JPH06123028A - スライバ継ぎ方法 - Google Patents

スライバ継ぎ方法

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Publication number
JPH06123028A
JPH06123028A JP27050392A JP27050392A JPH06123028A JP H06123028 A JPH06123028 A JP H06123028A JP 27050392 A JP27050392 A JP 27050392A JP 27050392 A JP27050392 A JP 27050392A JP H06123028 A JPH06123028 A JP H06123028A
Authority
JP
Japan
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sliver
new
gripping tool
old
clamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP27050392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Kawashima
清孝 河島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH06123028A publication Critical patent/JPH06123028A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H69/00Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device
    • B65H69/06Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by splicing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments
    • B65H2701/311Slivers

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】新ケンスC1から引き出された新スライバS1
の端部と紡績ユニットに供給されている旧スライバS2
の端部を継ぐスライバ継ぎ方法において、上下動可能な
スライバ把持具Lに把持されている新スライバの切断端
を、次の紡績ユニットのスライバ継ぎ工程中に、該紡績
ユニットの空ケンスの上方において該スライバ把持具の
把持から解放し、新スライバの切断端を該空ケンスに収
納するようにしたスライバ継ぎ方法に関するものであ
る。 【効果】新ケンスのスライバ端を把持するためのスライ
バ把持具に把持されている新スライバの不用な切断端
を、次のスライバ継ぎ作業における工程中に空ケンス内
に収容するようにしたので、スライバ継ぎ時間を短縮す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績機の背後に配置さ
れているスライバが収納されているケンスがほぼ空にな
ったときに、そのケンス(以下、単に、「空ケンス」と
いう。)を、スライバが満たされているケンス(以下、
単に、「新ケンス」という。)と交換する際に、空ケン
スから紡績機に供給されているスライバ(以下、単に、
「旧スライバ」という。)の端部と新ケンスに収納され
ているスライバ(以下、単に、「新スライバ」とい
う。)の端部を継ぐスライバ継ぎ方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】スライバが収納されているケンスがほぼ
空になったことを作業員が確認すると、該当する紡績ユ
ニットを停止させ、作業員が紡績機の背後に入り込み人
手により旧スライバと新スライバを継いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、人手によるスラ
イバ継ぎには時間がかかるばかりでなく、作業員が紡績
機の背後に入り込み作業を行うために、紡績機の背後に
広いスペースを必要とする。
【0004】また、スライバは柔らかく切断しやすいも
のであるため、スライバ継ぎには相当の熟練を要するも
のであり、そして、継ぎ目部分の長さ或いは硬さ等が適
切でないと、スライバ切れ或いは紡出された紡績糸の切
断等のトラブルが発生することになる。
【0005】更に、作業員が紡績機の背後に入り込み作
業を行うためのスペースを設ける必要があるため、紡績
機、ケンス或いはスライバガイドローラ等の配置が大幅
に制限される。
【0006】本発明は、旧スライバと新スライバとを、
人手によることなく、自動的に継ぐことができるスライ
バ継ぎ方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、新ケンスから
引き出された新スライバの端部と紡績ユニットに供給さ
れている旧スライバの端部を継ぐスライバ継ぎ方法にお
いて、上下動可能なスライバ把持具に把持されている新
スライバの切断端を、次の紡績ユニットのスライバ継ぎ
工程中に、該紡績ユニットの空ケンスの上方において該
スライバ把持具の把持から解放し、新スライバの切断端
を該空ケンスに収納するようにしたスライバ継ぎ方法に
関するものである。
【0008】
【実施例】以下に、本発明のスライバ継ぎ方法及び該方
法を実施するためのスライバ継ぎ装置の実施例について
詳述する。図1は、ケンスが背後に配置されている紡績
機Spの概略平面図であり、紡績機Spの長手方向に紡
績糸を製造するための紡績ユニットS1〜S72が錘間
ピッチPsの間隔で配置されている。A1〜A36,B
1〜B36及びC1〜C36は、それぞれ紡績機Spの
背後に紡績機Spの長手方向に沿って配置されているケ
ンスである。
【0009】図1においては、ケンスA1〜A36から
紡績ユニットS1〜S72のうちの奇数紡績ユニットS
1,S3,S5・・・にスライバが供給され、ケンスB
1〜B36から紡績ユニットS1〜S72のうちの偶数
紡績ユニットS2,S4,S6・・・にスライバが供給
され、そして、ケンスC1〜C36が待機状態にある新
ケンスを示している。
【0010】本発明においては、紡績ユニットS1〜S
72にスライバを供給しているケンスA1〜A36及び
ケンスB1〜B36のいずれかのケンスがほぼ空になっ
たことを作業員が見つけた場合には、所定の制御装置を
操作することにより、以下に説明するスライバ継ぎ装置
を紡績機Spの上方に配置した搬送レールに沿って走行
させ、待機状態にある新ケンスC1〜C36のいずれか
のケンスの新スライバと旧スライバとを自動的に継ぐも
のである。
【0011】また、個々のケンスA1〜A36及びケン
スB1〜B36に光センサー等適当な検出器を配置して
自動的に空ケンスを検出し、この検出信号によってスラ
イバ継ぎ装置を所定の位置まで走行させスライバ継ぎを
行うこともできる。
【0012】更に、例えば、ケンスA1〜A36がほぼ
一斉に空になるように紡績機Spの駆動を制御し、スラ
イバ継ぎ装置を搬送レールに沿って紡績機Spの長手方
向に走行させ、空ケンスA1〜A36の旧スライバと新
ケンスC1〜C36の新スライバとを順次連続して継ぐ
