JPH06134474A - 家畜、家禽等飼育用活水槽 - Google Patents

家畜、家禽等飼育用活水槽

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JPH06134474A
JPH06134474A JP30807492A JP30807492A JPH06134474A JP H06134474 A JPH06134474 A JP H06134474A JP 30807492 A JP30807492 A JP 30807492A JP 30807492 A JP30807492 A JP 30807492A JP H06134474 A JPH06134474 A JP H06134474A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 活水槽内の飲料水を培養してミネラル化し、
これを自動的に家畜、家禽等に供給し、家畜、家禽等の
生育を良好にし、家畜舎、家禽舎等の臭気を除去し、糞
尿の処理を容易にする。 【構成】 活水槽1内の底部に設けた架台2にかご体を
載置し、フミン酸を多く含む固形の亜炭を前記かご体に
収納自在とし、給水元5から給水配管6を介して飲料水
を畜舎等7に給水自在とし、前記給水配管6の途中に給
水管8を接続して前記活水槽1に飲料水を給水自在と
し、エアーポンプ10からの空気を導管11を介して活
水槽1内の架台2の下方に設けた空気発生器9に導入し
てエアーレーション自在とし、活水槽1内の水を攪拌混
合してかご体内の亜炭からフミン酸を連続的に抽出し、
活水槽1内の水をフミン酸が含有された弱酸性のミネラ
ル液とすると同時に水中に含まれている不純物を吸着し
て浄化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家畜、家禽等の生育を良
好にし、家畜舎、家禽舎等の悪臭を改善して臭気を除去
し、家畜、家禽等の糞尿の処理を容易とすることのでき
る家畜、家禽等飼育用活水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の家畜、家禽等の畜産に関する飲料
水の供給は、井戸水、水道水を畜舎等に直接配管して、
家畜、家禽等に与えるのが一般的であり、中には井戸等
と畜舎等の距離がある場合、圧力タンク又は自動給水装
置を設置している場合もある。又畜舎等の臭気を軽減
し、糞尿の処理を容易とするために、土壌菌を培養して
飲料水に添加して家畜、家禽等に与え、更に浄化槽によ
り糞尿の処理等を行って、水質汚濁防止法による排出基
準、各地方自治体の公害防止条令による排出基準等を満
たした上で、廃棄物として処理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】牛、豚、鶏、あひる等
の家畜、家禽等を飼育している畜産農家の悩みとして、
家畜、家禽等の糞尿による畜舎等の刺激臭が強く、作業
者の衣服に悪臭が付着する等により、飼育作業が快適に
行えない問題点が存した。と同時に糞尿の悪臭が除去で
きないことにより、畜舎等を清潔に保持することが困難
であり、はえ、うじ等の発生による家畜、家禽等への悪
影響、すなわち、発育不良、病気の発生等はもとより、
近隣の環境に悪影響を与える等の問題点が存した。又畜
舎等はもとより畜舎等の周辺に悪臭が漂い、近隣住民か
らの苦情が絶えない問題点が存した。
【0004】更に畜舎等の臭気を軽減し、糞尿の処理を
容易とするために、土壌菌を培養して飲料水に添加して
家畜、家禽等に与えた場合においても、臭気の除去を根
本的かつ効果的に行うことができず、又浄化槽により糞
尿の処理等を行って、水質汚濁防止法による排出基準、
各地方自治体の公害防止条令による排出基準等を満たし
た場合においても、臭気の除去を行うことができないた
め、廃棄物として処理する上においても難渋を窮めてい
るのが現状であった。
【0005】このため、家畜、家禽等の生育を良好に
し、家畜舎、家禽舎等の悪臭を改善して臭気を除去し、
家畜、家禽等の糞尿の処理を容易とすることのできる家
畜、家禽等飼育用活水槽の開発が強く望まれていた。
【0006】本発明は上記要望に応えるためになされた
ものであり、活水槽内の飲料水を培養してミネラル化
し、これを自動的に家畜、家禽等に供給し、家畜、家禽
等の生育を良好にし、家畜舎、家禽舎等の悪臭を改善し
て臭気を除去し、家畜、家禽等の糞尿の処理を容易とす
