JPH0613456Y2 - 膜式ガスメータにおける器差調整ギアの軸構造 - Google Patents

膜式ガスメータにおける器差調整ギアの軸構造

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JPH0613456Y2
JPH0613456Y2 JP560490U JP560490U JPH0613456Y2 JP H0613456 Y2 JPH0613456 Y2 JP H0613456Y2 JP 560490 U JP560490 U JP 560490U JP 560490 U JP560490 U JP 560490U JP H0613456 Y2 JPH0613456 Y2 JP H0613456Y2
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JP
Japan
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shaft
adjusting gear
counter
gas chamber
gear
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JP560490U
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JPH0397623U (ja
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富功 山下
武司 宮崎
哲彦 松島
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は膜式ガスメータに関し、特に器差調整ギアの
組付時における作業性を向上できるようにした構造に関
する。
(従来の技術) 一般的なガスメータを第3図,第4図に示す。
このガスメータは、内機ユニットを内蔵した下ケース1
と、下ケース1の上部に気密状態にフランジ接合された
上ケース2を備えている。
上ケース2は隔壁3によって後部側のガス室4側と前部
側のカウンタ室5側とに気密に区画されている。
そして、ガス室4側に設けられた回転伝達機構6の最終
伝達部分にクランク7aを介して連繋する軸7をガス室
4側から隔壁3に一体化された軸受部8を貫通させて回
転自在に枢支した構造であり、この軸7は前記クランク
7aを支持するフランジ7bによってカウンタ室5側へ
の突出が規制される。
前記軸7のカウンタ室5側への突出端には器差調整ギア
9が取付けられ、このギア9を介して、図示しないカウ
ンタユニットに回転伝達を行っている。
なお、ギア9の取付けは、ギア9の矩形状中心穴の周縁
に設けた複数の爪9aを軸7の先端矩形状部分に形成さ
れた凹部7cに弾撥的に嵌合することで回り止め状態の
取付けが出来る。
このギア9は、複数の歯数のものが用意され、内機ユニ
ットの器差に応じて交換し、カウンタユニットの計量表
示を一定にするためのものであり、より具体的には、予
め標準型のギア9を組み付け、カウンタユニットを組み
付けた状態で計測を行い、その結果に応じて標準型のま
まで良いかあるいは交換するかが良いかが判断され、交
換する場合にはカウンタ室5の前面開口部から手を差し
込んで歯数の異なるものに変更される。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この構造にあっては、ギア9を交換しようとし
た場合に、引き抜き作業時においては軸7の後部側に一
体化されたフランジ7bによって抜き出しが規制される
ため、軸7の脱落はないものの、再装着時には軸7はガ
ス室4側に逃げ動くため、取付けを完了するまでの間カ
ウンタ室5側から軸7を押さえていなければならなかっ
た。
そして、このギア9の取付位置はカウンタ室5内の最奥
部であるため、軸7を保持しながら交換を行うのは極め
て困難な作業となり、また万が一脱落が生じた場合には
上ケース1を取り外して再度組立を行わなければなら
ず、組立性に問題があった。
この考案は以上の問題を解決するものであって、ギアの
押し込み時における軸の抜け出しを防止でき、交換作業
を簡単に行えるようにした膜式ガスメータにおける器差
調整ギアの軸構造を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、上ケースに形成
され、上ケースをガス室側とカウンタ室側に区画する隔
壁と、隔壁に形成された軸受部を貫通してこれに回転可
能に軸受され、かつガス室側突出部分をガス室内に設け
た回転伝達機構の最終駆動部分にクランクを介して連繋