こともできる。例えば、紡績機Spの始動に際し、奇数
紡績ユニットS1,S3,S5・・・と偶数紡績ユニッ
トS2,S4,S6・・・との始動時間を所定時間だけ
ずらせて始動させることにより、ケンスA1〜A36と
ケンスB1〜B36とをある時間差を以て一斉にほぼ空
の状態にすることができる。
【0013】上記のような種々の状況に対応可能な本発
明のスライバ継ぎ方法について、以下に詳述する。図2
は、後述するスライバ継ぎ装置Pが配置された紡績機S
pの側面図である。A1、B1及びC1は紡績機Spの
背後に配置されているケンスであり、図2においては、
ケンスA1及びケンスB1からスライバS2及びS3が
所定の紡績ユニットに供給されており、また、ケンスC
1は新スライバS1の端部9がケンス口部から垂下され
ている待機状態にある新ケンスである。
【0014】スライバS2及びS3は、適当なスライバ
ガイドローラG2〜G5(なお、スライバガイドローラ
一般について言及する場合には、単に、「スライバガイ
ドローラG」ともいう。)により案内されながら所定の
紡績ユニットに供給され、また、待機状態にある新ケン
スC1から紡績ユニットにスライバS1が供給される際
には、スライバS1はスライバガイドローラG1を経て
紡績ユニットにスライバS1が供給される(なお、スラ
イバガイドローラGは軸に固定されており、回転しない
ように構成されている。)。
【0015】スライバガイドローラGは、例えば、図1
0に示されているように、周囲に凹溝36を有する円盤
状の形状を有するものであるが、後述するピーシング部
材に正確に新スライバ及び旧スライバを導入し配置する
ためには、スライバ継ぎ装置Pの近傍に設置されるスラ
イバガイドローラG、例えば、図2においてスライバガ
イドローラG4の凹溝36の溝巾を狭くし、スライバの
走行方向に対して直角方向のスライバの移動を制御する
ことが好ましい。
【0016】逆に、各ケンス列のケンス、例えば、ケン
スA1,B1,C1の上方に配置されるスライバガイド
ローラG1〜G3は、図3に示されているように、下方
に広がった形状に構成し、上部の狭い凹溝36の溝巾が
下方に行くにしたがって広がるように構成することが好
ましい。後述するように、例えば、新スライバS1をス
ライバガイドローラG1を経てスライバ継ぎ装置Pに搬
送するために、新スライバS1が収納されているケンス
C1から新スライバS1を上方に引出すと、ケンスC1
に収納されているスライバS1はほぼケンスの直径の半
分の直径で円を描きながら相互に円が交差して重なりあ
うように、所謂、コイラモーションによりケンスに収納
されているため、新スライバS1は図3の二点鎖線で示
されているように左右前後に揺れながら上方に繰り出さ
れることになる。従って、巾が狭い凹溝36を有する円
盤状のスライバガイドローラGを使用すると、凹溝36
にスライバS1が導入されないトラブルが発生すること
になりスライバ継ぎ作業にとって大きな問題となる。
【0017】Dは、スライバ継ぎ装置Pが走行するレー
ルRを支持するための支柱であり、支柱Dは紡績機Sp
の背後に取り付けることも、また、天井から垂下するこ
とも更には、床から立設することもできる。
【0018】レールRは、紡績機Spの長手方向に沿っ
て紡績機Spの上方に配置されており、スライバ継ぎ装
置PがレールRに沿って紡績機Spの長手方向に走行で
きるように構成されている。
【0019】スライバ継ぎ装置Pは、レールR上を走行
する台車F、該台車Fの下部に取着されているハウジン
グH、ハウジングH内に垂直移動可能に配置されている
動作筐M、水平方向に移動可能なスライバ把持具Kを支
持するための一端がハウジングHに取着されている水平
枠E、垂直方向に移動可能なスライバ把持具Lを支持す
るための水平枠Eに水平移動可能に支持されているな垂
直枠J及びスライバ継ぎ装置Pを所定の位置に正確に停
止させるための位置決め部材N等から構成されている。
【0020】以下に、スライバ継ぎ装置Pを構成する上
記の台車F、ハウジングH、動作筐M、水平枠E、垂直
枠J及び位置決め部材N等について説明する。台車F
は、図2或いは図9に示されているように、レールR上
を転動する車輪2を両端に取着した車軸1を有し、図示
されていないモータ及び歯車或いはベルト等の適当な伝
動装置により車軸1及び車輪2を回転させることによ
り、スライバ継ぎ装置Pを紡績機Spの上方において紡
績機Spの長手方向に沿って移動させるものである。
【0021】水平枠Eは、図2に示されているように紡
績機Spの長手方向に対して直角方向に、ほぼ紡績機S
pの背面から待機状態にある新ケンスC1を越えるよう
にハウジングHの下部に水平に取着されている。
【0022】水平枠Eのほぼ両端部にはプーリ4及びプ
ーリ5が設置されており、プーリ4とプーリ5との間に
はエンドレスベルト又はエンドレスチエーン3(以下、
単に、「エンドレスベルト」という。)が張架されてい
る。
【0023】また、図4及び図8に示されているように
水平張出部K2を介してエンドレスベルト3に取着され
ているスライバ把持具Kは、正逆回転可能なロータリソ
レノイド6及びロータリソレノイド6により回転される
スライバクランプ7aと固定スライバクランプ7bを有
し、スライバクランプ7a及び固定スライバクランプ7
bは、閉じた状態では、図4の紙面に対してほぼ垂直方
向に手前に延びており、正逆回転可能なロータリソレノ
イド6の回転によりスライバクランプ7aを、図4に示
されている2点鎖線の位置に適宜回転させてスライバ把
持具Kを開くように構成されている。
【0024】上記スライバクランプ7a及び固定スライ
バクランプ7bは、水平状態のスライバ或いは垂直状態
のスライバのどちらでも把持することができるように傾
斜して設けられており、スライバ把持可能範囲が最大と
なるように、好ましくは、水平面に対して45°の傾斜
を有している。即ち、ロータリソレノイド6により回動
可能なスライバクランプ7aは、好ましくは、水平面に
対して45°の面に沿って開閉自在に回動するように構
成されている。
【0025】また、スライバ把持具Kは、図示されてい
ない正逆回転可能なモータにより、プーリ4或いはプー
リ5を回転させることにより、水平枠Eに沿って水平枠
Eのほぼ全長にわたって水平移動可能に構成されてい
る。
【0026】図2及び図8に示されているように、水平
枠Eには適当な嵌合手段により垂直枠Jが水平枠Eに沿
って水平方向に慴動可能に載置されており、この垂直枠
Jには、例えばガイドローラ10に案内されて、図示さ
れていない公知の駆動手段により上下動可能に垂直ロッ
ド11が設けられている。
【0027】そして、上下動可能な垂直ロッド11の先
端部には図5及び図6に示されているようにスライバ把
持具Lが取着されている。垂直ロッド11の端部には軸
17aにより垂直ロッド11に対して回動可能に支持枠
17が取着されており、支持枠17には相互に噛み合っ
ている歯車13a及び歯車13bが回転可能に設置され
ている。また、支持枠17の軸17aに対して歯車13
a及び歯車13bが回転可能に設置されている側と反対
側の端部17bには適当な駆動手段により上下動可能な
上下ロッド18の端部が取着されている。
【0028】歯車13a及び歯車13bにはそれぞれス
ライバクランプ12a及び12bが取着されており、ま
た、一方のスライバクランプ12aの上端にはほぼL字
