JPH06127225A - タイヤローラ用チューブバルブ - Google Patents

タイヤローラ用チューブバルブ

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JPH06127225A
JPH06127225A JP27615492A JP27615492A JPH06127225A JP H06127225 A JPH06127225 A JP H06127225A JP 27615492 A JP27615492 A JP 27615492A JP 27615492 A JP27615492 A JP 27615492A JP H06127225 A JPH06127225 A JP H06127225A
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JP
Japan
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tire
stem
valve
rim
grommet
Prior art date
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Application number
JP27615492A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Konishi
忠廣 小西
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスファルト合材付着防止剤等の付着に影響
されることなく、バルブのリムへの着脱を容易にする。 【構成】 空気充填のための金属ステム25の外周面に
ねじ部32を形成し、ステム25がリム21のバルブ用
穿孔部34に挿通されたときに、このバルブ用穿孔部3
4に嵌入されるグロメット25と、タイヤチューブ23
とリム21の外周面との間に配される緩衝部材36及び
ワッシャ35と、リム21内周面側に配されるワッシャ
37と、ステム25のねじ部32に螺着され、グロメッ
ト39を圧縮するナット38とを、ステム25に着脱自
在に備え、ナット38を締め付けることにより、ステム
25とバルブ用穿孔部34との隙間がシールされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チューブ付タイヤのチ
ューブバルブにおいて、特にタイヤローラに使用される
チューブバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アスファルト舗装工事において
は、軽圧作業を行なうのにローラ車両が使用されてお
り、とりわけ比較的狭い場所での舗装作業に適している
小型タイヤローラの使用頻度は極めて高い。小型タイヤ
ローラのタイヤとしては、一般に、チューブ付タイヤが
使用されている。
【0003】チューブ付タイヤは図2に示すように、円
筒状のリム(ホイール)2の外周面(図2の上側)に装
着されるタイヤ本体3と、このタイヤ本体3とリム2の
外周面との間に形成された空間に配設され、空気を収納
する円環状のタイヤチューブ4とから構成されている。
タイヤチューブ4の内周部1ヶ所には、外部からタイヤ
チューブ4内に空気を充填するためのチューブバルブ
(以下、バルブと略す)Pが設けられ、このバルブPは
リム2の内周面に形成されたバルブ用穿孔部10を介し
て、チューブ付タイヤ1の外部に突設されている。
【0004】上記バルブPは、図3に示すように、外部
とタイヤチューブ4内部とを連通する円筒状のステム5
と、このステム5の外周面に一体に固着されたカバー部
材7と上記ステム5の先端に装着されるキャップ11と
から構成されている。
【0005】上記ステム5の内部には空気充填用の空気
供給路6が形成されている。
【0006】上記カバー部材7は、ゴム等の弾性材から
形成された円筒状の部材で、その外径は、バルブPが上
記バルブ用穿孔部10に嵌入されるように、バルブ用穿
孔部10の内径よりも若干大きく形成されている。ま
た、カバー部材7の基端縁部には、ゴム座8が一体に形
成されている。
【0007】上記バルブPのタイヤチューブ4への固定
は、上記ゴム座8の表面(図3の左側)に接着剤を塗布
し、タイヤチューブ4に形成された空気孔9とバルブP
の空気供給路6とを一致させて、上記ゴム座8の表面と
タイヤチューブ4の外表面とを貼着することにより行な
われている。
【0008】そして、上記タイヤチューブ4のリム2へ
の装着は、リム2にタイヤ本体3の片側ビード部12を
予め装着しておき、未装着の他側ビード部12とリム2
との開口部からタイヤチューブ4をタイヤ本体3とリム
2との間に介在させた後、バルブPをリム2のバルブ用
穿孔部10に嵌入し、タイヤチューブ4をタイヤ本体3
