JPH06131103A - デジタイザ - Google Patents

デジタイザ

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JPH06131103A
JPH06131103A JP30491192A JP30491192A JPH06131103A JP H06131103 A JPH06131103 A JP H06131103A JP 30491192 A JP30491192 A JP 30491192A JP 30491192 A JP30491192 A JP 30491192A JP H06131103 A JPH06131103 A JP H06131103A
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松島恵一
Toshifumi Itaya
板谷敏史
Masaru Horai
勝 蓬莱
Makoto Watanabe
渡辺  誠
Kiyohide Matsushima
松嶋清秀
Yasuhide Yagi
八木泰秀
Hideaki Maruo
丸尾秀明
Norihiro Mizutani
水谷啓洋
Tsutomu Kawanaka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型のデジタイザにおいても、座標位置決定
速度を向上させる。 【構成】 多数の導体群が順次配設されたタブレットに
おいて、これらの多数の導体群を複数の群に分け、この
複数の群を同時に作用させる動作と個別に作用させる動
作を行わせる処理手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多数の導体がXYそれ
ぞれの方向に配設されるとともに選択手段により選択可
能にされたタブレットと位置指示器とから構成され、位
置指示器をタブレットに近接して位置づけた時、この位
置指示器とタブレットの選択された導体とが作用するこ
とにより上記位置指示器またはタブレットの導体に表れ
る出力に基づき上記位置指示器の指示位置を決定するタ
ブレットに関する。特に、この発明は、タブレットが大
サイズのものであっても位置決定速度の低下を最小限に
することができるデジタイザに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の装置としては図4〜図6
に記載されたいわゆる自己発振型のデジタイザがあっ
た。図4はこの自己発振型デジタイザの全体的構成を示
すブロック構成図、図5は図4の装置の位置決定動作を
説明するタイミング図、図6は図4の装置の位置決定の
ための演算方法を示す説明図である。この自己発振型デ
ジタイザのタブレット1上には、図4に示したように、
X方向に順次配設された導体としてのX方向ループコイ
ル群(x1、x2、x3、・・・)とY方向に順次配設
された導体としてのY方向ループコイル群(y1、y
2、y3、・・・)が設けられている。X方向ループコ
イル群はX軸スキャナ11を介していずれかのX方向ル
ープコイルが電圧増幅器13の入力側に選択的に接続さ
れ、Y方向ループコイル群はY軸スキャナ12を介して
いずれかのY方向ループコイルが電流増幅器14の出力
側に選択的に接続される。
【0003】今、位置指示器2をタブレット1の面上に
位置づけ、位置指示器2のコイル21に近接した位置に
配設されているX側ループコイルとY側ループコイルと
がそれぞれX側スキャナ11及びY側スキャナ12を介
して電圧増幅器13の入力側及び電流増幅器14の出力
側に接続したとすると、周囲の雑音電波等をきっかけと
して位置指示器2のコイル21と増幅器13、14とこ
れらに接続されたX側ループコイル及びY側ループコイ
ルとが自己発振系を構成し、固有の自己発振周波数で発
振する。この時の電圧増幅器13の出力e0が利用回路
15に入力されて位置決定に供される。図5はこのよう
な自己発振系をX軸スキャナ11及びY軸スキャナ12
によりそれぞれのループコイル群を次々と切り換えて構
成していきながら電圧増幅器13の出力e0を測定して
いくタイミングを示したものである。まず、Y軸スキャ
ナ12がY方向ループコイルy1を固定接続する。そし
て、この期間において、X軸スキャナ11が次々とその
X側ループコイルを切り換えて出力e0を測定し利用回
路15内に設けられた図示しないメモリにこの時選択さ
れた各方向ループコイルの順位とともに記憶格納する。
次に、Y軸スキャナ12はY方向ループコイルy2を固
定接続する。そして、同様にこの期間において、X軸ス
キャナ11が次々とそのX側ループコイルを切り換えて
