JPH06125514A - 誤差増幅装置 - Google Patents

誤差増幅装置

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JPH06125514A
JPH06125514A JP4275749A JP27574992A JPH06125514A JP H06125514 A JPH06125514 A JP H06125514A JP 4275749 A JP4275749 A JP 4275749A JP 27574992 A JP27574992 A JP 27574992A JP H06125514 A JPH06125514 A JP H06125514A
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JP
Japan
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voltage
power supply
error amplifier
supply voltage
error
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Application number
JP4275749A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Hirahara
裕明 平原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を削減してコストダウンを達成する
ことができる誤差増幅装置を提供する。 【構成】 高負荷の高圧電源電圧と低負荷の低圧電源電
圧とを発生する一つのスイッチング電源の電源電圧安定
制御を行う。高圧電源電圧を検出して第1の基準電圧と
比較し誤差出力電圧を発生する高電圧用誤差増幅器67
を設けるとともに、低圧電源電圧を検出して第2の基準
電圧と比較し誤差出力電圧を発生する低圧用誤差増幅器
68を設け、さらに高圧用誤差増幅器67および低圧用
誤差増幅器68の出力を切り換えて出力するスイッチ手
段69を設け、高圧用誤差増幅器67と低圧用誤差増幅
器68とスイッチ手段69とを一つのパッケージ70に
納める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衛星放送などを受信
する機能を有するテレビジョン受像機に直流安定化電圧
を供給するテレビジョン用電源装置に使用する誤差増幅
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機は、衛星放送
受信機などを内蔵し、画面で衛星放送の番組を視聴した
り、衛星放送受信機のみを動作させて外部のビデオテー
プレコーダに衛星放送の番組を留守録画(以下、留守録
という)したりできるようになっている。
【0003】このような多機能化に対し、従来はテレビ
ジョン用電源装置として1次側でエネルギーを回生する
1次側回生制御方式のスイッチング電源を用い、衛星放
送の留守録動作を可能にしていた。以下図面を参照しな
がら、上述した従来のテレビジョン用電源装置の一例に
ついて説明する。
【0004】図3は、従来のテレビジョン用電源装置を
含むテレビジョン受像機の構成を示すブロック図であ
る。図3において、1は交流電源入力端子、2はテレビ
ジョン受像機の電源をすべて止める手動のメインスイッ
チ、3はテレビジョン受像機の電源をリモコンでオン・
オフさせる制御信号、4はマイクロコンピュータ(図示
せず)からの制御信号3でテレビジョン受像機の電源を
オン・オフするリレースイッチ、5はラインフィルタで
ある。
【0005】6はマイクロコンピュータのスタンバイ電
源を供給するリモコントランス、7はスタンバイ電源用
の整流回路部、8はフライバックトランス(図示せず)
から構成される高圧発生回路、9は電子ビームを水平偏
向させる水平偏向回路、10は水平偏向回路からのフラ
イバックパルス、11は高圧発生回路8と水平偏向回路
9の電源電圧である。
【0006】12は電子ビームを垂直偏向させる垂直偏
向回路、13は垂直偏向回路12の電源電圧、14はR
F信号(高周波信号)からブラウン管に画像を再現させ
るRGB信号(色信号)に変換する映像信号処理回路、
15は映像信号処理回路14の電源電圧、16は増幅回
路などから構成される音声出力回路、17は音声出力回
路16の電源電圧である。
【0007】18は衛星放送受信回路、19は衛星放送
受信回路18の複数の電源電圧、20は1次側回生制御
方式によるスイッチング電源、21は整流回路部、22
