JPH06129866A - 車両センサのための較正値決定装置 - Google Patents

車両センサのための較正値決定装置

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JPH06129866A
JPH06129866A JP30753892A JP30753892A JPH06129866A JP H06129866 A JPH06129866 A JP H06129866A JP 30753892 A JP30753892 A JP 30753892A JP 30753892 A JP30753892 A JP 30753892A JP H06129866 A JPH06129866 A JP H06129866A
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JP
Japan
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vehicle
calibration value
sensor
substantially straight
road
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JP30753892A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Ishihara
暢幸 石原
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ナビゲーションの技術と高速道路の本線路の
うち流入路分岐点と流出路分岐点とによって挟まれる部
分が実質的に直線であるという事実とを一緒に利用する
ことにより、車両の運動状態量を検出するセンサの検出
値の較正値を車両が直進走行している状態で決定する新
方式を提供する。 【構成】 GPS方式のナビゲーション装置により道路
地図上における車両の現在位置を検出し、道路情報メモ
リを利用して、車両が高速道路の本線路のうちの前記実
質直線区間を走行しているか否かを判定する(S1〜4)。
実質直線区間を走行している場合には、ウインカスイッ
チおよび操舵角を監視して車両がレーンチェンジをさせ
られていないか否かを判定し(S6 )、レーンチェンジを
させられていなければ、そのときの操舵角センサ,ヨー
レイトセンサ等の検出値を較正値に決定する(S9) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の運動状態量を検
出し、その検出値が車両旋回の影響を受けるセンサの検
出値の較正値を、車両が直進走行している状態で決定す
る車両センサのための較正値決定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記車両センサのための較正値決定装置
の一従来例が本出願人の特開昭60−15270号公報
に開示されている。これは、左・右輪のそれぞれの車輪
速相互の関係から車両が直進走行状態にあるか否かを判
定し、そうであれば車両センサとしての操舵角センサの
較正値を決定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、車両
にナビゲーション装置を搭載することが普及しつつあ
る。ここに、ナビゲーション装置とは、道路地図上にお
ける車両の現在位置を検出してドライバに表示するため
に使用されるものである。
【0004】一方、高速道路は一般に、例えば図4に示
されているように、本線路とその本線路への流入路とそ
の本線路からの流出路とを有し、かつ、それら流入路と
流出路とがそれぞれ本線路から分岐させられているが、
この高速道路のその本線路のうちの、流入路の分岐点と
その流入路に対応する流出路の分岐点とによって挟まれ
る走行区間は、実質的に直線であるのが一般的である。
そのような実質直線区間は例えば、高速道路のインター
チェンジ,パーキングエリア等に存在する。例えば、高
速道路のインターチェンジにおける実質直線区間の曲率
半径はほとんどの高速道路で約3000m以上であり、
最も小さい場所でも約1000mである。ただし、ここ
において「高速道路」とは、東名高速道路,名神高速道
路,東北高速道路等の高速道路を意味し、首都高速,阪
神高速等の都市高速は意味しない。
【0005】そこで、本発明は、ナビゲーションの技術
と高速道路における実質直線区間の存在とを結び付けて
利用することにより、車両センサのための較正値決定の
新たな形式を提供することを課題としてなされたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、車両センサのための較正値決定装置を、図