出力e0を測定し、各方向ループコイルの順位とともに
記憶格納する。次々と、この動作を最終番目の各方向ル
ープコイルまで行うことで、図6に示すようなマトリク
ス状の出力分布結果を得ることができる。利用回路15
はこの出力分布結果から位置指示器2のX方向及びY方
向の位置を演算して決定している。なお、この装置の位
置指示器2はコイル21と第1のコンデンサ221及び
スイッチ23の操作により接続可能な第2のコンデンサ
222を有している。第1のコンデンサ221は自己発
振を容易に起こさせる作用を有しており、第2のコンデ
ンサ222は自己発振における固有の発振周波数を変化
させる作用を有している。従って、第1のコンデンサに
代えて各方向ループコイルにそれぞれコンデンサを付加
させたり第2のコンデンサに代えて抵抗等の素子を付加
させるよう構成しても良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、このように構成
された装置においては、X方向ループコイル群及びY方
向ループコイル群の数が少ない場合すなわちタブレット
1の有効面積が小さい場合にはそれほどの問題はない
が、大サイズのタブレット1を構成する場合すなわち導
体としてのループコイルの総数が大幅に増加する場合に
は、上述したように各ループコイルを順次選択していく
方法では、位置検出速度が大幅に低下してしまう欠点が
あった。
【0005】このため、従来のこの種の装置において
は、一般に、位置指示器2の大まかな位置を決定する粗
位置決定動作とこの粗位置決定動作によって得た結果に
基づいて位置指示器2の正確な指示位置を決定する精密
位置決定動作の2つの動作を有している。例えば、上述
したような装置においては、全部のループコイルを切替
接続するのではなく適当な間隔で切替接続していきなが
ら有意出力を検出したことをもって当該有意出力を生じ
たループコイルの順位を特定して粗位置決定動作を終了
し、この時のループコイルの順位を含む隣接するループ
コイルについて切替接続して正確な位置を決定する精密
位置決定動作を実行する。このような測定方法を採用す
ることにより位置決定速度を向上させていた。しかしな
がら、A1、A0サイズ等のより大きなデジタイザを構
成する場合においては、このような方法を用いてもなお
切替接続回数が多くなってしまい、満足な位置決定速度
を達成することが困難な欠点があった。この考案は、こ
の欠点を改善するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、X方向に順次配設されるとともにY方向に延び
た多数のX方向導体とこの多数のX方向導体を選択する
X方向選択手段と、Y方向に順次配設されるとともにX
方向に延びた多数のY方向導体とこの多数のY方向導体
を選択するY方向選択手段とを有したタブレットと、位
置指示器及び上記タブレットのX方向選択手段及びY方
向選択手段を制御する処理手段とからなり、上記タブレ
ットの上記X方向選択手段及びY方向選択手段によりそ
れぞれ選択されるX方向導体及びY方向導体と上記位置
指示器とが作用することにより得られる結果から上記位
置指示器のX方向位置座標x及びY方向位置座標yとを
決定するよう構成されたデジタイザにおいて、上記処理
手段は、上記X方向選択手段及び上記Y方向選択手段の
少なくとも一方の選択手段について、その支配する上記
多数の導体を複数の群にグループづけし、上記グループ
づけされた群に属する同順位の導体を同時に選択する第
1のスキャン動作モードと、上記グループづけされた複
数の群の内、特定の群に属する導体を順次選択する第2
のスキャン動作モードとを備えていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】一般に、この種のデジタイザにおいては、先に
も説明したように、全ての導体についてスキャンする代
わりに、位置指示器に近接した導体の順位を特定する粗
位置決定モードと、この粗位置決定モードにおいて特定
された順位にもとづき当該順位付近の導体を順次スキャ
ンさせて位置指示器の指示座標を正確に決定する精密位
置決定モードとを少なくとも有している。この発明の装
置もこれと例外なものではなく、2つの動作モードを有
するものであるが、これらのモードのうち粗位置決定モ
ードについて改良したものである。 すなわち、この発
明の粗位置決定モードにおいては、例えば、X方向に配
設された多数の導体を複数の群に分ける。 1)そして、それぞれの群に属する導体の同順位のものを
各群同時に選択して、作用させる。(この動作を、この
