JPH06134442A - 廃棄物選別プラント - Google Patents

廃棄物選別プラント

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JPH06134442A
JPH06134442A JP4311276A JP31127692A JPH06134442A JP H06134442 A JPH06134442 A JP H06134442A JP 4311276 A JP4311276 A JP 4311276A JP 31127692 A JP31127692 A JP 31127692A JP H06134442 A JPH06134442 A JP H06134442A
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JP
Japan
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waste
wastes
arrow
sieve
screen
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Application number
JP4311276A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Ishida
強 石田
Yoshimasa Kobayashi
義正 小林
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KOBAYASHI KANKYO JIMUSHO KK
Original Assignee
KOBAYASHI KANKYO JIMUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃棄物中の通常選別が困難なひも、紙等の廃
棄物でも網目に詰まることなく、その大きさによって数
種に選別できるようにして廃棄物選別プラントの運転停
止時間を大幅に低減させ、該廃棄物選別プラントの稼働
率を大幅に向上させて低コストで廃棄物の処理が行える
ようにし、粒の揃った品質の良い残土をなるべく多く確
保できるようにして廃棄物の再利用を図ることである。 【構成】 廃棄物の移動方向と45°の角度の網目が形
成された固定式篩によって廃棄物を初期選別した後、該
選別された所定の大きさよりも小さな廃棄物を搬送装置
により搬送し、廃棄物の搬送方向と平行に縦長の複数の
網目が設けられた振動式篩によって該振動式篩の複数の
隙間から廃棄物を落下させて更に細かい廃棄物に選別す
るようにした構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物選別プラントに
係り、特に廃棄物を初期の段階で大きさにより選別する
と共にひも、紙等の通常選別が困難な廃棄物でも網目に
詰まることなく効率的に選別することができる固定式篩
及び振動式篩を備え、ほとんどの工程を自動化しながら
適度に手作業を採り入れることにより、稼働率を大幅に
向上させて低コストで廃棄物の処理を行うことができる
ようにした画期的な廃棄物選別プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用資材及び消費物資の増産や
生活水準の向上と共にあらゆる物の消費が拡大し、これ
に伴なって非常に多量かつ多種類の産業廃棄物や家庭廃
棄物が飛躍的に増大し、該廃棄物の処理が環境汚染を引
き起こし、大きな社会問題になって来ている。
【0003】このような社会的背景から優れた廃棄物処
理装置の早急な開発が熱望され、種々の装置が提案さ
れ、また実用化されつつあるが、従来該廃棄物を十分に
選別して廃棄物を再利用な可能なまでに完全に処理でき
るような廃棄物の処理装置は、未だ開発されていないの
が実情である。
【0004】即ち従来の廃棄物処理装置は、ほとんどす
べての処理行程を手作業で行おうとする人海戦術的なも
のであり、これでは作業者の疲労が大きく、また完全な
選別を行うことができず、特に残土となるような再利用
可能な廃棄物を効率的に選別することは不可能であり、
廃棄物のリサイクルができる歩留りが悪いという欠点が
あった。
【0005】また一方では、廃棄物の処理工程を自動化
する試みもなされているが、従来は車輛によって搬入さ
れた廃棄物を直ちに搬送装置に積み込んで選別装置に搬
送し、処理していたので選別装置で処理できない大きさ
の廃棄物まで搬送する結果となり、搬送装置に乗せる量
が極めて多くなって廃棄物を効率的に処理できない欠点
があった。
【0006】また大きな廃棄物や引っ掛かり易い形状の
廃棄物もそのまま搬送されるために搬送装置や廃棄物選
別装置に廃棄物が引っ掛かるトラブルが続発し、その都
度廃棄物処理装置の運転を停止させて清掃を行わなけれ
ばならず、結果としてほとんどが失敗に終わっているの
が現状である。
【0007】特に廃棄物の選別は、篩により大きさ別に
選別される方法が多く用いられているが、廃棄物に含ま
れる布やひも類のような軽くて途中で引っ掛かり易い廃
