JPH06126990A - インパクトドットヘッド - Google Patents

インパクトドットヘッド

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JPH06126990A
JPH06126990A JP27729892A JP27729892A JPH06126990A JP H06126990 A JPH06126990 A JP H06126990A JP 27729892 A JP27729892 A JP 27729892A JP 27729892 A JP27729892 A JP 27729892A JP H06126990 A JPH06126990 A JP H06126990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
wire
impact dot
printing
dot head
Prior art date
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Pending
Application number
JP27729892A
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English (en)
Inventor
Takumi Sato
工 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印字媒体19とワイヤ印字端8aの距離が不正
規に大きい状態で印字した時のワイヤ折れ、リボン引っ
掛けを防止する。 【構成】バネ押さえ板113のエッジをスペーサ112
のエッジよりプランジャ3側に突出させる。 【効果】ワイヤの自由飛行状態での変位量を規制でき、
応答性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインパクトドットヘッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のこの種のインパクトドット
ヘッドの構造を示す断面図である。一端にプランジャ
3、レバー6を固着されたバネ7は、スペーサ12とバ
ネ押さえ板13で挟持され、さらにレバー6の先端には
ワイヤ8が固着され、駆動ユニットを構成している。駆
動ユニットは、プランジャ3がコア5の位置に対応する
ようにベースフレーム14、永久磁石4、ヨーク10、
サイドヨーク11、コア5および電磁コイル2で構成さ
れた電磁ユニットの上面に配設されている。従来、この
種の構造のインパクトドットヘッドは、例えば特開平3
−26551に見られるように、同一の位置にエッジを
持つスペーサ12とバネ押さえ板13によりバネ7を上
下から挟持し、バネ定数はバネのたわみ方向にかかわら
ず一定であった。
【0003】このバネ7のバネ力は、印字エネルギや駆
動周期を決定する要因となり、永久磁石4の吸引力との
均衡で最適な値が定まる。図8はこのような従来の構造
のインパクトドットヘッドのワイヤ挙動を示す図であ
る。17は印字媒体19やプラテン20がない状態でワ
イヤ8を駆動した自由飛行の場合の挙動である。電磁コ
イル2に釈放電流が通電されると、永久磁石4による吸
引力がキャンセルされ、ワイヤ8はバネ力によって突出
する。バネ力が0となる中立状態を越えるとバネ力はワ
イヤ8の突出方向と反対方向に働くためワイヤ8は減速
しながら、あるピークに達する。電磁コイル2への通電
が終了するとワイヤ8は再び永久磁石4の吸引力によっ
て、待機位置に復帰する。この時、バネ7の中立位置ま
ではバネ力もワイヤ復帰方向への力として動作する。実
際に印字を行う場合には16に示すようにバネの中立位
置に達する前にワイヤ印字端8aが印字媒体19に衝突
し、ワイヤ8はその衝突反力と、永久磁石4の吸引力で
待機位置に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤ印字端8aと印
字媒体19との距離は所定の適正値に設定されるべきも
のであるが、ユーザーの設定まちがい、厚さに変化のあ
る印字媒体を使用した時、印字媒体の無い部分を印字し
てしまった時など、不正規に広くなる場合がある。その
ような状態でワイヤ8を駆動した場合前述したように自
由飛行の挙動となり、ワイヤ往復時間は長くなる。その
結果、応答不良を発生し、ワイヤ折れやリボン引っ掛け
など致命的故障の原因となっていた。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題を解決
するためになされたもので、その目的は印字端と印字媒
体の距離が不正規な場合でも致命的故障が発生しない信
頼性の高いインパクトドットヘッドを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明のインパク
トドットヘッドは、非印字待機時は、永久磁石から発生
する磁束によりバネに固着したプランジャを吸引するこ
とでバネを偏寄させておき、印字時には、コアに巻かれ
たコイルに通電し、プランジャへの吸引力を打ち消すこ
とにより、偏寄されたバネの力でこのバネに固着されて
いるレバーと接合している印字ワイヤにより衝撃印字す
る印字ヘッドにおいて、バネは通常の印字状態における
