JPH0612358Y2 - 複合ラジエータ - Google Patents

複合ラジエータ

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JPH0612358Y2
JPH0612358Y2 JP1987168473U JP16847387U JPH0612358Y2 JP H0612358 Y2 JPH0612358 Y2 JP H0612358Y2 JP 1987168473 U JP1987168473 U JP 1987168473U JP 16847387 U JP16847387 U JP 16847387U JP H0612358 Y2 JPH0612358 Y2 JP H0612358Y2
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JP
Japan
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radiator
composite
series
cooling water
units
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JP1987168473U
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JPH0174470U (ja
Inventor
久朗 北村
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、使用条件の過酷な、たとえば大型建設機械等
に使用して効果的な、大型エンジン用のラジエータに関
するものである。
〔従来の技術〕
大型の建設機械等に使用されるエンジン用ラジエータ
は、使用条件が過酷であり、しかも大容量であるので、
単一の大型ラジエータを使用すると、使用時の激しい振
動や衝撃、あるいはねじれ等の外力により痛み易く、ま
たチューブが長尺となるので、冷却水の温度上昇による
伸長を吸収することが困難となり、寿命が短かい。
この問題に対処するため、小型の多数のラジエータユニ
ットを、複数のメインタンクに、直列にあるいは並列に
接続して、大容量の複合ラジエータを形成するととも
に、メインタンクに、各ラジエータユニットにおける一
方の冷却水の出入口を、抜き差し可能に連結して、振動
等の外力に順応させ、かつ損傷時の部分的な修理交換を
容易とした複合ラジエータが、実開昭48-43252号公報に
記載されている。
また、上述の複合ラジエータにおける各ラジエータユニ
ットの一方の冷却水出入口を、メインタンクへ、抜き差
し可能に連結する連結部の改良が、特開昭61-223489号
公報に記載されている。
第6図〜第8図は、この複合ラジエータを示すもので、
(1)は、通常の小型ラジエータと同構成のラジエータユ
ニット、(2)はそのコア、(3)(4)は同じくサブタンクで
ある。
(5)(6)は、それぞれ複合ラジエータの上方メインタンク
と下方メインタンク、(7)は角筒状の中間タンクで、い
ずれも水平をなし、かつタンク(5)(6)(7)の上下に並ぶ
側端同士は、側板(8)をもって、連結されている。
多数のラジエータユニット(1)は、各タンク(5)(6)(7)の
間に、互に近接して、上下方向に直列に、また左右方向
に並列に、しかも前後2列に並んで、後述するように取
り付けられている。なお図示を省略したが、前後の各ラ
ジエータユニット(1)は、千鳥状に配設されている。
第6図における上方の各ラジエータユニット(1)の上側
のサブタンク(3)に設けた、上方を向く冷却水口(9)に
は、第7図に示すように、ゴム等の耐熱弾性材よりなる
厚肉のフランジ付の円筒状のパッキング(10)が外嵌され
ている。パッキング(10)の内周面には、複数の環状溝(1
1)が形成されている。
パッキング(10)が外嵌された冷却水口(9)は、上方メイ
ンタンク(5)の下面板に穿設した取付孔(12)に、水密か
つ抜き差し可能に嵌合されている。
第6図と第8図に示すように、上方記メインタンク(5)
の下側のサブタンク(4)は、ボルト(13)とナット(14)を
もって、中間タンク(7)の前面または後面に固着され、
かつサブタンク(4)の裏面に設けた冷却水口(15)を介
し、中間タンク(7)と連通されている。
上方メインタンク(5)とラジエータユニット(1)は、弾性
を有する厚肉のパッキング(10)により、使用時の激しい
振動等に順応して、水密を保持したまま、無理なく相対
変位することができる。また万一、ラジエータユニット
(1)が損傷した場合には、ナット(14)を外して、これを
上方メインタンク(5)より引き抜いて、修理または交換
することができる。
下方メインタンク(6)と中間タンク(7)の間にも、複数の
ラジエータユニット(1)が、上述したと上下対称的に取
り付けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述の複合ラジエータにおいて、各ラジエータユニット
(1)を前後2列に配設すると、各ラジエータユニット(1)
におけるサブタンク(4)は、中間タンク(7)の前後両面に
取り付けられることとなる。
そのため、一部のラジエータユニット(1)が損傷して、
これを修理のため取り外すには、取り外す方向が、前後
いずれか一方に限定されてしまう。
しかしラジエータは、通常冷却用ファン等に近接して配
設されているので、複合ラジエータのファン側のラジエ
ータユニットが損傷した場合、これを取り外すのが困難
である。
また、直列に連結されるべきラジエータユニットを、前
後左右方向の所要の個所に正確に位置決めして、これら
を連結することは容易ではなく、手間もかかる。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は、本考案によると、複数のラジエータユニ
ットを、メインタンクの間に、直列並列に連結した複合
ラジエータにおいて、直列に並ぶ各ラジエータユニット
