JPH06124261A - コンピュータ・データ経路指定装置 - Google Patents

コンピュータ・データ経路指定装置

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JPH06124261A
JPH06124261A JP3279028A JP27902891A JPH06124261A JP H06124261 A JPH06124261 A JP H06124261A JP 3279028 A JP3279028 A JP 3279028A JP 27902891 A JP27902891 A JP 27902891A JP H06124261 A JPH06124261 A JP H06124261A
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JP3279028A
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Charles P Zeller
ピー.ゼラー チャールズ
Terry J Parks
ジェイ.パークス テリー
Michael D Durkin
ディー.ダーキン マイクル
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Dell USA LP
Original Assignee
DER U S EE LP
Dell USA LP
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4009Coupling between buses with data restructuring
    • G06F13/4018Coupling between buses with data restructuring with data-width conversion
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ディジタル・コンピュータ・システムにおい
てマッチしていない複数の装置間にデータを転送用のイ
ンタフェースを備えてデータの転送を可能にさせる。 【構成】 ディジタル・コンピュータ・システムは、プ
ロセッサ6、メモリ及び相互接続データ・バス16を備
えており、これらは全て第1のデータ幅のデータ単位を
取り扱うように構築されている。更に、データ・バスに
は、第2のデータ幅のデータ単位を取り扱うように構築
された入出力装置18が接続されている。転送すべきデ
ータ幅を調整して受け取る装置即ちバスのデータ幅に一
致させることにより、異なるデータ幅の装置間でデータ
を転送することができる。データ幅を制御するために、
授受する複数装置のデータ幅に基づいてデータ・バイト
を転送する経路を変更させる制御手段を備え、転送方向
が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ・システ
ムの要素間におけるデータ・ワードを転送する方法及び
装置に関し、特にプロセッサ及び/又は入出力装置のよ
うなコンピュータ・システムの要素間におけるデータ・
ワードを転送する方法及び装置に関する。要素が同一幅
のデータ・ワードを処理するように構築されているか否
【0002】
【従来の技術】当該技術分野において習熟する者にとっ
て周知のように、コンピュータ・システムはサブシステ
ム間でデータを転送する経路を介して相互接続された多
数のサブシステムからなる。このような2つのサブシス
テムは中央処理装置(“プロセッサ”)即ちプロセッサ
・サブシステム、メモリ及び多重メモリ装置からなるメ
モリ及びメモリ・サブシステム(“メモリ”)である。
このプロセッサは命令シーケンスを実行することにより
コンピュータ・システムの動作を制御してデータについ
て一連の数学的な処理を実行させる。命令及びデータは
共に論理1及び0の二進数の情報パターンとしてコンピ
ュータのメモリに記憶される。プロセッサ及びメモリが
コンピュータ・システムの最も本質的なサブシステムを
表すが、実質的に全てのコンピュータ・システムにはコ
ンピュータ・システムへの又はこれからの情報を転送す
るための任意数の入出力(“I/O”)装置も含まれ
る。コンピュータ・システムに用いられる最も通常的な
I/O装置には情報及び命令を入力するキーボードと、
ユーザに情報をフィードバックするビデオ・モニタ及び
プリンタと記憶した情報を永久に記録する又は付加的な
ソフトウェアを実行するディスク・ドライブ又はハード
・ディスクが含まれる。コンピュータ・システムにI/
O装置を組み込むために、I/O装置はコンピュータの
出力(“I/Oポート”)に接続され、更にI/Oポー
トはI/O装置とコンピュータ・サブシステムとの間の
経路となる。
【0003】更に、当該技術分野に習熟する者には周知
のように、全てのコンピュータ・システムには、プロセ
ッサ、メモリ、及び特定のコンピュータ・システムに含
まれている他のサブシステム間の通信チャネル又は“バ
ス”が備えられる。典型的には、コンピュータ・システ
ムはメモリへ及びメモリからデータを転送するデータ・
バスと、与えられたメモリ・アドレス及びコンピュータ
・システムに含まれている全てのサブシステムにタイミ
ング・バルス及び制御バルスを転送する制御バルスとが
備えられる。更に、I/Oポートはバスにも接続されて
おり、I/O装置をコンピュータ・システムに接続させ
る。
【0004】コンピュータ要素間ではデータ・ワードの
形式により情報が転送される。データ・ワードは、二進
ディジットのシーケンス、即ち各ビットが“1”又は
“0”に等しい複数ビットである。データ・ワードの大
きさは異なる設計のコンピュータ要素間で変化し得る
が、データ・ワードは最も通常的には長さが8ビットと
32ビットとの間にある。一般的に、コンピュータ・シ
ステムが益々高速性を追求しているので、データを大き
な単位処理することができるように、かつコンピュータ
・システムにより単位時間当り更に多くのデータ・ビッ
トを転送するようにデータ・ワードの大きさを増加させ
た。例えば、16ビット・ワードを用いたプロセッサ・
サブシステムは共通してつい数年前であったが、インテ
ル(株)が製造した80386及び80486マイクロ
プロセッサのように当該技術分野の現在のプロセッサ・
サブシステムは、32ビット、いわゆる2倍ワード・ア
ーキテクチャーを採用してより速いデータの取り扱いを
する。同様に、現在、コンピュータ・システムのメモリ
・サブシステムは、より速いアクセスにより、64ビッ
ト単位、即ち各16ビットの4連続ワード又は各32ビ
ットの2連続倍ワードによりを記憶し、かつ取り扱うこ
とができる。
【0005】各コンピュータ・システム、及び組み合わ
せによりコンピュータ・システムを形成するI/O装置
は、指定された数のビットからなる複数単位によるデー
タを転送するように構築される。サブシステム又はI/
O装置が一つの単位として処理することができるビット
数は、一般的に“データ幅”と呼ばれる。一対のI/O
装置又は1I/O装置及びサブシステムのように、一対
のサブシステムが同一のデータ幅を有するように構築さ
れていれば、両者は“同一種”である即ち互いに“マッ
チ”している。受信装置が設計されている同一単位の大
きさにより送信装置がデータを出力してアクセスすると
きは、接続バスを介する同一種の装置間のデータ転送は
相対的に簡単となる。しかし、一対のサブシステム、一
対のI/O装置又は−I/O装置及びサブシステムが異
なるデータ幅により構築されているときは、両者は“異
種”即ち“ミスマッチ”である。異種の装置は同一の大
きさのデータ単位により接続バスをアドレス指定するに
従って、異種の装置間におけるデータ転送はもっと複雑
となる。
【0006】ミスマッチのサブシステム及び/又はI/
Oポートからなるコンピュータ・システムは、任意数の
理由が原因である。例えば、増加する大きな単位により
データ転送を可能とした技術的な発達により、年代的に
しばしば間隔を不均一にしている。従って、既存のI/
O装置が古い8ビット、更には16ビットのプロセッサ
・サブシステムにマッチしているが、このI/O装置は
新しい32ビットのプロセッサ・サブシステムを接続す
ればミスマッチとなる。その結果、システムの設計者
は、もっと大きなデータ単位を取り扱う改良されたサブ
システムに基づく1コンピュータ・システムの処理速度
における改良を利するために、ミスマッチの装置につい
て何らかの方法により補償しない限り、同一の大きさの
データ単位をアクセスできない全てのサブシステム及び
I/O装置を置き替えざるを得ないことになる。
【0007】例えば、グラチオッチ(Graciott
i)に対する米国特許第4,716,527号は、周辺
装置、拡張装置、及び16ビットのデータ・バスからデ
ータを受け取るバス・コンバータを設けることにより8
ビットのデータ・バスように設計された関連のソフトウ
ェアと両立し得る16ビットのデータ・バス・マイクロ
プロセッサを作るための装置に関するものであり、デー
タ・バスを上位部分及び下位部分に分割している。次い
で、上位部分及び下位部分が選択的に8ビットのデータ
・バスに接続することができる。即ち、マイクロプロセ
ッサからの16ビット・ワードが8ビット幅の外部装置
に転送しているときは、上位部分及び下位部分が選択的
に8ビット幅の外部装置に接続される。
【0008】より広いデータ・バスの幅に対応した幅を
持つデータ・レジスタと、適当なシーケンスにより一回
に一つだけ、データ・レジスタの異なる部分を狭いデー
タ・バスに接続する選択回路とによって、広いデータ・
バスを狭いデータ・バスに接続すると、満足すべき動作
が得られるが、このような型式のインタフェース機構は
他の応用においてデータの移動を困難にさせる恐れがあ
る。特に、多重データ処理装置がインタフェース機構の
一方に接続され、同時にインタフェース機構の他方のデ
ータ処理装置がデータ転送を実行するように必ずしも準
備完了となっておらず、多重装置のうちの一つが多重装
置のうちの他方のデータ転送の完了を待機する必要があ
るときは、遅延が発生し得る。
【0009】同様に、ディンウディー(Dinwidd
ie Jr)に対する米国特許第4,309,754号
は異なるビット幅のインタフェース・バス用のデータ・
インタフェース機構に関するものである。データ・バイ
トを複数のバイト・データ・ワードに変換するために、
ディンウディーは2つのデータ・バスと、制御信号を発
生するアドレス機構との間に位置する複数のランダム・
アクセス(RAM)メモリ装置を提供するものである。
狭いデータ・バスヘ又はこれからの連続的なデータ転送
において、一連の異なるチップ選択信号は一つづつ反復
するシーケンスにより異なるRAM装置を選択して連続
的なデータ・バイトを転送させる。しかし、グラチオチ
ーと同様に、インタフェースするバスの幅が変わると、
反復するアクセス・シーケンスはディンウディー特許を
特に柔軟性のないものにしている。更に、ディンウディ
ー特許の回路により発生したチップ選択信号は、幅が変
化するインタフェース間の差によりデータを転送できな
いものとなるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の特徴において、本
発明は、8、16又は32ビット幅のI/O装置により
出力される複数のデータ単位を32ビット幅のデータ・
バスに転送するデータ・インタフェースを有したディジ
タル・コンピュータ・システムを備えている。I/O装
置の幅に従って、各出力バイトは第1、第2、第3又は
第4のデータ・バイトとなる。データ・インタフェース
は一連の4ラッチと、I/O装置から出力される各第
1、第2、第3及び第4のデータ・バイトを前記ラッチ
のうちの少なくとも一つの入力に個々に転送する手段と
を備えている。32ビットのデータ・ワードはラッチの
出力に累積され、次いでデータ・バスに転送される。
【0011】他の特徴において、本発明は32ビット幅
のデータ・バスにより出力される複数のデータ単位を
8、16又は32ビット幅のI/O装置に転送させるデ
ータ・インタフェースを有したディジタル・コンピュー
タ・システムを備えている。データ・インタフェースは
1/O装置の幅に等しい幅の出力駆動手段と、データ・
バスの出力に接続された少なくとも一つの入力及び前記
出力駆動手段に接続された1出力を有する第1のマルチ
プレクサと、データ・バスの出力に接続された少なくと
も一つの入力及び前記出力駆動手段に接続された1出力
を有する第2のマルチプレクサと、前記データ・バスの
出力と前記出力駆動手段との間の直接接続と、32ビッ
トのデータ・バスから出力される各前記第1、第2、第
3及び第4のデータ・バイトを前記出力駆動手段に個々
に転送する手段とを備えている。
【0012】更に、他の特徴において、本発明は、デー
タ累積なしに、I/O装置から出力される8、16又は
32ビット幅のデータ単位を累積することにより、8、
16又は32ビット幅の1/O装置から出力されるデー
タ単位を32ビット幅のデータ・バスへ転送し、かつ3
2ビット幅のデータ・バスから出力されるデータ単位を
8、16又は32ビット幅の1/O装置へ転送するデー
タ・インタフェースを有したディジタル・コンピュータ
・システムを備えている。2方向のデータ・インタフェ
ースは、前記第1、第2、第3及び第4のラッチと、前
記I/O装置から出力される第1、第2、第3及び第4
のデータ・バイトをラッチのうちの一つの入力に個々に
転送する手段と、前記各ラッチの出力に転送されたデー
タ・バイトをラッチし、これにより前記ラッチの出力に
32データ・ワードを累積する手段と、累積した前記3
2データ・ワードを前記データ・バスに転送する手段
と、出力駆動手段と、前記32ビットのデータ・バスか
ら出力される前記第1、第2、第3及び第4のデータ・
バイトを累積なしに前記出力駆動手段へ個々に転送する
手段とを備えている。
【0013】更に他の特徴において、本発明は、ミスマ
ッチの装置間のデータ転送を可能にするコンピュータ・
システムを備えている。コンピュータ・システムはプロ
セッサ・サブシステム、メモリ・サブシステム、及び相
互接続プロセッサ・バスを備えており、全て第1のデー
タ幅のデータ単位を取り扱うように構築されている。更
に、プロセッサ・バスには、第2のデータ幅のデータ単
位を取り扱うように構築された少なくとも一つのI/O
装置が接続されている。転送しているデータの幅を調整
して受信装置又はバスの幅と一致させることにより、デ
ータを装置、及び/又は異なるデータ幅のサブシステム
間で転送することができる。データ幅を調整するため
に、転送し、かつ受信している装置又はサブシステムの
幅と、転送の方向に基づいてデータ・バイトを転送して
いる経路を変更する制御手段が備えられている。
【0014】要約すると、本発明は、各データ転送につ
いての符号又は符号シーケンスによりデータ経路指定を
制御する一組のバス信号により特殊なデータ経路指定及
びラッチ要素を置換する。これらのデータ経路指定信号
は、バス・インタフェースで最大データ幅を有し、かつ
経路指定プロトコルを実行する1以上の装置を含む必要
のあるコンピュータ・システムにより発生される。
【0015】経路指定装置のバス・インタフェース・ロ
ジックは、経路指定装置と非経路指定装置との間の転送
のときに他の装置による1以上の転送が発生すると、1
以上の経路指定符号を発生する。選択可能な経路指定装
置のインタフェース装置は、2つの非経路指定装置間の
転送のときに2つの非経路指定装置がミスマッチであ
り、従って経路指定を必要とするときは、コンピュータ
・システムのための経路指定サービスを実行する。
【0016】この発明の利点は、必要とする要素が少な
いことである。上流方向へ両立可能なコンピュータ・シ
ステムは共存するバス・プロトコルの多重発生を支持す
る。データ経路指定を含むプロトコルを実行するI/O
装置か適当なバス・インタフェースを有するときは、経
路指定バス・インタフェース・ロジックを安価に集積化
することができる。
【0017】本発明の目的は、ミスマッチのデータ幅に
もかかわらず、2つの間で転送することができるよう
に、コンピュータ・システム及びI/O装置のデータ・
バスをインタフェース接続する手段を提供することにあ
る。
【0018】この発明の他の目的は、コンピュータ・サ
ブシステムとミスマッチのI/O装置との間のインタフ
ェースと共に、一対のミスマッチのI/O装置間のイン
タフェースを有するコンピュータ・システム・プロセッ
サを提供することにある。
【0019】この発明は良く理解することができるもの
であり、その多数の目的、特徴及び効果は添付する図面
を参照することにより、当該技術分野に習熟する者にと
って明らかとなるであろう。
【0020】
【実施例】ここで、図面を参照すると、いくつかの図面
を通じて同一の参照番号は同一又は同様の要素を表して
いる。図1には、コンピュータ・システムの概要的な高
レベルのブロック図が示されている。最初は、本発明を
このレベル、かつ多数の連続的な更に詳細なレベルで、
有用に用いることができる環境において本発明の機能及
び動作の十分な理解及び評価を確実にするように、考慮
されるものとする。
【0021】図1は本発明のコンピュータ・データ経路
指定装置を用いるパーソナル・コンピュータ・システム
を示す。ここには最高レベルで主要なインタフェースを
表す4つのメイン・バスが示されている。メイン・バス
は第1メモリ・コネクタ2、第2メモリ・コネクタ4、
プロセッサ・バス16及びI/Oバス20である。第1
メモリ・コネクタ2は、プロセッサ・サブシステム6
と、プロセッサ・サブシステム6に割り付けられた第1
メモリ・サブシステム10と、更にプロセッサ・サブシ
ステム6にも割り付けられた第2メモリ・サブシステム
12との間の個別的なインタフェースである。好ましく
は、メモリ・サブシステム10及びメモリ・サブシステ
ム12は、1つが奇数、もう1つが偶数の2つの関連す
る一つの32ビット倍ワードのメモリ用のバンクによ
り、それぞれインタリーブされた64ビットのメモリと
して、それぞれ構築されている。プロセッサ・サブシス
テム6、第1メモリ・サブシステム10及び第2メモリ
・サブシステム12はメモリ・インタフェース3、10
2及び5を介してそれぞれ第1メモリ・コネクタ2に接
続されている。プロセッサ・サブシステム6はプロセッ
サ・インタフェース11を介してプロセッサ・バス16
にも接続されている。
【0022】第2メモリ・コネクタ4は、ここでは更
に、第1コンピュータ・サブシステム8と第2コンピュ
ータ・サブシステム14との間の個別的なインタフェー
スである。種々の型式のサブシステムが第1コンピュー
タ・サブシステム8、14として総合的なコンピュータ
・システムに要請される特定の処理機能に従って設置で
きることを意図している。例えば、第1コンピュータ・
サブシステム8はプロセッサ・サブシステム又はI/O
装置であってもよいが、以下の説明のために、プロセッ
サ・サブシステム6は第1コンピュータ・サブシステム
8として選択されるべきである。更に、第2コンピュー
タ・サブシステム14はプロセッサ・サブシステム、I
/O装置又はメモリ・サブシステムであってもよいが、
以下の説明のために、第2コンピュータ・サブシステム
14は第2コンピュータ・サブシステム14として選択
されるべきである。各第1コンピュータ・サブシステム
8、14はメモリ・インタフェース7、9をそれぞれ設
けることにより第2メモリ・コネクタ4及びプロセッサ
・インタフェース13、15にそれぞれ接続し、プロセ
ッサ・バス16に接続する。
【0023】プロセッサ・バス16は多重マスタ・バス
であり、プロセッサ・サブシステム(プロセッサ・サブ
システム6及び第1コンピュータ・サブシステム8)
と、I/O装置18、1/O装置14、I/O装置バス
20を介したI/O拡張スロット22、24、26、2
8、30、32、34、36、38、40を含むI/O
装置との間の構造的な区分となる。プロセッサ・バス1
6は種々の機能を実行する。第1に、プロセッサ・バス
16は、プロセッサ・サブシステム6及び第1コンピュ
ータ・サブシステム8と:インテリジェントなI/O装
置14;第1メモリ・サブシステム10及び第2メモリ
・サブシステム12を含む全てのシステム・メモリと、
I/O装置18及びI/O拡張スロット22、24、2
6、28、30、32、34、36、38、40を含む
1/O装置との間の接続として用いられ、全てはここで
I/O装置を設置するために構築されたものである。
【0024】前述のように、プロセッサ・バス16は各
プロセッサ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サ
ブシステム8に他のプロセッサ・サブシステム6及び第
1コンピュータ・サブシステム8及びメモリ・サブシス
テムをアクセスさせる。このアクセスはメモリに直接接
続されているプロセッサを「介すること」により可能で
ある。即ち、プロセッサ・バス16に接続されたプロセ
ッサが他のプロセッサのあるメモリにおける位置に対す
るアクセスを要求するときは、他のプロセッサは局部的
なアクセスを完了し、プロセッサ・バス16からアドレ
スを受け取り、プロセッサ・バス16から又はこれにデ
ータを転送する。更に、プロセッサ・バス16はプロセ
ッサ・サブシステム6と第1コンピュータ・サブシステ
ム8との間の通信リンクとして用いられる。各プロセッ
サは、中間プロセッサ通信機構を介して、互いに他のプ
ロセッサをアドレス指定し、かつ割り込むことができ
る。
