JPH06129901A - フォトセンサ及び紫外線光量測定方法並びにフォトインタラプタ - Google Patents

フォトセンサ及び紫外線光量測定方法並びにフォトインタラプタ

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JPH06129901A
JPH06129901A JP27575492A JP27575492A JPH06129901A JP H06129901 A JPH06129901 A JP H06129901A JP 27575492 A JP27575492 A JP 27575492A JP 27575492 A JP27575492 A JP 27575492A JP H06129901 A JPH06129901 A JP H06129901A
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JP
Japan
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visible light
amount
light
ultraviolet
photochromic dye
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JP27575492A
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English (en)
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Toshiyuki Matsushima
俊幸 松島
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Optical Filters (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低価格及び低エネルギ、各種特性が良好なフ
ォトセンサを構成する。紫外線の照射に対応するスイッ
チング動作に基づく、フォトインタラプタを構成する。 【構成】 紫外線吸収体2の透明なガラス基板5にフォ
トクロミック色素被膜6を形成し、フォトダイオード3
の受光面3aを紫外線吸収体2にて覆うことで、フォト
センサ1を形成する。紫外線の照射レベル及び/または
照射時間に応じて、フォトクロミック色素被膜6の吸光
度が変化し、フォトダイオード3からの電流量が変化す
る。紫外線の照射に対応するスイッチング動作が実現さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフォトセンサ及び紫外線
光量測定方法並びにフォトインタラプタ、特に紫外線の
検出に用いられるフォトセンサ及び紫外線光量測定方法
並びにフォトインタラプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から各種のフォトセンサが知られて
おり、その一つに紫外線センサがある。紫外線センサに
は、各種のものがあるが、簡便に紫外線を検出し得るセ
ンサとしては、紫外線の照射により色が可逆的に変化す
るフォトクロミック色素被膜を用いたものが知られてい
る。
【0003】紫外線センサは、自然光に含まれる紫外
線、或いは、紫外線レーザ等の照度を検知でき、紫外線
による光化学公害の検出、日光浴による皮膚の紫外線障
害(発癌作用等)の防止などに役立っている。特に、近
年では、太陽光線に関する実用的な利用技術として検討
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した紫外線センサ
の内、従来のフォトクロミック色素被膜を用いた紫外線
センサは、色変化の繰り返し特性、色素の劣化等の点で
問題があった。また、上述のフォトクロミック色素被膜
を用いたもの以外の紫外線センサでは、良好な感度の得
られる波長領域は狭く、高価であるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、上述の問題点を改善し得るフォ
トセンサ及び紫外線光量測定方法並びにフォトインタラ
プタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るフ
ォトセンサは、前記課題を解決するため、可視光センサ
の受光面側に、紫外線によって可視光の透過量を変化せ
しめるフォトクロミック色素被膜を配し、該フォトクロ
ミック色素被膜に照射される紫外線によって該フォトク
