JPH06134434A - 廃棄物処理装置及び廃棄物処理装置の処理方法 - Google Patents

廃棄物処理装置及び廃棄物処理装置の処理方法

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JPH06134434A
JPH06134434A JP4282079A JP28207992A JPH06134434A JP H06134434 A JPH06134434 A JP H06134434A JP 4282079 A JP4282079 A JP 4282079A JP 28207992 A JP28207992 A JP 28207992A JP H06134434 A JPH06134434 A JP H06134434A
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Japan
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gas
combustion chamber
waste
gas introduction
introduction passage
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JP4282079A
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English (en)
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Kazuharu Hojo
條 和 春 北
Toshio Oguchi
口 利 夫 小
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HOUJIYOU KK
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HOUJIYOU KK
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    • Y02P20/141Feedstock
    • Y02P20/143Feedstock the feedstock being recycled material, e.g. plastics

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、油化される油中に水分、溶剤が含ま
れるのを防止して純度の高いオイルを得ることができる
廃棄物処理装置を提供することを目的としている。 【構成】廃棄物処理装置1は、燃焼室2と、この燃焼室
2内に設けられ廃棄物を燃焼室2と遮断して収納する廃
棄物収納室3と、この廃棄物収納室3内で発生するガス
を導くガス導入通路4と、このガス導入通路4を介して
導入されたガスを液化する液化部5と、ガス導入通路4
から分岐して燃焼室2に接続されるバイパス通路6と、
バイパス通路6に設けられガス導入通路4の分岐部と燃
焼室2の間に位置した第1の開閉弁12と、ガス導入通路
4に設けられガス導入通路4の分岐部と液化部5との間
に位置した第2の開閉弁17と、第1の開閉弁12と第2の
開閉弁17の開閉を制御する開閉弁制御手段19とを設けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物処理装置及び廃
棄物処理装置の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム、熱可塑性高分子化合物の廃
棄物等を触媒の下で、乾留処理を施すことにより、燃料
に適する油を抽出する廃棄物処理装置は知られており、
廃棄物処理装置1として、例えば、図4に示される廃棄
物処理装置が考えられる。
【0003】この廃棄物処理装置1は,燃焼室2内に設
けられた廃棄物収納室3内に廃棄物を入れ、外部より廃
棄物収納室3を加熱する。
【0004】加熱により、廃棄物は、熱分解してガスを
発生し、該ガスは、接触反応器18を介して、液化部5で
