JP2001077759A - 光通信装置 - Google Patents

光通信装置

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JP2001077759A
JP2001077759A JP25292399A JP25292399A JP2001077759A JP 2001077759 A JP2001077759 A JP 2001077759A JP 25292399 A JP25292399 A JP 25292399A JP 25292399 A JP25292399 A JP 25292399A JP 2001077759 A JP2001077759 A JP 2001077759A
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light
light emitting
emitting element
optical communication
signal
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JP25292399A
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Masaki Hashiura
正樹 橋浦
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信データを周囲の外乱光の強度に応じた発
光強度の光通信信号に変換して外部端末と光通信する。 【解決手段】 通信データを光通信信号に変換する発光
素子及び外部端末から受信した光通信信号を通信データ
に変換する受光素子を有する光通信部と、周囲の外乱光
の強度を測定し、その外乱光の強度に基づいて外乱光状
態を示す外乱光状態信号を生成する外乱光状態信号生成
部と、外乱光状態信号に基づいて発光素子の発光強度を
制御するための発光素子制御信号を生成する発光素子制
御信号生成部と、発光素子制御信号に基づいて通信デー
タを周囲の外乱光の強度に応じた発光強度の光通信信号
に変換するよう発光素子を制御する発光素子制御部とか
ら構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信機能を有す
る電子機器に適用され、ある通信距離を確保しながら安
定した光通信を行う光通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、IrDA Control方式による光通信
は、光通信信号と屋外の外乱光強度(雑音)の比である
S/N比によって通信距離が決まる。よって、光通信に
おいて、屋外の外乱光の強度が大きい場合や、気象条件
により赤外光の吸収量が大きい場合に、光通信信号の発
光強度を増加して、安定した光通信の通信距離を確保す
るための方法として、光通信ユニットの発光素子数を増
加する方法や発光電流を増加する方法が知られている。
【0003】図9は光通信ユニットの発光素子数をパラ
メータにした外乱光強度と通信距離との関係を示す図で
ある。図9に示すように、例えば、発光素子数を増加す
ることにより、同じ外乱光のある状態において、通信距
離を長くすることができる。
【0004】また、特開平10−51392号公報の記
載によれば、相手電子機器の光通信部とのリンク接続要
求を発して応答の有無を監視し、応答がないときは発光
素子の発光強度の設定を変化させる光通信装置が提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光通信方式は、外乱光の強度や赤外信号光の吸収量に関
係なく、安定した光通信の通信距離を確保するのに、発
光強度が必要以上に大きくして、発光強度が一定にして
いるため、光通信の消費電力が無駄になったり、発光素
子の発光寿命を短くする原因になる。
【0006】一方、特開平10−51392号公報に記
載の光通信装置では、発光強度の設定を変更するため必
要以上に大きくならないが、相手電子機器の応答を確認
した後に発光強度を制御する手順を繰り返すため、ある
―定時間間隔でポーリングする双方向通信(例えば、I