明細書ではパラレルスキャンという。) 2)この時、所定レベルの出力が得られなかった場合には
上記選択した順位とは異なる順位の導体に代えて各群同
時に選択して作用させ、所定レベルの出力が得られた場
合にはその時の順位を記憶してこの動作を終了する。 3)次に、各群の順位についてはそのままにして、今度は
群毎に選択する。すなわち、まず第1群の上記順位に対
応する導体を選択し、この時所定レベルの出力が得られ
なかった場合には第2群の選択動作に移り、所定レベル
の出力が得られたときにはその群の順位を記憶してこの
動作を終了する。(ここでは、この群の順位特定動作を
エリア決定動作と呼ぶことにする。) これらの動作により、所定レベルの出力が生じた群の順
位及び当該群内の導体の順位が特定される。この発明で
は、これらの一連の動作を粗位置決定動作という。この
動作により、位置指示器に近接する導体を特定すること
ができたので、次の動作においては従来と同様な精密位
置決定モードが行われる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。図
1〜図3は本発明のそれぞれ実施例装置を示すもので、
図1はタブレット上に配設される導体群とこれらの導体
群を選択する選択回路の構成を示す正面図、図2はX方
向に配設された導体群に誘導された電圧を電圧増幅器1
3に導く主選択器XSCNの構成を示すブロック図、図
3はこの実施例装置の位置検出動作の流れを説明するた
めのフローチャートである。図において、SX1、SX
2、SX3、SX4、SX5、・・・及びSY1、SY
2、SY3、SY4、SY5、・・・はそれぞれX方向
及びY方向に順次配設された複数の導体を選択接続する
副選択器群、DX1、DX2、・・・及びDY1、DY
2、DY3、・・・はそれぞれX方向及びY方向導体群
に対応して設けられた副選択器群に選択指令を出力する
デコーダ群である。
【0009】図1を参照する。図1に示すX方向導体群
を支配する副選択器群は、SX1、SX2、SX3及び
SX4により第1群が定義され、同様にSX5〜SX
8、SX9〜SX12、・・・の副選択器群が第2群以
降を定義する。第1群副選択器群SX1〜SX4はその
選択制御動作がデコーダDX1により制御され、同様に
第2群副選択器群SX5〜SX8はデコーダDX2、第
3群副選択器群SX9〜SX12はデコーダDX3、・
・・にそれぞれ制御されている。デコーダDX1、DX
2、DX3、・・・には図示しない装置の処理手段から
Xアドレス選択指令が入力されこれにより所望の導体を
選択できるよう構成されている。各X方向の群を規定す
るそれぞれの副選択器群(例えば第1群ではSX1〜S
X4)はその出力線が1本にまとめられ図2に示した主
選択器XSCNのそれぞれ対応する端子(同様に第1群
では端子1)1に接続されている。また、この主選択器
XSCNの端子0に接続する信号線は各端子に接続する
信号線に生ぜられた出力を加算した出力があらわれるよ
う抵抗及び増幅器で各信号線と接続されており、この主
選択器XSCNが端子0を選択した場合にはいずれのX
方向導体が選択された場合にもその出力が電圧増幅器1
3に導かれるよう構成されている。
【0010】一方、Y方向に順次配設されたY方向導体
については、複数のY方向導体毎にY方向の副選択器S
Y1、SY2、SY3、・・・が設けられている。これ
らのY方向副選択器についてもこの実施例装置において
は、SY1〜SY4、SY5〜SY8、SY9〜SY1
2、・・・がそれぞれ群を構成するよう定義され、そし
て、各群について処理手段からのアドレス指令に基づき
各副選択器を制御するデコーダDY1、DY2、DY
3、・・・が設けられている。これらのうち、各副選択
器SY1、SY2、SY3、・・・には電流増幅器14
からの出力が付与されており、それが選択したY方向導
線に当該出力を供給できるよう構成されている。
【0011】この実施例装置の各方向導体群及び各方向
選択手段は以上のように構成されており、図4に示した
従来の装置に対応づけすれば、SXで表されたX方向副
選択器群、DXで表されたX方向のデコーダ群及びXS
CNで表された主選択器が図4に示すX軸スキャナ11
に対応し、SYで表されたY方向副選択器群、DYで表
されたY方向のデコーダ群が図4に示すY軸スキャナ1
2に対応している。さて、このような構成を有した図1
の装置の位置検出動作を図3のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0012】粗位置決定動作 この粗位置決定動作は、図3に示すパラレルスキャン動
作及びエリア決定動作に分けることができる。以下、順
