JPH06129987A - 柑橘等の油胞損傷判定装置 - Google Patents
柑橘等の油胞損傷判定装置Info
- Publication number
- JPH06129987A JPH06129987A JP30610192A JP30610192A JPH06129987A JP H06129987 A JPH06129987 A JP H06129987A JP 30610192 A JP30610192 A JP 30610192A JP 30610192 A JP30610192 A JP 30610192A JP H06129987 A JPH06129987 A JP H06129987A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damage
- citrus
- light
- ultra violet
- citrus fruit
- Prior art date
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- Pending
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紫外線、高感度カメラ、光検出センサ等の光
学系を用いて柑橘等の油胞損傷を判定するようにした柑
橘等の油胞損傷判定装置を提供する。 【構成】 柑橘等の表面に紫外線を照射して、油胞の損
傷部分を励起発光させ、その光をフィルタを通して高感
度カメラや光検出センサで捕捉し、画像処理、又は検出
した光の電気的処理によって、柑橘等の表皮油胞の損傷
の有無、損傷位置、損傷の大きさ等を判定するようにし
た。
学系を用いて柑橘等の油胞損傷を判定するようにした柑
橘等の油胞損傷判定装置を提供する。 【構成】 柑橘等の表面に紫外線を照射して、油胞の損
傷部分を励起発光させ、その光をフィルタを通して高感
度カメラや光検出センサで捕捉し、画像処理、又は検出
した光の電気的処理によって、柑橘等の表皮油胞の損傷
の有無、損傷位置、損傷の大きさ等を判定するようにし
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線、高感度カメ
ラ、光検出センサ等の光学系を用いて柑橘等の油胞損傷
を判定するようにした柑橘等の油胞損傷判定装置に関す
るものである。
ラ、光検出センサ等の光学系を用いて柑橘等の油胞損傷
を判定するようにした柑橘等の油胞損傷判定装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】以前から、柑橘等の表皮油胞の損傷部分
に紫外線を照射すると、励起発光することは知られてい
る。しかし、その励起発光の程度を測定するような機器
は開発されていない。
に紫外線を照射すると、励起発光することは知られてい
る。しかし、その励起発光の程度を測定するような機器
は開発されていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】紫外線による励起発光
を利用した光学系の測定が行われない理由は、紫外線が
人体に悪影響を与える光であるためと思われるが、肉眼
による損傷の判定も実用化されていないのが現状であ
る。本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、紫外
線、高感度カメラ、光検出センサ等の光学系を用いて柑
橘等の油胞損傷を判定するようにした装置を提供するこ
とを目的とする。
を利用した光学系の測定が行われない理由は、紫外線が
人体に悪影響を与える光であるためと思われるが、肉眼
による損傷の判定も実用化されていないのが現状であ
る。本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、紫外
線、高感度カメラ、光検出センサ等の光学系を用いて柑
橘等の油胞損傷を判定するようにした装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、柑橘等の表面に紫外線を照射して、油胞
の損傷部分を励起発光させ、その光をフィルタを通して
高感度カメラや光検出センサで捕捉し、画像処理、又は
検出した光の電気的処理によって、柑橘等の表皮油胞の
損傷の有無、損傷位置、損傷の大きさ等を判定するよう
にしたことを特徴とする。
めに本発明は、柑橘等の表面に紫外線を照射して、油胞
の損傷部分を励起発光させ、その光をフィルタを通して
高感度カメラや光検出センサで捕捉し、画像処理、又は
検出した光の電気的処理によって、柑橘等の表皮油胞の
損傷の有無、損傷位置、損傷の大きさ等を判定するよう
にしたことを特徴とする。
【０００５】
【作用】上記の構成によって、本発明の柑橘等の油胞損
傷判定装置は、紫外線照射により損傷を受けた表皮部位
を励起発光させ、この励起発光した光（波長５６５ｎ
ｍ）近辺の波長を中心に、バンドパスフィルタや紫外線
カットフィルタを組み合わせて透過させ、励起発光した