rDA Control方式)における応答性に問題がある。ま
た、この光通信装置を、複数台の相手電子機器に情報を
提供する情報提供サービス装置に適用した場合、複数台
の相手電子機器に同時に対応ができないという問題があ
る。また、相手電子機器からの応答を確認できない、一
方向の放送通信方式には適さないという問題もある。
【0007】本発明は、以上の事情を考慮してなされた
ものであり、例えば、所定範囲内の光通信距離にある外
部端末と光通信するとき、周囲の外乱光の強度や赤外光
の吸収量に応じた発光強度の光通信信号に変換して安定
した光通信をすることができ、かつ発光素子の発光電流
の低減、発光素子の長寿命化に寄与する光通信装置を提
供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信データを
光通信信号に変換する発光素子及び外部端末から受信し
た光通信信号を通信データに変換する受光素子を有する
光通信部と、周囲の外乱光の強度を測定し、その外乱光
の強度に基づいて外乱光状態を示す外乱光状態信号を生
成する外乱光状態信号生成部と、外乱光状態信号に基づ
いて発光素子の発光強度を制御するための発光素子制御
信号を生成する発光素子制御信号生成部と、発光素子制
御信号に基づいて通信データを周囲の外乱光の強度に応
じた発光強度の光通信信号に変換するよう発光素子を制
御する発光素子制御部とを備えたことを特徴する光通信
装置である。
【0009】本発明によれば、所定範囲内の光通信距離
にある外部端末と光通信するとき、周囲の外乱光の強度
や赤外光の吸収量に応じた発光強度の光通信信号に変換
して安定した光通信をすることができ、かつ発光素子の
発光電流の低減、発光素子の長寿命化に寄与することが
できる。さらに、この発光素子の強度制御方法は、従来
の光通信コントローラの光通信信号をそのまま用いるこ
とができるため、光通信手順を変更することなく容易に
実現することができる。
【0010】前記外乱光状態信号生成部は、周囲の外乱
光の強度を測定する光センサをさらに備え、光センサに
よって測定された外乱光の強度に基づいて外乱光状態を
示す外乱光状態信号を生成する構成にしてもよい。この
構成によれば、光センサを用いて測定した周囲の外乱光
の強度から外乱光状態を示す外乱光状態信号を生成する
ことができる。
【0011】前記外乱光状態信号生成部は、タイマーを
用いて昼夜を判断する昼夜判断部をさらに備え、昼夜判
断部によって判断された昼夜判断結果に基づいて外乱光
状態を示す外乱光状態信号を生成する構成にしてもよ
い。この構成によれば、外乱光の強度を直接測定しなく
ても、昼夜判断部の判断結果から外乱光状態を示す外乱
光状態信号を生成することができる。また、光センサが
故障しても外乱光状態信号を生成することができる。
【0012】前記発光素子制御部は、発光素子制御信号
に基づいて発光素子数を設定し、設定した数の発光素子
を駆動制御する構成にしてもよい。この構成によれば、
発光素子数を設定して、周囲の外乱光の強度に応じた適
切な発光強度に調整するので、発光電流の低減、発光素
子の長寿命化に寄与する。
【0013】前記発光素子制御部は、発光素子制御信号
に基づいて発光素子の駆動電流値を設定し、設定した駆
動電流値で発光素子を駆動制御する構成にしてもよい。
この構成によれば、発光素子を駆動電流値を設定して、
周囲の外乱光の強度に応じた適切な発光強度に調整する
ので、発光電流の低減、発光素子の長寿命化に寄与す
る。
【0014】周囲の赤外光の吸収量を測定し、その赤外
光の吸収量に基づいて赤外光状態を示す赤外光状態信号
を生成する赤外光状態信号生成部をさらに備え、前記発
光素子制御信号生成部は、赤外光状態信号に基づいて発
光素子の発光強度を制御するための発光素子制御信号を
生成する構成にしてもよい。この構成によれば、気象条
件等により周囲の赤外光の吸収量が変化してもその赤外
光の吸収量に応じた発光強度を有する発光信号に変換し
て光通信することがができる。
【0015】前記赤外光状態信号生成部は、周囲の赤外
光の吸収量を測定する赤外光吸収量測定部をさらに備
え、赤外光吸収量測定部によって測定された赤外光の吸