棄物が篩等に詰まって廃棄物処理プラントの稼働率を低
下させ、効率的に処理できない欠点があった。
【0008】また従来の廃棄物処理プラントでは、各種
の車輛が走行したり処理装置を配置したりする基準地盤
の高低や凹凸については特に考慮が払われていなかった
ので、適当な平面の基準地盤に車輛等が外部から進入
し、廃棄物を下ろしたり積んだりする作業や廃棄物の処
理作業をスムーズな流れ作業化することができず、また
処理前後の異種の廃棄物が互いに混じり合ったりする等
の問題があり、極めて非合理的な作業場となっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、車輛により搬入された廃棄物を、
まず固定式篩にかけて初期の段階で大きさによって選別
し、所定の大きさよりも大きな廃棄物を廃棄物集積プー
ルに集積して破砕することにより、選別装置にかけられ
る廃棄物は一定以下の大きさに揃えられているようにし
て、選別装置への廃棄物の引っ掛かりをなくして効率よ
く処理できるようにすることである。
【0010】また他の目的は、固定式篩によって選別さ
れた所定の大きさよりも小さな廃棄物を搬送装置により
搬送しながら振動式篩によって更に所定の大きさ以下に
選別すると共に、所定の大きさ以上の廃棄物を廃棄物集
積プールに戻して更に細かく破砕することにより、該廃
棄物を残土となる大きさにまで小さくして処理できるよ
うにすることであり、またこれによって埋立て等に再利
用できる残土が非常に多く得られるようにすることであ
る。
【0011】更に他の目的は、廃棄物を積載した車輛が
乗入れ可能な廃棄物搬入用の基準地面と同一面上に固定
式篩を配設することにより、該固定式篩の上面を廃棄物
を搬送しながら車輛が走行できるようにすることであ
り、またこれによって該固定式篩の網目から所定の大き
さ以下の廃棄物のみを落下させて初期の段階で大きさに
よって廃棄物を選別できるようにし、選別装置に送られ
る廃棄物の粒が揃い、選別装置に無理がかからずまた選
別作業の無駄も省くことができるようにすることであ
る。
【0012】また他の目的は、固定式篩の網目を搬送さ
れる廃棄物の移動方向と45°の角度とすることによ
り、該網目から所定の大きさ以下の廃棄物を落下させて
初期選別できるようにすると共に廃棄物の網目への引っ
掛かりを防止することであり、またこれによって該網目
に詰まった廃棄物の除去作業をほとんど皆無とし、廃棄
物選別プラントの運転効率を向上させて廃棄物の処理時
間を大幅に短縮させることである。
【0013】更に他の目的は、廃棄物の搬送方向と平行
に縦長の複数の網目が設けられた振動式篩を振動させる
ことにより、搬送装置から搬入された廃棄物を搬送しな
がら複数の隙間から落下させる際にひも類、紙類等の引
っ掛かりを防止することであり、またこれによって廃棄
物を所定の大きさ以下にスムーズに選別して廃棄物を残
土となる大きさにまで小さくして効率よく処理できるよ
うにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、廃棄物を細かく粉砕して搬送しながら更に細か
い廃棄物に選別するように構成した廃棄物選別プラント
において、廃棄物を積載した車輛が乗入れ可能な廃棄物
搬入用の基準地面と同一面上に配設され複数の隙間から
小さな前記廃棄物を落下させることにより初期の段階で
大きさによって前記廃棄物を選別する固定式篩と、搬送
装置により搬入された前記廃棄物を振動させながら搬送
し複数の隙間から落下させることにより前記廃棄物を所
定の大きさ以下に選別する振動式篩とを備えたことを特
徴とするものである。
【0015】また本発明(請求項2)は、廃棄物を細か
く粉砕して搬送しながら更に細かい廃棄物に選別するよ
うに構成した廃棄物選別プラントにおいて、廃棄物を積
載した車輛が乗入れ可能な廃棄物搬入用の基準地面と同
一面上に配設され上面を走行する車輛により搬送される
前記廃棄物の移動方向と45°の角度を成して構成され
た網目が設けられ該網目から所定の大きさ以下の廃棄物
を落下させることにより初期の段階で大きさによって前
記廃棄物を選別する固定式篩を備えたことを特徴とする
ものである。
【0016】また本発明(請求項3)は、廃棄物を細か
く粉砕して搬送しながら更に細かい廃棄物に選別するよ
うに構成した廃棄物選別プラントにおいて、該廃棄物の
搬送方向と平行に縦長の複数の網目が設けられ振動させ
ることにより搬送装置により該複数の網目上に搬入され
た前記廃棄物を搬送しながら複数の隙間から落下させて
前記廃棄物を所定の大きさ以下に選別する振動式篩とを
備えたことを特徴とするものである。
【0017】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。本発明に係る廃棄物選別プラント1は、固定式篩
8と、振動式篩の一例たる第1振動式篩111とを備え
ている。
【0018】図1から図3において、本発明に係る廃棄
物選別プラント1の全体構成と共に固定式篩8及び第1
振動式篩111の構成について説明する。
【0019】基準地面2は、廃棄物選別プラント1が配
設される基準となる地面であり、該基準地面2より一段
