JPH06123963A - 露光マスク及び露光方法 - Google Patents

露光マスク及び露光方法

Info

Publication number
JPH06123963A
JPH06123963A JP3487793A JP3487793A JPH06123963A JP H06123963 A JPH06123963 A JP H06123963A JP 3487793 A JP3487793 A JP 3487793A JP 3487793 A JP3487793 A JP 3487793A JP H06123963 A JPH06123963 A JP H06123963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sub
shifter
phase shift
isolated
patterns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3487793A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumikatsu Uesawa
史且 上澤
Michio Negishi
三千雄 根岸
Hideo Shimizu
秀夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3487793A priority Critical patent/JPH06123963A/ja
Priority to KR1019930016741A priority patent/KR940004709A/ko
Priority to US08/113,899 priority patent/US5397663A/en
Publication of JPH06123963A publication Critical patent/JPH06123963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/30Alternating PSM, e.g. Levenson-Shibuya PSM; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中央パターンの周部に配置される周部パター
ン(サブシフター)間の干渉による悪影響を抑制した露
光マスク及び露光方法を提供する。 【構成】 中央パターンC11,C12と、該中央パタ
ーンの周部に位置するサブシフターパターン等の周部パ
ターンS11〜S14,S11′〜S14′を備えたパ
ターン群が隣り合って配置されて成る露光マスクであっ
て、隣り合う周部パターン(S11′とS11)相互の
干渉を、互いに角度をもたせることや、位相差を与える
ことや、周部パターンをひとつにして光透過量を下げる
こと等によって、低減する構成とした露光マスク、及び
これを用いた露光方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光マスク及び露光方
法に関する。本発明は例えば、位相シフト露光マスク及
びこれを用いた位相シフト露光方法として適用できる。
本発明の露光マスク及び露光方法は、各種のパターン形
成用技術として利用することができ、例えば半導体装置
製造プロセスにおいてレジストパターン等の各種パター
ンを形成する場合の露光について利用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】フォトマスクを利用してパターンを形成
するもの、例えば半導体装置等は、その加工寸法が年々
微細化される傾向にある。このような背景で、微細化し
た半導体装置を得るフォトリソグラフィーの技術におい
て、その解像度を更に向上させるため、位相シフト技術
が注目されている。位相シフト技術は、マスクを透過す
る光に位相差を与え、これにより光強度プロファイルを
改善するものである。
【0003】従来の位相シフト技術については、特開昭
58−173744号公報や、MARC D.LEVE
NSON 他“Improving Resoluti
onin Photolithography wit
h a Phase−Shifting Mask”I
EEE TRANSACTIONS ON ELECT
RON DEVICES.Vol.ED−29 No.
12,DECEMBER 1982,P1828〜18
36、また、MARC D. LEVENSON他“T
he Phase−Shifting Mask I:
Imaging Simulations and S
ubmicrometer Resist Expos
ures”同誌Vol.ED−31,No.6,JUN
E 1984,P753〜763に記載がある。
【0004】また、特公昭62−50811号には、透
明部と不透明部とで形成された所定のパターンを有し、
不透明部をはさむ両側の透明部の少なくとも一方に位相
部材を設け、該両側の透明部に位相差を生ずる構成とし
た位相シフトマスクが開示されている。
【0005】従来より知られている位相シフト技術の
内、レベンソン型と称されるものを例にとって、これに
ついて図5を利用して説明すると、次のとおりである。
例えばライン・アンド・スペースのパターン形成を行う
場合、通常の従来のマスクは、図5(a)に示すよう
に、石英基板等の透明基板1上に、Cr(クロム)やそ
の他金属、金属酸化物などの遮光性の材料を用いて遮光
部10を形成し、これによりライン・アンド・スペース
の繰り返しパターンを形成して、露光用マスクとしてい
る。露光用マスクを透過した光の強度分布は、図5
(a)に符号A1で示すように、理想的には遮光部10の
ところではゼロで、他の部分(透明部12a,12b)
では透過する。1つの透過部12aについて考えると、
被露光材に与えられる透過光は、光の回折などにより、
図5(a)にA2で示す如く、両側の裾に小山状の極大
をもつ光強度分布になる。透過部12bの方の透過光A
2′は、一点鎖線で示した。各透過部12a,12bか
らの光を合わせると、A3に示すように光強度分布はシ
ャープさを失い、光の回折による像のぼけが生じ、結
局、シャープな露光は達成できなくなる。これに対し、
上記繰り返しパターンの光の透過部12a,12bの上
に、1つおきに図5(b)に示すように位相シフト部1
1a(シフターと称される。SiO2 やレジストなどの
材料が用いられる)を設けると、光の回折による像のぼ
けが位相の反転によって打ち消され、シャープな像が転
写され、解像力や焦点裕度が改善される。即ち、図5
(b)に示す如く、一方の透過部12bに位相シフト部
11aが形成されると、それが例えば180°の位相シ
フトを与えるものであれば、該位相シフト部11aを通
った光は符号B1で示すように反転する。それに隣り合
う透過部12bからの光は位相シフト部11aを通らな
いので、かかる反転は生じない。被露光材に与えられる
光は、互いに反転した光が、その光強度分布の裾におい
て図にB2で示す位置で互いに打ち消し合い、結局被露
光材に与えられる光の分布は図5(b)にB3で示すよ
うに、シャープな理想的な形状になる。
【0006】上記の場合、この効果を最も確実ならしめ
るには位相を180°反転させることが最も有利である
が、このためには、 (nは位相シフト部の形成材料の屈折率、λは露光波
長)なる膜厚Dで膜形成した位相シフト部11aを設け
る。
【0007】なお露光によりパターン形成する場合、縮
小投影するものをレティクル、1対1投影するものをマ
スクと称したり、あるいは原盤に相当するものをレティ
クル、それを複製したものをマスクと称したりすること
があるが、本発明においては、このような種々の意味に
おけるマスクやレティクルを総称して、マスクと称する
ものである。
【0008】上述したような、隣り合う光透過部で光の
位相をシフト(理想的には180°反転)させる位相シ
フトマスクは、空間周波数変調型(あるいはレベンソン
