JPH06123997A - 磁性トナー及び電子写真方法 - Google Patents

磁性トナー及び電子写真方法

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Publication number
JPH06123997A
JPH06123997A JP4272680A JP27268092A JPH06123997A JP H06123997 A JPH06123997 A JP H06123997A JP 4272680 A JP4272680 A JP 4272680A JP 27268092 A JP27268092 A JP 27268092A JP H06123997 A JPH06123997 A JP H06123997A
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JP
Japan
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toner
manufactured
weight
electrostatic latent
latent image
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Application number
JP4272680A
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English (en)
Inventor
Akinori Toyoda
昭則 豊田
Yasuhito Yuasa
安仁 湯浅
Noriaki Hirota
典昭 廣田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06123997A publication Critical patent/JPH06123997A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で小型高性能、画像濃度が高く、
低地カブリがなく、現像特性の安定した磁性トナー及び
そのトナーを用いた電子写真方法を提供することを目的
とする。 【構成】 固定された磁石を内部に有する静電潜像保持
体ドラムを用い、静電潜像を形成した後、現像剤溜め内
で磁性トナーと接触させ、トナーを静電潜像保持体表面
に磁力で吸着させる。更に交流電圧を印加した磁石を内
包した電極ローラを通過させると、画像部にのみトナー
が残り現像され顕像化させる構成の現像行程を用いる電
子写真方法で、前記磁性トナーが少なくとも結着樹脂と
磁性体からなるトナー母体と外添剤から構成され、前記
外添剤の特定の比表面積が20〜120m2/gであ
り、かつ前記トナー母体の比表面積Sb2/g、体積平
均粒径Dvμm、比重をHbg/cm3とするとき、それ
らの比表面積と体積平均粒径と比重の積が6≦Sb×Dv
×Hb≦30であることを特徴とする磁性トナー及びそ
の磁性トナーを用いた電子写真方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタやファクシミリ
に用いられる磁性トナー及び電子写真方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としてはカスケード現
像法、タッチダウン現像法、ジャンピング現像法などが
ある。そのなかで、静電潜像保持体に直接現像剤を振り
かける現像法として米国特許3105770に示される
カスケード現像が知られている。カスケード現像法は、
電子写真法初期の実用複写機に用いられた現像法であ
る。また現像ローラに交流バイアス印加し一成分トナー
を飛翔させ現像する方法として米国特許3866574
がある。この発明では現像ローラに印加する交流バイア
スはトナーの動きを活性化する目的に用いられ、トナー
は画像部には飛翔し、非画像部では途中で舞い戻ると説
明されている。
【0003】さらに、この交流バイアスを印加する技術
を改良したものとして、特公昭63ー42256号公報
に示されるジャンピング現像がある。このジャンピング
現像法はトナーをトナー担持体に担持させ現像部まで運
び、そこで交流バイアスにより静電潜像保持体の画像部
にトナーを付着させる方法である。この特公昭63ー4
2256号公報の技術思想は、画像部及び非画像部にお
いてトナーが往復運動するという点で前述の米国特許3
866574と異なるものである。
【0004】さらに現像の小型化と高画質化を推進する
ため、固定磁石を静電潜像保持体に内包し更に静電潜像
保持体と所定の間隙を設けて対向する位置に磁石を有す
る電極ローラから構成される現像方式が提案され、より
一層の高画質化、小型化、装置の簡素化、低コストが可
能となっている。
【0005】周知のようにこれらの現像法に使用される
静電荷現像用のトナーは一般的に樹脂成分、顔料もしく
は染料からなる着色成分及び可塑剤、電荷制御剤等の添
加成分、外添剤によって構成されている。
【0006】しかしながら近年複写像の益々の高画質化
が望まれる傾向が著しくなるにつれ、トナーの主要構成
成分である外添剤、トナー母体に従来以上の高機能化が
要求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、当技術分野ではよく知られていることで
あるが、カスケード現像法は、ベタ画像再現を苦手とし
ていた。また、装置が大型複雑化するという問題点を有
していた。さらに米国特許3866574の現像器は、
装置に高い精度が要求され複雑で高いコストがかかると
いう欠点を有していた。ジャンピング現像法はトナー層
を担持したトナー担持体上に極めて均一な薄層を形成す
ることが不可欠であった。またこの方法ではしばしばト
ナー担持体上のトナー薄層に前画像の履歴が残り画像に
残像が現れる、いわゆるスリーブゴースト現像が発生し
た。さらに装置が複雑でコストが高いという欠点もあ
る。
【0008】更に現像を小型高性能にした本発明に使用
