JPH06134934A - 合成樹脂成形品及びその製造方法 - Google Patents

合成樹脂成形品及びその製造方法

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JPH06134934A
JPH06134934A JP9885192A JP9885192A JPH06134934A JP H06134934 A JPH06134934 A JP H06134934A JP 9885192 A JP9885192 A JP 9885192A JP 9885192 A JP9885192 A JP 9885192A JP H06134934 A JPH06134934 A JP H06134934A
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resin molded
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勝利 堺谷
Hiroyuki Nakamura
浩之 中村
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清 宮城
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Abstract

(57)【要約】 〔構成〕本発明は、0.1mm〜2.0mmの合成樹脂シー
トに単層で使用するインキ膜層の厚み4μ以上(好まし
くは5μ以上)となるように、又は二層以上で使用する
インキ膜層の厚みが8μ以上(好ましくは10μ以上)
となるように、若しくは単層で使用するインキ膜層の厚
みが4μ以上(好ましくは5μ以上)及び二層以上で使
用するインキ膜層の厚みが8μ以上(好ましくは10μ
以上)となるように、スクリーン印刷方式で印刷し、こ
れを成形金型内に装填できる形状に加工し、さらにその
端面に塗膜賦与或いは染色処理を施した後、金型内表面
に隣接するように装填し、しかる後、金型を閉じてから
成形品成形用容融樹脂を該金型内に射出する。 〔効果〕極めて平易な技術により、異質な表面層又は裏
面層を有し、バックライティング可能で天面部端面から
の漏光がない、又は印刷色以外の着色光が得られる合成
樹脂成形品を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックライティング
(製品の後方あるいは横方向から光をあて前面から見た
場合に印刷された絵柄や文字が明るく見えること)可能
な印刷面を有する異質な表面層又は裏面層を有する合成
樹脂成形品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の計器盤やオーディオ製品の前面
パネルなどはバックライティング(製品の後方あるいは
横方向から光をあて前面から見た場合に印刷された絵柄
や文字が明るく見えること)して使用されるのが通常で
ある。
【0003】これらは合成樹脂シート(以下シートと略
称する)に印刷する場合には、広い面積のシートを使用
することにより同時に30個とか40個とかの多数個の
製品を印刷生産することが可能であるが、合成樹脂成形
品(以下成形品と略称する)に印刷する場合は、せいぜ
い2個とか4個とかの少数しか同時に印刷できず、低い
生産性しか得られない。
【0004】そのため、複数個を同時に印刷するにして
も成形品を固定するセット治具の製作が繁雑で高価とな
り、精度の高いセット治具を作製したとしても成形品の
バラツキにより複数個の間で印刷すべき表面の高さが微
妙に異なり、品質の高い製品が得られず歩留まりが低い
結果を招いている。
【0005】さらに、成形品に印刷する場合は、取扱の
関係上、シートの印刷に比べ生産では2倍前後の作業人
員を必要とする。
【0006】また、多色刷りの場合、塵埃を取り除くた
