JPH0612936U - 送油用配管の油漏れ検知装置 - Google Patents

送油用配管の油漏れ検知装置

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JPH0612936U
JPH0612936U JP5067292U JP5067292U JPH0612936U JP H0612936 U JPH0612936 U JP H0612936U JP 5067292 U JP5067292 U JP 5067292U JP 5067292 U JP5067292 U JP 5067292U JP H0612936 U JPH0612936 U JP H0612936U
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pipe
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俊三 長谷川
晃司 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のラインセンサような油漏れ検知センサ
を送油用配管に沿わせて多数設けることなく、送油用配
管の油漏れの有無を検知する。 【構成】 送油用配管Pの送油始点部に、オリフィス1a
を有し、管内を流れる油の流量を検出してその流量を示
す信号を出力する第1の流量検出装置1を設ける。送油
用配管Pの送油終点部にオリフィス2aを備えた第2の流
量検出装置2を設ける。演算器、制御回路、及び比較判
定器とによって構成される演算処理装置3により、第1
の流量検出装置1からの出力信号に基づく送油始点部で
の所定測定時間における油の流量平均値を示す信号と、
第2の流量検出装置2からの出力信号に基づく送油終点
部での所定測定時間における油の流量平均値を示す信号
との偏差を求め、その偏差を予め設定された設定値と比
較する。その偏差が設定値よりも大きい場合には、油漏
れ警報信号を出力する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工場の自家発電設備、ボイラー設備等で燃料として使用される石 油類を例えば地下タンクから燃料小出し槽へ送るために設けられた送油用配管に おける油漏れの有無を検知する、送油用配管の油漏れ検知装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
この種の送油用配管の油漏れを検知する油漏れ検知装置としては、従来より、 ラインセンサ式油漏れ検知装置が知られている。ラインセンサ式油漏れ検知装置 は、その構成を示す図5に示すように、先端部に終端抵抗器51が接続されたライ ンセンサ52を、接続箱53、ダミーケーブル54、及びセフティバリア55を介して検 知器56に接続してなるものである。
【0003】 油漏れ検知センサとしての上記ラインセンサ52は、その断面構成を説明するた めの図である図6に示すように、内部導体52aに、検知層52b、外部導体編組52 c、及び保護編組52dをこの記述順に被覆してなる同軸ケーブル構造のものであ る。このラインセンサ52に送油用配管から漏れた重油、軽油等の石油類が付着し て、その検知層52bに石油類が浸透すると、検知層52bの比誘電率εが変化し、 それによってラインセンサ52の特性インピーダンスZ=〔L/(ε・k)〕1/2 が変化することになる。ここで、Lはインダクタンス、kは検知層52bの形状に より定まる定数である。
【0004】 このように石油類の付着により特性インピーダンスZが変化するので、検知器 56から常にパルス波をラインセンサ52へ出力しておき、ラインセンサ52から反射 波を正常な場合と比較することで、送油用配管の油漏れの有無を検知するように している。この場合、送り出すパルス波の速度とそのパルス波が反射して検知器 56へ戻ってくるまでの時間とから、油漏れの発生位置を知ることができるように なっている。このようなラインセンサ52を有するラインセンサ式油漏れ検知装置 を送油用配管に沿って多数設置して、送油用配管の油漏れを検知するようにして いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のラインセンサ式油漏れ検知装置では、油漏れの発生位置を知ること ができるという利点があるが、ラインセンサの長さがその油漏れ検知原理の点か ら限られていることから、油漏れの有無を検知すべき送油用配管に沿って多数設 置する必要がある。そのため、送油用配管に沿わせて設けた各ラインセンサごと の保守点検に多くの時間に要し、また、油漏れが発生した場合、石油類が付着し たラインセンサを新しいものに交換する必要があることからその交換作業に手間 がかかるという欠点がある。