する現像法は静電潜像保持体に固定磁石を内包し更に静
電潜像保持体と所定の間隙を設けて対向する位置に磁石
を有する電極ローラから構成される現像方式で、より一
層の小型化、装置の簡素化、低コストが可能になる方式
であるが、反面高画質化のためにより高性能化されたト
ナー特性に寄り掛かざるをえない面を含んでいる。この
現像法特有の現象と考えられるが、トナーは層規制され
ずに、静電潜像保持体と電極ローラが回転する現像場に
飛び込んでくる。そこで、現像が行われると同時に、静
電潜像保持体上の非画像部に付着したトナーを磁石を有
する電極ローラによって効率よく回収するかが文字周辺
の飛び散りや地カブリの低減等の高画質化へのポイント
となる。
【0009】従来の一成分現像法や、二成分現像法で使
用されているトナーでは、母体表面の凹凸が大きく、外
添剤の比表面積が大きいため、静電潜像保持体とトナー
の間の分子間力が大きくなり、磁石を有する電極ローラ
ではトナーが回収できないため非画像部に地カブリが増
加するや文字周辺の飛び散りが増大する。また、ベタ黒
画像部や中間調画像部にムラが生じる傾向にある。
【0010】そこで静電潜像保持体とトナー間の分子間
力を低くするために取られる手段としてはシリカ等の外
添剤の添加量の増加である。しかし単にシリカ等の外添
剤を増加すると分子間力は確かに低下するが、シリカの
浮遊物が増加し、このシリカが核となりクリーニングブ
レードの押圧力で静電潜像保持体に打ち込まれ傷が発生
したり、シリカの浮遊物が静電潜像保持体上でのフィル
ミングを発生させる。
【0011】またシリカの浮遊物がベタ黒部に付着し白
点が発生する問題が発生し、単にシリカ増量のみでは弊
害が多く発生し、問題の解決にはならない。
【0012】本発明は上記問題点に鑑み、より一層の小
型化、装置の簡素化、低コストが可能な現像法であり、
さらに高濃度で低地かぶりの高画質を達成し、小型長寿
命で装置内にトナーの汚染の発生しない磁性トナー及び
電子写真方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明の磁性トナー及び電子写真方法は、固定磁石
を内包し移動する静電潜像保持体と、前記静電潜像保持
体の表面に対向し前記固定磁石により磁気的に吸引させ
て磁性トナーを供給するトナー溜めと、少なくとも前記
固定磁石の一部に対向した位置でかつ前記静電潜像保持
体の表面と所定の間隙を有した位置に設置され、内部に
磁石を有する電極ローラと、を有する現像行程を用いる
電子写真方法に用いられる磁性トナーであって、前記磁
性トナーが少なくとも結着樹脂と磁性体からなるトナー
母体と外添剤から構成され、(1)前記外添剤の比表面
積が20〜120m2/gであり、かつ前記トナー母体
の比表面積をSb2/g、体積平均粒径をDvμm、比
重をHbg/cm3とするとき、6≦Sb×Dv×Hb≦3
0であり、(2)外添剤の添加量は磁性トナー重量に対
して0.1〜 3.0重量%であり、(3)磁性体の添
加量は磁性トナー重量に対して20〜60重量%である
ことを特徴とする磁性トナーである。
【0014】また本発明は、固定磁石を内包し移動する
静電潜像保持体と、磁性トナーと、前記静電潜像保持体
の表面に対向し前記固定磁石により磁気的に吸引させて
前記磁性トナーを供給するトナー溜めと、少なくとも前
記固定磁石の一部に対向した位置でかつ前記静電潜像保
持体の表面と所定の間隙を有した位置に設置され、内部
に磁石を有する電極ローラと、を有する現像行程を用い
る電子写真方法であって、(4)前記外添剤の比表面積
が20〜120m2/gであり、かつ前記トナー母体の
比表面積をSb2/g、体積平均粒径をDvμm、比重
をHbg/cm3とするとき、6≦Sb×Dv×Hb≦30
であり、(5)外添剤の添加量は磁性トナー重量に対し
て0.1〜 3.0重量%であり、(6)磁性体の添加
量は磁性トナー重量に対して20〜60重量%である磁
性トナーを用いることを特徴とする電子写真方法であ
る。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成によって、固定磁石を内
包する静電潜像保持体を用い、静電潜像を形成した静電
潜像保持体にトナーを振りかけ磁気的に付着させ、電極
ローラ部まで担持搬送し、電極ローラに交流バイアスを
印加し、静電潜像保持体の非画像部トナーを静電力と磁
力によって除去する。すなわち本発明はカスケード現像
法に、静電潜像保持体内部に磁石を設置、電極に交流電
圧印加し、より小型高性能化したものである。本発明で
は、最初にトナーが静電潜像保持体に振りかけられたと
きに現像はほとんど終了している。電極ローラ部はトナ
ーをトナー留め内で循環させると同時に、静電潜像の非
画像部のトナーを回収している。すなわちトナーをトナ
ー溜めから現像部まで担持し運ぶのは静電潜像保持体で
ある。電極ローラはトナー層を担持しない裸の面が静電
潜像保持体に対向する。
【0016】但し電極ローラと静電潜像保持体は逆方向
回転である。本発明の電子写真方法に用いる磁性トナー
は絶縁性一成分トナーが好ましい。一成分トナーを用い
ると装置構成が簡略化できる。
【0017】本発明の電子写真方法は一度静電潜像保持
体の全面にトナーを付着させ、後に電極ローラにより静
電力と磁力により非画像部のトナーを除去する構成であ
る。そのためこの方法ではトナーの静電潜像保持体に対
する分子間力が強く画像特性に影響する。つまりトナー
の静電潜像保持体に対する分子間力が大きいと非画像部
のトナーが静電潜像保持体に強く付着し除去できず地カ
ブリとなって画像を劣化させるし、また静電潜像保持体
の全面にトナーを付着させるときベタ画像にムラが発生
することがわかった。
【0018】高画質化を実現するためにトナーの静電潜
像保持体に対する分子間力を低く抑える必要があること
がわかった。
【0019】そのため、比表面積が20〜120m2
gの範囲であることが好ましい。更に好ましくは25〜
110m2/gである。比表面積が120m2/g以上で