内部に収納して、未装着の他側ビード部12をリム2に
装着することにより組込が行なわれる。ここで、図3に
示すように、バルブ用穿孔部10に嵌入されたバルブP
は、そのカバー部材7の弾性により、バルブPがバルブ
用穿孔部10に対して安定して保持されるとともに、上
記バルブPがタイヤ内部へ容易に離脱しないようになっ
ている。
【0009】そして、上記バルブPを介してタイヤチュ
ーブ4内に所定圧の空気が供給されることにより、チュ
ーブ付タイヤ1が所要の機能を果たすようになってい
る。また、リム2に装着されたバルブPのステム5先端
部には、通常、図外のバルブコア及びキャップ11が装
着されて、空気供給路6を閉鎖するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、小型タイヤロ
ーラにおいては、アスファルト舗装作業時に、タイヤ表
面にアスファルト合材が付着するのを防止するために、
付着防止剤として軽油等を吹き付けている。また、車両
自体にそのような付着防止剤吹き付け装置が標準装備さ
れている。しかしながら、上記のような構成のチューブ
付タイヤを備える小型タイヤローラでは、上記のように
タイヤに軽油等の付着防止剤を吹き付けると、その付着
防止剤が上記バルブPにも付着し、ゴム製のカバー部材
7が、図3の2点鎖線13に示すように膨潤し、リム2
のバルブ用穿孔部10のエッジ部がカバー部材7に食い
込むとともに、そこから亀裂が生じ、その亀裂が進行し
た場合には、タイヤチューブ4のパンクに至ることがあ
る。また、このようにカバー部材7が膨潤した状態でバ
ルブPをリム2から取り外す場合、カバー部材7がバル
ブ用穿孔部10の内径よりも極めて大きくなったときに
は、バルブPをバルブ用穿孔部10から抜き取ることが
できなくなる。従って、パンク、あるいは劣化によりタ
イヤチューブ4を修理、あるいは交換する必要が生じた
ときには、バルブPをリム2から取り外すことができな
くなり、バルブPを、その根元で切断してタイヤチュー
ブ4をリム2から取り外すという事態を招いている。
【0011】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、アスファルト合材付着防止剤等の付着
に影響されることなく、バルブのリムへの着脱が容易に
行なえるタイヤローラ用チューブバルブを提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
円筒状のリムと、このリムの外周面に装着されるタイヤ
本体と、前記リムと前記タイヤ本体との間に形成された
空間に配設されて、空気を収納するタイヤチューブとを
備え、前記リムに形成されたバルブ用穿孔部を貫通して
前記タイヤチューブに取り付けられる空気充填用のチュ
ーブバルブにおいて、上記タイヤチューブにその基端が
取り付けられた円筒状部材で、その外周面にねじ部が形
成されてなる金属製のステムを、前記バルブ用穿孔部に
貫通し、このバルブ用穿孔部と前記ステムとの間に形成
される環状の隙間に、弾性部材からなる環状のグロメッ
トを介在させ、上記ステムにはグロメットより基端側に
ワッシャ部材を配設する一方、前記ステムの先端側か
ら、このステムのねじ部にナット部材を螺着することに
より、前記ワッシャ部材とナット部材とによってグロメ
ットを挾みつけて圧縮し、前記グロメットの内周面を前
記ステムの外周面に圧着させるとともに、前記グロメッ
トの外周面を前記バルブ用穿孔部の内周面に圧着させる
ように構成したものである。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1記載のタ
イヤローラ用チューブバルブにおいて、前記グロメット
は耐油性ゴムから形成されているものである。
【0014】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、リムに形成
されたバルブ用穿孔部にステムが挿通され、このステム
とバルブ用穿孔部との間に形成された環状の隙間にグロ
メットが介在される。そして、ナット部材をステムに締
め付けることにより、上記グロメットがワッシャ部材と
の間で圧縮され、グロメットの内周面がステムの外周面
に圧着される一方、その外周面がバルブ用穿孔部の内周
面に圧着され、これにより、ステムとバルブ用穿孔部と
の隙間がシールされてタイヤ内部が気密に保持されると
ともに、ステムがバルブ用穿孔部で安定して保持され
る。そして、タイヤチューブをリムから取り外す際に
は、ナット部材、ワッシャ部材及びグロメットをステム
から取り外し、ステムをタイヤ内部方向に押し込むこと
により、タイヤチューブをリムから取り外す。
【0015】上記請求項2記載の発明によれば、グロメ
ットがアスファルト合材付着防止剤の影響により膨潤す
ることがない。
【0016】