低く掘り下げられて固定式篩用凹所4、廃棄物集積プー
ル5及び複数の搬出用凹所が設けられ、また基準地面2
上に固定式篩8、搬送装置9、金属分別装置10、振動
式篩11、選別台12及び集塵機13が配設されてい
る。
【0020】廃棄物選別プラント1用の鉄板製作業面3
は、トラック等の車輛(図示せず)により搬入された廃
棄物15を初期段階において処理するための作業面であ
って、固定式篩8の周囲に設けられた作業面であり、地
あまの上に石材等を用いて土を厚さ約1mだけ敷き詰
め、該石材等の上面を平らに突き固めて基礎地盤を成形
し、更に厚さ22mm程度の多数の鉄板19を敷き詰め
て該鉄板19を、継ぎ目において互いに溶接して基礎地
盤の表面を覆って形成されている。
【0021】これは厚い鉄板であれば、たとえショベル
ドーザ21のバケット21aやショベルローダ26のバ
ケット26aで繰り返し激しくこすっても摩耗するおそ
れがないからであり、厚さ40cmの鉄筋コンクリート
よりもはるかに丈夫な設計となっている。
【0022】固定式篩用凹所4は、図1、図2、図6及
び図7において、固定式篩8によって所定の大きさ以下
に選別された廃棄物15のみを一時的に収納して各種の
選別装置14に搬送するための凹所であって、基準地面
2より一段低く掘り下げられて形成されており、該固定
式篩用凹所4上には基準地面2と同一面に該固定式篩用
凹所4に蓋をする如く固定式篩8が設けられている。
【0023】廃棄物集積プール5は、廃棄物15を集積
してショベルドーザ21を縦横に走行させることによっ
て該廃棄物15を更に細かく粉砕又は破砕するための凹
所であって、基準地面2より一段低く掘り下げられ、固
定式篩用凹所4に隣接して形成されている。
【0024】ショベルドーザ21に装着されたクローラ
22には、焼入れされた高硬度のカッタ(図示せず)が
多数溶接されて固着されており、廃棄物集積プール5内
に集積された廃棄物15上で該ショベルドーザ21を走
行させることにより廃棄物15を該カッタにより次第に
細かく粉砕又は破砕するように構成されている。
【0025】複数の搬出用凹所(図示せず)は、粉砕さ
れて小さくされた廃棄物15を大きさ別に、又は素材別
に分別して集積するための凹所であって、廃棄物集積プ
ール5に連続して基準地面2より一段低く掘り下げられ
て形成されており、隔壁(図示せず)によって、小さく
残土となる廃棄物15を集積する第1搬出用凹所(図示
せず)、プラスチック或いは紙等のようにある程度以上
小さくできず、廃棄物集積プール5内に最後まで残った
廃棄物である残渣を集積する第2搬出用凹所(図示せ
ず)及び図示しない石或いはコンクリート塊等、いわゆ
るガラを集積する第3搬出用凹所(図示せず)の3ヵ所
に仕切られている。
【0026】夫々の搬出用凹所には、該搬出用凹所に集
積された廃棄物15を積載して搬出するための車輛(図
示せず)が該搬出用凹所に横付けするための進入路が設
けられている。
【0027】また基準地面2の入口付近には、搬入した
ての廃棄物15を一旦集積しておくための廃棄物集積場
(図示せず)が設けられている。
【0028】図4から図7も参照して、固定式篩8は、
厚さ約4cmの鉄板で製作され、搬入された廃棄物15
を初期の段階で大きさによって選別するためのものであ
って、固定式篩用凹所4上に基準地面2と面一に該固定
式篩用凹所4に蓋をする如く配設された篩であり、篩の
目8aの大きさは一辺が約25cmである。
【0029】篩の目8aの方向は、廃棄物15がショベ
ルローダ26のバケット26aによって押し出される方
向(矢印B方向)に対して45°の角度に形成され、篩
の目8aの大きさより小さな廃棄物15が該篩の目8a
に詰まることなく固定式篩用凹所4に矢印m(図6及び
図7)の如く下方に落下するように工夫されている。
【0030】固定式篩8の高さは約20cmであり、該
固定式篩8上をショベルローダ26が走行しても十分耐
えられるだけの強度を与えて製作されている。
【0031】そして、図1及び図6から図7に示すよう
に、車輛(図示せず)により鉄板製作業面3上に搬入さ
れた廃棄物15をショベルローダ26により固定式篩8
上に矢印B方向に押し出し又は矢印C方向に後退させる
ことを繰り返して篩の目8aの大きさよりも小さな、即
ち25cm以下の廃棄物15を固定式篩8から固定式篩
用凹所4に矢印m方向に落下させて初期選別するように
構成されている。
【0032】固定式篩8の篩の目8aよりも大きく固定
式篩用凹所4に落下しなかった廃棄物15は、ショベル
ローダ26により更に押されて廃棄物集積プール5に矢
印nの如く落とし込まれるようになっている。
【0033】そして廃棄物集積プール5に落とし込まれ
た廃棄物15上をショベルドーザ21が走行してこれを
踏みつけ、クローラ22に多数固着されたカッタにより
該廃棄物15を細かく粉砕し、該ショベルドーザ21の
バケット21aによって基準地面2上に戻され、再びシ
ョベルローダ26によって固定式篩8にかけられて、大
きさにより選別されるようになっている。
【0034】搬送装置9は、固定式篩8の篩の目8aか
ら落下した25cm以下の細かい廃棄物15を順次搬送