【0025】以上の外に、プロセッサ・バス16はプロ
セッサのメモリ複合体とI/O装置18との間のインタ
フェースとしても機能する。プロセッサ・バス16と、
一組のトランシーバ44、46(例えばテキサス・イン
スツルメント(株)製造の74ALS245型)を介す
る1/O装置バス20との間のアドレス及びデータは、
システム及びバス・コントローラ42によって変換され
る。プロセッサ・バス・マスタは、このインタフェース
を介してI/O装置18並びにI/O拡張スロット2
2、24、26、28、30、32、34、36、3
8、40をアクセスすることができる。更に、プロセッ
サ・バス16はI/Oアクセスに対してデータ経路とし
て機能する。以下で更に詳細に説明するが、システム及
びバス・コントローラ42は「経路指定符号」を発生す
る。この経路指定符号は装置間通信に必要なプロトコル
をフォーマット化し、I/O拡張スロットに接続された
インテリジェント・カードに他のI/Oカード又はプロ
セッサ・バス・メモリさえもアクセスできるようにす
る。システム及びバス・コントローラ42は、経路指定
情報及び経路指定符号の発生をするのに加えて、全ての
プロセッサ・バス16の仲裁も処理し、かつI/O装置
18に対する全ての制御信号(例えば、ISA「コマン
ド」、DMA制御信号及び割り込み)のインタフェース
をする。
【0026】図2を参照すると、プロセッサ・カードの
主要な要素のブロック図が示されている。図1を参照す
ると、このプロセッサ・サブシステム6が第1メモリ・
コネクタ2及びプロセッサ・バス16を介して残りのコ
ンピュータ・システムとのインタフェースをすることが
理解される。プロセッサ・サブシステム6は、マイクロ
プロセッサ48(例えばインテル80386)、数値演
算コプロセッサ50(例えば、インテル80387)、
オプショナル・コプロセッサ52(例えばワイテク(W
eitek)3167)、キャッシュ・サブシステム
(以下で説明する)、クロック回路54、電源オン、セ
ルフ・テスト、読み出し専用メモリ即ち“POST R
OM”56、データ・フロー及びECCコントローラ5
8、並びにメモリ及びバス・コントローラ60を備えて
いる。
【0027】キャッシュ・サブシステムはキャッシュ・
メモリ(個別的な2つのSRAMバンク62A、62B
からなるもんとして示す)、及びキャッシュ・コントロ
ーラ64(例えばインテル82385)を備えている。
当該技術分野に習熟する者には理解されているべきこと
だか、キャッシュ・サブシステムは、プロセッサが最も
頻繁に必要とするデータを高速にアクセスする超高速
「スケッチパッド(sketchpad)状」メモリと
して機能するものである。本発明のコンピュータ・デー
タ経路指定装置は各4倍ワードのキャッシュ・ライン・
サイズを有するキャッシュ・メモリを用いることができ
るので、プロセッサがキャッシュ可能な読み出をすると
きは、メモリ・コントローラは連続的な4倍ワードをシ
ステム・メモリからキャッシュに戻す。
【0028】キャッシュ・サブシステムの動作は、ここ
では引用によって関連されるが、本発明の出願入に譲渡
され、「キャッシュ・アクセスと並行してメモリ・アク
セスを実行するプロセッサ及びこれによる方法(Pro
cessor whichPerforms Memo
ry Access inParallel with
Cashe Access and Method
EmployedThereby))と題して1990
年7月27日に出願された米国同時継続特許出願に詳細
に説明されているものである。
【0029】SRAMバンク62A、62Bを有するシ
ステムの場合に、必要に応じてアドレスを無効にするた
めに発生される各プロセッサ・アドレスを捕捉するスヌ
ープ(snoop)・アドレス・ラッチ66が備えられ
る。更に、キャッシュ・メモリを有するシステムにおい
ては、SRAMバンク62A、62B、キャッシュ・コ
ントローラ64、並びにメモリ及びバス・コントローラ
60の間を通るアドレス及び制御信号を制御するために
プログラマブル・アレー・ロジック(“PAL”)のラ
イン拡張ロジック68が備えられる。
【0030】更に、プロセッサ・サブシステム6は、マ
イクロプロセッサ48、数値演算コプロセッサ50、5
2、SRAMバンク62A、62B、データ・フロー及
びECCコントローラ58並びにメモリ及びバス・コン
トローラ60を相互接続するローカル・アドレス、デー
タ及び制御バス(図2に示す種々の矢印により表す)も
備えている。これらのバスはPOST ROM 56読
み出し、コプロセッサ・サイクル及びキャッシュ読み出
しヒットのようなローカル・サイクルに用いられる。P
OST ROM 56に対するアクセスは、データ・フ
ロー及びECCコントローラ58の動作により達成され
る。しかし、キャッシュ書き込み、キャッシュ読み出し
ミス、キャッシュ不可能サイクル、及びI/Oサイクル
のようなグローバル・サイクルの場合に、プロセッサ・
サブシステム6はそのアクセスをオフ・ボードで完了し
なければならない。
【0031】オフ・ボード・サイクルの場合に、メモリ
及びバス・コントローラ60はローカル・アドレス及び
制御信号を復号化し、そのアクセスはプロセッサ・バス
16に向けられたものか、又は専用のメモリに向けられ
たものかを判断する。メモリ・サイクルの場合に、メモ
リ及びバス・コントローラ60はメモリ制御信号(即ち
RAS、CAS、及びWE)及びアドレスを発生してメ
モリ・カードをアクセスする。更に、メモリ及びバス・
コントローラ60は各リフレッシュ期間においてメモリ
・カード、例えば第1メモリ・サブシステム10にリフ
レッシュ信号も発生する。更に、データ・フロー及びE
CCコントローラ58は、メモリ及びバス・コントロー
ラ60に関連して誤り検査及び訂正を実行する。誤り検
査及び訂正については、「再エンコーダに集積化された
コンパレータによる誤り訂正符号(ECC)を有するデ
ィジタル・コンピュータ(Digital Compu
ter Having An Error Corre
ction Code(ECC)System Wit
h Comparator IntegratedIn
to Re−Encoder)」と題する米国同時継続
特許出願の第516,628号、「最小化誤り訂正不良
ビットデコーダ(Minimized Error C
orrection Bad Bit Decorde
r)」と題する第516,894号、及び「誤り訂正シ
ンドローム符号化用の共有ロジック(Shared L
ogic For Error Correction
Syndrome Encoding)」と題する第
516,606号に詳細に説明されており、いずれも1
990年4月30日に出願され、本発明の出願入に譲渡
されており、ここでは引用により関連される。
【0032】第1メモリ・サブシステム10に向けられ
ていないオフ・ボード・サイクルの場合に、メモリ及び
バス・コントローラ60は、プロセッサ・バス要求信号
を発生し、許可されれば、プロセッサ・バス16の制御
権を得る。再び、メモリ及びバス・コントローラ60
は、データ・フロー及びECCコントローラ58と連係
して動作し、プロセッサ・バス16に対するアクセスを
完了する。
【0033】図3を参照すると、第1メモリ・サブシス
テム10の主要要素のブロック図が示されている。図1
を参照すると、第1メモリ・サブシステム10は第1メ
モリ・コネクタ2を介して当該装置の残りのインタフェ
ースをする。前述のように、各第1メモリ・サブシステ
ム10は、好ましくは32ビット倍ワード(1奇数ワー
ド及び1偶数ワード)の2インタリーブ・バンクの形式
により仮想64ビット・ワードの記憶を実行する。各第
1メモリ・サブシステム10は、RAS、CAS及びリ
フレッシュ・コントローラ68、4アドレス・バッファ
70、72、74、76、8シングル・イン・ライン・
メモリ(SIMM)スロット78、80、82、86、
90、92、並びに4インタリーブ・コントローラ9
4、96、98、100を備えている。RAS、CAS
及びリフレッシュ・コントローラ68は、ここでは引用
により関連されるが、本発明の出願人に譲渡され、「拡
張可能なRAMメモリ回路を逐次リフレッシュするシス
テムを有するディジタル・コンピュータ(A Digi
tal Computer Having a Sys
tem for Sequentially Refr
eshing anExpandable Dynam
ic RAM Memory Circuit)」と題
して1990年6月19日に出願された米国同時継続特
許出願第07/540,049号に詳細に説明されてい
るものであり、メモリ・インタフェース102からの制
御信号を受け取り(図1を参照されたい)、メモリ及び
バス・コントローラ60により駆動される(図2を参照
されたい)。続いて、RAS、CAS及びリフレッシュ
・コントローラ68はSIMMスロット78、80、8
2、86、90、92に対する制御信号を駆動して読み
出し、書き込み及びリフレッシュを行う。各4インタリ
ーブ・コントローラ94、96、98、100は、ここ
では引用により関連され、本発明の出願人に譲渡され、
1990年5月25日に出願され、「インタリーブされ
たダイナミックRAMメモリ・ユニット用の二重経路メ
モリ検索システム(Dual Path Memory
Retrieval System for an
Interleaved Dynamic RAM M
emory Unit)」と題する米国同時継続特許出
願第07/530,137号に詳細に説明されているも
のであり、第1メモリ・コネクタ2と、SIMMスロッ
ト78、80、82、86、90、92との間の8ビッ
トのデータを多重化する。
【0034】以下で更に詳細に説明するように、データ
は、真の検索を達成するために、奇数バンク及び偶数バ
ンクの32ビットのデータ間で分割される。即ち、各読
み出しの場合は、64ビットのデータをアクセスし、4
インタリーブ・コントローラ94、96、98、100
が現在のアクセスのために32ビット(奇数データか、
又は偶数データ)を選択する。第2の32ビット倍ワー
ドがすでにアクセスされ、かつラッチされているので、
1プロセッサ・クロック・サイクルにより、次のアクセ
スを完了することができる。
【0035】前述のように、第1メモリ・サブシステム
10は4アドレス・バッファ70、72、74、76、
及びSIMMスロット78、80、82、86、90、
92を備えている。単なる例として、4アドレス・バッ
ファ70、72、74、76には、VTCにより製造さ
れている74CF828及び74FCT827型データ
・バッファを用いることができる。平均アドレス・ライ
ン信号の切り換えを最小化することにより電気的な雑音
を最小化するために、反転バッファ(74FC828)
及び非反転バッファ(74CT827)が用いられる。
SIMMスロット78、80、82、86、90、92
は、パリティー又はECC機構を有する1、2、4又は
8メガバイトSIMMに適応するために用られてもよ
い。
【0036】I/O装置とミスマッチしたプロセッサ・
バスとの間、又は一対のミスマッチしとI/O装置間で
データの経路指定を可能とするデータ・インタフェース
及びデータ経路指定技術を説明する前に、まず図1〜図
3に示すコンピュータ・システムの一定の限定特性を送
出しなければならない。
【0037】ここで説明するコンピュータ・システム
は、各ビットが論理“1”又は論理“0”を表す32ビ
ットのデータ・ブロックの複数単位により情報を処理す
る。以下、各32ビット単位のデータをデータ“ワー
ド”と呼ぶものとする。同様に、以下で16ビットのデ
ータ・ブロックを「ハーフ・ワード」と呼ぶものとし、
また以下で8ビットのデータ・ブロックを「バイト」と
呼ぶものとする。従って、各32ビットのワードは2ハ
ーフ・ワードからなり、各ハーフ・ワードは2バイトか
らなる。ここでも、単なる定義を目的として、それぞれ
32ビットを有するバイト及びハーフ・ワードを下記に
従って呼ぶものとする。
【0038】
【表1】
【0039】前述のように、プロセッサ・サブシステム
6、第1コンピュータ・サブシステム8、第1メモリ・
サブシステム10、第2メモリ・サブシステム12、第
1メモリ・コネクタ2、4及びプロセッサ・バス16
は、全て32ビット・ワードによりデータを処理するよ
うに構築されている。しかし、I/O装置は典型的には
32ビット単位でデータを処理するものではない。むし
ろ、I/O装置は最も一般的には8又は16ビット単位
でデータを処理する。16ビットI/O装置の場合は、
ハーフ・ワード0期間でデータ転送が行われる。8ビッ
トI/O装置の場合は、バイト0期間でデータ転送が行
われる。
【0040】本発明を完全に理解するために、「バイト
・エネーブル」信号の考えについても説明しなければな
らない。32ビット・ワード、16ビット・ハーフ・ワ
ード及び8ビット・バイトはI/O装置とプロセッサ・
バス16との間で転送されるものである。これを行うた
めに、本発明は、バイトがデータ自体の単位であって
も、また1ハーフ・ワードや、1ワードのような大きな
データ・ブロックの要素であっても、各データ・バイト
の経路指定を制御する。以下で更に詳細に説明するが、
データ・バイトの転送はバイト・エネーブル」信号と呼
ぶ一連の信号により制御される。特定バイトのバイト・
エネーブル信号が付勢されると、そのバイトはバイト・
エネーブル信号を付勢する特定の回路により転送され
る。従って、各データ・バイトB0、B1、B2及びB
3の場合は、対応するバイト・エネーブル信号BE0、
BE1、BE2及びBE3が存在し、適当な回路に対す
る付勢により、対応するデータ・バイトの転送を制御す
ることになる。
【0041】図4を参照して、32ビットのプロセッサ
・バス16(又は接続しているプロセッサ・サブシステ
ム6又は第1コンピュータ・サブシステム8のようなマ
ッチしているコンピュータ要素)と、8、16又は32
ビット単位によってノミデータを処理するように構築さ
れたI/O装置との間のデータ転送を可能にするインタ
フェース手段及びデータ経路指定技術を詳細に説明しよ
う。ここでは引用により関連され、本発明の出願人に譲
渡され、1990年5月7日に出願された「マルリチ・
マスタ・バス・パイプラインニングを実行する方法及び
装置(Method Apparutus for P
erforming Multi−Master Bu
s Pipelining)」と題する米国同時継続特
許出願第490,003号に詳細に説明されており、プ
ロセッサ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サブ
システム8は、プロセッサ・バス16を介してI/O装
置18のようにスレーブ装置へ又はこれからの情報の転
送を制御するバス・マスタとしてそれぞれ機能すること
ができる。前記特許出願にも説明されているように、プ
ロセッサ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サブ
システム8は共に同時に計算を実行することができる
が、同時にはそのうちの一つのみがバス・マスタとなる
ことができる。バス・マスタになるためには、プロセッ
サ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サブシステ
ム8はプロセッサ・バス16を要求し、プロセッサ・バ
ス16に対するアクセスが許可されてバス・マスタとな
る。
【0042】更に前記引用の特許出願に説明されている
ように、システム及びバス・コントローラ42は、プロ
セッサ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サブシ
ステム8のように要求する2以上のプロセッサ間を仲裁
するアービタを備えており、2つのプロセッサが同時に
プロセッサ・バス16を要求したときに、要求している
プロセッサのうちの一つにプロセッサ・バス16を許可
するものである。次いで、選択されたプロセッサ・サブ
システムは、現在のバス・マスタがプロセッサ・バス1
6のアドレス・ラインを解放すると、要求ステートから
選択されたアドレス・マスタ・ステートに遷移する。次
いで、選択されたアドレス・マスタはスレーブ装置、例
えばI/O装置18をアドレス指定してデータ転送を設
定する。この時点で、現在のバス・マスタは現在のデー
タ・マスタになり、かつデータが前にアドレス指定され
た位置に転送される。現在のデータ・マスタがプロセッ
サ・バス16のデータ・ラインを解放していることを表
しているときは、現在のデータ・マスタはプロセッサ・
バス16からアイドル・ステートに遷移する間に、選択
されたアドレス・マスタが選択されたバス・マスタとな
る。従って、選択されたマスタがアドレス・マスタであ
る間に、現在のマスタがデータ・マスタである。可能と
する2つのマスタ装置のみが存在する場合は、そのその
うちの1装置のみが常にマスタとなり、仲裁の必要がな
いので、仲裁は存在しない。しかし、この実施例では、
アービタは要求装置に対してバス許可信号を発生するた
めに依然として用いられている。
【0043】図4を参照して、コンピュータ・サブシス
テム及び/又は複数のI/O装置間のインタフェース、
及びこのようなコンピュータ・サブシステム及び/又は
複数のI/O装置間のデータを経路指定する本発明の要
旨の技術を説明しよう。特に、データ・インタフェース
と、8、16、又は32ビット(1、2、3又は4バイ
ト)を処理するように構築されたミスマッチのI/O装
置18から32ビット(4バイト)のプロセッサ・バス
16へのデータの経路指定とを詳細に以下説明しよう。
【0044】プロセッサ読み出しサイクルでは、I/O
装置18からプロセッサ・バス16を介してマスタ・デ
ータのプロセッサ・サブシステム6へデータを転送す
る。このサイクルでは、I/O装置18はI/O装置1
8から第1、第2及び第3の入力バイト交換マルチプレ
クサ(即ち“ISマルチプレクサ”)108、110、
112にそれぞれその幅に対応した大きさの複数のデー
タ単位を転送する。各データ単位は、I/O装置の幅に
従って、8、16又は32ビットからなり、各グループ
のビット0〜7を以下では「第1バイト」と呼び、各グ
ループのビット16〜23を「第3バイト」とし、各グ
ループのビット24〜31を「第4バイト」とする。
【0045】各ISマルチプレクサ108、110、1
12は出力駆動手段106に接続されているので、各I
Sマルチプレクサ108、110、112がスレーブの
I/O装置18から出力され、前記指定された複数のバ
イト・グループに対応する各グループのビットを受け取
る。特に、ISマルチプレクサ108、110、112
は、スレーブのI/O装置から出力され、第1バイトB
0として指定された各グループのデータ・ビット、及び
第2バイトB1として指定された各グループのデータ・
ビットを受け取る。ISマルチプレクサ110は第1バ
イトB0及び第3バイトB2として指定された各グルー
プのデータ・ビットを受け取るように構築されている。
【0046】入力ラッチ114が出力駆動手段106に
直接接続され、入力ラッチ116、118及び120の
入力がISマルチプレクサ108、110及び112の
出力にそれぞれ接続されているので、システム及びバス
・コントローラ42が発生するRCにより制御されるバ
イトB0、B1、B2及びB3は入力ラッチ114、1
16、118及び120の入力にそれぞれ供給されるこ
とになる。更に、システム及びバス・コントローラ42
は入力ラッチ114、116、118及び120に対し
てラッチ・エネーブル信号LE1、LE2、LE3及び
LE4を発生して入力ラッチ114、116、118及
び120の入力に供給されたバイトB0、B1、B2及
びB3の組み合わせをこれらのラッチの出力にラッチさ
せる。32ビット(4バイト)のデータ・ワードは、こ
れらの出力をラッチすることにより、入力ラッチ11
4、116、118及び120の出力に累積され、プロ
セッサ・サブシステム6に転送される。
【0047】プロセッサ読み出し動作と共に、スレーブ
I/O装置からプロセッサ・バス16に接続されている
32ビットコンピュータ・サブシステムに転送される他
のデータを制御するために、システム及びバス・コント
ローラ42が発生した経路指定符号を以下の表2に示
す。
【0048】
【表2】
【表3】 ただし、 <>=プロセッサ・バス上のバイト位置、 []=入力ラッチ上のバイト位置、 −<=プロセッサ・バスとラッチとの間のバイト交換方
向、 B0、B1、B2、B3=対応するバイト・エネーブル
信号BE0、BE1、BE2及びBE3を受信するとき
に指定されるISマルチプレクサが送出するデータ単
位、 T=指定されたラッチに送出するラッチ・エネーブル信
号。
【0049】データ・インタフェースがアクティブでな
いとき、即ちデータを転送している状態でないときは、
システム及びバス・コントローラ42は経路指定符号
“04”を発生する。経路指定符号40はISマルチプ
レクサ108、110又は112や、入力ラッチ11
4、116、118又は120をエネーブルするもので
はない。当該システムはアクティブではなく、バイトの
交換は行われない。
【0050】8ビットのスレーブ装置が32ビットのプ
ロセッサ・バス16(コンピュータ・サブシステムにも
接続されている。)にデータを供給しているときは、シ
ステム及びバス・コントローラ42は、プロセッサ・バ
ス16の各サイクルにおいて経路指定符号“05”、
“01”、“03”及び“02”を発生することによ
り、4サブサイクルを発生する。前記の表から明らかな