光を高感度カメラや光検出センサによって映像や電気信
号で捉えて、画像処理又は電気的処理によって、表皮損
傷判定を可能にし、柑橘等の出荷時等において、表皮の
生傷の判定や貯蔵中の損傷果の判定が容易に、かつ迅速
に行われる。
傷判定装置は、紫外線照射により損傷を受けた表皮部位
を励起発光させ、この励起発光した光（波長５６５ｎ
ｍ）近辺の波長を中心に、バンドパスフィルタや紫外線
カットフィルタを組み合わせて透過させ、励起発光した
光を高感度カメラや光検出センサによって映像や電気信
号で捉えて、画像処理又は電気的処理によって、表皮損
傷判定を可能にし、柑橘等の出荷時等において、表皮の
生傷の判定や貯蔵中の損傷果の判定が容易に、かつ迅速
に行われる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て具体的に説明する。図１は本発明による第１の実施例
であり、高感度カメラを用いた油胞損傷判定装置のシス
テム図を示す。この図１において、符号１は暗室であ
り、この暗室１内を例えばベルトコンベア上に載置され
た蜜柑Ｏが連続して移動するようになっている。暗室１
の上部には紫外線ランプ２が設けられ、移動する蜜柑Ｏ
に対してた紫外線を照射するようにしている。
て具体的に説明する。図１は本発明による第１の実施例
であり、高感度カメラを用いた油胞損傷判定装置のシス
テム図を示す。この図１において、符号１は暗室であ
り、この暗室１内を例えばベルトコンベア上に載置され
た蜜柑Ｏが連続して移動するようになっている。暗室１
の上部には紫外線ランプ２が設けられ、移動する蜜柑Ｏ
に対してた紫外線を照射するようにしている。
【０００７】上記暗室１の側部には高感度カメラ３が設
けられ、そのレンズ部４の先端部を暗室１内に臨ませて
紫外線を照射された蜜柑Ｏを撮影するようになってお
り、レンズ部４の先端には紫外線カットフィルタ５及び
バンドパスフィルタ６が取り付けられている。高感度カ
メラ３の後部には、リレーレンズ７とＣＣＤカメラ８が
順に設けられ、ＣＣＤカメラ８から画像処理装置（判定
装置）９に接続され、画像処理装置（判定装置）９から
モニタ１０に接続されている。
けられ、そのレンズ部４の先端部を暗室１内に臨ませて
紫外線を照射された蜜柑Ｏを撮影するようになってお
り、レンズ部４の先端には紫外線カットフィルタ５及び
バンドパスフィルタ６が取り付けられている。高感度カ
メラ３の後部には、リレーレンズ７とＣＣＤカメラ８が
順に設けられ、ＣＣＤカメラ８から画像処理装置（判定
装置）９に接続され、画像処理装置（判定装置）９から
モニタ１０に接続されている。
【０００８】このような構成の高感度カメラ３を用いた
油胞損傷判定装置においては、暗室１内を、ベルトコン
ベア上に載置された蜜柑Ｏが連続して移動してくると、
紫外線ランプ２からの紫外線が蜜柑Ｏに対して照射さ
れ、表皮部位に損傷を受けた蜜柑Ｏは励起発光する。こ
の励起発光した光（波長５６５ｎｍ）を、紫外線カット
フィルタ５及びバンドパスフィルタ６を通してレンズ部
４で捉え、高感度カメラ３で受像する。そして、リレー
レンズ７からＣＣＤカメラ８を通して画像処理装置（判
定装置）９に送られて画像処理され、蜜柑Ｏの表皮油胞
の損傷の有無、損傷位置、損傷の大きさ等を判定すると
共に、その判定状況がモニタ１０に映し出される。
油胞損傷判定装置においては、暗室１内を、ベルトコン
ベア上に載置された蜜柑Ｏが連続して移動してくると、
紫外線ランプ２からの紫外線が蜜柑Ｏに対して照射さ
れ、表皮部位に損傷を受けた蜜柑Ｏは励起発光する。こ
の励起発光した光（波長５６５ｎｍ）を、紫外線カット
フィルタ５及びバンドパスフィルタ６を通してレンズ部
４で捉え、高感度カメラ３で受像する。そして、リレー
レンズ７からＣＣＤカメラ８を通して画像処理装置（判
定装置）９に送られて画像処理され、蜜柑Ｏの表皮油胞
の損傷の有無、損傷位置、損傷の大きさ等を判定すると
共に、その判定状況がモニタ１０に映し出される。
【０００９】以上のようにして表皮部位に損傷を受けて
いると判定されたた蜜柑Ｏは、適宜な手段で除去され
て、健全な蜜柑Ｏのみが出荷する容器に詰められる。従
って、収穫された蜜柑Ｏを選別して出荷するときはもと
より、貯蔵されていたものを出荷するときにも、表皮の
生傷の判定や損傷果の判定を容易に、迅速、かつ能率よ
く行うことが出来る。
いると判定されたた蜜柑Ｏは、適宜な手段で除去され
て、健全な蜜柑Ｏのみが出荷する容器に詰められる。従
って、収穫された蜜柑Ｏを選別して出荷するときはもと
より、貯蔵されていたものを出荷するときにも、表皮の
生傷の判定や損傷果の判定を容易に、迅速、かつ能率よ
く行うことが出来る。
【００１０】図２は本発明による第２の実施例であり、
光検出センサを用いた油胞損傷判定装置のシステム図を
示す。この図２においては、上記第１実施例の高感度カ
メラ３に代えて光検出センサ１１を設け、そのレンズ部
１２の先端部を暗室１内に臨ませ、レンズ部１２の先端
には紫外線カットフィルタ１３及びバンドパスフィルタ
１４を取り付けている。光検出センサ１１には、検出光