めに何度も繰り返して洗浄したり取扱ったりするので、
小さい衝撃力ではあるが、これが作用することが多く、
時によっては成形品が欠けたり小さな出張り部分が欠け
落ちたりすることがある。
【0007】成形品に印刷する場合は、印刷すべき表面
は平らでなければならない。しかし、成形品自体が平ら
であってもセット治具との関係で微妙に湾曲したり傾斜
したりすることがあり、品質、従って歩留まりを低下さ
せる原因となっている。
【0008】さらに、成形品が平面でなく単曲面あるい
は複曲面でそれらが凸であったり凹であったりする場合
がある。
【0009】また、一部が凸になったり凹になったりす
る場合もある。この場合、パッド印刷という特殊印刷方
式を除いては印刷することは不可能である。
【0010】しかし、パッド印刷方式によった場合、一
見完全な印刷物と見られるが、自動車の計器盤やオーデ
ィオ製品等で必要とされる成形品も後方から光を投射し
絵柄や文字を浮き上がらせるというバックライティング
を行うと、目立たせるべき絵柄や文字にピンホールが現
れたりそれ以外の部分(通常黒地が多い)に満天の星の
如き漏光が生じ本来の目的を達しえなくなる。
【0011】成形品に印刷面を賦与するには成形品に直
接印刷する以外に次の方式がある。一つはサイマルトラ
ンサー・システム(インモールド)と呼ばれるもので射
出成形金型内に転写箔を位置決めして送り込み成形工程
と転写絵付工程を一体化させる成形システムである。
【0012】この方法はフィルムに印刷されたインキ膜
のみを成形時に成形品に転写するため、成形品に発生す
るウェルドラインやゲートマークを隠しきれず外観を損
なうという問題点がある。
【0013】二つにはヒートトランスファー・システム
(熱転写)と呼ばれるもので、フィルムに印刷された印
刷部分(意匠)をホットスタンプ装置を用い、成形品に
熱転写する方式である。
【0014】この場合は成形品が平面であるものに限ら
れるという問題がある。
【0015】このような問題を解決するため、発明者等
は先に、所定のインキ膜厚を有するように印刷した合成
樹脂シートを金型内に装填し、射出成形あるいはプレス
成形する方法を発明したが、用途によっては該成形品天
面部端面から漏光が生じる問題が発生した。また、商品
デザイン上印刷面(平面)の着色以外の着色光を天面部
端面から得なければならない場合も生じた。
【0016】前者の天面部端面からの漏光を防ぐ方法と
して、成形品に上蓋をかぶせる方法がある。しかし、こ
れはコスト高になるし、外観のスマートさに欠ける。ま
た、成形品が可動部として使用される場合は設計上の制
約もでてくる。
【0017】印刷した合成樹脂シートを成形品に対し、
額縁状に嵌込む方法もあるが、天面において成形部分と
シートとの境目が目立ち、やはり外観がよくない。
【0018】印刷した合成樹脂シートをシート端面が完
全に下方を向くようにし、成形する方法をとればシート
端面は容融樹脂が塞ぐので漏光はなくなるが、シートの
絞り線が表面に出てこれも外観を損なう。
【0019】天面主部の印刷色以外の色を天面の端ぎり
ぎりの位置に別の色を印刷してみたが、端面からその色
を得ることはできなかった。
【0020】天面に絵柄を持ち、天面部端面から漏光を
生じない製品としてはレーザーカット技法によるものが
ある。
【0021】これは透明な成形品に均一に白色(薄いグ
レーがよい)塗装を施し、その上から黒色塗装を施した
後、天面にレーザー光線で所望の絵柄を、黒色塗装部分
を焼き切ることによって描かせる方法である。
【0022】この方法では、作製される絵柄の色は若干
グレーがかった白か、明るく薄い黄色、空色などに制限
され、真白や赤、青、緑、茶など濃色系統の色は使用で
きない。これらの色は表面の黒色塗装と共に焼き切られ
てしまい下地の成形品のみが残るからである。
【0023】また、レーザー光線の特性上ワーキングレ
インジが狭くそのため歩留まりが低い、従って加工費が