位置を越えて印字ワイヤ突出方向にたわむ時にバネ定数
が高くなることを特徴とする。また、バネは、上下をそ
れぞれバネ押さえ板およびスペーサで挟持され、バネ押
さえ板の支点エッジがスペーサの支点エッジよりプラン
ジャ側に突出していることを特徴とする。また、バネの
上面に補助バネを積層して、上下をそれぞれバネ押さえ
板およびスペーサで挟持したことを特徴とする。また、
バネの印字状態におけるたわみ曲面と等しい形状の面を
設けたバネ押さえ板を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の上記構成によれば、通常の使用状態の
おけるバネ力は所望の最適バネ力で、ワイヤの印字端と
印字媒体との距離が不正規に大きい時のバネ力のみを高
くすることができるため、ワイヤのオーバーシュートを
規制することができ、ワイヤの復帰速度を速め、応答不
良を防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のインパクトドットヘッドの実
施例を図を用いて詳細に説明する。
【0009】図1は本発明のインパクトドットヘッドの
断面図である。図1左半分には電磁コイル2に通電しな
い非印字待機時の状態を示し、右半分には、電磁コイル
2に通電した印字時の状態を示してある。14は磁性材
からなるベースフレームで電磁コイル2を挿入したコア
5を備えている。ベースフレーム14の外周上にはリン
グ形の永久磁石4およびヨーク10が積層され、ヨーク
10の上面とコア5の吸引面は同一平面となるように加
工されている。
【0010】バネ7は上下をスペーサ112とバネ押さ
え板113に挟持され、サイドヨーク11にねじ21で
固定されている。バネ7の一端にはプランジャ3および
レバー6が固着され、レバー6の先端にはワイヤ8がロ
ウ付けにより固着されている。ワイヤ8はワイヤガイド
22により先端において所望の位置にくるように案内さ
れている。
【0011】図2は前述のバネ7、スペーサ112およ
びバネ押さえ板113の位置関係を詳細に示す拡大断面
図で、図2(a)は中立状態、図2(b)は吸引状態、
図2(c)は自由飛行時のオーバーシュート状態であ
る。バネ押さえ板113のエッジ113aはスペーサ1
12のエッジ112aに比較して、プランジャ側に突出
している。したがって、バネ7が吸引方向にたわむ場合
は図2(b)に示すようにスペーサ112側のエッジ1
12aがバネ7の支点となり、中立位置より印字方向に
たわむ場合は図2(c)に示すようにバネ押さえ板11
3のエッジ113aがバネ7の支点となる。図3はワイ
ヤ先端の変位量とバネ力の関係を示すグラフである。変
位量は吸引状態を0、バネ力はワイヤを突出させる方向
に働く力を正としている。このグラフに示すように、変
位量とバネ力の関係は中立位置23を境界に異なる傾き
となる。
【0012】次にこのように構成したインパクトドット
ヘッドの動作について説明する。電磁コイル2に釈放電
流が通電されていない時、プランジャ3は永久磁石4が
発生する磁束によりコア5に吸引されている。この時バ
ネ7はスペーサ112のエッジ112aを支点として働
く。電磁コイル2に釈放電流が通電され、永久磁石4の
磁束を打ち消す方向に磁束を発生させると、吸引力が開
放されバネ7は中立状態に戻るように変位する。通常
は、バネ7がこの中立状態に達する前にワイヤ印字端8
aが印字媒体19を打撃し、印字が終了する。 印字ワ
イヤ端8aと印字媒体18との距離が大きい場合、駆動
系の慣性力によりバネ7は中立状態を越えてワイヤ突出
方向に、さらに変位する。この時はバネ押さえ板113
のエッジ113aが支点となりバネ定数の高いバネとし
て働く。したがって、従来技術のインパクトドットヘッ
ドと異なり小さいオーバーシュート量ですみやかにワイ
ヤは復帰する。
【0013】図4は本発明の実施例のインパクトドット
ヘッドのワイヤ挙動を示す図である。116は通常の印
字時のワイヤ挙動で、従来技術の場合と変わらない。一
方117は、印字媒体19やプラテン20が無い場合の
自由飛行の挙動で、従来技術の場合17に比べ変位量が
極めて小さくなっている。その結果ワイヤ往復時間も短
くなっている。
【0014】図5は、本発明の第2の実施例を示す図
で、(a),(b),(c)の状態は図2の場合と同一
のものを示している。バネ押さえ板213はスペーサ2
12と同じ位置にエッジを持っているが、バネ押さえ板
213とバネ207との間にバネ207よりやや短い補
助バネ230が積層されている。この実施例の場合もバ
ネ207が中立状態よりコア側にたわんでいる時はバネ
207のバネ力のみが作用し、バネ207が中立状態を
越えて印字方向にたわんだ時は補助バネ230のバネ力
も作用し、全体のワイヤ復帰力は高くなり、第1の実施
例と同様な効果を得られる。
【0015】図6は本発明の第3の実施例を示す図で、
(a),(b),(c)の状態は図2の場合と同一のも
のを示している。バネ押さえ板313はバネ307が印
字状態にあるときのたわみ曲面と同じ曲面330を持っ
ている。従って通常の印字状態よりもわずかでも大きな
ストロークとなった時でもバネ力を大きくすることがで
き、さらにオーバーシュートを低減することができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、印字
