JPH0612788Y2 - 昇降架台付入浴装置 - Google Patents

昇降架台付入浴装置

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JPH0612788Y2
JPH0612788Y2 JP3855989U JP3855989U JPH0612788Y2 JP H0612788 Y2 JPH0612788 Y2 JP H0612788Y2 JP 3855989 U JP3855989 U JP 3855989U JP 3855989 U JP3855989 U JP 3855989U JP H0612788 Y2 JPH0612788 Y2 JP H0612788Y2
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bath
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gantry
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JP3855989U
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賢治 島村
康幸 高岩
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オージー技研株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、昇降架台付入浴装置の改良に関するもので
ある。
(ロ)従来の技術 患者ならびに介添者の負担を軽減すべく考慮された入浴
装置としては、浴槽が昇降するもの、浴槽が開閉するも
の、架台がウインチで昇降可能に吊下されるもの、架台
がリンク装置によって昇降可能に支持されるもの等が知
られているが、これらの内では、リンク装置による架台
支持方式のものが、他に比べると構造簡単で、湯が満た
されるまで待機する必要もなく且つ安全性も高いのでよ
り多く実用に供されている。
ところで、リンク装置による架台支持方式の入浴装置に
あっては、架台昇降方向(鉛直方向)に進退動する駆動
手段で直接にリンク装置を変形作動させるようにすれ
ば、架台の上昇に要する動力が小さくてよくなるのであ
るけれども、架台昇降ストロークに相当する揚程を持つ
駆動手段を鉛直向きに介装しなければならないから、そ
れにより入浴装置の全高が高められて装置全体が大型化
する上に、ストレッチャ等との高さの整合性が損なわ
れ、ストレッチャから架台、架台からストレッチャへの
患者の移し換えに難渋するという問題が生じるのであ
る。
なお、鉛直方向に向けて介装する駆動手段をテレスコピ
ック伸縮構造とすることによって入浴装置の全高を低め
ることは可能であるが、このような構造にすると駆動手
段が著しく複雑になり、テレスコピック構造である故に
昇降作動がギクシャクし患者に対していたずらに不安感
を与えることとなって好ましくないものとなる。
このため、近時においては、鉛直方向に昇降動するリン
ク装置に対して駆動手段を水平向きに介装して、水平方
向に進退動する作動部をリンク装置の入力作用軸に連結
し、作動部によって付与される水平方向の力でリンク装
置を鉛直方向に昇降変形させるように構成するものが提
案されているのである(例えば、実開昭64−1723
8号公報)。
(ハ)考案が解決しようとする課題 架台をリンク装置で昇降させる入浴装置において、入浴
者を介助する都合上架台の上限は所定高に制限されてい
るから満足な所定の水深を得ようとすれば、リンク装置
を充分畳んだ状態に迄作動させて架台を出来るだけ下げ
所定の可動範囲を確保して水深を得るか、もしくはリン
ク装置をあまり深く畳み込まないで用いる場合は水深の
深い入浴装置を用いて所定の水深を得、この入浴装置を
堀込んだ床に設置するのである。
上記前者の、リンク装置を充分に畳み込んで水深を得よ
うとする入浴装置において、浴槽外の横側部に設置する
駆動手段(油圧シリンダ)のピストンロッドを、浴槽壁
部を貫通して槽内に進入させ、その先端をリンク装置の
入力作動軸である滑動ローラの支軸に直接に連結する構
造になっている従来技術の入浴装置では、患者を乗せた
架台を浴槽内の最下降位置から上昇開始させる場合、充
分畳み込んだ状態にあるリンク装置の前記支軸を駆動手
段で押してリンク装置を起動させることになるから、駆
動手段には無限大に近いきわめて大きな駆動力が必要と
なる。
従って、大容量の駆動手段(油圧シリンダ)を持たねば
ならずリンク装置も起動時の大負荷に耐え得る強固なも
のとしなければならないため装置全体が重量大で大型化
しコスト高になる難点がある。
また、構造上、最下降位置の近辺で架台が急速に降下、
あるいは急上昇することが避けられず患者に対して不安
感を与える難点があった。
さらに、上述のように、油圧シリンダのピストンロッド
が、槽壁を貫通する部分において槽内外方向に摺動する
ので、同貫通部の水封構造が複雑且つコスト高になりな
がら耐久性があまりよくないという難点もあった。
本考案は、従来の技術に見られる上記の難点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、鉛直方向
に昇降するリンク装置を水平向きの駆動手段によって作
動させて架台を昇降する入浴装置でありながら、駆動手