【実施例】本発明のタイヤローラ用チューブバルブにつ
いて図1を用いて説明する。図1は、本発明のタイヤロ
ーラ用チューブバルブが適用されたチューブ付タイヤの
バルブ近傍を示す断面略図である。
【0017】チューブ付タイヤ20は、基本的には、従
来のチューブ付きタイヤ(図2に示す)1と同一構造を
なしており、リム21の外周面(図2の上側)に装着さ
れるタイヤ本体22と、このタイヤ本体22とリム21
との間に形成される空間に配設され、空気を収納する円
環状のタイヤチューブ23と、このタイヤチューブ23
に空気を充填するための、本発明に係るタイヤローラ用
チューブバルブ(以下、バルブと略す)24とから構成
されている。
【0018】上記タイヤチューブ23は、気密保持性に
優れたブチルゴム等のゴム材料から形成され、その内周
部1ヶ所には、上記バルブ24が設けられている。この
バルブ24は、図1に示すように、タイヤ本体22の外
部からタイヤチューブ23内に空気を充填する通路を形
成するステム25と、このステム25をリム21に装着
する際の取り付け部材とから構成されている。
【0019】上記ステム25は、金属製の円筒部材で、
その一端側には空気充填用の注入口26が、他端側には
注出口27がそれぞれ形成され、これらの注入口26及
び注出口27は、ステム25内部に形成された空気流路
28によって連絡されている。また、上記ステム25の
注出口27側の端部には、その周縁部につば部29が一
体に形成されている。さらに、このつば部29には、盤
状のゴム座30が一体に接合されている。このゴム座3
0は後述するステム25とタイヤチューブ23との固定
の際に固定部材となるものである。またゴム座30の略
中央には開口部31が形成されており、上記ステム25
の空気流路28とタイヤチューブ23内部とを連絡する
ようになっている。一方、上記ステム25の外周面には
上記注入口26からつば部29に亘って雄ねじ部32が
螺刻されている。
【0020】上記ステム25のタイヤチューブ23への
固定は、上記ゴム座30の表面(図1の左側)に接着剤
を塗布し、タイヤチューブ23に形成された穿孔部33
とゴム座30の開口部31とを一致させて、ゴム座30
の表面とタイヤチューブ23の外表面とを貼着すること
により行なわれる。
【0021】そして、上記のようにステム25が固定さ
れたタイヤチューブ23は、リム21の外周面に予め装
着されたタイヤ本体22とリム21との間に形成される
空間に配設され、ステム25がリム21に形成されたバ
ルブ用穿孔部34に挿通、固定されることにより、タイ
ヤチューブ23のリム21への装着がなされる。
【0022】ステム25のリム21への固定は、ステム
25に挿通、あるいは螺合され、上記タイヤチューブ2
3とリム21の外周面との間に配されるワッシャ35及
び緩衝部材36と、上記リムの内周面側(図1の下側)
に配されるワッシャ37及びナット38と、上記ステム
25とリム21のバルブ用穿孔部34との隙間に介在さ
れるグロメット39とからなる取り付け部材によって行
なわれる。
【0023】上記グロメット39は、その一端側周縁部
につば部40が形成された円筒部材である。このグロメ
ット39は、軽油等のアスファルト合材付着防止剤の付
着による膨潤を防止するために、耐油性ゴムから形成さ
れている。つまり、グロメット39の膨潤によるゴムの
劣化促進を防止することにより、上記バルブ用穿孔部3
4のエッジ部がグロメット39に食い込んで、グロメッ
ト39に亀裂が発生し、この亀裂から軽油等の付着防止
剤がタイヤ内部に侵入するような事態が発生しないよう
にされている。また、グロメット39の形状は、グロメ
ット39が上記ステム25とバルブ用穿孔部34との隙
間に介在されたときに、ステム25とバルブ用穿孔部3
4との隙間を確実にシールするように、その内径は上記
ステム25の外径と同等、好ましくはステム25の雄ね
じ部32の谷径よりも若干小さく、また、その外径は、
バルブ用穿孔部34の内径と同等、好ましくは若干大き
く、さらに、その厚さは上記リム21の肉厚よりも大き
くなるように形成されている。
【0024】上記緩衝部材36も、上記グロメット39
同様に、耐油性ゴムからなる環状部材で、その内径は上
記ステム25の外径と同等、好ましくはステム25の雄
ねじ部32の谷径よりも若干小さく、またその外径は上
記ワッシャー35の外径よりも大きくなるように形成さ
れている。つまり、装着されたときに、緩衝部材36と
ステム25との隙間をシールする一方、ワッシャー35
がゴム座30と接触することによって、ゴム座30の亀
裂を招き、さらに、タイヤチューブ23を破損するよう
な事態が生じないようにされている。
【0025】ここで、上記タイヤチューブ23のリム2
1への装着方法について説明する。
【0026】リム21の外周面には、タイヤ本体22の