するためのものであって、第1搬送装置91,第2搬送
装置92,第3搬送装置93,第4搬送装置94,第5
搬送装置95,第6搬送装置96,第7搬送装置97,
第8搬送装置98,第9搬送装置99,第10搬送装置
100.第11搬送装置101及び第12搬送装置10
2が順次組み合わされて構成されている。
【0035】各々の搬送装置9には、ガイドローラ2
8,29にゴム製の幅広ベルト30が夫々巻き掛けられ
ており、一方のガイドローラ29とモータ31の回転軸
に固定されたプーリとの間にはベルト32が巻き掛けら
れて該モータ31によりゴム製の幅広ベルト30を駆動
して該ゴム製の幅広ベルト30上に積載された細かい廃
棄物15を搬送するようになっている。
【0036】第1搬送装置91は、固定式篩8の下方に
固定式篩用凹所4中に配設されており、固定式篩8の篩
の目8aから矢印m方向に落下した25cm以下の細か
い廃棄物15を基準地面2上まで矢印D方向に搬送する
ようになっている。
【0037】図2及び図3を参照して、第2搬送装置9
2は、第1搬送装置91により基準地面2上に搬送され
た細かい廃棄物15を受け渡されて第1振動式篩111
に搬送するようになっている。
【0038】第3搬送装置93は、第1振動式篩111
により更に細かく選別された廃棄物15を第2振動式篩
112まで矢印H方向に搬送するようになっている。
【0039】更に第4搬送装置94は、該第2振動式篩
112によって更に細かく選別された廃棄物15を矢印
M方向に搬送して第7搬送装置97に受け渡すように構
成されている。
【0040】第5搬送装置95は、第2振動式篩112
によって選別された大きな廃棄物15を矢印L方向に選
別台12に搬送した後、該廃棄物15を矢印Qの如く廃
棄物集積プール5に戻す第6搬送装置96に受け渡すよ
うになっている。
【0041】第7搬送装置97は、第5搬送装置95か
ら矢印P方向に受け渡された廃棄物15を、第3振動式
篩113に矢印Xの如く搬送するものであり、該搬送の
途中で集塵機13によって特に軽い廃棄物15を残渣2
5として吸引して選別するように構成されている。
【0042】第8搬送装置98は、集塵機13によって
選別された紙、布類、ひも類、プラスチック等の残渣2
5を第9搬送装置99に受け渡すべく搬送するものであ
り、第9搬送装置99は、受け渡された残渣25を搬送
して再び廃棄物集積プール5に矢印eの如く戻してショ
ベルドーザ21により再度更に細かく粉砕されるように
構成されている。
【0043】第10搬送装置100は、第3振動式篩1
13によって最終的に選別され細かく残土となる廃棄物
15を搬送して第11搬送装置101に矢印aの如く受
け渡し、更に第11搬送装置101で搬送して第12搬
送装置102に矢印bの如くく受け渡し、該第12搬送
装置で残土となる廃棄物15を矢印c方向に第1搬出用
凹所まで搬送してここに集積するようになっている。
【0044】また各搬送装置9の運転停止ボタン(図示
せず)は、各所に配置されており、緊急の場合にはどこ
からでも直ちに搬送装置9を停止させることができるよ
うにして安全を確保するようになっている。
【0045】第9搬送装置99の始端部には破砕装置4
4が配設されており、選別台12で選別された大きなプ
ラスチック等の廃棄物15を第13搬送装置103から
該破砕装置44に矢印gの如く投入して破砕し、第9搬
送装置99により搬送して残渣25として廃棄物集積プ
ール5に戻すようになっている。
【0046】金属分別装置10は、搬送される廃棄物1
5中から空缶、鉄筋等の鉄製廃棄物33を選別するため
のものであって、第2搬送装置92及び第5搬送装置9
5上に配設されている。
【0047】モータ34によって回転駆動されるベルト
35に装着された吸着板36が第2搬送装置92及び第
5搬送装置95上に位置したときにのみ、電磁石装置
(図示せず)によって磁化され、搬送される廃棄物15
から鉄製廃棄物33を電磁力によって吸着して選別し、
ベルト35により第2搬送装置92又は第5搬送装置9
5側方に搬送した後、該電磁力を消磁して該鉄製廃棄物
33を矢印F方向に落下させて素材別廃棄物集積所38
に集積するようになっている。
【0048】振動式篩11は、廃棄物15に振動を加え
て複数の隙間11aから小さな廃棄物15を矢印t方向
に落下させて選別するためのものであって、図示の実施
例においては、第1振動式篩111,第2振動式篩11
2及び第3振動式篩113の3台で構成されている。
【0049】第1振動式篩111は、第2搬送装置92
と第3搬送装置93との間に配設された水平振動式篩で
あり、廃棄物15の搬送方向に水平に複数の隙間11a
を形成するように複数の板11bが設けられた振動台1
20が複数のばね121によって揺動自在に支持されて
いる。
【0050】振動台120には、加振装置122が配設
されており、該加振装置122を作動させて振動台12
0を廃棄物15の搬送方向(矢印u又はv方向)に往復
振動させるように構成されている。
【0051】該往復振動は、前進時(矢印u方向)に遅
く、後退時(矢印v方向)に速いので、第2搬送装置9