油化され、オイルタンク26に貯蔵される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ガ
ス中には水分、溶剤等が含まれるため、その結果、油化
された油中にも水分、溶剤等が含まれ、純度の高いオイ
ルが得られないという問題点があった。
【0006】本発明は、前記した従来の問題点の改善を
図った廃棄物処理装置及び廃棄物処理装置の処理方法を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の廃棄物処理装置は、燃焼室と、この燃焼室
内に設けられ廃棄物を前記燃焼室と遮断して収納する廃
棄物収納室と、この廃棄物収納室内で発生するガスを導
くガス導入通路と、このガス導入通路を介して導入され
たガスを液化する液化部と、前記ガス導入通路から分岐
して前記燃焼室に接続されるバイパス通路と、前記バイ
パス通路に設けられ前記ガス導入通路の分岐部と前記燃
焼室の間に位置した第1の開閉弁と、前記ガス導入通路
に設けられ前記ガス導入通路の分岐部と前記液化部との
間に位置した第2の開閉弁と、前記第1の開閉弁と前記
第2の開閉弁の開閉を制御する開閉弁制御手段とを設け
たものである。
【0008】本発明の廃棄物処理装置の処理方法は、燃
焼室と、この燃焼室内に設けられ廃棄物を前記燃焼室と
遮断して収納する廃棄物収納室と、この廃棄物収納室内
で発生するガスを導くガス導入通路と、このガス導入通
路を介して導入されたガスを液化する液化部と、前記ガ
ス導入通路から分岐して前記燃焼室に接続されるバイパ
ス通路とを設け、前記燃焼室内の初期燃焼時、前記ガス
導入通路を閉塞すると共に前記バイパス通路を介して前
記廃棄物から生じるガスを前記燃焼室に導いたものであ
る。
【0009】本発明の廃棄物処理装置は、燃焼室と、こ
の燃焼室内に設けられ廃棄物を前記燃焼室と遮断して収
納する廃棄物収納室と、この廃棄物収納室内で発生する
ガスを導くガス導入通路と、このガス導入通路を介して
導入されたガスを液化する液化部と、前記ガス導入通路
から分岐して前記燃焼室に接続されるバイパス通路と、
前記バイパス通路に設けられ前記ガス導入通路の分岐部
と前記燃焼室の間に位置した第1の開閉弁と、前記ガス
導入通路に設けられ前記ガス導入通路の分岐部と前記液
化部との間に位置した第2の開閉弁と、前記第1の開閉
弁と前記第2の開閉弁の開閉を制御する開閉弁制御手段
と、前記バイパス通路に配置された逆火防止装置とを設
けたものである。
【0010】
【作用】本発明の廃棄物処理装置においては、燃焼室内
の初期燃焼時、開閉弁制御手段により、第2の開閉弁を
閉、第1の開閉弁を開とし、バイパス通路を介して廃棄
物から生じるガス(蒸気、溶剤等)を燃焼室に導いて、
油化される油中への水分、溶剤の混入を防止する。
【0011】又、本発明の廃棄物処理装置においては、
燃焼室からの火がバイパス通路内の可燃ガスに着火して
も、バイパス通路に配置された逆火防止装置により、燃
焼室と廃棄物収納室とを遮断する。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明する
と、図1乃至図3において、1は、廃棄物処理装置で、
廃棄物処理装置1は、燃焼室2と、この燃焼室2内に設
けられ廃棄物を燃焼室2と遮断して収納する廃棄物収納
室3と、この廃棄物収納室3内で発生するガスを導くガ
ス導入通路4と、このガス導入通路4を介して導入され
たガスを液化する液化部5と、ガス導入通路4から分岐
して燃焼室2に接続されるバイパス通路6とから概略的
に構成されている。
【0013】燃焼室2は、例えば、ケーシングを鋼で形
成し、耐火材を内張りすると共にケーシングの周囲を断
熱性部材で覆い、下方にバーナー7を配置している。
【0014】そして、燃焼室2内部に設けられた廃棄物
収納室3は、熱媒油(耐熱性油)8を介して熱を平均的
に伝えるように二重釜9(外釜と内釜)となっている。
【0015】二重釜9の中には、図示しない廃油、廃プ
ラスチック等の廃棄物が収納され、内釜の上部位置に