は留守録状態にするためのマイクロコンピュータからの
制御信号、23は制御信号22によりオン・オフされる
スイッチ手段である。なお、以上において、高圧発生回
路8,水平偏向回路9,垂直偏向回路12,映像信号処
理回路14,音声出力回路16および衛星放送受信回路
18以外の回路部分をテレビジョン用電源装置と称して
いる。
【0008】以上のように構成されたテレビジョン受像
機におけるテレビジョン用電源装置について、以下図3
を用いてその動作を説明する。まず、すべての回路が動
作してテレビジョン受像機に映像が映っている場合につ
いて説明する。メインスイッチ2が閉じると、交流電源
入力端子1からの交流電圧がリモコントランス6の1次
側に供給されるため、リモコントランス6の2次側の整
流回路部7にスタンバイ電源が発生し、マイクロコンピ
ュータに電源が供給され、動作を始める。
【0009】このときテレビジョン受像機の使用者がテ
レビジョン受像機を視聴することを選択していると、マ
イクロコンピュータからの制御信号3と制御信号22と
は、各々リレースイッチ4とスイッチ手段23がともに
閉じるように出力される。すると、交流電源入力端子1
からの交流電圧がラインフィルタ5を通して整流回路部
21に加わり、直流電圧に変換されてスイッチング電源
20に供給され、スイッチング電源20は発振を始め、
2次側に電圧が出力される。
【0010】そして、負荷である水平偏向回路9,音声
出力回路16および衛星放送受信回路18にそれぞれ電
源電圧11,電源電圧17および電源電圧19を図3に
示すように供給している。よってこのとき、テレビジョ
ン受像機は受信している放送の画像を映し出すととも
に、音声を出力するための回路がすべて動作しており、
使用者がテレビジョン放送と衛星放送の番組を任意に視
聴することができる状態にある。
【0011】つぎに、前述の状態から衛星放送の番組を
留守録する状態に変更する動作を説明する。留守録と
は、使用者が不在の時にテレビジョン受像機に接続され
たビデオテープレコーダで任意の番組を録画するとき
に、電力節約のためにテレビジョン受像機側の回路へ電
源を供給するのを止め、衛星放送受信回路のみを動作さ
せる機能である。
【0012】使用者が留守録を希望して、リモコン操作
もしくはテレビジョン受像機前面のキーボードによる操
作から、その指示を行うと、マイクロコンピュータはス
イッチ手段23を解放させるような制御信号22を出力
する。スイッチング電源20は動作を続け、各々の電源
電圧を出力するが、電源電圧11は水平偏向回路9には
供給されなくなる。
【0013】このため、フライバックパルス10が発生
せず、高圧発生回路8も動作しなくなり、高圧発生回路
8のフライバックトランスの2次側から垂直偏向回路1
2と映像信号処理回路14とへ電源電圧13と電源電圧
15とがそれぞれ供給されなくなる。この状態は画像を
映すための回路がすべて動作していない状態である。こ
れで電源電圧19が供給されている衛星放送受信回路1
8のみが動作している留守録状態となる。
【0014】つぎに、1次側回生制御方式を用いたスイ
ッチング電源20について説明する。図4は図3で使用
したスイッチング電源20の具体的な回路構成を示す回
路構成図である。図4において、24は図3の整流回路
部21からの出力電圧である電源電圧の入力端子、25
はトランス、26はトランス25の一次巻線、27はト
ランス25のバイアス巻線、28はスイッチング素子と
して作用する電界効果型トランジスタ、29は電界効果
型トランジスタ28に寄生的に内蔵されているボディダ
イオードである。
【0015】30は電界効果型トランジスタ28に電流
を流すオン期間を制御するとともに、電界効果型トラン
ジスタ28を前述のオン期間でオン動作させ、電界効果
型トランジスタ28のオフ期間をバイアス巻線27の誘
起電圧の極性が反転するまで持続するようにオフ動作さ
せ、このオン・オフの繰り返しにより発振を続ける制御
回路である。
【0016】31はトランス25のバイアス巻線、32
は電解コンデンサからなるエネルギー回生用コンデン
サ、33は電界効果型トランジスタ28と逆位相でオン
・オフのスイッチングを行う電界効果型トランジスタ、
34は電界効果型トランジスタ33に寄生的に内蔵され
ているボディダイオードである。35は電界効果型トラ
ンジスタ33を決められたオン期間でオン動作させ、電
界効果型トランジスタ33のオフ期間をバイアス巻線3
1の誘起電圧の極性が反転するまで持続するようにオフ
動作させ、このオン・オフの繰り返しにより発振を続け
る同期発振回路である。