はトナーの静電潜像保持体に対する分子間力が大きく、
非画像部のトナーが静電潜像保持体に強く付着し除去で
きず地カブリとなって画像を劣化させ、また静電潜像保
持体の全面にトナーを付着させるときベタ画像にムラが
発生することもわかった。20m2/g以下ではトナー
同士が凝集を起こし、トナーの流動性の低下がみられ搬
送不良が起こり画像濃度の低下を引き起こすことがわか
った。
【0020】また、トナー母体の比表面積をSb2
g、体積平均粒径をDvμm、比重をHbg/cm3とす
るとき、6≦Sb×Dv×Hb≦30の範囲であることが
好ましい。更に好ましくは6≦Sb×Dv×Hb≦28で
ある。
【0021】Sb×Dv×Hbの値が30をこえるとトナ
ー形状に凹凸が多くなり、トナーの静電潜像保持体に対
する接触点が増加して、分子間力が大きくなり静電潜像
保持体からトナーを除去できず地カブリとなって画像を
劣化させ、また静電潜像保持体の全面にトナーを付着さ
せるときベタ画像にムラが発生することもわかった。ま
た、Sb×Dv×Hbの6でトナーは真球の形状になり、
これ以下の値を示すことはない。
【0022】このときの比表面積値の測定は通常のBE
T測定法を使用する。本発明では使用機種は島津製作所
製FlowSorb2−2300型を使用した。
【0023】本発明の磁性トナーに用いる外添剤はシリ
カ、アルミナ、チタニアの酸化物微粒子が好ましい。
より好ましくはシリカ、アルミナ、チタニア等の酸化物
をシランカップリング剤、シリコーンオイル等で疎水化
処理したもので、疎水化率が50%以上であることが好
ましい。
【0024】本発明の外添剤の添加量は磁性トナー重量
に対して0.1〜 3.0重量%であることが好まし
い。より好ましくは0.2〜2.0重量%である。外添
剤の添加量が3.0%以上であるとトナー表面の外添剤
が遊離をし、静電潜像保持体に付着しいわゆるフィルミ
ングが発生し、露光時に静電潜像保持体の電位が低下せ
ず、露光部分を可視化する現像方式いわゆるネガポジ反
転現像方式においては、画像部に白抜けの筋が発生し、
逆に、非露光部を可視化する正規現像方式では非画像部
にトナーが付着して、黒筋が発生し画質の低下を起こす
ことがわかった。また、外添剤の添加量が0.1%以下
であるとトナー同士が凝集を起こし、トナーの流動性の
低下がみられ搬送不良が起こり画像濃度の低下を引き起
こすことがわかった。
【0025】本発明の磁性トナーの製造方法としては公
知の方法を用いる。つまり結着樹脂と他の内添剤を混合
し加熱混練で分散させる。このときの加熱混練手法とし
ては公知の加熱混練機を用いて行なうことが出来る。加
熱混練機としては、三本ロール型、一軸スクリュウー
型、二軸スクリュウー型、ハ゛ンハ゛リーミキサー型等の混練物を
加熱してせん断力をかけて練る装置を使用することが出
来る。本実験では池貝鉄工社製のPCM30を使用し
た。本発明はこれに限るものではない。その塊をカッタ
ーミル等で粗粉砕し、その後ジェットミル粉砕機で粉砕
され、気流式分級機で微粉粒子がカットされ、所望の粒
度分布を得、シリカ、アルミナ、チタニア等の酸化物を
疎水化した外添剤を外添処理しトナーが得られる。
【0026】また本発明に係る磁性トナーには必要に応
じて着色・電荷制御の目的で適当な顔料または染料が配
合される。そのような顔料または染料としてはカーボン
ブラック、鉄黒、グラファイト、ニグロシン、アゾ染料
の金属錯体、フタロシアニンブルー、セルコオイルブル
ー、デュポンオイルレッド、アニリンブルー、ベンジジ
ンイエロー、ローズベンガルやこれら等の混合物があ
り、電荷量、着色に必要な量が配合される。
【0027】さらに本発明に係る磁性トナーは必要に応
じて離型剤が更に配合される。更に必要に応じて他の種
類の添加剤を配合せしめることができる。例えばチタ
ン、アルミナ等の外添剤、酸化スズ、チタン酸ストロン
チウム等の研磨剤である。
【0028】さらに本発明に係る磁性トナーは磁性体が
配合される。磁性粉としては鉄、マンガン、ニッケル、
コバルト、等の金属粉末や鉄、マンガン、ニッケル、コ
バルト、亜鉛等のフェライト等がある。粉体の平均粒径
は1μm以下、特に好ましくは0.6μm以下が好まし
い。磁性体の添加量は20〜60重量%が好ましい。特
に好ましくは25〜55重量%である。磁性体の添加量
が60重量%以上の時は、結着樹脂に比べての比率が高
くなり、紙への定着時にコールドオフセットを起こす。
また、磁性体の添加量が20重量%以下の時は静電潜像
保持体からトナーを回収力が弱くなり非画像部にカブリ
が生じる。
【0029】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
【0030】図1は本発明の磁性トナーが用いられる現
像行程の一例を示している。現像方式は一成分方式を用
いている。1はフタロシアニンをポリエステル系バイン
ダ樹脂に分散した有機静電潜像保持体ドラム、2は静電
潜像保持体1と同軸で固定された磁石で、3は静電潜像
保持体をマイナスに帯電するコロナ帯電器、4は静電潜
像保持体の帯電電位を制御するグリッド電極、5は信号
光、6はトナー溜め、7は磁性一成分トナー、8は静電
潜像保持体1とギャップを開けて設定した非磁性電極ロ
ーラ、9は電極ローラ8の内部に設置された磁石、10
は電極ローラ8に電圧を印加する交流高圧電源、11は
電極ローラ上のトナーをかきおとすポリエステルフィル
ム製のスクレーパ、12は静電潜像保持体上のトナー像
を紙に転写する転写コロナ帯電器である。13はトナー
溜め内でのトナーの流れをスムーズにし、またトナーが
自重で押しつぶされ静電潜像保持体と電極ローラとの間
でのつまりが発生するのを防止するためのダンパーであ
る。静電潜像保持体1表面での磁束密度は600Gsで
ある。電極ローラ内部の磁力の方を強くして搬送性を向
上させた。また図中に示す磁石2の磁極角はθは15度
に設定した。静電潜像保持体1の直径は30mmで、周
速60mm/sで図中の矢印の方向に回転させ用いた。
電極ローラ8の直径は16mmで、周速40mm/sで