【0006】 そこで、この考案の目的は、従来のラインセンサような油漏れ検知センサを送 油用配管に沿わせて多数設けることなく、送油用配管の送油始点部と送油終点部 とにおける油の流量差に基づいて送油用配管の油漏れの有無を検知することがで き、従来のラインセンサ式油漏れ検知装置に比べて保守点検が容易な、送油用配 管の油漏れ検知装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案による送油用配管の油漏れ検知装置は 、管外への油漏れの有無を検知すべき送油用配管の送油始点部における管内を流 れる油の流量を検出してその流量を示す信号を出力する第1の流量検出装置と、 前記送油用配管の送油終点部における管内を流れる油の流量を検出してその流量 を示す信号を出力する第2の流量検出装置と、前記第1の流量検出装置からの出 力信号に基づいて前記送油始点部での所定測定時間における油の流量平均値を求 め、その流量平均値を示す信号を出力する第1の演算器と、前記第2の流量検出 装置からの出力信号に基づいて前記送油終点部での前記所定測定時間における油 の流量平均値を求め、その流量平均値を示す信号を出力する第2の演算器と、前 記第1及び第2の演算器における演算動作を、外部から送油ポンプ運転信号が入 力されてから定められた時間経過後に開始させるとともに前記所定測定時間の周 期で繰り返し行わせる制御回路と、前記第1の演算器からの出力信号と前記第2 の演算器からの出力信号との偏差を予め設定された設定値と比較することにより 油漏れ警報信号を出力する比較判定器とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
この考案による送油用配管の油漏れ検知装置においては、第1の流量検出装置 により、油漏れの有無を検知すべき送油用配管の送油始点部における管内を流れ る油の流量を検出する一方、第2の流量検出装置により、送油用配管の送油終点 部における管内を流れる油の流量を検出する。制御回路は、外部からの送油ポン プ運転信号が入力されてから、送油始点部から送油終点部に至る送油用配管内で の油の流れが定常状態に達するまでの時間として定められた時間が経過すると、 第1及び第2の演算器にその演算動作を開始させる指令を与える。第1の演算器 は、第1の流量検出装置からの出力信号の所定測定時間における平均値を求めて 、送油用配管の送油始点部での前記所定測定時間における油の流量平均値を示す 信号を出力し、これを比較判定器に与える。
【0009】 また、第2の演算器は、第2の流量検出装置からの出力信号の所定測定時間に おける平均値を求めて、送油用配管の送油終点部での前記所定測定時間における 油の流量平均値を示す信号を出力し、これを比較判定器に与える。制御回路は、 送油が行われている間、第1及び第2の演算器における演算動作を前記所定測定 時間の周期で繰り返し行わせる。そして、比較判定器により、第1の演算器から の出力信号と第2の演算器からの出力信号との偏差を予め設定された設定値と比 較することにより、例えばその偏差が設定値よりも大きい場合には、油漏れ警報 信号が出力される。これにより、油漏れが発生したことが検知される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1はこの考案の一実 施例による送油用配管の油漏れ検知装置の構成を示す図、図2は図1に示す演算 処理装置の構成を示すブロック図である。
【0011】 図1において、Pは、地下タンクBTから例えば約100 m程度上方に設置された 燃料小出し槽STへ燃料油(石油類)を送るための送油用配管である。地下タンク BTの送油用配管接続部に近接して設けられた送油ポンプOPによって、地下タンク BTから燃料小出し槽STへ送油用配管Pを介して燃料油が送られるようになってい る。
【0012】 送油用配管Pにおける送油ポンプOPの燃料油出口側に近接した部位、つまり、 送油用配管Pの送油始点部には、その管内を流れる燃料油の流量を絞りによる圧 力差を利用して検出するための絞り機構である第1のオリフィス1aが設けられて いる。第1の差圧伝送器1bは、第1のオリフィス1aによる差圧を検出して流量を 示す電圧信号を後述する演算処理装置3へ与えている。第1のオリフィス1a及び 第1の差圧伝送器1bは、送油用配管Pの送油始点部における管内を流れる燃料油 の流量を検出してその流量を示す信号を出力する第1の流量検出装置1を構成し ている。
【0013】 また、送油用配管Pにおける燃料小出し槽STへの接続部分に近接した部位、つ まり、送油用配管Pの送油終点部には、その管内を流れる燃料油の流量を絞りに よる圧力差を利用して検出するための絞り機構である第2のオリフィス2aが設け られている。第2の差圧伝送器2bは、第2のオリフィス2aによる差圧を検出して 流量を示す電圧信号を後述する演算処理装置3へ与えている。第2のオリフィス 2a及び第2の差圧伝送器2bは、送油用配管Pの送油終点部における管内を流れる 燃料油の流量を検出してその流量を示す信号を出力する第2の流量検出装置2を 構成している。
