JPH06127550A - 封入剤容器 - Google Patents

封入剤容器

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Publication number
JPH06127550A
JPH06127550A JP27620192A JP27620192A JPH06127550A JP H06127550 A JPH06127550 A JP H06127550A JP 27620192 A JP27620192 A JP 27620192A JP 27620192 A JP27620192 A JP 27620192A JP H06127550 A JPH06127550 A JP H06127550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
encapsulant
container
container body
fitting hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP27620192A
Other languages
English (en)
Inventor
Omisada Kubota
臣 貞 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Seiki Co Ltd
Original Assignee
Sakura Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sakura Seiki Co Ltd filed Critical Sakura Seiki Co Ltd
Priority to JP27620192A priority Critical patent/JPH06127550A/ja
Publication of JPH06127550A publication Critical patent/JPH06127550A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 封入剤の滴下作業の作業性を改善し、適量の
封入剤の適量滴出を容易かつ確実に行なうことができる
封入剤容器を提供する。 【構成】 可撓性を有する資材からなり内部に封入剤を
収容する容器本体2と、この容器本体2の一端開口部に
嵌着されるノズル4とからなり、このノズル4は断面略
円錐状を有し、その頂点部に滴出口5を有することを特
徴とする封入剤容器、および前記ノズル4が可及的密に
嵌合して容器本体2を倒立状態に支持するノズル嵌合穴
9を有し、この嵌合穴9の内底部に溶剤を満すための空
所10を有する台座6を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、採取した組織細胞等の
生体の光学顕微鏡観察用標本を作成するためガラス板間
に試料を封入するに用いる封入剤を収容して使用し得る
封入剤容器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような使用目的を有する封入剤
は、従来ガラス壜等の容器に収容され、使用時には容器
内の封入剤中にガラス棒を挿入し、ガラス棒に付着した
封入剤をスライドガラスまたはカバーガラスの上に滴下
して試料を包み、両ガラス板を合わせることにより封入
剤を伸展させて固化させるようにしている。
【0003】具体的手順としては、封入剤の原液、溶剤
を入手したのち濃度調整を行ない、ガラス棒を清掃後封
入剤容器内に適当と思われる深さまで挿入して引抜く一
方、カバーガラスをその保存箱から一枚だけ取出してそ
の上にガラス棒の下端から封入剤を滴下させ、ガラス棒
に付着した封入剤を拭きとって所定の箇所に収容するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の技
術では、前述の手順を追って作業を行なわなければなら
ないため、その作業性がきわめて悪く、特に封入剤を適
量滴下させることが困難であるとともに壜の蓋やガラス
棒から封入剤を付近に垂らして汚しやすいという難点が
ある。また封入剤の滴下量が多過ぎると再び壜に戻すこ
とができず、さりとてそのままガラス板を合わせて封入
するとガラス板の周辺から封入剤がはみ出してしまい、
その後処理に手数がかかるうえ、封入剤の無駄が著し
い。このようなことから従前の作業には熟達した技術が
要求され、誰もが容易に行なうことが難かしかった。
【0005】一方、封入剤の濃度は感に頼って調整する
場合が多く、そのため個人差が出やすいうえ、壜の蓋を
開けたまゝ作業を進めるため長時間経過する間に濃度に
変化をきたしてしまうことも避け難い。
【0006】さらに使用する用具が、封入剤の原液壜、
溶剤壜、濃度調整済の封入剤を入れた壜、ガラス棒、カ
バーガラス保存箱、ガラス棒を拭くためのティッシュペ
ーパー等の容器、ピンセット、ごみ箱など、多岐多種類
に及び、作業現場がきわめて煩雑となるという問題点が
あった。
【0007】本発明はこれに鑑み、従来用いられていた
種々の用具の使用を極力廃し、簡便にして作業性を大巾
に改善することを可能とし、併せて適量の封入剤をガラ
ス板上に確実に滴出することができる封入剤容器を提供
することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決することを課題として本発明は、可撓性を
有する資材からなり内部に封入剤を収容する容器本体
と、この容器本体の一端開口部に嵌着されるノズルとか
らなり、このノズルは断面略円錐状を有し、その頂点部