1に示すように、(a) 道路地図上における車両の現在位
置を検出するナビゲーション装置に接続されて使用され
る実質直線区間判定手段1であって、そのナビゲーショ
ン装置により検出された車両の現在位置が、本線路とそ
の本線路への流入路とその本線路からの流出路とを有
し、かつ、それら流入路と流出路とがそれぞれ本線路か
ら分岐させられている高速道路のその本線路のうちの、
流入路の分岐点とその流入路に対応する流出路の分岐点
とによって挟まれる実質直線区間に属するか否かを判定
するものと、(b) 前記車両の現在位置が実質直線区間に
属すると判定されることに基づいて、前記車両センサの
較正値を決定する較正値決定手段2とを含むものとした
ことを特徴とする。
【0007】なお、ここにおける「較正値決定手段2」
は例えば、車両の現在位置が実質直線区間に属すると判
定されれば直ちに、車両センサの較正値を決定する形式
とすることは可能であるが、較正値の決定精度をさらに
高めることが必要である場合には、例えば次のような形
式とすることができる。
【0008】すなわち、一般的に、一種類の情報しか用
いないで直進走行判定を行うよりは複数種類の情報を用
いて直進走行判定を行う方が、判定の精度が向上すると
いう事実に基づき、左右車輪の車輪速,車速等の車両の
運動状態量が車両が直進走行状態にあることを示してい
るか否かを判定し、車両の現在位置が実質直線区間に属
すると判定され、かつ、車両の運動状態量が車両が直進
走行状態にあることを示していると判定されたときに始
めて、車両センサの較正値を決定する形式とすることが
できるのである。さらに、ドライバの操縦意思が反映さ
れたウインカスイッチ,ブレーキ操作部材等の操作状況
が、車両が直進走行状態にあることを示しているか否か
を判定し、車両の現在位置が実質直線区間に属すると判
定され、かつ、ドライバの操作状況が車両が直進走行状
態にあることを示していると判定されたたときに始め
て、車両センサの較正値を決定する形式とすることも、
それら二つの形式を組み合わせた形式とすることもでき
るのである。
【0009】
【作用】ナビゲーション装置を利用するとともに、高速
道路の本線路のうち、流入路分岐点と流出路分岐点とに
よって挟まれる走行区間は実質的に直線であるという事
実に基づき、本発明に係る車両センサのための較正値決
定装置においては、実質直線区間判定手段1により、ナ
ビゲーション装置により検出された車両の現在位置が、
高速道路の本線路のうちの実質直線区間に属するか否か
が判定され、較正値決定手段2により、車両の現在位置
が実質直線区間に属すると判定されることに基づいて、
車両センサの較正値が決定される。
【0010】
【発明の効果】このように、本発明によれば、従来とは
異なる形式により車両センサのための較正値を決定する
ことが可能となり、較正値決定装置の形式の選択の幅が
拡大されるという効果が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例である車両センサの
ための較正値決定装置を含む車両制御装置を図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0012】本実施例である較正値決定装置は、概略的
に説明すれば、まず、車両の運動状態(車速,車輪の上
下加速度すなわち路面の凹凸)とドライバの操縦状態
(操舵角)とナビゲーション装置により検出された車両
の現在位置とに基づいて車両が高速道路の本線路を走行
しているか否かを判定する。高速道路の本線路を走行し
ていると判定されたならば、予め記憶させられている道
路情報に基づいて、車両がその本線路のうち実質直線区
間を走行しているか否かが判定される。ここで「実質直
線区間」とは、高速道路のインターチェンジにおける本
線路のうち流入路の分岐点とその流入路に対応する流出
路の分岐点とによって挟まれた部分を意味する。実質直
線区間を走行していると判定されたならば、ドライバの
操縦意思(操舵角,ウインカスイッチ)に基づいて、ド
ライバにより車両がレーンチェンジをさせられていない
か否かが判定され、レーンチェンジをさせられていない
と判定されたならば、車両が直進走行状態にあると判定
して、操舵角センサ,ヨーレイトセンサおよび横Gセン
サのそれぞれの較正値を決定する。直進走行状態におい
ては本来であれば、ステアリングホイールの操舵角,車
体のヨーレイトおよび横加速度はそれぞれ0であるはず
であるから、直進走行状態で各センサにより検出された
操舵角θ,ヨーレイトYAWおよび横加速度GYの値を
