JPH06124887A - 半導体装置の製造方法及びこれに使用できる基板洗浄装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及びこれに使用できる基板洗浄装置

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JPH06124887A
JPH06124887A JP27650691A JP27650691A JPH06124887A JP H06124887 A JPH06124887 A JP H06124887A JP 27650691 A JP27650691 A JP 27650691A JP 27650691 A JP27650691 A JP 27650691A JP H06124887 A JPH06124887 A JP H06124887A
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cleaning
substrate
photoresist
resist
semiconductor device
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Rikio Ikeda
利喜夫 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体基板周辺のレジストを残渣をも含めて除
去でき、よって基板周辺のレジストによる汚染、ダスト
発生を抑えることができる半導体装置の製造方法、及び
これに使用できる基板洗浄装置の提供。 【構成】半導体基板1上にフォトレジスト2を形成し、
基板1周辺部のフォトレジスト2を洗浄除去する工程を
有する半導体装置の製造方法において、フォトレジスト
溶剤による第1の洗浄工程と、この第1の洗浄工程にお
ける残渣除去のための第2の洗浄工程とを少なくとも備
え、例えば第2の洗浄は、第1の洗浄(位置(a))よ
りも洗浄位置が基板周辺側にある(位置(b))か、あ
るいは第1の洗浄よりもレジスト溶解性が低い条件で洗
浄を行う半導体装置の製造方法、及びこれに用いる基板
洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法、
及びこの製造方法に使用することができる基板洗浄装置
に関する。本発明は、LSIその他各種の半導体装置の
製造の際に使用することができ、例えば、微細な半導体
集積回路の製造に好ましく利用することができる。
【0002】
【従来の技術】フォトレジストを用いたリソグラフィ技
術は、半導体装置製造に際しての不可欠な技術となって
いる。
【0003】ところで近年、半導体装置例えばLSIの
高集積化、高性能化の進展に伴い、クリーン度及び工程
間、装置間の汚染防止についてますます厳しいものが要
求されている。
【0004】ところが、リソグラフィ工程後の半導体基
板(ウェハー)の周辺にはレジストが残っており、これ
がダスト発生の原因となる。また、次以降の工程を汚染
してしまう。
【0005】基板周辺のレジストによるダストは、次の
ようにして発生すると考えられる。 ステッパー(投影露光装置)におけるウェハー位置決
め用ピンとレジストとの接触。 次工程(エッチング、イオンインプランテーション
等)における位置決めピンとレジストとの接触。 位置決めピン(爪)によってレジストに圧力がかかり
焼き付く。このレジストが次々工程以降ではがれてダス
トとなる。
【0006】また、このダストは、汚染の原因となる。
例えば次のような汚染がもたらされるものである。 レジスト中の重金属(Na、Fe等)が濃縮され、ウ
ェハー表面に残る。これがウェハー内に拡散する(自己
汚染)。 レジスト中の金属が拡散炉内で、となりのウェハーに
飛んで拡散する。 レジスト中の金属が拡散炉内壁に付着し次のロットの
ウェハーに拡散し汚染する。 レジストの主成分(C)が拡散し、結晶欠陥を起こ
す。 CVD膜にむらが発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】上記したように、ウ
ェハー周辺に残るレジストによる汚染、ダスト発生は問
題になっており、これを除去することが強く要求されて
いる。
【0008】そこで近年、ウェハー周辺のレジストを除
去する方法として、エッジ露光法(周辺露光法)、及び
エッジリンス法(サイドリンス法)が提案されている。
【0009】エッジ露光法とは、レジスト塗布後、ウェ
ハー周辺に光をあててその部分のレジストを感光させ、
現像時に除去するものである。その構成例を図6に示
す。図6のように、光源7であるランプ等の光をグラス