ることのできる家畜、家禽等飼育用活水槽を得ることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであり、以下に述べる手段を
採用する。本発明は、ステンレス製又はFRP樹脂等の
容易に腐食しない素材よりなる円筒形状、円錐形状、円
錐台形状、角柱形状、その他所望の形状の活水槽1内の
底部に、ステンレス製等の容易に腐食しない素材よりな
る架台2を設け、この架台2にステンレス製等の容易に
腐食しない素材よりなる複数個のかご体3を取り外し自
在に載置し、天然の物質で木質部が比較的多く、多孔質
で不純物を吸収し、吸着して水を浄化し、フミン酸を多
く含む固形の亜炭4を前記かご体3に収納自在とし、井
戸水、水道水の給水元5から給水配管6を介して所望量
の飲料水を適宜畜舎等7に給水自在とし、前記給水配管
6の途中に給水管8を接続して前記活水槽1に飲料水を
給水自在とし、前記給水管8からの給水をフロート12
を設けて活水槽1内の水が所定量以下に減少した場合に
自動的に給水し補給自在とし、エアーポンプ10からの
空気を導管11を介して活水槽1内の架台2の下方に設
けた空気発生器9に導入してエアーレーション自在と
し、活水槽1内の水を攪拌混合してかご体3内の亜炭4
からフミン酸を連続的に抽出し、活水槽1内の水をフミ
ン酸が含有された弱酸性のミネラル液とすると同時に水
中に含まれている不純物を吸着して浄化し、前記活水槽
1内のフミン酸が含有された弱酸性のミネラル液を注入
ポンプ13を介して給水配管6に定量注入自在とし、給
水配管6内で給水元5からの水と混合して畜舎等7に送
給自在とし、家畜等の飲用に供することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成されていることによ
り、活水層内の亜炭から連続的に容易に微生物の活性化
を促進し、家畜等の糞尿中のアンモニアを分解吸着して
悪臭、刺激臭を消臭することができるフミン酸を抽出す
ることができ、かつ亜炭の不純物吸着作用により水を浄
化することができるものである。このように本発明によ
り得られたフミン酸を含有し、不純物の除去されたミネ
ラル液を混合してなる飲料水を鶏、豚、牛等の家畜、家
禽等に供給し、飲用に供することにより、家畜等の腸内
細菌が活性化して糞尿の悪臭が軽減し、畜舎等の中に入
っても刺激臭がなく、気にならない程度になり、結果的
に畜舎等全体の悪臭を除去することができるものであ
る。
【0009】又フミン酸はアンモニアとの結合力が迅速
かつ強力な特性を有しているため、糞尿中のアンモニア
を分解吸着して悪臭、刺激臭を消臭することができる。
このような腐敗防止効果によって悪臭防止が可能とな
り、糞尿、蛋白質の腐敗臭等による二次的悪臭に対して
消臭効果を示し、家畜に対して腸内細菌が活性化して、
健康状態が向上し、病気に対して強い抗体力がつく。
【0010】又本発明によれば、家畜、家禽等の抗体力
が増し、病気、死亡等の事故率が軽減すると同時に家
畜、家禽等の腸内細菌が活性化してストレスが消失し成
育がよくなるばかりでなく、例えば、鶏においては、鶏
卵の日保ちがよくトラブルがなく、産卵日齢の延長、生
存率等が格段に向上するものである。しかも、糞尿の刺
激臭が無くなり、はえ、うじ等の発生が減少し、従来多
量に投与されていた動物医薬品、殺菌剤等の使用が不要
となるものである。
【0011】又家畜舎等の悪臭、刺激臭が消失し、家畜
舎等並びにその周囲全体の環境が改善されため、近隣の
住民からの苦情もなく、しかも浄化槽の水質がより改善
されるため、浄化槽により糞尿の処理等を行うに際し
て、水質汚濁防止法による排出基準、各地方自治体の公
害防止条令による排出基準等を容易に満たすことがで
き、又臭気の除去を行う必要がなく、糞が土に変わる期
間が早く、廃棄物として処理する上において極めて容易
となるものである。
【0012】又、本発明により生成されたフミン酸を含
有するミネラル液の混合された飲料水を供給すると同時
に亜炭層の周辺に存在し、亜炭と土の混合された亜炭粉
末を配合飼料に添加して家畜等に与えることにより、家
畜等の腸内細菌の活性化がより一層促進され、糞尿の悪
臭を効果的に消臭することができるものである。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の活水槽の実施の1例を示す正面図で
あり、図2は活水槽内の架台及びかご体を示す平面図で