型)と称されている。その他、位相シフトマスクには、
エッジ強調型、遮光効果強調型などと称されるような各
種のものがあり、この中には遮光部を有さない形状のも
の(クロムレスタイプなどと称されているもの)もある
が、いずれも、露光光を透過する部分の少なくとも一部
には位相をシフトさせる位相シフト部が設けられてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記位相シフト
マスク利用の技術は、図5で説明したようなライン・ア
ンド・スペースパターンの如き繰り返しのパターンには
極めて有効であるが、繰り返しでない孤立のパターン形
成の場合には使いにくいという問題がある。
【0010】即ち、位相シフト技術は、隣接するパター
ンを露光する光に位相差を与えることにより双方の光強
度が互いに打ち消される効果を利用するものであるが、
孤立ラインやコンタクトホールの形成の場合には近接光
が存在しないので、そのままでは位相シフト技術を実現
できない。
【0011】このため、図6に示すように、露光光を位
相シフトさせることなく透過させる光透過部12(位相
シフト量0°)を、形成すべきパターンに対応して設け
るとともに、露光光を位相シフトさせる位相シフト部1
1(例えば位相シフト量180°)を該光透過部12に
近接して形成する必要があった(寺澤らによる報告。昭
和63年秋季,第49回応用物理学会学術講演会予稿集
2第497頁の4a−K−7参照)。
【0012】このように従来技術にあっては、遮光部1
0内に、パターン形成用の光透過部12を構成するメイ
ンスペースを要するとともに、位相シフト部11を構成
するためのサブスペースを要する。かかる位相シフト部
11は、図6(a)の孤立ラインパターン形成用マスク
についてはメインスペースであるたて長の光透過部12
に近接して、この両側に沿って形成され、図6(b)に
示すホールパターン形成用マスクについては四角形の光
透過部12の4辺に近接して、これらに沿って形成され
る。この図6(b)のマスクパターンは、特にポジ型レ
ジストを用いるコンタクトホール形成に相当の効果があ
る。
【0013】このように、中央パターン(例えば孤立コ
ンタクトホール形成用パターン)の辺に沿ってシフター
部(これはサブシフターと称されている)が形成される
露光マスクを用いる手法は、サブシフター型位相シフト
法と言われている。
【0014】サブシフター型位相シフト法は、孤立パタ
ーンの解像度を上げること等に有効な方法である。これ
について以下更に詳述する。サブシフター型位相シフト
法は、代表的には、図7に示したように、パターンC
(中央パターン)の4辺に周部パターンS1〜S4とし
て位相シフター(サブシフター)を配置してパターンの
コントラストを上げようというものである。当然、サブ
シフターの配置距離には最適道が存在する。例えばi線
を露光光とする場合で言えば、1辺の長さ(L3)が
0.40μmの正方形状中央パターンC(ホールパター
ン)について、サブシフターの長さL1 は0.45μ
m、幅L4 は0.20μm、中央パターンと周辺のサブ
シフターパターンとの距離L2 は0.575μmであ
る。
【0015】図7からも明らかなように、このようにし
てサブシフターを4辺に配置すれば、パターン全体の大
きさは増し、結果としてかかるパターン群が2以上ある
場合、2つのコンタクトホールを近づけ得る距離にも制
限が加えられることになる。図8は2つのコンタクトホ
ール(中央パターンC1,C2)を近接させ過ぎたため
に、サブシフターパターンS1〜S4,S1′〜S4′
の内、隣合う内側のシフターS2,S2′が融合した1
つのピークを形成してしまった例である。Dは2つのコ
ンタクトホール(中央パターンC1,C2)間距離であ
る。外側のシフターがつくるピークの強度よりもこの融
合したピークの強度は強い。他のシフターが中央のコン
タクトホール1個分の影響しか受けないのにたいし、中
間のシフターは両側のコンタクトホールの回折光の影響
を受けて光強度が大きくなってしまうからである。また
メインピークの強度も近接の影響を受けて弱まる。これ
らの現象は今後更なるLSIの高集積化を進める上で当
然問題となる。
【0016】上述のようにサブシフター型位相シフト法
では、シフターを最適な距離に配置する必要がある。例
えば光源にi線を使用し、以下に示すような条件で、
0.40μmのコンタクトホールを形成しようとした場
合、シフターをホールの中心から0.575μmの位置
に配置する必要がある。 λ=365nm NA=0.50 σ=0.3 Focus=Best Focus
【0017】図9に、シュミレーションによって得られ
たサブシフターを配置した時としない時の光強度分布を
示す。実線でシフター有りの場合を示し、破線でシフタ
ー無しの場合を示す。なお、計算は全てシフター長:
0.45μm、シフター幅:0.20μmとして行って
いる。図からも明らかなようにシフターを配置すること
でコントラストは格段に向上する。
【0018】図8はこのような条件の元に2つのコンタ
クトホール間距離:Dを1.6μmに配置してシュミレ
ーションを行ったときに得られたコンター図である。隣
り合う内側のシフターが融合した1つのピークを形成し
ている。外側のピーク強度が0.23であるのに対し
て、この融合したピークの強度は0.31とかなり高
い。
【0019】図10にD=2.0の場合と、D=1.6
μmの光強度分布を示す。メインピークの強度も近接の
影響を受けて0.8から0.78と僅かではあるが落ち
込んでいる。更に距離を短くし、D=1.4μmにまで
近接させると、図11に示すように、サブシフターのも
たらすピークの強度は0.71にまで上がる。これは実
質的にはレベンソン型位相シフト法を用いて3つのコン
タクトホールを形成しようとしている状態と同じであ
る。
【0020】
【発明の目的】本発明は、上記周部パターン(サブシフ
ター)間の干渉による悪影響を抑制した露光マスク及び
露光方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1の発明
は、中央パターンと、該中央パターンの周部に位置する
周部パターンを備えたパターン群が隣り合って配置され
て成る露光マスクであって、隣り合う周部パターン相互
の干渉を低減する構成としたことを特徴とする露光マス
クであり、これにより上記目的を達成するものである。
【0022】本出願の請求項2の発明は、フォトマスク
上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の解
像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部を
設け露光を行うサブシフター位相シフト露光方法であっ
て、前記サブシフター部を、隣り合う孤立パターンの間
で、近接する前記サブシフター部の干渉を低減する位相
に配置し、前記近接サブシフター間の干渉を低減したこ
とを特徴とする露光方法であり、これにより上記目的を
達成するものである。
【0023】本出願の請求項3の発明は、フォトマスク
上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の解
像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部を
設け露光を行うサブシフター位相シフト法に用いられる
サブシフター位相シフト露光マスクであり、前記サブシ
フター部を、隣り合う孤立パターンの間で、近接する前
記サブシフター部が角度を持つ位置に設けたことを特徴
とするサブシフター位相シフト露光マスクであり、これ
により上記目的を達成するものである。
【0024】本出願の請求項4の発明は、フォトマスク
上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の解
