JPH0612660A - ディスクとディスク装置 - Google Patents
ディスクとディスク装置Info
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- JPH0612660A JPH0612660A JP19014092A JP19014092A JPH0612660A JP H0612660 A JPH0612660 A JP H0612660A JP 19014092 A JP19014092 A JP 19014092A JP 19014092 A JP19014092 A JP 19014092A JP H0612660 A JPH0612660 A JP H0612660A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ストップ時に、ＣＳＳ方式のような浮上ヘッ
ドとディスクとの接触を防止できるものでありながら、
ＣＳＳフリー方式のような特殊なヘッド制御機構を用い
る必要がないようにすること。 【構成】 ストップ時に、浮上ヘッド１１を磁気ディス
ク５のデータ記録領域１３からヘッド待避用凹所１５内
へ移動させると、ヘッドアーム９のサスペンション１０
の位置がストッパー１６によって規制されて、浮上ヘッ
ド１１が磁気ディスク５のヘッド待避用凹所１５内で磁
気ディスク５の厚さ内に偏位された浮上状態に待避され
るように構成したことを特徴とする。
ドとディスクとの接触を防止できるものでありながら、
ＣＳＳフリー方式のような特殊なヘッド制御機構を用い
る必要がないようにすること。 【構成】 ストップ時に、浮上ヘッド１１を磁気ディス
ク５のデータ記録領域１３からヘッド待避用凹所１５内
へ移動させると、ヘッドアーム９のサスペンション１０
の位置がストッパー１６によって規制されて、浮上ヘッ
ド１１が磁気ディスク５のヘッド待避用凹所１５内で磁
気ディスク５の厚さ内に偏位された浮上状態に待避され
るように構成したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ディスク等
のディスクと、その磁気ディスク等を記録及び／又は再
生する磁気ディスク装置等のディスク装置に関するもの
である。
のディスクと、その磁気ディスク等を記録及び／又は再
生する磁気ディスク装置等のディスク装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ハードディスク等の磁気ディ
スクを記録及び／又は再生する磁気ディスク装置では、
例えば特公昭６０−１６０２３号公報等に見られるＣＳ
Ｓ（Contact Stavt Stop）方式と、米国特許第４，９
３３，７８５号等に見られるＣＳＳフリー（Contact S
tart Stop Free）方式との２方式がある。
スクを記録及び／又は再生する磁気ディスク装置では、
例えば特公昭６０−１６０２３号公報等に見られるＣＳ
Ｓ（Contact Stavt Stop）方式と、米国特許第４，９
３３，７８５号等に見られるＣＳＳフリー（Contact S
tart Stop Free）方式との２方式がある。
【０００３】ＣＳＳ方式は、ストップ時には、ヘッドア
ームのサスペンションの弾性付勢力によって、浮上アー
ムを磁気ディスクの最内周に形成されているランディン
グゾーンと称されるヘッド待避領域上に着地（接触する
こと）させておく。スタート時には、磁気ディスクの高
速回転によって発生する空気流の圧力で、浮上ヘッドを
サスペンションの弾性付勢力に抗して磁気ディスク上に
０．１〜０．２μｍ程度に浮上させて、磁気ディスクの
データ記録領域を記録再生する方式である。
ームのサスペンションの弾性付勢力によって、浮上アー
ムを磁気ディスクの最内周に形成されているランディン
グゾーンと称されるヘッド待避領域上に着地（接触する
こと）させておく。スタート時には、磁気ディスクの高
速回転によって発生する空気流の圧力で、浮上ヘッドを
サスペンションの弾性付勢力に抗して磁気ディスク上に
０．１〜０．２μｍ程度に浮上させて、磁気ディスクの
データ記録領域を記録再生する方式である。
【０００４】ＣＳＳフリー方式は、ストップ時には、磁
気ディスクの回転中に、浮上ヘッドを磁気ディスクから
上方に機械的に上昇させ、スタート時には、磁気ディス
クの回転速度が立ち上った後に、その磁気ディスクの回
転によって発生する空気流の圧力とのバランスによっ
て、浮上ヘッドを磁気ディスクに対する浮上位置まで機