処理装置（判定装置）１５が接続されている。
光検出センサを用いた油胞損傷判定装置のシステム図を
示す。この図２においては、上記第１実施例の高感度カ
メラ３に代えて光検出センサ１１を設け、そのレンズ部
１２の先端部を暗室１内に臨ませ、レンズ部１２の先端
には紫外線カットフィルタ１３及びバンドパスフィルタ
１４を取り付けている。光検出センサ１１には、検出光
処理装置（判定装置）１５が接続されている。
【００１１】このような構成の第２実施例のシステムに
おいては、暗室１内をベルトコンベア上に載置された蜜
柑Ｏが連続して移動する間に、各蜜柑Ｏに対して紫外線
ランプ２から紫外線が照射され、表皮部位に損傷を受け
た蜜柑Ｏがあると励起発光する。この励起発光した光
（波長５６５ｎｍ）を、紫外線カットフィルタ１３及び
バンドパスフィルタ１４を通してレンズ部１２で捉え、
検出光処理装置（判定装置）１５で検出した光の電気的
処理を行い、蜜柑Ｏの表皮油胞の損傷の有無、損傷位
置、損傷の大きさ等を判定する。そして、検出された表
皮部位に損傷を受けた蜜柑Ｏは、適宜な手段で除去され
て、健全な蜜柑Ｏのみが出荷する容器に詰められる。
おいては、暗室１内をベルトコンベア上に載置された蜜
柑Ｏが連続して移動する間に、各蜜柑Ｏに対して紫外線
ランプ２から紫外線が照射され、表皮部位に損傷を受け
た蜜柑Ｏがあると励起発光する。この励起発光した光
（波長５６５ｎｍ）を、紫外線カットフィルタ１３及び
バンドパスフィルタ１４を通してレンズ部１２で捉え、
検出光処理装置（判定装置）１５で検出した光の電気的
処理を行い、蜜柑Ｏの表皮油胞の損傷の有無、損傷位
置、損傷の大きさ等を判定する。そして、検出された表
皮部位に損傷を受けた蜜柑Ｏは、適宜な手段で除去され
て、健全な蜜柑Ｏのみが出荷する容器に詰められる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明の柑橘等の油
胞損傷判定装置によれば、柑橘等の表面に紫外線を照射
して、油胞の損傷部分を励起発光させ、その光をフィル
タを通して高感度カメラや光検出センサで捕捉し、画像
処理、又は検出した光の電気的処理によって、柑橘等の
表皮油胞の損傷の有無、損傷位置、損傷の大きさ等を判
定するので、柑橘等の集出荷時等において、表皮の生傷
の判定や貯蔵中の損傷果等の判定が容易に、かつ迅速に
行うことができる。
胞損傷判定装置によれば、柑橘等の表面に紫外線を照射
して、油胞の損傷部分を励起発光させ、その光をフィル
タを通して高感度カメラや光検出センサで捕捉し、画像
処理、又は検出した光の電気的処理によって、柑橘等の
表皮油胞の損傷の有無、損傷位置、損傷の大きさ等を判
定するので、柑橘等の集出荷時等において、表皮の生傷
の判定や貯蔵中の損傷果等の判定が容易に、かつ迅速に
行うことができる。
【図１】本発明の第１実施例を示し、高感度カメラを用
いた油胞損傷判定装置のシステム図である。
いた油胞損傷判定装置のシステム図である。
【図２】本発明の第２実施例を示し、光検出センサを用
いた油胞損傷判定装置のシステム図である。
いた油胞損傷判定装置のシステム図である。
Ｏ 蜜柑 １ 暗室 ２ 紫外線ランプ ３ 高感度カメラ ４，１２ レンズ部 ５，１３ 紫外線カットフィルタ ６，１４ バンドパスフィルタ ７ リレーレンズ ８ ＣＣＤカメラ ９ 画像処理装置（判定装置） １０ モニタ １１ 光検出センサ １５ 検出光処理装置（判定装置）
Claims (1)
- 【請求項１】 柑橘等の表面に紫外線を照射して、油胞
の損傷部分を励起発光させ、その光をフィルタを通して
高感度カメラや光検出センサで捕捉し、画像処理、又は
検出した光の電気的処理によって、柑橘等の表皮油胞の
損傷の有無、損傷位置、損傷の大きさ等を判定するよう
にしたことを特徴とする柑橘等の油胞損傷判定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30610192A JPH06129987A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 柑橘等の油胞損傷判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30610192A JPH06129987A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 柑橘等の油胞損傷判定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06129987A true JPH06129987A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17953056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30610192A Pending JPH06129987A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 柑橘等の油胞損傷判定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06129987A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999027362A1 (en) * | 1997-11-20 | 1999-06-03 | Fps Food Processing Systems B.V. | Method and device for detecting dirt as present on articles, for example eggs |