【0017】36は水平偏向回路用の電源電圧を出力す
る電源電圧出力端子、37はトランス25の電源電圧出
力端子36用の2次巻線、38は2次巻線37の誘起電
圧を整流する整流用ダイオード、39は整流用ダイオー
ド38で整流された2次巻線37の誘起電圧を平滑する
電解コンデンサよりなる平滑用コンデンサ、40は電源
電圧出力端子36とアース端子58との間の電圧を検出
しその電圧と内部基準電圧とを比較する誤差増幅器、4
1は誤差増幅器40によって検出された電源電圧の誤差
情報を1次側の制御回路30に伝達するホトカプラであ
る。
【0018】42は音声出力回路用の電源電圧を出力す
る電源電圧出力端子、43はトランス25の電源電圧出
力端子42用の2次巻線、44は2次巻線43の誘起電
圧を整流する整流用ダイオード、45は整流用ダイオー
ド44で整流された2次巻線43の誘起電圧を平滑する
電解コンデンサからなる平滑用コンデンサである。4
6,50,54はすべて衛星放送受信回路用の電源電圧
を出力する電源電圧出力端子、47はトランス25の電
源電圧出力端子46用の2次巻線、48は整流用ダイオ
ード、49は電解コンデンサからなる平滑用コンデン
サ、51はトランス25の電源電圧出力端子50用の2
次巻線、52は整流用ダイオード、53は電解コンデン
サからなる平滑用コンデンサ、55はトランス25の電
源電圧出力端子54用の2次巻線、56は整流用ダイオ
ード、57は電解コンデンサからなる平滑用コンデンサ
である。
【0019】58はトランス25の2次側のアース端
子、59は電源電圧46とアース端子58との間の電圧
を検出しその電圧と内部基準電圧とを比較する誤差増幅
器である。60は制御信号22によって切り替えられる
スイッチ手段であり、スイッチ手段23がオンのとき誤
差増幅器40側に接続され、スイッチ手段23がオフの
とき誤差増幅器59に接続されるように構成されてい
る。
【0020】上記した誤差増幅器40,59とスイッチ
手段60とで、テレビジョン用電源装置内のスイッチン
グ電源20において、各電源電圧を負荷変動にかかわら
ず安定化する誤差増幅装置を構成している。つぎに、図
5も参照しながら動作説明を行う。図5において、
(a)は制御回路30の駆動パルス電圧波形VGS1 を示
し、TONはオン期間であり、TOFF はオフ期間である。
(b)は電界効果型トランジスタ28を流れる電流波形
D1を示し、ドレインからソースに流れる向きを正とし
ている。(c)は同期発振回路35の駆動パルス電圧波
形VGS2 を示している。(d)は電界効果型トランジス
タ33を流れる電流波形ID2を示し、ソースからドレイ
ンに流れる向きを正としている。点線はTON期間中にト
ランス25に蓄積されたエネルギーがすべて電流I D2
して流れた場合の電流波形を示し、(e)に示すよう
に、2次電流IS としてトランス25のエネルギーを放
出した場合には、電流ID2は電流IS の分だけ減少し、
実線の波形となることを示している。(e)は上記した
トランス2の2次巻線37を流れる2次電流IS を示し
ている。
【0021】制御回路30によって決められるオン期間
で動作する電界効果型トランジスタ28のオン期間に1
次巻線26を介して流れる1次電流により、トランス2
5に磁束が発生しエネルギーが蓄積される。このとき、
トランス25の1次巻線26に誘起電圧が発生するが、
電界効果型トランジスタ33のボディダイオード34を
逆バイアスする方向に電圧が印加されるように構成され
るとともに、バイアス巻線31に発生する誘起電圧によ
って同期発振回路35は電界効果型トランジスタ33を
オフするようになっている。同時に、トランス25の2
次巻線37にも、整流用ダイオード38を逆バイアスす
る方向に誘起電圧が発生するので、このときには2次電
流は流れない。
【0022】制御回路30のオフ信号、すなわち図5
(a)でVGS1 =0Vで電界効果型トランジスタ28が
オフとなると、トランス25の1次巻線26にフライバ
ック電圧が発生すると同時に、トランス25の2次巻線
37にもフライバック電圧が発生し、整流用ダイオード
38を順バイアスする方向に電圧が印加されるため、ト
ランス25に蓄積されたエネルギーが2次巻線37を介
して2次電流として放出され、平滑用コンデンサ39に
よって平滑され電源電圧として電源電圧出力端子36よ
り水平偏向回路へ供給される。
【0023】このとき、同時にトランス25の1次側の
バイアス巻線31に発生したフライバック電圧によっ
て、同期発振回路35は、図5(c)のようにVGS2
15Vとし、電界効果型トランジスタ35をオンにする