械的に下降させる特殊なヘッド制御機構を用いる方式で
ある。
気ディスクの回転中に、浮上ヘッドを磁気ディスクから
上方に機械的に上昇させ、スタート時には、磁気ディス
クの回転速度が立ち上った後に、その磁気ディスクの回
転によって発生する空気流の圧力とのバランスによっ
て、浮上ヘッドを磁気ディスクに対する浮上位置まで機
械的に下降させる特殊なヘッド制御機構を用いる方式で
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のＣＳＳ
方式では、スタート／ストップの度に、浮上ヘッドと磁
気ディスクとが摺動して摩耗が生じ、これらの接触面が
鏡面化して、摩擦係数がスピンドルモータの起動トルク
を上回ると、浮上ヘッドが磁気ディスクに吸着して、磁
気ディスクを回転起動できなくなる。また、ストップ時
に、浮上ヘッドと磁気ディスクとの間にオイルや水滴等
の微小な異物が入り込んだ場合も、浮上ヘッドが磁気デ
ィスクに吸着してしまい、やはり起動できなくなると言
う問題があった。
方式では、スタート／ストップの度に、浮上ヘッドと磁
気ディスクとが摺動して摩耗が生じ、これらの接触面が
鏡面化して、摩擦係数がスピンドルモータの起動トルク
を上回ると、浮上ヘッドが磁気ディスクに吸着して、磁
気ディスクを回転起動できなくなる。また、ストップ時
に、浮上ヘッドと磁気ディスクとの間にオイルや水滴等
の微小な異物が入り込んだ場合も、浮上ヘッドが磁気デ
ィスクに吸着してしまい、やはり起動できなくなると言
う問題があった。
【０００６】また、ＣＳＳフリー方式では、スタート時
に、磁気ディスクの回転中に浮上ヘッドを磁気ディスク
に対して下降させるため、浮上ヘッドの姿勢の変化や振
動等により、浮上ヘッドが磁気ディスクに不測に衝突し
て、双方がダメージを受け易いと言う問題があった。
に、磁気ディスクの回転中に浮上ヘッドを磁気ディスク
に対して下降させるため、浮上ヘッドの姿勢の変化や振
動等により、浮上ヘッドが磁気ディスクに不測に衝突し
て、双方がダメージを受け易いと言う問題があった。
【０００７】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、ストップ時に、ＣＳＳ方式のよう
な浮上ヘッドとディスクとの接触を防止できるものであ
りながら、ＣＳＳフリー方式のような特殊なヘッド制御
機構を用いる必要がないようにしたディスクとディスク
装置とを提供することを目的としている。
されたものであって、ストップ時に、ＣＳＳ方式のよう
な浮上ヘッドとディスクとの接触を防止できるものであ
りながら、ＣＳＳフリー方式のような特殊なヘッド制御
機構を用いる必要がないようにしたディスクとディスク
装置とを提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスクは、ヘッド待避用凹所をデータ記
録領域外に同心円形状に形成したものである。この際、
上記ヘッド待避用凹所と上記データ記録領域とを接続す
るヘッド誘導面を形成するのが好ましい。また、本発明
のディスク装置は、ヘッドアームの先端にサスペンショ
ンを介して浮上ヘッドを取り付け、上記浮上ヘッドをデ
ィスク上で浮上させて記録、再生するように構成したデ
ィスク装置において、上記ディスクのデータ記録領域外
にヘッド待避用凹所を同心円形状に形成し、上記浮上ヘ
ッドを上記ヘッド待避用凹所内で上記ディスクの厚さ内
に偏位させた浮上状態に待避させるための上記サスペン
ション位置規制手段を設けるものである。この際、上記
ディスクに上記ヘッド待避用凹所と上記データ記録領域
とを接続するヘッド誘導面を形成したり、上記浮上ヘッ
ドの底面と側面とのコーナーに上記ヘッド誘導面とほぼ
対向するカット面を形成するのが好ましい。また、本発
明のディスク装置は、ヘッドアームの先端にサスペンシ
ョンを介して浮上ヘッドを取り付け、上記浮上ヘッドを
ディスク上で浮上させて記録、再生するように構成した
ディスク装置において、上記浮上ヘッドを上記ディスク
の外側位置で上記ディスクの厚さ内に偏位させた浮上状
態に待避させるための上記サスペンション位置規制手段
を設け、上記浮上ヘッドを上記ディスクのデータ記録領
域へ誘導するヘッド誘導面を上記ディスクの外周に形成
したものでも良い。
めの本発明のディスクは、ヘッド待避用凹所をデータ記
録領域外に同心円形状に形成したものである。この際、
上記ヘッド待避用凹所と上記データ記録領域とを接続す
