JPH06123778A - 放射線検出装置 - Google Patents

放射線検出装置

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JPH06123778A
JPH06123778A JP29796192A JP29796192A JPH06123778A JP H06123778 A JPH06123778 A JP H06123778A JP 29796192 A JP29796192 A JP 29796192A JP 29796192 A JP29796192 A JP 29796192A JP H06123778 A JPH06123778 A JP H06123778A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射線検出器に対して過酷な状態が生じてい
ることを検出し、分析に支障を来さないようにした放射
線検出装置を提供すること。 【構成】 放射線7から出力されるインヒビット信号d
を計数し、その計数値hが予め設定されている値i以上
になったとき、放射線源4に高電圧を供給する高電圧発
生回路8の動作をオフするように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料に対して一次X線
を照射し、試料から放出される蛍光X線の強度に基づい
て試料中に含まれる成分の定量分析を行う蛍光X線分析
装置などにおいて用いられる放射線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の蛍光X線分析装置の構成を
概略的に示す図で、この図において、1は開口2を備え
た試料載置台で、この試料載置台1の開口2が形成され
た部分は、例えば固体状の試料3を載置できるように構
成されている。
【0003】前記試料載置台1の下方には、X線源4
と、このX線源4からの一次X線5が前記試料3に照射
されたときに発生する蛍光X線6を検出する放射線検出
部(蛍光X線検出部)7とが設けられている。
【0004】前記X線源4は、詳細には図示してない
が、高電圧発生回路8から供給される高電圧によって駆
動されて一次X線を発生するX線管と一次X線フィルタ
とからなり、X線管から出力された一次X線5は、一次
フィルタを通過することにより、例えばある元素を励起
するのに効率のよいエネルギー分布を持つ一次X線5と
なって試料3に照射されるようにしてある。
【0005】前記放射線検出部7は、前記蛍光X線6を
検出し、蛍光X線6の入射エネルギーに応じた電流信号
aを出力するX線検出器9と、このX線検出器9の出力
aを積分して出力するプリアンプ部10と、このプリア
ンプ部10の出力bが一定レベルcに達したときインヒ
ビット信号dを出力してプリアンプ部10をリセットす
るリセット用フィードバック部11とからなる。
【0006】より詳しく説明すると、前記X線検出器9
は、例えばSi(Li)などの半導体検出素子12とこ
れを駆動する高圧電源13とからなり、半導体検出素子
12に入射する蛍光X線6のエネルギーに応じたアナロ
グ電流信号aを出力するように構成されている。
【0007】前記プリアンプ部10は、電界効果トラン
ジスタ14、アンプ15、積分用コンデンサ16などか
らなり、前記X線検出器9からのアナログ電流信号aを
完全積分してアナログ電圧信号bを出力するように構成
されている。
【0008】前記リセット用フィードバック部11は、
前記アナログ電圧信号bと比較電源17からの基準電圧
cとを比較する比較器18と、この比較器18の出力側
に抵抗19を介して一端が接続されると共に、他端が電
源20に接続された発光素子21とからなり、前記アナ
ログ電圧信号bが一定レベル(基準電圧c)に達したと
きに、図3に示すようなインヒビット信号dを発して発
光素子21を発光させて前記積分用コンデンサ16に蓄
積された電荷を放電させることにより、前記プリアンプ
部10をリセットさせるように構成されている。そし
て、蛍光X線6が入射する毎に、蛍光X線検出部7から
出力されるアナログ電圧信号bは、図3に示すように階
段状に上昇するが、一定のレベルcになると、ゼロに戻
るといった動作を繰り返す。
【0009】22は前記プリアンプ部10の出力側に接
続されるリニアアンプ部で、プリアンプ部10からの出
力bを平滑処理してアナログ電圧信号eを出力するよう
に構成されている。
【0010】23は例えば計数型のAD変換器で、前記
アナログ電圧信号eをディジタル信号fに変換するもの
である。
【0011】24は例えばマイコンなどの制御部で、前
記ディジタル信号fを分析処理して前記X線検出器9に
入射する蛍光X線のエネルギースペクトルを出力するマ
ルチチャンネルアナライザーなどの信号処理回路や演算
回路やメモリを備えると共に、前記高電圧発生回路8の
オンオフ制御など各種の制御を行うように構成されてい
る。なお、gは制御部24から高電圧発生回路8に対し
て送られる指令を示す。
【0012】上記構成の蛍光X線分析装置においては、
X線源5から一次X線5を試料3に対して照射し、その
とき試料3において生ずる蛍光X線6の強度に基づいて
試料3中に含まれる成分の種類およびその量(濃度)を
調べることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記X線検
出器9を構成する半導体検出素子12は、高電圧を印加
されることによって動作するが、この半導体検出素子1
2に過大なエネルギー量のX線6が入射すると、半導体
検出素子12が損傷されることがあり、半導体検出素子
12が破損したり、回復までに時間がかかる。
【0014】しかしながら、従来の蛍光X線分析装置に