像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部を
設け露光を行うサブシフター位相シフト法に用いられる
サブシフター位相シフト露光マスクであり、前記サブシ
フター部と隣り合う孤立パターンの間で近接する前記サ
ブシフター部が位相差を持つ構成にしたことを特徴とす
る位相シフト露光マスクであり、これにより上記目的を
達成するものである。
【0025】本出願の請求項5の発明は、フォトマスク
上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の解
像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部を
設け露光を行うサブシフター位相シフト露光方法であ
り、前記サブシフター部を、隣り合う孤立パターンの間
で、近接する前記サブシフター部が角度を持つ位置に設
けたことを特徴とするサブシフター位相シフト露光方法
であり、これにより上記目的を達成するものである。
【0026】本出願の請求項6の発明は、フォトマスク
上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の解
像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部を
設け露光を行うサブシフター位相シフト露光方法であ
り、前記サブシフター部を隣り合う孤立パターンの間で
近接する前記サブシフター部が位相差を持つ構成にした
ことを特徴とする位相シフト露光方法であり、これによ
り上記目的を達成するものである。
【0027】本出願の請求項7の発明は、フォトマスク
上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の解
像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部を
設け露光を行うサブシフター位相シフト法に用いられる
サブシフター位相シフト露光マスクであり、該孤立パタ
ーン同士が一定距離以上接近するとともに、該孤立パタ
ーン間にサブシフター部がひとつ形成されたことを特徴
とする位相シフト露光マスクであり、これにより上記目
的を達成するものである。
【0028】本出願の請求項8の発明は、前記一定距離
以上接近した孤立パターン間に形成されたサブシフター
部と、該孤立パターンとの中心間距離が0.75×λ/
NA〜1.0×λ/NAの範囲にあることを特徴とする
請求項7に記載の位相シフト露光マスクであり、これに
より上記目的を達成するものである。
【0029】本出願の請求項9の発明は、フォトマスク
上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の解
像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部を
設け露光を行うサブシフター位相シフト法に用いられる
サブシフター位相シフト露光マスクであり、該孤立パタ
ーン同士が一定距離以上接近するとともに、該孤立パタ
ーン間に最近接の孤立パターンが共有するサブシフター
部がひとつ形成され、該サブシフター部を複数の領域に
分割して各領域の位相をずらしたことを特徴とする位相
シフト露光マスクであり、これにより上記目的を達成す
るものである。
【0030】本出願の請求項10の発明は、前記一定距
離以上接近した孤立パターン間に形成されたサブシフタ
ー部が、他の部分のサブシフター部に比して小さい面積
となる構成としたことを特徴とする請求項7ないし9の
いずれかに記載の位相シフト露光マスクであり、これに
より上記目的を達成するものである。
【0031】本出願の請求項11の発明は、前記一定距
離以上接近した孤立パターン間に形成されたサブシフタ
ー部が、その露光光の透過率を他の部分のサブシフター
に比して低く構成したものであることを特徴とする請求
項7ないし9のいずれかに記載の位相シフト露光マスク
であり、これにより上記目的を達成するものである。
【0032】本出願の請求項12の発明は、フォトマス
ク上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の
解像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部
を設け露光を行うサブシフター位相シフト法に用いられ
るサブシフター位相シフト露光マスクであり、該孤立パ
ターン同士が一定距離以上接近するとともに、該サブシ
フター部の両側に最近接する複数の孤立パターンに位相
シフト効果をもたらすサブシフター部がひとつ形成され
たことを特徴とする位相シフト露光マスクであり、これ
により上記目的を達成するものである。
【0033】本出願の請求項13の発明は、フォトマス
ク上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の
解像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部
を設け露光を行うサブシフター位相シフト法に用いられ
るサブシフター位相シフト露光マスクであり、該孤立パ
ターン同士が一定距離以上接近する場合において、該孤
立パターン間に最近接の孤立パターンが共有するサブシ
フター部がひとつ形成され、該サブシフター部を複数の
領域に分割して各領域の位相をずらしたことを特徴とす
る位相シフト露光マスクであり、これにより上記目的を
達成するものである。
【0034】本出願の請求項14の発明は、フォトマス
ク上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の
解像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部
を設け露光を行うサブシフター位相シフト法に用いられ
るサブシフター位相シフト露光マスクであり、該孤立パ
ターン同士が一定距離以上接近する場合において、該孤
立パターン間に最近接の孤立パターンが共有するサブシ
フター部がひとつ形成され、該サブシフター部を複数の
領域に分割して各領域の位相をずらして構成するととも
に、該サブシフター部の中央部は位相シフト量ゼロとし
たことを特徴とする位相シフト露光マスクであり、これ
により上記目的を達成するものである。
【0035】請求項13及び請求項14の発明において
は、孤立パターン間に形成されたサブシフター部と、該
孤立パターンとの中心間距離が1×λ/NAを超え、
3.0×λ/NA未満であるように構成することができ
る。
【0036】本出願の請求項15の発明は、フォトマス
ク上の孤立パターンの周辺に、該孤立パターン開口部の
解像度を上げるため自身は解像されないサブシフター部
を設け露光を行うサブシフター位相シフト露光方法であ
って、該孤立パターン同士が一定距離以上接近する場合
において、該孤立パターン間に形成されるサブシフター
がひとつ形成された位相シフトマスクを用いサブシフタ
ー間の露光強度ピークを低減させたことを特徴とする露
光方法であり、これにより上記目的を達成するものであ
る。
【0037】本出願の請求項16の発明は、前記一定距
離以上接近した孤立パターン間に形成されたサブシフタ
ー部が、その他の部分のサブシフター部に比して小さい
面積である位相シフトマスクを用いサブシフター間の露
光強度ピークを低減させたことを特徴とする請求項15
に記載の露光方法であり、これにより上記目的を達成す
るものである。
【0038】本出願の請求項17の発明は、前記一定距
離以上接近した孤立パターン間に形成されたサブシフタ
ー部の透過率を他の部分のサブシフター部に比して下げ
た位相シフトマスクを用いサブシフター間の露光強度ピ
ークを低減させたことを特徴とする請求項15に記載の
露光方法であり、これにより上記目的を達成するもので
ある。
【0039】本出願の請求項18の発明は、前記一定距
離以上接近した孤立パターン間に形成されたサブシフタ