に滴出口を有することを特徴とする封入剤容器であり、
この容器はまた前記ノズルが可及的密に嵌合して容器本
体を倒立状態に支持するノズル嵌合穴を有し、この嵌合
穴の内底部に溶剤を満すための空所を有する台座を備え
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】使用時には、封入剤容器を手に持ってガラス板
上にノズルの滴出口を向け、容器本体の周胴部を若干押
圧することにより略円錐形のノズル内から滴出口を通じ
て封入剤が滴出される。押圧を放せば容器本体の自己の
弾性復元力を利用して滴出口から封入剤の滴出量に見合
った量の空気を吸入し、余分な垂れを防ぐ。この場合、
ノズルが断面略円錐形をなしているので吸入された空気
は抵抗なく速やかに容器本体の内部上方へ逃げ、次回の
滴出時に空気を巻込むことがない。
【0010】請求項3においては、使用後ノズルを台座
のノズル嵌合穴に嵌合して容器を倒立させておくことに
より安定した状態に保たれると同時に封入剤がノズル内
に充填しておかれ、滴出時に気泡が混ることなく適量の
滴出ができる態勢におかれる。そして台座のノズル嵌合
穴の内底部の空所に充填した溶剤の蒸気でノズルの滴出
口が常に湿潤され、滴出口の乾燥による封入剤の固化が
防がれ、常に封入剤の適量滴出に対応することができ
る。またノズル嵌合穴内に蓋部材を設ければ一層封入剤
の詰りを防ぐことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0012】本発明に係る封入剤容器1は、図1に半部
を断面とした正面図を、図2(A),(B)に分解した
状態図を示すように、容器本体2と、この容器本体2の
開口部3にネジ込み等によって嵌着されるノズル4とか
らなっている。
【0013】容器本体2は、弾性復元力に富む合成樹脂
材により形成されるもので、円筒形状とされている。
【0014】ノズル4は、少なくとも内周面が円錐形状
に形成され、その頂点部には微小径(例えば0.25φ
程度)の滴出口5が形成されている。図示の実施例で
は、ノズル4の外周面も円錐形状に形成した場合を示し
ている。
【0015】台座6は、図3に縦断面図を、図4
(A),(B)に分解した状態図を示すように、図示の
実施例では蓋状の上面部材7と器状の下部材8との接合
により構成され、この上面部材7に前記ノズル4が可及
的密に嵌合し得る円錐状のノズル嵌合穴9が形成されて
いて、封入剤容器1を倒立状態に安定して保持するよう
になっている。
【0016】前記ノズル嵌合穴9の下端は開放されてい
て下部材8の内底部近傍に位置されており、下部材8内
が溶剤を充填するための空所10とされている。11は
溶剤補給口で、蓋12により閉鎖されるようになってい
る。
【0017】図5,図6は上記台座6を安定的に支持す
るためのスタンド13の一例を示すもので、上面に前記
下部材8が嵌合する穴14を有し、その近隣には他の用
具(例えばピンセット等)を立てて置くようにするため
のホルダ15,15が設けられ、端面には例えばカバー
ガラス保持箱と連結しておけるようにするための連結部
16が形成されている。しかしこのスタンド13は必ず
しも設けずとも、台座6自体を安定性を有する構造とし
てもよく、またテーブルに前記穴14に相当する穴を設
け、これに台座6を嵌込むようにしてもよい。
【0018】図7は、封入剤の滴出サイクルが短かく、
次々と滴出させる必要のある用途用の場合を示すもの
で、容器本体2の底部に、封入剤滴出後容器本体2の弾
性復元時にその内部負圧により開弁して空気を吸入補填
し、滴出時に容器本体2内の圧力の高まりにより閉弁す
る構造の弁体17を有するチェックバルブ18を設けた
ものである。
【0019】前記ノズル4の滴出口5は常時開放の孔に
よるほか、例えばノズル4の先端部を軟質材(ゴム、合
成ゴム等)で構成し、この軟質部分にピンホール状の滴
出口5を穿っておき、容器本体2を加圧することにより
その内圧で滴出口部分が伸びて封入剤が滴出できるよう
にすることも可能である。
【0020】図8はノズル4の不使用時に滴出口5部分
での封入剤の固化を防ぐ他の例を示すもので、台座6の
内部に前記ノズル嵌合穴9の内端に対向する蓋部材20
をバネ21により支持して設け、ノズル4をノズル嵌合
穴9に嵌合して立てたときその滴出口5が蓋部材20で
施蓋されるようになっている。
【0021】図9はさらにその変形例で、台座6のノズ
ル嵌合穴9の下端部に板バネ22を掛け渡して設け、こ
の板バネ22の上面中央に蓋部材20を取付け、ノズル
4の嵌合時にその滴出口5が蓋部材20で施蓋されるよ
うになっている。
【0022】次に上記実施例の作用を説明する。
【0023】封入剤の滴出時には、封入剤容器1の容器
本体2部分を手に持ってガラス板上にノズル4の滴出口
5を向け、若干押圧すると、円錐形のノズル4内から滴
出口5を通じて封入剤が滴出される。
【0024】容器本体2の押圧を放せば、容器本体2の
自己の弾性復元力により滴出口5から封入剤の滴出量に
見合った量の空気を吸入し、余分な垂れを防ぐ。この滴
出時に、ノズル4が断面円錐状をなしているので、吸入
された空気は内部で拡散し、抵抗なく速やかに容器本体
2の内部上方へ逃げ、次回の滴出時に空気を巻込むこと
がない。
【0025】滴出後、封入剤容器1のノズル4を台座6
のノズル嵌合穴9に嵌合すれば、封入剤容器1は倒立姿
勢に安定して支持される。そしてノズル4の滴出口5は
ノズル嵌合穴9の下端を通じて下部材8で構成される空
所10へ向けて開放されており、空所10内に充填され
ている溶剤の蒸気が常にノズル4の滴出口5に接触して
これを湿潤し、滴出口5の乾燥が防がれて封入剤の固化