ので、トランス25に1次電流が流れ、エネルギーがエ
ネルギー回生用コンデンサ32に蓄積される。このと
き、TON期間に電流ID1によってトランス25に蓄積さ
れたエネルギーが、TOFF期間にすべてエネルギー回生
用コンデンサ32にもどるとすれば、電流ID2は図5
(d)のように点線の波形となるが、トランス25に蓄
積されたエネルギーは2次電流IS として2次側にも放
出されるので、電流ID2はは電流IS の分だけ減少し、
図5(d)の実線の波形となる。
【0024】トランス25に蓄積されたエネルギーがす
べて放出されて1次電流がゼロになると、すでにオンし
ている電界効果型トランジスタ33を介してエネルギー
回生用コンデンサ32の両端電圧がトランス25の1次
巻線26に印加されるため、エネルギー回生用コンデン
サ32より逆方向に電流が流れ、トランス25には前記
とは逆方向の磁束が発生しエネルギーが蓄積される。
【0025】この状態ではトランス25の各巻線に発生
する誘起電圧の極性は変化しないので、バイアス巻線2
7のフライバック電圧も変化せず、制御回路30は電界
効果型トランジスタ28のオフ期間を持続させる。同期
発振回路35は、電界効果型トランジスタ33を決まっ
た期間オンした後、オフすなわち図5(c)でVGS2
0Vにする。電界効果型トランジスタ33がオフとなる
と、トランス25の各巻線に発生する誘起電圧は極性が
反転し、2次巻線37に発生する誘起電圧は整流用ダイ
オード38を逆バイアスするので、2次電流は流れなく
なる。
【0026】1次巻線26に発生する誘起電圧は電界効
果型トランジスタ28の接続端を負電圧にするとともに
電源電圧入力端子24を正電圧にする方向に発生するた
め、ボディダイオード29を介して電源電圧入力端子2
4に電源電圧を入力する際の平滑用コンデンサ(図示せ
ず)を充電する方向に1次電流が流れ、オフ期間中にト
ランス25に蓄積されたエネルギーを電源電圧入力端子
24の電源にエネルギー回生する。
【0027】このときバイアス巻線27に発生する誘起
電圧も反転するため、制御回路30は電界効果型トラン
ジスタ28をオンさせる。オフ期間中にトランス25に
蓄積されたエネルギーがすべて放出されて1次電流がゼ
ロになると、すでにオンしている電界効果型トランジス
タ28を介して電源電圧入力端子24より前記とは逆方
向に放電するように1次電流が流れてトランス25に磁
束が発生しエネルギーが蓄積される。
【0028】この状態では、トランス25の各巻線に発
生する誘起電圧の極性は変化せず、制御回路30により
電界効果型トランジスタ28はオン状態を持続する。制
御回路30により決められたオン期間で電界効果型トラ
ンジスタ28がオフ、すなわち図5(a)でVGS1 =0
Vとなると、トランス25に蓄積されたエネルギーは2
次巻線37を介して2次電流として放出される。これら
の動作を繰り返すことで、電源電圧出力端子36からは
連続的に電源電圧が水平偏向回路へ供給される。このと
き他の2次巻線も同様である。
【0029】さらに、出力電圧が安定に制御される動作
を、スイッチ手段60が誤差増幅器40側に接続されて
いる場合について説明する。誤差増幅器40は基準電圧
を内蔵しており、電源電圧出力端子36から出力される
電源電圧が前記基準電圧より低くなるとホトカプラ41
の発光ダイオードに流れる電流が減少し、受光側トラン
ジスタのベース電流が減少し、コレクタ電流も減少す
る。
【0030】制御回路30は、コレクタ電流が減少する
と電界効果型トランジスタ28のオン期間を広げて電界
効果型トランジスタ28に流れる電流を増加させ、単位
時間にトランス25に蓄積されるエネルギーを増加させ
る。このとき、トランス25の2次巻線37に流れる電
流も増加して平滑用コンデンサ39にエネルギーを蓄積
し、電源電圧出力端子36から出力される電源電圧を上
昇させる。電源電圧出力端子36の電源電圧が誤差増幅
器40の基準電圧より高くなった場合には、上記と全く
逆の動作で電源電圧出力端子36の電源電圧を減少させ
る。このように電源電圧36の負荷が変動しても電圧は
常に一定となるように制御される。
【0031】スイッチ手段60が誤差増幅器59側に接
続された場合の動作も上記と全く同様である。つぎに、
トランス25の2次側電源電圧のレギュレーションにつ
いて説明する。図6にスイッチ手段60が誤差増幅器4
0側に接続されている場合の負荷の変化に対する出力電
圧の特性を示す。縦軸に2次側出力電圧をとり、横軸に
負荷の状態、つまり電源電圧出力端子36から取り出し
た負荷電力をとっている。図6において、実線A1 ,一
点鎖線A2 ,二点鎖線A3 および破線A4 は、それぞれ