るヘッド誘導面を形成するのが好ましい。また、本発明
のディスク装置は、ヘッドアームの先端にサスペンショ
ンを介して浮上ヘッドを取り付け、上記浮上ヘッドをデ
ィスク上で浮上させて記録、再生するように構成したデ
ィスク装置において、上記ディスクのデータ記録領域外
にヘッド待避用凹所を同心円形状に形成し、上記浮上ヘ
ッドを上記ヘッド待避用凹所内で上記ディスクの厚さ内
に偏位させた浮上状態に待避させるための上記サスペン
ション位置規制手段を設けるものである。この際、上記
ディスクに上記ヘッド待避用凹所と上記データ記録領域
とを接続するヘッド誘導面を形成したり、上記浮上ヘッ
ドの底面と側面とのコーナーに上記ヘッド誘導面とほぼ
対向するカット面を形成するのが好ましい。また、本発
明のディスク装置は、ヘッドアームの先端にサスペンシ
ョンを介して浮上ヘッドを取り付け、上記浮上ヘッドを
ディスク上で浮上させて記録、再生するように構成した
ディスク装置において、上記浮上ヘッドを上記ディスク
の外側位置で上記ディスクの厚さ内に偏位させた浮上状
態に待避させるための上記サスペンション位置規制手段
を設け、上記浮上ヘッドを上記ディスクのデータ記録領
域へ誘導するヘッド誘導面を上記ディスクの外周に形成
したものでも良い。
【０００９】
【作用】上記のように構成された本発明のディスクとデ
ィスク装置は、ストップ時に、浮上ヘッドをディスクの
データ記録領域からヘッド待避用凹所又はディスクの外
側位置へ移動させると、ヘッドアームのサスペンション
の位置がサスペンション位置規制手段によって規制され
て、浮上ヘッドがディスクのヘッド待避用凹所内又はデ
ィスクの外側位置でディスクの厚さ内に偏位された浮上
状態に待避される。
ィスク装置は、ストップ時に、浮上ヘッドをディスクの
データ記録領域からヘッド待避用凹所又はディスクの外
側位置へ移動させると、ヘッドアームのサスペンション
の位置がサスペンション位置規制手段によって規制され
て、浮上ヘッドがディスクのヘッド待避用凹所内又はデ
ィスクの外側位置でディスクの厚さ内に偏位された浮上
状態に待避される。
【００１０】
【実施例】以下、本発明を適用した磁気ディスクと磁気
ディスク装置との実施例を図を参照して説明する。
ディスク装置との実施例を図を参照して説明する。
【００１１】まず、図４によって、磁気ディスク装置１
全体を説明する。
全体を説明する。
【００１２】浅い箱型の密封ケースを構成するシャーシ
２内にスピンドルモータ３の垂直なスピンドル４によっ
て回転駆動されるディスクであるハードディスク等の磁
気ディスク５が収納されている。また、このシャーシ２
内にボイスコイルモータ７によって垂直なアーム軸８を
中心に揺動駆動されるヘッドアーム９が収納されてい
る。そして、ヘッドアーム９の先端に板バネからなるサ
スペンション１０が取り付けられ、このサスペンション
１０の先端にジンバル１０ａを介して浮上ヘッド１２が
取り付けられている。なお、スピンドル４には１〜数枚
の磁気ディスク５が上下に間隔を有して取り付けられ、
ヘッドアーム９には１枚の磁気ディスク５に対して上下
一対の浮上ヘッド１１及びサスペンション１０が取り付
けられている。
２内にスピンドルモータ３の垂直なスピンドル４によっ
て回転駆動されるディスクであるハードディスク等の磁
気ディスク５が収納されている。また、このシャーシ２
内にボイスコイルモータ７によって垂直なアーム軸８を
中心に揺動駆動されるヘッドアーム９が収納されてい
る。そして、ヘッドアーム９の先端に板バネからなるサ
スペンション１０が取り付けられ、このサスペンション
１０の先端にジンバル１０ａを介して浮上ヘッド１２が
取り付けられている。なお、スピンドル４には１〜数枚
の磁気ディスク５が上下に間隔を有して取り付けられ、
ヘッドアーム９には１枚の磁気ディスク５に対して上下
一対の浮上ヘッド１１及びサスペンション１０が取り付
けられている。
【００１３】そして、スピンドルモータ３によって磁気
ディスク５を矢印ａ方向に高速で回転駆動して、その時
に発生する空気流による圧力によって上下一対の浮上ヘ
ッド１１を磁気ディスク５の上下両面から０．１〜０．
２μｍ程度にサスペンション１０の弾性付勢力に抗して
浮上させる。そして、ボイスコイルモータ７によってヘ
ッドアーム９をアーム軸８を中心に矢印ｂ、ｂ′方向に
揺動駆動して、上下一対の浮上ヘッド１１によって磁気
ディスク５のデータ記録領域の上下両面を記録、再生す
るものである。
ディスク５を矢印ａ方向に高速で回転駆動して、その時
