JPH06126304A - 圧延機 - Google Patents

圧延機

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Publication number
JPH06126304A
JPH06126304A JP4308015A JP30801592A JPH06126304A JP H06126304 A JPH06126304 A JP H06126304A JP 4308015 A JP4308015 A JP 4308015A JP 30801592 A JP30801592 A JP 30801592A JP H06126304 A JPH06126304 A JP H06126304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
strip
rolls
end parts
rolling mill
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4308015A
Other languages
English (en)
Inventor
Eihiko Tsukamoto
穎彦 塚本
Junichi Iifushi
順一 飯伏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4308015A priority Critical patent/JPH06126304A/ja
Publication of JPH06126304A publication Critical patent/JPH06126304A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 板両端部に生ずるエッジドロップを大巾に低
減でき、従来の4段圧延機からの改造が容易な圧延機。 【構成】 バックアップロール20,21の両軸端部
に、ワークロール10,11の帯板1の板巾が接しない
領域と同じ段差を設ける。下ワークロール10の両軸端
部にリング状の液圧シリンダ5を挿着する。リング状液
圧シリンダに圧力液体を供給するため下ワークロールの
中心に圧力液体供給用穴19を穿設し、この穴はパイプ
29によりリング状液圧シリンダに連通させ、一方、作
業側の軸受箱13に架台14を設け、これにポンプ15
を設置し、操作盤16で遠隔操作可能としてある。リン
グ状液圧シリンダに高圧力を加えると、ワークロール1
0,11間でロールを曲げる力が作用し、ワークロール
はバックアップロールの段差によりバックアップロール
側に曲げられ、帯板の板端部にエッジドロップが発生し
ない形状となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製鉄機械における帯板の
圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6(a)は従来の通常の4段圧延機を
示すもので、帯板1を、上下に配置したワークロール
2,2及びバックアップロール3,3により圧延してい
るが、この圧延機の場合、図6(b)に示すように帯板
1の両端部(図示a部)にエッジドロップ現象が発生す
る。
【0003】この様なエッジドロップ現象は、板端が自
由であること、およびワークロール2の変形等により発
生する現象である。
【0004】このエッジドロップ現象を解消する対策と
して、従来図7(a),(b)に示す装置が提案されて
いる。
【0005】図7(a)は6段圧延機と呼ばれるものの
側面図を示し、各ワークロール2とバックアップロール
3の中間に、軸方向にスライド可能とした中間ロール4
をそれぞれ配設したものである。
【0006】これは中間ロール4を、板幅に応じて上下
逆方向にスライドさせ、ワークロール2を逆曲げさせや
すくし、板両端部に作用するロール圧下力を低下させる
方式である。
【0007】また図7(b)は、上下のワークロール2
とバックアップロール3を走行する帯板1に対し、交差
させて圧延するものであり、クロスロール圧延機と呼ば
れるものの平面図である。
【0008】この方式は、ロールをクロスさせることに
より、板両端部の、ワークロール間すきまが大きくなる
ことを利用し、帯板両端部のエッジドロップ軽減を計る
ものである。そしてこの方式でもそれなりのエッジドロ
ップ軽減効果を奏している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述の従来の
エッジドロップ現象解消のための装置のうち、図7
(a)に示す6段式圧延機の場合は、板の左右端が上方
と下方にひねられた形状となりやすい欠点があり、また
図7(b)に示す装置の場合も板上面と下面が逆方向に
流れるので板端部が斜面となりやすい欠点がある。
【0010】さらに両者の圧延機とも、新設の場合はよ
いが、従来の4段圧延機を改良する場合には、大きな制
約と、多大な改良費用が必要となる欠点がある。
【0011】本発明は、上記各欠点を解消し、少ない改
良費で容易に改善でき、しかも板形状を阻害することな
く、エッジドロップを軽減できる新たな圧延機を提供す
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成として本発明の圧延機は、帯板を挟んで上下に対
向してそれぞれ一対のワークロールとバックアップロー
ルを配置した帯板の圧延機において、前記バックアップ
ロールの両軸端部に段差を設けると共に、該段差部に臨
んで前記ワークロール中の一方のワークロールの両軸端
部にリング状液圧シリンダを挿着し、該リング状液圧シ
リンダに、圧力液体流通路を介して高圧力を作用させる
ポンプ装置を接続させたことを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明の圧延機においては、一方のワークロー
ルの両軸端部に挿着したリング状液圧シリンダ5にポン
プ装置より圧力液体流通路を介して高圧力を加えること
により図1(b)に示すようにワークロール2間でロー
ルを曲げる力が作用し、ワークロール2は図1(a)に
示すバックアップロール3の段差(図示c)によりバッ
クアップロール3側に曲げられる。
【0014】その結果帯板1は図1(c)に示すように
その板端部(図示b部)にエッジドロップが発生しない
形状となる。
【0015】この作用を図4により更に詳しく説明する
と、図4(a),(b),(c)は本発明の作用工程例
を示すもので図4(a)は圧延開始前である。ここで1