静電潜像保持体の進行方向とは逆方向(図中の矢印方
向)に回転させ用いた。静電潜像保持体1と電極ローラ
8とのギャップは300μmに設定した。
【0031】静電潜像保持体1をコロナ帯電器3(印加
電圧−4.5kV、グリッド4の電圧−500V)で、
−500Vに帯電させた。この静電潜像保持体1にレー
ザ光5を照射し静電潜像を形成した。このとき静電潜像
保持体の露光電位は−90Vであった。この静電潜像保
持体1表面上に、トナー7をトナー溜め6内で磁石によ
り付着させた。次に静電潜像保持体1を電極ローラ8の
前を通過させた。静電潜像保持体1の未帯電域の通過時
には、電極ローラ8には交流高圧電源10により、0V
の直流電圧を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピ
ーク 1.5kV)の交流電圧(周波数1kHz)を印
加した。その後、ー500Vに帯電し静電潜像が書き込
まれた静電潜像保持体1の通過時には、電極ローラ8に
は交流高圧電源10により、−350Vの直流電圧を重
畳した750V0-p (ピーク・ツー・ピーク 1.5
kV)の交流電圧(周波数1kHz)を印加した。する
と静電潜像保持体1の帯電部分に付着したトナーは電極
ローラ8に回収され、静電潜像保持体1上には画像部の
みネガポジ反転したトナー像が残った。矢印方向に回転
する電極ローラ8に付着したトナーは、スクレーパ11
によってかきとり、再びトナー溜め6内に戻し次の像形
成に用いた。こうして静電潜像保持体1上に得られたト
ナー像を、紙(図示せず)に、転写帯電器12によって
転写した後、定着器(図示せず)により熱定着して複写
画像が得られる。
【0032】以下に磁性トナーの材料組成および製造方
法を述べる。 (実施例1)結着樹脂としてスチレンアクリル樹脂(三
洋化成製)63重量%、磁性体としてマグネタイト33
重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染料(保土ヶ谷
化学製)1重量%、離型剤として低分子ポリプロピレン
(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキサーFM20
B(三井三池社製)にて混合し、その混合物を二軸混練
押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加熱混練し、ジ
ェットミル粉砕機IDS2型(日本ニューマティック工
業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機DS2型(日本
ニューマティック工業社製)にて微粉をカットし、この
粒子をサフュージングシステム(日本ニューマチック社
製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体を400℃の
熱風中で球形化処理して、比表面積Sbが0.44m2
g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hbが1.7g/c
3で、Sb×Dv×Hbの値が6.0であるトナー母体を
得た。
【0033】上記のトナー母体に比表面積80m2/g
の外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をしたシ
リカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理をし
た。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを完
成した。
【0034】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0035】(実施例2)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を400℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
0.44m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が6.0であ
るトナー母体を得た。
【0036】上記のトナー母体に比表面積20m2/g
の外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をしたシ
リカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理をし
た。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを完
成した。
【0037】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0038】(実施例3)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を400℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
0.44m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が6.0であ
るトナー母体を得た。
【0039】上記のトナー母体に比表面積120m2
gの外添剤としてシリコーンオイルにて疎水化処理をし
たシリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理
をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナー
を完成した。
【0040】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0041】(実施例4)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0で
あるトナー母体を得た。
【0042】上記のトナー母体に比表面積80m2/g
