JPH0612815Y2 - 気泡発生装置 - Google Patents

気泡発生装置

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JPH0612815Y2
JPH0612815Y2 JP7421989U JP7421989U JPH0612815Y2 JP H0612815 Y2 JPH0612815 Y2 JP H0612815Y2 JP 7421989 U JP7421989 U JP 7421989U JP 7421989 U JP7421989 U JP 7421989U JP H0612815 Y2 JPH0612815 Y2 JP H0612815Y2
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liquid
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pipe
accumulator
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JP7421989U
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新二郎 山崎
和潔 高野
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山陽電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は液体に気体を加圧溶解させ微細気泡を供給する
気泡発生装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図に従来の気泡発生装置の一例を示す。
これは特開昭61−271019号に示される装置の概
要であって加圧ポンプ3により吸込管2より吸い込む液
体9と吸気管8より吸い込む気体10をアキュムレータ
4内に吸い込み,気体10を液体9に加圧溶解せしめノ
ズル6で減圧することにより槽1内に直径10数ミクロ
ンの微細気泡を析出させるものである。従来,微細気泡
を多く析出させるためには,溶解を促進するために溶解
する気体の数十倍の量を供給する必要があった。溶解し
なかった気体はアキュムレータ4から少量の液体と共に
排出され,吐出管5に気体10の気泡が混入してノズル
6から大きな気泡が吐出しない構成になっていた。
この気泡発生装置では上述の溶解しなかった余剰気体1
4と共に少量の液体がアキュムレータ4から排出するた
め,第3図に示したように液体9を槽1内に戻し気体を
廃棄しなければならないという問題があった。気体供給
量に対し溶解する気体量が数十分の一であるため多くの
余剰気体は捨て去る無駄があり,高価な気体であれば大
きな損失になり,回収するにはその回収装置が必要にな
るという問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記のような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは加圧溶解させる気体の無駄
な廃棄をなくし,かつ回収する余剰気体中に含まれる液
体が戻し入れ配管中に混入することにより気体の均一な
ポンプの吸入口の流入に乱れを生じ,微細気泡の発生の
効率を下げている。この気体を分離し、配管の簡便な気
泡発生装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の要旨とするところは加圧ポンプを用いて気体を
加圧溶解させた液体をノズルで減圧することにより微細
気泡を析出させる気泡発生装置において,液体に加圧溶
解しなかった余剰気体をアキュムレータを接続した排気
装置17により取り出し,この気液混合物を気液分離装
置12に導入し液体と気体を分離し,再度この気体に外
部より逆止弁23を介して新規気体を加えて,これを加
圧ポンプの吸入口側に戻し,液体は分離して槽1に戻す
ことを特徴とする気泡発生装置である。気液分離装置は
流入する気体と液体の混合流体を気体と液体の重量差で
分離し,上部より配管24で気体のみ取出し,下部配管
25で液体を取出す構造のものである。尚新規気体の混
入は気液分離装置の前でも,後でも結果は同じであるの
で問題にしない。
〔作用〕
余剰気体の吸込管2へ戻し入れる上記の構成においてア
キュムレータ内の加圧余剰気体が排出装置により導出
し,気液分離装置に加えられるがその圧力は大体大気圧
よりわずかに高い状態で取り出される。
排気装置は,第2図に示す構造のもので,加圧状態にあ
る余剰気体が孔あきプレートの孔とスプリングで押圧さ
れているすき間を通り排気管よりバッファ部に出るもの
で,この排気装置で導出気体の圧力を0〜0.3kgf/c
m2・Gになるよう円盤のスプリングの強さを調整してあ
る。ここより取り出される余剰気体は0〜10%位の液
体を含んでいるので気液分離装置に送り,分離する。配
管又は,オリフィス部を同一圧力の下で流れる液体と気
体では流量が異なってくる,この為気体中に液体が含ま
れると,配管内に流れる気体が均一に流れず,加圧ポン
プの吸入管内に混入させる気体が平均して流れない。こ
のため含有する液体を分離して,槽1に戻し,気体のみ
を取出し,新規ガスとの混合を行うようにすることによ
り気体のスムーズな流れが得られ,均一な制御ができる
ようになる。
この気液分離装置12にて気体と液体を分離し余剰気体
のみを取り出し戻し入れる気体量は加圧ポンプ3に入る
空気量の85〜98%の量である。このため15%〜2
%の追加気体を外部より補ってやる必要がある。これは
外部の気体源20より減圧弁21により気液分離装置1
2の内圧にほぼ等しい圧力まで減圧し,流量を目標値に
制限する絞り弁22と逆止弁23を介して気液分離装置
12の後に導入する。これを加圧ポンプ3の吸入管2へ
接続して,液体を混合加圧して気体を溶解させる。この
ようにして余剰気体14は加圧ポンプ3で加圧溶解によ
り失われた分の気体を外部の気体源20より補充しつつ