収量に基づいて赤外光状態を示す赤外光状態信号を生成
する構成にしてもよい。この構成によれば、赤外光吸収
量測定部を用いて測定した周囲の赤外光の吸収量から赤
外光状態を示す赤外光状態信号を生成することができ
る。
【0016】前記赤外光状態信号生成部は、天候状態及
び降雨量を測定する降雨センサをさらに備え、降雨セン
サによって測定された天候状態及び降雨量に基づいて赤
外光状態を示す赤外光状態信号を生成する構成にしても
よい。また、降雨センサは、降雨量だけでなく雨天時と
それ以外の天候状態も測定できる構成にすることが好ま
しい。この構成によれば、周囲の赤外光の吸収量を直接
測定しなくても、降雨センサによって測定された天候状
態及び降雨量から赤外光状態を示す赤外光状態信号を生
成することができる。
【0017】電話回線またはネットワークを介して情報
センターの端末から周囲の外乱光状態を示す外乱光状態
情報または周囲の赤外光状態を示す赤外光状態情報を取
得する外部状態情報取得部をさらに備え、前記発光素子
制御信号生成部は、外部状態情報取得部によって取得さ
れた外乱光状態情報または赤外光状態情報に基づいて発
光素子の発光強度を制御するための発光素子制御信号を
生成する構成にしてもよい。この構成によれば、電話回
線やネットワークを経由して情報センターのホストコン
ピュータから外乱光状態情報や赤外光状態情報を取得し
て、発光素子制御信号を生成するので、通信データを外
乱光状態や赤外光状態に応じた発光強度を有する発光信
号に変換して外部端末と光通信することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
【0019】図1は本実施例の光通信装置のシステム構
成を示すブロック図である。図1において、1は本発明
の光通信装置を示し、例えば、光通信機能を有する情報
提供装置、ホストコンピュータ、カーナビゲーション装
置、データ処理装置などの電子機器に適用することがで
きる。
【0020】2は他の電子機器に設けられた光通信部と
の間で光通信を行う光通信部を示す。2−1は通信デー
タを光通信信号に変換する複数個並べた発光素子を示
し、2−2は外部端末から受信した光通信信号を通信デ
ータに変換する受光素子を示す。また、発光素子2−1
及び受光素子2−2は、光通信部2の通信ユニットに収
納されている。この実施例では、発光強度を調節する発
光素子は4個とする。
【0021】3は周囲の外乱光の強度を測定し、その外
乱光の強度に基づいて外乱光状態を示す外乱光状態信号
を生成する外乱光状態信号生成部を示し、外乱光状態信
号生成部3は、相手電子機器の光通信信号の受信におけ
る外乱光の強度(外乱光の大きさ)もしくは、光通信装
置1周辺の外乱光の強度を測定する光センサや昼夜を判
断することにより外乱光状態を判断する昼夜判断部をさ
らに備えている。
【0022】4は周囲の赤外光の吸収量を測定し、その
赤外光の吸収量に基づいて赤外光状態を示す赤外光状態
信号を生成する赤外光状態信号生成部を示し、赤外光状
態信号生成部4は、周囲の赤外光の吸収量を測定する赤
外光吸収量測定部や天候状態及び降雨量を測定して赤外
光状態を判断する降雨センサをさらに備えている。
【0023】5は外乱光状態信号生成部3から出力され
た外乱光状態信号、赤外光状態信号生成部4から出力さ
れた赤外光状態信号に基づいて複数個の発光素子の発光
強度を制御するための発光素子制御信号を生成する発光
素子制御信号生成部を示す。6は発光素子制御信号に基
づいて通信データを周囲の外乱光の強度に応じた発光強
度の光通信信号に変換するよう複数個の発光素子2−1
を制御する発光素子制御部を示す。
【0024】7は光通信部2の光通信動作を制御する光
通信コントローラを示す。8は光通信コントローラ7及
び各部を制御する制御部を示し、制御部8は、CPU、
ROM、RAMからなるコンピュータで構成されてい
る。9は入出力ポートを示し、制御部8は入出力ポート
9を介して各部に各種データを転送するとともに各部を
制御する。
【0025】10は制御部8の制御によって電話回線ま
たはネットワークを介して情報センターの端末から周囲