【0014】 演算処理装置3は、上記両流量検出装置1,2からの出力信号に基づいて送油 用配管Pにおける油漏れの有無を検知するためのものであり、図2に示すように 、第1の演算器4、第2の演算器5、制御回路6、及び比較判定器7とによって 構成されている。第1の演算器4は、制御回路6に内蔵された図示しないタイマ ーのオン動作によって閉じられる接点S1を介して入力される第1の差圧伝送器1b からの出力信号Q1 に基づいて、送油始点部での所定測定時間tにおける燃料油 の流量平均値を求め、その流量平均値を示す信号Q1Aを出力し、これを比較判定 器7の一方の入力端子に与えている。第2の演算器5は、制御回路6に内蔵され た図示しない上記タイマーのオン動作によって閉じられる接点S2を介して入力さ れる第2の差圧伝送器2aからの出力信号Q2 に基づいて、送油終点部での所定測 定時間tにおける油の流量平均値を求め、その流量平均値を示す信号Q2Aを出力 し、これを比較判定器7の他方の入力端子に与えている。
【0015】 制御回路6は、上記演算器4,5における演算動作を、外部から送油ポンプ運 転信号が入力されてから定められた時間T経過後にオン動作する図示しない上記 タイマーにより開始させるとともに、所定測定時間tの周期で繰り返し行わせる ものである。比較判定器7は、第1の演算器4からの出力信号Q1Aと第2の演算 器5からの出力信号Q2Aとの偏差を予め設定された設定値Rと比較し、この実施 例では、その偏差が予め設定された設定値Rよりも大きい場合に、油漏れが発生 したことを示す油漏れ警報信号を出力するものである。この比較判定器7からの 油漏れ警報信号は、表示器、あるいはブザーに与えられるようになっている。
【0016】 次に動作について説明する。地下タンクBTから燃料小出し槽STへ燃料油を送る ために送油ポンプOPが始動されると、制御回路6へ送油ポンプ運転信号が入力さ れる。この送油ポンプ運転信号が入力されてから、送油始点部から送油終点部に 至る送油用配管内での燃料油の流れが定常状態に達するまでの時間として定めら れた時間Tが経過すると、制御回路6の内蔵されたタイマーがオン動作して、接 点S1,S2が閉じられる。これにより、第1の演算器4は、第1の流量検出装置1 の差圧伝送器1bからの出力信号Q1 に基づいて、送油用配管Pにおける送油始点 部での所定測定時間t、例えば30秒間における燃料油の流量平均値を求め、その 流量平均値を示す信号Q1Aを比較判定器7に与える。また、これに同期して、第 2の演算器5は、第2の流量検出装置2の差圧伝送器2aからの出力信号Q2 に基 づいて、送油用配管Pにおける送油終点部での上記所定測定時間tにおける燃料 油の流量平均値を求め、その流量平均値を示す信号Q2Aを比較判定器7に与える 。このような両演算器4,5による演算動作が制御回路6によって上記所定測定 時間tの周期で繰り返し行われるようになっている。
【0017】 比較判定器7は、第1の演算器4からの出力信号Q1Aと第2の演算器5からの 出力信号Q2Aとの偏差を予め設定された設定値Rと比較し、その偏差が予め設定 された設定値Rよりも大きいか否かの判定を行う。そして、上記偏差が予め設定 された設定値Rよりも大きい場合には、比較判定器7から油漏れ警報信号が出力 されて、油漏れが発生したことが検知される。
【0018】 このように、この考案による上記油漏れ検知装置では、従来のラインセンサよ うな油漏れ検知センサを送油用配管に沿わせて多数設けることなく、送油用配管 の送油始点部と送油終点部とにおける油の流量差に基づいて送油用配管の油漏れ の有無を検知することができ、従来のラインセンサ式油漏れ検知装置に比べて保 守点検が容易となる。
【0019】 図3はこの考案の他の実施例による送油用配管の油漏れ検知装置の構成を示す 図、図4は図3に示す演算処理装置の構成を示すブロック図である。 図3に示すように、送油用配管Pにおける送油ポンプOPの燃料油出口側に近接 した部位、つまり、送油用配管Pの送油始点部には、図1における第1のオリフ ィス1aに代えてこれよりも高い精度を有する、管内を流れる燃料油の流量を流速 に比例して回転する羽根車の回転数により検出するための第1のタービンメータ 本体11aが設けられている。第1のパルス発生器11bはタービンメータ本体11a の羽根車の回転数をパルス信号として得るものであって、そのパルス信号は第1 のFV変換器11cに与えられる。第1のFV変換器11cは、第1のパルス発生器 11bからのパルス信号をアナログ電圧信号に変換して流量を示す電圧信号を後述 する演算処理装置13へ与えている。第1のタービンメータ本体11a、第1のパル ス発生器11b及び第1のFV変換器11cは、送油用配管Pの送油始点部における 管内を流れる燃料油の流量を検出してその流量を示す信号を出力する第1の流量 検出装置11を構成している。