ー部を複数の領域に分割して各領域の位相をずらし該サ
ブシフター部を透過する露光光の強度を低下させたこと
を特徴とする請求項14ないし17のいずれかに記載の
露光方法であり、これにより上記目的を達成するもので
ある。
【0040】
【作用】本出願の請求項1ないし6の発明によれば、サ
ブシフターパターン等の周部パターンの隣り合う部分に
ついて、両者間の干渉を取り除くことができる。これ
は、片側、あるいは両側のパターンを45°回転させて
配置すること等により、容易に実現できる。また、位相
シフト技術に適用して、片側のパターンの位相順序を逆
転することにより、位相シフト効果を増して、より強度
の高いメインピークを得ることができる。
【0041】本出願の請求項7ないし18の発明による
と、孤立パターン(中央パターン)の間のサブシター部
をひとつにすることによりその影響を小さくでき、その
面積も小さくできる。また、サブシフター部の光透過率
を下げることにより、あるいは位相シフト量を異ならし
めた部分(例えば位相シフト量を0°とする部分)をサ
ブシフター部に設けることにより、サブシフター部の光
強度を抑えることができる。
【0042】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。但し、当然のことではあるが、本発明は以
下の実施例により限定を受けるものではない。
【0043】実施例1 この実施例は、サブシフター型位相シフト露光技術に本
発明を適用したもので、特に、互いのシフターが干渉し
合うまで近接した2つのコンタクトホールパターンにつ
いて、サブシフターパターンを回転させて(角度をもた
せて)配置することにより、近接したパターンにおいて
もサブシフター型位相シフト法の適用を可能にしたもの
である。図1を参照する。
【0044】図1に示すのは、右側のパターン群のサブ
シフターパターンを45°回転させて配置した場合のコ
ンター図である。即ち、左側の中央パターンC12の周
辺のサブシフターパターンS11′〜S14′は、従来
と同様、中央パターンC12の4辺に沿っているが、右
側のパターン群については、その中央パターンC11及
びその周辺のサブシフターパターンS11〜S14は、
45°回転させた配置になっている。この場合も、内側
のパターンが融合してはいるものの、その強度は0.2
4で、外側のピーク強度と変わらない。このときメイン
ピークの強度は0.78であった。干渉効果がないよう
に十分遠ざけて配置したときのメインピーク強度が0.
80であったから、この配置法により、メインピーク強
度を0.02、融合ピーク強度を0.47減少させるこ
とができたものである。
【0045】実施例2 本実施例は、実施例1の場合を更に改良して、更に左側
のパターンも(中央パターンC12,サブシフターパタ
ーンS11′〜S14′)も45°回転させて配置した
場合の例である。この場合のコンター図を図2に示す。
【0046】この配置を用いると、メインピーク強度は
変化せず、融合ピーク強度のみ0.21と減少し、非常
に効果的に干渉の悪影響を削減させることができる。
【0047】実施例3 この実施例は、シフターの配置順序を変えることによ
り、近接したパターンにおいてもサブシフター型位相シ
フト法の適用を可能にしたものである。
【0048】即ち、パターンを回転させるのではなく、
シフターの配置順序を変えることで近接干渉作用を逆に
有効利用しようという例であり、これを図3に示す。
【0049】図示のように、左側のパターン群では、中
央パターンC12aの透過先の位相シフト量は0°とし
その周辺のサブシフターパターンS11b〜S14bに
ついての位相シフト量は180°とし、これに対し、右
側のパターン群では、0°と180°の位相関係を逆転
させて配置している。即ち、中央パターンC11bの位
相シフト量が180°であり、その周辺のパターンS1
1a〜S14aの位相シフト量を0°とした。図4はこ
の時の光強度分布である。図からも明らかなように、こ
の方法を用いると2つのホール間にできるピークはほぼ
完全に取り除くことができる。またメインピーク強度も
0.81で通常の方法よりも増加している。
【0050】なお、以上の実施例1〜3については、i
線を用いて0.40μmのコンタクトホールを開口する
場合を具体例に挙げて説明を行ってきたが、各構成はそ
の条件のみに限定されるものではなく、本発明の範囲
で、光源波長,NA,σ等は適宜変更可能である。
【0051】実施例4 この実施例は、図12に示すように、孤立パターンC4
1,C42間のサブシフター部S4をひとつ設けたもの
である。
【0052】即ち、本実施例の位相シフトマスクは、フ
ォトマスク上の孤立パターンC41,C42の周辺に、
該孤立パターンC41,C42開口部の解像度を上げる
ため自身は解像されないサブシフター部S4,S41〜
S46を設け露光を行うサブシフター位相シフト法に用
いられるサブシフター位相シフト露光マスクであり、該
孤立パターンC41,C42同士が一定距離以上接近す
るとともに、該孤立パターンC41,C42間にひとつ
のサブシフター部S4が形成されているものである。
【0053】本実施例において、λを露光波長、NAを
露光機の開口部とすると、孤立パターンC41,C42
間に形成されたサブシフター部S4と、該孤立パターン
C41,C42との中心間距離L6 は、0.75×λ/
NA〜1.0×λ/NAの範囲にあり、具体的にはKr
Fエキシマレーザ光(波長248nm)で露光する場合
について、上記中心間距離L6 は1μmとした。
【0054】本実施例において、孤立パターンC41,
C42間に形成されたサブシフター部S4は、他の部分
のサブシフター部S41〜S46に比して、小さい面積
となるようにした。具体的には、シフター幅を、孤立パ
ターンC41,C42間のサブシフター部S4について
は0.14μmとし、その他のサブシフター部S41〜
S46については、0.16μmとした。このように孤
立パターンC41,C42間のサブシフター部S4につ
いてはその面積を小さくすることによって、該サブシフ
ター部S42を透過する光量を抑え、このサブシフター
部S42による解像を防止したのである。
【0055】以下本実施例について、更に詳しく述べ
る。本実施例の露光マスクは、次のような考え方に基づ
いて設計した。0.4μmのコンタクトホールにサブシ
フター(補助シフター)を配置してKrFエキシマレー
ザ(248nm)により露光する場合を考える。簡単の
ため、ホールパターンは孤立パターンC41,C42の
2つとする。一般に、補助シフターとホール間の距離
(L5 )、2つのホール間の距離(L6 )は、(λ/N
A)で規格化した場合、前者が0.7〜0.8×(λ/
NA)、後者が2.5×(λ/NA)以上と言われてい
る。従ってホール間の距離が1.4〜1.6(λ/N
A)になるようにデバイスを設計し、間に1つのシフタ
ーを配置すれば、ホール間の距離を2.5×(λ/N
A)よりかなり小さくとることができる。ところがこの
場合、中間のシフター部S4では、前記説明したよう
に、シフター透過光が両側のホールの回折光と干渉し、
他のシフター部S41〜S46より強度が上昇してしま
う。図14に示す、マスク描画時の近接効果の影響(中
央のサブシフターS4は、両サイドのパターンC41,
C42による描画の影響を受けて、ドーズ量が多くなっ
てしまう)もある。シフターの幅は大きいほど位相シフ
ト効果が大きいが、大きすぎるとレジストが解像してし
まうため、解像限界ぎりぎりが望ましい。サブシフター
S41〜S46をぎりぎりで設計すると、サブシフター
部S4は解像してしまうことになる。
【0056】そこで、本実施例では、この中間のサブシ
フター部S4をあらかじめ、他のサブシフター部S41
〜S46よりも小さく形成した。これによりこの部分の
光強度を下げたのである。
【0057】サブシフター部S4のシフター幅を0.1