の外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をしたシ
リカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理をし
た。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを完
成した。
【0043】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0044】(実施例5)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0で
あるトナー母体を得た。
【0045】上記のトナー母体に比表面積20m2/g
の外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をしたシ
リカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理をし
た。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを完
成した。
【0046】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0047】(実施例6)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0で
あるトナー母体を得た。
【0048】上記のトナー母体に比表面積120m2
gの外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をした
シリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサ
ーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理を
した。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを
完成した。
【0049】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0050】(実施例7)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を320℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
2.21m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が30.0で
あるトナー母体を得た。
【0051】上記のトナー母体に比表面積80m2/g
の外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をしたシ
リカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理をし
た。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを完
成した。
【0052】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0053】(実施例8)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を320℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
2.21m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が30.0で
あるトナー母体を得た。
【0054】上記のトナー母体に比表面積20m2/g
の外添剤としてシリコーンオイルにて疎水化処理をした
シリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサ
ーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理を
した。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを
完成した。
【0055】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0056】(実施例9)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を320℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
2.21m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が30.0で
あるトナー母体を得た。
【0057】上記のトナー母体に比表面積120m2
gの外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をした
シリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサ
ーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理を
した。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを
完成した。
【0058】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0059】(実施例10)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、クリプトロン粉砕装置KTM−0型(川崎
重工製)にて粉砕、分級を行い、比表面積Sbが1.5
0m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hbが1.
