JPH0613245Y2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH0613245Y2
JPH0613245Y2 JP10962988U JP10962988U JPH0613245Y2 JP H0613245 Y2 JPH0613245 Y2 JP H0613245Y2 JP 10962988 U JP10962988 U JP 10962988U JP 10962988 U JP10962988 U JP 10962988U JP H0613245 Y2 JPH0613245 Y2 JP H0613245Y2
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JP
Japan
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valve
valve seat
flow
down cylinder
valve device
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JP10962988U
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JPH0231982U (ja
Inventor
武範 岩野
Original Assignee
東鉄工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば高炉内へ原料を装入する高炉原料装入
装置や高炉内に挿入する焼結鉱を形成するための焼結機
のダスト排出装置等に用いられる弁装置に関し、特に弁
座の結露を防止する機能を備えた弁装置の構造に関す
る。
(従来の技術) 結露を防止する機能を備えた弁装置は種々の分野で必要
となる。例えば高炉の炉頂に設けられた高炉内へ原料を
装入する装置であるベルレス式装入装置に用いられる弁
装置、あるいは、この原料を焼結する焼結機に用いられ
る弁装置である。焼結機にあっては粉体や粒体等の流路
を気密に閉鎖するため種々の弁装置が用いられる(例え
ば特公昭55−38589号公報)。
これらの弁装置において結露が生じると、この結露部分
にダストが付着して成長し、弁のシール不良等の問題を
生ずる。このことを前記ベルレス式装入装置に用いられ
る弁装置について説明する。弁装置の下流側には約4%
の水分を含有する炉内ガスの雰囲気が存在し、この炉内
ガスの温度は弁装置の近くで40〜80℃であるのに対し、
弁装置上流側の大気の温度は0〜30℃位である。したが
って弁装置を境として40°〜50℃の温度差が生ずる。こ
の結果、前記の炉内ガスの水分が冷却されることによっ
て結露する。この結露が弁座に生ずると、この結露部分
にダストが付着して成長する。そして、弁座と弁体のシ
ールが不良となり、炉内ガスが漏風し、シール部分が損
傷する。
このような結露を防止するために第2図に示す如く弁座
Aの外周に高温流体を循環させるためのジャケットBを
設けたベルレス式高炉原料装入装置におけるシール弁C
が知られている(実開昭62−51158号公報)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来技術は弁座の外周から徐々に弁
座を暖めていくものであり、大量の鉱石等の原料が弁座
の近くを通過する際に弁座は冷却されうまく暖まらない
ことがあり、このため結露をうまく防止できない課題が
あった。
本考案は、以上の問題に鑑みなされたもので、より完全
に弁座を暖めることができ、結露をより完全に防止する
ことができる弁装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の要旨とする構成は、
弁箱の上流側からその弁箱内に垂下された流下筒と、該
流下筒の外周にあってその流下筒の下端開口よりも上流
に設けた弁座と、閉じた状態で前記流下筒の下端を内部
に収容し前記弁座に上縁が当接する弁体とを備え、前記
弁座は環状の弁座本体と環状のフランジからなる弁座受
とを接合して構成され、該接合面に高温流体が流れる流
路を形成したことを特徴とする弁装置に存する。
(作用) 弁座本体の弁座受との接合面に流路を形成することによ
り、弁座をいわば弁座内部から暖めることができ、より
完全に結露を防止することができる。また、この弁座は
流下筒の下端開口よりも上流に設けられているので、ダ
ストの研磨作用により弁座本体が削られ流路が破損する
等の損傷を防止できる。
(実施例) 本考案の一実施例を第1図において説明する。この弁装
置は、例えばベルレス式高炉原料装入装置あるいは焼結
機のダスト排出装置に設けられる弁装置に使用される。
しかしながら、この考案は他の結露防止機能を必要とす
る弁装置にも実施することができるものである。
ホッパー1は概略筒状を有し軸を上下方向にして配置さ
れる。このホッパー1の外周には複数のフランジ2,
3,4が設けられている。そのうちの1つのフランジ3
に、弁箱5が取付けられている。この弁箱5の開口は下
を向いている。この弁箱5が取付けられるフランジ3の
さらに下側すなわち下流側のフランジ4は弁座受6を兼
ねている。すなわち、このフランジ4は環状をしており
下面に流路を形成するための溝7が形成されている。こ
の弁座受6に対し環状の弁座本体8がボルトによって接
合される。この弁座本体8は断面形状が概略V字をして
おりV字内部の溝9と前記溝7とが合わさって流路10
を形成している。このV字の先端側に弁体11の上縁が
当接する。
ホッパー1のうち、この弁座受6を兼ねるフランジ4の
下側の筒状部分が流下筒12となっており弁座6,8に
ダストがあまり接触しないようになっている。すなわち
