JPH06124212A - 割り込みベクタテーブル管理方式 - Google Patents

割り込みベクタテーブル管理方式

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Publication number
JPH06124212A
JPH06124212A JP27619192A JP27619192A JPH06124212A JP H06124212 A JPH06124212 A JP H06124212A JP 27619192 A JP27619192 A JP 27619192A JP 27619192 A JP27619192 A JP 27619192A JP H06124212 A JPH06124212 A JP H06124212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vector table
interrupt
interruption
address
mpu
Prior art date
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Pending
Application number
JP27619192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Nagato
正喜 長門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP27619192A priority Critical patent/JPH06124212A/ja
Publication of JPH06124212A publication Critical patent/JPH06124212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はMPUの割り込みベクタテーブルの管
理に関し、簡素な初期処理で、ROMおよびRAMに記
憶されている割り込みプログラムのダイナミックな置換
を容易に行うことができる。 【構成】マイクロプロセッサユニット(MPU)が割り
込み処理へのベクタを外部メモリ上の領域にテーブル管
理し、汎用処理の合間に割り込み発生があった時、前記
割り込みベクタテーブルを参照して割り込み処理を行う
割り込みベクタテーブル管理方式において、前記MPU
内部に割り込みベクタテーブルへのアドレスを格納する
書き換え可能なテーブルアドレス指定用レジスタと、そ
のレジスタに初期値を設定するデフォルトアドレス値保
存部とを備え、割り込みベクタテーブルを動的に再配置
する事が可能なことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMPUの割り込みベクタ
テーブル管理方式に関し、特にROM(Read On
ly Memory)又はRAM(Random Ac
cess Memory)に記憶されているベクタテー
ブルの記憶領域を動的に再配置することを可能にする事
により、割り込みプログラムのダイナミックな置き換え
が容易に行える割り込みベクタテーブル管理方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、MPUにおいて割り込み処理への
ベクタ群は外部メモリであるROM又はRAM上の領域
に割り込みベクタテーブルを作成し管理している。MP
Uは割り込みが発生時にそのテーブルを参照して割り込
み処理を行うが、従来の方式ではこのMPUの割り込み
処理方式では、割り込みベクタを保存する割り込みベク
タテーブルが、絶対アドレス上に固定されており、その
番地は個々のMPUに依存していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の割り
込みベクタテーブル管理方式は、割り込みベクタテーブ
ルの絶対アドレスが固定という性格上、通常の使用にお
いて割り込みテーブルはROM(Read Only
Memory)上、又はRAM(RandomAcce
ss Memory)上のどちらかに固定されてしまう
事となり次の様な課題があった。
【0004】1)ROMの場合。
【0005】割り込みベクタテーブルがROM上に配置
された場合に、当然テーブルの値は動的には書き換え不
可能となる。これは、プログラム実行時でのテーブル初
期化が不要という利点はあるが、逆に割り込み処理ルー
チンを動的に変更する事が出来ない。それを実現する為
には、ROM上の割り込みベクタテーブルに、目的とす
るROM上の割り込み処理への番地を記入する代わりに
RAM上に配置された別のソフトウェアの番地を記入し
ておき、そのRAM上のソフトウェアの中から目的のR
OM上の割り込み処理が置かれている番地を呼び出すと
いう手法を用いる必要がある。この手法を用いると、目
的とする割り込み処理を変更したい場合には、割り込み
ベクタテーブルから呼び出されるRAM上のソフトウェ
アが参照する割り込み処理への番地を別な割り込み処理
への番地に書き換えてしまうことで動的に割り込み処理
の変更が可能となる。しかし、前述の予めROM上のベ
クタテーブルから割り込み処理に直接飛ぶ様に設計され
たソフトウェアの手法に変更する際は、当然ソフトウェ
アのソースライセンスを修正する必要があり、ソースラ
イセンスを持たないソフトウェアライブラリの利用に大
きな制限が生じる事となる。
【0006】2)RAMの場合。
【0007】割り込みベクタテーブルがRAM上に配置
された場合は、割り込みベクタテーブルを動的に書き換
える事が可能ではあるが、逆に必ずベクタテーブルの初
期設定処理が必要となる。又、動的にベクタテーブルを
書き換える際は、割り込みの禁止状態が発生する事とな
る。この割り込み禁止状態の処置は、前述のROM使用
時にRAM上のソフトウェアを介して割り込み処理を行
う際にもあてはまる課題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の割り込みベクタ
テーブル管理方式は、マイクロプロセッサユニット(M
PU)が割り込み処理へのベクタを外部メモリ上の領域
にテーブル管理し、汎用処理の合間に割り込み発生があ
った時、前記割り込みベクタテーブルを参照して割り込
み処理を行う割り込みベクタテーブル管理方式におい
て、前記MPU内部に割り込みベクタテーブルへのアド
レスを格納する書き換え可能なテーブルアドレス指定用
レジスタと、そのレジスタに初期値を設定するデフォル
トアドレス値保存部とを備え、割り込みベクタテーブル
を動的に再配置する事が可能なことを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例の構成図である。図2は
本実施例の動作過程の構成図である。図1において1
は、後述の構成を備えたMPUである。すなわちMPU
1は内部に、書き換え可能な割り込みベクタテーブルア