図4の電源電圧出力端子36,42,46,50から出
力される水平偏向回路用電源電圧と音声出力回路用電源
電圧と2つの衛星放送受信回路用電源電圧とを示してい
る。
【0032】図6より無負荷ないし軽負荷時には、水平
偏向回路用電源電圧である140Vの電源電圧は特性が
良好であるのに対し、音声出力回路および2つの衛星放
送受信回路用電源電圧である30V,18V,9Vの各
電源電圧が低くなっている。しかし、このときはスイッ
チ手段23がオンとなってテレビセットとしては画面が
映っている状態、すなわち電源としては負荷が重い状態
であるので、レギュレーションのよい領域で動作してい
ることが分かる。
【0033】図7にスイッチ手段60が誤差増幅器59
側に接続されている場合の負荷の変化に対する出力電圧
の特性を示す。縦軸に2次側出力電圧をとり、横軸に電
源電圧46から取り出した負荷電力をとっている。図6
において、実線B1 ,一点鎖線B2 ,二点鎖線B3 およ
び破線B4 は、それぞれ図4の電源電圧出力端子36,
42,46,50から出力される水平偏向回路用電源電
圧と音声出力回路用電源電圧と2つの衛星放送受信回路
用電源電圧とを示している。
【0034】図7より無負荷および軽負荷時には水平偏
向回路用電源電圧である140Vの電源電圧は目標値
(140V)より高くなるが、音声出力用電源電圧およ
び2つの衛星放送受信回路用電源電圧である30V,1
8V,9Vの各電源電圧は良好な特性となる。このと
き、スイッチ手段23はオフとなり、テレビセットとし
ては留守録状態、すなわち電源としては負荷が軽い状態
であるので、レギュレーションのよい領域で動作してい
ることが分かる。
【0035】以上のように、テレビジョン受像機が映っ
ている状態と留守録状態とで、電源電圧を制御する誤差
増幅器40,59を切り替えることにより、軽負荷から
重負荷まで良好なレギュレーションを得ることができ
る。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、テレビジョン受像機が映っている状態と留守録
状態との両方で、つまり、テレビジョン用電源装置にお
いて、軽負荷から重負荷まで良好なレギュレーションを
得るための誤差増幅装置が、2個の誤差増幅器40,5
9とスイッチ手段60とを必要とし、これらが別部品と
して製造され、テレビセットに組み込む際に、部品点数
が多くなってコスト高になるという問題があった。
【0037】この発明の目的は、部品点数を削減してコ
ストダウンを達成することができる誤差増幅装置を提供
することである。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明の誤差増幅装置
は、高電圧用誤差増幅器および低電圧用誤差増幅器と前
記2つの誤差増幅器の出力を切り換えて出力するスイッ
チ手段とを一つのパッケージに納めるようにしている。
つまり、この発明の誤差増幅装置は、高負荷の高圧電源
電圧と低負荷の低圧電源電圧とを発生する一つのスイッ
チング電源の電源電圧安定制御を行うものであり、高圧
電源電圧を検出して第1の基準電圧と比較し誤差出力電
圧を発生する高電圧用誤差増幅器を設けるとともに、低
圧電源電圧を検出して第2の基準電圧と比較し誤差出力
電圧を発生する低圧用誤差増幅器を設け、さらに高圧用
誤差増幅器および低圧用誤差増幅器の出力を切り換えて
出力するスイッチ手段を設け、高圧用誤差増幅器と低圧
用誤差増幅器とスイッチ手段とを一つのパッケージに納
める。
【0039】
【作用】この発明の構成によれば、高負荷のときは、高
圧用誤差増幅器の誤差出力をスイッチ手段で出力し、こ
れに基づいてスイッチング電源の電源電圧安定制御を行
い、低負荷のときは、低圧用誤差増幅器の誤差出力をス
イッチ手段で出力し、これに基づいてスイッチング電源
の電圧安定制御を行う。この際、高圧用誤差増幅器およ
び低圧用誤差増幅器とスイッチ手段とが一つのパッケー
ジに納められたことにより、従来部品点数が3個であっ
たのが1個に削減される。しかも、単に一つのパッケー
ジに納めただけであるので、テレビジョン用電源装置に
おける電源の動作を何ら変更することない。
【0040】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照しな
がら説明する。図2はこの発明の一実施例である1次側
回生制御方式を用いたスイッチング電源の構成を示す回
路図であり、図1は図2における誤差増幅装置の構成を
示すブロック図である。図2において、符号22および
符号24から符号58までの各構成要素は、符号40の