あり、図3は活水槽内の架台及びかご体を示す斜面図で
ある。
【0014】図1においてステンレス製又はFRP樹脂
等の容易に腐食しない素材よりなる円筒形状、円錐形
状、円錐台形状、角柱形状、その他所望の形状の活水槽
1内の底部には、ステンレス製等の容易に腐食しない素
材よりなる架台2が設けられており、この架台2にはス
テンレス製等の容易に腐食しない素材よりなる複数個の
かご体3が取り外し自在に載置されている。このかご体
3には固形の亜炭4が収納自在とされている。
【0015】前記亜炭4は比較的新しい年代の樹木が、
地殻変動で埋没し、地中深いところで水分と地熱、地圧
により圧縮され、微生物により分解され腐食化して生成
された天然の物質であり、この亜炭4の特徴は木質部が
比較的多く、多孔質であるため水中の不純物を吸収し、
吸着する強い作用を有しており、水を浄化する作用を有
する。又前記亜炭4は特にフミン酸(微量要素)を多く
含んでいる。このフミン酸は、水に溶解し易く、微生物
の活性化を促進し、水中に含まれている不純物を吸収
し、吸着する作用を有しており、又アンモニアとの結合
力が迅速かつ強力な特性を有している。このため、この
フミン酸の含有する飲料水を家畜等に与えることによ
り、腸内細菌を活性化し糞尿の悪臭を分解することがで
きる。又アンモニアとの結合力が迅速かつ強力な特性を
有しているため、糞尿中のアンモニアを分解吸着して悪
臭、刺激臭を消臭することができる。
【0016】前記活水槽1には井戸水、水道水の給水元
5から給水配管6を介して所望量の飲料水が適宜畜舎等
7に給水自在とされている。この給水配管6の途中に
は、給水管8が接続されており、この給水管8は前記活
水槽1に飲料水を給水自在としている。この給水管8か
らの給水は、フロート12の作用で、活水槽1内の水が
所定量以下に減少した場合に自動的に給水し補給される
構成とされている。
【0017】前記活水槽1内底部、すなわち架台2の下
方には、空気発生器9が設けられており、エアーポンプ
10からの空気を導管11を介して活水槽1内の架台2
の下方に導入し、前記空気発生器9から24時間、架台
2の下からエアーレーションを行って、活水槽1内の水
を攪拌混合し、かご体3内の亜炭4からフミン酸を連続
的に抽出して、活水槽1内の水をフミン酸が含有された
弱酸性のミネラル液とすると同時に水中に含まれている
不純物を吸収し、吸着して浄化作用を行う。
【0018】活水槽1内のフミン酸が含有された弱酸性
のミネラル液は、注入ポンプ13を介して給水配管6に
定量注入され、給水配管6内において給水元5からの水
と混合されて畜舎等7に送給され、家畜等の飲用に供さ
れる。この場合、活水槽1内のミネラル液と給水元5か
らの通常の水の混合割合としては、1対10位が最適で
ある。
【0019】前記注入ポンプ13にはチャッキバルブが
設けられているため、給水配管6からの水が活水槽1内
に逆流するおそれはない。又活水槽1にはオーバーフロ
ー20が設けられているため、活水槽1内の水は常に一
定量保持されている。前記注入ポンプ13から活水槽1
内のミネラル液が給水配管6に注入されると、その注入
量と同じ量がフロー12の作用で、給水管8から活水槽
1内に自動的に補給される。
【0020】所定の時間、空気発生器9からエアーレー
ションを行って、活水槽1内の水を攪拌混合し、かご体
3内の亜炭4からフミン酸を連続的に抽出して、活水槽
1内の水をフミン酸が含有された弱酸性のミネラル液と
すると同時に水中に含まれている不純物を吸収し、吸着
して浄化作用を行うと、かご体3内の亜炭4を新しいも
のと取替える必要があり、そうした場合、投入口14の
蓋を開けてかご体3を活水槽1の外に取り出し、新しい
亜炭4と取替え、再度かご体3を活水槽1内に戻して架
台2に載置して、エアーレーションを再び行って、活水
槽1内の水を攪拌混合し、フミン酸を連続的に抽出する
と同時に水中に含まれている不純物を吸収し、吸着して
浄化作用を行う。
【0021】フミン酸の抽出と水の浄化の作業時間は、
活水槽1の容量により左右されるが、容量が約3トン程
度の一般的な活水槽の場合、約3〜4日間の初期エアー
レーションが必要とされ、この初期エアーレーションを
施してフミン酸を抽出した後に、給水配管6に所定量注
入される。この場合、いわゆるフミン酸抽出液である種
水が約3トンあり、1日当り約20トンの飲料水を畜舎
等7に給水するとした場合、活水槽1からはその約10