状の回動枠14が延在している。スライバクランプ12
aの回動枠14の他端部14aには、垂直ロッド11に
軸15aにて回動可能に枢着されている回動ロッド15
の端部15cが当接されており、回動ロッド15のもう
一方の端部15bには適当な駆動手段により上下動可能
な上下ロッド16の端部が枢着されている。
【0029】従って、適当な駆動手段により上下ロッド
18が図6に示されている実線の位置から上方に移動す
ると、軸17aを中心に支持枠17が図6において時計
針方向に回動し、2点鎖線に示されているような位置ま
で回動し、逆に、上下ロッド18が下方に移動すると図
6に示されている実線の位置に復帰する。
【0030】また、適当な駆動手段により上下ロッド1
6が図5に示されている実線の位置から上方に移動する
と、軸15aを中心に回動ロッド15が図5において反
時計針方向に回動し、回動ロッド15の端部15cに当
接しているスライバクランプ12aの回動枠14を、歯
車13aの軸19の周りに図5に2点鎖線で示されてい
るように時計針方向に回動させる。このスライバクラン
プ12aの回動枠14の時計針方向への回動により歯車
13aが同方向に回動され、一方、歯車13aと噛み合
っている歯車13bが反時計針方向に回動し、スライバ
クランプ12a及び12bが図5に2点鎖線で示されて
いるように開く。この状態から、上下ロッド16を下方
に移動させると、回動ロッド15等が図5の実線の位置
に戻り、スライバクランプ12a及び12bを実線の位
置まで復帰させスライバクランプ12a及び12bを閉
じる。
【0031】このように上下ロッド16の上下動によ
り、スライバクランプ12a及び12bを開閉し、スラ
イバSの把持及び開放を行うとともに、上下ロッド18
の上下動により、スライバクランプ12a及び12bを
垂直位置から傾斜位置に回動することができる。
【0032】図2に示されているように、スライバ把持
具Kと垂直枠Jはスプリング等の適当な弾性部材20に
より連結されており、スライバ把持具Kの左右方向の移
動に追従して垂直枠Jが水平方向に移動することができ
るように、しかも、スライバ把持具Kの移動に追従して
垂直枠Jが移動する場合には、弾性部材20が伸長する
ことがないように構成されている。
【0033】また、図2において、21は水平枠Eに設
けられているストッパーで、スライバ把持具Kが右方向
に移動した際に、スライバ把持具Kに追従して水平方向
に移動する垂直枠Jがストッパー21に当接し、垂直枠
Jのこれ以上の右方向への追従を阻止する作用をするも
のである。従って、垂直枠Jがストッパー21に当接し
た後、スライバ把持具Kが更に右方向に移動すると弾性
部材20は伸長することになる。
【0034】図7及び図8(図8には垂直枠Jの支持台
J’のみが示されている。)には上述したスライバ把持
具Kと垂直枠Jとを連結する弾性部材20のより具体的
な実施例が示されている。垂直枠Jの支持台J’及びス
ライバ把持具Kの支持台K’の内側には、それぞれ、図
8に示されているように、水平枠Eの上部に設けられて
いる適当な案内レールg1〜g3(なお、図8において
は、案内レールg1〜g3の断面のみが示されてい
る。)及び水平枠Eの端部に沿って転動可能な案内ロー
ラr1〜r4が設けられており、垂直枠Jの支持台J’
及びスライバ把持具Kの支持台K’は、案内ローラr1
〜r4を介して案内レールg1〜g3及び水平枠Eの端
部に案内されながら水平枠E上を移動できるように構成
されている。
【0035】この実施例においては、スライバ把持具K
と垂直枠Jの連結は、長尺の板バネ20bを板バネ20
bの弾性力により出し入れ自在に収納可能なスライバ把
持具Kの支持台K’の上部に取着された板バネ収納ケー
ス20a及び垂直枠Jの支持台J’の上部に取着された
長尺の板バネ20bの端部を固定するための固定具20
cにより構成されており、垂直枠Jの支持台J’とスラ
イバ把持具Kの支持台K’は、垂直枠Jがストッパー2
1に当接し右方向への移動が阻止される以外は、図7及
び図8に示されているように、常時、板バネ20bの弾
性力により互いに接触しており、スライバ把持具Kの左
右方向の移動に追従して垂直枠Jが移動するように構成
されている。
【0036】スライバ把持具Kの支持台K’の下部張出
部K1には、上述した固定スライバクランプ7b及び正
逆回転可能なロータリソレノイド6が取着されており、
正逆回転可能なロータリソレノイド6にはスライバクラ
ンプ7aが取着されている。
【0037】上述したように、ロータリソレノイド6に
より回動可能なスライバクランプ7aは、図4、図7及
び図8に示されているように水平面に対して45°の面
に沿って開閉自在に回動する。また、スライバ把持具K
の水平張出部K2は適当な固着部材によりエンドレスベ
ルト3に取着されている。
【0038】従って、例えば、図7においてエンドレス
ベルト3が右方向に回動すると水平張出部K2を介して
エンドレスベルト3に取着されているスライバ把持具K
が右方向に移動し、スライバ把持具Kに板バネ収納ケー
ス20a、板バネ20b及び固定具20cからなる弾性
部材20により連結されている垂直枠Jもスライバ把持
具Kに接触したまま追従することになる。そして、垂直
枠Jのみが当接するように水平枠E上に設置されたスト
ッパー21に垂直枠Jが当接すると、垂直枠Jの右方向
への移動が阻止され、長尺の板バネ20bを板バネ収納
ケース20aから引き出しながらスライバ把持具Kのみ
が右方向へ移動することになる。このような状態からス
ライバ把持具Kが逆に左方向に移動すると、長尺の板バ
ネ20bを板バネ収納ケース20aに収納しながらスラ
イバ把持具Kが、ストッパー21により右方向への移動
が阻止され停止している垂直枠Jに当接するまで移動
し、垂直枠Jと当接後は垂直枠Jを押すように垂直枠J
と一緒に左方向に移動するように構成されている。
【0039】また、図7及び図8において、8は垂直枠
Jの支持台J’に垂下されている抵抗板であり、抵抗板
8の先端にはスライバとの摩擦を増加させるために細溝
を設けることが好ましい。抵抗板8は、図7に示されて
いるように、垂直ロッド11の先端部に取着されている
スライバ把持具Lが上昇位置にあるときに、スライバ把
持具Lとスライバ把持具Kとの間に介在するように垂直
枠Jの支持台J’に垂下されており、しかも、閉じた状
態のスライバ把持具Lのスライバクランプ12a及び1
2bの下端部より下方に位置している。
【0040】図7には、後述するスライバ継ぎのために
新ケンスC1から新スライバS1が上述した垂直ロッド
11の先端部に取着されているスライバ把持具Lにより
把持され上方に持ち上げられた後、上述したロータリソ
レノイド6を駆動させることにより、スライバクランプ
7aを図8に示されている開いている状態から上方に回
転させスライバ把持具Lの下方においてスライバS1を
すくい取りスライバ把持具Kにより把持した状態が示さ
れてる。従って、新スライバS1はスライバ端部9がス
ライバ把持具Lにより把持されるとともに、スライバ把
持具Lの下方においてスライバ把持具Kにより更に把持
され、そして、スライバ把持具Lとスライバ把持具Kの
間に配置されている抵抗板8の先端に接触した状態に保
持されている。
【0041】このような状態から、上述したように、ス
ライバ把持具Kを図2或いは図7において右方向に移動
させると、垂直枠Jに支持されているスライバ把持具L