高くなるという欠点がある。
【0024】また、設備費が非常に高く、これも加工費
を増大させる要因となるなどの大きな欠点がある。
【0025】さらに、レーザー光線で黒色塗装を焼き切
って行くのにかなりの時間を要し、生産性が高くないと
いう問題もある。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、印刷部分を
有し、且つバックライティング可能で天面部端面からの
漏光がない成形品又は印刷部分を有し、バックライティ
ング可能で天面部端面から着色した光が透過する成形品
並びにこれを高品質、高生産性の下に製造する方法を提
供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明は、厚み4μ以上の単層で使用するインキ
膜層又は厚み8μ以上の二層以上で使用するインキ膜層
を有するように印刷した、厚み0.1mm〜2.0mmの合
成樹脂シートの端面に塗膜を有せしめたシートをその表
面又は裏面に溶着接合してなる異質な表面層又は裏面層
を有するものである。
【0028】また、厚み4μ以上の単層で使用するイン
キ膜層及び厚み8μ以上の二層以上で使用するインキ膜
層を有するように印刷した、厚み0.1mm〜2.0mmの
合成樹脂シートの端面に塗膜を有せしめたシートをその
表面又は裏面に溶着接合してなるものである。
【0029】さらに、厚み4μ以上の単層で使用するイ
ンキ膜層又は厚み8μ以上の二層以上で使用するインキ
膜層を有するように印刷した、厚み0.1mm〜2.0mm
の合成樹脂シートの端面を染色せしめたシートをその表
面又は裏面に溶着接合してなる異質な表面層又は裏面層
を有するものである。
【0030】また、厚み4μ以上の単層で使用するイン
キ膜層及び厚み8μ以上の二層以上で使用するインキ膜
層を有するように印刷した、厚み0.1mm〜2.0mmの
合成樹脂シートの端面を染色せしめたシートをその表面
又は裏面に溶着接合してなる異質な表面層又は裏面層を
有するものである。
【0031】
【作用】本発明の発明者は、前記の問題点を解決すべく
誠意研究の結果、まず、合成樹脂シートにスクリーン印
刷方式で印刷し、これを合成樹脂成形品成形用金型に装
填し得る形状に加工し、その端面に塗膜賦与或は染色処
理をして、しかる後該金型に装填して金型を閉じ容融樹
脂を射出することにより表面又は裏面に異質な層を有
し、バックライティング可能で天面部端面からの漏光が
ない、又は印刷色以外の着色光が得られる成形品が高品
質、高生産性下に製造できることを見出し本発明に到達
したものである。
【0032】即ち、本発明は、0.1mm〜2.0mmの合
成樹脂シートに単層で使用するインキ膜層の厚み4μ以
上(好ましくは5μ以上)となるように、又は二層以上
で使用するインキ膜層の厚みが8μ以上(好ましくは1
0μ以上)となるように、若しくは単層で使用するイン
キ膜層の厚みが4μ以上(好ましくは5μ以上)及び二
層以上で使用するインキ膜層の厚みが8μ以上(好まし
くは10μ以上)となるように、スクリーン印刷方式で
印刷し、これを成形金型内に装填できる形状に加工し、
さらにその端面に塗膜賦与或いは染色処理を施した後、
金型内表面に隣接するように装填し、しかる後、金型を
閉じてから成形品成形用容融樹脂を該金型内に射出する
ことにより異質な表面層又は裏面層を有し、バックライ
ティング可能で天面部端面からの漏光がない、又は印刷
色以外の着色光が得られる成形品及びその製造方法を提
供するものである。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0034】図1は、本発明の実施の一例を説明するた
めの部分断面図である。本発明に使用する合成樹脂シー
トはその厚みが0.1mm以上2.0mm以下でなければな
らない。0.1mmより薄いと金型内に装填する時に腰が