それぞれ較正値θC ,YAWC ,GYC とするのであ
る。
【0013】なお、本実施例においては、検出された操
舵角θを用いて直進走行判定が行われるとともに、直進
走行状態で操舵角θの較正値が決定されるようになって
いるが、直進走行判定において要求される精度はそれほ
ど高いものではないため、操舵角θに誤差が発生するこ
とに起因して直進走行判定の精度が低下することはな
い。
【0014】以上のようにして直進走行判定およびセン
サ較正を行うために、較正値決定装置は図2に示されて
いるように、各種センサおよびスイッチ10等と道路種
類決定コンピュータ20とが較正値決定コンピュータ3
0の入力側に接続されることによって構成されている。
【0015】各種センサおよびスイッチ10等とは具体
的に、操舵角センサ10,車速センサ12,上下Gセン
サ14およびウインカスイッチ16である。操舵角セン
サ10は、ステアリングホイールの操舵角θを検出する
ものである。車速センサ12は、車両の走行速度である
車速を検出するものである。上下Gセンサ14は、各車
輪と車体とを互いに連結するショックアブソーバの減衰
力の変化から車輪の上下加速度を検出するものである。
ウインカスイッチ16は、車両の方向指示灯を点滅させ
るためにドライバにより操作されるものである。
【0016】道路種類決定コンピュータ20の入力側に
はナビゲーション装置40と道路情報メモリ42とが接
続されている。ナビゲーション装置40は、GPS方式
で道路地図上における車両の現在位置を検出するもので
あって、人工衛星からの信号を受信器46で受信すると
ともに、その受信結果と道路情報メモリ42に予め記憶
させられている位置と道路との関係とに基づいて、道路
地図上における車両の現在位置を検出するものである。
このナビゲーション装置40は、適宜マップマッチング
を行うことにより、人工衛星からの信号に基づく車両位
置を補正することも行う。なお、ナビゲーション装置4
0を車輪速センサ,地磁気センサ,路上ビーコン等を用
いて車両の現在位置を検出する形式として本発明を実施
することは可能である。
【0017】道路情報メモリ42はまた、道路地図上に
おける位置と道路の種類(高速道路,国道,県道,主要
地方道路など)との関係をも記憶させられている。さら
に、高速道路については、各インターチェンジにおける
実質直線区間の位置をも記憶させられている。
【0018】較正値決定コンピュータ30は、それのR
OMにおいて図3にフローチャートで表される較正値決
定ルーチンを記憶させられていて、それのCPUがその
較正値決定ルーチンを実行することによって前述の直進
走行判定および較正値決定が行われるようになってい
る。以下、この較正値決定ルーチンの内容を説明する。
【0019】このルーチンは、較正値決定コンピュータ
30の電源が投入されている間、一定時間ごとに繰り返
し実行される。具体的には、まず、ステップS1(以
下、単にS1という。他のステップについても同じとす
る)において、道路種類決定コンピュータ20から現在
の道路の種類が取り込まれ、そのナビゲーション情報に
基づき、車両が現在、高速道路を走行しているか否かが
判定される。高速道路を走行していなければ判定がNO
となり、本ルーチンの一回の実行が終了するが、高速道
路を走行していれば判定がYESとなり、S2に移行す
る。
【0020】このS2においては、車速センサ12から
現在の車速が読み込まれ、それと過去の車速(RAMに
記憶されている)の集合であって一定時間(例えば、5
分)内の複数の車速の平均値が平均車速として演算され
る。さらに、それら複数の車速のうち最も小さいものが
最低車速として演算される。さらにまた、操舵角センサ
10から現在の操舵角θが読み込まれ、それと過去の操
舵角θ(これもRAMに記憶されている)の集合であっ
て上記一定時間内の複数の操舵角のうち最も大きいもの
が最大操舵角として演算される。さらにまた、上下Gセ
ンサ14から現在の上下加速度が読み込まれ、それと過
去の上下加速度(これもRAMに記憶されている)の集
合であって上記一定時間内の複数の上下加速度の変動傾
向が決定される。
【0021】さらに、このS2においては、平均車速が
70km/h以上であるか否か、最低車速が60km/h以上で
あるか否か、最大操舵角が60deg 以下であるか否か、
上下加速度の変動傾向が小さく、道路が悪路でも極悪路
でもないか否かがそれぞれ判定される。そして、それら
4つの部分判定がいずれもYESである場合には、車両
の運動状態もドライバの操縦状態も高速道路のうちの本
線路の走行に合致したものであると判定される。今回は
それら4つの部分判定がいずれもYESである状態には