の外乱光状態を示す外乱光状態情報または周囲の赤外光
状態を示す赤外光状態情報を取得する外部状態情報取得
部を示し、外部状態情報取得部10は電話回線またはネ
ットワークと接続するモデム10−1及び取得した外部
状態情報を記憶するハードディスクやフラッシュメモリ
などの外部状態情報記憶部10−2を備えている。外部
状態情報取得部10は、取得した外乱光状態情報または
赤外光状態情報を必要に応じて外乱光状態信号生成部3
または赤外光状態信号生成部4に出力する。
【0026】11は光通信装置1と外部の電子機器とが
光通信を行うための通信用窓であり、光通信部2の通信
範囲に合わせて設置する。通常、この通信用窓11には
光通信波長を透過し、外乱光を吸収もしくは反射するフ
ィルタを取り付ける。12は通信相手側の電子機器(外
部端末)を示し、この実施例において、電子機器12
は、光通信部2と同様な光通信ユニットを備えた携帯端
末、ポータブルパソコン、カーナビゲーションシステム
などが適用される。
【0027】図2は本実施例の外乱光状態信号生成部に
備えた光センサの構成を示す図である。図2において、
3−1は光センサを示し、光センサ3−1は、フォトダ
イオードや太陽電池等による光電変換素子3−11、光
電変換素子3−11のアナログ出力をデジタル信号へ変
換するAD変換部3−12とから構成される。
【0028】外乱光状態信号生成部3は、このAD変換
信号を外乱光状態信号として出力する。発光素子制御信
号生成部5は、発光素子制御信号aとして、例えば、あ
る外乱光の大きさ以上の場合は“1”、それ以下の場合
は“0”を出力する。3−13は光センサ用窓であり、
電子機器12の受光方向における外乱光の大きさを測定
するために、光通信部2から見て、通信用窓11と反対
方向に設ける。
【0029】図3は本実施例の外乱光状態信号生成部に
備えた昼夜判断部の構成を示す図である。図3におい
て、3−2は昼夜判断部を示し、昼夜判断部3−2は、
基準時間メモリ3−21、電子時計3−22、基準時間
メモリ3−21に設定された基準時間と電子時計3−2
2を比較する時間比較回路3−23とから構成される。
【0030】あらかじめ、手動もしくは電話回線等のネ
ットワークを通じて、光通信装置がある地域のおおよそ
の日の出、日の入りの時間を基準時間メモリ3−21へ
設定する。外乱光状態信号生成部3は、基準時間メモリ
3−21の時間と電子時計3−22の時間との比較結果
を外乱光状態信号として出力する。発光素子制御信号生
成部5は、例えば、発光素子制御信号aとして、昼間は
“1”、夜間は“0”を出力する。より細かい制御のた
めに、基準時間を細かく設定し、出力ビット数を増やす
こともできる。
【0031】図4は本実施例の発光素子制御部の構成
(1)を示す図である。この実施例では、発光素子制御
部6は、発光素子制御信号生成部5によって生成された
発光素子制御信号aに基づいて発光素子数を設定し、設
定した数の発光素子を駆動制御する発光素子数制御回路
6−1を備えている。
【0032】図4に示すように、発光素子制御部6の入
力信号は発光素子制御信号生成部5から出力される発光
素子制御信号aと、光通信コントローラ7から出力され
る光通信信号bである。6−11はトグルフリップフロ
ップを示し、トリガが立ち下がったときに出力状態を反
転する。発光素子制御信号aは論理和回路(OR1、O
R2)とトグルフリップフロップ6−11、インバータ
6−12で構成される回路を介して論理積回路に入る。
【0033】発光素子制御信号aが“1”のときは、論
理和回路(OR1、OR2)の出力信号cとdが両方と
も“1”になる。発光素子制御信号aが“0”のとき
は、出力信号cまたは出力信号dのどちらかが“1”に
なる。この実施例では、発光素子制御信号aは“0”ま
たは“1”の1ビットであるが、発光素子数を細く制御
するためにビット数を増やすこともできる。光通信信号
bは従来の光通信コントローラの発光信号をそのまま用
いることができる。
【0034】論理積回路(AND1〜AND4)によ
り、論理和回路(OR1、OR2)の出力信号c、d
と、光通信信号bが同時に“1”になったとき、最終的
な発光信号L1〜L4となって出力される。出力された