弱く金型の構造によって金型面からずれてしまうことが
ある。また、2.0mmより厚いシートでは金型に装填す
る上での問題はないがシートに印刷後金型に装填する形
状に加工する際、例えば打抜き型を使用する際の限界と
なる。これを丸鋸等による切断により加工していたので
は生産性の点で著しく劣り工業生産として耐え得ないも
のとなる。また、金型面が曲面を有する場合、2.0mm
より厚いシートでは容融樹脂を射出成形してもシートが
金型面に沿えず所望の成形品が得られない。
【0035】曲面を有する成形品の曲面部分に印刷を施
したものを得ることは本発明の大きな特徴であり、その
点からも2.0mm以上のシートを用いることは本発明の
意図するとことから乖離したものとなる。
【0036】上記合成樹脂シートにスクリーン印刷方式
で印刷する場合、単層で使用するインク膜層の厚みは、
4μ以上であることを要する。この厚みは印刷後インク
を乾燥させた後の厚みである。
【0037】インク膜の厚みを厚くするには、スクリー
ン印刷方式によるのが最良である。他の印刷方式では一
度の印刷では1μ以下の薄いインク膜しか得られない。
インク膜の厚みが4μより薄いとピンホールが発生しバ
ックライティング不可能となる。
【0038】印刷部分が黒色で地を形成している場合
(絵柄や文字でない場合)は、二層の重ね印刷を施し、
インク膜厚を8μ以上とする必要がある。絵柄や文字に
比べ地は面積が広い分だけピンホールが発現しやすくバ
ックライティングにより漏光するからである。
【0039】上記の如く印刷した合成樹脂シートを成形
用金型に装填するために、金型の開講部形状に加工す
る。
【0040】シートが薄い場合は鋏や裁断機(シャーリ
ング)で切断したり、厚い場合は丸鋸で切断したりして
もよいがこれでは生産性が上がらない。
【0041】従って、打抜き用金型を作製しプレス機械
に取り付けて打抜きによって所定形状に切断加工する必
要がある。
【0042】成形品に孔があいてあるものはそれと同じ
寸法、形状の孔があくように打抜き金型を作製する。印
刷シートの打抜き寸法は成形品の要求により異なる。絞
り加工をして成形品の側面までテーパーをつけて印刷シ
ートを貼り回すような場合は所定寸法だけ成形金型開口
部より大きく打抜く。成形品表面と印刷シートの面とが
同じ寸法の場合は、印刷シートを金型開口部に合わせて
打抜くとよい。このようにして準備した合成樹脂シート
の端面に塗膜賦与又は染色処理を施す。
【0043】端面からの漏光を防止する場合は黒色又は
濃色の塗料で塗装する。塗膜はピンホールやその集合体
からの漏光がないように十分な厚さを得るようにする。
端面において天面印刷色とは異なるように十分な厚さを
得るようにする。端面において天面印刷色とは異なる着
色を、又は同色であってもより濃度の高い着色を必要と
する場合はそれに対応した色の塗料を使用する。この場
合の塗料は透光タイププであればよいが、光不透過タイ
プでも塗膜を薄くすれば差し支えない。シートに穴があ
いているような場合は、この穴の端面にも塗装を施す
が、キャップ等でカバーするような用途ではその必要は
ない。
【0044】塗膜の賦与は、塗装のみではなく、スクリ
ーン印刷方式によっても行うことができる。合成樹脂シ
ートを多数枚重ねて端面に印刷すれば高い生産性を得ら
れるが、一枚物のシートに比べどうしても凹凸が発生す
るので極めて柔らかいスキージゴムの使用が有効とな
る。染色処理はプラスチック・レンズの処理に準じるか
分散染料がより適合しており、油容性染料も有効であ
る。印刷シートを金型に装填するには何ら問題はない。
成形品に孔があいていたりしても同様である。この場
合、印刷シートにあける孔は成形金型と同じ寸法とす
る。
【0045】以上により、金型内に印刷シートを装填
し、金型を閉じ容融樹脂を射出して成形する。このと
き、金型内に容融樹脂を導入する通路(ゲート)は印刷
シートに対し直交しない方が好ましい。直交させると容