段およびリンク装置を小型軽量化することができるとと
もに、架台の昇降速度の変動も少なくなり、更には、水
封部も構造簡単で耐久性のあるものとなる、昇降架台付
入浴装置を提供しようとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本考案における昇降架台付
入浴装置は、上端に保持した架台(1)を平行状に昇降
させるリンク装置(L)を浴槽(2)内に装設し、該リ
ンク装置(L)の入力作用軸(3)に水平向きに作動す
る駆動手段(4)を連動連結して構成される昇降架台付
入浴装置において、リンク装置(L)のリンク端を浴槽
(2)内の支持部(5)に枢着する支軸を前記入力作用
軸(3)とし、該入力作用軸(3)の一部を浴槽(2)
の下方外部に露出させて、その露出部位に回動アーム
(6)を嵌着し、回動アーム(6)に上記駆動手段
(4)の進退作動部を連動結合させてなるものである。
そして、入力作用軸(3)を上記支軸とは別にして設
け、該軸とリンク装置(L)との間を連動アーム(7)
によって結合し、入力作用軸(3)の浴槽(2)外露出
部位に前記回動アーム(6)を嵌着して構成してもよ
い。
(ホ)作用 本考案の昇降架台付入浴装置にあっては、浴槽(2)内
に架台(1)が降下されている状態において、駆動手段
(4)を作動開始して進退作動部(4a)を進出方向に
作動させると、進退作動部(4a)に連なる回動アーム
(6)が揺動されて入力作用軸(3)に回転力が付与さ
れ、入力作用軸(3)の回転でリンク装置(L)が持ち
上げ方向に変形され水平姿勢の架台(1)が上昇される
のであり、回動アーム(6)とリンク装置(L)で形成
されるベルクランク構造でもって力の作用方向が効果的
な持ち上げ作動が行われるから、入力作用軸(3)に駆
動手段(4)を直接結合していた従来のものに比すと持
ち上げ力が軽減されることになり、殊に、最下降位置に
降下している状態から上昇開始する際に必要とする起動
力が小さくてよくなる。
従って、駆動手段(4)を従来より小型化することがで
きるとともに、リンク装置(L)も軽量化することがで
きることになって、入浴装置全体の軽量小型化がもたら
される。そして、最下降位置からの持ち上げ開始時に大
きな起動力を要しないことから、昇降の全行程において
架台(1)がほぼ等速で静かに昇降するのである。
(ヘ)実施例 つぎに、本考案の実施例について図面に基いて説明する
が、第1図〜第3図には本考案による昇降架台付入浴装
置の一つの実施例を示し、第4図〜第6図には変形例を
示している。
第1図〜第3図において、(8)は接床して必要な場所
に定置される据付枠であり、内部には浴槽(2)が装設
されている。
浴槽(2)内にはリンク装置(L)に支えられ、同リン
ク装置(L)の変形動でもって昇降される架台(1)が
設けられており、リンク装置(L)は、側面視でX字状
に交差する同長リンク(9)(10)を浴槽(2)内の
左右部に並列配置して構成されている。
リンク装置(L)における同長リンク(9)(10)
は、一端をそれぞれ架台(1)の裏面部及び浴槽(2)
内の底面部に装設された支持部(11)(5)に回動自
在に軸受される支軸(12)及び入力作用軸(3)に嵌
着するとともに、他方端に設けたローラ(13)(1
4)をそれぞれ浴槽(2)内底面部及び架台(1)裏面
部の他部位に配設されるガイドレール(15)(16)
に滑動自在に嵌合して設けられている。
リンク端を浴槽(2)内の支持部(5)に回動自在に枢
着した支軸は、左右のリンク(10)(10)を共通に
支持するリンク装置(L)の入力作用軸(3)となって
おり、その入力作用軸(3)の中央部は水封支持部(1
7)に横架されている。
水封支持部(17)の断面形状は第3図に示す構造とな
っていて、浴槽(2)の底壁の開口部(18)にパッキ
ン(19)を介して着座固定され、水封構造で軸受支持
した上記入力作用軸(3)の一部を空洞部(20)にお
いて浴槽(2)の下方外部に露出させるものとなってい
る。
そして、入力作用軸(3)の浴槽(2)外露出部位に回
動アーム(6)を嵌着固定し、その回動アーム(6)の
先端部に、駆動手段(4)の実施例である油圧シリンダ
(4)のピストンロッド(4a)の先端部を連動結合し
ている。なお、油圧シリンダ(4)は、単動型で据付枠
(8)と浴槽(2)の壁部間に形成される空間部に横置
き状に設けられ、上記空間部に設けられる油圧ユニット
(21)によって任意に進出退入作動・停止ができるよ
うになっているのである。
したがって、第1図〜第3図のように構成されるものに
おいては、油圧ユニット(21)の油圧系統が非送油帰
還状態に切り換えられると、上端に架台(1)を持つリ
ンク装置(L)が自重によって折り畳まれるように変形
して、架台(1)は第1図に仮想線で示している最下降
位置まで降下する。
しかして、第1図の仮想線位置に降下している架台
(1)を上昇させる場合は、上記油圧ユニット(21)
を操作して油圧シリンダ(4)の進退作動部(4a)を
進出動させれば、回動レバー(6)を介して入力作用軸
(3)が時計方向に回転され、入力作用軸(3)の回転
によってリンク装置(L)が伸び上がり変形して上端の
架台(1)を最上昇位置もしくは任意の中途位置に上昇
させて停止維持できるのである。
第4図〜第6図に示す変形例においては、リンク(1
0)を支持部(5)に枢着する支軸とは別に入力作用軸