に発生する空気流による圧力によって上下一対の浮上ヘ
ッド１１を磁気ディスク５の上下両面から０．１〜０．
２μｍ程度にサスペンション１０の弾性付勢力に抗して
浮上させる。そして、ボイスコイルモータ７によってヘ
ッドアーム９をアーム軸８を中心に矢印ｂ、ｂ′方向に
揺動駆動して、上下一対の浮上ヘッド１１によって磁気
ディスク５のデータ記録領域の上下両面を記録、再生す
るものである。
【００１４】次に、図１及び図２によって、磁気ディス
ク装置１の第１実施例を説明する。
ク装置１の第１実施例を説明する。
【００１５】この第１実施例では、磁気ディスク５の上
下一対のデータ記録領域１３の最内周に上下一対のヘッ
ド待避領域１４を同心円形状に形成し、そのヘッド待避
領域１４にデータ記録領域１３の上下両記録面１３ａよ
り磁気ディスク５の厚さ方向に凹んだ上下一対の円環状
のヘッド待避用凹所１５を形成している。
下一対のデータ記録領域１３の最内周に上下一対のヘッ
ド待避領域１４を同心円形状に形成し、そのヘッド待避
領域１４にデータ記録領域１３の上下両記録面１３ａよ
り磁気ディスク５の厚さ方向に凹んだ上下一対の円環状
のヘッド待避用凹所１５を形成している。
【００１６】そして、上下一対のサスペンション１０
は、従来のＣＳＳ方式のものと全く同様に、上下一対の
浮上ヘッド１１を磁気ディスク５の記録面１３ａ側であ
る矢印ｃ方向に弾性付勢する極く普通のサスペンション
であるが、これら上下一対のサスペンション１０の矢印
ｃ方向への位置を規制するサスペンション位置規制手段
である上下一対のストッパー１６がヘッドアーム９の先
端に形成されている。
は、従来のＣＳＳ方式のものと全く同様に、上下一対の
浮上ヘッド１１を磁気ディスク５の記録面１３ａ側であ
る矢印ｃ方向に弾性付勢する極く普通のサスペンション
であるが、これら上下一対のサスペンション１０の矢印
ｃ方向への位置を規制するサスペンション位置規制手段
である上下一対のストッパー１６がヘッドアーム９の先
端に形成されている。
【００１７】そして、磁気ディスク５には、上下一対の
ヘッド待避用凹所１５の底面１５ａと記録面１３ａとを
接続するヘッド誘導面であるテーパー状の上下一対の傾
斜面１７が形成されている。
ヘッド待避用凹所１５の底面１５ａと記録面１３ａとを
接続するヘッド誘導面であるテーパー状の上下一対の傾
斜面１７が形成されている。
【００１８】また、上下一対の浮上ヘッド１１には、磁
気ディスク５の記録面１３ａとの対向面である底面１１
ａと一方の側面１１ｂとのコーナー部に上下一対の傾斜
面１７とほぼ対向する上下一対のカット面１８が形成さ
れている。
気ディスク５の記録面１３ａとの対向面である底面１１
ａと一方の側面１１ｂとのコーナー部に上下一対の傾斜
面１７とほぼ対向する上下一対のカット面１８が形成さ
れている。
【００１９】以上のように構成された第１実施例によれ
ば、図１に実線で示すように、ストップ時には、ヘッド
アーム９によって上下一対の浮上ヘッド１１が上下一対
のヘッド待避領域１４まで矢印ｂ方向に移動され、これ
らの浮上ヘッド１１が上下一対のヘッド待避用凹所１５
内で磁気ディスク５の厚さＴ内に矢印ｃ方向に偏位され
た浮上状態で待避される。
ば、図１に実線で示すように、ストップ時には、ヘッド
アーム９によって上下一対の浮上ヘッド１１が上下一対
のヘッド待避領域１４まで矢印ｂ方向に移動され、これ
らの浮上ヘッド１１が上下一対のヘッド待避用凹所１５
内で磁気ディスク５の厚さＴ内に矢印ｃ方向に偏位され
た浮上状態で待避される。
【００２０】つまり、上下一対のヘッド待避用凹所１５
内に入り込んだ上下一対の浮上ヘッド１１は上下一対の
サスペンション１０によって矢印ｃ方向に弾性付勢され
て、磁気ディスク５の厚さＴ内に偏位されるが、ヘッド
アーム９に対して上下一対のサスペンション１０が矢印
ｃ方向に一定位置まで矢印ｃ方向に撓んだ時に、その上
下一対のサスペンション１０が上下一対のストッパー１
６に当接して位置規制される。
内に入り込んだ上下一対の浮上ヘッド１１は上下一対の
サスペンション１０によって矢印ｃ方向に弾性付勢され
て、磁気ディスク５の厚さＴ内に偏位されるが、ヘッド
アーム９に対して上下一対のサスペンション１０が矢印
ｃ方向に一定位置まで矢印ｃ方向に撓んだ時に、その上
下一対のサスペンション１０が上下一対のストッパー１
６に当接して位置規制される。
【００２１】この結果、上下一対のヘッド待避用凹所１
５の底面１５ａに対して上下一対の浮上ヘッド１１の底