4μmにした場合のシミュレーション結果を、図13に
示す。本実施例の構成により、中間のみでシフター部S
4の光強度は、他のシフター部S41〜S46と同程度
に抑えられる。しかも中心のホールパターン(孤立パタ
ーンC41,C42)の強度には、ほとんど影響を与え
ない。
【0058】実際にはマスクパターンのEB描画時に図
14で述べた近接効果が働くため、描画用のCADデー
タ入力時には、更にシフター線幅を小さく設計しておく
ことが望ましい。
【0059】実施例5 本実施例は、孤立パターンC41,C42間に形成され
たサブシフター部S4を、その露光光についての透過率
を他の部分のサブシフターに比して低く構成することに
よって、実施例4と同様な効果を得るようにした例であ
る。本実施例も、図12と同じようなマスクパターン配
置をとるが、但し、中間のサブシフター部S4の面積は
他のサブシフター部S41〜S46と同じとし、そのか
わりに、このサブシフター部S4の光透過率を80%と
した。
【0060】このようにサブシフター部S4の透過率を
落とすことにより、面積の縮小と同じ効果を得ることが
できた。図15に中間のシフター部分の透過率を80%
にした場合のシミュレーション結果を示す。
【0061】特定のサブシフター部のみの透過率を落と
すためには、イオン注入によるのが簡便であり、ここで
はGaのイオン(FIB)を注入した。シフターとして
SOG等SiO2 系の物質を使用すればGaイオンの注
入により透過率が低下することは広く知られている。そ
のほか、透過率を下げる他のイオン種の注入を採用して
もよい。
【0062】実施例6 上述した実施例4,5は、2つのホール(孤立パター
ン)間にシフター1個だけしか配置できないほど接近し
たパターンが1ケ所以上あれば適用できるが、図16に
示すように、碁の目状に並べた場合でも、デバイスに端
がある以上、必ず1つのホールのみにしか影響しないサ
ブシフターが存在する(図16において白抜きしたS′
で示したシフター)。よって、その他のサブシフター、
即ち孤立パターン間に位置するサブシフターS(特に斜
線を付して示す)を、上述したように小面積にするか、
ないしは透過率を落として構成することにより、所期の
効果を得ることができる。図16において、斜線を付し
たシフターSはすべて2つのホールパターンCの共有と
なるが、周辺のシフターS′だけは、1つのホールにし
か影響しない。
【0063】実施例7 本実施例の位相シフト露光マスクは、図17に示すよう
に、孤立パターンC71,C72間のサブシフター部S
7を1つの開口部にし、まん中にシフターの無い部分S
71を形成するものである。図19に、この露光マスク
の断面図を示す。
【0064】即ち、本実施例は、フォトマスク上の孤立
パターンC1,C2の周辺に、該孤立パターンC1,C
2開口部の解像度を上げるため自身は解像されないサブ
シフター部S7,S7a〜S7fを設け露光を行うサブ
シフター位相シフト法に用いられるサブシフター位相シ
フト露光マスクであり、該孤立パターンC1,C2同士
が一定距離以上接近する場合において、該孤立パターン
C1,C6間に最近接の孤立パターンが共有するサブシ
フター部S7がひとつ形成され、該サブシフター部S7
を複数の領域S71〜S72に分割して各領域の位相を
ずらして構成する。特に、サブシフター部S7の中央部
S71の位相シフト量をゼロとした。その両側のサブシ
フター部S72,S73は、180°位相シフトする構
成とした。
【0065】本実施例の位相シフト露光マスクは、次の
工程で形成した。まず図18(a)に示すように、通常
のマスクEB描画により基板1(石英)上に遮光部10
をなすCrパターンを形成する。次に図18(b)のよ
うに位相シフト材料11としてSOGを塗布し、図18
(c)のようにレジストRをその上に塗布した後、シフ
ターパターンEBを描画する(図18(c)参照)。こ
の際、レジストにはポジ型の例えば商品名EBR−9を
用い、SOGには例えばAlied Signal社の
商品名Accuglass X−211を使用する。本
実施例では図示のとおり、図18(c)中の(A)の部
分も描画して、レジストを除去してしまう。これにより
位相シフト量ゼロのサブシフター部S71を形成する。
この後ドライエッチングによりSOGのパターンを形成
すれば、図19の断面構造ができあがる。
【0066】このマスクを用いて露光する場合を考え
る。光源はKrFエキシマレーザ(248nm)、NA
=0.42、図17に示すように孤立パターン(ホー
ル)は0.4μm四方で、ホール間距離は1.2μmで
ある。シフター幅は0.16μmで、中央の位相0°の
部分S7の幅は0.14μmである。
【0067】この場合のレジスト上の光強度分布(シミ
ュレーション結果)を図20に示す。従来技術で見られ
た中央のピークは消滅し、ホール部分の強度分布にもほ
とんど影響を与えていないことが分かり、本実施例にお
ける位相0°の部分の有効性が示されている。
【0068】本実施例においては、シフター幅を0.1
4μm(マスク上0.7μm)に設定したが、実際には
EB描画時の近接効果やSOGエッチング時の変換差に
よりずれが生じてしまい、寸法通りにいかないことがあ
る。ずれにより、シフター幅が0.16μm、0.12
μmになった時の強度分布を図2(a)(b)に示す
が、ともにホールの分布には大きな影響がなく、ホール
間の強度も他のシフター部の強度を越えていない。よっ
て、寸法ずれが仮に生じたとしても効果に影響がなく、
従って実用上の利益が大きいことが分かる。
【0069】更に、アライメントがずれた場合について
も考えてみる。最後の0°部分S71を形成するEB描
画のアライメントがずれて、図22に示すように中央の
サブシフター部S7の180°の部分S72の0°の部
分S71、180°の部分S73が左から0.14μ
m、0.14μm、0.18μmとなった場合について
やはり光強度分布を求めてみた。この場合も図23の通
り、サブピークには問題なく左右の開口についても、ほ
とんど強度に差がないことが判明した。よって、アライ
メントずれに対しても問題がなく、実用上きわめて有利
である。
【0070】 とが可能であることがわかる。限界についてはEB描画
機の性能と波長にもよる
【0071】実施例8 上記実施例7が、いわゆる上置きシフター型のマスクに
適用したものであるのに対し、本実施例は、図23に示
すように、下置き型シフター構造に応用した1例であ
る。
【0072】即ち、本実施例の位相シフト露光マスク
は、該孤立パターンC1,C2が位相シフト部(位相シ
フト量180°)として形成され、かつ両パターンC
1,C2間に最近接の孤立パターンが共有するサブシフ
ター部S7がひとつ形成され、該サブシフター部S7を
複数の領域S71〜S72に分割して各領域の位相をず
らして構成するとともに、ここでは特に、サブシフター
部S7の中央部S71の位相シフト量を180°とし、
その両側のサブシフター部S72,S73の位相シフト
量をゼロとして構成としたものである。
【0073】本実施例も、実施例7と同様の効果を有
し、ホールパターン間の距離を小さくでき、またこのた
め設計の自由度が大きくなる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、中央パターン(孤立パ
ターン)の周部に配置された周部パターン(サブシフタ
ー)を備えたパターン群が隣り合う場合についても、周
部パターン(サブシフター)間の干渉を抑制でき、その
悪影響を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のパターン構成、及び光強度の等高
線を示す図である。
【図2】 実施例2のパターン構成、及び光強度の等高
線を示す図である。
【図3】 実施例3のパターン構成、及び光強度の等高
線を示す図である。
【図4】 実施例4のy=0における光強度分布図であ
る。
【図5】 位相シフトマスクの原理を示す図である。
