JPH06124878A - 電子線描画装置 - Google Patents

電子線描画装置

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Publication number
JPH06124878A
JPH06124878A JP4274482A JP27448292A JPH06124878A JP H06124878 A JPH06124878 A JP H06124878A JP 4274482 A JP4274482 A JP 4274482A JP 27448292 A JP27448292 A JP 27448292A JP H06124878 A JPH06124878 A JP H06124878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron gun
electron beam
electron
resist pattern
beam lithography
Prior art date
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Pending
Application number
JP4274482A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakamura
中村洋之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH06124878A publication Critical patent/JPH06124878A/ja
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  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子線描画装置の電子銃の温度を直接測るこ
とにより、電子銃を常に安定した状態で使用可能にし、
高精度のレジストパターンの描画を可能にする。 【構成】 電子銃17から発生した電子を基板上に集束
し、所望のパターンを高精度に描画する電子線描画装置
において、電子銃17の加熱温度を測定するための熱電
対11を電子銃17内に設けて、基板上に電子線描画で
レジストパターンを形成する際、電子銃17の温度を直
接測定することにより、常に再現性の高い電子線を得る
ことができ、高精度のレジストパターンの描画が可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI、超LSI等の
高密度集積回路の製造の際に用いる電子線描画装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路等の高性能化、高
集積度化への要求は一層増大している。そのため、従来
の紫外線を用いたフォトリソグラフィーに代わって、電
子線、軟X線、イオンビーム等を用いるリソグラフィー
により、超微細パターン加工技術を確立する努力が払わ
れている。特に、フォトマスクの製造においては、すで
に電子線リソグラフィーが工業的に実用化されており、
ウェーハ基板への電子線の直接描画も試みられている。
【0003】一方、このような超微細リソグラフィー技
術を可能とするために使用されるレジスト材料も、それ
に応える特性を有するものでなければならないし、レジ
ストプロセスも非常に重要となり、また、露光装置に要
求される描画精度も非常に厳しくなってくる。
【0004】これらの中で、露光装置の高精度化のため
には、電子銃の高性能化が最も重要な項目の1つであ
る。
【0005】電子線描画装置は、例えば、図3に模式的
に示すような構成になっている。この例の場合、電子銃
17は陰極14、ウェーネルト15及び陽極16から構
成されており、電子銃17から放出された電子ビーム
は、アライメントコイル18によりビーム中心が光軸に
調節され、第1アパーチャ19で周辺のボケ部分がカッ
トされ、縮小レンズ系20を経てビーム径が縮小され、
第2アパーチャ21によりビーム成形され、対物レンズ
22により描画面23上に集束されて描画する。なお、
図示しない偏向電極が、第2アパーチャ21と描画面2
3の間に設けられている。電子銃17の陰極14とし
て、最近、LaB6 (ランタンヘキサボライド)単結晶
を用いるものが使用されている。
【0006】このような描画装置の精度を維持するため
には、電子銃を常に最適な条件下で使用する必要があ
る。
【0007】従来、描画装置に窓を設けて、電子銃の加
熱温度を赤外線温度計にて測定する方法が行われている
場合もあったが、測定精度が低いという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような電子銃を常
に安定して使用するための最も重要な条件の1つに、電
子銃から熱電子を放出するための加熱温度がある。電子
銃は、一般的に、例えばLaB6 からなる陰極材料をヒ
ーター材(例えば、カーボン)で挟み、このヒーター材
に電流を流して加熱される。
【0009】しかしながら、この電子銃の加熱は、ヒー
ター材に流す電流のみで制御しているために、ヒーター
材の材質等のばらつきにより、加熱温度が変動してしま
うという問題があった。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、上記問題点を解決するため
に、電子銃の温度を直接測ることにより、電子銃を常に
安定した状態で使用可能にし、高精度のレジストパター
ンの描画を可能にすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決すべく
種々研究の結果、電子線描画装置の電子銃の加熱温度を
測定するための熱電対を電子銃内に設けて、電子銃の温
度を直接モニターすることによって、上記の問題点を解
決できることを見出して、本発明を完成したものであ
る。
【0012】すなわち、本発明の電子線描画装置は、電
子銃から発生した電子を基板上に集束し、所望のパター
ンを高精度に描画する電子線描画装置において、電子銃
の加熱温度を測定するための熱電対を電子銃内に設けた
ことを特徴とするものである。
【0013】1つの例として、電子銃の陰極をランタン
ヘキサボライドから構成し、その加熱温度を熱電対によ
って測定すると、高精度のレジストパターンの描画が可
能になる。
【0014】
【作用】本発明においては、電子銃の加熱温度を測定す