は、ステンレスの網で構成された一種の気液分離器10
(商品名デミスター)が設けられ、該気液分離器10によ
り、ガス分をガス導入通路4へ導いている。
【0016】二重釜9の上方には、外蓋11が設けられ、
複数のボルトとナット(図示せず)により外蓋11が締め
付けられ、廃棄物を燃焼室2と遮断することができる。
外蓋11には、ガス自動放出弁40、安全弁41が設けられて
いる。
【0017】二重釜9の中に収納された廃棄物は、空気
を遮断して外部より熱を加えると、熱分解により、ガス
(例えば、H2、CO2 、CH4 、C2H4、C3H6等)が発生す
る。
【0018】このガスは、一端を廃棄物収納室3に接続
されたガス導入通路4により導くことができる。
【0019】ガス導入通路4は、途中で分岐し、分岐し
た部分は、燃焼室2に接続されるバイパス通路6を構成
している。バイパス通路6の中途には、第1の開閉弁1
2、逆火防止装置13が設けられ、バイパス通路6の他端
は、バーナー7の吸い込みファン(図示せず)のサクシ
ョン側に臨ませている。
【0020】逆火防止装置13は、例えば、図1に示すよ
うに、水を介して逆火を防止するものである。
【0021】逆火防止装置13は、図1に示すものでも良
いが、バイパス通路6を通過するガス中には、水に溶け
るガスが含まれており、該ガスが水に溶け、長期の使用
により、逆火防止装置13に可燃性物質が多く含まれ、逆
火防止本来の機能が失われるため、逆火防止装置13中の
水を変えなけらならないという欠点を有する。
【0022】この欠点を除去するために、図2に示す逆
火防止装置13’が考えられる。
【0023】この逆火防止装置13’は、中央に仕切り壁
30が設けられ、仕切り壁30を加温する通路31が一端を燃
焼室2、中途を仕切り壁30の下部室32に開放し、他端を
バーナー7の吸い込みファン(図示せず)のサクション
側に臨ませている。
【0024】又、仕切り壁30の上部室33の上部には、逆
火防止の金網部34が設けられ、一端をガス導入通路4に
中途を仕切り壁30の上部室33に開放し、他端をバーナー
7の吸い込みファン(図示せず)のサクション側に臨ま
せている。
【0025】なお、この逆火防止装置13’においては、
通路31内を通過する高温の燃焼ガスにより、仕切り壁30
が加熱されるため、上部室33内でガスが液化するのを防
止することができる。
【0026】又、燃焼室2の外には、CO2 、N2等の不活
性ガスを収納したボンベ14が設けられている。このボン
ベ14は、廃棄物収納室3と第3の開閉弁15を介して不活
性ガス通路16で接続されている。
【0027】このボンベ14内のCO2 、N2等の不活性ガス
を使ってガスパージを行なう。ガスパージは、燃焼室2
内の初期燃焼時行う第1のガスパージと燃焼室2内の燃
焼終了時に行う第2のガスパージとがある。
【0028】第1のガスパージは、燃焼室2内の初期燃
焼時、温度センサー20によって、弁を切り替える際(第
1の開閉弁12を開から閉、第2の開閉弁17を閉から
開)、第3の開閉弁15を開として、ボンベ14内のCO2
N2等の不活性ガスによりバイパス通路6内の可燃ガスを
燃焼室2、燃焼ガス排出通路25へと追い出すものであ
る。
【0029】第2のガスパージは、燃焼室2内の燃焼終
了時、バーナー7を停止して、外蓋11を開ける前に、所
定時間(例えば、10分程度)放置して燃焼室2内を自然
冷却させた後、第3の開閉弁15を開とする。そして、ボ
ンベ14内のCO2 、N2等の不活性ガスにより、不活性ガス
がガスの主流路の残溜ガスをパ−ジする。即ち、不活性
ガスは、ガス導入通路4、接触反応器18、液化部5、ガ
ス戻し管27、バーナー7の吸い込みファン(図示せず)
のサクション側、燃焼室2へと導かれる(開閉弁制御手
段19により、第1の開閉弁12を閉、第2の開閉弁17を
開)。
【0030】又、直接廃棄物収納室3外に排出しても良
い。即ち、図1に示すように、廃棄物収納室3内にガス
自動放出弁40を設け、ボンベ14内のCO2 、N2等の不活性
ガスにより、廃棄物収納室3内の圧力が所定圧力に達す