面１１ａが一定高さＨ1 に浮上された浮上状態で安定さ
れる。
５の底面１５ａに対して上下一対の浮上ヘッド１１の底
面１１ａが一定高さＨ1 に浮上された浮上状態で安定さ
れる。
【００２２】次に、図１に１点鎖線で示すように、スタ
ート時には、磁気ディスク５がスピンドルモータ３によ
って高速で回転駆動され、その立ち上りと共に上下一対
の浮上ヘッド１１がヘッドアーム９によってヘッド待避
領域１４からデータ記録領域１３へ矢印ｂ′方向に移動
される。
ート時には、磁気ディスク５がスピンドルモータ３によ
って高速で回転駆動され、その立ち上りと共に上下一対
の浮上ヘッド１１がヘッドアーム９によってヘッド待避
領域１４からデータ記録領域１３へ矢印ｂ′方向に移動
される。
【００２３】この際、磁気ディスク５の高速回転によっ
てその表面に発生する空気流による圧力が上下一対の浮
上ヘッド１１の底面１１ａに働き、上下一対の浮上ヘッ
ド１１は上下一対のサスペンション１０を弾性付勢力に
抗して矢印ｃ′方向に押し上げるように磁気ディスク５
に対して上下に浮上される。
てその表面に発生する空気流による圧力が上下一対の浮
上ヘッド１１の底面１１ａに働き、上下一対の浮上ヘッ
ド１１は上下一対のサスペンション１０を弾性付勢力に
抗して矢印ｃ′方向に押し上げるように磁気ディスク５
に対して上下に浮上される。
【００２４】そして、磁気ディスク５の上下一対の傾斜
面１７と上下一対の浮上ヘッド１１のカット面１８とに
よる案内作用によって、上下一対の浮上ヘッド１１は磁
気ディスク５に全く衝突することなく、上下一対のデー
タ記録領域１３内へスムーズに誘導される。
面１７と上下一対の浮上ヘッド１１のカット面１８とに
よる案内作用によって、上下一対の浮上ヘッド１１は磁
気ディスク５に全く衝突することなく、上下一対のデー
タ記録領域１３内へスムーズに誘導される。
【００２５】そして、上下一対のデータ記録領域１３内
では、上下一対の浮上ヘッド１１の空気流による浮上力
と、上下一対のサスペンション１０の弾性付勢力とのバ
ランスによって、上下一対の浮上ヘッド１１が記録面１
３ａに対して０．１〜０．２μｍ程度の高さＨ2 に浮上
された状態で安定される。
では、上下一対の浮上ヘッド１１の空気流による浮上力
と、上下一対のサスペンション１０の弾性付勢力とのバ
ランスによって、上下一対の浮上ヘッド１１が記録面１
３ａに対して０．１〜０．２μｍ程度の高さＨ2 に浮上
された状態で安定される。
【００２６】そして、ヘッドアーム９によって上下一対
の浮上ヘッド１１がデータ記録領域１３内で矢印ｂ、
ｂ′方向にシークされて、データ記録領域１３の記録、
再生が行われるものである。
の浮上ヘッド１１がデータ記録領域１３内で矢印ｂ、
ｂ′方向にシークされて、データ記録領域１３の記録、
再生が行われるものである。
【００２７】なお、この第１実施例では、図１に１点鎖
線で示すように、上下一対のヘッド待避用凹所１５をヘ
ッド待避用凹所１５のデータ記録領域１３の最外周に形
成しても良い。
線で示すように、上下一対のヘッド待避用凹所１５をヘ
ッド待避用凹所１５のデータ記録領域１３の最外周に形
成しても良い。
【００２８】次に、図３によって、磁気ディスク装置の
第２実施例を説明する。
第２実施例を説明する。
【００２９】この第２実施例では、ヘッド待避領域１４
を磁気ディスク５の外側位置に設けたものであり、磁気
ディスク５の外周にヘッド誘導面であるテーパー状の上
下一対の傾斜面１９を形成し、上下一対の浮上ヘッド１
１の底面１１ａと他方の側面１１ｃとのコーナー部に上
下一対の傾斜面１９とほぼ対向する上下一対のカット面
２０を形成したものである。
を磁気ディスク５の外側位置に設けたものであり、磁気
ディスク５の外周にヘッド誘導面であるテーパー状の上
下一対の傾斜面１９を形成し、上下一対の浮上ヘッド１
１の底面１１ａと他方の側面１１ｃとのコーナー部に上
下一対の傾斜面１９とほぼ対向する上下一対のカット面
２０を形成したものである。
【００３０】以上のように構成された第２実施例によれ
ば、図３に実線で示すように、ストップ時には、ヘッド
アーム９によって上下一対の浮上ヘッド１１が磁気ディ
スク５の外側位置のヘッド待避領域１４まで矢印ｂ′方
向に移動されて待避される。
ば、図３に実線で示すように、ストップ時には、ヘッド
アーム９によって上下一対の浮上ヘッド１１が磁気ディ
スク５の外側位置のヘッド待避領域１４まで矢印ｂ′方
向に移動されて待避される。
【００３１】この際、上下一対の浮上ヘッド１１が上下