発光信号L1〜L4は、トランジスタTr1〜Tr4を
それぞれスイッチングし、LED1からLED4を発光
制御することができる。なお、Vccは発光素子を駆動す
る供給電圧、GNDは接地電圧を示す。Rは固定抵抗を
示す。
【0035】この実施例では、L1、L3とL2、L4
の2系統の入力発光信号によりL1―L4の4系統の出
力発光信号を生成している。周囲の外乱光の強度に応じ
た適切な発光強度に調整するために、発光させる発光素
子数を設定するだけでなく、各素子の発光時間を均等に
するため、各発光素子を交互に切り替えて発光するよう
選択制御している。この構成により、発光素子数を設定
して、周囲の外乱光の強度に応じた適切な発光強度に調
整するので、発光電流の低減、発光素子の長寿命化に寄
与することができる。
【0036】図5は本実施例の発光素子制御部の構成
(2)を示す図である。この実施例では、発光素子制御
部6は、発光素子制御信号生成部5によって生成された
発光素子制御信号aに基づいて発光素子の駆動電流値を
設定し、設定した駆動電流値で発光素子を駆動制御する
発光電流制御回路6−2を備えている。
【0037】図5に示すように、入力信号aは、発光素
子制御信号生成部5によって外乱光状態信号または赤外
光状態信号から変換された発光素子制御信号aである。
発光素子制御信号生成部5は、発光素子制御信号aとし
て、例えば、周囲の外乱光が小さい場合または周囲の赤
外光の吸収量が小さい場合は“0”、逆に、周囲の外乱
光が大きい場合または周囲の赤外光の吸収量が大きい場
合は“1”を出力する。
【0038】スイッチ回路6−21は、発光素子制御信
号aが“1”のときにAB間の抵抗を短絡する。このと
き制限抵抗が小さくなり、発光電流が増大する。発光素
子制御信号aが“0”のときAB間の抵抗を解放する。
このとき制限抵抗が大きくなり、発光電流が減少する。
なお、Vccは発光素子を駆動する供給電圧、GNDは接
地電圧を示す。Rは固定抵抗を示す。
【0039】このように、発光素子制御信号aにより発
光電流を制御することができる。発光素子制御信号aの
ビット数とスイッチ回路6−21の出力制御数、制限抵
抗数を増やすことで、より細かい電流制御が可能であ
る。この構成により、発光素子の駆動電流値を設定し
て、周囲の外乱光の強度に応じた適切な発光強度に調整
するので、発光電流の低減、発光素子の長寿命化に寄与
することができる。
【0040】図6は本実施例の赤外光状態信号生成部に
備えた赤外光吸収量測定部の構成を示す図である。4−
1は周囲の赤外光の吸収量を測定する赤外光吸収量測定
部を示し、赤外光吸収量測定部4−1は、発光素子2−
1の発光波長と同じかなるべく近い発光波長の赤外LE
D4−11、赤外LED4−11の発光波長に対して感
度を持つフォトダイオード4−12、フォトダイオード
4−12の出力をデジタル信号に変換するAD変換部4
−13、フォトダイオード4−12が外乱光の影響を受
けにくいように筒状の外乱光遮光部4−14と可視光カ
ットフィルタ4−15とから構成される。
【0041】赤外光吸収量測定部4−1は、赤外LED
4−11を直流駆動で発光させ、気象条件(例えば、
雨、雪、霧などの)を受ける空間を伝搬させ、フォトダ
イオード4−12の出力をAD変換部4−13でデジタ
ル信号に変換してその赤外光の吸収量を測定する。赤外
光状態信号生成部4は、このデジタル信号を赤外光状態
信号として出力する。発光素子制御信号生成部5は、発
光素子制御信号aとして、例えば、あるしきい値を基準
に、フォトダイオード4−12の出力が大きいとき(つ
まり、雨、雪、霧等で赤外線の吸収量が小さいとき)に
は“0”を、小さいときには“1”を出力する。
【0042】ここでは、発光素子制御信号aは1ビット
としたが、フォトダイオード4−12の出力に応じて、
AD変換部4−13から複数ビットの出力をすること
で、より細かい発光強度の制御が可能になる。赤外光状
態信号生成部4は、赤外光の吸収量に基づいて赤外光状
態を示す赤外光状態信号を生成することができる。
【0043】図7は本実施例の赤外光状態信号生成部に
備えた降雨センサの構成を示す図である。4−2は降雨