るための熱電対を電子銃内に設けたので、基板上にこの
電子線描画装置を用いて電子線描画でレジストパターン
を形成する際、電子銃の温度を直接測定することによ
り、常に再現性の高い電子線を得ることができ、高精度
のレジストパターンの描画が可能になる。
【0015】
【実施例】本発明の電子線描画装置の実施例について、
以下に図面を用いて説明する。GaAsウェーハ基板を
用いたHEMT(高電子移動度トランジスタ:High
Electron Mobility Transi
stor)のゲート電極を以下の手順で作成した。
【0016】まず、図1(a)に示すように、半絶縁性
GaAs基板1、高純度GaAsエピタキシャル層2、
n型AlGaAs層4を順次成膜後、ソース・ドレイン
電極金属(AuGe−Au)5、6を真空蒸着し、二次
元電子チャンネル3とオーミック接触を得るために合金
化を行った。
【0017】次に、図1(b)に示すように、ポリメチ
ルメタクリレートを主成分とするレジスト(商品名:東
京応化(株)製OEBR−1000)をスピンナー塗布
したものを170℃でプリベーキングし、膜厚0.5μ
mのレジスト膜7を得た。
【0018】次に、図3のような構成の電子線描画装置
を用いて、図1(c)に示すように、電子線8の直接描
画により、ゲートパターンの潜像を形成した。その際、
電子銃17には、図2に示すように、白金ロジウム(P
t60%,Rh40%−Pt80%,Rh20%)熱電
対11をLaB6 陰極14の背後に配置し、ヒーター加
熱用電極12間に電流を流して陰極14を挟むヒーター
13を加熱し、陰極14が安定的に1550℃に加熱さ
れていることを確認した後、電子線描画を行った。
【0019】そして、現像液(メチルイソブチルケト
ン:イソプロピルアルコール=1:3)に23℃、60
秒浸漬して現像後、リンス液(イソプロピルアルコー
ル)に23℃、30秒浸漬してリンスし、図1(d)に
示すように、幅0.3μmの抜けパターンを持つレジス
トパターンを得た。
【0020】このようにして得られたレジストパターン
をマスクとして、図1(e)に示すように、スパッタ法
にてTi、Pt、Auを順次堆積してゲート電極金属膜
9を成膜した後、アセトンを用いてレジスト膜7を溶解
させると同時に、ゲート電極膜9を除去し、図1(f)
に示すようなゲート長0.30±0.03μmの寸法精
度の高いHEMTデバイスのAuゲート10を形成し
た。
【0021】以上、本発明の電子線描画装置を実施例に
基づいて説明したが、本発明はこの実施例に限定されず
種々の変形が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電子線描画装置によると、電子銃の加熱温度を測定す
るための熱電対を電子銃内に設けたので、基板上にこの
電子線描画装置を用いて電子線描画でレジストパターン
を形成する際、電子銃の温度を直接測定することによ
り、常に再現性の高い電子線を得ることができ、高精度
のレジストパターンの描画が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子線描画装置を用いてHEMTデバ
イスを製造する工程を示す断面図である。
【図2】本発明の電子線描画装置の電子銃の1実施例の
断面図である。
【図3】電子線描画装置の1例の構成を模式的に示す図
である。
【符号の説明】
1…半絶縁性GaAs基板 2…高純度GaAsエピタキシャル層 3…二次元電子チャンネル 4…n型AlGaAs層 5…ソース電極 6…ドレイン電極 7…レジスト膜 8…電子線 9…ゲート電極金属膜 10…ゲート電極 11…熱電対 12…ヒーター加熱用電極 13…ヒーター 14…LaB6 陰極 15…ウェーネルト 16…陽極 17…電子銃 18…アライメントコイル 19…第1アパーチャ 20…縮小レンズ系 21…第2アパーチャ 22…対物レンズ 23…描画面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子銃から発生した電子を基板上に集束
    し、所望のパターンを高精度に描画する電子線描画装置
    において、電子銃の加熱温度を測定するための熱電対を
    電子銃内に設けたことを特徴とする電子線描画装置。
  2. 【請求項2】 電子銃の陰極がランタンヘキサボライド
    からなり、その加熱温度を熱電対によって測定すること
    を特徴とする請求項1記載の電子線描画装置。
JP4274482A 1992-10-13 1992-10-13 電子線描画装置 Pending JPH06124878A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4274482A JPH06124878A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 電子線描画装置

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JP4274482A JPH06124878A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 電子線描画装置

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Publication Number Publication Date
JPH06124878A true JPH06124878A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17542310

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4274482A Pending JPH06124878A (ja) 1992-10-13 1992-10-13 電子線描画装置

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JP (1) JPH06124878A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995033940A1 (de) * 1994-06-03 1995-12-14 Merkel Dichtelemente Gmbh Gleitringdichtung

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