ロミック色素被膜を透過した上記可視光の強度に対応し
て形成される光電変換電流の制御を行う構成としてい
る。
【0007】請求項2の発明に係る紫外線光量測定方法
は、前記課題を解決するため、発光素子からの可視光
を、紫外線により可視光の透過光量を変化せしめるフォ
トクロミック色素被膜が受光面側に設けられてなる可視
光センサにて受光して光電変換し、該可視光センサから
出力される電流量を検出し、上記フォトクロミック色素
被膜の紫外線による上記可視光の透過光量と上記可視光
センサからの電流量との対応関係に基づいて紫外線レベ
ル及び/または照射時間を測定する構成としている。
【0008】請求項3の発明に係るフォトインタラプタ
は、前記課題を解決するため、可視光を出力する発光素
子と、該発光素子からの可視光を受光する受光面上に、
紫外線によって可視光の透過光量を変化せしめるフォト
クロミック色素被膜が配されていると共に、該可視光に
基づいて光電変換のなされる可視光センサと、上記フォ
トクロミック色素被膜を透過した上記可視光の透過量に
対応する上記可視光センサからの電流量と所定のスレッ
ショルドとの比較に基づいて、スイッチング制御を行う
手段とを備えた構成としている。
【0009】
【作用】可視光センサの受光面側にフォトクロミック色
素被膜が設けられる。このフォトクロミック色素被膜
は、紫外線により、可視光に対する吸光度が変化せしめ
られる。該吸光度の変化によって、可視光センサに透過
する可視光の強度が変化せしめられ、可視光センサにて
光電変換されて得られる光電変換電流が制御される。
【0010】透過した可視光が、可視光センサにて光電
変換される。フォトクロミック色素被膜に対する紫外線
の照射レベル及び/または照射時間と、光電変換電流と
の対応関係を求めておくことによって、光電変換された
電流量から紫外線の照射レベル及び/または照射時間が
測定される。
【0011】発光素子から可視光が出力される。該可視
光は、受光面に設けられているフォトクロミック色素被
膜を透過し可視光センサにて光電変換される。この時、
受光面に対する紫外線の照射レベル及び/または照射時
間に対応してフォトクロミック色素被膜の可視光の吸光
度が変化せしめられるため、上述の可視光の透過光量が
変化し、可視光センサにて光電変換される電流量が変化
する。
【0012】スレッショルドを設定し、上述の電流量と
スレッショルドとの比較を行うことにより、スイッチン
グ動作を実現できる。例えば、フォトクロミック色素被
膜に対する紫外線の照射レベルがスレッショルド以上で
ある場合には、オン或いはオフとなるような紫外線スイ
ッチを実現できる。これによって、紫外線によって動作
するフォトインタラプタを構成できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5を参照
して説明する。図1には、この発明にかかるフォトセン
サ及びフォトインタラプタの構成が示されている。
【0014】図1の構成に於いて、フォトセンサ1は、
紫外線吸収体2とフォトダイオード3から構成されてい
る。フォトダイオード3は、例えば、PINダイオード
が用いられている。また、紫外線吸収体2は、図2に示
されるように、透明なガラス基板5の面5aにフォトク
ロミック色素被膜6が形成されてなるものである。尚、
該フォトクロミック色素被膜6の形成されていない面は
5bとされている。
【0015】以下にフォトクロミック色素被膜6の形成
方法について説明する。スピロピラン色素誘導体SP1
822とアラキジン酸メチル(脂肪酸)を、モル比で
(1:2)に混合したクロロホルム溶液を一滴づつ水面
に滴下し、水面上に拡散せしめ、しかる後圧縮する。こ
れによって、上記スピロピラン分子とアラキジン酸メチ
ル分子が均一に分散し凝縮した状態の単分子膜が形成さ
れる。尚、上述のモル比はスピロピラン色素誘導体SP
1822とアラキジン酸メチルを混合する際のものであ
る。
【0016】次いで、上述の単分子膜をガラス基板5の
面5aに多層、例えば、20層、膜づけしてフォトクロ
ミック色素被膜を形成する。尚、この多層のフォトクロ
ミック色素被膜6の形成方法としては、例えば、公知の
LB(Langmuir-Blodgett)法を用いる事ができる。ま
た、ガラス基板5の厚みは、例えば、0.9mmとされてい
る。
【0017】上述のようにして形成されたフォトクロミ
ック色素被膜6を付着せしめてなるガラス基板5が、フ
ォトダイオード3の受光面3aを覆う状態に配される。
これによって、フォトセンサ1が形成される。