| US5974860A (en) * | 1996-05-09 | 1999-11-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Oil detecting system |
| JP2000509810A (ja) * | 1996-05-02 | 2000-08-02 | セントルム フォール プランテンベレデリングス―エン レプロデュクティエオンデルズーク（セーペーエルオー デーエルオー） | 種子の成熟度及び品質を決定するための方法並びに種子の種分けのための装置 |
| JP2002296190A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Ishii Ind Co Ltd | 被検出物の変質部検出方法及びその変質部検出装置 |
| JP2002365219A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Takara Keiki Seisakusho:Kk | 搬送処理装置 |
| JP2003014650A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nireco Corp | 農産物検査装置及び検査方法 |
| JP2011033612A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-02-17 | Nireco Corp | 農産物検査装置 |
| EP2133157B2 (en) † | 2007-02-27 | 2024-02-21 | Roda Iberica, S.l.u. | System for the automatic selective separation of rotten citrus fruits |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP30610192A patent/JPH06129987A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000509810A (ja) * | 1996-05-02 | 2000-08-02 | セントルム フォール プランテンベレデリングス―エン レプロデュクティエオンデルズーク（セーペーエルオー デーエルオー） | 種子の成熟度及び品質を決定するための方法並びに種子の種分けのための装置 |
| US5974860A (en) * | 1996-05-09 | 1999-11-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Oil detecting system |
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| JP2002296190A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Ishii Ind Co Ltd | 被検出物の変質部検出方法及びその変質部検出装置 |
| JP2002365219A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Takara Keiki Seisakusho:Kk | 搬送処理装置 |
| JP2003014650A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nireco Corp | 農産物検査装置及び検査方法 |
| EP2133157B2 (en) † | 2007-02-27 | 2024-02-21 | Roda Iberica, S.l.u. | System for the automatic selective separation of rotten citrus fruits |
| JP2011033612A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-02-17 | Nireco Corp | 農産物検査装置 |
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