2から矢印p方向に複数の板11b上に搬入された廃棄
物15は、該振動によって矢印q方向に搬送されながら
細かい廃棄物15が複数の隙間11aから第3搬送装置
93上に矢印tの如く落下して選別され矢印rの如く第
3搬送装置93に受け渡されるように構成されている。
【0052】複数の隙間11aよりも大きく該隙間11
aから落下できない廃棄物15は、シュート11cによ
り廃棄物集積プール5に矢印Gの如く戻され、ショベル
ドーザ21によって更に細かく破砕されるようになって
いる。
【0053】第2振動式篩112及び第3振動式篩11
3は、第1振動式篩111とは異なる同一構造をした振
動式篩であって、第2振動式篩112は第3搬送装置9
3と第4搬送装置94及び第5搬送装置95との間に配
設され、該第2振動式篩112によって選別された小さ
な廃棄物15は第4搬送装置94に受け渡されて矢印M
方向に搬送され、大きな廃棄物15は第5搬送装置95
に受け渡されて矢印L方向に搬送されるように構成され
ている。
【0054】また第3振動式篩113は、第7搬送装置
97と第10搬送装置100との間に配設され、該第3
振動式篩113によって選別された小さな残土となる廃
棄物15は第10搬送装置100によって第11搬送装
置101及び第12搬送装置102へと受け渡されて搬
送され、大きな廃棄物15はシュート45を通って第9
搬送装置99に受け渡されるようになっている。
【0055】該第2振動式篩112及び第3振動式篩1
13の篩面は複数の板11bが廃棄物15の搬送方向に
配設されて構成されると共に、該複数の板11b上にこ
れを遮蔽する如く複数の遮蔽板11dが複数の板11b
と直角方向に固定された構造となっており、上方から見
たとき、篩の目の大きさは、第2振動式篩112で一辺
が40mm、第3振動式篩113で一辺が15mm程度
の大きさの正方形となっている。
【0056】そして該第2振動式篩112及び第3振動
式篩113は、加振装置40によって振動が加えられ、
積載された廃棄物15を振動させて複数の板11b及び
複数の遮蔽板11d上を滑らせながら落下させるように
水平面に対して25°以上35°以下、好ましくは30
°の急勾配で配設されており、廃棄物15から更に細か
い廃棄物を選別するように構成されている。
【0057】選別台12は、廃棄物選別プラント1で自
動的に選別することが困難な石、コンクリート塊、瓶、
アルミニウム、銅等の特殊廃棄物を作業者41によって
手作業で選別するためのものであって、第1振動式篩1
11及び第5搬送装置95の2ヵ所に配設されており、
作業者41が該特殊廃棄物を選別してシュート43中に
矢印Nの如く投入して素材別廃棄物集積所38に素材別
に分別して集積するようになっている。
【0058】集塵機13は、紙、布類、ひも類、プラス
チック又は木屑等のように軽い廃棄物15を搬送される
廃棄物15から吸引して選別するための公知のいわゆる
サイクロン集塵機であって、吸引口13a,13bが第
7搬送装置97及び第10搬送装置100上に夫々開口
して配設され、該吸引口13a,13bから周囲の空気
と共に軽い廃棄物15を吸引して本体13cに導き、該
本体13c内を猛烈な勢いで回転させながら廃棄物15
をその遠心力によって本体13cの内面周囲に集めて落
下させ、第8搬送装置98に積載して搬送し、第9搬送
装置99に受け渡して残渣25として廃棄物集積プール
5に戻すように構成されている。
【0059】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図1、図2、図6及び
図7において、廃棄物15を積載した車輛(図示せず)
が進入して該廃棄物15を、廃棄物集積場の基準地面2
の鉄板製作業面3上に下ろす。
【0060】鉄板製作業面3上に搬入された廃棄物15
をショベルローダ26がそのバケット26aで矢印B方
向に押して固定式篩8上に移動させ、該固定式篩8の上
でショベルローダ26が矢印B,Cの如く往復して廃棄
物15を該固定式篩8の上で往復動させる。
【0061】これによって固定式篩8の篩の目8aの大
きさよりも小さな、即ち25cm以下の廃棄物15は固
定式篩8から矢印mの如く固定式篩用凹所4に落下し、
初期選別が行われる。
【0062】固定式篩8の篩の目8aよりも大きく固定
式篩用凹所4に落下しなかった廃棄物15は、ショベル
ローダ26により更に矢印B方向に押し出されて廃棄物
集積プール5に矢印nの如く落とし込まれる。
【0063】そして廃棄物集積プール5に落とし込まれ
た廃棄物15は、ショベルドーザ21が該廃棄物15上
を縦横無尽に走行して廃棄物15を踏みつけることによ
り、ショベルドーザ21のクローラ22に多数固着され
た鋭利なカッタで該廃棄物15を細かく粉砕する。
【0064】そしてショベルドーザ21のバケット21
aを使用して廃棄物15を固定式篩8の前方に戻し、こ
れを再びショベルローダ26が固定式篩8に搬送して初
期選別を行い、約25cm以下の大きさになった廃棄物
15は固定式篩用凹所4に落下する。
【0065】それでもなお固定式篩8上に残った廃棄物