流下筒12の下端開口よりも上流側に弁座6,8が設け
られる形になっている。
弁体11は概略皿状をしており、皿状の周囲上縁が前記
弁座本体8のV字の項に当接する。この当接部分におい
て弁体11にはシールゴム13が設けられたシールをよ
り完全なものとしている。弁体11の外側面の中心部に
はボルトナット14によりアーム15の一端が取付けら
れている。アーム15の他端側は軸16に設けられ、ア
ーム15が90°回転することにより弁体11の開閉をお
こなうようになっており、いわゆるスイング弁を構成し
ている。
以上のようにボルトによって結合される弁座受6と弁座
本体8の接合面に、温水、蒸気、その他高温ガス等の高
温流体が流れる流路10を形成しているため、高温流体
によって弁座はいわば内部から直接暖められることにな
り、大量の鉱石等が弁座近くを通過する際においても弁
座が冷却されにくいものとなっている。これにより従来
の結露防止の機能を有する弁装置に比べ、より完全に結
露を防止することができる。
(他の実施例) 以上の実施例においては、第1図に示すようにアーム1
5の軸が弁体と同じ高さに位置し90°回転するいわゆる
スイング弁に本考案を実施したものを示したが、他の実
施例においてはアームの軸が弁体の上方位置にすこしず
れて位置し90°回転するいわゆるエキセンスイング弁に
も本考案を実施することが可能である。このエキセンス
イング弁はアームの軸が弁体の真上方向よりも左右いず
れかの方向に少しずれた位置に設けられ、完全に弁が開
いた状態からアームが回転を始めると弁体が弁座から離
れて円運動をおこない、回転が進むにつれて徐々に弁座
に近づき、90°の回転が終る頃には弁座に接触し弁を閉
じる動きをするものである。
また本考案はいわゆるリンクモーション弁にも実施する
ことができる。すなわちリンクモーション弁は、アーム
が2段になっており、アームの回転中心軸が弁体の上方
にあり回転によって弁体を回転軸中心に90°円運動さ
せ、弁体が弁座の正面に来たときに、2段のアームの先
端側のアームがシリンダー等によって動き弁座とのシー
ルをおこなうものである。
このように本考案の弁装置は弁の開閉機構の種類にかか
わらず実施でき、結露をより完璧におこなうことができ
る。
(考案の効果) 以上のように本考案の弁装置によれば、弁座受と弁座本
体の接合面に流路を形成し高温流体を流すことにより、
弁座を内部から直接暖めることができるので弁座全体を
効率よく暖めることができ、従来のように弁座を外側か
ら暖めるものに比べ、より完璧に結露を防止することが
できることとなった。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の弁装置の一実施例を示す縦断面図、第
2図は従来例を示す弁装置の概略断面図である。 1……ホッパー、2,3,4……フランジ、5……弁
箱、6……弁座受、7……溝、8……弁座本体、9……
溝、10……流路、11……弁体、12……流下筒、1
3……シールゴム、14……ボルトナット、15……ア
ーム、16……軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱の上流側からその弁箱内に垂下された
    流下筒と、該流下筒の外周にあってその流下筒の下端開
    口よりも上流に設けた弁座と、閉じた状態で前記流下筒
    の下端を内部に収容し前記弁座に上縁が当接する弁体と
    を備え、前記弁座は環状の弁座本体と環状のフランジか
    らなる弁座受とを接合して構成され、該接合面に高温流
    体が流れる流路を形成したことを特徴とする弁装置。
JP10962988U 1988-08-23 1988-08-23 弁装置 Expired - Lifetime JPH0613245Y2 (ja)

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JP10962988U JPH0613245Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 弁装置

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JP10962988U JPH0613245Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 弁装置

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Publication Number Publication Date
JPH0231982U JPH0231982U (ja) 1990-02-28
JPH0613245Y2 true JPH0613245Y2 (ja) 1994-04-06

Family

ID=31346048

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JP10962988U Expired - Lifetime JPH0613245Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 弁装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5625580B2 (ja) * 2010-07-26 2014-11-19 Jfeスチール株式会社 高炉送風機の漏風回収構造

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JPH0231982U (ja) 1990-02-28

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