JPH0612225Y2 - 制御弁の駆動装置 - Google Patents

制御弁の駆動装置

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JPH0612225Y2
JPH0612225Y2 JP1987165017U JP16501787U JPH0612225Y2 JP H0612225 Y2 JPH0612225 Y2 JP H0612225Y2 JP 1987165017 U JP1987165017 U JP 1987165017U JP 16501787 U JP16501787 U JP 16501787U JP H0612225 Y2 JPH0612225 Y2 JP H0612225Y2
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JP
Japan
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pulley
cable
lever
engine
control valve
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JP1987165017U
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JPH0169144U (ja
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伸二 首藤
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、エンジンの運転状態に応じて、エンジンの
作動ガスの制御弁を駆動させる駆動装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来より、2サイクルエンジンでは、主排気通路の他に
補助排気通路を設け、この補助排気通路をロータリーバ
ルブにより開閉する排気装置がある(たとえば、特開昭
60−249614号公報参照)。この排気装置は、補
助排気通路を、低速時に閉止し、高速時に開放して、排
気通路の断面積をエンジンの回転速度に見合つた面積に
することにより、高速時の出力を向上させている。
ところで、この種の排気装置では、たとえばモータなど
の駆動機と、上記ロータリーバルブの回転軸とをケーブ
ルなどの連結部材で連結した駆動装置がある。この一例
を第7図に示す。
第7図において、モータ(図示せず)に回転されるプー
リ100には、一対のケーブル101が係合し、このケ
ーブル101を介して、一対のレバー102が連結され
ている。上記レバー102は、ロータリーバルブ(図示
せず)の回転軸103に固定され、回転軸103の径方
向に突出している。104、105は固定部材で、ケー
ブルアウタ101aを機体に固定しており、その軸方向
が互いに一点鎖線で示すように、一直線上に配設されて
いる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記モータとロータリーバルブの位置には誤
差が生じるのでケーブル101を2点鎖線で示すように
曲げて、上記誤差を吸収する余裕を持たせている。とこ
ろが、この従来技術では、ケーブル101に3つの曲線
部R1,R2,R3が生じる。そのため、プーリ100
の回転により引張られるケーブルインナ101bの作動
が円滑でなくなる。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、ケーブル
の作動を円滑にし得る制御弁の駆動装置を提供すること
を目的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、2つの固定部
材間にわたるケーブルが、当該固定部材の近くでは略直
線状に延びる直線部分と、中間部では大きな曲率半径で
なめらかに曲がつている湾曲部分とを有する。
〔作用〕
この考案によれば、ケーブルには曲線部が少なく、大き
な曲率半径でなめらかに曲がつている湾曲部分を有する
だけであるから、従来のように、多くの変曲点をもつて
かけわたしされている場合に比べて、プーリの回転にと
もなうケーブルインナの作動が円滑になる。
[実施例] 以下、この考案に一実施例を図面にしたがつて説明す
る。
第1図は自動2輪車の一部を示す側面図で、この図にお
いて、2サイクルエンジンEは、ヘツドパイプ60から
斜め後方に延びるメインフレーム61に支持されてい
る。まず、このエンジンEについて説明する。
第2図は上記2サイクルエンジンの縦断面を示し、1は
シリンダヘツド、2はシリンダブロツク、3はピストン
である。5は主排気ポートでシリンダ6と第3図の主排
気通路7とを連通させている。9は補助排気通路で、主
排気ポート5の側方の補助排気ポート8と、主排気通路
7との間を補助的な排気通路として連結している。
10はロータリーバルブ(制御弁)で、上記補助排気通
路9の途中に設けられ、エンジンの回転速度などの運転
状態の変化に応じて、後述する駆動装置11(第5図)
により回転駆動され、補助排気通路9を開閉するもので