に説明する。
【0013】パラレルスキャン動作 まず、装置の処理手段は、各X側デコーダDX1、DX
2、・・・にXアドレス信号を付与し、各群の副選択器
SX1〜SX4、SX5〜SX8、・・・(SX1〜S
X4等の各群副選択器群はここではそれぞれ1つの副選
択器とみなしてよい)に従属する複数の導体のうち同順
位にある導体(例えばそれぞれの群に属する最右端の導
体;ここではこれら最右端の導体を各群の順位1の導体
と言うこととする)を選択させる。また、図2に示す主
選択器XSCNに同じくXアドレス信号を付与し端子0
を選択させる。同様に、Y方向についても、各Y側デコ
ーダDY1、DY2、・・・にYアドレス信号を付与
し、各群の副選択器SY1〜SY4、SY5〜SY8、
・・・に従属する複数の導体のうち同順位にある導体
(例えばそれぞれの群に属する最右端の導体)を選択さ
せる。(図3ステップ(1)) この状態は、SX1〜SX4からなる第1の群の順位1
の導体、SX5〜SX8からなる第2の群の順位1の導
体、同様に第3の群の順位1の導体、・・・が同時に選
択されそれらに生じた出力が図2に示した主選択器XS
CNの端子0を介して電圧増幅器13と接続するととも
に、Y方向のSY1〜SY4からなる第1の群の順位1
の導体、同様な第2の群の順位1の導体、第3の群の順
位1の導体、・・・が同時に選択されこれらの順位1の
導体が電流増幅器14の出力側に接続された状態であ
る。従って、X方向の各順位1の導体とY方向の各順位
1の導体とが増幅手段のそれぞれ入力側及び出力側に接
続された状態となるので、位置指示器2のコイル21
(図4)がこのタブレットのいずれかの順位1の導体付
近に位置づけられていれば、自己発振し電圧増幅器13
の出力は所定レベル以上のものとなる。一方、位置指示
器2のコイル21がこれらの各順位1の導体から離れた
位置にある時は、電圧増幅器13には有意な出力は生じ
ない。この電圧増幅器13の出力は、図示しない処理手
段により監視されており(図3ステップ(2))、有意
出力が得られなかった場合にはX方向の各群導体に関す
る選択順位を1から例えば2(一般化してnという)
に、Y方向の各群導体に関する選択順位を1から例えば
2(一般化してmという)あるいはそのままの状態(少
なくともn、mのいずれかは変更する)に変更する。
(図3ステップ(3)) そして、順位n、mでの自己発振の有無の検出を再度行
う。(図3ステップ(2)) さて、X方向の各群の順位がn、Y方向の各群の順位が
mの時、自己発振が生じ電圧増幅器13から所定レベル
の出力が得られた際には、各群の順位n、mの導体付近
に位置指示器2が存在することがわかる。したがって、
この時点でパラレルスキャン動作を停止するとともに、
この順位n、mを記憶するとともに固定する。(図3ス
テップ(4))
【0014】エリア決定動作 次いで、エリア決定動作を開始する。ここでは、各群と
も先に特定された順位n、mに固定されている。処理手
段は、図2に示した主選択器XSCNの端子を0から順
次所定の端子に切り換えるとともに各群を定義づけして
いる各デコーダについてアドレス信号を付与して作用す
るデコーダすなわち群を順次切り換えていく。まず、X
方向の第1群の順位nとY方向の第1群の順位mとを作
用させるため、処理手段はその出力するアドレス信号に
よりデコーダDX1及びDY1を有効にする。(図3ス
テップ(5)) この状態は、X方向の第1群の順位nの導体とY方向の
第1群の順位mの導体とが増幅器を介して接続された状
態である。位置指示器2が各第1群のnm導体に近接し
ていなければ電圧増幅器13の出力レベルは有意なもの
とはならず(図3ステップ(6))、選択すべき群の順
位をN及びMに変更する。この変更により増幅器をはさ
んで作用可能な状態となる導体は、X方向の第N群の順
位nの導体とY方向の第M群の順位mの導体となる。こ
の状態で自己発振が起こり、電圧増幅器13に所定レベ
ルの出力が生じた場合には、位置指示器2の存在位置が
第N群順位nの導体及び第M群順位mの導体によって規
定されるある範囲のエリアにあることがわかる。そし
て、このN、Mを記憶固定する。(図3ステップ
(8)) これによってエリア決定動作を終了する。
【0015】精密位置決定動作 精密位置決定動作開始にあたって、処理手段(図3の利
用回路15に対応する)は先の粗位置決定動作で特定し
たY方向の導体についての第N群順位n(N、n)から
この精密位置決定動作において使用するY方向導体(例
えば、(N、n)の導体を含む連続する5本の導体)
を、X方向導体についての第M群順位m(M、m)から