ると、ガス自動放出弁40が開放して、廃棄物収納室3内
の可燃ガスがガス自動放出弁40を介して外気へ追い出し
ても良い。
【0031】そして、ガス導入通路4のガスの流れ方向
に沿って順次第2の開閉弁17、接触反応器18が設けら
れ、ガス導入通路4の他端は、液化部5に接続されてい
る。
【0032】この第2の開閉弁17、前記した第1の開閉
弁12及び第3の開閉弁15は、開閉弁制御手段19により、
開閉制御される。
【0033】符号20は、ガス導入通路4の外側に接触し
て設けられた温度センサーである。
【0034】又、接触反応器18は、例えば、図3に示さ
れるように、ステンレスの金網21上に触媒(例えば、多
孔質のゼオライト22)を積層したもので、積層されたゼ
オライト22中に排ガスを導く管23が設けられ、排ガスを
利用して触媒温度を一定温度にコントロールして、重質
油を軽質油へ変質化させている。
【0035】24は、フィルターであり、25は、燃焼室2
で燃焼した燃焼ガスを外気へ排出する燃焼ガス排出通路
である。
【0036】即ち、燃焼室2で燃焼した燃焼ガスは、図
3に示す破線矢印で示すように、燃焼ガス排出通路25を
通って外気へ導かれ、中途に設けられた接触反応器18内
のゼオライト22を全体的に暖め、接触反応器18の反応を
促進させて、外気へと排出される。
【0037】又、液化部5は、水冷式でも良いが、例え
ば、図1に示すように、空冷式とし、下方部51から空気
を導入し、上方部52から空気を排出して、液化部5内を
通過するガスを液化する。液化したオイルは、オイルボ
ンベ26に貯蔵される。
【0038】なお、オイルボンベ26内で液化しないガス
分(例えば、プロパン、ブタン等)は、ガス戻し管27に
より逆火防止装置12を介して燃焼室2内へと戻される。
【0039】次に、廃棄物処理装置1の作動について説
明すると、外蓋11を開けて図示しないホイスト等を使っ
て廃棄物(廃油、廃プラスチック等)を二重釜9内に入
れ、外蓋11を閉め、バーナー7を作動させ燃焼させる。
【0040】バーナー7による燃焼で、二重釜9の中に
収納された廃棄物の熱分解が進行して、廃棄物からガス
が発生する。なお、その際、二重釜9により廃棄物に熱
をむらなく平均的に伝えて、局所加熱を防止している。
【0041】燃焼室2内の初期燃焼時、開閉弁制御手段
19により、第2の開閉弁17を閉、第1の開閉弁12を開と
し、バイパス通路6を介して廃棄物から生じるガス(水
蒸気、溶剤、塩素等)を燃焼室2に導いて、油化される
油中への水分、溶剤等の混入を防止する。
【0042】燃焼の初期状態(廃棄物収納室3から排出
されるガスの温度は、定常状態では約300℃〜400
℃)では、廃棄物中に含まれている水分、アセトン等の
溶剤、塩素ガス等がバイパス通路6を介して燃焼室2内
に導かれ、一部は燃焼室2内で燃焼し、残りは、燃焼ガ
ス排出通路25を通って外気へ排出される。なお、塩素
は、接触反応器18の触媒を損傷させるため、バイパス通
路6へ導いた方が良い。
【0043】開閉弁制御手段19の開閉制御は、廃棄物の
内容、量等が一定していれば、タイマー(内容物の種類
と量により一概には言えないが、例えば、15〜20分
程度)によっても良いが、通常は、温度センサー20によ
って、例えば、廃棄物が廃油であれば、100 ℃〜150 ℃
(望ましくは、120 ℃)、廃棄物が廃プラスチックであ
れば、120 ℃〜200 ℃(望ましくは、 150℃)を温度セ
ンサー20が検知するまで、第2の開閉弁17を閉、第1の
開閉弁12を開とし、廃棄物から発生するガスをバイパス
通路6を介して燃焼室2内に導き、温度センサー20が前
記所定温度を検知すると、タイマーにより一定時間、第
3の開閉弁15を開として、ボンベ14内のCO2 、N2等の不
活性ガスによりバイパス通路6内の可燃ガスを燃焼室2
内で燃焼させ、燃焼ガス排出通路25を介して追い出し、
その後、開閉弁制御手段19により、第1の開閉弁12を開
から閉、第2の開閉弁17を閉から開に制御して、廃棄物
から生じるガスをガス導入通路4へと導くものである。