ある。このロータリーバルブ10には、バルブ通路10
aと弁体10bとが、第2図の円柱部10cに形成され
ている。このロータリーバルブ10は、その軸方向がエ
ンジンのピストン3の摺動方向に設定され、その軸部
(回転軸)10dがシリンダヘツド1とシリンダブロツ
ク2とに軸支され、この軸部10dのまわりに双方向に
回転する。このロータリーバルブ10の軸部10dは、
シリンダブロツク2からシリンダヘツド1を貫通して突
出し、シリンダヘツド1の上方において、第4図のよう
に、上記駆動装置11に連結されている。なお、第2図
の31はスペーサー、32はオイルシールである。ま
た、図示していないが、右側のシリンダ6にも、上記ロ
ータリーバルブが設けられている。
つぎに、上記駆動装置について説明する。
第5図において、15は正逆回転自在なモータ(駆動
機)で、図示しない減速機およびその出力軸39を介し
てプーリ16を回転させるものである。上記モータ15
には、その回転角度位置を検出するポテンシヨメータ4
0が設けられている。上記モータ15,ポテンシヨメー
タ40およびプーリ16は、互いに一体的に組立てら
れ、モータユニツト33を構成している。このモータユ
ニツト33は、第6図のゴムダンパ52およびブラケツ
ト51を介して自動2輪車のメインフレーム61に弾性
的に支持されており、たとえば、第1図のように、エン
ジンEと吸気装置62との間の空間に配設されている。
第5図の41は制御手段で、たとえばマイクロコンピユ
ータからなり、本来、エンジンの点火タイミングを制御
するものである。この制御手段41は、検知器42によ
り検知されたエンジンの回転数信号aと、ポテンシヨメ
ータ40が検知したモータ15の回転角度信号bとを入
力とし、エンジンの回転数の変化に応じて、モータ15
を回転させる駆動信号cを出力する。
17は開用ケーブル、18は閉用ケーブルで、プーリ1
6と2つの第1のレバー19,20とを連結するもので
ある。上記両ケーブル17,18は、それぞれ、ケーブ
ルアウタ17a,18aと,ケーブルインナ17b,1
8bとからなり、このインナ17b,18bの両端に円
柱形の係合部材34が固定されている。この係合部材3
4がレバー19,20の切欠部35またはプーリ16の
切欠部35に嵌め込まれて係合していることにより、ケ
ーブル17,18はプーリ16と第1のレバー19,2
0とを連結して、プーリ16の回転力を第1のレバー1
9,20に伝達する。
上記アウタ17a,18aの一端は、シリンダヘツド1
(第4図)に連結されたクランプ(固定部材)21に固
定されている。一方、アウタ17a,18aの他端は、
モータユニツト33に設けられた雌ねじ部(固定部材)
36に雄ねじ部37が螺合し、ナツト38によりモータ
ユニツト33に固定されている。
上記クランプ21および雌ねじ部36の軸方向Bは、そ
れぞれ、第1のレバー19,20およびプーリ16の接
線方向に設定されている。したがつて、ケーブル17,
18も上記レバー19,20およびプーリ16の接線方
向に導出されており、エンジンの上方から見たこの図に
おいて、プーリ16および19,20のほぼ接線方向に
延びている。一方、上記ケーブル17,18は、第6図
に示すように、上記クランプ21と雌ねじ部36の近く
では略直線状に延びる直線部分と、中間部では大きな曲
率半径Rでなめらかに曲がつている湾曲部分とを有して
いて、曲率半径の小さい変曲点を形成しないでかけ渡し
されている。
第5図の第1のレバー19,20は、互いに第1のロツ
ド22を介して連結されているとともに、それぞれ、第
2のロツド23,24を介して、第2のレバー25,2
6に連結され、その回転力が第2のレバー25,26に
伝達される。上記4つのレバー19,20,25,2
6,は、それぞれ、第4図のロータリバルブ10の軸部
10dにねじ固定され、この軸部10dの径方向に突出
している。なお、各ロツド22,23,(24)は、同
一構造で、球面すべり軸受50を介して、各レバー1
9,25(20),(26)に回転自在に支持されてい
る。
つぎに、上記構成の動作の一例について説明する。
まず、エンジンの回転速度が小さい低速時には、第5図
の各レバー19,20,25,26が図示の位置に保持
されて、第3図の補助排気通路9がロータリーバルブ1
0により閉止されている。このため、主排気通路7から
のみ排気Aがなされ、周知のように、全排気通路の断面
積が低速時に見合つた小さなものとなり、低速時の出力
の低下が防止される。
その後、エンジンの回転速度が所定速度になつたとき、
これを第5図の検知器42が検出して、回転数信号aが
制御手段41に出力される。一方、ポテンシヨメータ4
0からモータ15の回転角度信号bが制御手段41に入
力される。この両信号a,bに基づいて、制御手段41
からモータ15に駆動信号cが出力されて、モータ15
は所定角度回転し、プーリ16が回転する。この回転
で、インナ17bが矢印方向に引つ張られて、左側の第
1のレバー19が回転する。この回転により、第1のロ
ツド22を介して、右側の第1のレバー20が回転し、
インナ18bが矢印方向に引つ張られる。同時に、上記
