JPH06133958A - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
- Publication number
- JPH06133958A JPH06133958A JP4291127A JP29112792A JPH06133958A JP H06133958 A JPH06133958 A JP H06133958A JP 4291127 A JP4291127 A JP 4291127A JP 29112792 A JP29112792 A JP 29112792A JP H06133958 A JPH06133958 A JP H06133958A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detector
- ray
- sensors
- detector sensor
- arrangement
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- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 3
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 claims 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 abstract 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013170 computed tomography imaging Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、検出器センサの肉厚を薄くすること
なく現状のままで、その配置構成を変えるだけの簡単な
構成でクロストークの影響を低減し、精密で良質なCT
画像を得ることのできるX線CT装置を提供することを
目的とする。 【構成】本発明の検出器センサ集合体1は、X線源焦点
0からの半径が異なったN個の円弧線上の各々にて一定
の角度ピッチで検出器センサ4を配列してN個の検出器
センサ群とし、かつ隣接する検出器センサ群同士の配置
位相ずれを(角度ピッチ/N)にして構成する。
なく現状のままで、その配置構成を変えるだけの簡単な
構成でクロストークの影響を低減し、精密で良質なCT
画像を得ることのできるX線CT装置を提供することを
目的とする。 【構成】本発明の検出器センサ集合体1は、X線源焦点
0からの半径が異なったN個の円弧線上の各々にて一定
の角度ピッチで検出器センサ4を配列してN個の検出器
センサ群とし、かつ隣接する検出器センサ群同士の配置
位相ずれを(角度ピッチ/N)にして構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線CT装置に係わり、
特に、X線検出センサの稠密な配置を実現するX線検出
器センサ集合体を改良したX線CT装置に関する。
特に、X線検出センサの稠密な配置を実現するX線検出
器センサ集合体を改良したX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置においては、精密で良質な
CT画像を得ることが最も重要な課題のひとつである。
その為の対策の1つとして、X線検出器センサを可能な
限り微小な角度ピッチで稠密に配列することにより、投
影データの角度方向成分の詳細度を増すことが必要であ
る。
CT画像を得ることが最も重要な課題のひとつである。
その為の対策の1つとして、X線検出器センサを可能な
限り微小な角度ピッチで稠密に配列することにより、投
影データの角度方向成分の詳細度を増すことが必要であ
る。
【0003】図2は、従来のX線CT装置の検出器セン
サ集合体1における検出器センサ4の配列例である。
サ集合体1における検出器センサ4の配列例である。
【0004】該図に示すごとく、検出器センサ4は、通
常、X線源焦点0から半径r1 の円弧上に一定の角度ピ
ッチで配列されている。
常、X線源焦点0から半径r1 の円弧上に一定の角度ピ
ッチで配列されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、精密で良質
なCT画像を得るために、X線検出器センサを可能な限
り微小な角度ピッチで稠密に配列しようと、検出器セン
サの角度ピッチを小さくすると、検出器センサAB間の
ギャップ幅が縮まってしまい、隣接する検出器センサ間
に生じるクロストークの影響(検出器センサAに入射し
たX線が、そこで散乱して隣接する検出器センサBに入
射することにより、検出器Bにおける雑音レベルを増大
させ、最終的にはCT画像の画質を劣化させる)が増大
する為、角度ピッチを小さくすることには限界がある。
なCT画像を得るために、X線検出器センサを可能な限
り微小な角度ピッチで稠密に配列しようと、検出器セン
サの角度ピッチを小さくすると、検出器センサAB間の
ギャップ幅が縮まってしまい、隣接する検出器センサ間
に生じるクロストークの影響(検出器センサAに入射し
たX線が、そこで散乱して隣接する検出器センサBに入
射することにより、検出器Bにおける雑音レベルを増大
させ、最終的にはCT画像の画質を劣化させる)が増大
する為、角度ピッチを小さくすることには限界がある。
【0006】他方、検出器センサ4を薄肉化して必要な
ギャップ幅を確保しつつ、小さな角度ピッチを実現する
方策も考えられるが、一定の検出効率を確保できる薄肉
の検出器センサを新規に開発する必要がある。
ギャップ幅を確保しつつ、小さな角度ピッチを実現する
方策も考えられるが、一定の検出効率を確保できる薄肉
の検出器センサを新規に開発する必要がある。
【0007】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、検出器センサの肉厚を薄くす
ることなく現状のままで、その配置構成を変えるだけの
簡単な構成でクロストークの影響を低減し、精密で良質
なCT画像を得ることのできるX線CT装置を提供する
にある。
その目的とするところは、検出器センサの肉厚を薄くす
ることなく現状のままで、その配置構成を変えるだけの
簡単な構成でクロストークの影響を低減し、精密で良質
なCT画像を得ることのできるX線CT装置を提供する
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する本
発明は、検出器センサの配列方法において、X線源焦点
を中心として、そこから異なった半径を有する複数の同
心上の円弧線上に複数個の検出器センサを配置するを特
徴とする。
発明は、検出器センサの配列方法において、X線源焦点
を中心として、そこから異なった半径を有する複数の同
心上の円弧線上に複数個の検出器センサを配置するを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、上記構成とすることにより、X線
検出器センサを可能な限り微小な角度ピッチで稠密に配
列することができ、クロストークの影響を構造的に大幅
に低減するとともに、検出器センサ配列の稠密度を増大
させることができるので、上記目的が達成される。
検出器センサを可能な限り微小な角度ピッチで稠密に配
列することができ、クロストークの影響を構造的に大幅
に低減するとともに、検出器センサ配列の稠密度を増大
させることができるので、上記目的が達成される。
【0010】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて本発明を説
明する。
明する。
【0011】図1は、本発明のX線CT装置の一実施例
(2種類の検出器センサ群の場合)を示す図である。
(2種類の検出器センサ群の場合)を示す図である。