ファイバー等の光伝達手段6により導いて、基板1上の
レジスト2の基板周辺部に該当する部分を露光するもの
である。図中11は基板1を回転可能に支持する支持台
をなすウェハーチャックである。
【0010】しかしこの方法は、装置が高価なうえ、レ
ジストが発泡し、レジストが飛び散ってダストとなる問
題がある。
【0011】エッジ露光におけるレジスト発泡の原因は
次の2つであり、その防止は困難である。 レジスト中の感光剤であるナフトキノンジアジドは、
光があたると窒素N2を出して、H2 Oと反応し、イン
デンカルボン酸となる。このN2 が急激に発生するた
め、レジストからうまく抜けず、レジスト中で泡状にな
り、レジストが破裂する。この発泡を抑えるには、エッ
ジ露光の照度を落とす必要があるが、スループットが悪
くなる。 一般にレジストの密着性を向上するため、HMDS
(ヘキサメチルジシラザン)でウェハー表面を疎水性に
変えることが行われる。このHMDSとレジストの感光
剤がエッジ露光によって急激に反応し、レジストが発泡
する。
【0012】特にAlパターンや、イオンインプランテ
ーションパターンに使用するレジストは厚いため(例え
ば2μm厚)、この発泡を抑えるのは困難である。更
に、ステッパーでのダスト発生は抑えられない。
【0013】一方エッジリンス法とは、図7(a)に示
すように、レジスト2を形成した半導体基板(ウェハ
ー)1(上面を図7(b)に示し、図7(b)ではレジ
ストを特に細点を施して示す)周辺にレジスト溶剤3を
噴射し、基板1周辺のレジスト2を溶解除去するもので
ある。除去時の状態を7(c)に示す。この洗浄は、一
般に支持台11(ウェハーチャック)を回転して、基板
1をスピンさせながら行う。図7(d)に、7(b)に
対応して示すように、この洗浄によって、基板1の周辺
部におけるレジスト2は除去される。図7(d)中、1
aはこの洗浄除去により、レジスト2がなくなった部分
を示す。
【0014】このエッジリンス法は、基板1の周辺部の
レジスト2を除去する手段としてすぐれた方法ではある
が、従来の技術によれば、一見レジストを完全に除去で
きたようでも、SEMによって精密に観察すると、レジ
ストが残っていることが本発明者の検討により判明し
た。即ち、電子顕微鏡使用のSEM観察にあっては、チ
ャージアップ防止のため、導電体である金を蒸着して行
われるのが通常であるが、本発明者は金蒸着無しでSE
M観察したところ、エッジリンスによってもレジスト残
渣があることがわかったものである。一般に金蒸着無し
だと、レジストが帯電し、よく見えるようになる。な
お、特開平1−253923号公報に、ガスを用いて塗
布膜を吹き付け除去する技術が開示されているが、ガス
を用いる手法は洗浄液によるリンスのように良好な塗膜
除去はできず、特に本発明が除去しようとする残渣につ
いては、ガスによる除去は不可能と考えられる。
【0015】このような微小なエッジリンス残渣は、次
のように生ずるものと推定される。図8及び図9を参照
する。図8(a)に示すエッジリンス後の基板1の部分
破断拡大図である図8(b)、及び図9に示すとおり、
エッジリンスが終了した時、エッジリンス用溶剤はレジ
スト膜2に接触して残っており(図9(a)参照)、こ
の残った溶剤にレジスト2が更に溶け出す。この溶剤は
ウェハーの回転によって図9(b)に示し、また図9
(c)に示すように振り切られるが、この時含まれるレ
ジストが残渣10となってしまう(図8(b)も参
照)。この残渣の根本的な原因は、エッジリンスの最後
までレジストが溶け出すことにあると考られる。
【0016】
【発明の目的】本発明は上記従来技術の問題点を除去し
て、半導体基板周辺のレジストを残渣をも含めて除去で
き、よって基板周辺のレジストによる汚染、ダスト発生
を抑えることができる半導体装置の製造方法、及びこれ
に使用できる基板洗浄装置を提供せんとするものであ
る。
【0017】
【問題点を解決するための手段】本出願の請求項1の発
明は、半導体基板上にフォトレジストを形成し、基板周
辺部のフォトレジストを洗浄除去する工程を有する半導
体装置の製造方法において、フォトレジスト溶剤による
第1の洗浄工程と、この第1の洗浄工程における残渣除
去のための第2の洗浄工程とを少なくとも備える半導体
装置の製造方法であって、これにより、第2の洗浄工程
によって残渣をも除去でき、よって上記目的が達成でき
る。
【0018】本出願の請求項2の発明は、半導体基板上
にフォトレジストを形成し、基板周辺部のフォトレジス
トを洗浄除去する工程を有する半導体装置の製造方法に
おいて、フォトレジスト溶剤による第1の洗浄工程と、