センサを示し、降雨センサ4−2は、薄膜抵抗素子や水
分検知素子などからなる降雨センサ素子4−21、降雨
センサ素子4−21のアナログ出力をデジタル信号へ変
換するAD変換部4−22とから構成される。
【0044】赤外光状態信号生成部4は、このAD変換
信号を赤外光状態信号として出力する。発光素子制御信
号生成部5は、発光素子制御信号aとして、例えば、降
雨がある場合は“1”を、ない場合は“0”を出力す
る。ここでは、降雨の有無により1ビットの発光素子制
御信号aを出力しているが、降雨量に応じた降雨センサ
4−2の出力から、複数ビットの出力をすることで、よ
り細かい発光強度の制御が可能になる。また、降雨セン
サの替わり、降雪検知センサを用いることで、降雪によ
る赤外光の吸収を感知し、発光強度を調整することが可
能である。
【0045】図8は本実施例の外部状態情報取得部の構
成を示す図である。図8において、外部状態情報取得部
10は、制御部8の制御によりモデム10−1を介して
電話回線から周囲の外乱光の強度や赤外光の吸収量の外
部状態情報を取得し、外部状態情報記憶部(レジスタな
ど)10−2に記憶する。外部状態情報取得部10は、
取得した外部状態情報(外乱光状態情報または赤外光状
態情報)を必要に応じて外乱光状態信号生成部3または
赤外光状態信号生成部4に出力する。また、外部状態情
報記憶部10−2は、再度、電話回線から外部状態情報
を取得するまで保持する。
【0046】以上、周囲の外乱光の強度と赤外光の吸収
量に対する発光素子の発光強度制御方法について別々の
実施例を用いて説明したが、当然、周囲の外乱光の強度
と赤外光の吸収量の両方を考慮した発光強度制御方法も
実現できることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、所定範囲内の光通信距
離にある外部端末と光通信するとき、周囲の外乱光の強
度や赤外光の吸収量に応じた発光強度の光通信信号に変
換して安定した光通信をすることができ、かつ発光素子
の発光電流の低減、発光素子の長寿命化に寄与すること
ができる。さらに、この発光素子の強度制御方法は、従
来の光通信コントローラの光通信信号をそのまま用いる
ことができるため、光通信手順を変更することなく容易
に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の光通信装置のシステム構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本実施例の外乱光状態信号生成部に備えた光セ
ンサの構成を示す図である。
【図3】本実施例の外乱光状態信号生成部に備えた昼夜
判断部の構成を示す図である。
【図4】本実施例の発光素子制御部の構成(1)を示す
図である。
【図5】本実施例の発光素子制御部の構成(2)を示す
図である。
【図6】本実施例の赤外光状態信号生成部に備えた赤外
光吸収量測定部の構成を示す図である。
【図7】本実施例の赤外光状態信号生成部に備えた降雨
センサの構成を示す図である。
【図8】本実施例の外部状態情報取得部の構成を示す図
である。
【図9】光通信ユニットの発光素子数をパラメータにし
た外乱光強度と通信距離との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 光通信装置 2 光通信部 2−1 発光素子 2−2 受光素子 3 外乱光状態信号生成部 3−1 光センサ 3−11 光電変換素子 3−12 AD変換部 3−13 光センサ用窓 3−2 昼夜判断部 3−21 基準時間メモリ 3−22 電子時計 3−23 時間比較回路 4 赤外光状態信号生成部 4−1 赤外光吸収量測定部 4−11 赤外LED 4−12 フォトダイオード 4−13 AD変換部 4−14 外乱光遮光機構 4−15 可視光カットフィルタ 4−2 降雨センサ 4−21 降雨センサ素子 4−22 AD変換部 5 発光素子制御信号生成部 6 発光素子制御部 6−1 発光素子数制御回路 6−11 トグルフリップフロップ 6−12 インバータ 6−2 発光電流制御回路 6−21 スイッチ回路 7 光通信コントローラ 8 制御部 9 入出力ポート 10 外部状態情報取得部 10−1 モデム 10−2 外部状態情報記憶部 11 通信用窓 12 電子機器 a 発光素子制御信号 b 光通信信号 c 出力信号 d 出力信号 OR1、2 論理和回路 AND1、2、3、4 論理積回路 L1、2、3、4 出力信号 Tr1、2、3、4、5 トランジスタ LED1、2、3、4、5 赤外LED