【図6】 従来の位相シフトマスクを示す図である。
【図7】 従来構造の最適設計(i線について)を示す
図である。
【図8】 従来構造の光分布等高線を示す図である。
【図9】 従来技術の光強度分布を示す図である。
【図10】 従来技術の光強度分布を示す図である。
【図11】 従来技術の光強度分布を示す図である。
【図12】 実施例4のマスクを示す構成図である。
【図13】 実施例4の光強度分布を示す図である。
【図14】 近接効果の説明図である。
【図15】 実施例5の光強度分布を示す図である。
【図16】 実施例6のマスクを示す構成図である。
【図17】 実施例7のマスクを示す構成図である。
【図18】 実施例7のマスクの製造工程を示す図であ
る。
【図19】 実施例7のマスクの断面図である。
【図20】 実施例7の光強度分布を示す図である。
【符号の説明】
C11,C12 中央パターン(孤立コンタク
トパターン) S11〜S14,S11′〜S14′,S11a〜S1
4a, S11b〜S14b 周部パターン(サブシフタ
ー)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のパターン構成、及び光強度の等高
線を示す図である。
【図2】 実施例2のパターン構成、及び光強度の等高
線を示す図である。
【図3】 実施例3のパターン構成、及び光強度の等高
線を示す図である。
【図4】 実施例4のy=0における光強度分布図であ
る。
【図5】 位相シフトマスクの原理を示す図である。
【図6】 従来の位相シフトマスクを示す図である。
【図7】 従来構造の最適設計(i線について)を示す
図である。
【図8】 従来構造の光分布等高線を示す図である。
【図9】 従来技術の光強度分布を示す図である。
【図10】 従来技術の光強度分布を示す図である。
【図11】 従来技術の光強度分布を示す図である。
【図12】 実施例4のマスクを示す構成図である。
【図13】 実施例4の光強度分布を示す図である。
【図14】 近接効果の説明図である。
【図15】 実施例5の光強度分布を示す図である。
【図16】 実施例6のマスクを示す構成図である。
【図17】 実施例7のマスクを示す構成図である。
【図18】 実施例7のマスクの製造工程を示す図であ
る。
【図19】 実施例7のマスクの断面図である。
【図20】 実施例7の光強度分布を示す図である。
【図21】 実施例7においてずれによりシフター幅が
変化した場合の光強度分布を示す図である。
【図22】 実施例7のマスクのアライメントがずれた
場合を示す図である。
【図23】 アライメントがずれた図22のマスクの光
強度分布を示す図である。
【図24】 実施例8の位相シフトマスクを示す図であ
る。
【符号の説明】 C11,C12 中央パターン(孤立コンタク
トパターン) S11〜S14,S11′〜S14′,S11a〜S1
4a, S11b〜S14b 周部パターン(サブシフタ
ー)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】本実施例においては、シフター幅を0.1
4μm(マスク上0.7μm)に設定したが、実際には
EB描画時の近接効果やSOGエッチング時の変換差に
よりずれが生じてしまい、寸法通りにいかないことがあ
る。ずれにより、シフター幅が0.16μm、0.12
μmになった時の強度分布を図21(a)(b)に示す
が、ともにホールの分布には大きな影響がなく、ホール
間の強度も他のシフター部の強度を越えていない。よっ
て、寸法ずれが仮に生じたとしても効果に影響がなく、
従って実用上の利益が大きいことが分かる。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央パターンと、該中央パターンの周部に
    位置する周部パターンを備えたパターン群が隣り合って
    配置されて成る露光マスクであって、 隣り合う周部パターン相互の干渉を低減する構成とした
    ことを特徴とする露光マスク。
  2. 【請求項2】フォトマスク上の孤立パターンの周辺に、
    該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は解像
    されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフター
    位相シフト露光方法であって、 前記サブシフター部を、隣り合う孤立パターンの間で、
    近接する前記サブシフター部の干渉を低減する位相に配
    置し、前記近接サブシフター間の干渉を低減したことを
    特徴とする露光方法。
  3. 【請求項3】フォトマスク上の孤立パターンの周辺に、
    該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は解像
    されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフター
    位相シフト法に用いられるサブシフター位相シフト露光
    マスクであり、 前記サブシフター部を、隣り合う孤立パターンの間で、
    近接する前記サブシフター部が角度を持つ位置に設けた
    ことを特徴とするサブシフター位相シフト露光マスク。
  4. 【請求項4】フォトマスク上の孤立パターンの周辺に、
    該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は解像
    されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフター
    位相シフト法に用いられるサブシフター位相シフト露光
    マスクであり、 前記サブシフター部と隣り合う孤立パターンの間で近接
    する前記サブシフター部が位相差を持つ構成にしたこと
    を特徴とする位相シフト露光マスク。
  5. 【請求項5】フォトマスク上の孤立パターンの周辺に、
    該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は解像
    されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフター
    位相シフト露光方法であり、 前記サブシフター部を、隣り合う孤立パターンの間で、
    近接する前記サブシフター部が角度を持つ位置に設けた
    ことを特徴とするサブシフター位相シフト露光方法。
  6. 【請求項6】フォトマスク上の孤立パターンの周辺に、
    該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は解像
    されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフター
    位相シフト露光方法であり、 前記サブシフター部を隣り合う孤立パターンの間で近接
    する前記サブシフター部が位相差を持つ構成にしたこと
    を特徴とする位相シフト露光方法。
  7. 【請求項7】フォトマスク上の孤立パターンの周辺に、
    該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は解像
    されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフター
    位相シフト法に用いられるサブシフター位相シフト露光
    マスクであり、 該孤立パターン同士が一定距離以上接近するとともに、 該孤立パターン間にサブシフター部がひとつ形成された
    ことを特徴とする位相シフト露光マスク。
  8. 【請求項8】前記一定距離以上接近した孤立パターン間
    に形成されたサブシフター部と、該孤立パターンとの中
    心間距離が0.75×λ/NA〜1.0×λ/NAの範