【0018】ところで、紫外線吸収体2のフォトクロミ
ック色素被膜6は、紫外線の照射により、可視光を吸収
する度合い(この明細書中、吸光度と称する)が変化す
る特性を有している。以下、これに関する実験例及び実
験結果を、図3及び図4を参照して説明する。
【0019】図3には、実験のシステムの構成が示され
ている。励起光源装置25では、ローダミン6G色素レ
ーザの連続発振光が形成される。該発振光は、可視光レ
ーザ光線とされて紫外線吸収体2のフォトクロミック色
素被膜6に照射される。上述の可視光レーザ光線は、波
長580nm、照射強度10mW/cm2である。
【0020】可視光レーザ光線の光軸に対し、入射角度
約45度の位置に紫外線照射装置27が配されている。
上述の可視光レーザ光線が安定したところで、紫外線照
射装置27から紫外線吸収体2に対して紫外線UV−A
が約30秒照射される。
【0021】上述の紫外線吸収体2のガラス基板5の面
5b側には、PINフォトダイオード28が設けられて
いる。従って、励起光源装置25から出力され、紫外線
吸収体2を透過してなる可視光レーザ光線が、このPI
Nフォトダイオード28にて光電変換される。PINフ
ォトダイオード28にて変換されてなる電流は、ケーブ
ル29を介してスペクトルアナライザ30に供給され
る。スペクトルアナライザ30では、光の波長と強度の
検出がなされる。
【0022】上述のように紫外線UV−Aが、フォトク
ロミック色素被膜6に照射されると、スピロピランの異
性体によって可視光レーザ光線が吸収される。この紫外
線UV−Aの照射によって、フォトクロミック色素被膜
6は、無色から青紫色に変化する。この紫外線UV−A
の照射時に於けるフォトクロミック色素被膜6の吸光度
が図4に示されている。
【0023】図4に示されるように、紫外線UV−Aの
照射前は非常に低いレベルの吸光度が、同図中、矢示U
にて示されるように、照射開始後20秒の間に急激に上
昇する。照射開始後20秒を経過した後は、吸光度は上
昇するものの上昇の程度は緩やかになる。そして、紫外
線UV−Aの照射を30秒で停止させると、可視光レー
ザ光線による逆フォトクロミズム反応により異性化した
スピロピラン分子が元に戻るので、吸光度は図4中の矢
示Dにて示されるように低下する。
【0024】吸光度が低下する過程に於いて、可視光レ
ーザ光線の照射部は、数10秒後に無色になり、紫外線
吸収体2を透過する可視光レーザ光線の強度も元の値に
戻る。
【0025】図3に示される例において、フォトクロミ
ック色素被膜6の紫外線UV−Aによる吸光度の変化
は、即ち、紫外線吸収体2を透過する可視光レーザ光線
の強度の変化となる。紫外線UV−Aの照射時間と、透
過光量の強度の関係が図5に示されている。
【0026】図5において、縦軸は透過光量の強度(単
位はmW/cm2)を表し、横軸は紫外線UV−Aの照射時間を
表している。この図5に於いて、紫外線UV−Aの開始
直後は、フォトクロミック色素被膜6の吸光度がほとん
どないため、透過光量は比較的、高いレベルLAを保っ
ている。このレベルLAは、未だ紫外線UV−Aを検出
していないレベルである。
【0027】紫外線UV−Aの照射時間が長くなるにつ
れて、前述のようにフォトクロミック色素被膜6の吸光
度が上昇する。この結果、可視光レーザ光線の透過光量
が、図5に示されるように減少する。紫外線UV−Aの
照射時間が30秒程度では、ほぼ一定のレベルLBを示
す。
【0028】レベルLBにおける透過光量の強度は、レ
ベルLAに比して、30%の低下を示している。このレ
ベルLBは紫外線UV−Aを安定的に検出し得るレベル
である。そして、図6に示されている矢印RWAB、R
WBAは、紫外線非検知レベルLAと紫外線検知レベル
LBの間にて遷移することを示している。
【0029】このように、フォトクロミック色素被膜6
に対する紫外線照射によりフォトクロミック色素被膜6
に於ける可視光の吸光度が変化し、該フォトクロミック
色素被膜6を透過する可視光の光量が変化する。この結
果、PINフォトダイオード28にて光電変換される電
流量が変化する。
【0030】この性質に基づいて、紫外線の強弱、照射
時間等を検出するためのフォトセンサ1を構成すること
ができる。更に、上述したように、電流量の変化を検出
すると共に、スレッショルドを設定し、電流量と該スレ
ッショルドの比較を行うことにより、フォトクロミック
色素被膜6の可視光吸収特性の反応速度に応じたスイッ
チング動作が可能となる。これによって、紫外線スイッ
チを構成することができる。