ように、発生した各サブサイクルは、I/O装置から出
力される第1のバイト0をプロセッサ・バス16のバイ
ト0にラッチするのを制御する。I/O装置から出力さ
れる第2のバイト0はプロセッサ・バス16のバイト
1、第3のバイト0はバイト3、かつ第4のバイトはバ
イト4にラッチされる。
【0051】特に、8ビットのスレーブI/O装置が用
いられるときは、I/O装置14からの1バイトが出力
駆動手段106に入力される。出力駆動手段106から
の出力は入力ラッチ114と、ISマルチプレクサ10
8、110及び112のB0入力とにそれぞれ直接接続
される。最初のI/Oサブサイクル(RC=05)にお
いて、経路指定符号デコーダ104は入力ラッチ114
にエネーブル信号を供給し、これによりI/O装置の出
力を入力ラッチ114にラッチさせ、I/O装置18の
バイト0をプロセッサ・バス16のバイト0に設定す
る。第2のI/Oサブサイクル(RC=01)におい
て、経路指定符号デコーダ104はバイト・エネーブル
信号をISマルチプレクサ108に供給し、ISマルチ
プレクサ108はその出力をB0入力に切り換え、エネ
ーブル信号を入力ラッチ116に供給し、これにより第
2のサブサイクルにおいてI/O装置18の出力を入力
ラッチ116に供給し、I/O装置18の次のバイト0
をプロセッサ・バス16のバイト1に設定する。同様
に、第3のI/Oサブサイクル(RC=03)におい
て、経路指定符号デコーダ104はバイト・エネーブル
信号をISマルチプレクサ110に供給し、第3のI/
Oサブサイクルにおいてエネーブル信号を入力ラッチ1
18に供給して第3サブサイクルのI/O装置の出力を
入力ラッチ118にラッチさせ、次のI/O装置18か
らのバイト0をプロセッサ・バス16のバイト3に設定
する。最後に、第4のI/Oサブサイクル(RC=0
2)において、経路指定符号デコーダ104はバイト・
エネーブル信号をISマルチプレクサ112に供給し、
またエネーブル信号を入力ラッチ120に供給し、これ
により第4サブサイクル出力を入力ラッチ120にラッ
チさせ、次のI/O装置18からのバイト0をプロセッ
サ・バス16のバイト0に設定する。
【0052】16ビットのI/O装置をプロセッサ・バ
ス16に接続するときは、16ビットのサブシステムを
32ビットのデータ・バスと一致させる必要はない。1
6ビットのI/O装置はプロセッサ・バス・サイクルに
おいて2つのI/Oサブサイクルを有することになる。
このような構成の場合は、システム及びバス・コントロ
ーラ42は経路指定符号デコーダ104に、第1のI/
Oサブサイクルにおいて第1の経路指定符号、また第2
のI/Oサブサイクルにおいて第2の経路指定符号を発
生して転送する。第1のI/Oサブサイクル(RC=0
7)において、バイト・エネーブル信号はISマルチプ
レクサ108に転送され、ラッチ・エネーブル信号は入
力ラッチ114、116に転送される。従って、I/O
装置18から出力される第1のハーフ・ワードのバイト
B0は入力ラッチ114にラッチされ、またI/O装置
18から出力される第1のハーフ・ワードのバイトB1
はISマルチプレクサ108のB1入力に供給される。
ISマルチプレクサ108は、BE1信号を受け取る
と、バイトB1を入力ラッチ116に出力してラッチさ
せる。第2のハーフ・ワードは、I/O装置18により
転送され、第2のI/Oサブサイクル(RC=06)に
おいてプロセッサ・ワードの上位バイトにラッチされ
る。第2のI/Oサブサイクルにおいて、バイトB0は
入力ラッチ114の入力、ISマルチプレクサ110及
び112のB0入力に出力される。この期間では、経路
指定符号デコーダ104がISマルチプレクサ110に
対してバイト・エネーブル信号BEEを発生し、これに
よりISマルチプレクサ110を切り換えてISマルチ
プレクサ110の出力にバイトB0を得る。更に、経路
指定符号デコーダ104はラッチ・エネーブル信号LE
2を入力ラッチ118に転送し、これにより入力ラッチ
118の出力をバイトB0にラッチさせる。第2のサブ
サイクルの第2の1/2において、I/O装置18はバ
イトB1をISマルチプレクサ108、112のB1入
力に転送する。第2のサブサイクルの第2の1/2にお
いて、経路指定符号デコーダ104はバイト・エネーブ
ル信号BE1をISマルチプレクサ112に転送し、こ
れによりマルチプレクサを切り換えてバイトB1をIS
マルチプレクサ112の出力から得る。更に、経路指定
符号デコーダ104はラッチ・エネーブル信号LE3を
入力ラッチ120に転送し、これにより入力ラッチ12
0の出力をバイトB1にラッチさせる。
【0053】32ビット(4バイト)のI/O装置18
はプロセッサ・バス16に接続されるときは、I/O装
置18及びプロセッサ・バス16はマッチし、経路指定
符号は再び変更されてI/O装置18から出力される3
2ビット出力の進行を変更させる。再び、付加的な回路
は必要としない。マッチしている構成では、経路指定符
号発生手段及びシステム及びバス・コントローラ42
は、経路指定符号デコーダ104に対して、1つの経路
指定符号RC=00を発生して転送する。データ転送で
は、バイトB0が入力ラッチ114と、ISマルチプレ
クサ108、110及び112のB0入力とに供給され
る。バイトB1はISマルチプレクサ108及び112
のB1入力に、バイトB2はISマルチプレクサ110
のB2入力に、バイトB3はISマルチプレクサ112
のB3入力に供給される。経路指定符号デコーダ104
はバイト・エネーブル信号BE1をISマルチプレクサ
108に、バイト・エネーブル信号BE2はISマルチ
プレクサ110に、かつバイト・エネーブル信号BE3
はISマルチプレクサ112に転送され、これによりI
Sマルチプレクサ108、110及び112を切り換え
てバイトB1、B2及びB3をISマルチプレクサ10
8、110及び112の出力にそれぞれ供給される。更
に、経路指定符号デコーダ104はラッチ・エネーブル
信号LE0を入力ラッチ114、ラッチ・エネーブル信
号LE1を入力ラッチ116に、ラッチ・エネーブル信
号LE2を入力ラッチ118に、かつラッチ・エネーブ
ル信号LE3を入力ラッチ120に転送し、これにより
入力ラッチ114、116、118、及び120の出力
をそれぞれバイトB0、B1、B2及びB3にラッチさ
せる。
【0054】I/O装置18からプロセッサ・バス16
へのデータの経路指定を説明したが、プロセッサ・バス
16は続いてデータをプロセッサ・サブシステム6のよ
うなコンピュータ・サブシステムに転送することになる
ので、プロセッサ・バス16からI/O装置18へのデ
ータの経路指定を説明しよう。書き込み動作において、
プロセッサ・サブシステム6からのデータはラッチ12
2に入力される。第1メモリ・サブシステム10を検索
すると、第1メモリ・サブシステム10からのデータは
メモリの動作による書き込みの際に偶数データのラッチ
124及び奇数データのラッチ126に供給される。シ
ステム及びバス・コントローラ42から転送された各ラ
ッチエネーブル信号(図示なし)によりエネーブルされ
ると、ラッチ122、124及び125からのデータは
マルチプレクサ128に対する各入力として供給され
る。実行している書き込み動作の型式に従って、切り換
え信号がマルチプレクサ128に入力されてマルチプレ
クサ128を切り換えさせるので、第1メモリ・サブシ
ステム10からのデータ、又はプロセッサ・サブシステ
ム6からのデータをラッチ130の入力に出力する。
【0055】各メモリ又はプロセッサ書き込み動作期間
では、ラッチ・エネーブル信号(図示なし)がラッチ1
30に供給されてその出力を第1メモリ・サブシステム
10又はプロセッサ・サブシステム6からマルチプレク
サ134の第1の入力へのデータをラッチさせたものに
する。次いで、第2の経路指定符号デコーダ132はマ
ルチプレクサ134に切り換え信号を転送してマルチプ
レクサ134の出力をラッチ130に接続されている入
力へ切り換えさせる。このようにして、マルチプレクサ
134は32ビットのデータ・ワードを出力してプロセ
ッサ・サブシステム6又は第1メモリ・サブシステム1
0から8、16又は32ビットのデータ幅を有するI/
O装置18に転送するようにさせる。これを実行するた
めに、マルチプレクサ134の出力が第1の出力バイト
交換(“OS”)マルチプレクサ136及びOSマルチ
プレクサ138に接続されている。バイトB0はOSマ
ルチプレクサ138に対する第1入力として、バイトB
1はOSマルチプレクサ138に対する第2の入力とし
て、バイトB2はOSマルチプレクサ138に対する第
3入力として、かつ第1、第2、第3及び第4の出力ド
ライバ140a、140b、140c及び140dが含
まれる出力駆動手段140に対する第1の入力として、
またバイトB3はOSマルチプレクサ138に対する第
4入力として、OSマルチプレクサ136に対する第2
入力として、及び出力駆動手段140a〜140dに対
する第2の入力として供給される。
【0056】第2の経路指定符号デコーダ132はシス
テム及びバス・コントローラ42からRC信号を受け取
り、続いて必要に応じ、OSマルチプレクサ138にバ
イト・エネーブル信号BE0〜BE3、OSマルチプレ
クサ136にバイト・エネーブル信号BE1〜BE3、
かつ出力ドライバ140a〜140dにエネーブル信号
ODを転送して、例えば32ビットのコンピュータ・サ
ブシステムから8、16又は32ビットのI/Oサブサ
イクルへの特定の書き込み動作に必要なバイト交換を達
成させる。
【0057】
【表4】 ただし、 ()=プロセッサ・バスに接続されたサブシステム上の
バイト位置、 <>=プロセッサ・バス上のバイト位置、 −>=プロセッサ・バス、ラッチ又は装置間のバイト交
換方向、 B0、B1、B2、B3=対応するバイト・エネーブル
信号BE0、BE1、BE2、BE3を受け取ったとき
に指定されたOSマルチプレクサから転送するデータ単
位、 T=指定された出力ドライバに転送するドライバ・エネ
ーブル信号。
【0058】8、16及び32ビットI/O装置と32
ビットのプロセッサ・バス16に接続された32ビット
コンピュータ・サブシステムとの間のデータの経路指定
についての説明を完了したが、プロセッサ・バス16を
介して一対の8、16及び32ビットI/O装置間のデ
ータを経路指定のためにここで説明した技術に対して必
要な変更に対して特に注目してみよう。I/O間の転送
において、一方のI/OはI/Oバス・マスタに指定さ
れ、他方はI/Oバス・スレーブに指定されなければな
らない。スレーブI/O装置とマスタI/O装置との間
のデータを経路指定するために、まずデータはスレーブ
のI/O装置18からプロセッサ・バス16に、次いで
マスタのI/O装置14に転送される。このような転送
期間において、スレーブのI/O装置18は、スレーブ
のI/O装置18から第1、第2及び第3のISマルチ
プレクサ108、110及び112並びに入力ラッチ1
14への幅に対応した大きさのデータ単位を転送する。
各データ単位は、I/O装置の幅に従って、8、16又
は32ビットからなり、各グループのビット0〜7は第
1のバイトであり、各グループのビット8−15は第2
のバイトであり、各グループのビット16〜23は第3
のバイトであり、各グループのビット24〜31は第4
のバイトである。
【0059】各ISマルチプレクサ108、110及び
112は出力駆動手段106に接続されているので、各
ISマルチプレクサ108、110及び112は、指定
された複数の前記バイト・グループ分けに対応し、スレ
ーブのI/O装置18から出力される各グループのビッ
トを入力している。特に、ISマルチプレクサ108
は、第1のバイトB0として指定されたスレーブのI/
O装置18から出力される各グループのデータ・ビッ
ト、及び第2のバイトB1として指定された各グループ
の出力データ・ビットを入力している。ISマルチプレ
クサ110は第1のバイトB0又は第3のバイトB2と
して指定された各グループのデータ・ビットを入力する
ように構築されている。最後に、ISマルチプレクサ1
12は第1のバイトB0、第2のバイトB1及び第4の
バイトB3として指定された各グループのデータ・ビッ
トを入力するように構築されている。
【0060】各ISマルチプレクサ108、110及び
112は複数のバイト・グループを入力するように構築
されているが、入力バイト・グループのうちの一つのみ
が特定のマルチプレクサにより選択されて出力される。
入力バイト・グループを選択して各マルチプレクサから
出力させることは、システム及びバス・コントローラ4
2が発生し、次いで第1の経路指定符号デコーダ104
へ転送される一連の経路指定符号(又は“RC”)によ
り制御される。第1の経路指定符号デコーダ104は、
システム及びバス・コントローラ42から転送されたR
Cを復号化し、入力された特定のRCに従って、ISマ
ルチプレクサ108にバイト・エネーブル信号BE0か
又はバイト・エネーブル信号BE1を転送してB0又は
B1を選択して出力させ、ISマルチプレクサ110に
バイト・エネーブル信号BE0か又はバイト・エネーブ
ル信号BE2を転送してB0又はB2を選択して出力さ
せると共に、ISマルチプレクサ112にバイト・エネ
ーブル信号BE0か又はバイト・エネーブル信号BE3
を転送してB0、B1又はB3を選択して出力させる。
第1の経路指定符号デコーダ104が発生するこのよう
なデータ転送信号は、スレーブのI/O装置18からの
IOCLK信号、及びスレーブのI/O装置18からの
同期ユティリティーSCLK信号と同期される。
【0061】入力ラッチ114の入力が出力駆動手段1
06の出力に直接接続され、また入力ラッチ116、1
18及び120の入力がそれぞれISマルチプレクサ1
08、110及び112に接続されているので、システ
ム及びバス・コントローラ42が発生するRCにより制
御されるバイトB0、B1、B2及びB3は、入力ラッ
チ114、116、118、及び120の入力にそれぞ
れ供給されることになる。更に、システム及びバス・コ
ントローラ42は、ラッチ・エネーブル信号LE1、L
E2、LE3及びLE4も発生して、入力ラッチ11
4、116、118及び120が入力ラッチ114、1
16、118及び120の入力に供給されているバイト
B0、B1、B2及びB3の特定の組み合わせをラッチ
出力ラッチさせている。
【0062】スレーブのI/O装置18からマスタI/
O装置14への最終的なデータ転送として、スレーブの
I/O装置18から32ビットのプロセッサ・バス16
へのデータ転送を制御するために、システム及びバス・
コントローラ42が発生する経路指定符号を下記の表4
に示す。
【0063】
【表5】
【表6】 ただし、 <>=プロセッサ・バス上のバイト位置、 []=入力ラッチ上のバイト位置、 −>=プロセッサ・バス、ラッチ又は装置間のバイト交
換方向、 B0、B1、B2、B3=対応するバイト・エネーブル
信号BE0、BE1、BE2、BE3を受け取ったとき
に指定されたISマルチプレクサから転送されるデータ
単位、 T=指定された出力ドライバに転送するドライバ・エネ
ーブル信号。
【0064】マスタ・スレーブ装置に対する転送の一部
として8ビットのスレーブ装置が32ビットのプロセッ
サ・バス16にデータを供給しているときに、システム
及びバス・コントローラ42はプロセッサ・バス16の
各サイクルにおいて経路指定符号“15”、“11”、
“13”及び“12”を逐次発生することにより、4サ
ブサイクルを発生する。前記表から明らかなように、発
生した各サブサイクルは、プロセッサ・バス16のバイ
ト0に対してスレーブのI/O装置18が出力する第1
のバイト0のラッチを制御している。スレーブのI/O
装置18が出力する第2のバイト0はプロセッサ・バス
16のバイト1にラッチされ、第3のバイト0はバイト
3にラッチされ、第4のバイト0はバイト4にラッチさ
れる。
【0065】特に、8ビットのスレーブのI/O装置を
用いるときに、スレーブのI/O装置18からの1バイ
トは出力駆動手段106に入力される。出力駆動手段1
06からの出力は入力ラッチ114と、ISマルチプレ
クサ108、110及び112のB0入力とにそれぞれ
直接接続されている。最初のI/Oサブサイクル(RC
=15)では、経路指定符号デコーダ104がエネーブ
ル信号を入力ラッチ114に供給し、これによりスレー
ブのI/O装置18の出力を入力ラッチ114にラッチ
させ、スレーブのI/O装置18のバイト0をプロセッ
サ・バスのバイト0に設定する。第2のI/Oサブサイ
クル(RC=11)では、経路指定符号デコーダ104
がエネーブル信号を入力ラッチ108に供給し、ISマ
ルチプレクサ108はスレーブのI/O装置18の出力
をB0入力に切り換え、エネーブル信号を入力ラッチ1
16に供給し、これにより第2のサブサイクルにおいて
スレーブのI/O装置18の出力を入力ラッチ116に
ラッチさせ、かつスレーブのI/O装置18のバイト0
をプロセッサ・バスのバイト1に設定する。同様に、第
3のI/Oサブサイクル(RC=13)では、経路指定
符号デコーダ104がバイト・エネーブル信号をISマ
ルチプレクサ110に供給し、かつ第3のI/Oサブサ
イクルにおいてエネーブル信号を入力ラッチ118に供
給して、入力ラッチ118に第3のサブサイクルI/O
装置の出力をラッチさせ、スレーブのI/O装置18か
ら次のバイト0をプロセッサ・バスのバイト3に設定す
る。最後に、第4のI/Oサブサイクル(RC=12)
では、経路指定符号デコーダ104がバイト・エネーブ
ル信号を入力ラッチ120に供給し、これにより入力ラ
ッチ120を第4のI/Oサブサイクルの出力へラッチ
させ、スレーブのI/O装置18からの次のバイト0を
プロセッサ・バスのバイト0に設定する。
【0066】マスタのI/O装置18への転送の一部と
して16ビットのスレーブのI/O装置がデータを32
ビットのプロセッサ・バス16に供給しているときは、
16ビットのスレーブのI/O装置は、スレーブのI/
O装置からプロセッサ・バス16への転送において2つ
のI/Oサブサイクルを有する。このような構造では、
システム及びバス・コントローラ42が第1のI/Oサ
ブサイクルにおいて第1の経路指定符号、また第2の1
/Oサブサイクルにおいて第2の経路指定符号を発生し
て経路指定符号デコーダ104に転送する。第1のI/
Oサブサイクル(RC=17)において、バイト・エネ
ーブル信号はISマルチプレクサ108に転送され、ラ
ッチ・エネーブル信号は入力ラッチ114、116に転
送される。従って、I/O装置18から出力される第1
のハーフ・ワードのバイトB0は、入力ラッチ114に
よりラッチされる。また、I/O装置18から出力され
る第1のハーフ・ワードのバイトB1は、ISマルチプ
レクサ108のB1入力に供給される。ISマルチプレ
クサ108は、BE1信号を受け取ると、バイトB1を
ラッチ116に出力してラッチさせる。第2のハーフ・
ワードはスレーブのI/O装置18により転送され、第
2のI/Oサブサイクル(RC=16)においてプロセ
ッサ・ワードの上位バイトにラッチされる。第2のI/
Oサブサイクルでは、バイトB0が入力ラッチ114の
入力、及びISマルチプレクサ110及び112のB0
入力へ出力される。この期間では、経路指定符号デコー
ダ104はバイト・エネーブル信号BEをISマルチプ
レクサ110に発生し、これによりISマルチプレクサ
110を切り換えてバイトB0かISマルチプレクサ1
10から出力される。更に、経路指定符号デコーダ10
4はラッチ・エネーブル信号LE2をラッチ118に転
送し、これにより入力ラッチ118の出力をバイトB0
にラッチさせる。第2のサブサイクルの第2ハーフで
は、スレーブのI/O装置18がバイトB1をISマル
チプレクサ108及び112のB1入力へ転送する。第
2のサブサイクルの第2ハーフでは、経路指定符号デコ
ーダ104がバイト・エネーブル信号BE1をISマル
チプレクサ112へ転送し、これによりISマルチプレ
クサ112を切り換えてバイトB1がISマルチプレク
サ112から出力される。更に、経路指定符号デコーダ
104がラッチ・エネーブル信号LE3を入力ラッチ1
20へ転送し、これにより入力ラッチ120の出力をバ
イトB1にラッチさせる。
【0067】32ビット(4バイト)のスレーブのI/
O装置18がプロセッサ・バス16に接続されて、スレ
ーブのI/O装置がマスタのI/O装置へデータ転送す
るときは、I/O装置及びプロセッサ・バス16をマッ
チさせ、かつ経路指定符号を再び変更してスレーブのI
/O装置から出力される32ビットの進行を変更させな
ければならない。マッチした構成では、システム及びバ
ス・コントローラ42の経路指定符号発生手段が一つの
経路指定符号RC=10を発生して経路指定符号デコー
ダ104へ転送する。データ転送において、バイトB0
は入力ラッチ114と、ISマルチプレクサ108、1
10及び112のB0入力とに供給される。バイトB1
はISマルチプレクサ108及び112のB1入力、バ
イトB2はISマルチプレクサ110のB2入力、かつ
バイトB3はISマルチプレクサ112のB3入力に供
給される。経路指定符号デコーダ104は、バイト・エ
ネーブル信号BE1をISマルチプレクサ108、バイ
ト・エネーブル信号BE2をISマルチプレクサ11
0、かつバイト・エネーブル信号BE3をISマルチプ
レクサ112に転送させ、これによりISマルチプレク
サ108、110及び112を切り換えてISマルチプ