(3)を装設し、入力作用軸(3)の浴槽(2)内突出
部位に連動アーム(7)を嵌着固定して、該連動アーム
(7)の先端部を、リンク装置(L)における左右のリ
ンク(10)(10)間に掛け渡し状に取付けられた連
(22)に連動結合し、入力作用軸(3)の浴槽
(2)外露出部位に、第1図〜第3図の実施例と同じよ
うに回動レバー(6)を嵌着固定するものとしている。
したがって、この変形例にあっては、駆動手段(4)の
進退作動部(4a)によって回動アーム(6)に付与さ
れる回転力が入力作用軸(3)、連動アーム(7)、連
(22)を介してリンク装置(L)に伝達されること
になる。
なお、第4図〜第6図の変形例において、第1図〜第3
図の実施例のものと共通ないしほぼ共通する部材、機構
等には同じ符号を附している。
また上記変形例において、入力作用軸(3)の浴槽
(2)内突出部位に嵌着固定した連動アーム(7)の先
端部を、リンク装置(L)における左右のリンク(1
0)(10)間に掛け渡し状に取付けられた連(2
2)の下面に当接させ、この連動アーム(7)の先端部
で連(22)を押し上げてリンク装置(L)を起動さ
せてもよい。
(ト)考案の効果 本考案は、以上に説明したように構成されているので、
以下に記載する効果を奏する。
鉛直方向に昇降動するリンク装置を、水平向きに介装す
る駆動手段で変形作動させて架台を昇降させる昇降架台
付入浴装置でありながら、回動レバー或いは回動アーム
と連動アームによる回動力でリンク装置を変形動させる
から、駆動手段を水平向きとすることによって装置全高
を低くできた点を損なわせずに、リンク装置を直接水平
方向に押圧してリンク装置を変形させていた従来装置よ
りも、必要な持ち上げ力を確保しつつも駆動力を小さく
することができ、殊に従来技術ではリンク装置を充分に
畳み込んだ状態において架台の最下降位置から上昇開始
する時には大きな駆動力を必要としていたが、本考案で
はこの時の駆動力が小さくてすむのできる。
従って前記駆動力等が小さいくてよい故に、駆動手段が
小型でよく、リンク装置も軽量化できることになって、
入浴装置全体が小型軽量化され、コストが低減されると
ともに出荷から搬入、据付場所の移動など総ての取扱い
を容易にすることができる。
また、通常の使用の範囲における本考案のリンク装置で
は、昇降速度の変動が少ないので、架台の昇降は全行程
においてほぼ等速に行えることになり、さらに架台の昇
降は駆動力が小さいので静かに行えることになり、入浴
患者に不安感を与えることがなく快適に入浴、あるいは
入浴治療できることとなった。
さらに、従来の同種の入浴装置では、油圧シリンダのピ
ストンロッドが、槽壁を貫通して浴槽内に進入させら
れ、リンク装置の一節を直接に水平方向に押圧するよう
になっていたので、槽壁部のピストンロッド摺動部を水
封する構造が複雑でコスト高につく割には耐久性がよく
ないという欠点があったが、本願考案によれば、摺動部
密封に比べて著しく構造簡単、低廉で耐久性のよい回転
軸々封構造だけでよくなり、コストを低減し、耐久性を
向上させより好都合になったのである。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本考案の実施例を示しており、第1図は本
考案による昇降架台付入浴装置の一部を破断して示した
側面図、第2図は第1図の昇降架台付入浴装置の平面概
略図、第3図は第1図のA−A断面拡大図、第4図は他
の実施例を示す一部破断側面図、第5図は第4図の平面
概略図、第6図は第4図のB−B断面拡大図である。 (1)……架台、(2)……浴槽 (3)……入力作用軸、(4)……駆動手段 (4a)……進退作動部、(5)……支持部 (6)……回動アーム、(7)……連動アーム

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に保持した架台(1)を平行状に昇降
    させるリンク装置(L)を浴槽(2)内に装設し、該リ
    ンク装置(L)の入力作用軸(3)に水平向きに作動す
    る駆動手段(4)を連動連結して構成される昇降架台付
    入浴装置において、リンク装置(L)のリンク端を浴槽
    (2)内の支持部(5)に枢着する支軸を前記入力作用
    軸(3)とし、該入力作用軸(3)の一部を浴槽(2)
    の下方外部に露出させて、その露出部に回動アーム
    (6)を嵌着し、回動アーム(6)に上記駆動手段
    (4)の進退作動部(4a)を連動結合させてあること
    を特徴とする昇降架台付入浴装置。
  2. 【請求項2】入力作用軸(3)が上記支軸とは別に設け
    られ、リンク装置(L)との間が連動アーム(7)によ
    り連動されると共に、該入力作用軸(3)の浴槽(2)
    外露出部位に回動アーム(6)が嵌着されている請求項
    1)記載の昇降架台付入浴装置。
JP3855989U 1989-03-31 1989-03-31 昇降架台付入浴装置 Expired - Lifetime JPH0612788Y2 (ja)

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JPH02130642U JPH02130642U (ja) 1990-10-29
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