ないと仮定すれば、このS2の全体判定がNOとなり、
本ルーチンの一回の実行が終了する。これに対して、今
回はそれら4つの部分判定がいずれのYESであると仮
定すれば、判定がYESとなり、S3に移行し、車両は
現在、高速道路の本線路を走行中であると判定される。
【0022】なお、このS2は次のような理由から設け
られている。すなわち、前記S1においてはナビゲーシ
ョン情報のみから(現在の道路の種類のみから)車両が
高速道路を走行しているか否かが判定されるため、ここ
で高速道路を走行していると判定されても、車両が必ず
高速道路のうち本線路を走行しているとは限らず、本線
路から分岐させられている流入路または流出路を走行し
ている場合がある。そこで、後者の場合を除くことによ
って車両が高速道路の本線路を走行中であるか否かを判
定するために、このS2が設けられているのである。
【0023】S3において、車両は現在、高速道路の本
線路を走行中であると判定されたならば、S4におい
て、道路種類決定コンピュータ20を介して、車両が現
在、本線路のうちの実質直線区間を走行中であるか否か
が判定される。すなわち、車両が本線路を走行し続ける
うちに実質直線区間に到達するのが待たれるのである。
今回は実質直線区間には到達していないと仮定すれば、
判定がNOとなり、本ルーチンの一回の実行が終了す
る。
【0024】その後、S1〜4の実行が何回も繰り返さ
れるうちに、車両が実質直線区間に到達した場合には、
S4の判定がYESとなり、S5において、実質直線区
間を走行中であると判定される。
【0025】続いて、S6において、車両がレーンチェ
ンジをさせられていないか否かが判定される。具体的に
は、ウインカスイッチ16が操作されておらず、かつ、
操舵角θが9deg より小さいか否かが判定される。今回
はそれら2つの条件が同時には満たされていないと仮定
すれば、判定がNOとなり、S7において、車両がレー
ンチェンジ中であると判定される。これに対して、ウイ
ンカスイッチ16が操作されておらず、かつ、操舵角θ
が9deg より小さいと仮定すれば、S6の判定がYES
となり、S8において、直進走行中であると判定され、
続いて、S9において、前述のようにして、較正値
θC ,YAWC およびGYC が決定される。以上で本ル
ーチンの一回の実行が終了する。
【0026】較正値決定コンピュータ30の出力側に
は、図2に示されているように、アンチロックコンピュ
ータ50と後輪操舵コンピュータ52とが接続されてい
る。
【0027】アンチロックコンピュータ50は、車両制
動時に各輪がロックしないように各輪のブレーキ圧を制
御するためのコンピュータであり、入力側には前後Gセ
ンサ54,横Gセンサ56および車輪速センサ58と前
記較正値決定コンピュータ30とが接続され、一方、出
力側にはアクチュエータ60が接続されている。前後G
センサ54および横Gセンサ56はそれぞれ、車体に発
生する前後加速度GXおよび横加速度GYを検出するも
のであり、車輪速センサ58は各輪の回転速度である車
輪速VWを検出するものであり、アクチュエータ60は
各輪のブレーキ圧を電気的に制御するものである。
【0028】そして、アンチロックコンピュータ50
は、前後加速度GXと横加速度GYと車輪速VWとに基
づき、各輪についてアンチロック制御を実行する必要が
あるか否かを判定し、その必要があれば、前後加速度G
Xと横加速度GYと車輪速VWとに基づき、各輪につい
てアンチロック制御の目標制御特性を決定し、それが実
現されるようにアクチュエータ60を制御する。
【0029】また、アンチロックコンピュータ50は、
較正値決定コンピュータ30から較正値GYC が入力さ
れ、横Gセンサ56により検出された横加速度GYin
較正値GYC を用いて較正し、それを横加速度GYとし
て用いる。すなわち、GY=GYin−GYCなる式を用
いて真の横加速度GYを取得し、これを用いてアンチロ
ック制御を行うのである。
【0030】これに対して、後輪操舵コンピュータ52
は、車体の進行方向と向きとが互いに一致するように車
両の後輪の舵角を制御するためのコンピュータであり、
入力側には前記操舵角センサ10,車速センサ12およ
び較正値決定コンピュータ30とヨーレイトセンサ64
とが接続され、一方、出力側にはアクチュエータ66が
接続されている。ヨーレイトセンサ64は車体に発生す
るヨーレイトYAWを検出するものであり、アクチュエ
ータ66は後輪の舵角を電気的に制御するものである。
【0031】そして、後輪操舵コンピュータ52は、後
輪舵角の目標値を、 δ=K1 ・θ+K2 ・YAW なる式を用いて決定し、その目標後輪舵角が実現される