による滴出口5の閉塞が防がれる。台座6に蓋部材20
を設けた場合は滴出口5が蓋部材20により閉鎖され、
乾燥が防がれる。
【0026】封入剤の滴出ピッチを早くする必要がある
仕様に対しては、図7に一例を示したチェックバルブ1
8付きの封入剤容器を提供することによりこれに対処す
ることができる。
【0027】また本発明による封入剤容器1の寸法を規
格化(例えば容器本体2の直径35mm,全長140mm,
容積140cc)すれば自動機に装着して自動滴下させて
も交換頻度が少なくてすむ。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、濃
度を調整した封入剤を充填封印した形態として提供する
ことができるので、調達の簡便化、在庫管理の簡素化を
図ることができる。また台座から封入剤容器を取り上げ
てスライドガラスまたはカバーガラス上に容器本体を押
圧して封入剤を滴下すればよいので、滴下作業を容易に
することができ、併せて熟練度を要することなく誰にで
も確実な適量滴下作業を行なうことができる。さらにノ
ズルの滴出口の口径はきわめて小さいので気泡の混入が
なく、濃度の安定化が図れ、しかも必要量の封入剤を適
確に滴出することができることと上記のように濃度変化
がないことが相俟って封入剤のはみ出しや不足が生じ
ず、適確な封入ができる。したがって封入作業時に用い
る用具が激減し、それがために生じていた作業能率の悪
さや付近を汚すような従来の諸問題をすべて解消するこ
とができる。
【0029】また台座と組合わせた構成とすれば、台座
内の空所に溶剤を充填しておくことにより封入剤容器の
ノズルの滴出口の乾燥を防ぎ、滴出口部分の封入剤の乾
燥固化による滴出不能になることが防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による封入剤容器の一実施例を示す半部
を断面とした正面図。
【図2】(A),(B)は同分解図。
【図3】台座の一例を示す縦断面図。
【図4】(A),(B)は同分解図。
【図5】スタンドの一例を示す平面図。
【図6】図5のスタンドに図3の台座を嵌合した状態を
示す縦断面図。
【図7】容器本体にチェックバルブを付設した場合の一
部の断面図。
【図8】台座の変形実施例を示す断面図。
【図9】台座の他の変形実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 封入剤容器 2 容器本体 3 開口部 4 ノズル 5 滴出口 6 台座 7 上面部材 8 下部材 9 ノズル嵌合穴 10 空所 13 スタンド 14 穴 15 ホルダ 16 連結部 20 蓋部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する資材からなり内部に封入剤
    を収容する容器本体と、この容器本体の一端開口部に嵌
    着されるノズルとからなり、このノズルは断面略円錐状
    を有し、その頂点部に滴出口を有することを特徴とする
    封入剤容器。
  2. 【請求項2】前記ノズルの少なくとも滴出口が形成され
    る部位を軟質材で形成し、容器本体の加圧時に滴出口が
    開口されるようにした請求項1記載の封入剤容器。
  3. 【請求項3】前記ノズルが可及的密に嵌合して容器本体
    を倒立状態に支持するノズル嵌合穴を有し、この嵌合穴
    の内底部に溶剤を満すための空所を有する台座を備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の封入剤容器。
  4. 【請求項4】前記台座のノズル嵌合穴内にノズル嵌合時
    にその滴出口を封止する蓋部材を内設した請求項3記載
    の封入剤容器。
JP27620192A 1992-10-14 1992-10-14 封入剤容器 Pending JPH06127550A (ja)

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JP27620192A JPH06127550A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 封入剤容器

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JP27620192A JPH06127550A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 封入剤容器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010217936A (ja) * 1999-05-11 2010-09-30 Sakura Seiki Kk 顕微鏡標本のカバーガラス貼着装置
JP4709344B2 (ja) * 1999-05-11 2011-06-22 サクラ精機株式会社 顕微鏡標本のカバーガラス貼着装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010217936A (ja) * 1999-05-11 2010-09-30 Sakura Seiki Kk 顕微鏡標本のカバーガラス貼着装置
JP4659915B2 (ja) * 1999-05-11 2011-03-30 サクラ精機株式会社 顕微鏡標本のカバーガラス貼着装置
JP4709344B2 (ja) * 1999-05-11 2011-06-22 サクラ精機株式会社 顕微鏡標本のカバーガラス貼着装置

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