【0031】また、紫外線の照射レベル及び/または照
射時間と、光電変換により得られる電流量との対応関係
を求めておき、フォトダイオード3から出力される電流
量と電流量を検出することで、紫外線の照射レベル及び
/または照射時間を測定することができる。上述のフォ
トダイオード3からの出力として、電流量のみならず、
電流量の変化、更には電流量の変化に要する時間等も用
いることができる。
【0032】このような可視光の吸光特性を有するフォ
トクロミック色素被膜6を備えたフォトセンサ1を用い
ることにより、前述した紫外線スイッチとしてのフォト
インタラプタ10を構成することが可能となる。図1に
示されるフォトインタラプタ10は、発光部11と、受
光部15とから構成される。
【0033】発光部11は、発光ダイオード12と、抵
抗R1、R2、電源13から構成される。上述の抵抗R
1、R2は直列接続されており、抵抗R1の一端側が発
光ダイオード12のアノード側に接続されており、該発
光ダイオード12のカソード側が電源13の負極側に接
続されている。電源13の正極側は、抵抗R2の他端側
に接続されている。
【0034】受光部15は、紫外線吸収体2及びフォト
ダイオード3からなるフォトセンサ1と、該フォトセン
サ1から出力される電流量、電流量の変化及び電流量の
変化に要する時間等を検出する電流検出回路16から構
成されている。
【0035】以下、図1〜図5を参照し、動作を説明す
る。電源13から電源電圧Vccが抵抗R1、R2、発光
ダイオード12に印加され、発光ダイオード12に電流
が流れる。これによって、可視光が発光ダイオード12
から出力されフォトダイオード3に照射される。
【0036】紫外線吸収体2のフォトクロミック色素被
膜6には、フォトインタラプタ10の置かれている場
所、条件に応じたレベルの紫外線が照射されている。前
述したように、紫外線がフォトクロミック色素被膜6に
照射された場合、フォトクロミック色素被膜6は数秒で
変色すると共に、吸光度が変化する。これによって、発
光ダイオード12から出力される可視光は、フォトクロ
ミック色素被膜6の吸光度に応じて吸収され、その分、
フォトダイオード3に入る可視光が減衰する。
【0037】即ち、紫外線の照射レベル及び/または照
射時間が増すにつれて、前述のようにフォトクロミック
色素被膜6の吸光度が高まるので、フォトダイオード3
に入る可視光が減少し、光電変換によって得られる電流
量が減少する。該電流は、電流検出回路16に供給され
る。
【0038】電流検出回路16では、フォトダイオード
3から出力される電流量が所定のスレッショルドと比較
されることによって、オン或いはオフを表す検出信号が
出力され、これによって、スイッチング動作がなされ
る。この電流検出回路16におけるスレッショルドとの
比較では、電流量の変化或いは電流量の変化に要する時
間等を用いることも可能である。
【0039】また、紫外線の照射レベル及び/または照
射時間が減少するにつれて、前述のフォトクロミック色
素被膜6の吸光度が低下するので、フォトダイオード3
に入る可視光レベルが増加し、光電変換される電流量が
増加する。該電流は電流検出回路16に供給される。
【0040】電流検出回路16では、フォトダイオード
3から出力される電流量が所定のスレッショルドと比較
されることによって、オン或いはオフを表す検出信号が
出力され、これによって、スイッチング動作がなされ
る。この電流検出回路16におけるスレッショルドとの
比較では、電流量の変化或いは電流量の変化に要する時
間等を用いることも可能である。
【0041】このように、フォトクロミック色素被膜6
の可視光に対する可逆的な吸光度の変化を応用した紫外
線スイッチを用い、該紫外線スイッチに可視光を出力す
る発光ダイオード12と、電流量、電流量の変化、電流
量の変化に要する時間等を検出し、該電流量とスレッシ
ョルドを比較する電流検出回路16を付加することによ
って、フォトインタラプタ10を実現できる。
【0042】この一実施例では、紫外線吸収体2の透明
なガラス基板5の面5aにフォトクロミック色素被膜6
を形成し、フォトダイオード3の受光面3aを紫外線吸
収体2にて覆うことにより、フォトセンサ1を形成す
る。フォトクロミック色素被膜6に照射される紫外線の
照射レベル及び/または照射時間に応じて、フォトクロ
ミック色素被膜6の吸光度が変化し、吸光度の変化が、
即ち、フォトダイオード3への透過光の強度の変化とな
り、これに対応してフォトダイオード3からの電流量が
変化する。この結果、紫外線の照射に対応するスイッチ