該第1の洗浄工程よりも洗浄位置が基板周辺側にある第
2の洗浄工程とを少なくとも備える半導体装置の製造方
法であって、これにより、第1の洗浄工程におけるより
更に基板周辺側を第2の洗浄工程で洗浄除去することに
より、残渣以外のレジストには影響を及ぼすことなく、
基板周辺の残渣を良好に洗浄でき、よって上記目的が達
成できる。
【0019】本出願の請求項3の発明は、半導体基板上
にフォトレジストを形成し、基板周辺部のフォトレジス
トを洗浄除去する工程を有する半導体装置の製造方法に
おいて、フォトレジスト溶剤による第1の洗浄工程と、
該第1の洗浄工程よりもレジスト溶解性が低い条件で洗
浄を行う第2の洗浄工程とを少なくとも備える半導体装
置の製造方法であって、第2の洗浄工程ではレジストの
溶解性の小さい条件で洗浄を行うので、レジストに影響
は及ぼさず、溶け易くなっている残渣のみを洗浄するた
め、特に洗浄部を基板周辺へ更に移さなくても残渣だけ
を良好に除去でき、よって上記目的が達成できる。
【0020】本出願の請求項4の発明は、半導体装置の
製造の際に半導体基板周辺部のフォトレジストを洗浄除
去する基板洗浄装置において、洗浄液を吐出する吐出口
が洗浄位置可変に設けられていることを特徴とする基板
洗浄装置であって、これにより請求項2の発明を容易に
実現できる。
【0021】本出願の請求項5の発明は、半導体装置の
製造の際に半導体基板周辺部のフォトレジストを洗浄除
去する基板洗浄装置において、洗浄液を吐出する吐出口
が複数設けられていることを特徴とする基板洗浄装置で
あって、これにより請求項2の発明を容易に実現でき
る。
【0022】本出願の請求項6の発明は、半導体装置の
製造の際に半導体基板周辺部のフォトレジストを洗浄除
去する基板洗浄装置において、2以上の性質の異なる洗
浄液の吐出を切換え可能にする機構が設けられているこ
とを特徴とする基板洗浄装置であって、これにより請求
項3の発明を容易に実現できる。
【0023】本出願の請求項7の発明は、半導体装置の
製造の際に半導体基板周辺部のフォトレジストを洗浄除
去する基板洗浄装置において、洗浄液の温度条件を変え
る温調手段と、該温度条件の異なる洗浄液の吐出を切換
え可能にする機構が設けられていることを特徴とする基
板洗浄装置であって、これにより請求項3の発明を容易
に実現できる。
【0024】
【実施例】以下本出願の各発明の実施例について、図面
を参照して説明する。但し当然のことではあるが、各発
明は以下述べる実施例によって限定を受けるものではな
い。
【0025】実施例1 この実施例は、ダストや汚染を嫌う微細に集積化された
半導体装置の製造に、本発明を適用したものである。
【0026】本実施例においては、図1に示すように、
洗浄液を吐出する吐出口4が洗浄位置可変に(図1の
(a)(b)で示す位置に任意に移動可能に)設けられ
ている基板洗浄装置を用いる。
【0027】この装置を使用して、半導体基板上にフォ
トレジスト2を形成した半導体基板1の、基板1周辺部
のフォトレジスト2を洗浄除去する場合に、フォトレジ
スト溶剤による第1の洗浄工程と、この第1の洗浄工程
における残渣除去のための第2の洗浄工程とを行うに際
し、フォトレジスト溶剤による第1の洗浄工程を図1の
(a)の位置に溶剤吐出口4があるときに行い、かつこ
の第1の洗浄工程よりも洗浄位置が基板周辺側にある第
2の洗浄工程を、基板周辺側に移動した図1の(b)の
位置に溶剤吐出口4があるときに行うようにしたもので
ある(図2も参照)。
【0028】更に詳しくは、本実施例においては、半導
体基板1にフォトレジスト2を塗布した後、エッジリン
スノズルである溶剤吐出口4から溶剤3を吐出して、レ
ジスト2を除去する。
【0029】その後、図示(a)点から(b)点に溶剤
吐出口4を移動し、再度溶剤を吐出する。
【0030】(b)点では、レジスト膜はなく、残渣が
残っている。図2に拡大して示すとおりである。よって
これを溶剤で除去する。ここで、残渣は溶剤を充分含ん
でおり、レジスト膜より溶けやすい。従ってこれにより
充分な洗浄がなされ、残渣は残らない。用いる溶剤は、
レジスト溶剤となり得るものなら任意であるが、一般に
は、レジスト塗布に用いる溶剤(レジスト専用溶剤)を
用いるのでよい。
【0031】また、実施にあたっては、(a)点から
(b)点へ吐出口4を移動しながら溶剤を吐出するよう
にしてもよい。
【0032】本実施例では、具体的には、(a)点はウ
ェハーエッジから5mm、(b)点は4mmの位置とし
た。
【0033】エッジリンスの残渣の原因は、レジスト
に、エッジリンスの溶剤が最後まで接触していることに