及び抵抗板8も一体となって右方向に移動する。そし
て、ストッパー21に垂直枠Jが当接すると、垂直枠J
の右方向への移動が阻止されスライバ把持具Kのみが右
方向へ移動することになるので、新スライバS1はスラ
イバ把持具Lとスライバ把持具Kの間で切断されること
になるが、抵抗板8がないと、新スライバS1はスライ
バ把持具Lとスライバ把持具Kとの間でほぼ直線状に延
び、ほぼ新スライバS1の長さ方向に引っ張られるた
め、新スライバS1の切断端は細長く先細り状に切断さ
れることになる。また、スライバは太いため確実に強く
スライバ把持具Lで把持することは難しく、特に、スラ
イバ把持具Lのスライバクランプ12a及び12bの長
さ方向に引っ張られるとスライバがスライバ把持具Lの
スライバクランプ12a及び12bから抜ける場合があ
る。
【0042】しかしながら、スライバ把持具Lとスライ
バ把持具Kとの間に抵抗板8を配置すると、スライバ把
持具Lとスライバ把持具Kとの間で新スライバS1が抵
抗板8の先端に接触し屈曲することになり、この状態で
スライバ把持具Kのみを右方向へ移動させると、抵抗板
8が一種の障害物として作用し、新スライバS1が抵抗
板8の付近で先細りになることなく切断される。
【0043】次に、ハウジングH及び該ハウジングH内
に垂直移動可能に配置されている動作筐Mについて詳述
するが、先ず最初に、図9(ハウジングH及び動作筐M
の概略正面図)及び図10(図9の左側面図)に基づい
て、ハウジングH及び動作筐Mの概略について説明す
る。
【0044】22a及び22bはハウジングHの上板2
3と下板24との間に設置されているガイドロッドであ
り、ガイドロッド22a及び22bが動作筐Mに取着さ
れている円筒体25及び26に挿入され、ハウジングH
に対して上下動する動作筐Mを案内する。
【0045】27は動作筐Mに取着されている軸28に
一端が枢支され、他端がハウジングHの上板に固着され
ているロッド30に取着されているレバーであり、レバ
ー27にはコロ29が枢着されており、コロ29は適当
な輪郭を有する制御カム31に当接しており、チエーン
32、スプロケット33及び34を介して動作筐M上に
設置されているモータ35により制御カム31が回転駆
動される。
【0046】上記のように構成されているので、制御カ
ム31が回動され、例えば、コロ29が制御カム31の
回動中心31aから遠い制御カム31の輪郭に当接した
場合には、軸28を上方に押し上げることになり、従っ
て、動作筐Mをガイドロッド22a及び22bに沿って
上方に移動させることになる。また逆に、コロ29が制
御カム31の回動中心軸31aに近い制御カム31の輪
郭に当接した場合には、軸28を下方に押し下げること
になり、従って、動作筐Mをガイドロッド22a及び2
2bに沿って下方に移動させることになる。このように
適当な輪郭を有する制御カム31の回動により、動作筐
Mを上下方向に移動させる。
【0047】27a,27b・・・、30a,30b・
・・及び31a,31b・・・は上記のレバー27、ロ
ッド30及び制御カム31と同様の作用をするレバー、
ロッド及び制御カムであり、後述するスライバ継ぎを行
うためのスライバクランプ或いはピーシング部材等の運
動を制御するためのレバー、ロッド及び制御カムであ
る。
【0048】なお、図9において、75はハウジングH
の下板24に隅部に設置されている、図11に示されて
いるような横長のスリット76を有する吸引管であり、
吸引管75は、ダクト77により、例えば、ハウジング
Hの上部に設置されたダストボックス78に連結されて
いる。この吸引管75により、後述するスライバ把持具
Kに把持されている新スライバS1の切断端が、スライ
バ把持具Kの把持の解除後に吸引され、除去される。
【0049】次に、主として動作筐Mの斜視図及びスラ
イバ継ぎ部の拡大斜視図を示す図12及び図13に基づ
いて、スライバ継ぎを行うための構成及びその作用につ
いて説明する。37及び38は、旧スライバS2の端部
と新スライバS1の端部を後述するように揉み合わせし
継ぐための上部ピーシング部材及び下部ピーシング部材
である。上部ピーシング部材37は、図10に示されて
いるように、ピン等の連結部材48を介して連結ロッド
49に連結されており、そして、連結ロッド49は回転
板47の周辺部に設けられた軸50に枢支されている。
上部ピーシング部材37と連結ロッド49は連結部材4
8に対してそれぞれ回動できるように構成されている。
【0050】同様に、下部ピーシング部材38も、図1
0に示されているように、ピン等の連結部材51を介し
て連結ロッド52に連結されており、そして、連結ロッ
ド52は回転板47の周辺部に設けられた軸53に枢支
されている。下部ピーシング部材38と連結ロッド52
も、連結部材51に対してそれぞれ回動できるように構
成されている。
【0051】上記の連結ロッド49と連結ロッド52を
枢支するための軸50及び軸53は回転板47の周辺部
に180度の位相差を以て取着されており、回転板47
は図示されていない駆動装置により、上部ピーシング部
材37及び下部ピーシング部材38が図10において左
右に所定の幅で往復動するように正逆回転される。
【0052】なお、回転板47は、上部ピーシング部材
37及び下部ピーシング部材38を左右に所定の幅で往
復動させるためのものであるので、このような実施例に
何ら限定されるものではない。例えば、相互に噛み合う
2個の歯車を上下に配置し、それぞれの歯車に連結ロッ
ド49と連結ロッド52を枢支し構成することもでき
る。この場合は噛み合う歯車を一方向に回転させるのみ
で上部ピーシング部材37及び下部ピーシング部材38
を往復動できる。
【0053】上部ピーシング部材37は、スライバ継ぎ
を行わない場合には、図12に示されているように、固
定枠43及び固定枠44間に設置されているロッド55
に一端が取着され、他端が上部ピーシング部材37の背
後に取着されているスプリング54により、軸50を中
心にして上方に回動し待機している。同様に、下部ピー
シング部材38も、スライバ継ぎを行わない場合には、
軸53を中心にして下方に回動し待機している。
【0054】45及び46は、それぞれ、上部ピーシン
グ部材37及び下部ピーシング部材38の背後に当接す
る上部押さえ部材及び下部押さえ部材であり、上部押さ
え部材45及び下部押さえ部材46の上部ピーシング部
材37及び下部ピーシング部材38と当接する側には、
それぞれ、車輪56a〜56d及び車輪56a〜56d
と同様の車輪58が回転自在に設けられている。これら
車輪56a〜56d及び車輪58は、上述した上部ピー
シング部材37及び下部ピーシング部材38の左右方向
への往復動がスムースに行われるように設けられている
ものである。
【0055】また、上部押さえ部材45は、図12に示
されているように、軸55に回動可能に枢支されている
レバー57の一端に取着されており、軸55を挟んで反
対側のレバー57の他端は上述したロッド30a,30
b・・・のうちの1つのロッド、例えば、ロッド30c
に連結されており、ロッド30cは上述したレバー27
a,27b・・・及び制御カム31a,31b・・・の
いずれかのレバー、例えばレバー27c及び制御カムに
より上下方向に回動され、従って、上部押さえ部材45
は、上方の待機位置と図12に示されている上部ピーシ
