョ
ップドストランドGは、約12%の水分率を有してい
た。
【0025】次にこれらのガラスチョップドストランド
Gを、乾燥室14の入口開口部14aからパンチング式
整流板11の上に投入した。パンチング式整流板11
は、振動数880回/分及び振動幅3.5mmの振動運
動を行っており、また熱風供給室13からパンチング式
整流板11に形成された多数の小孔11aを通して熱風
を乾燥室14に供給することによって、乾燥室14内の
雰囲気温度が100〜200℃となるようにした。
【0026】パンチング式整流板11上のガラスチョッ
プドストランドGは、徐々に乾燥しながら移動し、投入
から約10分後に出口開口部14bから排出され、その
後、冷却することによって製品とした。
【0027】実施例の振動乾燥装置10を使用して上記
のような条件でガラスチョップドストランドGを乾燥し
たところ、パンチング式整流板11の表面への樹脂成分
の固着が少なく、3ケ月間に亙って安定稼働が実現でき
た。またその後、パンチング式整流板11の表面に固着
した樹脂成分を取り除く作業を行ったが、容易に取り除
くことが可能であり、早期に稼働を再開することができ
た。
【0028】一方、ポリテトラフルオロエチレンを被覆
していないパンチング式整流板、フード及び排気ダクト
を使用し、それ以外は実施例と同じ構成の振動乾燥装置
を用い、且つ、実施例と同じ条件で、ガラスチョップド
ストランドGを乾燥したところ、特にパンチング式整流
板の表面への樹脂成分の固着が著しく、8時間〜24時
間で安定した稼働ができなくなった。また樹脂成分がパ
ンチング式整流板の表面に強固に固着しており、取り除
き作業に長時間を要した。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の振動乾燥装置を使
用して湿潤状態にあるガラスチョップドストランドを乾
燥すると、パンチング式整流板に集束剤の樹脂成分が付
着し難く、また例え固着しても容易に取り除くことが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動乾燥装置の概略断面図である。
【図2】図1のパンチング式整流板の部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
10 振動乾燥装置 11 パンチング式整流板 12 振動発生機 13 熱風供給室 14 乾燥室 15 ポリテトラフルオロエチレンの被覆層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生機によって振動可能なパンチン
    グ式整流板と、パンチング式整流板の下方に位置する熱
    風供給室と、パンチング式整流板の上方に位置し、熱風
    供給室から熱風を取り込む乾燥室を備え、パンチング式
    整流板の上に供給された湿潤状態にあるガラスチョップ
    ドストランドに振動作用を与えながら乾燥させる振動乾
    燥装置において、少なくともパンチング式整流板の表面
    にポリテトラフルオロエチレンの被覆層が形成されてな
    ることを特徴とする振動乾燥装置。
JP31405492A 1992-10-29 1992-10-29 振動乾燥装置 Pending JPH06135734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31405492A JPH06135734A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 振動乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31405492A JPH06135734A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 振動乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06135734A true JPH06135734A (ja) 1994-05-17

Family

ID=18048671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31405492A Pending JPH06135734A (ja) 1992-10-29 1992-10-29 振動乾燥装置

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JP (1) JPH06135734A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102527611A (zh) * 2011-12-08 2012-07-04 吴江云峰金属购件涂装有限公司 一种涂装流平固化炉
RU2757201C1 (ru) * 2020-09-23 2021-10-12 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Алтайский государственный технический университет им. И.И. Ползунова" (АлтГТУ) Способ ультразвуковой сушки сыпучих материалов

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102527611A (zh) * 2011-12-08 2012-07-04 吴江云峰金属购件涂装有限公司 一种涂装流平固化炉
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