7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が20.4であるト
ナー母体を得た。
【0060】上記のトナー母体に比表面積80m2/g
の外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をしたシ
リカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理をし
た。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを完
成した。
【0061】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0062】(実施例11)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、クリプトロン粉砕装置KTM−0型(川崎
重工製)にて粉砕、分級を行い、比表面積Sbが1.5
0m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hbが1.
7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が20.4であるト
ナー母体を得た。
【0063】上記のトナー母体に比表面積20m2/g
の外添剤としてシリコーンオイルにて疎水化処理をした
シリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサ
ーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理を
した。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを
完成した。
【0064】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0065】(実施例12)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、クリプトロン粉砕装置KTM−0型(川崎
重工製)にて粉砕、分級を行い、比表面積Sbが1.5
0m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hbが1.
7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が22.4であるト
ナー母体を得た。上記のトナー母体に比表面積120m
2/gの外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理を
したシリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処
理をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナ
ーを完成した。
【0066】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0067】(実施例13)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をダイブリダイザー(奈良機械製)
によって機械的歪力を加え球形化処理して、比表面積S
bが1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重
bが1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.
0であるトナー母体を得た。
【0068】上記のトナー母体に比表面積80m2/g
の外添剤としてシリコーンオイルにて疎水化処理をした
シリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサ
ーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理を
した。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを
完成した。
【0069】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0070】(実施例14)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をメカノフュージョン(ホソカワミ
クロン社製)によって機械的歪力を加え球形化処理し
て、比表面積Sbが1.10m2/g、体積平均粒径Dv
が8μm、比重Hbが1.7g/cm3で、Sb×Dv×H
bの値が15.0であるトナー母体を得た。
【0071】上記のトナー母体に比表面積80m2/g
の外添剤としてシリコーンオイルにて疎水化処理をした
シリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサ
ーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理を
した。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを
完成した。
【0072】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0073】(実施例15)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニ
ューマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母
体を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
が1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重H
bが1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0
であるトナー母体を得た。
【0074】上記のトナー母体に比表面積110m2
gの外添剤としてヘキサメチルジシラザンにて疎水化処
理をしたシリカ微粒子のを1.0重量%添加し、ヘンシ
ェルミキサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、
外添処理をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出
し、トナーを完成した。
【0075】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0076】(実施例16)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニ
ューマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母
体を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
が1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重H
bが1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0
であるトナー母体を得た。
【0077】上記のトナー母体に比表面積110m2
gの外添剤としてジメチルジクロロシランにて疎水化処
理をしたシリカ微粒子のを1.0重量%添加し、ヘンシ
ェルミキサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、
外添処理をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出
し、トナーを完成した。
【0078】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0079】(実施例17)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニ
ューマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母
体を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
が1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重H
bが1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0
であるトナー母体を得た。
【0080】上記のトナー母体に比表面積110m2
gの外添剤としてジメチルジクロロシランにて疎水化処
理をしたアルミナ微粒子のを1.0重量%添加し、ヘン
シェルミキサーFM20B(三井三池社製)にて混合