ング部材37を背後からスライバ継ぎのための揉み動作
を行う状態に押さえる作動位置とのどちらかの位置に適
宜移動されることになる。なお、図示されていないが、
下部押さえ部材46も、同様に、軸60に回動可能に枢
支されているレバー59の一端に取着されており、下方
の待機位置と下部ピーシング部材38を背後からスライ
バ継ぎのための揉み動作を行う状態に押さえる作動位置
とのどちらかの位置に適宜移動されるものである。
【0056】図12及び図13において、39は新スラ
イバ用上部クランプであり、40は新スライバ用上部ク
ランプ39と共同して新スライバS1を把持するための
新スライバ用下部クランプ40である。新スライバ用上
部クランプ39及び新スライバ用下部クランプ40は、
図示されていないが、上述したようなレバー27a,2
7b・・・、ロッド30a,30b・・・及び制御カム
31a,31b・・・のいずれかの組み合わせによる駆
動手段により、それぞれ、上下方向に回動し必要に応じ
て適宜開閉可能に構成されている。
【0057】同様に、41は旧スライバ用上部クランプ
であり、42は旧スライバ用上部クランプ41と共同し
て旧スライバS2を把持するための旧スライバ用下部ク
ランプである。旧スライバ用上部クランプ41及び旧ス
ライバ用下部クランプ42も、図示されていないが、上
述したようなレバー27a,27b・・・、ロッド30
a,30b・・・及び制御カム31a,31b・・・の
いずれかの組み合わせによる駆動手段により、それぞ
れ、上下方向に回動し必要に応じて適宜開閉可能に構成
されている。
【0058】図10において、61は点線で示されてい
る待機位置と実線で示されている作動位置間で回動可能
な樋部材であり、樋部材61は、一端がハウジングHの
下部フレーム63に適当な支持部材64を介して支持さ
れている回動軸62に取着されている。そして、回動軸
62は図2に示されている水平枠Eに沿って水平枠Eと
ほぼ同じ長さに構成されており、図示されていない適当
な駆動手段により、樋部材61が上記の待機位置或いは
作動位置のいずれかの位置に移動できるように回転駆動
される。
【0059】樋部材61は図2に示されているスライバ
ガイドローラG1とG2及びG2とG3の間に配置され
るように、回動軸62に2個設置されている。樋部材6
1はスライバ継ぎする紡績ユニットが停止され、例え
ば、旧スライバS2の供給が停止されると、スライバS
2が自重により垂れ下がるので、紡績ユニットが停止す
る直前に或いは停止と同時に、図10において実線で示
されている作動位置まで回動し、スライバガイドローラ
G1とG2及び/又はG2とG3の間に張り渡されてい
る旧スライバS2の下部に配置され、旧スライバS2の
垂れ下がりを防止するとともに、スライバ継ぎのために
図2に示されている新ケンスC1から引き出される新ス
ライバS1の垂れ下がりを防止するものである。また、
旧スライバS2を切断した後の空ケンス側のスライバを
空ケンスに戻してやる際のスライバS2の案内ガイドと
なるものである。
【0060】次に、図9、図10、図14及び図15に
基づいて位置決め部材Nについて説明する。図10にお
いて、65はレールRを支持する支柱Dの紡績機Spの
長手方向に沿って配置されている側壁に設けられたイン
デックスプレートであり、スライバ継ぎ装置Pが正確に
スライバ継ぎできる位置に停止するように、紡績機Sp
の紡績ユニットS1〜S72に対応して設置されてい
る。66は紡績機Spの紡績ユニットS1〜S72が奇
数紡績ユニットS1,S3,S5・・・か偶数紡績ユニ
ットS2,S4,S6・・・かを検知するために、1紡
績ユニット置きに設置されている奇数偶数紡績ユニット
検出プレートであり、図10に示されているように、イ
ンデックスプレート65の上方に左側に少しずれて配置
されている。
【0061】67はインデックスプレート65が嵌合で
きる凹部67aが設けられている嵌合プレートであり、
図14に示されているように嵌合プレート67はハウジ
ングH上に載置されている軸69に取着されており、適
当なアクチュエーター70の作動によりレバー68を介
して軸69を回動させることにより、図15に示されて
いるように嵌合プレート67の凹部67aがインデック
スプレート65に係合し、スライバ継ぎ装置Pを正確に
スライバ継ぎできる位置に停止させるものである。
【0062】72及び73は、ハウジングHに取着され
た支持フレーム71に取着されているセンサーであり、
センサー72は奇数偶数紡績ユニット検出プレート66
の位置を検出するためのものであり、センサー73は各
紡績ユニットに対応して配置されているインデックスプ
レート65の位置を検出するためのものである。74は
嵌合プレート67の凹部67aがインデックスプレート
65に係合した際に、嵌合プレート67により作動され
るリミットスイッチであり、紡績ユニットの駆動を停止
させるためのものである。
【0063】センサー73が所定のインデックスプレー
ト65の位置を検出した場合には、アクチュエーター7
0を作動させて嵌合プレート67を図14において右方
向に回動させ、図15に示されているように、嵌合プレ
ート67の凹部67aにインデックスプレート65を係
合させることにより、スライバ継ぎ装置Pを正確な位置
に停止させるものである。
【0064】また、上述したように、奇数紡績ユニット
S1,S3,S5・・・と偶数紡績ユニットS2,S
4,S6・・・との始動時間を所定時間だけずらせて始
動させることにより、奇数紡績ユニットS1,S3,S
5・・・毎及び偶数紡績ユニットS2,S4,S6・・
・毎に交代で一斉にスライバ継ぎを行うような場合に
は、図10に示されているように、例えば、奇数偶数紡
績ユニット検出プレート66を奇数紡績ユニットS1,
S3,S5・・・に対応させて配置し、センサー72が
奇数偶数紡績ユニット検出プレート66を検出し、しか
もセンサー73がインデックスプレート65の位置を検
出した場合に、上記のアクチュエーター70を作動させ
て嵌合プレート67を回動させインデックスプレート6
5と係合するように構成することにより、奇数紡績ユニ
ットS1,S3,S5・・・に対してスライバ継ぎ装置
Pを停止させることができる。
【0065】また、偶数紡績ユニットS2,S4,S6
・・・に対して順次スライバ継ぎを行うような場合に
は、偶数紡績ユニットS2,S4,S6・・・には奇数
偶数紡績ユニット検出プレート66が配置されていない
ので、従って、センサー72が無反応で、センサー73
がインデックスプレート65を検出した場合にのみ、ア
クチュエーター70を作動させることにより、スライバ
継ぎ装置Pを奇数紡績ユニットS1,S3,S5・・・
を跳ばして順次偶数紡績ユニットS2,S4,S6・・
・のみに停止させることができる。
【0066】以下に、図2においてケンスB1から紡績
ユニットに供給されている旧スライバS2と新ケンスC
1に収納されている新スライバS1の端部9とを継ぐ場
合を例に、スライバ継ぎ装置Pの動作について図16〜
図22をも参照にしながら説明する。所定の制御装置か
らの指令により、図示されていないモータ及び適当な伝
動装置により車輪2を駆動させスライバ継ぎ装置Pをレ
ールRに沿って走行させる。
【0067】センサー73が指示された所定のインデッ
クスプレート65の位置を検出した場合には、アクチュ
エーター70を作動させて嵌合プレート67を図14に