【0020】 また、送油用配管Pにおける燃料小出し槽STへの接続部分に近接した部位、つ まり、送油用配管Pの送油終点部には、図1における第2のオリフィス2aに代え て、管内を流れる燃料油の流量を流速に比例して回転する羽根車の回転数により 検出するための第2のタービンメータ本体12aが設けられている。第2のパルス 発生器12bはタービンメータ本体12aの羽根車の回転数をパルス信号として得る ものであって、そのパルス信号は第2のFV変換器12cに与えられる。第2のF V変換器12cは、第2のパルス発生器12bからのパルス信号をアナログ電圧信号 に変換して流量を示す電圧信号を後述する演算処理装置13へ与えている。第2の タービンメータ本体12a、第2のパルス発生器12b及び第2のFV変換器12cは 、送油用配管Pの送油始点部における管内を流れる燃料油の流量を検出してその 流量を示す信号を出力する第2の流量検出装置12を構成している。
【0021】 なお、上記タービンメータ本体11a,12aは逆流に強くないことから、図3に 示すように、送油用配管Pにおける各タービンメータ本体11a,12aの下流側に 三方電磁弁21,22をそれぞれ設けてある。これにより、送油が終了して送油ポン プOPを停止したときには、図3に示すように、バイパス配管BP1 ,BP2 を介して 送油用配管Pの残油を地下タンクBTへ戻すようにしている。なお、送油に際して は、バイパス配管BP1 ,BP2 は閉路とされるようになっている。
【0022】 演算処理装置13は、上記両流量検出装置11,12からの出力信号に基づいて送油 用配管Pにおける油漏れの有無を検知するためのものであり、図4に示すように 、第1の演算器14、第2の演算器15、制御回路16、及び比較判定器17とによって 構成されている。第1の演算器14は、制御回路16に内蔵された図示しないタイマ ーのオン動作によって閉じられる接点S1を介して入力される第1のFV変換器11 cからの出力信号Q11に基づいて、送油始点部での所定測定時間tにおける燃料 油の流量平均値を求め、その流量平均値を示す信号Q11A を出力し、これを比較 判定器17の一方の入力端子に与えている。第2の演算器15は、制御回路16に内蔵 された図示しない上記タイマーのオン動作によって閉じられる接点S2を介して入 力される第2のFV変換器12cからの出力信号Q12に基づいて、送油終点部での 所定測定時間tにおける油の流量平均値を求め、その流量平均値を示す信号Q12 A を出力し、これを比較判定器17の他方の入力端子に与えている。
【0023】 制御回路16は、これらの演算器14,15における演算動作を、外部から送油ポン プ運転信号が入力されてから定められた時間T経過後にオン動作する図示しない 上記タイマーにより開始させるとともに、所定測定時間tの周期で繰り返し行わ せるものである。比較判定器17は、第1の演算器14からの出力信号Q11A と第2 の演算器15からの出力信号Q12A との偏差を予め設定された設定値Rと比較し、 この実施例では、その偏差が予め設定された設定値Rよりも大きい場合に、油漏 れが発生したことを示す油漏れ警報信号を出力するものである。この比較判定器 17からの油漏れ警報信号は、表示器、あるいはブザーに与えられるようになって いる。
【0024】 次に動作について説明する。地下タンクBTから燃料小出し槽STへ燃料油を送る ために送油ポンプOPが始動されると、制御回路16へ送油ポンプ運転信号が入力さ れる。この送油ポンプ運転信号が入力されてから、送油始点部から送油終点部に 至る送油用配管内での燃料油の流れが定常状態に達するまでの時間として定めら れた時間Tが経過すると、制御回路16の内蔵されたタイマーがオン動作して、接 点S1,S2が閉じられる。これにより、第1の演算器14は、第1の流量検出装置11 のFV変換器11cからの出力信号Q11に基づいて、送油用配管Pにおける送油始 点部での所定測定時間t、例えば30秒間における燃料油の流量平均値を求め、そ の流量平均値を示す信号Q11A を比較判定器17に与える。また、これに同期して 、第2の演算器15は、第2の流量検出装置12のFV変換器12cからの出力信号Q 12 に基づいて、送油用配管Pにおける送油終点部での上記所定測定時間tにおけ る燃料油の流量平均値を求め、その流量平均値を示す信号Q12A を比較判定器17 に与える。このような両演算器14,15による演算動作が制御回路6によって上記 所定測定時間tの周期で繰り返し行われるようになっている。
