JPH0612398Y2 - 水室内作業ロボツトの移動装置 - Google Patents

水室内作業ロボツトの移動装置

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JPH0612398Y2
JPH0612398Y2 JP1985034583U JP3458385U JPH0612398Y2 JP H0612398 Y2 JPH0612398 Y2 JP H0612398Y2 JP 1985034583 U JP1985034583 U JP 1985034583U JP 3458385 U JP3458385 U JP 3458385U JP H0612398 Y2 JPH0612398 Y2 JP H0612398Y2
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JP
Japan
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guide rail
water chamber
water
condenser
cooling pipe
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JP1985034583U
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JPS61154495U (ja
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繁夫 織田
義邦 大島
克基 大嶽
康男 藤谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、冷却管内の検査補修あるいは洗浄といった作
業を、水室の内部において行なうことを必要とする復水
器に係り、特に、大型復水器水室内の作業の自動化を図
るのに好適な、水室内部における作業ロボットの移動装
置に関する。
〔考案の背景〕 従来の復水器は、第2図に示す様に復水器胴体1内に、
冷却管群2を具備し、そしてこの冷却管群は、その両端
にて、管板3により支えられている。冷却管内を流れる
循環水は、循環水入口配管4から、入口水室5へと流れ
込み、冷却管群2内を通過する間に、冷却管外側を流れ
る流体と熱交換し、出口水室6から出口循環水配管7を
通り、外部へ排出される。
冷却水は、一般に、海水あるいは河川水といつた天然の
水を利用する場合が多く、天然の水に接する冷却管内壁
では、スケール付着あるいは生物付着がみられるため、
冷却管2内壁面の状況を、実期的に検査し、また、内壁
面に付着した異物等を、定期的に、除去する必要があ
る。従来は、この作業を水室に備えられた、マンホール
から、資材を搬入し、第3図に示す様に、水室内部に足
場8を組み、入力によって、行つていた。
しかしながら、水室内は、循環水と共に進入する異物等
が堆積し、悪臭、有毒ガスが発生し、作業者は、劣悪な
循環にさらされた。また、今日、発電出力の大容量化に
伴い、復水器も大型化し、冷却管本数が多くなり、膨大
な作業工数が、必要となつた。
尚、作業工数の低減のために、この作業を自動化するた
めの方法として、水室内に設置したレールを用いて作業
装置を移動させる方法や、マニプレータを用いて作業装
置を移動させる方法が従来考えられていた。しかしなが
らこうした方法では、レールやマニプレータの固定点で
の変形、たわみ等が障害となり、前記作業装置の各管穴
に対する正確な位置決め動作が不可能であつた。
なお、この種の装置として関連するものに例えば特開昭
55-152380号が挙げられる。
〔考案の目的」 本考案は、以上述べた現況に鑑み、水室内における作業
を自動化する場合の、作業装置移動用レールを着脱可能
とし、かつ、各冷却管穴に対する位置決めを容易ならし
めることを目的としている。
〔考案の概要〕
本考案は、かかる目的を達成するために、水室内作業ロ
ボットの移動装置を、熱交換器水室内部に着脱自在に固
定された第1のガイドレールと、この第1のガイドレー
ル上に移動可能に支持されるとともに、前記第1のガイ
ドレールとは直角方向にのび、かつ前記水室内作業ロボ
ットを移動可能に保持している第2のガイドレールとよ
り形成するようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を、第1図により説明する。水
室内作業用ロボット9は、水室内に固定されたロボット
移動用ガイドレール10,11に保持され、復水器管板
3の前面全ての領域を自由に移動することが可能であ
る。このとき、第1図から明らかな様に、移動用ガイド
レール10は、作用用ロボット9の上下方向の移動を、
ガイドレール11は、ロボット9の左右の移動を可能な
らしめている。また、ガイドレール10,11は、さら
にロボット9の管板面における位置を決定するという役
割を担つている。
この上下方向にのびているガイドレール10は、ガイド
レール固定用スパン12,13により、水室内に固定さ
れている。固定用スピン12は、水室内の引つ掛かりの
ある部分を利用し、ガイドレール10の下端を保持し、
固定用スパン13は水室上部において、ガイドレール1
0の上端を保持している。
尚、ロボット移動用ガイドレール10,11は、復水器
運転中は、水室内部から取り外され、復水器停止時にお
ける水室内作業必要時のみに、復水器上壁面に配設され
た穴14から搬入され、水室内に装着される。第4図を
用いて、ガイドレール10の水室内への設置方法につい
て、詳しく述べる。
ガイドレール10及び、支持スパン12は、復水器水室
5の上壁面に、予め配設された穴14を通して、上方か
ら、復水器水室内に搬入される。この時、支持スパン1
2は、第4図(A)に示す様に、閉じた状態にある。次
に、ガイドレール10が、水室内に搬入されたところ
で、支持スパン12を開き、水室下部に固定する。更
に、ガイドレール10の上端部を、スパン13を介して
穴14の周囲に固定する。以上述べた方法により、ガイ
ドレール10の水室内への、搬入,固定,及び,抜き取
りが容易に行える。
また、ガイドレール10は、復水器運転中は水室外部に
全て搬出され、穴14を閉じることにより水室内の水の