一対のサスペンション１０によって矢印ｃ方向に弾性付
勢されて、磁気ディスク５の厚さＴ内に偏位されるが、
ヘッドアーム９に対して上下一対のサスペンション１０
が矢印ｃ方向に一定位置まで矢印ｃ方向に撓んだ時に、
その上下一対のサスペンション１０が上下一対のストッ
パー１６に当接して位置規制される。
一対のサスペンション１０によって矢印ｃ方向に弾性付
勢されて、磁気ディスク５の厚さＴ内に偏位されるが、
ヘッドアーム９に対して上下一対のサスペンション１０
が矢印ｃ方向に一定位置まで矢印ｃ方向に撓んだ時に、
その上下一対のサスペンション１０が上下一対のストッ
パー１６に当接して位置規制される。
【００３２】この結果、上下一対の浮上ヘッド１１はこ
れらの底面１５ａどうしが磁気ディスク５の厚さＴより
小さな隙間Ｇに近接された浮上状態で安定され、上下一
対の浮上ヘッド１１どうしが衝突することが全くない。
れらの底面１５ａどうしが磁気ディスク５の厚さＴより
小さな隙間Ｇに近接された浮上状態で安定され、上下一
対の浮上ヘッド１１どうしが衝突することが全くない。
【００３３】次に、図３に１点鎖線で示すように、スタ
ート時には、磁気ディスク５がスピンドルモータ３によ
って高速で回転駆動されると共に、上下一対の浮上ヘッ
ド１１がヘッドアーム９によってヘッド待避領域１４か
ら磁気ディスク５の上下一対のデータ記録領域１３へ矢
印ｂ方向に移動される。
ート時には、磁気ディスク５がスピンドルモータ３によ
って高速で回転駆動されると共に、上下一対の浮上ヘッ
ド１１がヘッドアーム９によってヘッド待避領域１４か
ら磁気ディスク５の上下一対のデータ記録領域１３へ矢
印ｂ方向に移動される。
【００３４】この際、磁気ディスク５の高速回転によっ
てその表面に発生する空気流による圧力が磁気ディスク
５の外周の上下一対の傾斜面１９と上下一対の浮上ヘッ
ド１１のカット面２０の間に発生し、これら傾斜面１９
とカット面２０とによる案内作用によって、上下一対の
浮上ヘッド１１は上下一対のサスペンション１０を弾性
付勢力に抗して矢印ｃ′方向に押し上げるようにして、
上下一対の浮上ヘッド１１は磁気ディスク５の外周に全
く衝突することなく、磁気ディスク５の上下一対のデー
タ記録領域１３内へスムーズに誘導される。
てその表面に発生する空気流による圧力が磁気ディスク
５の外周の上下一対の傾斜面１９と上下一対の浮上ヘッ
ド１１のカット面２０の間に発生し、これら傾斜面１９
とカット面２０とによる案内作用によって、上下一対の
浮上ヘッド１１は上下一対のサスペンション１０を弾性
付勢力に抗して矢印ｃ′方向に押し上げるようにして、
上下一対の浮上ヘッド１１は磁気ディスク５の外周に全
く衝突することなく、磁気ディスク５の上下一対のデー
タ記録領域１３内へスムーズに誘導される。
【００３５】そして、第１実施例と同様に、上下一対の
データ記録領域１３内で、上下一対の浮上ヘッド１１が
記録面１３ａに対して０．１〜０．２μｍ程度の高さＨ
2 に浮上されて記録、再生が行われる。
データ記録領域１３内で、上下一対の浮上ヘッド１１が
記録面１３ａに対して０．１〜０．２μｍ程度の高さＨ
2 に浮上されて記録、再生が行われる。
【００３６】以上のように構成され、かつ、動作される
磁気ディスク装置の第１、第２実施例によれば、ストッ
プ時に、磁気ディスク５に対する上下一対の浮上ヘッド
１１の接触や上下一対の浮上ヘッド１１どうしの衝突を
完全に防止させた安全な状態に待避させることができ
る。また、スタート時にも、上下一対の浮上ヘッド１１
を磁気ディスク５に全く接触させることなくデータ記録
領域１３へスムーズに誘導させることができる。
磁気ディスク装置の第１、第２実施例によれば、ストッ
プ時に、磁気ディスク５に対する上下一対の浮上ヘッド
１１の接触や上下一対の浮上ヘッド１１どうしの衝突を
完全に防止させた安全な状態に待避させることができ
る。また、スタート時にも、上下一対の浮上ヘッド１１
を磁気ディスク５に全く接触させることなくデータ記録
領域１３へスムーズに誘導させることができる。
【００３７】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【００３８】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
クとディスク装置は次のような効果を奏する。
クとディスク装置は次のような効果を奏する。
【００３９】ストップ時に、浮上ヘッドをディスクのデ