レクサ108、110及び112からバイトB1、B2
及びB3をそれぞれ出力させる。更に、経路指定符号デ
コーダ104は、ラッチ・エネーブル信号LE0を入力
ラッチ114、LE1を入力ラッチ116、LE2を入
力ラッチ118、及びLE3を入力ラッチ120に転送
させ、これによって入力ラッチ114、116、118
及び120の出力をバイトB0、B1、B2及びB3に
それぞれラッチさせる。
【0068】説明しているスレーブのI/O装置からマ
スタのI/O装置へのデータ転送期間におけるスレーブ
のI/O装置18からプロセッサ・バス16へのデータ
の経路指定を説明したので、ここでプロセッサ・バス1
6からマスタのI/O装置14へのデータの経路指定を
説明しよう。プロセッサ・バス16からマスタのI/O
装置14へのデータの経路指定は前に説明した経路指定
技術とは大きく異なる。ここで、プロセッサ・バス16
へ転送されたデータは、入力ラッチ114、116、1
18及び120の入力をマルチプレクサ134の第2の
入力に、入力ラッチ114、116、118及び120
の出力をマルチプレクサ134の第3の入力に、かつ入
力ラッチ114、116、118及び120の出力をマ
ルチプレクサ134の第3の入力に接続することによ
り、所望のマスタのI/O装置14への転送に必要とさ
れる特定のバイト交換に従って入力ラッチ114、11
6、118及び120のラッチ側及び非ラッチ側の両者
から経路指定されることになる。第2の経路指定符号デ
コーダ132は、マスタのI/O装置14の経路指定の
際に、切り換え信号をマルチプレクサ134に転送する
ことにより経路指定用のラッチされたデータか、又はラ
ッチされないデータを選択して、マルチプレクサ134
の出力をラッチされたデータか、又はラッチされないデ
ータへ接続させるようにする。次いで、マルチプレクサ
134から出力されたデータをマスタのI/O装置14
に経路指定することは、ラッチされたデータ及びラッチ
されないデータについて個々に進められる。
【0069】ラッチされないデータをプロセッサ・バス
16からI/O装置14に転送する場合に、第2の経路
指定符号デコーダ132は下記の表4に従ってシステム
及びバス・コントローラ42からのRC信号を受け取
る。
【0070】
【表7】 ただし、 <>=プロセッサ・バス上のバイト位置、 −<=プロセッサ・バスとラッチ又は装置との間のバイ
ト交換方向、 B0、B1、OS、B2、B3=対応するバイト・エネ
ーブル信号BE0、BE1、BE2及びBE3を受信す
るときに指定されるIS及び/又はマルチプレクにより
転送されるデータ単位、 T=指定されたラッチに送出するラッチ・エネーブル信
号。
【0071】マルチプレクサ13の出力が第1のマルチ
プレクサ136及び第2のOSマルチプレクサ138に
接続されると、バイトB0がOSマルチプレクサ138
に対する第1の入力として、バイトB1がOSマルチプ
レクサ138に対する第2の入力及びOSマルチプレク
サ136に対する第1の入力として、バイトB2がOS
マルチプレクサ138に対する第3の入力、及び第1、
第2、第3及び第4の出力ドライバ140a、140
b、140c及び140dが含まれる出力駆動手段14
0に対する第1の入力として、バイトB3がOSマルチ
プレクサ138に対する第4の入力、OSマルチプレク
サ136に対する第2の入力として、かつ出力ドライバ
140a〜140dに対する第2の入力として供給され
る。同様に、OSマルチプレクサ136、138の出力
は出力ドライバ140a〜140dに対する入力であ
る。
【0072】第2の経路指定符号デコーダ132は、シ
ステム及びバス・コントローラ42から受け取るRC信
号に応答して、バイト・エネーブル信号BE0をISマ
ルチプレクサ108、110及び112、BE1をIS
マルチプレクサ108及び112、BE2をISマルチ
プレクサ110、かつBE3をISマルチプレクサ11
2に転送するので、所望のラッチしないデータがマルチ
プレクサ134を介してOSマルチプレクサ136及び
138に入力されることになる。更に、第2の経路指定
符号デコーダ132は、バイト・エネーブル信号BE
1、BE2及びBE3をOSマルチプレクサ136、バ
イト・エネーブル信号BE3をOSマルチプレクサ13
8、出力ドライバ・エネーブル信号ODEを出力ドライ
バ140a、140b、140c及び140dに転送し
て、特定のデータ転送、例えば8、16及び32ビット
のスレーブのI/O装置18から8,16及び32ビッ
トのマスタのI/O装置14へのデータ転送のために、
入力ラッチ114、116、118及び120の非ラッ
チ側からの転送に必要とされるバイト交換を達成させ
る。
【0073】プロセッサ・バス16からマスタのI/O
装置14へラッチされたデータの転送の場合は、第2の
経路指定符号デコーダ132が下記の表6に従ってシス
テム及びバス・コントローラ42からRC信号を受け取
る。
【0074】
【表8】
【表9】 ただし、 <>=プロセッサ・バス上のバイト位置、 []=入力ラッチ上のバイト位置、 −<=プロセッサ・バス、ラッチ又はサブシステムとの
間のバイト交換方向、 B0、B1、B2、B3=対応するバイト・エネーブル
信号BE0、BE1、BE2及びBE3を受信するとき
に指定されるOSマルチプレクサにより転送されるデー
タ単位、及び指定されたOSに転送されるバイト・エネ
ーブル信号。 T=出力ドライバに転送されるラッチ・エネーブル信
号。
【0075】マルチプレクサ134の出力が第1のOS
マルチプレクサ136及び第2のOSマルチプレクサ1
38に接続され、バイトB0がOSマルチプレクサ13
8に対する第1の入力として供給され、バイトB1がO
Sマルチプレクサ138に対する第2の入力、かつOS
マルチプレクサ136に対する第1の入力として供給さ
れ、バイトB2がOSマルチプレクサ138に対する第
3の入力、かつ第1、第2、第3及び第4の出力ドライ
バ140a、140b、140c及び140dが含まれ
る出力ドライバ手段140に対する第1の入力として供
給され、バイトB3がOSマルチプレクサ138に対す
る第4の入力、OSマルチプレクサ136に対する第2
の入力、かつ出力ドライバ140a〜140dに対する
第2の入力として供給される。OSマルチプレクサ13
6、138の出力は出力ドライバ140a〜140dに
対する入力である。
【0076】第2の経路指定符号デコーダ132は、シ
ステム及びバス・コントローラ42から受け取るRC信
号に応答し、必要に応じてバイト・エネーブル信号BE
1及びBE3をOSマルチプレクサ136、バイト・エ
ネーブル信号BE0、BE1、BE2及びBE3をOS
マルチプレクサ138、及び出力ドライバ・エネーブル
信号ODを出力ドライバ140a〜140dに転送し
て、所望により、例えば8、16及び32ビットのスレ
ーブのI/O装置18から8,16及び32ビットのマ
スタのI/O装置14へ、特定のデータ転送のために入
力ラッチ114、116、118及び120のラッチ側
からの転送に必要とされるバイト交換を達成させる。
【0077】本発明の以上の説明から明らかなように、
32ビットのプロセッサ・バスと8、16及び32ビッ
トのI/O装置との間にインタフェースが備えられて、
これらの間で転送されているデータ・バイトの経路指定
を変更することにより、8、16及び32ビットのI/
O装置と32ビットのコンピュータ・システムとの間の
データ転送のために、前記インタフェースを用いること
ができる。更に、本発明の以上の説明から明らかなよう
に、ここでも32ビットのプロセッサ・バスと8、16
及び32ビットのI/O装置との間で転送されているデ
ータ・バイトの経路指定を変更することにより、第1の
8、16及び32ビットのI/O装置と第2の8、16
及び32ビットのI/O装置との間のデータ転送のため
に、前記インタフェースを用いることができる。従っ
て、ミスマッチした装置と共に、マッチした装置の多数
の組み合わせ間のデータ転送のために、一つのインタフ
ェースが備えられる。しかし、当該技術分野に習熟する
者には、本発明の考えから大きく逸脱することなく、こ
こで説明した技術により多くの変更及び変形が可能なこ
とが認識されるであろう。従って、ここで説明した本発
明の形式は単なる例示であり、本発明の範囲を限定する
ことを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータ・システムの最上位のブロック
図。
【図2】図1のコンピュータ・システムに採用可能なプ
ロセッサ・サブシステムのブロック図。
【図3】図1のコンピュータ・システムに採用可能なメ
モリ・サブシステムのブロック図。
【図4】図1のコンピュータ・サブシステムのプロセッ
サ・バスとI/O装置との間のインタフェースのブロッ
ク図。
【符号の説明】
18 I/O装置 42 システム及びバス・コントローラ 104 132 経路指定符号デコーダ 106 出力駆動手段 108、110及び112 ISマルチプレクサ 114、116、118、120 入力ラッチ 122、124、125、130 ラッチ 128、134 マルチプレクサ 136 138 OSマルチプレクサ 140a〜140d 出力ドライバ
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 コンピュータ・データ経路指定装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ・システ
ムの要素間におけるデータ・ワードを転送する方法及び
装置に関し、特にプロセッサ及び/又は入出力装置のよ
うなコンピュータ・システムの要素間におけるデータ・
ワードを転送する方法及び装置に関する。要素が同一幅
のデータ・ワードを処理するように構築されているか否
【0002】
【従来の技術】当該技術分野において習熟する者にとっ
て周知のように、コンピュータ・システムはサブシステ
ム間でデータを転送する経路を介して相互接続された多
数のサブシステムからなる。このような2つのサブシス
テムは中央処理装置(“プロセッサ”)即ちプロセッサ
・サブシステム、メモリ及び多重メモリ装置からなるメ
モリ及びメモリ・サブシステム(“メモリ”)である。
このプロセッサは命令シーケンスを実行することにより
コンピュータ・システムの動作を制御してデータについ
て一連の数学的な処理を実行させる。命令及びデータは
共に論理1及び0の二進数の情報パターンとしてコンピ
ュータのメモリに記憶される。プロセッサ及びメモリが
コンピュータ・システムの最も本質的なサブシステムを
表すが、実質的に全てのコンピュータ・システムにはコ
ンピュータ・システムへの又はこれからの情報を転送す
るための任意数の入出力(“I/O”)装置も含まれ
る。コンピュータ・システムに用いられる最も通常的な
I/O装置には情報及び命令を入力するキーボードと、
ユーザに情報をフィードバックするヒデオ・モニタ及び
プリンタと記憶した情報を永久に記録する又は付加的な
ソフトウェアを実行するディスク・ドライブ又はハード
・ディスクが含まれる。コンピュータ・システムにI/
O装置を組み込むために、I/O装置はコンピュータの
出力(“I/Oポート”)に接続され、更にI/Oポー
トはI/O装置とコンピュータ・サブシステムとの間の
経路となる。
【0003】更に、当該技術分野に習熟する者には周知
のように、全てのコンピュータ・システムには、プロセ
ッサ、メモリ、及び特定のコンピュータ・システムに含
まれている他のサブシステム間の通信チャネル又は“バ
ス”が備えられる。典型的には、コンピュータ・システ
ムはメモリへ及びメモリからデータを転送するデータ・
バスと、与えられたメモリ・アドレス及びコンピュータ
・システムに含まれている全てのサブシステムにタイミ
ング・パルス及び制御パルスを転送する制御パルスとが
備えられる。更に、I/Oポートはバスにも接続されて
おり、I/O装置をコンピュータ・システムに接続させ
る。
【0004】コンピュータ要素間ではデータ・ワードの
形式により情報が転送される。データ・ワードは、二進
ディジットのシーケンス、即ち各ビットが“1”又は
“0”に等しい複数ビットである。データ・ワードの大
きさは異なる設計のコンピュータ要素間で変化し得る
が、データ・ワードは最も通常的には長さが8ビットと
32ビットとの間にある。一般的に、コンピュータ・シ
ステムが益々高速性を追求しているので、データを大き
な単位処理することができるように、かつコンピュータ
・システムにより単位時間当り更に多くのデータ・ビッ
トを転送するようにデータ・ワードの大きさを増加させ
た。例えば、16ビット・ワードを用いたプロセッサ・
サブシステムは共通してつい数年前であったが、インテ
ル(株)が製造した80386及び80486マイクロ
プロセッサのように当該技術分野の現在のプロセッサ・
サブシステムは、32ビット、いわゆる2倍ワード・ア
ーキテクチャーを採用してより速いデータの取り扱いを
する。同様に、現在、コンピュータ・システムのメモリ
・サブシステムは、より速いアクセスにより、64ビッ
ト単位、即ち各16ビットの4連続ワード又は各32ビ
ットの2連続倍ワードによりを記憶し、かつ取り扱うこ
とができる。
【0005】各コンピュータ・システム、及び組み合わ
せによりコンピュータ・システムを形成するI/O装置
は、指定された数のビットからなる複数単位によるデー
タを転送するように構築される。サブシステム又はI/
O装置が一つの単位として処理することができるビット
数は、一般的に“データ幅”と呼ばれる。一対のI/O
装置又は1I/O装置及びサブシステムのように、一対
のサブシステムが同一のデータ幅を有するように構築さ
れていれば、両者は“同一種”である即ち互いに“マッ
チ”している。受信装置が設計されている同一単位の大
きさにより送信装置がデータを出力してアクセスすると
きは、接続バスを介する同一種の装置間のデータ転送は
相対的に簡単となる。しかし、一対のサブシステム、一
対のI/O装置又は一I/O装置及びサブシステムが異
なるデータ幅により構築されているときは、両者は“異
種”即ち“ミスマッチ”である。異種の装置は同一の大
きさのデータ単位により接続バスをアドレス指定するに
従って、異種の装置間におけるデータ転送はもっと複雑
となる。
【0006】ミスマッチのサブシステム及び/又はI/
Oポートからなるコンピュータ・システムは、任意数の
理由が原因である。例えば、増加する大きな単位により
データ転送を可能とした技術的な発達により、年代的に
しばしば間隔を不均一にしている。従って、既存のI/
O装置が古い8ビット、更には16ビットのプロセッサ
・サブシステムにマッチしているが、このI/O装置は
新しい32ビットのプロセッサ・サブシステムを接続す
ればミスマッチとなる。その結果、システムの設計者
は、もっと大きなデータ単位を取り扱う改良されたサブ
システムに基づく1コンピュータ・システムの処理速度
における改良を利するために、ミスマッチの装置につい
て何らかの方法により補償しない限り、同一の大きさの
データ単位をアクセスできない全てのサブシステム及び
I/O装置を置き替えざるを得ないことになる。
【0007】例えば、グラチオッチ(Graciott
i)に対する米国特許第4,716,527号は、周辺
装置、拡張装置、及び16ビットのデータ・バスからデ
ータを受け取るバス・コンバータを設けることにより8
ビットのデータ・バスように設計された関連のソフトウ
ェアと両立し得る16ビットのデータ・バス・マイクロ
プロセッサを作るための装置に関するものであり、デー
タ・バスを上位部分及び下位部分に分割している。次い
で、上位部分及び下位部分が選択的に8ビットのデータ
・バスに接続することができる。即ち、マイクロプロセ
ッサからの16ビット・ワードが8ビット幅の外部装置
に転送しているときは、上位部分及び下位部分が選択的
に8ビット幅の外部装置に接続される。
【0008】より広いデータ・バスの幅に対応した幅を
持つデータ・レジスタと、適当なシーケンスにより一回
に一つだけ、データ・レジスタの異なる部分を狭いデー
タ・バスに接続する選択回路とによって、広いデータ・
バスを狭いデータ・バスに接続すると、満足すべき動作
が得られるが、このような型式のインタフェース機構は
他の応用においてデータの移動を困難にさせる恐れがあ
る。特に、多重データ処理装置がインタフェース機構の
一方に接続され、同時にインタフェース機構の他方のデ
ータ処理装置がデータ転送を実行するように必ずしも準
備完了となっておらず、多重装置のうちの一つが多重装
置のうちの他方のデータ転送の完了を待機する必要があ
るときは、遅延が発生し得る。
【0009】同様に、ディンウディー(Dinwidd
ie Jr)に対する米国特許第4,309,754号
は異なるビット幅のインタフェース・バス用のデータ・
インタフェース機構に関するものである。データ・バイ
トを複数のバイト・データ・ワードに変換するために、
ディンウディーは2つのデータ・バスと、制御信号を発
生するアドレス機構との間に位置する複数のランダム・
アクセス(RAM)メモリ装置を提供するものである。
狭いデータ・バスへ又はこれからの連続的なデータ転送
において、一連の異なるチップ選択信号は一つづつ反復
するシーケンスにより異なるRAM装置を選択して連続
的なデータ・バイトを転送させる。しかし、グラチオチ
ーと同様に、インタフェースするバスの幅が変わると、
反復するアクセス・シーケンスはディンウディー特許を
特に柔軟性のないものにしている。更に、ディンウディ
ー特許の回路により発生したチップ選択信号は、幅が変
化するインタフェース間の差によりデータを転送できな
いものとなるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の特徴において、本
発明は、8、16又は32ビット幅のI/O装置により
出力される複数のデータ単位を32ビット幅のデータ・
バスに転送するデータ・インタフェースを有したディジ
タル・コンピュータ・システムを備えている。I/O装
置の幅に従って、各出力バイトは第1、第2、第3又は
第4のデータ・バイトとなる。データ・インタフェース
は一連の4ラッチと、I/O装置から出力される各第
1、第2、第3及び第4のデータ・バイトを前記ラッチ
のうちの少なくとも一つの入力に個々に転送する手段と
を備えている。32ビットのデータ・ワードはラッチの
出力に累積され、次いでデータ・バスに転送される。
【0011】他の特徴において、本発明は32ビット幅
のデータ・バスにより出力される複数のデータ単位を
8、16又は32ビット幅の1/O装置に転送させるデ
ータ・インタフェースを有したディジタル・コンピュー
タ・システムを備えている。データ・インタフェースは
I/O装置の幅に等しい幅の出力駆動手段と、データ・
バスの出力に接続された少なくとも一つの入力及び前記
出力駆動手段に接続された1出力を有する第1のマルチ
プレクサと、データ・バスの出力に接続された少なくと
も一つの入力及び前記出力駆動手段に接続された1出力
を有する第2のマルチプレクサと、前記データ・バスの
出力と前記出力駆動手段との間の直接接続と、32ビッ
トのデータ・バスから出力される各前記第1、第2、第
3及び第4のデータ・バイトを前記出力駆動手段に個々
に転送する手段とを備えている。
【0012】更に、他の特徴において、本発明は、デー
タ累積なしに、I/O装置から出力される8、16又は
32ビット幅のデータ単位を累積することにより、8、
16又は32ビット幅のI/O装置から出力されるデー
タ単位を32ビット幅のデータ・バスへ転送し、かつ3
2ビット幅のデータ・バスから出力されるデータ単位を
8、16又は32ビット幅のI/O装置へ転送するデー
タ・インタフェースを有したディジタル・コンピュータ
・システムを備えている。2方向のデータ・インタフェ
ースは、前記第1、第2、第3及び第4のラッチと、前
記I/O装置から出力される第1、第2、第3及び第4
のデータ・バイトをラッチのうちの一つの入力に個々に
転送する手段と、前記各ラッチの出力に転送されたデー
タ・バイトをラッチし、これにより前記ラッチの出力に
32データ・ワードを累積する手段と、累積した前記3
2データ・ワードを前記データ・バスに転送する手段
と、出力駆動手段と、前記32ビットのデータ・バスか
ら出力される前記第1、第2、第3及び第4のデータ・
バイトを累積なしに前記出力駆動手段へ個々に転送する
手段とを備えている。
【0013】更に他の特徴において、本発明は、ミスマ
ッチの装置間のデータ転送を可能にするコンピュータ・
システムを備えている。コンピュータ・システムはプロ
セッサ・サブシステム、メモリ・サブシステム、及び相
互接続プロセッサ・バスを備えており、全て第1のデー
タ幅のデータ単位を取り扱うように構築されている。更
に、プロセッサ・バスには、第2のデータ幅のデータ単
位を取り扱うように構築された少なくとも一つのI/O
装置が接続されている。転送しているデータの幅を調整
して受信装置又はバスの幅と一致させることにより、デ
ータを装置、及び/又は異なるデータ幅のサブシステム
間で転送することができる。データ幅を調整するため
に、転送し、かつ受信している装置又はサブシステムの
幅と、転送の方向に基づいてデータ・バイトを転送して
いる経路を変更する制御手段が備えられている。
【0014】要約すると、本発明は、各データ転送につ
いての符号又は符号シーケンスによりデータ経路指定を
制御する一組のバス信号により特殊なデータ経路指定及
びラッチ要素を置換する。これらのデータ経路指定信号
は、バス・インタフェースで最大データ幅を有し、かつ