片側ビード部42のみを予め装着しておき、次いで、未
装着の他側ビード部42とリム21との開口部を利用し
て、上記タイヤチューブ23を、タイヤ本体22とリム
21との間に形成された空間内に配設するのであるが、
先ず、タイヤチューブ23に上述の通りステム25を取
り付けておく。さらに、ステム25に上記緩衝部材36
を嵌入した後、ワッシャ35を挿入する。この状態で、
ステム25を上記リム21の外周面側(図1の上側)か
らバルブ用穿孔部34に挿入し、次いで、リム21の内
周面側(図1の下側)から上記グロメット39をステム
25に嵌入する。このとき、そのつば部40をリム21
の内周面側にして嵌入する。さらに、グロメット39を
バルブ用穿孔部34に嵌入させて、ステム25とバルブ
用穿孔部34との隙間に介在させる。そして、ステム2
5にワッシャ37を挿通した後、雄ねじ部32にナット
38を螺着することによって、バルブ24のリム21へ
の固定が終了する。さらに、タイヤチューブ23を、タ
イヤ本体22とリム21との間に形成された空間に配設
し、タイヤ本体22の上記他側ビード部42をリム21
に装着することでタイヤチューブ23のリム21及びタ
イヤ本体22への装着が終了する。
【0027】タイヤチューブ23のリム21及びタイヤ
本体22への装着が終了されると、図外のバルブコアが
ステム25の空気流路28にセットされて、上記バルブ
24を介して所定圧の空気がタイヤチューブ内に供給さ
れ、その後、ステム25の先端部にキャップ41が装着
されて、注入口26が閉鎖される。
【0028】上記構成のバルブ24では、上記ナット3
8を締め付けることにより、ワッシャ37がグロメット
39をリム21の軸方向に押圧して、上記グロメット3
9が圧縮され、グロメット39の内周面がステム25の
雄ねじ部32の谷間に入り込み密接する一方、その外周
面がバルブ用穿孔部34の内周面に密接され、ステム2
5とバルブ用穿孔部34との隙間がシールされる。これ
によって、タイヤ本体22内部が気密に保たれるととも
に、ステム25がバルブ用穿孔部34内で安定して保持
されるようになっている。
【0029】一方、パンク、あるいは劣化によるタイヤ
チューブ23の修理、交換の際には、キャップ41及び
バルブコアを取外した後、ナット38及びワッシャ37
を取り外し、上記グロメット39を、そのつば部40を
持ってリム21の内側面方向(図1の下側)に引っ張
り、ステム25をリム21の外周面方向(図1の上側)
に押し込むことによりリム21から取り外す。あるいは
ナット38及びワッシャ37を取り外した状態で、ステ
ム25をリム21の外周面方向に押し込むことにより、
ステム25をバルブ用穿孔部34から取り外すことがで
きる。従って、タイヤチューブ23をリム21から容易
に取り外すことができる。また、非耐油性ゴムから形成
されたグロメット39を使用した場合に、軽油等のアス
ファルト付着防止剤が付着して、グロメット39の膨潤
が生じ、グロメット39を引き抜くことができないとき
でも、上記同様ステム25をリム21の外周面方向に押
し込むことにより、ステム25をバルブ用穿孔部34か
ら取り外すことができる。この場合、例えば、スペアー
のグロメット39を用意しておけば、膨潤したグロメッ
ト39を交換するだけで、タイヤチューブ23の再使用
が可能になる。つまり、本発明のバルブ24は、バルブ
用穿孔部34とステム25との隙間をシールするグロメ
ット39がステム25に対して着脱自在なので、図3に
示す従来例のように、バルブPがカバー部材7の膨潤に
より(図3の2点鎖線)リム2から取り外すことができ
なくなっても、バルブPをタイヤチューブ4から切断し
て取り外すようなことがなく、従ってバルブPの切断に
よりタイヤチューブ4の再使用ができないという事態を
招くことがない。
【0030】さらに、グロメット39とステム25とが
上述の通り密接状態に保たれているので、ナット38と
ワッシャ37の隙間及びステム25の雄ねじ部32の谷
間を伝って付着防止剤がタイヤ内に侵入することがな
く、また、上記グロメット39同様に、緩衝部材36も
タイヤチューブ23とワッシャ35との間で圧縮されて
いるので、緩衝部材36とステム25との間が密接状態
に保たれ、付着防止剤の侵入を確実に防止できる。
【0031】なお、上記実施例においては、ワッシャ3
7とナット38とで上記グロメット39を軸方向に押圧
しているが、ワッシャとナットとが一体にされた、ワッ
シャ付ナット等を使用して押圧するようにしてもよい。
但し、この場合は車両の振動等によるネジの緩みを考慮
する必要がある。また、グロメット39は上記ワッシャ
35とワッシャ37とに挾まれて圧縮されるようになっ
ているが、例えば、ワッシャ35を除いて、ステム25
のつば部29をリム21のバルブ用穿孔部34の内径よ
りも大きく形成して、このつば部29とワッシャ37と