させ、カウンタ側突出端に器差調整ギアを着脱可能に取
付けるようにした軸を備えた膜式ガスメータにおいて、 前記軸のカウンタ室側突出端外周に抜止め用のフランジ
を一体に形成するとともに、ガス室側突出端には、クラ
ンクを一体化したブッシュを圧嵌めした構造となってい
る。
(作用) 以上の構成の軸にあっては、軸のガス室側への押し込み
をフランジが規制し、またカウンタ室側への引き抜きを
ブッシュが規制する。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図,第2図はこの考案の要部を示すものである。
図において、上ケース内のガス室10と、カウンタ室1
2とを前後に区画する隔壁14の一部には軸受部16が
形成され、この軸穴16aには一組の軸受18とシール
用軸受パッキング17を介して軸20が挿通され、これ
に回転可能に枢支されている。
軸20の先端の矩形状部分には器差調整ギア22の固定
用凹部20aが形成され、またその後部外周には前記軸
受18に当接する抜止め用のフランジ24が一体に形成
されている。
また、この軸20の後端にはガス室10側においてブッ
シュ26が圧嵌めされる。
このブッシュ26の外周にはクランク28が一体に設け
られ、このクランク28はガス室10内に設けた回転伝
達機構の最終駆動軸30の先端に設けたピン32に係合
し、このピン32の回転に伴うクランク28の回転によ
って駆動軸30の回転を軸20に伝達している。
前記器差調整ギア22は従来と同一であって、矩形状の
中心穴22aの周囲に複数の爪22bを有し、軸20の
先端に形成された凹部20aに爪22bが弾撥的に嵌合
することで、ギア22を回り止め状態に軸20の先端に
装着できる。
以上の構成において、前記ギア22を交換する場合、カ
ウンタ室12の前面開口より手をいれて直接あるいは専
用の治具などを用いてギア22を無理抜きすれば、爪2
2bが凹部20aからかけ外され、ギア22を軸20か
ら抜き取ることができる。このとき軸20に加わる引き
抜き力はブッシュ26が軸受部16に当接することで抜
出が規制される。
また新たなギア22を軸20に嵌め付ける場合には軸2
0に追い込み方向の力が加わるが、この押し込みは前記
フランジ24が軸受18の端面に当接することで規制さ
れ、軸20を支持することなく新たなギアの装着作業を
行うことができるのである。
(考案の効果) 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案に
よる膜式ガスメータにおける器差調整ギアの軸構造にあ
っては、軸のガス室側への押し込みをフランジが規制
し、またカウンタ室側への引き抜きをブッシュが規制す
るようになっているため、器差調整ギアの交換作業が従
来に比べて簡単となり、作業能率を向上を図ることがで
きる。また軸のガス室側への脱落などがないので、脱落
に伴う再分解の必要もなく、歩留まりも向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る器差調整ギア用の軸を示す側面
説明図、第2図は同軸を軸受部に装着した状態を示す要
部拡大図、第3図は膜式ガスメータの全体的構成を示す
一部断面側面図、第4図は従来の器差調整ギア用の軸お
よび軸受部分を示した拡大説明図である。 10…ガス室 12…カウンタ室 14…隔壁 16…軸受部16a…軸穴 20…軸 22…器差調整ギア 24…フランジ 26…ブッシュ 28…クランク 30…最終駆動軸 32…ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上ケースに形成され、上ケースをガス室側
    とカウンタ室側に区画する隔壁と、隔壁に形成された軸
    受部を貫通してこれに回転可能に軸受され、かつガス室
    側突出部分をガス室内に設けた回転伝達機構の最終駆動
    部分にクランクを介して連繋させ、カウンタ側突出端に
    器差調整ギアを着脱可能に取付けるようにした軸を備え
    た膜式ガスメータにおいて、 前記軸のカウンタ室側突出端外周に抜止め用のフランジ
    を一体に形成するとともに、ガス室側突出端には、クラ
    ンクを一体化したブッシュを圧嵌めしたことを特徴とす
    る膜式ガスメータにおける器差調整ギアの軸構造。
JP560490U 1990-01-26 1990-01-26 膜式ガスメータにおける器差調整ギアの軸構造 Expired - Lifetime JPH0613456Y2 (ja)

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