流れに対し何ら影響を与えることはない。
尚、作業ロボット9本体の重量が大きな場合、あるい
は、作業中に受ける荷重が大きくなる場合には、それら
に応じ、ガイドレール10の強度、あるいは構造を変化
させることは可能である。
次に本考案の第2の実施例を、第5図を用いて説明す
る。第5図は、水室5の側壁に、ガイドレール固定用の
穴15を予め配設しておき、これらに左右方向のガイド
レール11を固定し、更に、左右方向のガイドレール1
1により、上下方向のガイドレール10の、上端及び下
端を移動可能に保持し、作業用ロボット9の、上下方
向,左右方向の移動及び、位置制御を可能としている。
このようにすると、作業用ロボット9の位置決めが、2
本の左右方向ガイドレールにより、正確に行うことがで
きる。尚、復水器運転中、これらのガイドレールは、第
1の実施例と同様、水室外部へ、取り出される。
更に本考案の第3の実施例を、第6図に示す。
水室5の上壁面に、予めガイドレール固定用の穴15を
配設しておき、これらに上下方向のガイドレールを固定
する。また、水室5の側壁にも同様のスパン固定用の穴
15を予め配設しておき、これらにスパン16を固定
し、更に上下方向のガイドレール10の下端をスパン1
6に固定する。
左右方向のガイドレール11は、上下方向のガイドレー
ル10により移動可能に保持され、作業用ロボットの上
下方向、左右方向の移動及び位置制御を可能としてい
る。尚、復水器運転中、これらのガイドレール及び支持
スパンは、第1,第2の実施例と同様、水室外部へ取り
出される。この方法によれば、作業ロボットの位置決め
が、2本の上下方向のガイドレールにより、正確に行う
ことができる。
〔考案の効果〕
以上述べた様に、水室内作業ロボットの移動装置を、熱
交換器水室内部に着脱自在に固定されたガイドレール
と、このガイドレール上に移動可能に支持されるととも
に、前記ガイドレールとは直角方向にのび、かつ前記水
室内作業ロボットを移動可能に保持しているガイドレー
ルとより形成するようになしたから作業ロボットの位置
決めが、この2本のガイドレールにより容易に、かつ正
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1図の実施例を示す斜視図、第2図
は従来の復水器の外形図、第3図は従来の、復水器内作
業状況を示す断面図、第4図(A)はガイドレール水室
内挿入前の支持スパンの状況説明図、第4図(B)はガ
イドレールの水室内固定状況説明図、第5図は本考案の
第2の実施例の斜視図、第6図は同じく第3図の実施例
の斜視図である。 1……復水器胴体、2……冷却管、3……管板、4……
循環水入口配管、5……入口水室、6……出口水室、8
……足場、9……作業用ロボット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤谷 康男 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 昭49−96102(JP,A) 特開 昭55−152380(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】復水器胴体内に同一方向に配置される複数
    の冷却管群、該冷却管群の両端に対向して設けられ、室
    を形成する水室、水室に連絡する循環水配管、前記冷却
    管群の両端を復水器胴体に固定するとともに循環水配
    管、水室を介して導かれる循環水を冷却管群に導入する
    ための管板とから構成される復水器に適用され、冷却管
    内を清掃あるいは検査するための作業ロボットを前記管
    板に沿って水室内の任意の冷却管位置に移動可能とする
    ための水室内作業ロボットの移動装置において、 水室壁に設けられ機材を搬入、設置するための穴であっ
    て、復水器に通水中は封止される穴、該穴を利用して水
    室内壁面に着脱自在に固定される第1のガイドレール、
    該第1のガイドレールに移動可能に支持され、第1のガ
    イドレールと直交する方向に延伸した第2のガイドレー
    ル、該第2のガイドレールに移動可能に支持された作業
    ロボットから構成され、第1のガイドレールと第2のガ
    イドレールにより形成する面は前記管板の面とほぼ平行
    とされるとともに、作業ロボットは第1のガイドレール
    と第2のガイドレールにより形成する面に直交する方向
    に移動可能な清掃具あるいは検査具を有することを特徴
    とする水室内作業ロボットの移動装置。
JP1985034583U 1985-03-13 1985-03-13 水室内作業ロボツトの移動装置 Expired - Lifetime JPH0612398Y2 (ja)

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Publications (2)

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JPS61154495U JPS61154495U (ja) 1986-09-25
JPH0612398Y2 true JPH0612398Y2 (ja) 1994-03-30

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ID=30538087

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AT336926B (de) * 1972-12-22 1977-06-10 Siemens Ag Inspektions- und reparatureinrichtung fur dampferzeuger
CH607012A5 (ja) * 1974-07-15 1978-11-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd
JPS601522B2 (ja) * 1977-06-09 1985-01-16 三菱重工業株式会社 自動作業装置

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