経路指定プロトコルを実行する1以上の装置を含む必要
のあるコンピュータ・システムにより発生される。
【0015】経路指定装置のバス・インタフェース・ロ
ジックは、経路指定装置と非経路指定装置との間の転送
のときに他の装置による1以上の転送が発生すると、1
以上の経路指定符号を発生する。選択可能な経路指定装
置のインタフェース装置は、2つの非経路指定装置間の
転送のときに2つの非経路指定装置がミスマッチであ
り、従って経路指定を必要とするときは、コンピュータ
・システムのための経路指定サービスを実行する。
【0016】この発明の利点は、必要とする要素が少な
いことである。上流方向へ両立可能なコンピュータ・シ
ステムは共存するバス・プロトコルの多重発生を支持す
る。データ経路指定を含むプロトコルを実行するI/O
装置が適当なバス・インタフェースを有するときは、経
路指定バス・インタフェース・ロジックを安価に集積化
することができる。
【0017】本発明の目的は、ミスマッチのデータ幅に
もかかわらず、2つの間で転送することができるよう
に、コンピュータ・システム及びI/O装置のデータ・
バスをインタフェース接続する手段を提供することにあ
る。
【0018】この発明の他の目的は、コンピュータ・サ
ブシステムとミスマッチのI/O装置との間のインタフ
ェースと共に、一対のミスマッチのI/O装置間のイン
タフェースを有するコンピュータ・システム・プロセッ
サを提供することにある。
【0019】この発明は良く理解することができるもの
であり、その多数の目的、特徴及び効果は添付する図面
を参照することにより、当該技術分野に習熟する者にと
って明らかとなるであろう。
【0020】
【実施例】ここで、図面を参照すると、いくつかの図面
を通じて同一の参照番号は同一又は同様の要素を表して
いる。図1には、コンピュータ・システムの概要的な高
レベルのブロック図が示されている。最初は、本発明を
このレベル、かつ多数の連続的な更に詳細なレベルで、
有用に用いることができる環境において本発明の機能及
び動作の十分な理解及び評価を確実にするように、考慮
されるものとする。
【0021】図1は本発明のコンピュータ・データ経路
指定装置を用いるパーソナル・コンピュータ・システム
を示す。ここには最高レベルで主要なインタフェースを
表す4つのメイン・バスが示されている。メイン・バス
は第1メモリ・コネクタ2、第2メモリ・コネクタ4、
プロセッサ・バス16及びI/Oバス20である。第1
メモリ・コネクタ2は、プロセッサ・サブシステム6
と、プロセッサ・サブシステム6に割り付けられた第1
メモリ・サブシステム10と、更にプロセッサ・サブシ
ステム6にも割り付けられた第2メモリ・サブシステム
12との間の個別的なインタフェースである。好ましく
は、メモリ・サブシステム10及びメモリ・サブシステ
ム12は、1つが奇数、もう1つが偶数の2つの関連す
る一つの32ビット倍ワードのメモリ用のバンクによ
り、それぞれインタリーブされた64ビットのメモリと
して、それぞれ構築されている。プロセッサ・サブシス
テム6、第1メモリ・サブシステム10及び第2メモリ
・サブシステム12はメモリ・インタフェース3、10
2及び5を介してそれぞれ第1メモリ・コネクタ2に接
続されている。プロセッサ・サブシステム6はプロセッ
サ・インタフェース11を介してプロセッサ・バス16
にも接続されている。
【0022】第2メモリ・コネクタ4は、ここでは更
に、第1コンピュータ・サブシステム8と第2コンピュ
ータ・サブシステム14との間の個別的なインタフェー
スである。種々の型式のサブシステムが第1コンピュー
タ・サブシステム8、14として総合的なコンピュータ
・システムに要請される特定の処理機能に従って設置で
きることを意図している。例えば、第1コンピュータ・
サブシステム8はプロセッサ・サブシステム又はI/O
装置であってもよいが、以下の説明のために、プロセッ
サ・サブシステム6は第1コンピュータ・サブシステム
8として選択されるべきである。更に、第2コンピュー
タ・サブシステム14はプロセッサ・サブシステム、I
/O装置又はメモリ・サブシステムであってもよいが、
以下の説明のために、第2コンピュータ・サブシステム
14は第2コンピュータ・サブシステム14として選択
されるべきである。各第1コンピュータ・サブシステム
8、14はメモリ・インタフェース7、9をそれぞれ設
けることにより第2メモリ・コネクタ4及びプロセッサ
・インタフェース13、15にそれぞれ接続し、プロセ
ッサ・パス16に接続する。
【0023】プロセッサ・バス16は多重マスタ・バス
であり、プロセッサ・サブシステム(プロセッサ・サブ
システム6及び第1コンピュータ・サブシステム8)
と、I/O装置18、I/O装置14、I/O装置バス
20を介したI/O拡張スロット22、24、26、2
8、30、32、34、36、38、40を含むI/O
装置との間の構造的な区分となる。プロセッサ・バス1
6は種々の機能を実行する。第1に、プロセッサ・バス
16は、プロセッサ・サブシステム6及び第1コンピュ
ータ・サブシステム8と:インテリジェントなI/O装
置14;第1メモリ・サブシステム10及び第2メモリ
・サブシステム12を含む全てのシステム・メモリと、
I/O装置18及びI/O拡張スロット22、24、2
6、28、30、32、34、36、38、40を含む
I/O装置との間の接続として用いられ、全てはここで
I/O装置を設置するために構築されたものである。
【0024】前述のように、プロセッサ・バス16は各
プロセッサ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サ
ブシステム8に他のプロセッサ・サブシステム6及び第
1コンピュータ・サブシステム8及びメモリ・サブシス
テムをアクセスさせる。このアクセスはメモリに直接接
続されているプロセッサを「介すること」により可能で
ある。即ち、プロセッサ・バス16に接続されたプロセ
ッサが他のプロセッサのあるメモリにおける位置に対す
るアクセスを要求するときは、他のプロセッサは局部的
なアクセスを完了し、プロセッサ・バス16からアドレ
スを受け取り、プロセッサ・バス16から又はこれにデ
ータを転送する。更に、プロセッサ・バス16はプロセ
ッサ・サブシステム6と第1コンピュータ・サブシステ
ム8との間の通信リンクとして用いられる。各プロセッ
サは、中間プロセッサ通信機構を介して、互いに他のプ
ロセッサをアドレス指定し、かつ割り込むことができ
る。
【0025】以上の外に、プロセッサ・バス16はプロ
セッサのメモリ複合体とI/O装置18との間のインタ
フェースとしても機能する。プロセッサ・バス16と、
一組のトランシーバ44、46(例えばテキサス・イン
スツルメント(株)製造の74ALS245型)を介す
るI/O装置バス20との間のアドレス及びデータは、
システム及びバス・コントローラ42によって変換され
る。プロセッサ・バス・マスタは、このインタフェース
を介してI/O装置18並びにI/O拡張スロット2
2、24、26、28、30、32、34、36、3
8、40をアクセスすることができる。更に、プロセッ
サ・バス16はI/Oアクセスに対してデータ経路とし
て機能する。以下で更に詳細に説明するが、システム及
びバス・コントローラ42は「経路指定符号」を発生す
る。この経路指定符号は装置間通信に必要なプロトコル
をフォーマット化し、I/O拡張スロットに接続された
インテリジェント・カードに他のI/Oカード又はプロ
セッサ・バス・メモリさえもアクセスできるようにす
る。システム及びバス・コントローラ42は、経路指定
情報及び経路指定符号の発生をするのに加えて、全ての
プロセッサ・バス16の仲裁も処理し、かつI/O装置
18に対する全ての制御信号(例えば、ISA「コマン
ド」、DMA制御信号及び割り込み)のインタフェース
をする。
【0026】図2を参照すると、プロセッサ・カードの
主要な要素のブロック図が示されている。図1を参照す
ると、このプロセッサ・サブシステム6が第1メモリ・
コネクタ2及びプロセッサ・バス16を介して残りのコ
ンピュータ・システムとのインタフェースをすることが
理解される。プロセッサ・サブシステム6は、マイクロ
プロセッサ48(例えばインテル80386)、数値演
算コプロセッサ50(例えば、インテル80387)、
オプショナル・コプロセッサ52(例えばワイテク(W
eitek)3167)、キャッシュ・サブシステム
(以下で説明する)、クロック回路54、電源オン、セ
ルフ・テスト、読み出し専用メモリ即ち“POST R
OM”56、データ・フロー及びCCコントローラ5
8、並びにメモリ及びバス・コントローラ60を備えて
いる。
【0027】キャッシュ・サブシステムはキャッシュ・
メモリ(個別的な2つのSRAMバンク62A、62B
からなるもんとして示す)、及びキャッシュ・コントロ
ーラ64(例えばインテル82385)を備えている。
当該技術分野に習熟する者には理解されているべきこと
だが、キャッシュ・サブシステムは、プロセッサが最も
頻繁に必要とするデータを高速にアクセスする超高速
「スケッチパッド(sketc hpad)状」メモリ
として機能するものである。本発明のコンピュータ・デ
ータ経路指定装置は各4倍ワードのキャッシュ・ライン
・サイズを有するキャッシュ・メモリを用いることがで
きるので、プロセッサがキャッシュ可能な読み出をする
ときは、メモリ・コントローラは連続的な4倍ワードを
システム・メモリからキャッシュに戻す。
【0028】キャッシュ・サブシステムの動作は、ここ
では引用によって関連されるが、本発明の出願人に譲渡
され、「キャッシュ.アクセスと並行してメモリ・アク
セスを実行するプロセッサ及びこれによる方法(Pro
cessor whichPerforms Memo
ry Access inParallel with
Cashe Access and Method
EmployedThereby))と題して1990
年7月27日に出願された米国同時継続特許出願に詳細
に説明されているものである。
【0029】SRAMバンク62A、62Bを有する場
合に、必要に応じてアドレスを無効にするために発生さ
れる各プロセッサ・アドレスを捕捉するスヌープ(sn
oop)・アドレス・ラッチ66が備えられる。更に、
キャッシュ・メモリを有するシステムにおいては、SR
AMバンク62A、62B、キャッシュ・コントローラ
64、並びにメモリ及びバス・コントローラ60の間を
通るアドレス及び制御信号を制御するためにプログラマ
ブル・アレー・ロジック(“PAL”)のライン拡張ロ
ジック68が備えられる。
【0030】更に、プロセッサ・サブシステム6は、マ
イクロプロセッサ48、数値演算コプロセッサ50、5
2、SRAMバンク62A、62B、データ・フロー及
びECCコントローラ8並びにメモリ及びバス・コント
ローラ60を相互接続するローカル・アドレス、データ
及び制御バス(図2に示す種々の矢印により表す)も備
えている。これらのバスはPOST ROM56読み出
し、コプロセッサ・サイクル及びキャッシュ読み出しヒ
ットのようなローカル・サイクルに用いられる。POS
T ROM56に対するアクセスは、データ・フロー及
びECCコントローラ58の動作により達成される。し
かし、キャッシュ書き込み、キャッシュ読み出しミス、
キャッシュ不可能サイクル、及びI/Oサイクルのよう
なグローバル・サイクルの場合に、プロセッサ・サブシ
ステム6はそのアクセスをオフ・ボードで完了しなけれ
ばならない。
【0031】オフ・ボード・サイクルの場合に、メモリ
及びバス・コントローラ60はローカル・アドレス及び
制御信号を復号化し、そのアクセスはプロセッサ・バス
16に向けられたものか、又は専用のメモリに向けられ
たものかを判断する。メモリ・サイクルの場合に、メモ
リ及びバス・コントローラ60はメモリ制御信号(即ち
RAS、CAS、及びWE)及びアドレスを発生してメ
モリ・カードをアクセスする。更に、メモリ及びバス・
コントローラ60は各リフレッシュ期間においてメモリ
・カード、例えば第1メモリ・サブシステム10にリフ
レッシュ信号も発生する。更に、データ、フロー及びE
CCコントローラ58は、メモリ及びバス・コントロー
ラ60に関連して誤り検査及び訂正を実行する。誤り検
査及び訂正については、「再エンコーダに集積化された
コンパレータによる誤り訂正符号(ECC)を有するデ
ィジタル・コンピュータ(Digital Compu
ter Having An Error Corre
ction Code(ECC)System Wit
h Comparator IntegratedIn
to Re−Encoder)」と題する米国同時継続
特許出願の第516,628号、「最小化誤り訂正不良
ビットデコーダ(Minimized Error C
orrection Bad Bit Decorde
r)」と題する第516,894号、及び「誤り訂正シ
ンドローム符号化用の共有ロジック(Shared L
ogic For Error Correction
Syndrome Encoding)」と題する第
516,606号に詳細に説明されており、いずれも1
990年4月30日に出願され、本発明の出願人に譲渡
されており、ここでは引用により関連される。
【0032】第1メモリ・サブシステム10に向けられ
ていないオフ・ボード・サイクルの場合に、メモリ及び
バス・コントローラ60は、プロセッサ・バス要求信号
を発生し、許可されれば、プロセッサ・バス16の制御
権を得る。再び、メモリ及びバス・コントローラ60
は、データ・フロー及びECCコントローラ58と連係
して動作し、プロセッサ・バス16に対するアクセスを
完了する。
【0033】図3を参照すると、第1メモリ・サブシス
テム10の主要要素のブロック図が示されている。図1
を参照すると、第1メモリ・サブシステム10は第1メ
モリ・コネクタ2を介して当該装置の残りのインタフェ
ースをする。前述のように、各第1メモリ・サブシステ
ム10は、好ましくは32ビット倍ワード(1奇数ワー
ド及び1偶数ワード)の2インタリーブ・バンクの形式
により仮想64ビット・ワードの記憶を実行する。各第
1メモリ・サブシステム10は、RAS、CAS及びリ
フレッシュ・コントローラ68、4アドレス・バッファ
70、72、74、76、8シングル・イン・ライン・
メモリ(SIMM)スロット78、80、82、86、
90、92、並びに4インタリーブ・コントローラ9
4、96、98、100を備えている。RAS、CAS
及びリフレッシュ・コントローラ68は、ここでは引用
により関連されるが、本発明の出願人に譲渡され、「拡
張可能なRAMメモリ回路を逐次リフレッシュするシス
テムを有するディジタル・コンピュータ(A Digi
tal Computer Having a Sys
tem for Sequentially Refr
eshing anExpandable Dynam
ic RAM Memory Circuit)」と題
して1990年6月19日に出願された米国同時継続特
許出願第07/540,049号に詳細に説明されてい
るものであり、メモリ・インタフェース102からの制
御信号を受け取り(図1を参照されたい)、メモリ及び
バス・コントローラ60により駆動される(図2を参照
されたい)。続いて、RAS、CAS及びリフレッシュ
・コントローラ68はSIMMスロット78、80、8
2、86、90、92に対する制御信号を駆動して読み
出し、書き込みリフレッシュを行う。各4インタリーブ
・コントローラ94、96、98、100は、ここでは
引用により関連され、本発明の出願人に譲渡され、19
90年5月25日に出願され、「インタリーブされたダ
イナミックRAMメモリ・ユニット用の二重経路メモリ
検索システム(Dual Path Memory R
etrieValSystem for an Int
erleaved DynamicRAM Memor
y Unit)」と題する米国同時継続特許出願第07
/530,137号に詳細に説明されているものであ
り、第1メモリ・コネクタ2と、SIMMスロット7
8、80、82、86、90、92との間の8ビットの
データを多重化する。
【0034】以下で更に詳細に説明するように、データ
は、真の検索を達成するために、奇数バンク及び偶数バ
ンクの32ビットのデータ間で分割される。即ち、各読
み出しの場合は、64ビットのデータをアクセスし、4
インタリーブ・コントローラ94、96、98、100
が現在のアクセスのために32ビット(奇数データか、
又は偶数データ)を選択する。第2の32ビット倍ワー
ドがすでにアクセスされ、かつラッチされているので、
1プロセッサ・クロック・サイクルにより、次のアクセ
スを完了することができる。
【0035】前述のように、第1メモリ・サブシステム
10は4アドレス・バッファ70、72、74、76、
及びSIMMスロット78、80、82、86、90、
92を備えている。単なる例として、4アドレス・バッ
ファ70、72、74、76には、VTCにより製造さ
れている74CF828及び74FCT827型データ
・バッファを用いることができる。平均アドレス・ライ
ン信号の切り換えを最小化することにより電気的な雑音
を最小化するために、反転バッファ(74FC828)
及び非反転バッファ(74CT827)が用いられる。
SIMMスロット78、80、82、86、90、92
は、パリティー又はECC機構を有する1、2、4又は
8メガバイトSIMMに適応するために用いられてもよ
い。
【0036】I/O装置とミスマッチしたプロセッサ・
バスとの間、又は一対のミスマッチしとI/O装置間で
データの経路指定を可能とするデータ・インタフェース
及びデータ経路指定技術を説明する前に、まず図1〜図
3に示すコンピュータ・システムの一定の限定特性を送
出しなければならない。
【0037】ここで説明するコンピュータ・システム
は、各ビットが論理“1”又は論理“0”を表す32ビ
ットのデータ・ブロックの複数単位により情報を処理す
る。以下、各32ビット単位のデータをデータ“ワー
ド”と呼ぶものとする。同様に、以下で16ビットのデ
ータ・ブロックを「ハーフ・ワード」と呼ぶものとし、
また以下で8ビットのデータ・ブロックを「バイト」と
呼ぶものとする。従って、各32ビットのワードは2ハ
ーフ・ワードからなり、各ハーフ・ワードは2バイトか
らなる。ここでも、単なる定義を目的として、それぞれ
32ビットを有するバイト及びハーフ・ワードを下記に
従って呼ぶものとする。
【0038】
【表1】
【0039】前述のように、プロセッサ・サブシステム
6、第1コンピュータ・サブシステム8、第1メモリ・
サブシステム10、第2メモリ・サブシステム12、第
1メモリ・コネクタ2、4及びプロセッサ・バス16
は、全て32ビット・ワードによりデータを処理するよ
うに構築されている。しかし、I/O装置は典型的には
32ビット単位でデータを処理するものではない。むし
ろ、I/O装置は最も一般的には8又は16ビット単位
でデータを処理する。16ビットI/O装置の場合は、
ハーフ・ワード0期間でデータ転送が行われる。8ビッ
トI/O装置の場合は、バイト0期間でデータ転送が行
われる。
【0040】本発明を完全に理解するために、「バイト
・エネーブル」信号の考えについても説明しなければな
らない。32ビット・ワード、16ビット・ハーフ・ワ
ード及び8ビット・バイトはI/O装置とプロセッサ・
バス16との間で転送されるものである。これを行うた
めに、本発明は、バイトがデータ自体の単位であって
も、また1ハーフ・ワードや、1ワードのような大きな
データ・ブロックの要素であっても、各データ・バイト
の経路指定を制御する。以下で更に詳細に説明するが、
データ・バイトの転送は「バイト・エネーブル」信号と
呼ぶ一連の信号により制御される。特定バイト・エネー
ブル信号が付勢されると、そのバイトはバイト・エネー
ブル信号を付勢する特定の回路により転送される。従っ
て、各データ・バイトB0、B1、B2及びB3の場合
は、対応するバイト・エネーブル信号BE0、BE1、
BE2及びBE3が存在し、適当な回路に対する付勢に
より、対応するデータ・バイトの転送を制御することに
なる。
【0041】図4を参照して、32ビットのプロセッサ
・バス16(又は接続しているプロセッサ・サブシステ
ム6又は第1コンピュータ・サブシステム8のようなマ
ッチしているコンピュータ要素)と、8、16又は32
ビット単位によってノミデータを処理するように構築さ
れたI/O装置との間のデータ転送を可能にするインタ
フェース手段及びデータ経路指定技術を詳細に説明しよ
う。ここでは引用により関連され、本発明の出願人に譲
渡され、1990年5月7日に出願された「マルリチ・
マスタ・バス・パイプラインニングを実行する方法及び
装置(Method Apparutus for P
erforming Multi−Master Bu
s Pipelining)」と題する米国同時継続特
許出願第490,003号に詳細に説明されており、プ
ロセッサ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サブ
システム8は、プロセッサ・バス16を介してI/O装
置18のようにスレーブ装置へ又はこれからの情報の転
送を制御するバス・マスタとしてそれぞれ機能すること
ができる。前記特許出願にも説明されているように、プ
ロセッサ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サブ
システム8は共に同時に計算を実行することができる
が、同時にはそのうちの一つのみがバス・マスタとなる