15は、ショベルローダ26によって更に廃棄物集積プ
ール5に矢印nの如く落とし込まれ、ショベルドーザ2
1で再び細かく粉砕され、以下同様の作業が繰り返され
る。
【0066】そしてこの粉砕及び選別作業を繰り返し行
うことにより、最終的にはほとんどすべての廃棄物15
が固定式篩8の篩の目8aの大きさ(一辺25cm)を
通過する大きさにまで小さく破砕される。
【0067】固定式篩8の篩の目8aは、廃棄物15が
押し出される矢印B方向に対して45°の角度に形成さ
れているので、篩の目8aが廃棄物15により詰まるこ
とが少なく、効率よく廃棄物15を篩の目8aから矢印
m方向に落下させて所定の大きさに選別することができ
る。
【0068】固定式篩8によって初期選別され、第1搬
送装置91上に矢印mの如く落とし込まれた廃棄物15
は、第1搬送装置91によって基準地面2上まで矢印D
方向に搬送され、第2搬送装置92に受け渡されて更に
矢印E方向に上昇しながら搬送される。
【0069】第2搬送装置92により金属分別装置10
の位置にまで廃棄物15が搬送されると、モータ34に
よって回転駆動されるベルト35に装着された吸着板3
6が電磁石装置(図示せず)の磁界によってその下側を
通るときにのみ磁化されて電磁石となり、搬送される廃
棄物15から鉄製廃棄物33のみを電磁力によって吸着
して選別し、ベルト35の回転により第2搬送装置92
の外側まで搬送する。
【0070】すると吸着板36は電磁石装置の磁界から
抜け出るので、電磁力を消磁され、単なる鉄板に戻る。
これによって鉄製廃棄物33は吸着板36から離れて矢
印F方向に落下し、素材別廃棄物集積所38に集積され
る。
【0071】図8,図11及び図12において、鉄製廃
棄物33が除去された廃棄物15は、第2搬送装置92
により更に搬送されて第1振動式篩111の複数の隙間
11aを形成するように設けられた複数の板11bの上
に矢印pの如く投入される。
【0072】該複数の板11bは、加振装置120によ
って廃棄物15の前進(矢印u方向)時に遅く、後退
(矢印v方向)時に速く往復振動するので、複数の板1
1b上にある廃棄物15は、該振動によって前方(矢印
q方向)に搬送されながら、残土となるようなものを含
んで、一定寸法以下の細かい廃棄物15が複数の隙間1
1aから矢印t方向に第3搬送装置93上に落下して選
別される。
【0073】第1振動式篩111の両側には作業者41
が配置されており、振動によって廃棄物15が矢印q方
向に搬送される間に廃棄物選別プラント1で自動的に選
別することが困難なアルミニウム、銅等の特殊廃棄物を
手作業によって選別してシュート43中に矢印Nの如く
投入して素材別廃棄物集積所38に素材別に分別して集
積する。
【0074】複数の隙間11aよりも大きく該隙間11
aから落下できずに残った廃棄物15は、シュート11
cにより矢印Gの如く廃棄物集積プール5に戻され、シ
ョベルドーザ21によって踏み潰されて更に細かく破砕
される。
【0075】ここで第1振動式篩111の複数の隙間1
1aを形成する複数の板11bは、廃棄物15が搬送さ
れる方向に平行に配設されているので、通常の網目には
引っ掛かって該網目を詰まらせ易いひも、布或いは紙等
が詰まることが少なく、従って廃棄物選別プラント1の
運転を停止させて引っ掛かった廃棄物15を除去する必
要がほとんどない。
【0076】第1振動式篩111によって選別された細
かい(例えば10cm以下の)廃棄物15は、第3搬送
装置93に矢印rの如く受け渡され、該第3搬送装置9
3によって矢印H方向に更に上昇しながら搬送されて矢
印Iの如く第2振動式篩112に投入され、加振装置4
0によって振動している一辺が4cm程度の大きさの篩
によって更に細かく選別される。
【0077】ここで第2振動式篩112は、水平面に対
して30°の下り急勾配に配設されているので、細かい
廃棄物15は篩の目から落下するが、従来の選別装置で
は引っ掛かったり、目詰まりを起こしてしまい選別が極
めて困難であった、布、網、ひも等の軽い廃棄物15
は、搬送方向と直角方向に固定された複数の遮蔽板11
d上を滑りながら落下して完全に選別される。
【0078】第2振動式篩112により選別されて残っ
た大きな廃棄物15は、第5搬送装置95に受け渡され
て矢印L方向に搬送されながら金属分別装置10によっ
て再び、上記と同様にして、残った鉄製廃棄物33をモ
ータ34によって回転駆動されるベルト35に装着され
磁化される吸着板36で吸着して選別し、素材別廃棄物
集積所38に集積する。
【0079】鉄製廃棄物33が除去された廃棄物15
は、更に矢印L方向に搬送され、選別台12において廃
棄物選別プラント1で自動的に選別することが困難な
石、コンクリート塊、瓶等の特殊廃棄物を作業者41が
手作業によって選別してシュート43中に矢印Nの如く
投入して素材別廃棄物集積所38に素材別に分別して集
積する。
【0080】上記した如く鉄製廃棄物33及び石、コン
クリート塊、瓶等の特殊廃棄物が除去された廃棄物15
は、第6搬送装置96に受け渡され、更に該第6搬送装
置96によって矢印Q方向に搬送されて再び廃棄物集積
プール5に戻される。