融樹脂の温度と圧力とで印刷シートが破れやすいからで
ある。
【0046】以下、本発明のより具体的な実施例につい
て説明する。 実施例1.厚み0.4mm、縦500mm、横400mmの無
色透明のポリカーボネットシートに一辺が22mm、他辺
が45mmの長方形の左半分に白色印刷を、右半分に橙色
の印刷をスクリーン印刷方式で前後3mmおきに10行×
16段合計160個の印刷をした。
【0047】この印刷のインキ膜厚は8μであった。各
々の長方形の白部分に人の形を、橙部分に矢印を抜き模
様となるように黒インクで印刷した。抜き模様以外の部
分は前面黒色でいわゆる地を形成した。この黒インキに
よる印刷は2回行ったが、2回目は一回目の抜き模様よ
り片側で0.5mm大きい抜き模様となるように印刷し
た。この重ね印刷によるインキ膜厚は合計16μであっ
た。
【0048】印刷に要した時間は54秒で6ケ不良が発
生し、材料歩留まり96.3%であった。印刷作業者は
1名であった。
【0049】この印刷シートを黒色印刷部分より片側で
0.75mm小さくなるように打抜き用金型で打抜き2
0.5mm×43.5mmのシートとした。このシートの四
辺の端面に黒色塗装を施し漏光のないものを作製した。
塗装はシートを100枚重ねとし、重ねる時間も含め約
3分で行った。
【0050】これを一辺が20mm、他辺が43mm、深さ
が9mm、肉厚が2mmで天面中央に13mm×27mmの長方
形の穴を有する成形品が得られるように作製した成形金
型のキャビティ側に装填した。なお、キャビティ底部は
成形品天面が長辺に沿って緩やかなカーブを描くように
丸みを付けてあった。その中央部と端の高さの差は2mm
であった。このカーブの曲率半径は12cmであった。
【0051】天面と側面との交わる稜は1mmの曲率半径
を持ち、側端同士の稜は4mmの曲率半径をもっていた。
【0052】製品の取り数は4ケであったが、装填には
特別な装置や治具は不要で手作業で容易に約4.2秒で
作業を行うことができた。
【0053】シートの印刷面をキャビティ表面に対向す
るように装填し金型面と完全に密着はしていなかった
が、成形上は何の支障も生じなかった。なおシート表面
には保護フィルムを貼付していた。
【0054】金型を閉じて容融黒色アクリル樹脂を一般
的な条件下で射出して成形した。成形品の肉厚は天面シ
ート部分も含め2.0mm、側面部も2.0mmであった。
【0055】ゲートは側面に対し平行になるように作製
したものであった。
【0056】得られた成形品は天面部表面に0.4mmの
ポリカーボネート層を有し厚さ2.0mmで広さが20mm
×43mm、側端の高さが9mmで、人形を白の黒抜きで、
矢印を橙色の黒抜きで有し周囲の地は黒色であり、人形
及び矢印の周囲13mm×17mmには成形は行われずシー
トのみであり、これの後方から光をあてて(バックライ
ティング)人形や矢印を浮き上がらせたが、そこにも又
黒地部分にも全くピンホールはなく、漏光はなかった。
勿論、天面部端面からの漏光もなかった。 実施例2.実施例1において作製、使用した打抜き合成
樹脂シートの端面に透光性緑色塗料で塗装を施し、その
他は実施例1と同様にして射出成形を行った。得られた
成形品は天面に白抜きの人形と橙抜きの矢印を有し、天
面部端面には緑色の塗装が施され、他は黒色のものであ
った。
【0057】これに後方から光りを当てたところ、人形
部は白く、矢印部は橙色に天面部端面は緑色に輝いて見
え、この緑色に輝く端面はデザイン上見栄えのするもの
で、商品価値を一段と高めたものであった。黒地部には
ピンホールはなく漏光は見られなかった。 実施例3.厚み0.6mm、一辺300mm、他辺が250
mmの長方形ポリカーボネートのシートに4mm間隔で直径
が20mmの円板状になるように赤色印刷をした。面付は
10段×12行=120ケでこの印刷のインキ膜厚は7
μであった。