媒体とワイヤ印字端との距離が不正規に大きい場合でも
応答不良が発生しないため、ワイヤ折れ、リボンひっか
けなどの致命的故障が回避でき、信頼性の高いインパク
トドットヘッドが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すインパクトドットヘッド
全体の断面図。
【図2】本発明の実施例を示すインパクトドットヘッド
の部分拡大断面図。
【図3】本発明の実施例のバネ特性を示すグラフ。
【図4】本発明の実施例のインパクトドットヘッドのワ
イヤ挙動を示す図。
【図5】本発明の第2の実施例を示すインパクトドット
ヘッドの部分拡大断面図。
【図6】本発明の第3の実施例を示すインパクトドット
ヘッドの部分拡大断面図。
【図7】従来技術の例を示すインパクトドットヘッド全
体の断面図。
【図8】従来技術のインパクトドットヘッドのワイヤ挙
動を示す図。
【符号の説明】 2 電磁コイル 3 プランジャ 4 永久磁石 5 コア 6 レバー 7、107、207、307 バネ 8 ワイヤ 10 ヨーク 11 サイドヨーク 12、112 212 スペーサ 13、113、213、313 バネ押さえ板 14 ベースフレーム 18 インクリボン 19 印字媒体 20 プラテン 21 ねじ 22 ワイヤガイド 230 補助バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非印字待機時は、永久磁石から発生する
    磁束によりバネに固着したプランジャを吸引することで
    前記バネを偏寄させておき、印字時には、コアに巻かれ
    たコイルに通電し、前記プランジャへの吸引力を打ち消
    すことにより、偏寄された前記バネの力で該バネに固着
    されているレバーと接合している印字ワイヤにより衝撃
    印字する印字ヘッドにおいて、前記バネは通常の印字状
    態における位置を越えて印字ワイヤ突出方向にたわむ時
    にバネ定数が高くなることを特徴とするインパクトドッ
    トヘッド。
  2. 【請求項2】前記バネは、上下をそれぞれバネ押さえ板
    およびスペーサで挟持され、前記バネ押さえ板の支点エ
    ッジが前記スペーサの支点エッジよりプランジャ側に突
    出していることを特徴とする請求項1記載のインパクト
    ドットヘッド。
  3. 【請求項3】前記バネの上面に補助バネを積層して、上
    下をそれぞれバネ押さえ板およびスペーサで挟持したこ
    とを特徴とする請求項1記載のインパクトドットヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】前記バネの印字状態におけるたわみ曲面と
    等しい形状の面を設けたバネ押さえ板を有することを特
    徴とする請求項2記載のインパクトドットヘッド。
JP27729892A 1992-10-15 1992-10-15 インパクトドットヘッド Pending JPH06126990A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27729892A JPH06126990A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 インパクトドットヘッド

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JP27729892A JPH06126990A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 インパクトドットヘッド

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Publication Number Publication Date
JPH06126990A true JPH06126990A (ja) 1994-05-10

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ID=17581591

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27729892A Pending JPH06126990A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 インパクトドットヘッド

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JP (1) JPH06126990A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6456453B1 (ja) * 2017-10-19 2019-01-23 富士通アイソテック株式会社 プリントヘッドおよびプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6456453B1 (ja) * 2017-10-19 2019-01-23 富士通アイソテック株式会社 プリントヘッドおよびプリンタ

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