ータ記録領域からヘッド待避用凹所又はディスクの外側
位置へ移動させると、ヘッドアームのサスペンションの
位置がサスペンション位置規制手段によって規制され
て、浮上ヘッドがディスクのヘッド待避用凹所内又はデ
ィスクの外側位置でディスクの厚さ内に偏位された浮上
状態に待避されるように構成したので、ディスクに対す
る浮上ヘッドの接触を完全に防止することができる。従
って、ディスクに対する浮上ヘッドの吸着等を未然に防
止することができて、ディスクを駆動するスピンドルモ
ータの起動トルクを低くでき、スピンドルモータの小型
化、省電力化を図ることができる。また、ディスクと浮
上ヘッドとの接触によるこれらの摩耗が全く発生しない
ので、ディスク及び浮上ヘッドの長寿命化を図ることが
できると共に、メンテナンスが容易になる。
ータ記録領域からヘッド待避用凹所又はディスクの外側
位置へ移動させると、ヘッドアームのサスペンションの
位置がサスペンション位置規制手段によって規制され
て、浮上ヘッドがディスクのヘッド待避用凹所内又はデ
ィスクの外側位置でディスクの厚さ内に偏位された浮上
状態に待避されるように構成したので、ディスクに対す
る浮上ヘッドの接触を完全に防止することができる。従
って、ディスクに対する浮上ヘッドの吸着等を未然に防
止することができて、ディスクを駆動するスピンドルモ
ータの起動トルクを低くでき、スピンドルモータの小型
化、省電力化を図ることができる。また、ディスクと浮
上ヘッドとの接触によるこれらの摩耗が全く発生しない
ので、ディスク及び浮上ヘッドの長寿命化を図ることが
できると共に、メンテナンスが容易になる。
【００４０】従来のＣＳＳフリー方式のような特殊なヘ
ッド制御機構が不要であり、従来のＣＳＳ方式と全く同
様の簡単なサスペンションを使用できるから、構造が簡
単で低コストである。
ッド制御機構が不要であり、従来のＣＳＳ方式と全く同
様の簡単なサスペンションを使用できるから、構造が簡
単で低コストである。
【００４１】ディスクにヘッド待避用凹所とデータ記録
領域とを接続するヘッド誘導面を形成したり、浮上ヘッ
ドの底面と側面とのコーナーに上記ヘッド誘導面とほぼ
対向するカット面を形成すれば、スタート時に、浮上ヘ
ッドをディスクに衝突させることなくデータ記録領域へ
スムーズに誘導させることができるので、ディスクと浮
上ヘッドとの衝突によるこれらの破損を未然に防止でき
て、安全性を向上できる。
領域とを接続するヘッド誘導面を形成したり、浮上ヘッ
ドの底面と側面とのコーナーに上記ヘッド誘導面とほぼ
対向するカット面を形成すれば、スタート時に、浮上ヘ
ッドをディスクに衝突させることなくデータ記録領域へ
スムーズに誘導させることができるので、ディスクと浮
上ヘッドとの衝突によるこれらの破損を未然に防止でき
て、安全性を向上できる。
【図１】本発明の第１実施例である磁気ディスク装置の
要部を展開して示した断面側面図である。
要部を展開して示した断面側面図である。
【図２】第１実施例のサスペンション部分を示す斜視図
である。
である。
【図３】本発明の第２実施例である磁気ディスク装置の
要部を展開して示した断面側面図である。
要部を展開して示した断面側面図である。
【図４】本発明の磁気ディスク装置全体を示す一部切欠
き平面図である。
き平面図である。
１ 磁気ディスク装置（ディスク装置） ５ 磁気ディスク（ディスク） ９ ヘッドアーム １０ サスペンション １１ 浮上ヘッド １１ａ 浮上ヘッドの底面 １１ｂ、１１ｃ 浮上ヘッドの側面 １３ データ記録領域 １３ａ データ記録領域の記録面 １４ ヘッド待避領域 １５ ヘッド待避用凹所 １５ａ ヘッド待避用凹所の底面 １６ ストッパー（サスペンション位置規制手段） １７、１９ 傾斜面（ヘッド誘導面） １８、２０ カット面
Claims (6)
- 【請求項１】ヘッド待避用凹所をデータ記録領域外に同
心円形状に形成してあるディスク。 - 【請求項２】上記ヘッド待避用凹所と上記データ記録領
域とを接続するヘッド誘導面を形成したことを特徴とす
る請求項１記載のディスク。 - 【請求項３】ヘッドアームの先端にサスペンションを介
して浮上ヘッドを取り付け、上記浮上ヘッドをディスク
上で浮上させて記録、再生するように構成したディスク
装置において、 上記ディスクのデータ記録領域外にヘッド待避用凹所を
同心円形状に形成し、 上記浮上ヘッドを上記ヘッド待避用凹所内で上記ディス
クの厚さ内に偏位させた浮上状態に待避させるための上
記サスペンション位置規制手段を設けたことを特徴とす