第1のレバー19,20の回転にともなつて、第2のロ
ツド23,24を介して、第2のレバー25,26が回
転する。上記4つのレバー19,20,25,26の回
転により、4つの軸部10dが矢印方向に回転して、第
3図のロータリーバルブ10が約90°回転する。これ
により、補助排気通路9が主排気通路7に連通して、両
排気通路7,9から排気がなされる。したがつて、エン
ジンの回転速度が大きい高速時には、全排気通路の断面
積が高速時に見合つた大きなものとなり、周知のように
出力が向上する。
上記構成において、この考案は、第6図のように、ケー
ブル17,18が、クランプ21と雌ねじ部36との間
において、大きな曲率半径Rでなめらかに曲がつている
湾曲部分を有している。そのため、ケーブル17,18
には、曲線部が1つ存在するだけであるから、ケーブル
インナ17b,18bがケーブルアウタ17a,18a
(第5図)内で円滑に作動する。
勿論、プーリ16と第1のレバー19,20との距離に
誤差が生じた場合には、たとえば破線で示すように、ケ
ーブル17,18が小さく曲がるので、何ら調節を施す
ことなく上記誤差を許容し得る。
ところで、この実施例では、上記のように、テーブル1
7,18を軸部10dに平行な面内で曲げるとともに、
モータユニツト33を第1図のエンジンEと吸気装置6
2との間の空間に配設した。したがつて、狭い空間を有
効に利用できるので、自動2輪車の小型化を図り得る。
なお、上記実施例では、エンジンEの作動ガスとして排
気について説明したが、この考案は、作動ガスとして吸
気を制御するものであつても良い。その場合たとえばエ
アクリーナの吸気口の上流にバタフライ弁を設け、この
弁をエンジンの運転状態に応じて制御することなどが考
えられる。
ところで、上記実施例では駆動機としてモータ15を用
いているけれど、この考案では、上記駆動機を機械的な
ものとすることもできる。なお、機械的な駆動機として
は、図示しない、クランク軸に連結されたガバナの回転
により、クランク軸の回転速度が所定値以上になつたと
きに、鋼球が皿形の球面板の傾斜に沿つて移動する周知
の装置があり(前述の先行文献参照)、その回転軸をエ
ンジン本体の外部に突出させて、プーリ16に連結すれ
ば良い。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、2つの固定部
材間のケーブルが、当該固定部材の近くでは略直線状に
延びる直線部分と、中間部では大きな曲率半径でなめら
かに曲がつている湾曲部分とを有しているので、ケーブ
ルインナがアウタ内で円滑に作動する。また、回転軸と
プーリとの距離に誤差が生じた場合には、何ら調節を施
すことなく上記誤差を許容し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる自動2輪車の一部を示す側面
図、第2図はエンジン上部の縦断面図、第3図は第2図
のIII−III線断面図、第4図は第5図のIV−IV線断面
図、第5図は駆動装置の平面図、第6図は駆動装置の一
部を断面した側面図、第7図は従来例を示す駆動装置の
平面図である。 10…ロータリーバルブ(制御弁)、10d…軸部(回
転軸)、11…駆動装置、15…モータ(駆動機)、1
6…プーリ、17,18…ケーブル、17a,18a…
(ケーブル)アウタ、19,20…(第1の)レバー、
21…クランプ(固定部材)、36…雌ねじ部(固定部
材)、A…排気(作動ガス)、E…エンジン、B…軸方
向(接線方向)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 13/02 G 7049−3G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの作動ガスの制御弁を、エンジン
    の運転状態の変化に応じて駆動させる制御弁の駆動装置
    であって、駆動機と、この駆動機により回転されるプー
    リと、上記制御弁に設けられた回転軸と、この回転軸に
    固定支持されて、この回転軸の外方に突出するレバー
    と、上記プーリおよびレバーの接線方向に導出され上記
    プーリとレバーとを連結して、上記プーリの回転力を上
    記レバーに伝達するケーブルと、このケーブルのアウタ
    を固定支持し、その軸方向が上記接線方向に設定された
    一対の固定部材とを備え、上記2つの固定部材間にわた
    る上記ケーブルが、上記固定部材の近くでは略直線状に
    延びる直線部分と、中間部では大きな曲率半径でなめら
    かに曲がっている湾曲部分とを有することを特徴とする
    制御弁の駆動装置。
JP1987165017U 1987-10-27 1987-10-27 制御弁の駆動装置 Expired - Lifetime JPH0612225Y2 (ja)

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JPH0169144U JPH0169144U (ja) 1989-05-08
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