【0058】この上から黒インキで円板の中央に一辺
8.2mmの正三角形を抜き模様となるように印刷し、そ
の中に一辺が6.3mmで幅が0.5mmの正三角形を黒ポ
ジとなるように、さらにその黒ポジの正三角形の中に一
辺が3.0mmの正三角形を黒ベタポジとなるように、そ
して各々の正三角形の中心は一致するように印刷した。
この重ね印刷のインキ膜厚は合計14μであった。
【0059】この印刷したシートを直径が18mmになる
ように金型で打抜き、その端面に光が透過しない厚みと
なるように黒色の塗装を施した。
【0060】この打抜き且つ塗装したシートを、深さ2
5mm、直径18mmの穴を6ケ有する金型のキャビティ側
の穴の底に細い真空吸着管で印刷しない面を吸着させて
挿入し金型を閉じて黒色容融ポリカーボネートを射出し
て成形した。
【0061】成形品は成形用樹脂部の厚みが2mmで、天
面の印刷シート下面中央には直径12mmの孔を有するも
のであった。
【0062】この成形品の中に豆電球を挿入し、バック
ライティングをしたところ天面の三角形は赤色に輝き印
刷面及び塗装面からの漏光は全くなかった。 実施例4.実施例3において合成樹脂シートの端面に黄
色の光透過性塗装を施した。その他は実施例3と同様に
して射出成形を行った。得られた成形品は天面に二重の
赤色の三角形をもつもので、この中に豆電球を挿入し、
バックライティングをしたところ、天面は黒地部のピン
ホールもなく、赤色の三角形が輝き端面は黄色に輝く見
栄えのするものとなった。 実施例5.厚み0.7mm、一辺が500mm、他辺が60
0mmの長方形のポリカーボネートシートに、一辺が40
mm、他辺が70mmの長方形の長手の左側2/3に緑色を
右側1/3に赤色印刷をスクリーン印刷方式で前後5mm
おきに8行×11段合計88ケの印刷をした。
【0063】この印刷のインキ膜厚は7μであった。各
々の長方形の緑色の部分に0〜80までの数字を10お
きに、赤色の部分に90〜160までの数字を同じく1
0おきに抜き文字となるように黒インクで印刷した。こ
の上からさらに、抜き文字の片側で0.5mm大きい抜き
文字を初めの文字を囲んで重なるように黒インキで印刷
した。
【0064】この重ね印刷によるインキ膜厚は合計で1
4μであた。印刷に要した時間は72秒で、2ケ不良が
発生し、材料歩留まりは、97.7%であった。印刷作
業者は1名であった。
【0065】この印刷シートを黒印刷部分より片側で
0.5mm小さくなるように打抜き用金型で打抜き39mm
×69mmのシートとした。このシートの四辺の端面を分
散染料DIANIX BLACK GS−Eを10g/
リットル分散させた90℃の水の中に、深さ3mmとなる
ようにして各2時間浸漬し染色した。これにより端面よ
りの漏光のないものを作製した。
【0066】これを一遍が39mm、他辺が69mm、深さ
が20mm、肉厚が3mmで天面部周辺の巾7mmより内側は
長方形の穴となる成形品が得られるように作製した成形
金型のキャビティ側に装填した。キャビティ底部は成形
品天面が長辺に沿って緩やかなカーブを描くように丸み
をつけてあった。その中央部と端の高さの差は3.5mm
であり、カーブの曲率半径は190mmであった。天面と
側面との交わる稜は1mmの曲率半径を持ち、側面同士の
稜は4mmの曲率半径を持つものであった。
【0067】製品の取り数は2ケであったが、装填には
特別な装置や治具は不要で、手作業で容易に約2.3秒
で作業を行うことができた。
【0068】シートの印刷面をキャビティ底部に対向す
るように装填し、金型面と完全に密着はしていなかった
が成形上は全く支障は生じなかった。なお、シートの印
刷面には保護フィルムを貼付けていた。
【0069】金型を閉じて黒色容融ポリカーボネート樹
脂を一般的な条件下で射出して成形した。
【0070】成形品の肉厚は、天面はシート部分も含め
3mm、側面部も3mmであった。ゲートは側面部に対し平