構成要素を除き、図4のスイッチング電源20と同様で
ある。61はこの発明にかかる誤差増幅装置であり、図
4に示す誤差増幅器40,59およびスイッチ手段60
に代わるものであり、誤差増幅装置61は、誤差増幅器
40,59およびスイッチ手段60に相当する各構成要
素が一つのパッケージに内蔵された構成になっている。
【0041】図1において、67は高電圧用(140
V)用誤差増幅器(図4の誤差増幅器40に相当する)
であり、68は低電圧(18V)用誤差増幅器(図4の
誤差増幅器59に相当する)であり、69は高電圧用誤
差増幅器67および低電圧用誤差増幅器68の出力電圧
を切り換えて出力するスイッチ手段であり、これらが一
つのパッケージ70に納められている。
【0042】62から66は誤差増幅装置の各端子であ
り、62は高電圧(140V)検出端子であり、電源電
出力端子36からの水平偏向回路用電源電圧を検出す
る。63は低電圧(18V)検出端子であり、電源電圧
出力端子46からの衛星放送受信回路用電源電圧を検出
する。64はホトカプラドライブ端子、65はスイッチ
制御端子、66はグラウンド端子である。
【0043】以上のような構成の誤差増幅装置は、高電
圧検出端子62で検出される水平偏向回路用電源電圧
(140Vの電圧)と基準電圧とを比較し、その誤差電
圧出力をスイッチ手段69へ送る。一方、低電圧検出端
子63で検出される衛星放送受信回路用電源電圧(18
Vの電圧)と基準電圧とを比較し、その誤差電圧出力を
スイッチ手段69へ送る。スイッチ手段69は、スイッ
チ制御端子65の信号に応じて、高電圧用誤差増幅器6
7および低電圧用誤差増幅器68の何れか一方の出力電
圧を制御回路30へ供給することになる。テレビジョン
番組の視聴時は、スイッチ手段69を高電圧用誤差増幅
器67側に切り換え、留守録時は、スイッチ手段69を
低電圧用誤差増幅器68側に切り換える。
【0044】上記以外の点については従来例と同様であ
るので、説明を省略する。この実施例の誤差増幅装置に
よると、2つの誤差増幅器67,68とスイッチ手段6
9とを一つのパッケージ70に納めたことにより、従来
部品点数が3個であったのを1個に削減することがで
き、コストダウンを達成することができる。しかも、こ
の実施例のテレビジョン用電源装置の動作は、以上のよ
うに構成することによって、従来例と何ら変わりなく行
うことできる。
【0045】
【発明の効果】この発明の誤差増幅器によれば、2つの
誤差増幅器とスイッチ手段とを一つのパッケージに納め
たことにより、テレビジョン用電源装置における電源動
作を何ら変更することなく、従来部品点数が3個であっ
たのを1個に削減することができ、コストダウンを達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の誤差増幅装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例のテレビジョン用電源装置
において1次側回生制御方式を用いたスイッチング電源
の部分構成を示す回路図である。
【図3】従来のテレビジョン用電源装置を使用したテレ
ビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
【図4】図3における1次側回生制御方式を用いたスイ
ッチング電源の構成を示す回路図である。
【図5】図4のスイッチング電源の各部の動作波形を示
す波形図である。
【図6】図4のスイッチング電源の出力特性図である。
【図7】同じく図4のスイッチング電源の出力特性図で
ある。
【符号の説明】
61 誤差増幅装置 67 高電圧用誤差増幅器 68 低電圧用誤差増幅器 69 スイッチ手段 70 パッケージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高負荷の高圧電源電圧と低負荷の低圧電
    源電圧とを発生する一つのスイッチング電源の電源電圧
    安定制御用の誤差増幅装置であって、 高圧電源電圧を検出して第1の基準電圧と比較し誤差出
    力電圧を発生する高電圧用誤差増幅器と、低圧電源電圧
    を検出して第2の基準電圧と比較し誤差出力電圧を発生
    する低圧用誤差増幅器と、前記高圧用誤差増幅器および
    低圧用誤差増幅器の出力を切り換えて出力するスイッチ
    手段とを備え、 前記高圧用誤差増幅器と前記低圧用誤差増幅器と前記ス
    イッチ手段とを一つのパッケージに納めた誤差増幅装
    置。
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