あると考えられるが、本実施例によれば、この残渣をほ
ぼ完全に除去して、レジストによるダスト等の発生を防
止できる。
【0034】実施例2 この実施例も、実施例1と同様な半導体装置の製造に本
発明を具体化したものである。
【0035】本実施例においては、図3に示すように、
洗浄液である溶剤3を吐出する吐出口4a,4bが複数
(ここでは2本)設けられている基板洗浄装置を用い
る。
【0036】この装置を使用して、半導体基板上にフォ
トレジスト2を形成した半導体基板1の、基板1周辺部
のフォトレジスト2を洗浄除去する場合に、フォトレジ
スト溶剤による第1の洗浄工程と、この第1の洗浄工程
における残渣除去のための第2の洗浄工程とを行うに際
し、フォトレジスト溶剤による第1の洗浄工程を図3の
溶剤吐出口4aを用いて行い、かつこの第1の洗浄工程
よりも洗浄位置が基板周辺側にある第2の洗浄工程を基
板周辺側に位置する溶剤吐出口4bを用いて行うように
したものである。
【0037】即ち、本実施例では、エッジリンスノズル
である吐出口を2本(吐出口4a及び4b)を各々位置
を変えて設ける。最初に、吐出口4aのノズルでレジス
ト膜2を除去し、次に吐出口4bのノズルで残渣を除去
する。
【0038】本実施例も、実施例1と同様の効果を有す
る。
【0039】実施例3 この実施例も、実施例1と同様な半導体装置の製造に本
発明を具体化したものである。
【0040】本実施例においては、図4に示すように、
2以上の性質の異なる洗浄液3A,3Bの吐出を切換え
可能にする機構5(ここでは電磁弁を使用)が設けられ
ている基板洗浄装置を用いる。
【0041】この装置を使用して、半導体基板上にフォ
トレジスト2を形成した半導体基板1の、基板1周辺部
のフォトレジスト2を洗浄除去する場合に、フォトレジ
スト溶剤による第1の洗浄工程と、この第1の洗浄工程
における残渣除去のため第2の洗浄工程とを行うに際
し、フォトレジスト溶剤による第1の洗浄工程と、該第
1の洗浄工程よりもレジスト溶解性が低い条件で洗浄を
行う第2の洗浄工程と行うようにしたものである。
【0042】本実施例においては、2種類以上の溶剤を
エッジリンス用溶剤として吐出する。エッジリンス工程
の途中で、溶剤を切換える。具体的には、まず、ノズル
である溶剤吐出口4からエッジリンス用溶剤のECA
(エチルセロソルブアセテート)を吐出し、レジスト膜
2を除去する。その後、より溶解性の弱い溶剤であるエ
タノールを吐出し、残渣を除去する。
【0043】ECAによってレジスト膜は除去される
が、残渣は残ってしまう。この残渣のみを溶解除去する
ため、エタノールで洗浄する。
【0044】残渣は溶剤を多量に含んでおり、エタノー
ルに溶け易くなっている。一方、レジスト膜2はエタノ
ールには溶けない。よって残渣のみが、エタノールで除
去される。
【0045】本実施例において、溶解性の低い溶剤とし
て、エタノール以外には、ヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、メタノール、酢酸メチル、N−メチルカプロラクタ
ン、DMF、DMSO等を用いることができる(なおベ
ンゼン、トルエンは安全上の問題があるので、この点を
留意する必要がある)。
【0046】実施例4 この実施例も、実施例1と同様な半導体装置の製造に本
発明を具体化したものである。
【0047】本実施例においては、図5に示すように、
洗浄液の温度条件を変える温調手段61,62と、該温
度条件の異なる洗浄液の吐出を切換え可能にする機構5
(ここでは電磁弁を使用)が設けられている基板洗浄装
置を用いた。
【0048】この装置を使用して、半導体基板上にフォ
トレジスト2を形成した半導体基板1の、基板1周辺部
のフォトレジスト2を洗浄除去する場合に、フォトレジ
スト溶剤による第1の洗浄工程と、この第1の洗浄工程
における残渣除去のための第2の洗浄工程とを行うに際
し、フォトレジスト溶剤による第1の洗浄工程と、該第
1の洗浄工程よりもレジスト溶解性が低い条件で洗浄を
行う第2の洗浄工程とを行うようにしたものである。
【0049】本実施例においては、温度の異なる溶剤を
2つ以上接続し、エッジリンス工程の途中でウェハー上
の溶剤の温度が変化するようにする。具体的には、まず
エッジリンスノズルである吐出口4から23℃に制御さ
れたエッジリンス液を吐出しレジスト膜を除去する。そ
の後、今度は15℃に制御されたエッジリンス液を吐出
し残渣を除去する。
【0050】ここでは溶剤として、フェノールノボラッ
ク系ポジレジストに対して、ECAを用いた。
【0051】図5中、61は溶剤温度を23℃に制御す