この動作において使用するX方向導体(例えば、(M、
m)の導体を含む連続する5本の導体)を選択する。そ
して、これらの各導体を、それぞれの選択手段を作用さ
せて、電圧増幅器13及び電流増幅器14に接続した際
の各発振レベルを検出する。この結果は、従来装置と同
様に例えば図6に示す結果となる。(図3ステップ
(9)) これらのレベル値を所定の方法で演算することにより位
置指示器2の指示座標を正確に決定することができる。
【0016】以上の実施例においては、X方向の選択手
段の主選択器XSCNについて各信号線の加算出力を得
る端子0を設けていたが、各群毎または図1に示すよう
に各副選択器毎にそれが支配する全ての導体にあらわれ
た出力を加算させるように構成して、その支配する導体
によって規定される領域毎にスキャン動作を行わせるよ
うに構成することもできる。1本の導体毎のスキャン動
作に比べてより早く位置指示器存在領域を認識できる利
点がある。さらに、この実施例装置はパラレルスキャン
動作とエリア決定動作とからなる粗位置決定動作を実行
しているが、導体数がそれほど多くない場合にはパラレ
ルスキャン動作を省略し、最初から各群毎のスキャン動
作(エリア決定動作)を行わせて位置指示器の存在領域
を特定するよう構成してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
多数の導体をスキャン動作させるデジタイザであって
も、これらの導体を複数の群に分け、群毎のスキャン動
作を必要に応じて行わせるよう構成したので、粗位置検
出を効率よく行うことができ特に大型のデジタイザにお
いて総合的な位置検出速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の1実施例装置に関わるタブレ
ットを示す説明図である。
【図2】図2は、本発明のタブレットの導体選択手段に
使用される主選択器の1例を示す説明図である。
【図3】図3は、図1に示した実施例装置の位置決定動
作を説明するフローチャートである。
【図4】図4は、従来のデジタイザの構成を示す説明図
である。
【図5】図5は、図4に示した従来の装置の測定動作を
表すタイミング図である。
【図6】図6はこの種のデジタイザの座標算出方法を模
式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1:タブレット 2:位置指示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 誠 神奈川県横浜市戸塚区品濃町503番10号 グラフテック株式会社内 (72)発明者 松嶋清秀 神奈川県横浜市戸塚区品濃町503番10号 グラフテック株式会社内 (72)発明者 八木泰秀 神奈川県横浜市戸塚区品濃町503番10号 グラフテック株式会社内 (72)発明者 丸尾秀明 神奈川県横浜市戸塚区品濃町503番10号 グラフテック株式会社内 (72)発明者 水谷啓洋 神奈川県横浜市戸塚区品濃町503番10号 グラフテック株式会社内 (72)発明者 川中 勉 神奈川県横浜市戸塚区品濃町503番10号 グラフテック株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X方向に順次配設されるとともにY方向に
    延びた多数のX方向導体とこの多数のX方向導体を選択
    するX方向選択手段と、Y方向に順次配設されるととも
    にX方向に延びた多数のY方向導体とこの多数のY方向
    導体を選択するY方向選択手段とを有したタブレット
    と、位置指示器及び上記タブレットのX方向選択手段及
    びY方向選択手段を制御する処理手段とからなり、 上記タブレットの上記X方向選択手段及びY方向選択手
    段によりそれぞれ選択されるX方向導体及びY方向導体
    と上記位置指示器とが作用することにより得られる結果
    から上記位置指示器のX方向位置座標x及びY方向位置
    座標yとを決定するよう構成されたデジタイザにおい
    て、 上記処理手段は、 上記X方向選択手段及び上記Y方向選択手段の少なくと
    も一方の選択手段について、その支配する上記多数の導
    体を複数の群にグループづけし、 上記グループづけされた群に属する同順位の導体を同時
    に選択する第1のスキャン動作モードと、 上記グループづけされた複数の群の内、特定の群に属す
    る導体を順次選択する第2のスキャン動作モードと、 を有してなるデジタイザ。
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