ことができる。バス・マスタになるためには、プロセッ
サ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サブシステ
ム8はプロセッサ・バス16を要求し、プロセッサ・バ
ス16に対するアクセスが許可されてバス・マスタとな
る。
【0042】更に前記引用の特許出願に説明されている
ように、システム及びバス・コントローラ42は、プロ
セッサ・サブシステム6及び第1コンピュータ・サブシ
ステム8のように要求する2以上のプロセッサ間を仲裁
するアービタを備えており、2つのプロセッサが同時に
プロセッサ・バス16を要求したときに、要求している
プロセッサのうちの一つにプロセッサ・バス16を許可
するものである。次いで、選択されたプロセッサ・サブ
システムは、現在のバス・マスタがプロセッサ・バス1
6のアドレス・ラインを解放すると、要求ステートから
選択されたアドレス・マスタ・ステートに遷移する。次
いで、選択されたアドレス・マスタはスレーブ装置、例
えばI/O装置18をアドレス指定してデータ転送を設
定する。この時点で、現在のバス・マスタは現在のデー
タ・マスタになり、かつデータが前にアドレス指定され
た位置に転送される。現在のデータ・マスタがプロセッ
サ・バス16のデータ・ラインを解放していることを表
しているときは、現在のデータ・マスタはプロセッサ・
バス16からアイドル・ステートに遷移する間に、選択
されたアドレス・マスタが選択されたバス・マスタとな
る。従って、選択されたマスタがアドレス・マスタであ
る間に、現在のマスタがデータ・マスタである。可能と
する2つのマスタ装置のみが存在する場合は、そのうち
の1装置のみが常にマスタとなり、仲裁の必要がないの
で、仲裁は存在しない。しかし、この実施例では、アー
ビタは要求装置に対してバス許可信号を発生するために
依然として用いられている。
【0043】図4を参照して、コンピュータ・サブシス
テム及び/又は複数のI/O装置間のインタフェース、
及びこのようなコンピュータ・サブシステム及び/又は
複数のI/O装置間のデータを経路指定する本発明の要
旨の技術を説明しよう。特に、データ・インタフェース
と、8、16、又は32ビット(1、2、3又は4バイ
ト)を処理するように構築されたミスマッチのI/O装
置18から32ビット(4バイト)のプロセッサ・バス
16へのデータの経路指定とを詳細に以下説明しよう。
【0044】プロセッサ読み出しサイクルでは、I/O
装置18からプロセッサ・バス16を介してマスタ・デ
ータのプロセッサ・サブシステム6へデータを転送す
る。このサイクルでは、1/O装置18はI/O装置1
8から第1、第2及び第3の入力バイト交換マルチプレ
クサ(即ち“ISマルチプレクサ”)108、110、
112にそれぞれその幅に対応した大きさの複数のデー
タ単位を転送する。各データ単位は、I/O装置の幅に
従って、8、16又は32ビットからなり、各グループ
のビット0〜7を以下では「第1バイト」と呼び、各グ
ループのヒット16〜23を「第3バイト」とし、各グ
ループのビット24〜31を「第4バイト」とする。
【0045】各1Sマルチプレクサ108、110、1
12は出力駆動手段106に接続されているので、各I
Sマルチプレクサ108、110、112がスレーブの
I/O装置18から出力され、前記指定された複数のバ
イト・グループに対応する各グループのビットを受け取
る。特に、ISマルチプレクサ108、110、112
は、スレーブのI/O装置から出力され、第1バイトB
0として指定された各グループのデータ・ビット、及び
第2バイトB1として指定された各グループのデータ・
ビットを受け取る。ISマルチプレクサ110は第1バ
イトB0及び第3バイトB2として指定された各グルー
プのデータ・ビットを受け取るように構築されている。
【0046】入力ラッチ114が出力駆動手段106に
直接接続され、入力ラッチ116、118及び120の
入力がISマルチプレクサ108、110及び112の
出力にそれぞれ接続されているので、システム及びバス
・コントローラ42が発生するRCにより制御されるバ
イトB0、B1、B2及びB3は入力ラッチ114、1
16、118及び120の入力にそれぞれ供給されるこ
とになる。更に、システム及びバス・コントローラ42
は入力ラッチ114、116、118及び120に対し
てラッチ・エネーブル信号LE1、LE2、LE3及び
LE4を発生して入力ラッチ114、116、118及
び120の入力に供給されたバイトB0、B1、B2及
びB3の組み合わせをこれらのラッチの出力にラッチさ
せる。32ビット(4バイト)のデータ・ワードは、こ
れらの出力をラッチすることにより、入力ラッチ11
4、116、118及び120の出力に累積され、プロ
セッサ・サブシステム6に転送される。
【0047】プロセッサ読み出し動作と共に、スレーブ
I/O装置からプロセッサ・バス16に接続されている
32ビットコンピュータ・サブシステムに転送される他
のデータを制御するために、システム及びバス・コント
ローラ42が発生した経路指定符号を以下の表2に示
す。
【0048】
【表2】 ただし、 〈〉=プロセッサ・バス上のバイト位置、 []=入力ラッチ上のバイト位置、 −〈=プロセッサ・バスとラッチとの間のバイト交換方
向、 B0、B1、B2、B3=対応するバイト・エネーブル
信号BE0、BE1、BE2及びBE3を受信するとき
に指定されるISマルチプレクサが送出するデータ単
位、 T=指定されたラッチに送出するラッチ・エネーブル信
号。
【0049】データ・インタフェースがアクティブでな
いとき、即ちデータを転送している状態でないときは、
システム及びバス・コントローラ42は経路指定符号
“04”を発生する。経路指定符号40はISマルチプ
レクサ108、110又は112や、入力ラッチ11
4、116、118又は120をエネーブルするもので
はない。当該システムはアクティブではなく、バイトの
交換は行われない。
【0050】8ビットのスレーブ装置が32ビットのプ
ロセッサ・バス16(コンピュータ・サブシステムにも
接続されている。)にデータを供給しているときは、シ
ステム及びバス・コントローラ42は、プロセッサ・バ
ス16の各サイクルにおいて経路指定符号“05”、
“01”、“03”及び“02”を発生することによ
り、4サブサイクルを発生する。前記の表から明らかな
ように、発生した各サブサイクルは、I/O装置から出
力される第1のバイト0をプロセッサ・バス16のバイ
ト0にラッチするのを制御する。I/O装置から出力さ
れる第2のバイト0はプロセッサ・バス16のバイト
1、第3のバイト0はバイト3、かつ第4のバイトはバ
イト4にラッチされる。
【0051】特に、8ビットのスレーブI/O装置が用
いられるときは、I/O装置14からの1バイトが出力
駆動手段106に入力される。出力駆動手段106から
出力は入力ラッチ114と、ISマルチプレクサ10
8、110及び112のB0入力とにそれぞれ直接接続
される。最初のI/Oサブサイクル(RC=05)にお
いて、経路指定符号デコーダ104は入力ラッチ114
にエネーブル信号を供給し、これによりI/O装置の出
力を入力ラッチ114にラッチさせ、I/O装置18の
バイト0をプロセッサ・バス16のバイト0に設定す
る。第2のI/Oサブサイクル(RC=01)におい
て、経路指定符号デコーダ104はバイト・イネーブル
信号をISマルチプレクサ108に供給し、ISマルチ
プレクサ108はその出力をB0入力に切り換え、エネ
ーブル信号を入力ラッチ116に供給し、これにより第
2のサブサイクルにおいてI/O装置18の出力を入力
ラッチ116に供給し、I/O装置18の次のバイト0
をプロセッサ・バス16のバイト1に設定する。同様
に、第3のI/Oサブサイクル(RC=03)におい
て、経路指定符号デコーダ104はバイト・エネーブル
信号をISマルチプレクサ110に供給し、第3のI/
Oサブサイクルにおいてエネーブル信号を入力ラッチ1
18に供給して第3サブサイクルのI/O装置の出力を
入力ラッチ118にラッチさせ、次のI/O装置18か
らのバイト0をプロセッサ・バス16のバイト3に設定
する。最後に、第4のI/Oサブサイクル(RC=0
2)において、経路指定符号デコーダ104はバイト・
エネーブル信号をISマルチプレクサ112に供給し、
またエネーブル信号を入力ラッチ120に供給し、これ
により第4サブサイクル出力を入力ラッチ120にラッ
チさせ、次のI/O装置18からのバイト0をプロセッ
サ・バス16のバイと0に設定する。
【0052】16ビットのI/O装置をプロセッサ・バ
ス16に接続するときは、16ビットのサブシステムを
32ビットのデータ・バスと一致させる必要はない。1
6ビットのI/O装置はプロセッサ・バス・サイクルに
おいて2つのI/Oサブサイクルを有することになる。
このような構成の場合は、システム及びバス・コントロ
ーラ42は経路指定符号デコーダ104に、第1のI/
Oサブサイクルにおいて第1の経路指定符号、また第2
のI/Oサブサイクルにおいて第2の経路指定符号を発
生して転送する。第1のI/Oサブサイクル(RC=0
7)において、バイト・エネーブル信号はISマルチプ
レクサ108に転送され、ラッチ・エネーブル信号は入
力ラッチ114、116に転送される。従って、I/O
装置18から出力される第1のハーフ・ワードのバイト
B0入力ラッチ114にラッチされ、またI/O装置1
8から出力される第1のハーフ・ワードのバイトB1は
ISマルチプレクサ108のB1入力に供給される。I
Sマルチプレクサ108は、BE1信号を受け取ると、
バイトB1を入力ラッチ116に出力してラッチさせ
る。第2のハーフ・ワードは、I/O装置18により転
送され、第2のI/Oサブサイクル(RC=06)にお
いてプロセッサ・ワードの上位バイトにラッチされる。
第2のI/Oサブサイクルにおいて、バイトB0は入力
ラッチ114に入力、ISマルチプレクサ110及び1
12のB0入力に出力される。この期間では、経路指定
符号デコーダ104がISマルチブレクサ110に対し
てバイト・エネーブル信号BEEを発生し、これにより
ISマルチプレクサ110を切り換えてISマルチプレ
クサ110の出力にバイトB0を得る。更に、経路指定
符号デコーダ104はラッチ・エネーブル信号LE2を
入力ラッチ118に転送し、これにより入力ラッチ11
8の出力をバイトB0にラッチさせる。第2のサブサイ
クルの第2の1/2において、I/O装置18はバイト
B1をISマルチプレクサ108、112のB1入力に
転送する。第2のサブサイクルの第2の1/2におい
て、経路指定符号デコーダ104はバイト・エネーブル
信号BE1をISマルチプレクサ112に転送し、これ
によりマルチプレクサを切り換えてバイトB1をISマ
ルチプレクサ112の出力から得る。更に、経路指定符
号デコーダ104はラッチ・エネーブル信号LE3を入
力ラッチ120に転送し、これにより入力ラッチ120
の出力をバイトB1にラッチさせる。
【0053】32ビット(4バイト)のI/O装置18
はプロセッサ・バス16に接続されるときは、I/O装
置18及びプロセッサ・バス16はマッチし、経路指定
符号は再び変更されたI/O装置18から出力される3
2ビット出力の進行を変更させる。再び、付加的な回路
は必要としない。マッチしている構成では、経路指定符
号発生手段及びシステム及びバス・コントローラ42
は、経路指定符号デコーダ104に対して、1つの経路
指定符号RC=00を発生して転送する。データ転送で
は、バイトB0が入力ラッチ114と、ISマルチプレ
クサ108、110及び112のB0入力とに供給され
る。バイトB1はISマルチプレクサ108及び112
のB1入力に、バイトB2はISマチプレクサ110の
B2入力に、バイトB3はISマルチプレクサ112の
B3入力に供給される。経路指定符号デコーダ104は
バイト・エネーブル信号BE1をISマルチプレクサ1
08に、バイト・エネーブル信号BE2はISマルチプ
レクサ110に、かつバイト・エネーブル信号BE3は
ISマルチプレクサ112に転送され、これによりIS
マルチプレクサ108、110及び112を切り換えて
バイトB1、B2及びB3をISマルチプレクサ10
8、110及び112の出力にそれぞれ供給される。更
に、経路指定符号デコーダ104はラッチ・エネーブル
信号LE0を入力ラッチ114、ラッチ・エネーブル信
号LE1を入力ラッチ116に、ラッチ・エネーブル信
号LE2を入力ラッチ118に、かつラッチ・エネーブ
ル信号LE3を入力ラッチ120に転送し、これにより
入力ラッチ114、116、118、及び120の出力
をそれぞれバイトB0、B1、B2及びB3にラッチさ
せる。
【0054】I/O装置18からプロセッサ・バス16
へのデータの経路指定を説明したが、プロセッサ・バス
16は続いてデータをプロセッサ・サブシステム6のよ
うなコンピュータ・サブシステムに転送することになる
ので、プロセッサ・バス16からI/O装置18へのデ
ータの経路指定を説明しよう。書き込み動作において、
プロセッサ・サブシステム6からのデータはラッチ12
2に入力される。第1メモリ・サブシステム10を検索
すると、第1メモリ・サブシステム10からのデータは
メモリの動作による書き込みの際に偶数データのラッチ
124及び奇数データのラッチ126に供給される。シ
ステム及びバス・コントローラ42から転送された各ラ
ッチエネーブル信号(図示なし)によりエネーブルされ
ると、ラッチ122、124及び125からのデータは
マルチプレクサ128に対する各入力として供給され
る。実行している書き込み動作の型式に従って、切り換
え信号がマルチプレクサ128に入力されてマルチプレ
クサ128を切り換えさせるので、第1メモリ・サブシ
ステム10からのデータ、又はプロセッサ・サブシステ
ム6からのデータをラッチ130の入力に出力する。
【0055】各メモリ又はプロセッサ書き込み動作期間
では、ラッチ・エネーブル信号(図示なし)がラッチ1
30に供給されてその出力を第1メモリ・サブシステム
10又はプロセッサ・サブシステム6からマルチプレク
サ134の第1の入力へのデータをラッチさせたものに
する。次いで、第2の経路指定符号デコーダ132はマ
ルチプレクサ134に切り換え信号を転送してマルチプ
レクサ134の出力をラッチ130に接続されている入
力へ切り換えさせる。このようにして、マルチプレクサ
134は32ビットのデータ・ワードを出力してプロセ
ッサ・サブシステム6又は第1メモリ・サブシステム1
0から8、16又は32ビットのデータ幅を有するI/
O装置18に転送するようにさせる。これを実行するた
めに、マルチプレクサ134の出力が第1の出力バイト
交換(“OS”)マルチプレクサ136及びOSマルチ
プレクサ138に接続されている。バイトB0はOSマ
ルチプレクサ138に対する第1入力として、バイトB
1はOSマルチプレクサ138に対する第2の入力とし
て、バイトB2はOSマルチプレクサ138に対する第
3入力として、かつ第1、第2、第3及び第4の出力ド
ライバ140a、140b、140c及び140dが含
まれる出力駆動手段140に対する第1の入力として、
またバイトB3はOSマルチプレクサ138に対する第
4入力として、OSマルチプレクサ136に対する第2
入力として、及び出力駆動手段140a〜140dに対
する第2の入力として供給される。
【0056】第2の経路指定符号デコーダ132はシス
テム及びバス・コントローラ42からRC信号を受け取
り、続いて必要に応じ、OSマルチプレクサ138にバ
イト・エネーブル信号BE0〜BE3、OSマルチプレ
クサ136にバイト・エネーブル信号BE1〜BE3、
かつ出力ドライバ140a〜140dにエネーブル信号
ODを転送して、例えば32ビットのコンピュータ・サ
ブシステムから8、16又は32ビットのI/Oサブサ
イクルへの特定の書き込み動作に必要なバイト交換を達
成させる。
【0057】
【表3】 ただし、 O=プロセッサ・バスに接続されたサブシステム上のバ
イト位置、 〈〉=プロセッサ・バス上のバイト位置、 −〉=プロセッサ・バス、ラッチ又は装置間のバイト交
換方向、 B0、B1、B2、B3=対応するバイト・エネーブル
信号BE0、BE1、BE2、BE3を受け取ったとき
に指定されたOSマルチプレクサから転送するデータ単
位、 T=指定された出力ドライバに転送するドライバ・エネ
ーブル信号。
【0058】8、16及び32ビットI/O装置と32
ビットのプロセッサ・バス16に接続された32ビット
コンピュータ・サブシステムとの間のデータの経路指定
についての説明を完了したが、プロセッサ・バス16を
介して一対の8、16及び32ビットI/O装置間のデ
ータを経路指定のためにここで説明した技術に対して必
要な変更に対して特に注目してみよう。I/O間の転送
において、一方のI/OはI/Oバス・マスタに指定さ
れ、他方はI/Oバス・スレーブに指定されなければな
らない。スレーブI/O装置とマスタI/O装置との間
のデータを経路指定するために、まずデータはスレーブ
のI/O装置18からプロセッサ・バス16に、次いで
マスタのI/O装置14に転送される。このような転送
期間において、スレーブのI/O装置18は、スレーブ
のI/O装置18から第1、第2及び第3のISマルチ
プレクサ108、110および112並びに入力ラッチ
114への幅に対応した大きさのデータ単位を転送す
る。各データ単位は、I/O装置の幅に従って、8、1
6又は32ビットからなり、各グループのビット0〜7
は第1のバイトであり、各グループのビット8−15は
第2のバイトであり、各グループのビット16〜23は
第3のバイトであり、各グループのビット24〜31は
第4のバイトである。
【0059】各ISマルチプレクサ108、110及び
112は出力駆動手段106に接続されているので、各
ISマルチプレクサ108、110及び112は、指定
された複数の前記バイト・グループ分けに対応し、スレ
ーブのI/O装置18から出力される各グループのビッ
トを入力している。特に、ISマルチプレクサ108
は、第1のバイトB0として指定されたスレーブのI/
O装置18から出力される各グループのデータ・ビッ
ト、及び第2のバイトB1として指定された各グループ
の出力データ・ビットを入力している。ISマルチプレ
クサ110は第1のバイトB0又は第3のバイトB2と
して指定された各グループのデータ・ビットを入力する
ように構築されている。最後に、ISマルチプレクサ1
12は第1のバイトB0、第2のバイトB1及び第4の
バイトB3として指定された各グループのデータ・ビッ
トを入力するように構築されている。
【0060】各ISマルチプレクサ108、110及び
112は複数のバイト・グループを入力するように構築
されているが、入力バイト・グループのうちの一つのみ
が特定のマルチプレクサにより選択されて出力される。
入力バイト・グループを選択して各マルチプレクサから
出力させることは、システム及びバス・コントローラ4
2が発生し、次いで第1の経路指定符号デコーダ104
へ転送される一連の経路指定符号(又は“RC”)によ
り制御される。第1の経路指定符号デコーダ140は、
システム及びバス・コントローラ42から転送されたR
Cを復号化し、入力された特定のRCに従って、ISマ
ルチプレクサ108にバイト・エネーブル信号BE0か
又はバイト・エネーブル信号BE1を転送してB0又は
B1を選択して出力させ、ISマルチプレクサ110に
バイト・エネーブル信号BE0か又はバイト・エネーブ
ル信号BE2を転送してB0又はB2を選択して出力さ
せると共に、ISマルチプレクサ112にバイト・エネ
ーブル信号BE0か又はバイト・エネーブル信号BE3
を転送してB0、B1又はB3を選択して出力させる。
第1の経路指定符号デコーダ104が発生するこのよう
なデータ転送信号は、スレーブのI/O装置18からの
IOCLK信号、及びスレーブのI/O装置18からの
同期ユティリティーSCLK信号と同期される。
【0061】入力ラッチ114の入力が出力駆動手段1
06の出力に直接接続され、また入力ラッチ116、1
18及び120の入力がそれぞれISマルチプレクサ1
08、110及び112に接続されているので、システ
ム及びバス・コントローラ42が発生するRCにより制
御されるバイトB0、B1、B2及びB3は、入力ラッ
チ114、116、118、及び120の入力にそれぞ
れ供給されることになる。更に、システム及びバス・コ
ントローラ42は、ラッチ・エネーブル信号LE1、L
E2、LE3及びLE4も発生して、入力ラッチ11
4、116、118及び120が入力ラッチ114、1
16、118及び120の入力に供給されているバイト
B0、B1、B2及びB3の特定の組み合わせをラッチ
出力ラッチさせている。
【0062】スレーブのI/O装置18からマスタI/
O装置14への最終的なデータ転送として、スレーブの
I/O装置18から32ビットのプロセッサ・バス16
へのデータ転送を制御するために、システム及びバス・
コントローラ42が発生する経路指定符号を下記の表4
に示す。
【0063】
【表4】 ただし、 〈〉=プロセッサ・バス上のバイト位置、 []=入力ラッチ上のバイト位置、 −〉=プロセッサ・バス、ラッチ又は装置間のバイト交
換方向、 B0、B1、B2、B3=対応するバイト・エネーブル
信号BE0、BE1、BE2、BE3を受け取ったとき
に指定されたISマルチプレクサから転送されるデータ
単位、 T=指定された出力ドライバに転送するドライバ・エネ
ーブル信号。
【0064】マスタ・スレーブ装置に対する転送の一部