る温調手段である温調器、62は溶剤温度を15℃に制
御する温調手段である温調器、7は恒温水、8は熱交換
器(ウォータージャケット)である。
【0052】有機溶剤の溶解性は、その温度に比例し、
温度が低いと溶解性は落ちる。よって、15℃位に冷や
された溶剤は、レジストを溶かすことができない。
【0053】一方、残渣は溶剤を多量に含んでおり、溶
け易くなっているため、これは冷却された溶剤にも容易
に溶ける。よって、第2の洗浄工程において、残渣のみ
が選択的に除去される。
【0054】本実施例において、上記温度差は5℃以上
が望ましい。
【0055】
【発明の効果】上述したように、本出願の各発明によれ
ば、半導体基板周辺のレジストを残渣をも含めて除去で
き、よって基板周辺のレジストには汚染、ダスト発生を
抑えることができる半導体装置の製造方法、及びこれに
使用できる基板洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構成図である。
【図2】実施例1の詳細図であるとともに、溶剤吐出位
置を更に詳しく示すものである。
【図3】実施例2の構成図である。
【図4】実施例3の構成図である。
【図5】実施例4の構成図である。
【図6】従来技術を説明する図であり、エッジ露光法を
示す図である。
【図7】従来技術を説明する図であり、従来のエッジリ
ンス法を示す図である。
【図8】従来技術の問題点を説明する図であり、エッジ
リンス残渣を示す図である。
【図9】従来技術の問題点を説明する図であり、エッジ
リンス残渣の原因を説明する図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(ウェハー) 2 フォトレジスト 3 溶剤(洗浄液) 4,4a,4b 溶剤(洗浄液)吐出口 5 切換え機構(電磁弁) 61,62 温調手段(温調器)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にフォトレジストを形成し、
    基板周辺部のフォトレジストを洗浄除去する工程を有す
    る半導体装置の製造方法において、 フォトレジスト溶剤による第1の洗浄工程と、 この第1の洗浄工程における残渣除去のための第2の洗
    浄工程とを少なくとも備える半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板上にフォトレジストを形成し、
    基板周辺部のフォトレジストを洗浄除去する工程を有す
    る半導体装置の製造方法において、 フォトレジスト溶剤による第1の洗浄工程と、 該第1の洗浄工程よりも洗浄位置が基板周辺側にある第
    2の洗浄工程とを少なくとも備える半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】半導体基板上にフォトレジストを形成し、
    基板周辺部のフォトレジストを洗浄除去する工程を有す
    る半導体装置の製造方法において、 フォトレジスト溶剤による第1の洗浄工程と、 該第1の洗浄工程よりもレジスト溶解性が低い条件で洗
    浄を行う第2の洗浄工程とを少なくとも備える半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】半導体装置の製造の際に半導体基板周辺部
    のフォトレジストを洗浄除去する基板洗浄装置におい
    て、 洗浄液を吐出する吐出口が洗浄位置可変に設けられてい
    ることを特徴とする基板洗浄装置。
  5. 【請求項5】半導体装置の製造の際に半導体基板周辺部
    のフォトレジストを洗浄除去する基板洗浄装置におい
    て、 洗浄液を吐出する吐出口が複数設けられていることを特
    徴とする基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】半導体装置の製造の際に半導体基板周辺部
    のフォトレジストを洗浄除去する基板洗浄装置におい
    て、 2以上の性質の異なる洗浄液の吐出を切換え可能にする
    機構が設けられていることを特徴とする基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】半導体装置の製造の際に半導体基板周辺部
    のフォトレジストを洗浄除去する基板洗浄装置におい
    て、 洗浄液の温度条件を変える温調手段と、該温度条件の異
    なる洗浄液の吐出を切換え可能にする機構が設けられて
    いることを特徴とする基板洗浄装置。
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