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信データを光通信信号に変換する発光
    素子及び外部端末から受信した光通信信号を通信データ
    に変換する受光素子を有する光通信部と、周囲の外乱光
    の強度を測定し、その外乱光の強度に基づいて外乱光状
    態を示す外乱光状態信号を生成する外乱光状態信号生成
    部と、外乱光状態信号に基づいて発光素子の発光強度を
    制御するための発光素子制御信号を生成する発光素子制
    御信号生成部と、発光素子制御信号に基づいて通信デー
    タを周囲の外乱光の強度に応じた発光強度の光通信信号
    に変換するよう発光素子を制御する発光素子制御部とを
    備えたことを特徴する光通信装置。
  2. 【請求項2】 前記外乱光状態信号生成部は、周囲の外
    乱光の強度を測定する光センサをさらに備え、光センサ
    によって測定された外乱光の強度に基づいて外乱光状態
    を示す外乱光状態信号を生成することを特徴とする請求
    項1記載の光通信装置。
  3. 【請求項3】 前記外乱光状態信号生成部は、タイマー
    を用いて昼夜を判断する昼夜判断部をさらに備え、昼夜
    判断部によって判断された昼夜判断結果に基づいて外乱
    光状態を示す外乱光状態信号を生成することを特徴とす
    る請求項1記載の光通信装置。
  4. 【請求項4】 前記発光素子制御部は、発光素子制御信
    号に基づいて発光素子数を設定し、設定した数の発光素
    子を駆動制御することを特徴とする請求項1記載の光通
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記発光素子制御部は、発光素子制御信
    号に基づいて発光素子の駆動電流値を設定し、設定した
    駆動電流値で発光素子を駆動制御することを特徴とする
    請求項1記載の光通信装置。
  6. 【請求項6】 周囲の赤外光の吸収量を測定し、その赤
    外光の吸収量に基づいて赤外光状態を示す赤外光状態信
    号を生成する赤外光状態信号生成部をさらに備え、前記
    発光素子制御信号生成部は、赤外光状態信号に基づいて
    発光素子の発光強度を制御するための発光素子制御信号
    を生成することを特徴する請求項1記載の光通信装置。
  7. 【請求項7】 前記赤外光状態信号生成部は、周囲の赤
    外光の吸収量を測定する赤外光吸収量測定部をさらに備
    え、赤外光吸収量測定部によって測定された赤外光の吸
    収量に基づいて赤外光状態を示す赤外光状態信号を生成
    することを特徴とする請求項6記載の光通信装置。
  8. 【請求項8】 前記赤外光状態信号生成部は、天候状態
    及び降雨量を測定する降雨センサをさらに備え、降雨セ
    ンサによって測定された天候状態及び降雨量に基づいて
    赤外光状態を示す赤外光状態信号を生成することを特徴
    とする請求項6記載の光通信装置。
  9. 【請求項9】 電話回線またはネットワークを介して情
    報センターの端末から周囲の外乱光状態を示す外乱光状
    態情報または周囲の赤外光状態を示す赤外光状態情報を
    取得する外部状態情報取得部をさらに備え、前記発光素
    子制御信号生成部は、外部状態情報取得部によって取得
    された外乱光状態情報または赤外光状態情報に基づいて
    発光素子の発光強度を制御するための発光素子制御信号
    を生成することを特徴とする請求項1記載の光通信装
    置。
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