でグロメット39を挾んで圧縮するようにしてもよい。
これによれば、つば部29がワッシャ35の機能を果た
しつつ、取り付け部材の数を減らすことができる。但
し、この場は、グロメット39の圧縮力が低減すること
が考えられるので、最適な圧縮力が得られるように考慮
する必要がある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、円筒状
のリムと、このリムの外周面に装着されるタイヤ本体
と、前記リムと前記タイヤ本体との間に形成された空間
に配設されて、空気を収納するタイヤチューブとを備
え、前記リムに形成されたバルブ用穿孔部を貫通して前
記タイヤチューブに取り付けられる空気充填用のチュー
ブバルブにおいて、上記タイヤチューブにその基端が取
り付けられた円筒状部材で、その外周面にねじ部が形成
されてなる金属製のステムを、前記バルブ用穿孔部に貫
通し、このバルブ用穿孔部と前記ステムとの間に形成さ
れる環状の隙間に、弾性部材からなる環状のグロメット
を介在させ、上記ステムにはグロメットより基端側にワ
ッシャ部材を配設する一方、前記ステムの先端側から、
このステムのねじ部にナット部材を螺着することによ
り、前記ワッシャ部材とナット部材とによってグロメッ
トを挾みつけて圧縮し、前記グロメットの内周面を前記
ステムの外周面に圧着させるとともに、前記グロメット
の外周面を前記バルブ用穿孔部の内周面に圧着させるよ
うに構成したので、ステムがバルブ用穿孔部に対して安
定して保持され、また、バルブがステムと各取り付け部
材とに分割できるので、バルブのリムへの着脱が容易に
行なえるとともに、部品の劣化、破損が生じた場合で
も、部品を交換することにより、タイヤチューブの再使
用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤローラ用チューブバルブを示す
断面構成略図である。
【図2】従来のチューブ付タイヤを示す断面構成略図で
ある。
【図3】従来のチューブバルブを示す断面構成略図であ
る。
【符号の説明】
21 リム 23 タイヤチューブ 24 タイヤローラ用チューブバルブ 25 ステム 32 雄ねじ部 34 バルブ用穿孔部 35,37 ワッシャ 36 緩衝部材 38 ナット 39 グロメット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のリムと、このリムの外周面に装
    着されるタイヤ本体と、前記リムと前記タイヤ本体との
    間に形成された空間に配設されて、空気を収納するタイ
    ヤチューブとを備え、前記リムに形成されたバルブ用穿
    孔部を貫通して前記タイヤチューブに取り付けられる空
    気充填用のチューブバルブにおいて、上記タイヤチュー
    ブにその基端が取り付けられた円筒状部材で、その外周
    面にねじ部が形成されてなる金属製のステムを、前記バ
    ルブ用穿孔部に貫通し、このバルブ用穿孔部と前記ステ
    ムとの間に形成される環状の隙間に、弾性部材からなる
    環状のグロメットを介在させ、上記ステムにはグロメッ
    トより基端側にワッシャ部材を配設する一方、前記ステ
    ムの先端側から、このステムのねじ部にナット部材を螺
    着することにより、前記ワッシャ部材とナット部材とに
    よってグロメットを挾みつけて圧縮し、前記グロメット
    の内周面を前記ステムの外周面に圧着させるとともに、
    前記グロメットの外周面を前記バルブ用穿孔部の内周面
    に圧着させるように構成したことを特徴とするタイヤロ
    ーラ用チューブバルブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタイヤローラ用チューブ
    バルブにおいて、前記グロメットは耐油性ゴムから形成
    されていることを特徴とするタイヤローラ用チューブバ
    ルブ。
JP27615492A 1992-10-14 1992-10-14 タイヤローラ用チューブバルブ Pending JPH06127225A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012018109A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ水圧試験装置およびタイヤ水圧試験方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03248983A (ja) * 1990-02-28 1991-11-06 Suzuki Motor Corp 自動二輪車などのエンジンのホース配管装置

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