おいては、このようなことについては殆ど考慮されてな
く、半導体検出素子12を過酷な条件の下で使用してい
た。このため、分析中に半導体検出素子12が故障し、
その結果、分析が中断したり、場合によっては、分析を
始めからやり直すことを余儀無くされることがあった。
このような問題は、上記蛍光X線分析装置のみならず、
X線以外の他の放射線、例えばγ線などを検出する放射
線検出装置一般に生じているところである。
【0015】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、放射線検出器に対し
て過酷な状態が生じていることを検出し、分析に支障を
来さないようにした放射線検出装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る放射線検出装置は、放射線検出部から
出力されるインヒビット信号を計数し、その計数値が予
め設定されている値以上になったとき、放射線源に高電
圧を供給する高電圧発生回路の動作をオフするように構
成されている。
【0017】ここで、放射線源とは、X線管のように直
接X線を発生するものや、荷電粒子を発生する電子管な
どのことを云う。
【0018】
【作用】前記構成によれば、放射線検出器に対して過酷
な状態が生じていることが検出されると、放射線源の動
作がオフされる。従って、放射線検出器に対する放射線
の入射が停止し、放射線検出器の破損が防止される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
【0020】図1は、本発明を採用した蛍光X線分析装
置の一構成例を示し、この図において、図2に示した符
号と同一符号は同一物である。
【0021】図1において、25は放射線検出部7の構
成部材の一つであるリセット用フィードバック部11か
ら出力されるインヒビット信号dを計数するカウンタ、
26はカウンタ25の出力hを所定の設定値iと比較す
るディジタルコンパレータである。このコンパレータ2
6の出力jは、制御部24に入力される。
【0022】このように構成された蛍光X線分析装置に
おいて、X線源5から一次X線5を試料3に対して照射
すると、蛍光X線6が発生し、これが放射線検出部7の
X線検出器9に入射する。そして、この入射が繰り返さ
れると、すでに説明したように、放射線検出部7から出
力されるアナログ電圧信号bが、図3に示すように階段
状に上昇する。そして、このアナログ電圧信号bの上昇
速度は、入射する蛍光X線6のエネルギーの大きさまた
はその回数に比例して速くなるから、アナログ電圧信号
bがゼロに戻る回数、つまり、インヒビット信号dが出
力される回数がどれだけであるかを検出し、これを比較
することにより、X線検出器9を構成する半導体検出素
子12への蛍光X線6の入射エネルギー総数を検出でき
る。
【0023】そこで、カウンタ25においてインヒビッ
ト信号dの個数をカウントし、そのカウント値hをディ
ジタルコンパレータ26において設定値iと比較し、例
えばこれよりも大きくなったときに、アラーム信号jを
制御部24に出力するのである。このアラーム信号jを
受けた制御部24は、直ちに高電圧発生回路8に動作を
停止させるための指令gを送る。これによって、X線源
4はその動作を停止する。従って、一次X線5が試料3
に照射されることがなくなるので、半導体検出素子12
への蛍光X線6の入射がなくなり、半導体検出素子12
が保護されるのである。
【0024】そして、前記のようにアラーム信号jが制
御部24に入力されたとき、制御部24から適宜の警報
機器(図外)に対して警報発生指令kを発するようにし
てもよい。
【0025】そして、高電圧発生回路8の動作を停止さ
せるのに、ディジタルコンパレータ26の出力を高電圧
発生回路8に直接入力するようにしてもよい。
【0026】また、本発明は、X線検出器のみならず、
半導体検出器を用いた放射線検出装置全般に広く適用す
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分析中に放射線検出器が不測に故障することがなくなる
ので、分析が中断されると云ったことがなくなり、信頼
性の高い分析を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した蛍光X線分析装置の一構成例
を示すブロック図である。
【図2】従来の蛍光X線分析装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】蛍光X線検出部におけるアナログ電圧信号とイ
ンヒビット信号との関係を説明するための図である。
【符号の説明】
4…放射線源、8…高電圧発生回路、9…放射線検出
器、10…プリアンプ部、11…リセット用フィードバ
ック部、a…X線検出器の出力、b…プリアンプ部の出
力、d…インヒビット信号、h…計数値、i…設定値。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線検出器と、この放射線検出器の出
    力を積分して出力するプリアンプ部と、このプリアンプ
    部の出力が一定レベルに達したときインヒビット信号を
    出力してプリアンプ部をリセットするリセット用フィー
    ドバック部とからなる放射線検出装置において、前記イ
    ンヒビット信号を計数し、その計数値が予め設定されて
    いる値以上になったとき、放射線源に高電圧を供給する
    高電圧発生回路の動作をオフするように構成したことを
    特徴とする放射線検出装置。
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