し、外添処理をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽
出し、トナーを完成した。
【0081】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0082】(実施例18)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニ
ューマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母
体を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
が1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重H
bが1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0
であるトナー母体を得た。
【0083】上記のトナー母体に比表面積110m2
gの外添剤としてジメチルジクロロシランにて疎水化処
理をしたチタニア微粒子のを1.0重量%添加し、ヘン
シェルミキサーFM20B(三井三池社製)にて混合
し、外添処理をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽
出し、トナーを完成した。
【0084】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0085】(実施例19)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニ
ューマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母
体を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
が1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重H
bが1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0
であるトナー母体を得た。
【0086】上記のトナー母体に比表面積110m2
gの外添剤としてヘキサメチルジシラザンにて疎水化処
理をしたアルミナ微粒子のを1.0重量%添加し、ヘン
シェルミキサーFM20B(三井三池社製)にて混合
し、外添処理をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽
出し、トナーを完成した。
【0087】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0088】(実施例20)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニ
ューマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母
体を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
が1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重H
bが1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0
であるトナー母体を得た。
【0089】上記のトナー母体に比表面積110m2
gの外添剤としてヘキサメチルジシラザンにて疎水化処
理をしたチタニア微粒子のを1.0重量%添加し、ヘン
シェルミキサーFM20B(三井三池社製)にて混合
し、外添処理をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽
出し、トナーを完成した。
【0090】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0091】(実施例21)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニ
ューマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母
体を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
が1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重H
bが1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0
であるトナー母体を得た。
【0092】上記のトナー母体に比表面積110m2
gの外添剤としてジメチルシリコンオイルにて疎水化処
理をしたアルミナ微粒子のを1.0重量%添加し、ヘン
シェルミキサーFM20B(三井三池社製)にて混合
し、外添処理をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽
出し、トナーを完成した。
【0093】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0094】(実施例22)結着樹脂としてスチレンア
クリル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマ
グネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ
染料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子
ポリプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミ
キサーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混
合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて
加熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュ
ーマティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機
DS2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉を
カットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニ
ューマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母
体を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
が1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重H
bが1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0
であるトナー母体を得た。
【0095】上記のトナー母体に比表面積110m2
gの外添剤としてジメチルシリコンオイルにて疎水化処
理をしたチタニア微粒子のを1.0重量%添加し、ヘン
シェルミキサーFM20B(三井三池社製)にて混合
し、外添処理をした。最後に振動ふるいにて凝集物を抽
出し、トナーを完成した。
【0096】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りなどがなくベタが均一で、カブリが
トナー個数で5個/mm2以下で、濃度が1.4の16
本/mmの画線も再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。
【0097】(比較例1)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、比表面積Sbが2.43m2/g、体積平均粒径
vが8μm、比重Hbが1.7g/cm3で、Sb×Dv
×Hbの値が33.0であるトナー母体を得た。
【0098】上記のトナー母体に比表面積80m2/g
の外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をしたシ
リカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理をし
た。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを完
成した。
【0099】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りが発生し、さらに非画像部にトナー
が付着し、カブリが発生し100個/mm2のトナーが
紙面上で観測され、極めて低品位な画像となった。