おいて右方向に回動させ、嵌合プレート67の凹部67
aにインデックスプレート65を係合させることにより
スライバ継ぎ装置Pを正確な位置に停止させるととも
に、嵌合プレート67の回動により、リミットスイッチ
74が作動し、対応する紡績ユニットへのスライバの供
給を停止する。
【0068】続いて、図10に示されている回動軸62
を回転させて、樋部材61を待機位置からスライバガイ
ドローラG1とG2及びG2とG3間においてスライバ
の垂れ下がりを受け止めるように回動させる。
【0069】次に、所定の輪郭を有する制御カム31を
回動させて、動作筐Mが、図2におけるスライバガイド
ローラG3とG4との間に張架されている旧スライバS
2を図16に示されているように新スライバ用下部クラ
ンプ40の上面、旧スライバ用下部クランプ42の上面
及び下部ピーシング部材38の上面ですくい取ることが
できる位置まで下降させる。
【0070】上述した動作筐Mの下降の際には、新スラ
イバ用上部クランプ39と新スライバ用下部クランプ4
0は開いたままそれぞれ上方及び下方に待機しており、
また、上部ピーシング部材37は上方にまた下部ピーシ
ング部材38は下方にそれぞれ待機しており、更に、旧
スライバ用上部クランプ41は上方にまた旧スライバ用
下部クランプ42は下方に待機している。従って、動作
筐Mが下降する際に、スライバガイドローラG3とG4
との間に張架されている旧スライバS2に、上記の新ス
ライバ用上部クランプ39等が接触することはない。
【0071】次に、新スライバ用下部クランプ40を水
平になるように、同様に、下部ピーシング部材38及び
旧スライバ用下部クランプ42も水平になるように回動
させることにより、スライバガイドローラG3とG4と
の間に張架されている旧スライバS2をすくい取り水平
状態に保持する。
【0072】次いで、図16に示されているように、下
部ピーシング部材38及び旧スライバ用下部クランプ4
2の上面がほぼ通常のスライバの走行位置に一致するよ
うに動作筐Mを上昇させる。
【0073】ここで、図16に示されているように、新
スライバ用下部クランプ40の上面が、下部ピーシング
部材38及び旧スライバ用下部クランプ42の上面より
上方に位置するように構成されており、従って、旧スラ
イバS2は新スライバ用下部クランプ40の上面と下部
ピーシング部材38の上面との間において屈曲されるこ
とになる。
【0074】次に旧スライバ用上部クランプ41を下方
に移動させて旧スライバ用上部クランプ41と旧スライ
バ用下部クランプ42とにより旧スライバS2を、図1
7に示されているように把持する。
【0075】次に、図2において、スライバ把持具Kを
右方向に移動させて、適当な位置、例えば、新スライバ
用下部クランプ40付近で停止させ、旧スライバS2を
スライバ把持具Kで把持する。なお、このスライバ把持
具Kによる旧スライバS2の把持操作は、上述した動作
筐Mの下降及び上昇中に行うこともできる。
【0076】この状態から、スライバ把持具Kを、図2
において左方向に移動させ旧スライバS2を引っ張る
と、旧スライバS2を上面に載置し屈曲させている新ス
ライバ用下部クランプ40が一種の障害物として作用
し、図18に示されているように、この部分で旧スライ
バS2の切断端が穂先状になるように切断される。
【0077】切断された不用の旧スライバS2を把持し
ているスライバ把持具Kは、そのまま更に図2において
左方向に旧スライバS2を樋部材61内で引きずりなが
ら移動し、空ケンスB1上でスライバ把持具Kを開き、
切断された旧スライバS2を空ケンスB1内に落とす。
ところで空ケンスB1とスライバ把持具Kの間に延びる
切断された旧スライバS2を空ケンスB1に戻す場合
に、単に、空ケンスB1の上方でスライバ把持具Kの把
持を解放しても、例えば、旧スライバS2がスライバガ
イドG2を乗り越えられずにスライバガイドG2に引っ
掛かり、空ケンスB1とスライバ把持具Kの間に延びる
切断された旧スライバS2の全部が確実に空ケンスB1
に収納されない可能性があるので、旧スライバS2を把
持して左方向に移動しているスライバ把持具Kを、旧ス
ライバS2がスライバガイドG2を乗り越えるように引
き続いて左方向に移動させ、確実に旧スライバS2がス
ライバガイドローラG2を乗り越えた後に、スライバ把
持具Kが空ケンスB1の上方に位置するまでスライバ把
持具Kを右方向に戻して、スライバ把持具Kを開き旧ス
ライバS2を空ケンスB1に収納するように構成するこ
とが好ましい。
【0078】次に、スライバ把持具Kは図2において左
方向に移動し、そして、弾性部材20により連結され一
緒に移動している垂直枠Jの垂直ロッド11の先端部に
取着されているスライバ把持具Lが、ほぼ新ケンスC1
の新スライバS1の先端部9上方に位置する所でスライ
バ把持具Kの移動を停止する。
【0079】次いで、垂直ロッド11を下降させ、スラ
イバ把持具Lを新ケンスC1の口部から垂れ下がってい
る新スライバS1の先端部9の側方に位置付けるととも
に、上下ロッド16を上方向に移動させスライバクラン
プ12a及び12bを開き、更に上下ロッド18を上方
向に移動させスライバクランプ12a及び12bを垂直
位置から新スライバS1の先端部9方向に回動させるこ
とにより、開いているスライバクランプ12aと12b
間に新スライバS1の先端部9を挿入し、次いで、上下
ロッド16を下方向に移動させスライバクランプ12a
及び12bを閉じ新スライバS1の先端部9を把持す
る。
【0080】この状態で垂直ロッド11を上昇させ、上
述したように、垂直ロッド11のスライバ把持具Lに把
持されている新スライバS1の先端部9のスライバ把持
具Lより下方部分をスライバ把持具Kにより同時に把持
する。また、図7に示されているように、スライバ把持
具Lとスライバ把持具Kとの間に存在する新スライバS
1は抵抗板8により屈曲されている。
【0081】次に、新スライバS1の先端部9を把持し
たスライバ把持具Kを、図2において動作筐Mを越えて
右方向に移動させる。新スライバ用上部クランプ39は
上方に開いた状態に維持されているので、スライバ把持
具Kに把持され移動する新スライバS1は、図19に示
されているように、開いている新スライバ用上部クラン
プ39と新スライバ用下部クランプ40間を通り旧スラ
イバ用上部クランプ41上に載置される。ここで一旦ス
ライバ把持具Kの移動を停止する。
【0082】ここで、新スライバ用下部クランプ40の
上面より旧スライバ用上部クランプ41の上面のほうが
高くなるように構成されているので、新スライバS1
は、図19において旧スライバ用上部クランプ41の左
側で屈曲することになる。
【0083】なお、スライバ把持具Kに弾性部材20に
より連結されている垂直枠Jも一緒に右方向に移動する
が、上述したように垂直枠Jは水平枠E上に設けられて
いるストッパー21に当接し、それ以上の右方向移動が
阻止され、スライバ把持具Kのみが弾性部材20を伸長
しながら右方向に移動を続けることになる。従って、ス
ライバ把持具Lとスライバ把持具Kとの間で新スライバ
S1は切断され、スライバ把持具Kのみに新スライバS
1が把持されることになる。この際、上述したように、
スライバ把持具Lとスライバ把持具Kとの間の新スライ
バS1は抵抗板8により直線状に延びることなく屈曲さ
れているので、新スライバS1がスライバ把持具Lから