ング動作が実現される。
【0043】従って、低価格及び低エネルギで、且つ、
色変化の繰り返し特性、色素の劣化特性等、各種特性が
良好なフォトセンサ1を構成することができる。また、
紫外線の照射レベル及び/または照射時間と、電流量、
電流量の変化或いは電流量の変化に要する時間との対応
関係を求めておくことにより、検出された電流量、電流
量の変化、電流量の変化に要する時間等から紫外線の照
射レベル及び/または照射時間を測定することができ
る。そして、フォトセンサ1を用いることにより、紫外
線の照射に対応するスイッチング動作が可能となり、フ
ォトインタラプタ10を構成することが可能となる。
【0044】この一実施例では、フォトクロミック色素
被膜6をガラス基板5に設ける例について説明している
が、これに限定されるものではない。即ち、可視光が透
過し得るものであれば、ガラス基板5以外のものを用い
ることも可能である。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、低価格及び低エネル
ギで、且つ、色変化の繰り返し特性、色素の劣化特性
等、各種特性が良好なフォトセンサを構成することがで
きるという効果がある。また、紫外線の照射レベル及び
/または照射時間と、電流量、電流量の変化、電流量の
変化に要する時間等を求めておくことにより、電流量、
電流量の変化、電流量の変化に要する時間等から紫外線
の照射レベル及び/または照射時間を知ることができる
という効果がある。更に、上述したフォトセンサを用い
ることにより、紫外線の照射に対応したスイッチング動
作が可能となり、フォトインタラプタを構成できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】紫外線吸収体の構成を示す図である。
【図3】実験システムを示す図である。
【図4】紫外線の照射時間と吸光度の関係を示す図であ
る。
【図5】紫外線の照射時間と透過光量の強度の関係を示
す図である。
【符号の説明】
1 フォトセンサ 2 紫外線吸収体 3 フォトダイオード 3a 受光面 5 ガラス基板 6 フォトクロミック色素被膜 10 フォトインタラプタ 11 発光部 12 発光ダイオード 15 受光部 16 電流変化検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光センサの受光面側に、紫外線によ
    って可視光の透過量を変化せしめるフォトクロミック色
    素被膜を配し、該フォトクロミック色素被膜に照射され
    る紫外線によって該フォトクロミック色素被膜を透過し
    た上記可視光の強度に対応して形成される光電変換電流
    の制御を行うことを特徴とするフォトセンサ。
  2. 【請求項2】 発光素子からの可視光を、紫外線により
    可視光の透過光量を変化せしめるフォトクロミック色素
    被膜が受光面側に設けられてなる可視光センサにて受光
    して光電変換し、該可視光センサから出力される電流量
    を検出し、上記フォトクロミック色素被膜の紫外線によ
    る上記可視光の透過光量と上記可視光センサからの電流
    量との対応関係に基づいて紫外線レベル及び/または照
    射時間を測定することを特徴とする紫外線光量測定方
    法。
  3. 【請求項3】 可視光を出力する発光素子と、 該発光素子からの可視光を受光する受光面上に、紫外線
    によって可視光の透過光量を変化せしめるフォトクロミ
    ック色素被膜が配されていると共に、該可視光に基づい
    て光電変換のなされる可視光センサと、 上記フォトクロミック色素被膜を透過した上記可視光の
    透過量に対応する上記可視光センサからの電流量と所定
    のスレッショルドとの比較に基づいて、スイッチング制
    御を行う手段とを備えたことを特徴とするフォトインタ
    ラプタ。
JP27575492A 1992-10-14 1992-10-14 フォトセンサ及び紫外線光量測定方法並びにフォトインタラプタ Pending JPH06129901A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113945277A (zh) * 2021-12-07 2022-01-18 四川大学 基于光致变色智能水凝胶的紫外辐照剂量检测系统及环境中紫外辐照剂量定量检测方法

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