行になるように作製したものであった。得られた成形品
は天面部表面に0.7mmのポリカーボネート層を有し、
厚さ3mmで広さが39mm×69mm、側面の高さが20mm
で、0〜80までの10おきの数字が緑色の抜きで、9
0〜160の数字が赤色の抜きで周囲の地は黒色であ
り、製品天面の周辺7mmより内側は成形が行われず、シ
ートのみであり、これの後方から光りを当てて(バック
ライティング)数値を浮き上がらせたが、そこにも黒地
部分にも全くピンホールは見られず、漏光はなかった。
天面部端面からの漏光もなかったのは勿論である。 実施例6実施例5において、打抜き用金型で打抜いた印
刷された合成樹脂シートを100枚重ねて、その端面に
スクリーン印刷方式で黒色インキを全面に塗布した以外
は実施例5と同じようにして得た製品も実施例5と同じ
効果のものが得られた。 比較例1.実施例1において、印刷し打抜いたポリカー
ボネートシートの端面に塗装を施さないで実施例1と同
様に金型に装填して成形して得られた成形品をバックラ
イティングしたところ、天面の白印刷と橙色印刷の部分
は輝いて見え、且つ黒地部分にはピンホールがなく漏光
はなかった。しかし、天面部端面から漏光し、天面の上
記着色部分の輝きを減殺するもので、該部分の鮮明性を
低下させ商品価値の低下するものとなった。 比較例2.実施例1において、白色及び橙色インクの膜
厚を3μ重ね印りの黒インクの膜厚を合計6μとなるよ
うにインキ量を絞って印刷したシートの端面を黒色塗装
をして作製した異質な表面層を有する成形品はバックラ
イティングにより天面部端面からの漏光はなかったが、
白及び橙色の部分に15〜20ケのピンホールが見ら
れ、黒地の部分には5〜6ケのピンホールが見られて実
用上支障を生じるものであった。
【0071】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるように優れた効果を奏す
る。 (1)技術の平易性 本発明の技術は印刷した合成樹脂シートを所定形状に打
抜き後、端面に塗膜賦与又は染色処理をして成形用金型
に装填し、容融樹脂を該金型内に射出してバックライテ
ィング可能な成形品を得るという極めて平易な技術であ
る。成形に際し、シートの成形金型への装填が容易であ
る。レーザカット法に比し、ワーキングレインジが極め
て広く、それだけ品質に対する平易性が高い。 (2)バックライティング可能な曲面印刷品 単曲面又は複曲面を有する成形品の表面又は裏面にイン
キ膜厚の厚い印刷面を容易に賦与できバックライティン
グを可能ならしめる。 (3)高生産性 成形品に直接印刷する場合に比し、数倍以上の生産性を
有する。レーザカット法に比べ数十%の高生産性を示
す。 (4)低不良率 成形品に直接印刷する場合に比しはるかに低い不良率で
ある。又、レーザカット法に比べるとさらに低不良率と
なる。 (5)低コスト 成形品の一個一個に印刷する場合に比較して同時に多数
個分の印刷が可能であり、それだけ低コストとなる。こ
れもレーザカット法に比べ初期投資額、ランニングコス
トいずれも低コストである。 (6)外観の美麗性 成形品へ直性印刷したり、印刷したフィルムからインキ
膜を成形品に転写したりする方法に見られがちなウェル
ドラインやゲートマークが全く見られず優れた美麗な外
観を有する。又、レーザカット法に比べ色班(透光度
班)がはるかに少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の一例を説明するための
部分断面図である。
【符合の説明】
1…金型キャビティ、2…固定側金型、3…射出成形用
ノズル、4…スプル−、5…ゲート、6…容融樹脂、7
…合成樹脂シート、8…合成樹脂シートに印刷されたイ
ンキ膜層、9(斑点部分)…塗膜。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】 .