【0044】接触反応器18においては、燃焼ガス(例え
ば、約400℃)を利用して触媒(ステンレスの金網上
に積層された多孔質のゼオライト)温度を一定温度にコ
ントロールして、接触反応器18を出たガスを改質して、
冷却された状態(液化部5)においては、重質油を軽質
油へ変質化させる。液化したオイルは、オイルボンベ26
に貯蔵される。
【0045】なお、オイルボンベ26内で液化しないガス
分は、ガス戻し管27により逆火防止装置13を介して燃焼
室2内へと戻され、燃焼して熱源の一部となる。
【0046】そして、時間が経過し、廃棄物の熱分解が
終了近くなると、廃棄物収納室3から吐出するガスの温
度が著しく高くなるため、その温度(例えば、約500
℃)を温度センサー20が検知してバーナー7の作動を停
止させる。
【0047】熱分解終了後、廃棄物収納室3が冷却しな
い状態で開けると、廃棄物収納室3内の残溜可燃ガスが
空気と触れて爆発を生じる。これを防ぐために、廃棄物
収納室3内の残溜可燃ガスを不活性ガス(例えば、CO
2 、N2 )で追い出す第2のガスパージを行なう。
【0048】第2のガスパージは、燃焼室2内の燃焼終
了時、バーナー7を停止して、外蓋11を開ける前に、所
定時間(例えば、10分程度)放置して燃焼室2内を自然
冷却させた後、第3の開閉弁15を開とすると共に開閉弁
制御手段19により、第1の開閉弁12を閉、第2の開閉弁
17を開とする。
【0049】不活性ガスは、ガス導入通路4、接触反応
器18、液化部5、ガス戻し管27、バーナー7の吸い込み
ファン(図示せず)のサクション側、燃焼室2へと導か
れる(なお、上記ガスパージによらないときは、図1に
示すように、廃棄物収納室3内にガス自動放出弁40を設
け、ボンベ14内のCO2 、N2等の不活性ガスにより、廃棄
物収納室3内の圧力が所定圧力に達すると、ガス自動放
出弁40が開放して、廃棄物収納室3内の可燃ガスがガス
自動放出弁40を介して外気へ追い出しても良い。)な
お、熱分解終了を温度センサー20で検知したが、例え
ば、廃棄物の熱分解が終了近くなると、ガスの量が減少
することに着目して、ガスセンサーで検知しても良い。
【0050】
【発明の効果】本発明の廃棄物処理装置においては、燃
焼室と、この燃焼室内に設けられ廃棄物を前記燃焼室と
遮断して収納する廃棄物収納室と、この廃棄物収納室内
で発生するガスを導くガス導入通路と、このガス導入通
路を介して導入されたガスを液化する液化部と、前記ガ
ス導入通路から分岐して前記燃焼室に接続されるバイパ
ス通路と、前記バイパス通路に設けられ前記ガス導入通
路の分岐部と前記燃焼室の間に位置した第1の開閉弁
と、前記ガス導入通路に設けられ前記ガス導入通路の分
岐部と前記液化部との間に位置した第2の開閉弁と、前
記第1の開閉弁と前記第2の開閉弁の開閉を制御する開
閉弁制御手段とを設けたものであるから、燃焼室内の初
期燃焼時、開閉弁制御手段により、第2の開閉弁を閉、
第1の開閉弁を開とし、バイパス通路を介して廃棄物か
ら生じるガス(蒸気、溶剤等)を燃焼室に導いて、油化
される油中への水分、溶剤の混入を防止して純度の高い
油を得ることができる。
【0051】本発明の廃棄物処理装置の処理方法は、燃
焼室と、この燃焼室内に設けられ廃棄物を前記燃焼室と
遮断して収納する廃棄物収納室と、この廃棄物収納室内
で発生するガスを導くガス導入通路と、このガス導入通
路を介して導入されたガスを液化する液化部と、前記ガ
ス導入通路から分岐して前記燃焼室に接続されるバイパ
ス通路とを設け、前記燃焼室内の初期燃焼時、前記ガス
導入通路を閉塞すると共に前記バイパス通路を介して前
記廃棄物から生じるガスを前記燃焼室に導いたものであ
るから、油化される油中への水分、溶剤の混入を防止し
て純度の高い油を得ることができる。
【0052】又、本発明の廃棄物処理装置は、燃焼室
と、この燃焼室内に設けられ廃棄物を前記燃焼室と遮断
して収納する廃棄物収納室と、この廃棄物収納室内で発
生するガスを導くガス導入通路と、このガス導入通路を
介して導入されたガスを液化する液化部と、前記ガス導
入通路から分岐して前記燃焼室に接続されるバイパス通