%の約2トンのミネラル液が注入され、活水槽1内には
当初のほゞ30%の約1トンのフミン酸抽出液である種
水が残される。この1トンの種水が残されていることに
より、夜間から翌朝にかけて、すなわち畜舎等7に給水
を停止した後、翌朝給水を開始するまでの間に、連続的
にエアーレーションを施して、3トンのフミン酸抽出液
であるミネラル液が生成される。このエアーレーション
は常に24時間行われている。このエアーレーションが
24時間行われていることにより、寒冷地において活水
槽1内の水の凍結は容易に防止される。
【0022】前記給水時間及び給水量は、家畜、家禽の
種別により、又は季節等により適宜調整される必要があ
り、その調整等は、操作板15に設けたタイマーつまみ
16、エアーつまみ17、ポンプつまみ18のつまみを
それぞれ操作することにより行われる。図1において1
9は活水槽1の底部に設けたバルブであり、活水槽1内
の清掃、不純物の除去作業等の場合にこのバルブ19を
開いて行う。
【0023】前記の如きフミン酸を含有し、不純物の除
去されたミネラル液を混合してなる飲料水を鶏、豚、牛
等の家畜、家禽等に供給し、飲用に供すると家畜等の腸
内細菌が活性化して糞尿の悪臭が軽減し、畜舎等の中に
入っても刺激臭がなく、気にならない程度になり、結果
的に畜舎等全体の悪臭を除去することができる。又フミ
ン酸はアンモニアとの結合力が迅速かつ強力な特性を有
しているため、糞尿中のアンモニアを分解吸着して悪
臭、刺激臭を消臭することができる。このような腐敗防
止効果によって悪臭防止が可能となり、糞尿、蛋白質の
腐敗臭等による二次的悪臭に対して消臭効果を示し、家
畜に対して腸内細菌が活性化して、健康状態が向上し、
病気に対して強い抗体力がつく。
【0024】又本発明によれば、家畜、家禽等の抗体力
が増し、病気、死亡等の事故率が軽減すると同時に家
畜、家禽等の腸内細菌が活性化してストレスが消失し成
育がよくなるばかりでなく、例えば、鶏においては、鶏
卵の日保ちがよくトラブルがなく、産卵日齢の延長、生
存率等が格段に向上するものである。しかも、糞尿の刺
激臭が無くなり、はえ、うじ等の発生が減少し、従来多
量に投与されていた動物医薬品、殺菌剤等の使用が不要
となるものである。又家畜舎等の悪臭、刺激臭が消失
し、家畜舎等並びにその周囲全体の環境が改善された
め、近隣の住民からの苦情もなく、しかも浄化槽の水質
がより改善されるため、浄化槽により糞尿の処理等を行
うに際して、水質汚濁防止法による排出基準、各地方自
治体の公害防止条令による排出基準等を容易に満たすこ
とができ、又臭気の除去を行う必要がなく、糞が土に変
わる期間が早く、廃棄物として処理する上において極め
て容易となるものである。
【0025】又、本発明により生成されたフミン酸を含
有するミネラル液の混合された飲料水を供給すると同時
に亜炭層の周辺に存在し、亜炭と土の混合された亜炭粉
末を配合飼料に添加して家畜等に与えることにより、家
畜等の腸内細菌の活性化がより一層促進され、糞尿の悪
臭を効果的に消臭することができるものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の家畜、家
禽等飼育用活水槽によれば、活水層内の亜炭から連続的
に容易に微生物の活性化を促進し、家畜等の糞尿中のア
ンモニアを分解吸着して悪臭、刺激臭を消臭することが
できるフミン酸を抽出することができ、かつ亜炭の不純
物吸着作用により水を浄化することができるものであ
る。このように本発明により得られたフミン酸を含有
し、不純物の除去されたミネラル液を混合してなる飲料
水を鶏、豚、牛等の家畜、家禽等に供給し、飲用に供す
ることにより、家畜等の腸内細菌が活性化して糞尿の悪
臭が軽減し、畜舎等の中に入っても刺激臭がなく、気に
ならない程度になり、結果的に畜舎等全体の悪臭を除去
することができるものである。
【0027】又フミン酸はアンモニアとの結合力が迅速
かつ強力な特性を有しているため、糞尿中のアンモニア
を分解吸着して悪臭、刺激臭を消臭することができる。
このような腐敗防止効果によって悪臭防止が可能とな
り、糞尿、蛋白質の腐敗臭等による二次的悪臭に対して
消臭効果を示し、家畜に対して腸内細菌が活性化して、
健康状態が向上し、病気に対して強い抗体力がつく。
【0028】又本発明によれば、家畜、家禽等の抗体力
が増し、病気、死亡等の事故率が軽減すると同時に家
畜、家禽等の腸内細菌が活性化してストレスが消失し成