    囲にあることを特徴とする請求項7に記載の位相シフト
    露光マスク。
  9. 【請求項9】フォトマスク上の孤立パターンの周辺に、
    該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は解像
    されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフター
    位相シフト法に用いられるサブシフター位相シフト露光
    マスクであり、 該孤立パターン同士が一定距離以上接近するとともに、 該孤立パターン間に最近接の孤立パターンが共有するサ
    ブシフター部がひとつ形成され、該サブシフター部を複
    数の領域に分割して各領域の位相をずらしたことを特徴
    とする位相シフト露光マスク。
  10. 【請求項10】前記一定距離以上接近した孤立パターン
    間に形成されたサブシフター部が、他の部分のサブシフ
    ター部に比して小さい面積となる構成としたことを特徴
    とする請求項7ないし9のいずれかに記載の位相シフト
    露光マスク。
  11. 【請求項11】前記一定距離以上接近した孤立パターン
    間に形成されたサブシフター部が、その露光光の透過率
    を他の部分のサブシフターに比して低く構成したもので
    あることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記
    載の位相シフト露光マスク。
  12. 【請求項12】フォトマスク上の孤立パターンの周辺
    に、該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は
    解像されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフ
    ター位相シフト法に用いられるサブシフター位相シフト
    露光マスクであり、 該孤立パターン同士が一定距離以上接近するとともに、 該サブシフター部の両側に最近接する複数の孤立パター
    ンに位相シフト効果をもたらすサブシフター部がひとつ
    形成されたことを特徴とする位相シフト露光マスク。
  13. 【請求項13】フォトマスク上の孤立パターンの周辺
    に、該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は
    解像されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフ
    ター位相シフト法に用いられるサブシフター位相シフト
    露光マスクであり、 該孤立パターン同士が一定距離以上接近する場合におい
    て、 該孤立パターン間に最近接の孤立パターンが共有するサ
    ブシフター部がひとつ形成され、 該サブシフター部を複数の領域に分割して各領域の位相
    をずらしたことを特徴とする位相シフト露光マスク。
  14. 【請求項14】フォトマスク上の孤立パターンの周辺
    に、該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は
    解像されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフ
    ター位相シフト法に用いられるサブシフター位相シフト
    露光マスクであり、 該孤立パターン同士が一定距離以上接近する場合におい
    て、 該孤立パターン間に最近接の孤立パターンが共有するサ
    ブシフター部がひとつ形成され、 該サブシフター部を複数の領域に分割して各領域の位相
    をずらして構成するとともに、該サブシフター部の中央
    部は位相シフト量ゼロとしたことを特徴とする位相シフ
    ト露光マスク。
  15. 【請求項15】フォトマスク上の孤立パターンの周辺
    に、該孤立パターン開口部の解像度を上げるため自身は
    解像されないサブシフター部を設け露光を行うサブシフ
    ター位相シフト露光方法であって、 該孤立パターン同士が一定距離以上接近する場合におい
    て、 該孤立パターン間に形成されるサブシフターがひとつ形
    成された位相シフトマスクを用いサブシフター間の露光
    強度ピークを低減させたことを特徴とする露光方法。
  16. 【請求項16】前記一定距離以上接近した孤立パターン
    間に形成されたサブシフター部が、その他の部分のサブ
    シフター部に比して小さい面積である位相シフトマスク
    を用いサブシフター間の露光強度ピークを低減させたこ
    とを特徴とする請求項15に記載の露光方法。
  17. 【請求項17】前記一定距離以上接近した孤立パターン
    間に形成されたサブシフター部の透過率を他の部分のサ
    ブシフター部に比して下げた位相シフトマスクを用いサ
    ブシフター間の露光強度ピークを低減させたことを特徴
    とする請求項15に記載の露光方法。
  18. 【請求項18】前記一定距離以上接近した孤立パターン
    間に形成されたサブシフター部を複数の領域に分割して
    各領域の位相をずらし該サブシフター部を透過する露光
    光の強度を低下させたことを特徴とする請求項14ない
    し17のいずれかに記載の露光方法。
JP3487793A 1992-08-31 1993-01-30 露光マスク及び露光方法 Pending JPH06123963A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3487793A JPH06123963A (ja) 1992-08-31 1993-01-30 露光マスク及び露光方法
KR1019930016741A KR940004709A (ko) 1992-08-31 1993-08-27 노광마스크 및 노광방법
US08/113,899 US5397663A (en) 1992-08-31 1993-08-31 Phase shift mask and method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-255793 1992-08-31
JP25579392 1992-08-31
JP3487793A JPH06123963A (ja) 1992-08-31 1993-01-30 露光マスク及び露光方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06123963A true JPH06123963A (ja) 1994-05-06

Family

ID=26373749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3487793A Pending JPH06123963A (ja) 1992-08-31 1993-01-30 露光マスク及び露光方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5397663A (ja)
JP (1) JPH06123963A (ja)
KR (1) KR940004709A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6355382B1 (en) 1999-01-08 2002-03-12 Nec Corporation Photomask and exposure method using a photomask
US6632744B2 (en) 2000-07-14 2003-10-14 Hitachi, Ltd. Manufacturing method of semiconductor integrated circuit device