を、耐熱性弾性材よりなる筒状パッキングを介して、メ
インタンクに水密かつ抜き差し可能に嵌合し、かつ直列
に並ぶラジエータユニットにおける、互に対向する側の
冷却水口同士を、互に平行をなすとともに、各冷却水口
と対応する位置に配設された複数の同寸の連結筒を、連
結板をもって一体的に連結した複合連結筒をもって、着
脱自在に連結することにより、上述の問題点の解決を図
ったものである。
〔作用〕
本考案の複合ラジエータにおいては、一端をメインタン
クに着脱自在に取り付けた各ラジエータユニットの他端
同士は、複合連結筒で連結されているため、各ラジエー
タユニットの位置決めおよび連結は容易であり、かつそ
れらの横振れは防止される。
複合連結筒を取り外せば、その複合連結筒により連結さ
れていた上下のラジエータユニットを、メインタンクよ
り引き抜いて、希望する方向に取り外すことができる。
〔実施例〕
第1図〜第5図は、本考案の一実施例を示すもので、上
述の従来例と同様の各部には、同一符号を付して、説明
を省略する。
本考案の各ラジエータユニット(1)の一端は、上下両タ
ンク(5)(6)に、上述の従来例と同様に取り付けられてい
る。
上下に直列に並ぶラジエータユニット(1)(1)における、
対向するサブタンク(51)の対向面中央には、冷却水口(5
2)が穿設され、これら対向する冷却水口(52)同士は、複
合連結筒(53)をもって連結されている。
第5図は、複合連結筒(53)を示すもので、上下方向を向
く3本の連結筒(54)の両端には、フランジ(55)(55)を設
けてあり、かつ各連結筒(54)は、近接する3つの冷却水
口(52)の配列と同様に、配列され、連結板(56)をもって
連結されている。
この複合連結筒(53)を、上下の各ラジエータユニット
(1)間に挿入し、ボルト(57)をもって、各フランジ(55)
を上下の各サブタンク(51)に締結することにより、上下
の対向する各冷却水口(52)は連通されている。
従って、複合連結筒(53)を取り外せば、この複合連結筒
(53)により連結されていた上下のラジエータユニット
(1)(1)を、上下のメインタンク(5)または(6)より引き抜
いて、希望する方向に取り外すことができる。
なお上述においては、複合連結筒(53)を3本の連結筒(5
4)で形成したが、2本あるいは4本以上の連結筒(54)で
形成して、上下の各ラジエータユニット(1)を連結して
もよい。
〔考案の効果〕
(a)多数のラジエータユニットが複合して構成されてい
るので、使用時に受ける激し振動等の外力が、各ラジエ
ータユニットに分散される。
(b)各ラジエータユニットが小型であるため、潜在する
内部歪みが小さい。
(c)各ラジエータユニットの一端は、タンクに対して相
対変位しうるように、厚肉のパッキングを介して、広い
面積でシールされ、他端同士は、複合連結筒により連結
されているので、過酷な条件下でも、長期の使用に耐え
ることができ、大型建設機械のエンジンに使用して特に
効果がある。
(d)多数のラジエータユニットが、前後2列に配設され
ていても、複合連結筒により、その位置決めは容易であ
る。
(e)複合連結筒を取り外せば、所望のラジエータユニッ
トを、ファン等の近接する他物のない方向より外した
り、交換したりしうるので、一部のラジエータユニット
が損傷した時の部分的な修理が甚だ容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の複合ラジエータの一部を示す正面
図、 第2図は、第1図のA部の拡大縦断正面図、 第3図は、第1図のX−X線より見た一部切欠矢視図、 第4図は、第1図のY−Y線断面図、 第5図は、複合連結筒の拡大斜視図、 第6図は、従来の複合ラジエータの一部を示す正面図、 第7図は、第6図のB部の拡大縦断正面図、 第8図は、第6図のZ−Z線より見た一部切欠斜視図で
ある。 (1)……ラジエータユニット (2)……コア、(3)(4)……サブタンク (5)(6)……メインタンク、(7)……中間タンク (8)……側板、(9)……冷却水口 (10)……パッキング、(11)……環状溝 (12)……取付孔、(13)……ボルト (14)……ナット、(15)……冷却水口 (51)……サブタンク、(52)……冷却水口 (53)……複合連結筒、(54)……連結筒 (55)……フランジ、(56)……連結板 (57)……ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のラジエータユニットを、メインタン
    クの間に、直列並列に連結した複合ラジエータにおい
    て、直列に並ぶ各ラジエータユニットを、耐熱性弾性材
    よりなる筒状パッキングを介して、メインタンクに水密
    かつ抜き差し可能に嵌合し、かつ直列に並ぶラジエータ
    ユニットにおける、互に対向する側の冷却水口同士を、
    互に平行をなすとともに、各冷却水口と対応する位置に
    配設された複数の同寸の連結筒を、連結板をもって一体
    的に連結した複合連結筒をもって、着脱自在に連結して
    なる複合ラジエータ。
JP1987168473U 1987-11-05 1987-11-05 複合ラジエータ Expired - Lifetime JPH0612358Y2 (ja)

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JP1987168473U JPH0612358Y2 (ja) 1987-11-05 1987-11-05 複合ラジエータ

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JPH0174470U JPH0174470U (ja) 1989-05-19
JPH0612358Y2 true JPH0612358Y2 (ja) 1994-03-30

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