ドレスレジスタ2、アドレスレジスタ2の初期値を与え
るデフォルトテーブルアドレス保存部3、MPU1の汎
用部4を備えている。又、外部記憶領域として動的に書
き換え不可能なメモリであるROM5、動的に書換可能
なメモリであるRAM6がある。ROM5には、リセッ
トベクタレジスタ、8の汎用プログラムP−1、9の割
り込みベクタテーブルT−1と、10の割り込み処理ル
ーチン群R−1が格納されている。リセットベクタレジ
スタ7には汎用プログラム8のアドレスが示され、デフ
ォルトテーブルアドレス保存部3の指し示す番地に、9
の割り込みベクタテーブルT−1が配置され、9の割り
込みベクタテーブルT−1内の各ベクタは10の割り込
み処理ルーチン群R−1内の各割り込み処理へのアドレ
スを指し示している。
【0010】次に本実施例の動作を説明する。このシス
テムに起動(リセット)が掛かると、MPU1はリセッ
トベクタレジスタ7内のアドレスに従って、8の汎用プ
ログラムP−1の実行を開始すると共に、割り込みベク
タテーブルアドレスレジスタ2の中には、デフォルトテ
ーブルアドレス保存部3が持つテーブルアドレス値(9
の割り込みベクタテーブルT−1へのアドレス値)が初
期値としてロードされる。これにより、8の汎用プログ
ラムP−1の処理の途中で何らかの割り込み処理が発生
した場合に、割り込みベクタテーブルアドレスレジスタ
2が指し示す9の割り込みベクタテーブルT−1に従っ
て、10の割り込みルーチン群R−1から処理が選ばれ
る事となる。さて、ここで、8の汎用プログラムP−1
の処理が進み、図2の様に、RAM6上に11の汎用プ
ログラムP−2、12の割り込みベクタテーブルT−
2、13の割り込み処理ルーチン群R−2が外部よりダ
ウンロードされたとする。8の汎用プログラムP−1
が、ローダと呼ばれる種のプログラムの場合には、この
様なプログラムのダウンロードは頻繁に行われる事であ
る。又、ここでも12の割り込みベクタテーブルT−2
内の各ベクタは13の割り込み処理ルーチン群R−2内
の各割り込み処理へのアドレスを指し示しているとす
る。この状態において、8の汎用プログラムP−1から
11の汎用プログラムP−2に処理を移行する場合を考
える。この場合、割り込み処理も10の割り込み処理ル
ーチン群R−1から、13の割り込み処理ルーチン群R
−2に同時に移行させるものとする。本実施例で、この
処理を実現する為には、11の汎用プログラムP−2の
最初の処理として、割り込みベクタテーブルアドレスレ
ジスタ2の値を、12の割り込みベクタテーブルのアド
レス値に書き直す処理を加えるだけで実現が可能とな
る。この処理の実行に際しては、割り込みの禁止を掛け
る必要は無く、又メモリの使用が許される範囲で、何度
でも割り込みベクタテーブルの動的再配置が可能であ
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、割り込み
処理へのベクタを外部メモリ上にテーブル管理し、割り
込みの発生時にそのテーブルを参照して割り込み処理を
行うという方式を用いるMPUに於いて、MPU内部に
ベクタテーブルのアドレスを格納する為の書き換え可能
なテーブルアドレス指定用レジスタと、そのレジスタに
初期値を設定するデフォルトアドレス値保存部を持つ事
により、容易に割り込みベクタテーブルを動的再配置す
る事を可能とする。これにより、デフォルトアドレス保
存部に記憶されている割り込みベクタテーブルのデフォ
ルトアドレスにROMを配置すれば、MPUのリセット
直後のプログラムの実行に際し割り込みベクタテーブル
の初期設定を行う必要も無く、又、割り込みベクタテー
ブルの指定を瞬時に変更出来る事により、割り込み禁止
時間を伴うことなく、割り込み処理ベクタの変更が実現
出来る効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本実施例の動作状態を説明する構成図である。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサユニット(MPU) 2 割り込みベクタテーブルアドレスレジスタ 3 デフォルトアドレス保存部 4 MPU汎用部 5 ROM 6 RAM 7 リセットベクタレジスタ 8,11 汎用プログラム 9,12 割り込みベクタテーブル 10,13 割り込み処理プログラム群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサユニット(MPU)
    が割り込み処理へのベクタを外部メモリ上の領域にテー
    ブル管理し、汎用処理の合間に割り込み発生があった
    時、前記割り込みベクタテーブルを参照して割り込み処
    理を行う割り込みベクタテーブル管理方式において、前
    記MPU内部に割り込みベクタテーブルへのアドレスを
    格納する書き換え可能なテーブルアドレス指定用レジス
    タと、そのレジスタに初期値を設定するデフォルトアド
    レス値保存部とを備え、割り込みベクタテーブルを動的
    に再配置する事が可能なことを特徴とする割り込みベク
    タテーブル管理方式。
JP27619192A 1992-10-14 1992-10-14 割り込みベクタテーブル管理方式 Pending JPH06124212A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08214294A (ja) * 1994-09-30 1996-08-20 Sgs Thomson Microelectron Sa 動画像圧縮回路用制御プロセッサ
DE10017934A1 (de) * 2000-04-11 2001-08-09 Fujitsu Siemens Computers Gmbh Schaltungsanordnung mit einem Prozessor und einem System-Bus-Interface
KR100394455B1 (ko) * 1995-10-13 2003-10-17 삼성중공업 주식회사 다중인터럽트처리장치및방법
US6742113B1 (en) 1999-05-31 2004-05-25 Renesas Technology Corp. Microprocessor with EIT, processing capability, and EIT processing method

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US6742113B1 (en) 1999-05-31 2004-05-25 Renesas Technology Corp. Microprocessor with EIT, processing capability, and EIT processing method
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Effective date: 20000201