ようにアクチュエータ66を制御する。ただし、この式
において「K1 」は、車速に応じて可変のゲインであ
り、一方、「K2 」は車速に応じて可変のヨーレイトフ
ィードバックゲインである。
【0032】また、後輪操舵コンピュータ52は、較正
値決定コンピュータ30から較正値θC とYAWC とが
入力され、操舵角センサ10およびヨーレイトセンサ6
4によりそれぞれ検出された操舵角θinおよびヨーレイ
トYAWinを較正値θC およびYAWC を用いて較正
し、それを操舵角θおよびヨーレイトYAWとして用い
る。すなわち、 θ=θin−θC なる式を用いて真の操舵角θを取得するとともに、 YAW=YAWin−YAWC なる式を用いて真のヨーレイトYAWを取得し、それら
を用いて後輪舵角δを制御するのである。
【0033】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、車両が実質直線区間を走行しているときに
限って操舵角センサ10等の較正値が決定されるため、
車両が真に直進走行状態にあるときに較正値決定が行わ
れることとなり、較正値の決定精度が向上するという効
果が得られる。
【0034】さらに、本実施例においては、ナビゲーシ
ョン情報のみならず車両の運動状態およびドライバの操
縦状態をも勘案して車両が直進走行状態にあるか否かが
判定されるようになっているため、直進走行判定の精度
が向上するという特有の効果も得られ、このことによっ
ても較正値の決定精度向上という効果が得られる。
【0035】さらに、本実施例においては、その較正値
の決定精度向上という効果に付随して、その較正値決定
装置に接続されたアンチロック制御装置および後輪操舵
制御装置の制御精度も向上するという特有の効果も得ら
れる。
【0036】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、道路種類決定コンピュータ20と道路情報
メモリ42とが、較正値決定コンピュータ30のうち図
3のS1〜5を実行する部分と共同して、本発明におけ
る「実質直線区間判定手段1」の一態様を構成し、較正
値決定コンピュータ30のうち同図のS6〜9を実行す
る部分が本発明における「較正値決定手段2」の一態様
を構成しているのである。
【0037】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、この他にも特許請求の範囲を逸脱す
ることなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良
を施した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を概念的に示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例である較正値決定装置を含む
車両制御装置を示すシステム図である。
【図3】上記較正値決定装置のコンピュータが用いるル
ーチンを示すフローチャートである。
【図4】高速道路のうち本発明と関連が深い部分の構成
を説明するための図である。
【符号の説明】
10 操舵角センサ 20 道路種類決定コンピュータ 30 較正値決定コンピュータ 40 ナビゲーション装置 42 道路情報メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運動状態量を検出し、その検出値
    が車両旋回の影響を受けるセンサの検出値の較正値を、
    車両が直進走行している状態で決定する装置であって、 道路地図上における前記車両の現在位置を検出するナビ
    ゲーション装置に接続されて使用される実質直線区間判
    定手段であって、そのナビゲーション装置により検出さ
    れた車両の現在位置が、本線路とその本線路への流入路
    とその本線路からの流出路とを有し、かつ、それら流入
    路と流出路とがそれぞれ本線路から分岐させられている
    高速道路のその本線路のうちの、流入路の分岐点とその
    流入路に対応する流出路の分岐点とによって挟まれる実
    質直線区間に属するか否かを判定するものと、 前記車両の現在位置が実質直線区間に属すると判定され
    ることに基づいて、前記車両センサの較正値を決定する
    較正値決定手段とを含むことを特徴とするもの。
JP30753892A 1992-10-21 1992-10-21 車両センサのための較正値決定装置 Pending JPH06129866A (ja)

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