育がよくなるばかりでなく、例えば、鶏においては、鶏
卵の日保ちがよくトラブルがなく、産卵日齢の延長、生
存率等が格段に向上するものである。しかも、糞尿の刺
激臭が無くなり、はえ、うじ等の発生が減少し、従来多
量に投与されていた動物医薬品、殺菌剤等の使用が不要
となるものである。
【0029】又家畜舎等の悪臭、刺激臭が消失し、家畜
舎等並びにその周囲全体の環境が改善されため、近隣の
住民からの苦情もなく、しかも浄化槽の水質がより改善
されるため、浄化槽により糞尿の処理等を行うに際し
て、水質汚濁防止法による排出基準、各地方自治体の公
害防止条令による排出基準等を容易に満たすことがで
き、又臭気の除去を行う必要がなく、糞が土に変わる期
間が早く、廃棄物として処理する上において極めて容易
となるものである。
【0030】又、本発明により生成されたフミン酸を含
有するミネラル液の混合された飲料水を供給すると同時
に亜炭層の周辺に存在し、亜炭と土の混合された亜炭粉
末を配合飼料に添加して家畜等に与えることにより、家
畜等の腸内細菌の活性化がより一層促進され、糞尿の悪
臭を効果的に消臭することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による家畜、家禽飼育用活水槽の正面
図。
【図2】本発明による活水槽内の架台及びかご体を示す
平面図。
【図3】本発明による活水槽内の架台及びかご体を示す
斜面図。
【符号の説明】
1 活水槽 2 架台 3 かご体 4 亜炭 5 給水元 6 給水配管 7 畜舎等 8 給水管 9 空気発生器 10 エアーポンプ 11 導管 12 フロート 13 注入ポンプ 14 投入口 15 操作板 16 タイマーつまみ 17 エアーつまみ 18 ポンプつまみ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス製又はFRP樹脂等の容易に
    腐食しない素材よりなる円筒形状、円錐形状、円錐台形
    状、角柱形状、その他所望の形状の活水槽(1)内の底
    部に、ステンレス製等の容易に腐食しない素材よりなる
    架台(2)を設け、この架台(2)にステンレス製等の
    容易に腐食しない素材よりなる複数個のかご体(3)を
    取り外し自在に載置し、天然の物質で木質部が比較的多
    く、多孔質で不純物を吸収し、吸着して水を浄化し、フ
    ミン酸を多く含む固形の亜炭(4)を前記かご体(3)
    に収納自在とし、井戸水、水道水の給水元(5)から給
    水配管(6)を介して所望量の飲料水を適宜畜舎等
    (7)に給水自在とし、前記給水配管(6)の途中に給
    水管(8)を接続して前記活水槽(1)に飲料水を給水
    自在とし、前記給水管(8)からの給水をフロート(1
    2)を設けて活水槽(1)内の水が所定量以下に減少し
    た場合に自動的に給水し補給自在とし、エアーポンプ
    (10)からの空気を導管(11)を介して活水槽
    (1)内の架台(2)の下方に設けた空気発生器(9)
    に導入してエアーレーション自在とし、活水槽(1)内
    の水を攪拌混合してかご体(3)内の亜炭(4)からフ
    ミン酸を連続的に抽出し、活水槽(1)内の水をフミン
    酸が含有された弱酸性のミネラル液とすると同時に水中
    に含まれている不純物を吸着して浄化し、前記活水槽
    (1)内のフミン酸が含有された弱酸性のミネラル液を
    注入ポンプ(13)を介して給水配管(6)に定量注入
    自在とし、給水配管(6)内で給水元(5)からの水と
    混合して畜舎等(7)に送給自在とし、家畜等の飲用に
    供することを特徴とする家畜、家禽等飼育用活水槽。
  2. 【請求項2】 活水槽(1)に設けた操作板(15)に
    タイマーつまみ(16)、エアーつまみ(17)及びポ
    ンプつまみ(18)を設け、これらのつまみを操作して
    畜舎等(7)への給水時間及び給水量を調整自在とした
    ことを特徴とする請求項1記載の家畜、家禽等飼育用活
    水槽。
  3. 【請求項3】 活水槽(1)に投入口(14)を設けて
    活水槽(1)内のかご体(3)を取り出し及び投入自在
    としたことを特徴とする請求項1記載の家畜、家禽等飼
    育用活水槽。
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