【0012】すなわち、本実施例では検出器センサ集合
体1において、検出器センサ4が、X線源焦点0から半
径r1 、及びr2 の円弧線上に、それぞれ同じピッチ間
隔(P)で、かつ、検出器センサ群は相互に半ピッチ
(P/2)ずれて配列され、検出器センサ収納孔2内に
配置さている。
体1において、検出器センサ4が、X線源焦点0から半
径r1 、及びr2 の円弧線上に、それぞれ同じピッチ間
隔(P)で、かつ、検出器センサ群は相互に半ピッチ
(P/2)ずれて配列され、検出器センサ収納孔2内に
配置さている。
【0013】この際、両半径の差(r2 −r1 )は、各
円弧線上に配列された検出器センサ収納孔2が相互に重
ならないように設定されている。スリット溝3は、X線
源焦点0から各検出器センサに入射するX線をコリメー
トするものである。
円弧線上に配列された検出器センサ収納孔2が相互に重
ならないように設定されている。スリット溝3は、X線
源焦点0から各検出器センサに入射するX線をコリメー
トするものである。
【0014】この様な構成にすることにより、検出器セ
ンサA,C間のギャップ、及びA,B間,C,B間のギ
ャップは、従来の場合に比較して充分に確保することが
できる故、検出器センサAで生じる散乱X線に対する遮
蔽効果が得られ、検出器センサB,Cへの影響は大幅に
低減される。
ンサA,C間のギャップ、及びA,B間,C,B間のギ
ャップは、従来の場合に比較して充分に確保することが
できる故、検出器センサAで生じる散乱X線に対する遮
蔽効果が得られ、検出器センサB,Cへの影響は大幅に
低減される。
【0015】その結果、クロストークの影響は減少す
る。また、検出器センサの配列ピッチをさらに小さくし
て稠密に配列する必要がある場合(すなわち、より精緻
な画質を得る場合)、クロストークの影響を受けない範
囲でA,C間のギャップ幅を狭めることができる。
る。また、検出器センサの配列ピッチをさらに小さくし
て稠密に配列する必要がある場合(すなわち、より精緻
な画質を得る場合)、クロストークの影響を受けない範
囲でA,C間のギャップ幅を狭めることができる。
【0016】なお、本発明は、いわゆる第2世代方式
(Traverse−Rotate)の場合、検出器センサのキャリブ
レーションは個別に実施される故、検出器センサからの
出力信号の処理は従来通りである。また、第3世代方式
(Rotate−Rotate)の場合も、各円弧上の検出器センサ
群はそれぞれ従来通りに出力信号を処理し、検出器セン
サ群相互間のキャリブレーションはCT撮影直前のエア
チェックにより実施する。
(Traverse−Rotate)の場合、検出器センサのキャリブ
レーションは個別に実施される故、検出器センサからの
出力信号の処理は従来通りである。また、第3世代方式
(Rotate−Rotate)の場合も、各円弧上の検出器センサ
群はそれぞれ従来通りに出力信号を処理し、検出器セン
サ群相互間のキャリブレーションはCT撮影直前のエア
チェックにより実施する。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明のX線CT装置によ
れば、X線源焦点を中心として、そこから異なった半径
を有する複数の同心上の円弧線上に複数個の検出器セン
サを配置したものであるから、クロストークの影響を構
造的に大幅に低減でき、かつ、隣接する検出器センサ間
のギャップをさらに縮めて角度ピッチを小さくすること
も可能になるため、検出器センサ配列の稠密度を増すこ
とができるようになるので、精緻なCT画像が得られ、
此の種X線CT装置には非常に有効である。
れば、X線源焦点を中心として、そこから異なった半径
を有する複数の同心上の円弧線上に複数個の検出器セン
サを配置したものであるから、クロストークの影響を構
造的に大幅に低減でき、かつ、隣接する検出器センサ間
のギャップをさらに縮めて角度ピッチを小さくすること
も可能になるため、検出器センサ配列の稠密度を増すこ
とができるようになるので、精緻なCT画像が得られ、
此の種X線CT装置には非常に有効である。
【図1】本発明のX線CT装置における検出器センサの
配列構成の一実施例を示す概略構成図である。
配列構成の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】従来のX線CT装置における検出器センサの配
列構成を示す概略構成図である。
列構成を示す概略構成図である。
1…検出器センサ集合体、2…検出器センサ収納孔、3
…スリット溝、4…検出器センサ。
…スリット溝、4…検出器センサ。
Claims (1)
- 【請求項1】X線CT装置における検出器のX線検出セ
ンサの配列において、X線源焦点を中心として、該X線
源焦点からの半径が異なった同心上のN個の円弧線上の
それぞれに一定の角度ピッチで複数個の検出器センサを
配列してN個の検出器センサ群とし、かつ、隣接する検
出器センサ群同士の配置位相ずれを、角度ピッチ/Nに
て構成した検出器センサ集合体を有することを特徴とす
るX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4291127A JPH06133958A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4291127A JPH06133958A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | X線ct装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133958A true JPH06133958A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17764807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4291127A Pending JPH06133958A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | X線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06133958A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006300662A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 放射線検出器および放射線検査装置 |
JP2015161594A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | 日立アロカメディカル株式会社 | 放射線検出器 |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP4291127A patent/JPH06133958A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006300662A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 放射線検出器および放射線検査装置 |
JP4641211B2 (ja) * | 2005-04-19 | 2011-03-02 | 住友重機械工業株式会社 | 放射線検出器および放射線検査装置 |
JP2015161594A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | 日立アロカメディカル株式会社 | 放射線検出器 |
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