【0100】(比較例2)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、比表面積Sbが2.43m2/g、体積平均粒径
vが8μm、比重Hbが1.7g/cm3で、Sb×Dv
×Hbの値が33.0であるトナー母体を得た。
【0101】上記のトナー母体に比表面積20m2/g
の外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をしたシ
リカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理をし
た。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを完
成した。
【0102】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りが発生し、さらに非画像部にトナー
が付着し、カブリが発生し120個/mm2のトナーが
紙面上で観測され、極めて低品位な画像となった。
【0103】(比較例3)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、比表面積Sbが2.43m2/g、体積平均粒径
vが8μm、比重Hbが1.7g/cm3で、Sb×Dv
×Hbの値が33であるトナー母体を得た。
【0104】上記のトナー母体に比表面積120m2
gの外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をした
シリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサ
ーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理を
した。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを
完成した。
【0105】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りが発生し、さらに非画像部にトナー
が付着し、カブリが発生し120個/mm2のトナーが
紙面上で観測され、極めて低品位な画像となった。
【0106】(比較例4)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0で
あるトナー母体を得た。
【0107】上記のトナー母体に比表面積10m2/g
の外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をしたシ
リカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサー
FM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理をし
た。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを完
成した。
【0108】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、トナーが凝
集を起こし、ベタ黒の画像濃度が1.10との低く横線
の乱れやトナーの飛び散りが発生し、さらに非画像部に
トナーが付着し、カブリが発生し100個/mm2のト
ナーが紙面上で観測され、極めて低品位な画像となっ
た。
【0109】(比較例5)結着樹脂としてスチレンアク
リル樹脂(三洋化成製)63重量%、磁性体としてマグ
ネタイト33重量%、電荷制御剤としてCr含金アゾ染
料(保土ヶ谷化学製)1重量%、離型剤として低分子ポ
リプロピレン(三洋化成製)3重量%をヘンシェルミキ
サーFM20B(三井三池社製)にて混合し、その混合
物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)にて加
熱混練し、ジェットミル粉砕機IDS2型(日本ニュー
マティック工業社製)にて微粉砕を行い、気流分級機D
S2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカ
ットし、この粒子をサフュージングシステム(日本ニュ
ーマチック社製)にて分散ノズルで噴霧したトナー母体
を350℃の熱風中で球形化処理して、比表面積Sb
1.10m2/g、体積平均粒径Dvが8μm、比重Hb
が1.7g/cm3で、Sb×Dv×Hbの値が15.0で
あるトナー母体を得た。
【0110】上記のトナー母体に比表面積150m2
gの外添剤としてシリコンオイルにて疎水化処理をした
シリカ微粒子を1.0重量%添加し、ヘンシェルミキサ
ーFM20B(三井三池社製)にて混合し、外添処理を
した。最後に振動ふるいにて凝集物を抽出し、トナーを
完成した。
【0111】これを本発明の電子写真方法で複写テスト
を10000枚行い、画像濃度を反射濃度計(マクベス
社)で測定し、評価を行なった。その結果、横線の乱れ
やトナーの飛び散りが発生し、さらに非画像部にトナー
が付着し、カブリが発生し150個/mm2のトナーが
紙面上で観測され、極めて低品位な画像となった。
【0112】
【発明の効果】以上のように本発明は、固定磁石を内包
し移動する静電潜像保持体と、固定磁石の一部に対向し
た位置でかつ前記静電潜像保持体の表面と所定の間隙を
有した位置に設置され、内部に磁石を有する電極ローラ
と、を有する現像行程を用いる電子写真方法に用いられ
る磁性トナーで、母体の比表面積とトナーの体積平均粒
径と比重の積が特定の範囲からなるトナーでかつ特定の
比表面積からなる外添剤を施される構成により、より一
層の装置の小型化、簡素化、低コストが可能な現像法を
実現し、磁性トナーにより高濃度で低地カブリの高画質
を達成した磁性トナー及び電子写真方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の磁性トナー及び電子写真方法
が使用される電子写真装置の主要部を示す断面図
【符号の説明】
1 静電潜像保持体ドラム 2 静電潜像保持体に内包された固定磁石 6 トナー溜め 7 磁性トナー 8 電極ローラ 9 電極ローラ内部に設置された磁石 12 転写コロナ帯電器 13 ダンパー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定磁石を内包し移動する静電潜像保持体
    と、前記静電潜像保持体の表面に対向し前記固定磁石に
    より磁気的に吸引させて磁性トナーを供給するトナー溜
    めと、少なくとも前記固定磁石の一部に対向した位置で
    かつ前記静電潜像保持体の表面と所定の間隙を有した位
    置に設置され、内部に磁石を有する電極ローラと、を有
    する現像行程を用いる電子写真方法に用いられる磁性ト
    ナーであって、前記磁性トナーが少なくとも結着樹脂と
    磁性体からなるトナー母体と外添剤から構成され、前記
    外添剤の比表面積が20〜120m2/gであり、かつ
    前記トナー母体の比表面積Sb2/g、体積平均粒径D
    vμm、比重をHbg/cm 3とするとき、6≦Sb×Dv
    ×Hb≦30であることを特徴とする磁性トナー。
  2. 【請求項2】外添剤の添加量は磁性トナー重量に対して
    0.1〜 3.0重量%であることを特徴とする請求項
    1記載の磁性トナー。
  3. 【請求項3】磁性体の添加量は磁性トナー重量に対して
    20〜60重量%であることを特徴とする請求項1記載
    の磁性トナー。
  4. 【請求項4】固定磁石を内包し移動する静電潜像保持体
    と、磁性トナーと、前記静電潜像保持体の表面に対向し
    前記固定磁石により磁気的に吸引させて前記磁性トナー
    を供給するトナー溜めと、少なくとも前記固定磁石の一
    部に対向した位置でかつ前記静電潜像保持体の表面と所
    定の間隙を有した位置に設置され、内部に磁石を有する
    電極ローラと、を有する現像行程を用いる電子写真方法
    であって、前記磁性トナーが少なくとも結着樹脂と磁性
    体からなるトナー母体と外添剤から構成され、前記外添
    剤の比表面積が20〜120m2/gであり、かつ前記
    トナー母体の比表面積をSb2/g、体積平均粒径をD
    vm、比重をHbg/cm3とするとき、6≦Sb×Dv×
    b≦30であることを特徴とする磁性トナーを用いる
    ことを特徴とする電子写真方法。
  5. 【請求項5】外添剤の添加量は磁性トナー重量に対して
    0.1〜 3.0重量%である磁性トナーを用いること
    を特徴とする請求項4記載の電子写真方法。
  6. 【請求項6】磁性体の添加量は磁性トナー重量に対して
    20〜60重量%である磁性トナーを用いることを特徴
    とする請求項4記載の電子写真方法。
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