として8ビットのスレーブ装置が32ビットのプロセッ
サ・バス16にデータを供給しているときに、システム
及びバス・コントローラ42はプロセッサ・バス16の
各サイクルにおいて経路指定符号“15”、“11”、
“13”及び“12”を逐次発生することにより、4サ
ブサイクルを発生する。前記表から明らかなように、発
生した各サブサイクルは、プロセッサ・バス16のバイ
ト0に対してスレーブのI/O装置18が出力する第1
のバイト0のラッチを制御している。スレーブのI/O
装置18が出力する第2のバイト0はプロセッサ・バス
16のバイト1にラッチされ、第3のバイト0はバイト
3にラッチされ、第4のバイト0はバイト4にラッチさ
れる。
【0065】特に、8ビットのスレーブのI/O装置を
用いるときに、スレーブのI/O装置18からの1バイ
トは出力駆動手段106に入力される。出力駆動手段1
06からの出力は入力ラッチ114と、ISマルチプレ
クサ108、110及び112のB0入力とにそれぞれ
直接接続されている。最初のI/Oサブサイクル(RC
=15)では、経路指定符号デコーダ104がエネーブ
ル信号を入力ラッチ114に供給し、これによりスレー
ブのI/O装置18の出力を入力ラッチ114にラッチ
させ、スレーブのI/O装置18のバイト0をプロセッ
サ・バスのバイト0に設定する。第2のI/Oサブサイ
クル(RC=11)では、経路指定符号デコーダ104
がエネーブル信号を入力ラッチ108に供給し、ISマ
ルチプレクサ108はスレーブのI/O装置18の出力
をB0入力に切り換え、エネーブル信号を入力ラッチ1
16に供給し、これにより第2のサブサイクルにおいて
スレーブのI/O装置18の出力を入力ラッチ116に
ラッチさせ、かつスレーブのI/O装置18のバイト0
をプロセッサ・バスのバイト1に設定する。同様に、第
3のI/Oサブサイクル(RC=13)では、経路指定
符号デコーダ104がバイト・エネーブル信号をISマ
ルチプレクサ110に供給し、かつ第3のI/Oサブサ
イクルにおいてエネーブル信号を入力ラッチ118に供
給して、入力ラッチ118に第3のサブサイクルI/O
装置の出力をラッチさせ、スレーブのI/O装置18か
ら次のバイト0をプロセッサ・バスのバイト3に設定す
る。最後に、第4のI/Oサブサイクル(RC=12)
では、経路指定符号デコーダ104がバイト・エネーブ
ル信号を入力ラッチ120に供給し、これにより入力ラ
ッチ120を第4のI/Oサブサイクルの出力へラッチ
させ、スレーブのI/O装置18からの次のバイト0を
プロセッサ・バスのバイト0に設定する。
【0066】マスタのI/O装置18への転送の一部と
して16ビットのスレーブのI/O装置がデータを32
ビットのプロセッサ・バス16に供給しているときは、
16ビットのスレーブのI/O装置は、スレーブのI/
O装置からプロセッサ・バス16への転送において2つ
のI/Oサブサイクルを有する。このような構造では、
システム及びバス・コントローラ42が第1のI/Oサ
ブサイクルにおいて第1の経路指定符号、また第2のI
/Oサブサイクルにおいて第2の経路指定符号を発生し
て経路指定符号デコーダ104に転送する。第1のI/
Oサブサイクル(RC=17)において、バイト・エネ
ーブル信号はISマルチプレクサ108に転送され、ラ
ッチ・エネーブル信号は入力ラッチ114、116に転
送される。従って、I/O装置18から出力される第1
のハーフ・ワードのバイトB0は、入力ラッチ114に
よりラッチされる。また、I/O装置18から出力され
る第1のハーフ・ワードのバイトB1は、マルチプレク
サ108のB1入力に供給される。ISマルチプレクサ
108は、BE1信号を受け取ると、バイトB1をラッ
チ116に出力してラッチさせる。第2のハーフ・ワー
ドはスレーブのI/O装置18により転送され、第2の
I/Oサブサイクル(RC=16)においてプロセッサ
・ワードの上位バイトにラッチされる。第2のI/Oサ
ブサイクルでは、バイトB0が入力ラッチ114の入
力、及びISマルチプレクサ110及び112のB0入
力へ出力される。この期間では、経路指定符号デコーダ
104はバイト・エネーブル信号BEをISマルチプレ
クサ110に発生し、これによりISマルチプレクサ1
10を切り換えてバイトB0がISマルチプレクサ11
0から出力される。更に、経路指定符号デコーダ104
はラッチ・エネーブル信号LE2をラッチ118に転送
し、これにより入力ラッチ118の出力をバイトB0に
ラッチさせる。第2のサブサイクルの第2ハーフでは、
スレーブのI/O装置18がバイトB1をISマルチプ
レクサ108及び112のB1入力へ転送する。第2の
サブサイクルの第2ハーフでは、経路指定符号デコーダ
104がバイト・エネーブル信号BE1をISマルチプ
レクサ112へ転送し、これによりISマルチプレクサ
112を切り換えてバイトB1がISマルチプレクサ1
12から出力される。更に、経路指定符号デコーダ10
4がラッチ・エネーブル信号LE3を入力ラッチ120
へ転送し、これにより入力ラッチ120の出力をバイト
B1にラッチさせる。
【0067】32ビット(4バイト)のスレーブのI/
O装置18がプロセッサ・バス16に接続されて、スレ
ーブのI/O装置がマスタのI/O装置へデータ転送す
るときは、I/O装置及びプロセッサ・バス16をマッ
チさせ、かつ経路指定符号を再び変更してスレーブのI
/O装置から出力される32ビットの進行を変更させな
ければならない。マッチした構成では、システム及びバ
ス・コントローラ42の経路指定符号発生手段が一つの
経路指定符号RC=10を発生して経路指定符号デコー
ダ104へ転送する。データ転送において、バイトB0
は入力ラッチ114と、ISマルチプレクサ108、1
10及び112のB0入力とに供給される。バイトB1
はISマルチプレクサ108及び112のB1入力、バ
イトB2はISマルチプレクサ110のB2入力、かつ
バイトB3はISマルチプレクサ112のB3入力に供
給される。経路指定符号デコーダ104は、バイト・エ
ネーブル信号BE1をISマルチプレクサ108、バイ
ト・エネーブル信号BE2をISマルチプレクサ11
0、かつバイト・エネーブル信号BE3をISマルチプ
レクサ112に転送させ、これによりISマルチプレク
サ108、110及び112を切り換えてISマルチプ
レクサ108、110及び112からバイトB1、B2
及びB3をそれぞれ出力させる。更に、経路指定符号デ
コーダ104は、ラッチ・エネーブル信号LE0を入力
ラッチ114、LE1を入力ラッチ116、LE2を入
力ラッチ118、及びLE3を入力ラッチ120に転送
させ、これによって入力ラッチ114、116、118
及び120の出力をバイトB0、B1、B2及びB3に
それぞれラッチさせる。
【0068】説明しているスレーブのI/O装置からマ
スタのI/O装置へのデータ転送期間におけるスレーブ
のI/O装置18からプロサッセ・バス16へのデータ
の経路指定を説明したので、ここでプロセッサ・バス1
6からマスタのI/O装置14へのデータの経路指定を
説明しよう。プロセッサ・バス16からマスタのI/O
装置14へのデータの経路指定は前に説明した経路指定
技術とは大きく異なる。ここで、プロセッサ・バス16
へ転送されたデータは、入力ラッチ114、116、1
18及び120の入力をマルチプレクサ134の第2の
入力に、入力ラッチ114、116、118及び120
の出力をマルチプレクサ134の第3の入力に、かつ入
力ラッチ114、116、118及び120の出力をマ
ルチプレクサ134の第3の入力に接続することによ
り、所望のマスタのI/O装置14への転送に必要とさ
れる特定のバイト交換に従って入力ラッチ114、11
6、118及び120のラッチ側及び非ラッチ側の両者
から経路指定されることになる。第2の経路指定符号デ
コーダ132は、マスタのI/O装置14の経路指定の
際に、切り換え信号をマルチプレクサ134に転送する
ことにより経路指定用のラッチされたデータか、又はラ
ッチされないデータを選択して、マルチプレクサ134
の出力をラッチされたデータか、又はラッチされないデ
ータへ接続させるようにする。次いで、マルチプレクサ
134から出力されたデータをマスタのI/O装置14
に経路指定することは、ラッチされたデータ及びラッチ
されないデータについて個々に進められる。
【0069】ラッチされないデータをプロセッサ・バス
16からI/O装置14に転送する場合に、第2の経路
指定符号デコーダ132は下記の表4に従ってシステム
及びバス・コントローラ42からRC信号を受け取る。
【0070】
【表5】 ただし、 〈〉=プロセッサ・バス上のバイト位置、 −〈=プロセッサ・バスとラッチ又は装置との間のバイ
ト交換方向、 B0、B1、OS、B2、B3=対応するバイト・エネ
ーブル信号BE0、BE1、BE2及びBE3を受信す
るときに指定されるIS及び/又はマルチプレクサによ
り転送されるデータ単位、 T=指定されたラッチに送出するラッチ・エネーブル信
号。
【0071】マルチプレクサ13の出力が第1のマルチ
プレクサ136及び第2のOSマルチプレクサ138に
接続されると、バイトB0がOSマルチプレクサ138
に対する第1の入力として、バイトB1がOSマルチプ
レクサ138に対する第2の入力及びOSマルチプレク
サ136に対する第1の入力として、バイトB2がOS
マルチプレクサ138に対する第3の入力、及び第1、
第2、第3及び第4の出力ドライバ140a、140
b、140c及び140dが含まれる出力駆動手段14
0に対する第1の入力として、バイトB3がOSマルチ
プレクサ138に対する第4の入力、OSマルチプレク
サ136に対する第2の入力として、かつ出力ドライバ
140a〜140dに対する第2の入力として供給され
る。同様に、OSマルチプレクサ136、138の出力
は出力ドライバ140a〜140dに対する入力であ
る。
【0072】第2の経路指定符号デコーダ132は、シ
ステム及びバス・コントローラ42から受け取るRC信
号に応答して、バイト・エネーブル信号BE0をISマ
ルチプレクサ108、110及び112、BE1をIS
マルチプレクサ108及び112、BE2をISマルチ
プレクサ110、かつBE3をISマルチプレクサ11
2に転送するので、所望のラッチしないデータがマルチ
プレクサ134を介してOSマルチプレクサ136及び
138に入力されることになる。更に、第2の経路指定
符号デコーダ132は、バイト・エネーブル信号BE
1、BE2及びBE3をOSマルチプレクサ136、バ
イト・エネーブル信号BE3をOSマルチプレクサ13
8、出力ドライバ・エネーブル信号ODEを出力ドライ
バ140a、140b、140c及び140dに転送し
て、特定のデータ転送、例えば8、16及び32ビット
のスレーブのI/O装置18から8、16及び32ビッ
トのマスタのI/O装置14へのデータ転送のために、
入力ラッチ114、116、118及び120の非ラッ
チ側からの転送に必要とされるバイト交換を達成させ
る。
【0073】プロセッサ・バス16からマスタのI/O
装置14へラッチされたデータの転送の場合は、第2の
経路指定符号デコーダ132が下記の表6に従ってシス
テム及びバス・コントローラ42からRC信号を受け取
る。
【0074】
【表6】 ただし、 〈〉=プロセッサ・バス上のバイト位置、 []=入力ラッチ上のバイト位置、 −〈=プロセッサ・バス、ラッチ又はサブシステムとの
間のバイト交換方向、 B0、B1、B2、B3=対応するバイト・エネーブル
信号BE0、BE1、BE2及びBE3を受信するとき
に指定されるOSマルチプレクサにより転送されるデー
タ単位、及び指定されたOSに転送されるバイト・エネ
ーブル信号。 T=出力ドライバに転送されるラッチ・エネーブル信
号。
【0075】マルチプレクサ134の出力が第1のOS
マルチプレクサ136及び第2のOSマルチプレクサ1
38に接続され、バイトB0がOSマルチプレクサ13
8に対する第1の入力として供給され、バイトB1がO
Sマルチプレクサ138に対する第2の入力、かつOS
マルチプレクサ136に対する第1の入力として供給さ
れ、バイトB2がOSマルチプレクサ138に対する第
3の入力、かつ第1、第2、第3及び第4の出力ドライ
バ140a、140b、140c及び140dが含まれ
る出力ドライバ手段140に対する第1の入力として供
給され、バイトB3がOSマルチプレクサ138に対す
る第4の入力、OSマルチプレクサ136に対する第2
の入力、かつ出力ドライバ140a〜140dに対する
第2の入力として供給される。OSマルチプレクサ13
6、138の出力は出力ドライバ140a〜140dに
対する入力である。
【0076】第2の経路指定符号デコーダ132は、シ
ステム及びバス・コントローラ42から受け取るRC信
号に応答し、必要に応じてバイト・エネーブル信号BE
1及びBE3をOSマルチプレクサ136、バイト・エ
ネーブル信号BE0、BE1、BE2及びBE3をOS
マルチプレクサ138、及び出力ドライバ・エネーブル
信号ODを出力ドライバ140a〜140dに転送し
て、所望により、例えば8、16及び32ビットのスレ
ーブのI/O装置18から8、16及び32ビットのマ
スタのI/O装置14へ、特定のデータ転送のために入
力ラッチ114、116、118及び120のラッチ側
からの転送に必要とされるバイト交換を達成させる。
【0077】本発明の以上の説明から明らかなように、
32ビットのプロセッサ・バスと8、16及び32ビッ
トのI/O装置との間にインタフェースが備えられて、
これらの間で転送されているデータ・バイトの経路指定
を変更することにより、8、16及び32ビットのI/
O装置と32ビットのコンピュータ・システムとの間の
データ転送のために、前記インタフェースを用いること
ができる。更に、本発明の以上の説明から明らかなよう
に、ここでも32ビットのプロセッサ・バスと8、16
及び32ビットのI/O装置との間で転送されているデ
ータ・バイトの経路指定を変更することにより、第1の
8、16及び32ビットのI/O装置と第2の8、16
及び32ビットのI/O装置との間のデータ転送のため
に、前記インタフェースを用いることができる。従っ
て、ミスマッチした装置と共に、マッチした装置の多数
の組み合わせ間のデータ転送のために、一つのインタフ
ェースが備えられる。しかし、当該技術分野に習熟する
者には、本発明の考えから大きく逸脱することなく、こ
こで説明した技術により多くの変更及び変形が可能なこ
とが認識されるであろう。従って、ここで説明した本発
明の形式は単なる例示であり、本発明の範囲を限定する
ことを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータ・システムの最上位のブロック
図。
【図2】図1のコンピュータ・システムに採用可能なプ
ロセッサ・サブシステムのブロック図。
【図3】図1のコンピュータ・システムに採用可能なメ
モリ・サブシステムのブロック図。
【図4】図1のコンピュータ・サブシステムのプロセッ
サ・バスとI/O装置との間のインタフェースのブロッ
ク図。
【符号の説明】 18 I/O装置 42 システム及びバス・コントローラ 104 132 経路指定符号デコーダ 106 出力駆動手段 108、110及び112 ISマルチプレクサ 114、116、118、120 入力ラッチ 122、124、125、130 ラッチ 128、134 マルチプレクサ 136 138 OSマルチプレクサ 140a〜140d 出力ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイクル ディー.ダーキン アメリカ合衆国テキサス州トラビス カウ ンティ,オースチン,ガト パス 6308

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 8、16又は32ビット幅の入出力装置
    から出力される前記8、16又は32ビット幅のデータ
    単位を32ビットのデータ・ワードに累積することによ
    り前記入出力装置から出力されるデータ単位を32ビッ
    ト幅のデータ・バスに転送するデータ・インタフェース
    を有するディジタル・コンピュータ装置において、 それぞれ1入力及び1出力を有する第1、第2、第3及
    び第4のラッチと、 前記入出力装置から前記ラッチのうち一つの入力へ出力
    される第1、第2、第3及び第4のデータ・バイト力を
    個別的に転送する手段と、 前記各ラッチの出力へ転送された前記データ・バイトを
    ラッチして前記ラッチ出力で前記32ビットのデータ・
    ワードを累積する手段と、 累積した前記32ビットのデータ・ワードを前記データ
    ・バイトに転送する手段と備えていることを特徴とする
    ディジタル・コンピュータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタル・コンピュー
    タ装置において、前記入出力装置から出力される前記第
    1、第2、第3及び第4のデータ・バイトを前記ラッチ
    のうちの一つの入力に個別的に転送する手段は、更に前
    記入出力装置から出力されるデータ単位の幅に基づいて
    前記第1、第2、第3及び第4のデータ・バイト出力を
    選択的に転送する手段を備えていることを特徴とするデ
    ィジタル・コンピュータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディジタル・コンピュー
    タ装置において、前記入出力装置により出力されたデー
    タ単位の幅に基づいて前記第1、第2、第3及び第4の
    データ・バイトを選択的に転送する前記手段は多数のマ
    ルチプレクサ入力を有し、前記入出力装置から出力され
    た前記第1、第2、第3及び第4のデータ・バイトのう
    ちの少なくとも2つ、及び1マルチプレクサ出力を受け
    取る少なくとも一つのマルチプレクサを備えていること
    を特徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のディジタル・コンピュー
    タ装置において、更に、前記マルチプレクサへの前記第
    1、第2、第3及び第4のデータ・バイト入力の組合わ
    せを選択して前記ラッチに伝送する手段を備えているこ
    とを特徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のディジタル・コンピュー
    タ装置において、前記前記入出力装置からの前記第1、
    第2、第3及び第4のデータ・バイトを個別的に前記ラ
    ッチのうちの一つの入力に転送する手段は、更に、 それぞれ少なくとも2つの入力を有し、前記前記入出力
    装置からの前記第1、第2、第3及び第4のデータ・バ
    イトのうちの少なくとも2つ、及び前記第1、第2、第
    3又は第4のラッチのうちの一つに接続された1出力を
    入力する複数のマルチプレクサと前記入出力装置から出
    力される前記第1、第2、第3及び第4のデータ・バイ
    トのうちのいずれを前記複数の各マルチプレクサに入力
    するかを選択的に制御する手段とを備えていることを特
    徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のディジタル・コンピュー
    タ装置において、前記入出力装置から出力される前記第
    1、第2、第3及び第4のデータ・バイトのうちのいず
    れを前記複数の各マルチプレクサに入力するかを選択的
    に制御する前記手段は、更に、前記マルチプレクサのそ
    れぞれに対するバイト・エネーブル信号を伝送する手段
    を備え、前記バイト・エネーブル信号は第1、第2、第
    3及び第4のデータ・バイトのうちのいずれが対応する
    前記マルチプレクサに対する入力とするかを選択するこ
    とを特徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のディジタル・コンピュー
    タ装置において、前記入出力装置から出力される前記第
    1、第2、第3及び第4のデータ・バイトを個別的に前
    記ラッチのうちの一つの入力に転送する前記手段は、更
    に、 前記入出力装置の出力を前記第1のラッチの入力に接続
    する手段と、 前記入出力装置の出力に接続された少なくとも一つの入
    力、及び前記第2のラッチの入力に接続された1出力を
    有する第1のマルチプレクサと、 前記入出力装置の出力に接続された少なくとも一つの入
    力、及び前記第3のラッチの入力に接続された1出力を
    有する第2のマルチプレクサと、 前記入出力装置の出力に接続された少なくとも一つの入
    力、及び前記第4のラッチの入力に接続された1出力を
    有する第3のマルチプレクサとを備えたことを特徴とす
    るディジタル・コンピュータ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のディジタル・コンピュー
    タ装置において、 前記入出力装置により前記第1のデータ・バイトは前記
    第1のラッチ、前記第2のマルチプレクサ、及び前記第
    3のマルチプレクサに入力され、 前記入出力装置による前記第2のデータ・バイトは前記
    第1のマルチプレクサ及び前記第3のマルチプレクサに