0はリング状液圧シリンダ5を軸端に嵌挿配置した下ワ
ークロールであり、11は上ワークロールである。また
20は下側、21は上方の各バックアップロールを示
す。ここでリング状液圧シリンダ5には初期圧力P1
作用させてある。
【0016】図4(b)は圧延中を示す。板1を所定の
厚さとするため上下のロールは互いに接近させるが、こ
の時リング状液圧シリンダ5も圧縮されその内部圧力は
2へ上昇し、反撥力が生じる。この反撥力によりワー
クロール2に、曲げ効果を与えるものである。
【0017】図4(c)にモデル図を示す。ワークロー
ル10,11は、バックアップロール20,21の段差
部dを起点として図示の様に曲げられる。これにより板
1の両端部に作用する圧縮力が低減し、エッジドロップ
が軽減される。
【0018】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明すると、図1は本発明の構成と作用を示す説明図、図
2は本発明の実施例に係る圧延機の正面図、図3は同圧
延機におけるリング状液圧シリンダの構成図である。ま
た図4は本発明の作用を説明する工程の1例図、図5は
本発明による圧延テスト結果の1例を示す説明図であ
る。
【0019】図1,図2において通常の4段圧延機のバ
ックアップロール、20,21の両軸端側に、段差を設
ける。そしてその段差をつける領域は、ワークロール2
の板1の板幅が接しない領域と同じとする。
【0020】さらに、上ワークロール11は現状のまま
とし、下ワークロール10の両軸端部にリング状の液圧
シリンダ5を挿入する。
【0021】このリング状液圧シリンダ5に圧力液体を
供給するため、下ワークロール10の中心に圧力液体供
給用の穴19を穿設する。そして該穴19はパイプ29
によりリング状の液圧シリンダ5に連結する。
【0022】一方、圧力液体供給穴19の作業側の軸受
箱13に、架台14を設け、これにポンプ15を設置
し、該ポンプ15は操作盤16により遠隔操作されるよ
う構成している。
【0023】ここで、リング状液圧シリンダ5、および
配管29は、ワークロール10とともに回転するが、ポ
ンプ15は固定されているので、ポンプ15の供給口
と、圧力液体供給穴用パイプとはロータリスイベルジョ
イントで連結してある。
【0024】23はバックアップロール20,21の軸
受箱、25は図示しないモータからの駆動をワークロー
ル10,11に伝える駆動軸を示す。
【0025】図3はリング状液圧シリンダ5の1例の構
成を示す詳細図で(a)は正面図で内径をDI、外径を
Dφで示す。
【0026】内径DIは、下ワークロール10の外径よ
り若干大きい値とし、外径Dφは、圧延する板厚と同等
の厚さとなる様調整する。
【0027】図3(b)は図3(a)のA−A断面図を
示し、高張力鋼材で製作した板材にてパイプ状リング形
状45を作り、内部空間35を設ける。
【0028】このパイプ状リング45の1ケ所に、パイ
プ29の接続口を設け、該パイプ29の圧力液体供給穴
19を、空間35と開通させるとともに、接合部は溶接
加工する。
【0029】その後、パイプ状リング45の外周面と、
内周面には、耐摩耗性のよいラバー36を接合させた構
成としてある。ここでパイプ状リングの厚みと、幅Bは
圧延材およびロール胴長に応じて選定する。
【0030】図4に示す本発明の作用説明図について
は、既に詳細に説明したので省略する。
【0031】つぎに図5について説明すると、図5は本
発明による方式での実施結果の一例を示すもので、圧延
材はアルミニウム材(A1050材)で、2mm厚×6
00mm幅材を18%圧延した結果を示し、ワークロー
ルφ240、バックアップロールφ500、ロール胴長
980mm、段差200mm/片側の条件であり、リン
グ状液圧シリンダは、初期厚み1.6mm、幅50mm
である。
【0032】この結果、図5の様に、圧力を作用させな
い場合に較べリング状液圧シリンダに油圧力を作用させ
ることにより、エッジドロップ量は大幅に軽減されてい
ることが判る。
【0033】以上本発明の一実施例につき縷々説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発
明技術思想の範囲内で種々設計変更し得るものであり、
それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
【0034】
【発明の効果】本発明の圧延機によれば次に示す効果を
奏する。 (1)大幅なエッジドロップの軽減効果が得られる。
【0035】(2)従来の4段圧延機からの改良が安価
で容易に行なえる。
【0036】(3)圧延材に従来法の様な板形状阻害が
発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成と作用を示す概略説明図である。
【図2】本発明の一実施例に係る圧延機の正面図であ
る。
【図3】同圧延機におけるリング状液圧シリンダの構成
図である。
【図4】本発明の作用を説明する工程図である。
【図5】本発明による圧延テスト結果の1例を示す説明
図である。
【図6】板両端部に発生するエッジドロップ現象の説明
図である。
【図7】従来の圧延機の1例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 帯板 2 ワークロール 3 バックアップロール 5 リング状液圧シリンダ 10 下ワークロール 11 上ワークロール 13、23 軸受 15 ポンプ 16 操作盤 19 圧力液体供給穴 20 下バックアップロール 21 上バックアップロール 29 パイプ 35 内部空間 45 パイプ状リング d 段差部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 37/00 118 8315−4E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板を挟んで上下に対向してそれぞれ一
    対のワークロールとバックアップロールを配置した帯板
    の圧延機において、前記バックアップロールの両軸端部
    に段差を設けると共に、該段差部に臨んで前記ワークロ
    ール中の一方のワークロールの両軸端部にリング状液圧
    シリンダを挿着し、該リング状液圧シリンダに、圧力液
    体流通路を介して高圧力を作用させるポンプ装置を接続
    させたことを特徴とする圧延機。
JP4308015A 1992-10-22 1992-10-22 圧延機 Withdrawn JPH06126304A (ja)