加圧ポンプ3に送り込む行程を繰り返す。これにより気
体を無駄に消費することなく,排気装置から余剰気体1
4と共に排出される少量の液体は気液分離装置により分
離し,槽1に戻すことにより,分離気体の吸気管を通過
中に液体混入による制御の乱れがなくなる。
〔実施例〕
以下,実施例を第1図に基づき説明する。加圧ポンプ3
の吸込管2は液体の槽1に開口を持ち液体9を吸入す
る。また吸入管2,吸気口16を接続し,これは気液分
離装置12の後に新規気体の混入後の吸気管13を接続
している。この気液分離装置12の後には外部の気体源
20と減圧弁21,絞り弁22を逆止弁23を経由して
接続し外部より新規気体が導入される。減圧弁21は外
部気体源の供給気体の圧力を気液分離装置12の圧力に
ほぼ等しい圧力(約0.3kgf/cm2・G)まで低下させ
る為のものであり,絞り弁22で供給気体の流入流量を
制限し,逆止弁23はバッファ部の圧力が高くなったと
きでも逆流しない為のものである。気液分離装置12に
はアキュムレータ4に接続されている排気装置17から
排気される余剰気体14を導入するため排出管7が接続
されている。この排気気体内には気体とともに排出され
る少量の液体もあり,これは気液分離装置12で分離さ
れた後に配管25で槽に戻される。アキュムレータ4よ
り,加圧溶解した液体は吐出管5を通ってノズル6に送
られ,ノズルより液体中に減圧放出することにより,溶
解気体を析出させ微細気泡を発生するものである。
排気装置は第2図に示す構造のもので,アキュムレータ
4の上部に接続し,吸込口36より余剰気体が入り,孔
あきプレート35の孔43より円盤44に垂直にピスト
ン32が取付いてピストン32は,ピストンガイド37
により支えられて上下運動を可能ならしめている。これ
をスプリング33により孔あきプレート35に押しつけ
ている。この構成により余剰排出気体がこの円盤44を
押して排出されるとき該スプリングによる抵抗により約
0.3kgf/cm2・Gまで減圧される。余剰気体は排気口
39と排出管7を通って気液分離装置12に集められる
がこの気液分離装置には排気装置により排出される気体
の圧力が脈動するのを緩和する為の働きも持つもので,
1秒間流量(余剰気体が1秒間に排出される平均ガス
量)の約3倍以上の容量が好ましい。なお,外部の気体
源20の圧力は大気圧より高い場合の実施例であるので
減圧弁,絞り弁を持っているが,減圧弁のみで絞り弁を
省略したり,絞り弁のみで減圧弁を省略することも可能
である。
また,気液分離装置の圧力を高めに設定した場合には,
ポンプ吸入口側で吸入量を制限する絞り弁か,オリフィ
ス板を持たせることが必要である。
本実施例では,ノズル6は液体の槽1へ付設し,液体が
還流する構成としたが,別の槽に付設して液体の供給槽
と分離することも可能である。
〔考案の効果〕
本考案では,上述のように排気装置から排出される余剰
気体と少量の液体を気液分離装置に集め,気体と液体を
分離し,これに外部の気体源より追加気体を補充し,こ
れを加圧ポンプに戻すことにより,アキュムレータから
排出される気体を有効に用い且つ,余剰気体とともに排
出される液体も有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す気泡発生装置の概要を
示す図であり,第2図は排気装置の断面図である。第3
図は従来例を示す概略図である。図中の符号の意味は次
の通りである。 第1図 1……槽,2……吸込管,3……加圧ポンプ,4……ア
キュムレータ,5……吐出管,6……ノズル,7……排
出管,,9……液体,12……気液分離装置,13……
吸気管,14……余剰気体,16……吸気口,17……
排気装置,20……気体源,21……減圧弁,22……
絞り弁,23……逆止弁,24,25……配管 第2図 4……アキュムレータ,7……排出管,31……ケー
ス,32……ピストン,33……スプリング,34……
Oリング,35……孔あきプレート,36……吸込口,
37……ピストンガイド,38……排気室,39……排
気口,40……プレート押え,43……孔,44……円
盤。 第3図 1……槽,2……吸込管,3……加圧ポンプ,4……ア
キュムレータ,5……吐出管,6……ノズル,7……排
出管,8……吸気管,9……液体,10……気体,14
……余剰気体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧ポンプを用いて気体を加圧溶解させた
    液体をノズルで減圧することにより微細気泡を析出させ
    る気泡発生装置において,該液体に加圧溶解しなかった
    余剰気体をアキュムレータに接続する排気装置により取
    り出し,この液体が混入する気体を気液分離装置に加え
    て気体を分離して取り出し新規気体を合わせて加圧ポン
    プに加えることを特徴とする気泡発生装置。
JP7421989U 1989-06-23 1989-06-23 気泡発生装置 Expired - Lifetime JPH0612815Y2 (ja)

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JP7421989U JPH0612815Y2 (ja) 1989-06-23 1989-06-23 気泡発生装置

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JPH0361929U JPH0361929U (ja) 1991-06-18
JPH0612815Y2 true JPH0612815Y2 (ja) 1994-04-06

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KR101024575B1 (ko) * 2007-11-08 2011-03-31 산소덴키 가부시키가이샤 미세기포 발생장치

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