るディスク装置。 - 【請求項４】上記ディスクに上記ヘッド待避用凹所と上
記データ記録領域とを接続するヘッド誘導面を形成した
ことを特徴とする請求項３記載のディスク装置。 - 【請求項５】上記浮上ヘッドの底面と側面とのコーナー
に上記ヘッド誘導面とほぼ対向するカット面を形成した
ことを特徴とする請求項４記載のディスク装置。 - 【請求項６】ヘッドアームの先端にサスペンションを介
して浮上ヘッドを取り付け、上記浮上ヘッドをディスク
上で浮上させて記録、再生するように構成したディスク
装置において、 上記浮上ヘッドを上記ディスクの外側位置で上記ディス
クの厚さ内に偏位させた浮上状態に待避させるための上
記サスペンション位置規制手段を設け、 上記浮上ヘッドを上記ディスクのデータ記録領域へ誘導
するヘッド誘導面を上記ディスクの外周に形成したこと
を特徴とするディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19014092A JPH0612660A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ディスクとディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19014092A JPH0612660A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ディスクとディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0612660A true JPH0612660A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=16253070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19014092A Pending JPH0612660A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ディスクとディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612660A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987004562A1 (en) * | 1986-01-17 | 1987-07-30 | Sidefact Limited | Flat light source |
| US5514934A (en) * | 1991-05-31 | 1996-05-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Discharge lamp, image display device using the same and discharge lamp producing method |
| KR100417232B1 (ko) * | 1996-06-24 | 2004-04-17 | 삼성전자주식회사 | 헤드짐벌어셈블리의형성변경을통한디스크와의접촉방지장치 |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP19014092A patent/JPH0612660A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987004562A1 (en) * | 1986-01-17 | 1987-07-30 | Sidefact Limited | Flat light source |
| US5514934A (en) * | 1991-05-31 | 1996-05-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Discharge lamp, image display device using the same and discharge lamp producing method |
| KR100417232B1 (ko) * | 1996-06-24 | 2004-04-17 | 삼성전자주식회사 | 헤드짐벌어셈블리의형성변경을통한디스크와의접촉방지장치 |
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