抜け落ちたり或いは切断端が細長く延びることもないの
で、スライバ把持具Kに把持されている新スライバS1
の切断端が下部ピーシング部材38上に載置されている
旧スライバS2に接触し旧スライバS2の位置をずらす
ようなトラブル等を防止することができる。
【0084】更に、垂直枠Jが水平枠E上に設けられて
いるストッパー21に当接するまでは、スライバ把持具
Lとスライバ把持具Kとは弾性部材20により接近して
連結されているので、スライバ把持具Lの把持点とスラ
イバ把持具Kの把持点との間に存在するスライバは短
く、従って、スライバ把持具Lとスライバ把持具Kとの
間で切断されスライバ把持具Kに把持される新スライバ
S1の切断端を垂れ下がらないように短くすることがで
き、その後のスライバ把持具Kの右方向の移動の際に新
スライバS1の切断端が他のスライバ或いはスライバ継
ぎ装置の機台等に接触することが防止できる。
【0085】次に、図20に示されているように新スラ
イバ用上部クランプ39を下降させて新スライバ用上部
クランプ39と新スライバ用下部クランプ40間で新ス
ライバS1を把持し、そして、一次停止されていたスラ
イバ把持具Kを、再度、図2において右方向に移動させ
ると、上述した旧スライバS2の切断と同じように、新
スライバS1を上面に載置し屈曲させている旧スライバ
用上部クランプ41が一種の障害物として作用し、図2
1に示されているように、この部分で新スライバS1の
切断端が穂先状になるように切断される。そして、スラ
イバ把持具Kに把持されている新スライバS1の残りの
切断端は、スライバ把持具Kによる把持が解放された
後、ハウジングHの下板24の隅部に設置されている吸
引管75のスリット76に吸引されダストボックス78
に収容される。
【0086】次に、図12に示されているようにレバー
27cの下方向への回動により、上部押さえ部材45が
上方の待機位置にある上部ピーシング部材37の背後に
当接し、上部ピーシング部材37を図22に示されてい
るように新スライバS1と旧スライバS2との重合部に
載置する。
【0087】次に、図10及び図13の矢印で示されて
いるように、回転板47を上部ピーシング部材37及び
下部ピーシング部材38が左右に所定幅で往復動するよ
うに正逆回転させる。この上部ピーシング部材37及び
下部ピーシング部材38の左右方向の往復動により、新
スライバS1と旧スライバS2との重合部が揉まれ新ス
ライバS1と旧スライバS2とが接合されることにな
る。
【0088】上述したように、上部ピーシング部材37
の軸50及び下部ピーシング部材38の軸53は回転板
47の周辺部に180度の位相差を以て取着されている
ので、回転板47が左右方向に往復動されると上部ピー
シング部材37と下部ピーシング部材38の移動方向が
お互いに反対方向になるので、常に揉まれる新スライバ
S1と旧スライバS2との重合部の位置は同じ位置に保
持され、揉まれる新スライバS1と旧スライバS2との
重合部の位置が図10において左右にずれることがない
ので、新スライバS1及び旧スライバS2に無用な張力
が加わることがない。従って、新スライバS1或いは旧
スライバS2が切断したり、新スライバS1と旧スライ
バS2が引っ張られて新スライバS1と旧スライバS2
の重合部が短くなり、この部分でスライバが切断される
ようなこともない。
【0089】新スライバS1と旧スライバS2が継がれ
ると、上述した動作と逆の動作により、新スライバ用上
部クランプ39と新スライバ用下部クランプ40、旧ス
ライバ用上部クランプ41と旧スライバ用下部クランプ
42及び上部ピーシング部材37と下部ピーシング部材
38が、それぞれ、上下方向に回動されるとともに、嵌
合プレート67を図15に示されている位置決め位置か
ら、図14に示されているように嵌合プレート67の凹
部67aがインデックスプレート65から解除された位
置に戻し、リミットスイッチ74の作動を解き紡績ユニ
ットへの駆動を再開し新スライバS1を紡績ユニットに
供給する。
【0090】また、同時に樋部材61を図10の点線で
示されている待機位置に戻し、更に、スライバ継ぎ装置
Pの動作筐MをハウジングH内に位置するように上昇さ
せスライバ継ぎの1サイクルが完了する。
【0091】なお、上述したように新スライバS1を把
持しているスライバ把持具Lを支持し、図2において右
方向にスライバ把持具Kとともに移動している垂直枠J
が、水平枠E上に設けられているストッパー21に当接
し、それ以上の右方向への移動が阻止されスライバ把持
具Kのみが弾性部材20を伸長しながら右方向に移動す
るために、スライバ把持具Lとスライバ把持具Kとの間
で新スライバS1が切断されることになるが、切断され
スライバ把持具Lに把持されている新スライバS1の切
断端はスライバ継ぎの1サイクルが完了するまでスライ
バ把持具Lに把持されており、次の紡績ユニットにおけ
るスライバ継ぎ作業中に、該紡績ユニットの空ケンス中
にスライバ把持具Lの把持を解放することにより収容さ
れる。
【0092】例えば、上述したケンスB1から紡績ユニ
ットに供給されている旧スライバS2と新ケンスC1に
収納されている新スライバS1とのスライバ継ぎ作業が
終了し、次に隣接するケンスB2から紡績ユニットに供
給されている旧スライバS2と新ケンスC2に収納され
ている新スライバS1とを継ぐ場合には、図17に示さ
れている状態からスライバ把持具Kを左方向に移動させ
旧スライバS2を引っ張り切断する際にも、依然とし
て、スライバ把持具Lは直前のスライバ継ぎ作業の際に
把持した新スライバS1の切断端を把持しており、そし
て、スライバ把持具Lが新ケンスC2に収納されている
新スライバS1の先端部9を把持するためにスライバ把
持具Kとともに左方向に移動する途中の空ケンスB2の
上方でスライバ把持具Lの把持を解放し新スライバS1
の切断端を空ケンスB2の中に収納するように構成す
る。
【0093】このように構成することにより、ケンスB
1から紡績ユニットに供給されている旧スライバS2と
新ケンスC1に収納されている新スライバS1とのスラ
イバ継ぎ作業中に、プーリ4、5を再駆動させスライバ
把持具Lを空ケンスB1の上方まで移動させ、スライバ
把持具Lが把持している新スライバS1の切断端を空ケ
ンスB1に収納する工程を省略することができ、従っ
て、スライバ継ぎ時間を短縮することができる。
【0094】本発明の上述した実施例における作用効果
について以下に列挙する。スライバ継ぎ装置を適宜スラ
イバ継ぎを必要とする紡績ユニットの上方に移動させス
ライバ継ぎを自動的に行うものであるので、省力化及び
省スペース化が図れる。
【0095】スライバ継ぎを自動的に行うものであるの
で、常に一定したスライバ継ぎ部を得ることができると
ともに、必要に応じて適宜、スライバ同志の絡み合い状
態等スライバ継ぎ部の状態を調整することができる。
【0096】新旧スライバを切断する際に、新旧スライ
バの一部を載置し上方に持ち上げるクランプを配置し、
その後、新旧スライバを横方向に引っ張ることにより切
断するように構成したので、新旧スライバの切断端が穂
先状になり、新旧スライバの切断端を重合した場合に重
合部が太くならない。
【0097】スライバ継ぎのために切断された空ケンス
から延びている旧スライバを空ケンスに戻し収容するも
のであるので、紡績機等への空ケンスから垂れ下がって