【0081】第2振動式篩112により選別された残土
を含む小さな廃棄物15は、樋46で矢印J方向に案内
され、第4搬送装置94に積載されて矢印M方向に上昇
しながら搬送される。
【0082】第4搬送装置94によって搬送された小さ
な廃棄物15は、第7搬送装置97に矢印P方向に受け
渡されて第3振動式篩113まで搬送されるが、該搬送
の途中で第7搬送装置97のゴム製の幅広ベルト30上
方に配設された集塵機13の吸引口13aから紙、布
類、ひも類、プラスチック或いは木屑等のように軽い廃
棄物15を吸引して選別する。
【0083】第7搬送装置97から第3振動式篩113
に矢印X方向に投入された廃棄物15は、第2振動式篩
112と同様にして加振装置40によって振動している
一辺が15mmの正方形の大きさの篩によって更に細か
く最終的に選別され、最も細かく、残土となる廃棄物1
5が得られ、該廃棄物は第10搬送装置100上に落下
して搬送され、矢印aの如く第11搬送装置101に受
け渡される。
【0084】該第10搬送装置100で搬送される廃棄
物15からは、ゴム製の幅広ベルト30上方に配設され
た集塵機13の吸引口13bにより更に紙、布類、ひも
類、プラスチック或いは木屑等のように軽い廃棄物15
が吸引されて除去される。
【0085】第11搬送装置101によって矢印a方向
に搬送される最も細かく残土となる廃棄物15は、第1
2搬送装置102に矢印b方向に受け渡され、更に矢印
c方向に搬送されて第1搬出用凹所に集積される。
【0086】そして本発明装置では、この残土となる廃
棄物15が多量に得られ、またこの廃棄物15は粒が一
定の大きさに揃って埋め立て用等に十分にリサイクルで
きるものであり、廃棄物15からこのような再利用可能
な残土を得ることが本発明の非常に重要な課題である。
【0087】一方集塵機13の吸引口13a及び13b
から吸引された軽い廃棄物15は、本体13cに導か
れ、該本体13c内を落下して第8搬送装置98に積載
され、更に第9搬送装置99に矢印Uの如く受け渡され
て残渣25として廃棄物集積プール5に集積され、ショ
ベルドーザ21により他の廃棄物15と共に踏み潰され
て粉砕され、更に細かくなる。
【0088】また第3振動式篩113によって選別され
た大きな廃棄物15は、シュート45により矢印d方向
に導かれて第9搬送装置99に受け渡され、集塵機13
から第8搬送装置98を通って矢印U方向に搬送される
軽い廃棄物15と共に廃棄物集積プール5に矢印eの如
く残渣25として集積され、同様にショベルドーザ21
により粉砕される。
【0089】選別台12において、手作業によって選別
された大きなプラスチック等の更に破砕可能な廃棄物1
5は、第13搬送装置103に矢印f方向に積載されて
搬送され、破砕装置44に矢印g方向に投入されて破砕
され、第9搬送装置99に受け渡されて廃棄物集積プー
ル5に矢印eの如く残渣25として集積され、同様にシ
ョベルドーザ21により粉砕される。
【0090】また選別台12において選別された石、コ
ンクリート塊、瓶等の特殊廃棄物は、トラック等の車輛
(図示せず)によって第3搬出用凹所に搬送されて集積
される。
【0091】そして第1搬出用凹所には残土となる廃棄
物15が集積され、第3搬出用凹所には特殊廃棄物が集
積され、また何回廃棄物集積プール5から基準地面2に
戻されて選別装置14を巡回しても結局廃棄物集積プー
ル5に戻って来てしまう廃棄物15は、1単位操業(例
えば1日)当りの最終的残渣として処理され、これが第
2搬出用凹所にショベルドーザ21により搬送されて集
積される。
【0092】そして進入路を通って搬出用凹所に横付け
された車輛に各々の最終的廃棄物が積載されて搬出さ
れ、埋立てなどに再利用される。
【0093】上記した如く車輛によって搬入された廃棄
物15は、搬送されながら、より細かく破砕され、選別
されて埋立て用として再利用できる程度にまで細かくさ
れて完全に処理される。
【0094】また上記のように、ショベルローダ26や
ショベルドーザ21がその鋼鉄製のバケット26a,2
1aをこすり付けながら走行しても、鉄板製作業面3は
摩耗することがなく、非常に過酷な状況においても、長
期間にわたって修理することなく使用することができ、
鉄筋コンクリート製の地面に比べて格段に優れた耐久性
を発揮するものである。
【0095】また廃棄物15から出る有毒性の液体が土
中に染み込むおそれがなく、地下水の汚染を招くことも
なく、環境保護にも非常に有効である。
【0096】
【発明の効果】本発明は、上記のように車輛により搬入
された廃棄物を、まず固定式篩にかけて初期の段階で大
きさによって選別し、所定の大きさよりも大きな廃棄物
を廃棄物集積プールに集積して破砕するようにしたの
で、選別装置にかけられる廃棄物は一定以下の大きさに
揃えられていることとなり、選別装置への廃棄物の引っ
掛かりをなくして効率よく処理できるという効果があ
る。
【0097】また固定式篩によって選別された所定の大
きさよりも小さな廃棄物を搬送装置により搬送しながら
振動式篩によって更に所定の大きさ以下に選別すると共