【0025】 比較判定器17は、第1の演算器14からの出力信号Q11A と第2の演算器15から の出力信号Q12A との偏差を予め設定された設定値Rと比較し、その偏差が予め 設定された設定値Rよりも大きいか否かの判定を行う。そして、上記偏差が予め 設定された設定値Rよりも大きい場合には、比較判定器17から油漏れ警報信号が 出力されて、油漏れが発生したことが検知される。
【0026】 このように、この考案による上記油漏れ検知装置では、従来のラインセンサよ うな油漏れ検知センサを送油用配管に沿わせて多数設けることなく、送油用配管 の送油始点部と送油終点部とにおける油の流量差に基づいて送油用配管の油漏れ の有無を検知することができ、従来のラインセンサ式油漏れ検知装置に比べて保 守点検が容易となる。
【0027】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、従来のラインセンサような油漏れ検知 センサを送油用配管に沿わせて多数設けることなく、送油用配管の送油始点部と 送油終点部とにおける油の流量差に基づいて送油用配管の油漏れの有無を検知す ることができ、従来のラインセンサ式油漏れ検知装置に比べて保守点検が容易な 、送油用配管の油漏れ検知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による送油用配管の油漏れ
検知装置の構成を示す図である。
【図2】図1に示す演算処理装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】この考案の他の実施例による送油用配管の油漏
れ検知装置の構成を示す図である。
【図4】図3に示す演算処理装置の構成を示すブロック
図である。
【図5】従来技術に係るラインセンサ式油漏れ検知装置
の構成を示す図である。
【図6】図5に示すラインセンサの断面構成を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…第1の流量検出装置 1a…第1のオリフィス 1b…
第1の差圧伝送器 2…第2の流量検出装置 2a…第2
のオリフィス 2b…第2の差圧伝送器 3,13…演算処
理装置 4,14…第1の演算器 5,15…第2の演算器
6,16…制御回路 7,17…比較判定器 11…第1の
流量検出装置 11a…第1のタービンメータ本体 11b
…第1のパルス発生器 11c…第1のFV変換器 12…
第2の流量検出装置 12a…第2のタービンメータ本体
12b…第2のパルス発生器 12c…第2のFV変換器
P…送油用配管 BT…地下タンク ST…燃料小出し槽 OP…送油ポンプ BP1 ,BP2 …バイパス配管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管外への油漏れの有無を検知すべき送油
    用配管の送油始点部における管内を流れる油の流量を検
    出してその流量を示す信号を出力する第1の流量検出装
    置と、前記送油用配管の送油終点部における管内を流れ
    る油の流量を検出してその流量を示す信号を出力する第
    2の流量検出装置と、前記第1の流量検出装置からの出
    力信号に基づいて前記送油始点部での所定測定時間にお
    ける油の流量平均値を求め、その流量平均値を示す信号
    を出力する第1の演算器と、前記第2の流量検出装置か
    らの出力信号に基づいて前記送油終点部での前記所定測
    定時間における油の流量平均値を求め、その流量平均値
    を示す信号を出力する第2の演算器と、前記第1及び第
    2の演算器における演算動作を、外部から送油ポンプ運
    転信号が入力されてから定められた時間経過後に開始さ
    せるとともに前記所定測定時間の周期で繰り返し行わせ
    る制御回路と、前記第1の演算器からの出力信号と前記
    第2の演算器からの出力信号との偏差を予め設定された
    設定値と比較することにより油漏れ警報信号を出力する
    比較判定器とを備えたことを特徴とする送油用配管の油
    漏れ検知装置。
JP5067292U 1992-07-20 1992-07-20 送油用配管の油漏れ検知装置 Withdrawn JPH0612936U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022169329A (ja) * 2021-04-27 2022-11-09 株式会社ダイフク 検査システム
KR20230001674A (ko) * 2021-06-29 2023-01-05 (주)유엔이커뮤니케이션즈 유체에 대한 실시간 지능형 모니터링 방법 및 그 시스템

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