いるスライバの絡みつき等によるトラブルを防止するこ
とができるとともに、人手によるこのような作業のため
のスペースが不必要となる。
【0098】また、切断された旧スライバの切断端を空
ケンスに戻す際に、スライバ把持具を十分に紡績ユニッ
トから離反する方向に移動させたのち、再度、紡績ユニ
ット側に移動させ空ケンスに切断された旧スライバの切
断端を落とすようにしたので、旧スライバがスライバガ
イドを乗り越えられずにスライバガイドに引っ掛かり、
空ケンスとスライバ把持具の間に延びる切断された旧ス
ライバが空ケンスに収納されないようなトラブルを確実
に防止することができる。
【0099】上下方向に移動可能なスライバ把持具と水
平方向に移動するスライバ把持具との間に抵抗板を配置
したので、新スライバが抵抗板の先端に接触し屈曲する
ことになり、従って、抵抗板が一種の障害物として作用
し新スライバが抵抗板の付近で先細りになることなく切
断される。
【0100】旧スライバ及び新スライバの垂れ下がりを
防止する樋部材を配置するようにしたので、垂れ下がり
によるスライバの切断、スライバの絡みつき等のトラブ
ルを防止することができる。
【0101】スライバ把持具の右方向への移動により切
断され、スライバ把持具に把持されている新スライバの
不用な切断端を、ハウジング内に設置されている吸引管
により回収するようにしたので、このような不用な切断
端が紡績機等に付着することにより発生していたトラブ
ル等を防止することができるとともにスライバ把持具を
清掃することができる。
【0102】新ケンスのスライバ端を把持するためのス
ライバ把持具に把持されている新スライバの不用な切断
端を、次のスライバ継ぎ作業における工程中に空ケンス
内に収容するようにしたので、スライバ継ぎ時間を短縮
することができる。
【0103】紡績機の背後に配置されている新ケンスか
ら自動的にスライバ端を把持し取り出すものであるの
で、紡績機の背後のスペースを大幅に減少することがで
きるとともに省力化が図れる。
【0104】新スライバの端部及び旧スライバの端部の
重合部を、相互に反対方向に往復移動する一対のピーシ
ング部材間で揉むことにより継ぐものであるので、揉み
操作のときも重合部の位置がずれることがなく、従っ
て、新スライバ及び旧スライバに無用な張力が加わるよ
うなこともなく、新スライバ或いは旧スライバが切断す
ることもない。また、ピーシング部材のストロークが、
片側のみを動かす場合に比べ半分でよく、スピードアッ
プ、省スペース化が可能となる。
【0105】水平移動するスライバ把持具を構成するス
ライバクランプ及び固定スライバクランプを水平面に対
して傾斜させたことにより、水平位置のスライバ及び垂
直位置のスライバを確実に把持できる。
【0106】ケンスの上方に設置されているスライバガ
イドローラを、下方に広がった形状に形成するととも
に、上部の凹溝の溝巾が下方に行くにしたがって広がる
ように構成したことにより、ケンスから引き出され左右
前後に揺れているスライバを確実にスライバガイドロー
ラの凹溝に挿入することができ、スライバ継ぎ装置への
スライバの導入を迅速的確に行うことができる。
【0107】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。新
ケンスのスライバ端を把持するためのスライバ把持具に
把持されている新スライバの不用な切断端を、次のスラ
イバ継ぎ作業における工程中に空ケンス内に収容するよ
うにしたので、スライバ継ぎ時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】背後にケンスが配置されている紡績機の概略平
面図である。
【図2】紡績機の背後に配置されたスライバ継ぎ装置等
を示す側面図である。
【図3】ケンスの上方に配置されているスライバガイド
を示す正面図である。
【図4】エンドレスベルトに取り付けられたスライバ把
持具の側面図である。
【図5】垂直枠に取り付けられたスライバ把持具の正面
図である。
【図6】図5に示されている垂直枠に取り付けられたス
ライバ把持具の側面図である。
【図7】エンドレスベルトに取り付けられたスライバ把
持具と垂直枠の連結状態を示す側面図である。
【図8】エンドレスベルトに取り付けられたスライバ把
持具と垂直枠の連結状態を示す斜視図である。
【図9】スライバ継ぎ装置の概略側面図である。
【図10】スライバ継ぎ装置の概略正面図である。
【図11】スライバ切断端を吸引除去するための吸引管
の正面図である。
【図12】スライバ継ぎ装置の概略斜視図である。
【図13】スライバ継ぎ装置のスライバ継ぎ部の拡大斜
視図である。
【図14】スライバ継ぎ装置の位置決め部材の拡大図で
ある。
【図15】同じくスライバ継ぎ装置の位置決め部材の拡
大図である。
【図16】スライバ継ぎの順序を示すスライバ継ぎ部の
拡大図である。
【図17】同じくスライバ継ぎの順序を示すスライバ継
ぎ部の拡大図である。
【図18】同じくスライバ継ぎの順序を示すスライバ継
ぎ部の拡大図である。
【図19】同じくスライバ継ぎの順序を示すスライバ継
ぎ部の拡大図である。
【図20】同じくスライバ継ぎの順序を示すスライバ継
ぎ部の拡大図である。
【図21】同じくスライバ継ぎの順序を示すスライバ継
ぎ部の拡大図である。
【図22】同じくスライバ継ぎの順序を示すスライバ継
ぎ部の拡大図である。
【符号の説明】
E・・・・水平枠 H・・・・ハウジング J・・・・垂直枠 K・・・・スライバ把持具 L・・・・スライバ把持具 M・・・・動作筐 37・・・上部ピーシング部材 38・・・下部ピーシング部材 39・・・新スライバ用上部クランプ 40・・・新スライバ用下部クランプ 41・・・旧スライバ用上部クランプ 42・・・旧スライバ用下部クランプ 61・・・樋部材 65・・・インデックスプレート 67・・・嵌合プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】新ケンスから引き出された新スライバの端
    部と紡績ユニットに供給されている旧スライバの端部を
    継ぐスライバ継ぎ方法において、上下動可能なスライバ
    把持具に把持されている新スライバの切断端を、次の紡
    績ユニットのスライバ継ぎ工程中に、該紡績ユニットの
    空ケンスの上方において該スライバ把持具の把持から解
    放し、新スライバの切断端を該空ケンスに収納するよう
    にしたことを特徴とするスライバ継ぎ方法。
JP27050392A 1992-10-08 1992-10-08 スライバ継ぎ方法 Pending JPH06123028A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008137539A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Murata Mach Ltd 作業台車の位置決め機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008137539A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Murata Mach Ltd 作業台車の位置決め機構

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