  1. 【請求項1】厚み4μ以上の単層で使用するインキ膜層
    又は厚み8μ以上の二層以上で使用するインキ膜層を有
    するように印刷した、厚み0.1mm〜2.0mmの合成樹
    脂シートの端面に塗膜を有せしめたシートをその表面又
    は裏面に溶着接合してなる異質な表面層又は裏面層を有
    する合成樹脂成形品。
  2. 【請求項2】厚み4μ以上の単層で使用するインキ膜層
    及び厚み8μ以上の二層以上で使用するインキ膜層を有
    するように印刷した、厚み0.1mm〜2.0mmの合成樹
    脂シートの端面に塗膜を有せしめたシートをその表面又
    は裏面に溶着接合してなる異質な表面層又は裏面層を有
    する合成樹脂成形品。
  3. 【請求項3】厚み4μ以上の単層で使用するインキ膜層
    又は厚み8μ以上の二層以上で使用するインキ膜層を有
    するように印刷した、厚み0.1mm〜2.0mmの合成樹
    脂シートの端面を染色せしめたシートをその表面又は裏
    面に溶着接合してなる異質な表面層又は裏面層を有する
    合成樹脂成形品。
  4. 【請求項4】厚み4μ以上の単層で使用するインキ膜層
    及び厚み8μ以上の二層以上で使用するインキ膜層を有
    するように印刷した、厚み0.1mm〜2.0mmの合成樹
    脂シートの端面を染色せしめたシートをその表面又は裏
    面に溶着接合してなる異質な表面層又は裏面層を有する
    合成樹脂成形品。
  5. 【請求項5】塗膜が黒色ないしは光不透過濃色である請
    求項1、2記載の合成樹脂成形品。
  6. 【請求項6】塗膜が光透過着色である請求項1、2記載
    の合成樹脂成形品。
  7. 【請求項7】染色が黒色ないしは光不透過濃色である請
    求項3、4記載の合成樹脂成形品。
  8. 【請求項8】染色が光透過型である請求項3、4記載の
    合成樹脂成形品。
  9. 【請求項9】合成樹脂シートの端面が平面に対し、直交
    又は斜交している請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8記載の合成樹脂成形品。
  10. 【請求項10】合成樹脂シートの端面が平面に対し、直
    交及び斜交している請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8記載の合成樹脂成形品。
  11. 【請求項11】印刷面がシートの片面又は両面である請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10記載の
    合成樹脂成形品。
  12. 【請求項12】厚み0.1mm〜2.0mmの合成樹脂シー
    トに厚み4μ以上の単層で使用するインキ膜層又は厚み
    8μ以上の二層以上で使用するインキ膜層を有するよう
    に印刷し、これを金型内に装填することができる形状に
    加工した後、その端面に塗膜又は染色を施し、金型内表
    面に隣接するように装填し、しかる後金型を閉じてから
    成形品成形用容融樹脂を該金型内に射出して異質な表面
    層又は裏面層を有する合成樹脂成形品を製造する方法。
  13. 【請求項13】印刷した合成樹脂シートの端面に塗膜又
    は染色を施した後、金型内に装填可能な形状に加工する
    ようにした請求項12に記載の合成樹脂成形品の製造方
    法。
  14. 【請求項14】合成樹脂シートを金型内に装填可能な形
    状に加工した後、印刷及び塗膜賦与又は染色処理を施し
    た請求項12に記載の合成樹脂成形品の製造方法。
  15. 【請求項15】印刷面がシートの片面の場合、印刷面が
    金型表面と対向するようにシートを装填するようにした
    請求項12、13、14記載の合成樹脂成形品の製造方
    法。
  16. 【請求項16】印刷面がシートの片面の場合、印刷面が
    金型表面と対向しないようにシートを装填するようにし
    た請求項12、13、14記載の合成樹脂成形品の製造
    方法。
  17. 【請求項17】合成樹脂シートの印刷面に保護フィルム
    を貼付して金型に装填するようにした請求項12、1
    3、14、15、16記載の合成樹脂成形品の製造方
    法。
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