路と、前記バイパス通路に設けられ前記ガス導入通路の
分岐部と前記燃焼室の間に位置した第1の開閉弁と、前
記ガス導入通路に設けられ前記ガス導入通路の分岐部と
前記液化部との間に位置した第2の開閉弁と、前記第1
の開閉弁と前記第2の開閉弁の開閉を制御する開閉弁制
御手段と、前記バイパス通路に配置された逆火防止装置
とを設けたものであるから、前述した効果に加え、燃焼
室からの火がバイパス通路内の可燃ガスに着火しても、
バイパス通路に配置された逆火防止装置により、遮断さ
れ、廃棄物収納室への延焼、爆発等を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の廃棄物処理装置を概略的に
示す説明図である。
【図2】図1記載のバイパス通路の他の例を概略的に示
す説明図である。
【図3】図1記載の接触反応器の概略的一部断面図であ
る。
【図4】本発明の先行技術の廃棄物処理装置を概略的に
示す説明図である。
【符号の説明】
1 廃棄物処理装置 2 燃焼室 3 廃棄物収納室 4 ガス導入通路 5 液化部 6 バイパス通路 12 第1の開閉弁 17 第2の開閉弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室と、この燃焼室内に設けられ廃棄
    物を前記燃焼室と遮断して収納する廃棄物収納室と、こ
    の廃棄物収納室内で発生するガスを導くガス導入通路
    と、このガス導入通路を介して導入されたガスを液化す
    る液化部と、前記ガス導入通路から分岐して前記燃焼室
    に接続されるバイパス通路と、前記バイパス通路に設け
    られ前記ガス導入通路の分岐部と前記燃焼室の間に位置
    した第1の開閉弁と、前記ガス導入通路に設けられ前記
    ガス導入通路の分岐部と前記液化部との間に位置した第
    2の開閉弁と、前記第1の開閉弁と前記第2の開閉弁の
    開閉を制御する開閉弁制御手段とを設けたことを特徴と
    する廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 燃焼室と、この燃焼室内に設けられ廃棄
    物を前記燃焼室と遮断して収納する廃棄物収納室と、こ
    の廃棄物収納室内で発生するガスを導くガス導入通路
    と、このガス導入通路を介して導入されたガスを液化す
    る液化部と、前記ガス導入通路から分岐して前記燃焼室
    に接続されるバイパス通路とを設け、前記燃焼室内の初
    期燃焼時、前記ガス導入通路を閉塞すると共に前記バイ
    パス通路を介して前記廃棄物から生じるガスを前記燃焼
    室に導いたことを特徴とする廃棄物処理装置の処理方
    法。
  3. 【請求項3】 燃焼室と、この燃焼室内に設けられ廃棄
    物を前記燃焼室と遮断して収納する廃棄物収納室と、こ
    の廃棄物収納室内で発生するガスを導くガス導入通路
    と、このガス導入通路を介して導入されたガスを液化す
    る液化部と、前記ガス導入通路から分岐して前記燃焼室
    に接続されるバイパス通路と、前記バイパス通路に設け
    られ前記ガス導入通路の分岐部と前記燃焼室の間に位置
    した第1の開閉弁と、前記ガス導入通路に設けられ前記
    ガス導入通路の分岐部と前記液化部との間に位置した第
    2の開閉弁と、前記第1の開閉弁と前記第2の開閉弁の
    開閉を制御する開閉弁制御手段と、前記バイパス通路に
    配置された逆火防止装置とを設けたことを特徴とする廃
    棄物処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003286490A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Yutaka Abe ゴムタイヤなどの乾留油化方法とそのシステム、及びゴムタイヤなどの乾留装置
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