JP2007079101A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Toppan Printing Co Ltd 位相シフトマスクおよび半導体集積回路の製造方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06188270A (ja) * 1992-12-15 1994-07-08 Mitsubishi Electric Corp 電界効果トランジスタの製造方法及びパターン転写マスク
KR100187664B1 (ko) * 1994-02-07 1999-06-01 김주용 중첩 패턴 형성용 마스크 제조방법
JPH07281413A (ja) * 1994-04-05 1995-10-27 Mitsubishi Electric Corp 減衰型位相シフトマスクおよびその製造方法
KR960002536A (ja) * 1994-06-29 1996-01-26
US5538819A (en) * 1995-04-10 1996-07-23 At&T Corp. Self-aligned alignment marks for phase-shifting masks
US5869212A (en) * 1996-05-31 1999-02-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Integrated circuit photofabrication masks and methods for making same
US5747196A (en) * 1996-08-09 1998-05-05 United Microelectronics Corporation Method of fabricating a phase-shift photomask
KR100244285B1 (ko) * 1996-11-04 2000-02-01 김영환 위상반전 마스크 및 그 제조방법
JP3161411B2 (ja) * 1998-04-02 2001-04-25 日本電気株式会社 フォトマスクとその製造方法
US6421820B1 (en) * 1999-12-13 2002-07-16 Infineon Technologies Ag Semiconductor device fabrication using a photomask with assist features
US6749969B2 (en) 2001-11-14 2004-06-15 International Business Machines Corporation Reverse tone process for masks
US6670646B2 (en) 2002-02-11 2003-12-30 Infineon Technologies Ag Mask and method for patterning a semiconductor wafer
US7655388B2 (en) * 2005-01-03 2010-02-02 Chartered Semiconductor Manufacturing, Ltd. Mask and method to pattern chromeless phase lithography contact hole
CN104345545A (zh) * 2013-07-29 2015-02-11 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 掩膜版及其制造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2946567B2 (ja) * 1989-11-15 1999-09-06 ソニー株式会社 メモリ半導体構造及び位相シフトマスク

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6355382B1 (en) 1999-01-08 2002-03-12 Nec Corporation Photomask and exposure method using a photomask
US6632744B2 (en) 2000-07-14 2003-10-14 Hitachi, Ltd. Manufacturing method of semiconductor integrated circuit device
US7001712B2 (en) 2000-07-14 2006-02-21 Renesas Technology Corp. Manufacturing method of semiconductor integrated circuit device
JP2007079101A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Toppan Printing Co Ltd 位相シフトマスクおよび半導体集積回路の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR940004709A (ko) 1994-03-15
US5397663A (en) 1995-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06123963A (ja) 露光マスク及び露光方法
TWI447516B (zh) A mask, a manufacturing apparatus for a semiconductor device including the same, and a manufacturing method of a semiconductor device using the same
JPH08227140A (ja) 位相シフト・リソグラフィ・マスクおよびその製造方法
JPH07281413A (ja) 減衰型位相シフトマスクおよびその製造方法
US8715893B2 (en) Masks for use in lithography including image reversal assist features, lithography systems including such masks, and methods of forming such masks
JP3163666B2 (ja) 位相シフトマスクを用いたパターン形成方法
JPH04186244A (ja) 露光方法
US7005217B2 (en) Chromeless phase shift mask
TWI408729B (zh) 雷文生(Levenson)型光罩之製造方法
JP4009219B2 (ja) フォトマスク、そのフォトマスクを用いたパターン形成方法及びマスクデータ作成方法
JP2001296647A (ja) フォトマスクおよびこれを用いた露光方法
JPH1115128A (ja) ホトマスク及びそれを用いたパタン形成方法
JP2980479B2 (ja) フォトマスク及び露光方法
KR100236075B1 (ko) 마스크 패턴
JP2005025230A (ja) ハーフトーン型位相シフトマスク及びその製造方法
KR0165471B1 (ko) 반도체장치의 미세패턴 형성에 사용되는 포토마스크
JPH03156459A (ja) メモリ半導体構造及び位相シフトマスク
JP3225535B2 (ja) 位相シフトマスク
JP3110801B2 (ja) フォトマスクの製造方法及びフォトマスク
JPH10115932A (ja) 位相シフトマスクを用いた露光方法
JPH0683031A (ja) 露光マスク形成方法
JP3298501B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000105451A (ja) フォトマスク
JP3212117B2 (ja) 露光用マスク
JPH07230160A (ja) 位相シフトマスク