に、所定の大きさ以上の廃棄物を廃棄物集積プールに戻
して更に細かく破砕するようにしたので、該廃棄物を残
土となる大きさにまで小さくして処理でき、この結果埋
立て等に再利用できる残土が非常に多く得られるという
効果がある。
【0098】更には、廃棄物を積載した車輛が乗入れ可
能な廃棄物搬入用の基準地面と同一面上に固定式篩を配
設したので、該固定式篩の上面を廃棄物を搬送しながら
車輛が走行でき、またこの結果該固定式篩の網目から所
定の大きさ以下の廃棄物のみを落下させて初期の段階で
大きさによって廃棄物を選別でき、選別装置に送られる
廃棄物の粒が揃い、選別装置に無理がかからずまた選別
作業の無駄も省くことができる効果がある。
【0099】また固定式篩の網目を搬送される廃棄物の
移動方向と45°の角度としたので、該網目から所定の
大きさ以下の廃棄物を落下させて初期選別できるように
すると共に廃棄物の網目への引っ掛かりを防止でき、ま
たこの結果該網目に詰まった廃棄物の除去作業がほとん
ど皆無となり、廃棄物選別プラントの運転効率を向上さ
せて廃棄物の処理時間を大幅に短縮させることができる
効果がある。
【0100】更には、廃棄物の搬送方向と平行に縦長の
複数の網目が設けられた振動式篩を振動させるようにし
たので、搬送装置から搬入された廃棄物を搬送しながら
複数の隙間から落下させる際にひも類、紙類等の引っ掛
かりを防止することができ、またこの結果廃棄物を所定
の大きさ以下にスムーズに選別して廃棄物を残土となる
大きさにまで小さくして効率よく処理できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃棄物選別プラントの全体斜視図である 。
【図2】廃棄物選別プラントの全体平面図である。
【図3】選別装置の一部を示す側面図である。
【図4】固定式篩の平面図である。
【図5】固定式篩の部分拡大斜視図である。
【図6】廃棄物が固定式篩によって初期選別される状態
を示す縦断面図である。
【図7】廃棄物が固定式篩によって初期選別される状態
を示す縦断面図である。
【図8】振動式篩の全体正面図である。
【図9】振動式篩の斜視図である。
【図10】振動式篩の平面図である。
【図11】振動式篩への廃棄物の流れを示す平面図であ
る。
【図12】振動式篩によって廃棄物が選別される状態を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 廃棄物選別プラント 2 基準地面 8 固定式篩 9 搬送装置 11a 隙間 15 廃棄物 111 振動式篩の一例たる第1振動式篩

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を細かく粉砕して搬送しながら更
    に細かい廃棄物に選別するように構成した廃棄物選別プ
    ラントにおいて、廃棄物を積載した車輛が乗入れ可能な
    廃棄物搬入用の基準地面と同一面上に配設され複数の隙
    間から小さな前記廃棄物を落下させることにより初期の
    段階で大きさによって前記廃棄物を選別する固定式篩
    と、搬送装置により搬入された前記廃棄物を振動させな
    がら搬送し複数の隙間から落下させることにより前記廃
    棄物を所定の大きさ以下に選別する振動式篩とを備えた
    ことを特徴とする廃棄物選別プラント。
  2. 【請求項2】 廃棄物を細かく粉砕して搬送しながら更
    に細かい廃棄物に選別するように構成した廃棄物選別プ
    ラントにおいて、廃棄物を積載した車輛が乗入れ可能な
    廃棄物搬入用の基準地面と同一面上に配設され上面を走
    行する車輛により搬送される前記廃棄物の移動方向と4
    5°の角度を成して構成された網目が設けられ該網目か
    ら所定の大きさ以下の廃棄物を落下させることにより初
    期の段階で大きさによって前記廃棄物を選別する固定式
    篩を備えたことを特徴とする廃棄物選別プラント。
  3. 【請求項3】 廃棄物を細かく粉砕して搬送しながら更
    に細かい廃棄物に選別するように構成した廃棄物選別プ
    ラントにおいて、該廃棄物の搬送方向と平行に縦長の複
    数の網目が設けられ振動させることにより搬送装置によ
    り該複数の網目上に搬入された前記廃棄物を搬送しなが
    ら複数の隙間から落下させて前記廃棄物を所定の大きさ
    以下に選別する振動式篩とを備えたことを特徴とする廃
    棄物選別プラント。
JP4311276A 1992-10-27 1992-10-27 廃棄物選別プラント Pending JPH06134442A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015208739A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 鹿島建設株式会社 選別装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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