    入力され、 前記入出力装置による前記第3のデータ・バイトは前記
    第2のマルチプレクサに入力され、 前記入出力装置による前記第2のデータ・バイトは前記
    第3のマルチプレクサに入力されることを特徴とするデ
    ィジタル・コンピュータ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のディジタル・コンピュー
    タ装置において、 前記入出力装置は1バイト出力を有する8ビット装置で
    あると共に、該1バイト出力はサブサイクル当り前記第
    1のデータ・バイトを含み、 前記8ビット幅の入出力装置は前記32ビット幅のデー
    タ・バスの各サイクルで4サブサイクルを有し、 前記8ビット幅の入出力装置の前記第1のデータ・バイ
    トは、前記第1、第2、第3及び第4のサブサイクルで
    前記第1のラッチ、前記第1のマルチプレクサ、前記第
    2のマルチプレクサ及び前記第3のマルチプレクサに対
    する出力であることを特徴とするディジタル・コンピュ
    ータ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のディジタル・コンピュ
    ータ装置において、前記マルチプレクサは前記第2のサ
    ブサイクルのときに前記第1のデータ・バイト出力を出
    力するようにエネーブルされ、前記第2のマルチプレク
    サは前記第3のサブサイクル中に前記第1のデータ・バ
    イト出力を出力するようにエネーブルされ、前記第4の
    マルチプレクサは前記第4のサブサイクルのときに前記
    第1のデータ・バイト出力を出力するようにエネーブル
    されることを特徴とするディジタル・コンピュータ装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のディジタル・コンピュ
    ータ装置において、前記入出力装置は2バイト出力を有
    する16ビット装置であると共に、当該2バイト出力は
    サブサイクル当り前記第1及び第2のデータ・バイト出
    力からなり、前記16ビット幅の入出力装置は32ビッ
    ト幅のデータ・バスの各サイクル中に2つのサブサイク
    ルを有し、前記16ビット幅の入出力装置の前記2バイ
    ト出力の前記第1のデータ・バイトは前記第1及び第2
    のサブサイクルにおける前記第1のラッチ、前記第1の
    マルチプレクサ、前記第2のマルチプレクサ及び第3の
    マルチプレクサに対する出力であり、前記16ビット幅
    の入出力装置の前記2バイトの前記第2のデータ・バイ
    トは前記第1及び第2のサブサイクルにおける前記第1
    及び第2のマルチプレクサに対する出力であることを特
    徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  12. 【請求項12】 請求項8記載のディジタル・コンピュ
    ータ装置において、前記第2のマルチプレクサは前記サ
    ブサイクルにおける前記第1のデータ・バイト出力を出
    力するようにエネーブルされ、前記第3のマルチプレク
    サは前記第2のサブサイクルおける前記第2のデータ・
    バイト出力を出力するようにエネーブルされることを特
    徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  13. 【請求項13】 請求項8記載のディジタル・コンピュ
    ータ装置において、前記入出力装置は4バイト出力を有
    する32ビット装置であり、前記32ビット装置はサブ
    サイクル当り前記第1、第2、第3及び第4のデータ・
    バイト出力からなり、前記32ビット装置は前記32ビ
    ット・データ・バスの各サイクルに1サブサイクルを有
    し、前記32ビット入出力装置の前記第1のデータ・バ
    イト出力は前記第1のサブサイクルに前記第1のラッ
    チ、前記第1のマルチプレクサ、前記第2のマルチプレ
    クサ及び前記第3のマルチプレクサに対する出力であ
    り、前記32ビット入出力装置の前記第2のデータ・バ
    イト出力は前記第1のサブサイクルにおける前記第1の
    マルチプレクサ及び前記第3のマルチプレクサに対する
    出力であり、前記32ビット入出力装置の前記第3のデ
    ータ・バイト出力は前記第1のサブサイクルにおける前
    記第2のマルチプレクサに対する出力であり、前記32
    ビット入出力装置の前記第4のデータ・バイト出力は前
    記第1のサブサイクルにおける前記第3のマルチプレク
    サに対する出力であることを特徴とするディジタル・コ
    ンピュータ装置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載のディジタル・コンピュ
    ータ装置において、前記第1のマルチプレクサは前記第
    1のサブサイクルにおける前記第2のデータ・バイトを
    出力するようにエネーブルされ、前記第2のマルチプレ
    クサは前記第1のサブサイクルにおける前記第3のデー
    タ・バイトを出力するようにエネーブルされ、前記第3
    のマルチプレクサは前記第1のサブサイクルにおける前
    記第4のデータ・バイトを出力するようにエネーブルさ
    れることを特徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  15. 【請求項15】 32ビット幅のデータ・バスから出力
    される8、16又は32ビット幅の入出力装置へデータ
    単位を転送するデータ・インタフェースを有するディジ
    タル・コンピュータ装置において、 前記入出力装置の幅に等しい幅の出力駆動手段と、 前記データ・バスの出力に接続された少なくとも1入
    力、及び前記出力駆動手段に接続された1出力を有する
    第1のマルチプレクサと、 前記データ・バスの出力に接続された少なくとも1入
    力、及び前記出力駆動手段に接続された1出力を有する
    第2のマルチプレクサと、 前記データ・バスの出力を前記出力駆動手段の入力に直
    接接続させる手段と、 前記32ビットのデータ・バスから出力される前記第
    1、第2、第3及び第4のデータ・バイトを前記出力駆
    動手段に個々に転送する手段とを備えていることを特徴
    とするディジタル・コンピュータ装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記データ・バスから出力される
    前記第1のデータ・バイトは前記第1のマルチプレクサ
    に対する入力であり、前記データ・バスから出力される
    前記第2のデータ・バイトは前記第1のマルチプレクサ
    及び前記第2のマルチプレクサに対する入力であり、前
    記データ・バスから出力される前記第3のデータ・バイ
    トは前記出力駆動手段に対する入力であり、前記データ
    ・バスから出力される前記第4のデータ・バイトは前記
    第1のマルチプレクサ、前記第2のマルチプレクサ及び
    出力駆動手段に対する入力であることを特徴とするディ
    ジタル・コンピュータ装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記入出力装置は1バイト入力を
    有する8ビット装置であり、サブサイクル当り前記第1
    のデータ・バイト出力からなり、前記8ビット入出力装
    置は前記32ビット・データ・バスの各サイクルにおけ
    る4サブサイクルを有し、前記第1のマルチプレクサは
    前記第1、第2、第3及び第4のサブサイクルのときに
    出力される前記第1のデータ・バイトを出力するように
    エネーブルされることを特徴とするディジタル・コンピ
    ュータ装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記入出力装置は2バイト入力を
    有する16ビット装置であり、サブサイクル当り前記第
    1及び第2のデータ・バイト出力からなり、前記16ビ
    ット入出力装置は前記32ビット・データ・バスの各サ
    イクルに2サブサイクルを有し、前記第1のマルチプレ
    クサは前記第1及び第2のサブサイクルのときに出力さ
    れる前記第1のデータ・バイトを出力するようにエネー
    ブルされ、前記第2のマルチプレクサは前記第1及び第
    2のサブサイクルのときに出力される前記第2のデータ
    ・バイトを出力するようにエネーブルされることを特徴
    とするディジタル・コンピュータ装置。
  19. 【請求項19】 請求項16記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記入出力装置は4バイト入力を
    有する32ビット装置であり、サブサイクル当り前記第
    1、第2、第3及び第4のデータ・バイト出力からな
    り、前記32ビット入出力装置は前記32ビット・デー
    タ・バスの各サイクルに1サブサイクルを有し、前記第
    1のサブサイクルに出力される前記第1のデータ・バイ
    トを出力するようにエネーブルされ、前記第2のマルチ
    プレクサは前記第1のサブサイクルのときに出力される
    に前記第2のデータ・バイトを出力するようにエネーブ
    ルされ、前記第3のマルチプレクサは前記第1のサブサ
    イクルのときに出力される前記第4のデータ・バイトを
    出力するようにエネーブルされることを特徴とするディ
    ジタル・コンピュータ装置。
  20. 【請求項20】 前記入出力装置から出力される前記
    8、16又は32ビット幅のデータ単位を32ビット・
    データ・ワードに累積することにより、8、16又は3
    2ビット幅の入出力装置から出力されるデータ単位を3
    2ビット幅のデータ・バスへ転送すると共に、データを
    累積することなく、前記32ビット幅データ・バスから
    出力されるデータ単位を前記8、16又は32ビット幅
    の入出力装置へ転送するデータ・インタフェースを備え
    たディジタル・コンピュータ装置において、 それぞれ1入力及び1出力を有する第1、第2、第3及
    び第4のラッチと、 前記入出力装置から出力される前記第1、第2、第3及
    び第4のデータ・バイトを前記ラッチのうちの一つの入
    力に個々に転送する手段と、 前記各ラッチの出力に転送された前記データ・バイトを
    ラッチすることにより、前記ラッチの出力における前記
    32ビットのデータ・ワードを累積する手段と、累積し
    た前記32ビットのデータ・ワードを前記データ・バス
    に転送する手段と、 前記入出力装置の幅に等しい幅の出力駆動手段と、 前記データ・バスの出力に接続された少なくとも一つの
    入力、及び前記出力駆動手段に接続された一つの出力を
    有する出力マルチプレクサ手段と、 前記データ・バスの出力を前記出力駆動手段の入力に直
    接接続する手段と、 前記32ビットのデータ・バスから出力される前記第
    1、第2、第3及び第4のデータ・バイトを前記出力駆
    動手段へ個々に転送する手段とを備えていることを特徴
    とするディジタル・コンピュータ装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記入出力装置から出力される前
    記第1、第2、第3及び第4のデータ・バイトを前記ラ
    ッチのうちの一つの入力に個々に転送する手段は、更
    に、前記入出力装置から出力される前記データ単位の幅
    に基づいて前記前記第1、第2、第3及び第4のデータ
    ・バイトを選択的に転送する手段を備えていることを特
    徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  22. 【請求項22】 請求項16記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記入出力装置から出力される前
    記データ単位の幅に基づいて前記第1、第2、第3及び
    第4のデータ・バイトを選択的に転送する手段は、前記
    入出力装置から出力される前記第1、第2、第3及び第
    4のデータ・バイトのうちの少なくとも2つ、及び1マ
    ルチプレクサの出力を受け取る入力多重化手段を備えて
    いることを特徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  23. 【請求項23】 請求項22記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記入出力装置から出力される前
    記第1、第2、第3及び第4のデータ・バイトを前記入
    出力装置から前記ラッチのうちの一つの入力に個々に転
    送する手段は、更に、前記入出力装置の出力を前記第1
    のラッチの入力に接続し、かつ前記入力多重化手段は、
    更に、 前記入出力装置の出力に接続された少なくとも1入力、
    及び前記第2のラッチの入力に接続された1出力を有す
    る第1のマルチプレクサと、 前記入出力装置の出力に接続された少なくとも1入力、
    及び前記第3のラッチの入力に接続された1出力を有す
    る第2のマルチプレクサと、 前記入出力装置の出力に接続された少なくとも1入力、
    及び前記第4のラッチの入力に接続された1出力を有す
    る第3のマルチプレクサとを備えていることを特徴とす
    るディジタル・コンピュータ装置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記出力多重化手段は、更に、 前記データ・バスの出力に接続された少なくとも一つの
    入力、及び前記出力駆動手段に接続された出力を有する
    第1のマルチプレクサと、 前記データ・バスの出力に接続された少なくとも一つの
    入力、及び前記出力駆動手段に接続された出力を有する
    第2のマルチプレクサとを備えていることを特徴とする
    ディジタル・コンピュータ装置。
  25. 【請求項25】 請求項24記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記入出力装置から出力される前
    記第1のデータ・バイトは前記第1のマルチプレクサ、
    前記第2のマルチプレクサ及び前記第3のマルチプレク
    サに対する入力であり、 前記入出力装置から出力される前記第2のデータ・バイ
    トは前記第1のマルチプレクサ及び前記第3のマルチプ
    レクサに対する入力であり、 前記入出力装置から出力される前記第3のデータ・バイ
    トは前記第2のマルチプレクサに対する入力であり、 前記入出力装置から出力される前記第4のデータ・バイ
    トは前記第3のマルチプレクサに対する入力であること
    を特徴とするディジタル・コンピュータ装置。
  26. 【請求項26】 請求項25記載のディジタル・コンピ
    ュータ装置において、前記入出力装置から出力される前
    記前記第1、第2、第3及び第4のデータ・バイトのう
    ちのいずれが前記多重化手段に対する入力であるのかを
    選択的に制御する手段は、更に、バイト・エネーブル信
    号を前記各前記第1、第2、第3及び第4のマルチプレ
    クサに転送し、前記バイト・エネーブル信号は前記前記
    第1、第2、第3及び第4のデータ・バイトのうちのい
    ずれを対応する前記マルチプレクサに入力するのかを選
    択することを特徴とするディジタル・コンピュータ装
    置。
  27. 【請求項27】 コンピュータ装置において、 第1のデータ幅に対応する第1の特定バイト数のデータ
    単位を取り扱うように構築されたプロセッサと、 前記第1のデータ幅のデータ単位を取り扱うように構築
    されたメモリと、 第2のデータ幅に対応する第2の特定バイト数のデータ
    単位を取り扱うように構築された入出力装置と、 前記第1のデータ幅のデータ単位を取り扱うように構築
    されると共に、前記プロセッサ、前記メモリ及び前記入
    出力装置間を接続するデータ・バスと、 前記データ・バスから入出力装置へデータを転送するこ
    と及び前記入出力装置から前記データ・バスへデータを
    転送することを制御すると共に、転送されたデータのデ
    ータ幅を調整して受け取る装置又はバスのデータ幅に一
    致させる手段とを備え、 前記制御手段はデータ・バイトを転送する経路を変更す
    ることにより転送しているデータのデータ幅を調整し、
    前記経路の変更は授受する装置及び転送の方向に基づく
    ことを特徴とするコンピュータ装置。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のコンピュータ装置に
    おいて、前記データ・バスから入出力装置へデータを転
    送することを制御する手段は、更に、 前記累積したデータ単位を前記データ・バスに転送する
    前に、前記入出力装置から出力されるデータ単位を累積
    する累積手段を備え、 前記制御手段はデータ・バイトを前記累積手段に転送す
    る経路を変更することを特徴とするコンピュータ装置。
  29. 【請求項29】 請求項28記載のコンピュータ装置に
    おいて、前記データ単位を累積する前記累積手段は、更
    に、 それぞれ1入力及び1出力を有する第1、第2、第3及
    び第4のラッチと、 前記入出力装置から出力される第1、第2、第3及び第
    4のデータ・バイトを前記ラッチのうちの一つの入力に
    個々に転送する手段と、 前記各ラッチの出力へ転送された前記データ・バイトを
    ラッチすることにより前記ラッチの出力における32ビ
    ットの前記データ・ワードを累積する手段とを備えてい
    ることを特徴とするコンピュータ装置。
  30. 【請求項30】 請求項29記載のコンピュータ装置に
    おいて、更に、多数のマルチプレクサ入力を有し、前記
    入出力装置から出力される前記第1、第2、第3及び第
    4のデータ・バイトのうちの少なくとも2つ、及び1マ
    ルチプレクサ出力を受け取る入力多重化手段を備えてい
    ることを特徴とするコンピュータ装置。
  31. 【請求項31】 請求項30記載のコンピュータ装置に
    おいて、更に、前記入出力装置の出力を前記第1のラッ
    チの入力に接続する手段を備え、前記入力多重化手段
    は、更に、 前記入出力装置の出力に接続された少なくとも一つの入
    力、及び前記第2のラッチの入力に接続された出力を有
    する第1のマルチプレクサと、 前記入出力装置の出力に接続された少なくとも一つの入
    力、及び前記第2のラッチの入力に接続された出力を有
    する第3のマルチプレクサと、 前記入出力装置の出力に接続された少なくとも一つの入
    力、及び前記第2のラッチの入力に接続された出力を有
    する第4のマルチプレクサとを備えていることを特徴と
    するコンピュータ装置。
  32. 【請求項32】 請求項31記載のコンピュータ装置に
    おいて、前記出力多重化手段は、更に、 出力駆動手段と、 前記データ・バスの出力に接続された少なくとも一つの
    入力、及び前記出力駆動手段に接続された出力を有する
    第1の出力マルチプレクサと、 前記データ・バスの出力に接続された少なくとも一つの
    入力、及び前記出力駆動手段に接続された出力を有する
    第2の出力マルチプレクサと、 前記データ・バスの出力を前記出力駆動手段の入力に直
    接接続する手段とを備えていることを特徴とするコンピ
    ュータ装置。
  33. 【請求項33】 請求項32記載のコンピュータ装置に
    おいて、 前記入出力装置から出力される前記第1のデータ・バイ
    トは前記第1のラッチ前記第1のマルチプレクサ、及び
    前記第3のマルチプレクサに入力され、 前記入出力装置から出力される前記第2のデータ・バイ
    トは前記第1のマルチプレクサ、及び前記第3のマルチ
    プレクサに入力される入力され、 前記入出力装置から出力される前記第3のデータ・バイ
    トは前記第2のマルチプレクサに入力される入力され、 前記入出力装置から出力される前記第4のデータ・バイ
    トは前記第3のマルチプレクサに入力される入力される
    ことを特徴とするコンピュータ装置。
  34. 【請求項34】 請求項33記載のコンピュータ装置に
    おいて、前記入出力装置から出力される前記第1、第
    2、第3及び第4のデータ・バイトのうちのいずれを前
    記多重化手段に入力するのかを選択的に制御する前記手
    段は、更に、バイト・エネーブル信号を前記各第1、第
    2、第3及び第4のマルチプレクサに転送し、前記バイ
    ト・エネーブル信号は前記第1、第2、第3及び第4の
    データ・バイトのうちのいずれを対応する前記マルチプ
    レクサに入力するのかを選択することを特徴とするコン
    ピュータ装置。
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