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JP4308015A JPH06126304A (ja) 1992-10-22 1992-10-22 圧延機

Applications Claiming Priority (1)

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JP4308015A JPH06126304A (ja) 1992-10-22 1992-10-22 圧延機

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JPH06126304A true JPH06126304A (ja) 1994-05-10

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ID=17975864

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JP4308015A Withdrawn JPH06126304A (ja) 1992-10-22 1992-10-22 圧延機

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JP (1) JPH06126304A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109420683A (zh) * 2017-08-31 2019-03-05 宝山钢铁股份有限公司 一种热连轧精轧带钢边沿降的控制方法
CN112122359A (zh) * 2019-06-24 2020-12-25 上海梅山钢铁股份有限公司 一种动态提升带钢板形形状的控制方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109420683A (zh) * 2017-08-31 2019-03-05 宝山钢铁股份有限公司 一种热连轧精轧带钢边沿降的控制方法
CN109420683B (zh) * 2017-08-31 2020-05-19 宝山钢铁股份有限公司 一种热连轧精轧带钢边沿降的控制方法
CN112122359A (zh) * 2019-06-24 2020-12-25 上海梅山钢铁股份有限公司 一种动态提升带钢板形形状的控制方法
CN112122359B (zh) * 2019-06-24 2022-05-10 上海梅山钢铁股份有限公司 一种动态提升带钢板形形状的控制方法

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20000104